| 【発明の名称】 |
クーラーボックス |
| 【発明者】 |
【氏名】佐々木 雅也
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| 【要約】 |
【課題】容体部の損傷を有効に防止可能なクーラーボックスを提供する。
【解決手段】このクーラーボックスの脚部4は、略筒状部材を縦に半割りしたような形状の本体部21と、本体部21の下部に設けられた脚底部22とを有している。そして、この本体部21は、容体部1の四側面の下部四隅を内部に収納するようにして容体部1の四側面下部四隅に配置されている。本体部21は、ポリプロピレン樹脂やABS樹脂等からなる合成樹脂製の部材であって、容体部1の側面より外方に張り出すように膨らんで形成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】保冷のためのクーラーボックスであって、箱型の容体部と、前記容体部の上部に開閉可能に設けられた蓋部と、前記容体部の四側面下部四隅にそれぞれ脱着可能に取り付けられた脚部とを備えたクーラーボックス。 【請求項2】前記脚部は前記容体部周面より外方に張り出して形成されている、請求項1に記載のクーラーボックス。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、魚等を収納し保冷するクーラーボックスに関する。 【0002】 【従来の技術】従来のクーラーボックスは、箱形の容体部と、容体部上部に蝶番等によって開閉可能に設けられた蓋部と、容体部の底面に設けられた脚部とを有している。この容体部及び蓋部は内部にポリウレタン等の断熱材が充填されている。このクーラーボックスは、氷や保冷剤と共に魚等を容体部内に入れて使用される。この際、本体部及び蓋部が有する断熱効果により、内部の温度を低く保つことができ、内部に収納した魚等が保冷される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来のクーラーボックスの脚部は容体部の底面に形成されており、クーラーボックスを置いた際に容体の底面の損傷を防止することを主な目的としている。しかし、クーラーボックスは容体部の底面のみでなく側面、特に、容体部四側面下部四隅を損傷してしまう恐れも多く、これらの箇所の保護も必要である。また、クーラーボックスの脚部は容体部の底面に容体部と一体で設けられている。このため、運搬時や岩場等の障害物が多い場所でクーラーボックスを使用した際に脚部を破損ししてしまうと、クーラーボックス自体を買い直す必要があった。 【0004】本発明の課題は、容体部の損傷を有効に防止可能なクーラーボックスを提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】発明1のクーラーボックスは、保冷のためのクーラーボックスであって、箱型の容体部と、容体部の上部に開閉可能に設けられた蓋部と、容体部の四側面下部四隅にそれぞれ脱着可能に取り付けられた脚部とを備えている。この場合には、岩場等の障害物が多い場所でクーラーボックスを使用して容体部を障害物にぶつけてしまいそうになっても、容体部の四側面下部四隅に取り付けられた脚部が容体部の損傷を防止する。特に、脚部が運搬時に最も損傷しやすい容体部の四側面下部四隅を有効に保護する。また、容体部の四側面下部四隅の脚部を損傷してしまった場合には、この損傷した脚部を別途新しい脚部と交換可能である。この脚部は容体部の四側面下部四隅に取り付けられており容易に交換可能である。また、運搬時や使用時に損傷しやすい容体部の四側面下部四隅を保護できる。 【0006】発明2のクーラーボックスは、発明1のクーラーボックスであって、脚部は容体部周面より外方に張り出して形成されている。この場合には、容体部の周面より外方に突出した脚部の本体部が運搬時等において障害物に接触して、容体部自体の損傷を有効に抑える。特に、脚部は容体部の四側面下部四隅に取り付けられているので、容体部底面及び容体部側面の損傷を有効に防止できる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態について説明する。図1に示すように、クーラーボックスは、箱形の容体部1と、蝶番(図示せず)によって開閉可能なように容体部1の上部設けられている蓋部2と、蓋部2を容体部1に密閉し固定するフック3と、容体部1の四側面下部四隅にそれぞれ脱着可能に取り付けられた脚部4と、容体部1に回動可能に接続されているハンドル5とを有している。 【0008】フック3は容体部1及び蓋部2の双方に設けられたポリプロピレン製部材である。フック3は別個形成された後に容体部1及び蓋部2にはめ込み接着されて固定されている。また、ハンドル5は、容体部1の左側面1bと右側面1dにビス(図示せず)等を用いて固定され、容体部1の前側面1aから背側面1c方向に回動可能となっている。このハンドル5はユーザがクーラーボックスを持ち運ぶ場合に把持する部分である。 【0009】容体部1は、図2に示すように、内殻体11と外殻体12とを有している。内殻体11と外殻体12との間は中空となっており、この中空には発砲ポリウレタン樹脂等の発泡樹脂等からなる断熱材13が充填されている。内殻体11は、ポリプロピレン等の合成樹脂からなる部材であって、内部に魚等を収納可能な略直方体の空室部14を形成している。肉厚は全体にわたってほぼ等しく、上端部周縁にはフランジ(図示せず)が形成されている。一方、外殻体12もポリプロピレン等の合成樹脂からなる部材であり、容体部1の外周面を形成している。上端部には内殻体のフランジに係合可能な係合部(図示せず)が形成されており、内側に内殻部11をはめ込んだ状態で固定される。また、図2に示すように、容体部1の四側面の下部四隅には窪み部1e(図5参照)がそれぞれ形成されており、この窪み部1eにそれぞれ脚部4が脱着自在に固定されている。 【0010】脚部4は、図2〜図4に示すように、略筒状部材を縦に半割りしたような形状の本体部21と、本体部21の下部に設けられた脚底部22とを有している。本体部21は、容体部1の四側面の下部四隅を略筒状内部に収納するようにして容体部1の四側面下部四隅に配置されている。本体部21は、ポリプロピレン樹脂やABS樹脂等からなる合成樹脂製の部材であって、容体部1の側面より外方に張り出すように膨らんで形成されている。また、本体部21は先端がフック状に折れ曲がった3本の係止突起31を有しており、また、本体部21の一方の側縁には刃状に突出した係止刃32が設けられている。この係止突起31は、後に詳しく説明するように、容体部1の側面に形成されている係止孔51に挿入され係止され、係止刃32は容体部1の係止溝52に差し込まれて係止される。 【0011】図4に示すように、脚底部22は本体部21と一体成形された円盤状の部材であって、軸方向に貫通した複数のビス穴41を有している。なお、脚底部22の底面には必要に応じて滑止用のラバー部材等が張り付けられる。一方、容体部1の四側面下部四隅の一つである前側面1aと左側面1bとが形成する下部四隅には、図5及び図6に示すように、窪み部1eが形成されている。窪み部1eの前側面1a側には高さ方向に所定の間隔をあけて3つの係止孔51が形成されており、左側面1b側には高さ方向に形成された係止溝52が形成されている。また、窪み部1eの中には脚部4の本体部21及び脚底部22のビス穴41に合致する雌ねじ部53が形成されている。 【0012】この脚部4は以下のようにして容体部1の四側面下部四隅の所定の位置に取り外し可能に固定される。取り付ける場合には、脚部4の本体部21の底面部分21aを容体部1の窪み部1eにはめ込みながら、3本の係止突起31を係止孔51に差し込むとともに、係止刃32を係止溝52に差し込む。本体部21の底面側の所定の位置に脚底部22を配置し、ビス穴41からビスを差し込んで窪み部1eの雌ネジ部53に螺合させて脚部4を固定する。脚部4を取り外す場合はこの逆の手順で行えばよい。 【0013】このように構成されたクーラーボックスでは、岩場等の障害物が多い場所でクーラーボックスを使用して容体部1を障害物にぶつけてしまいそうになっても、容体部1の四側面下部四隅に取り付けられた脚部4が容体部1の損傷を防止する。特に、脚部4の本体部21は容体部1の周面より外方に張り出しており、容体部1の損傷を有効に防止する。また、脚部4を損傷してしまった場合には、この損傷した脚部4を別途新しい脚部4と交換可能である。 【0014】 【発明の効果】本発明にかかるクーラーボックスでは、容体部の四側面下部四隅に脚部が脱着可能に取り付けられているので、容体部の損傷を有効に防止できる。特に、容体部の側面より外方に膨らんだ脚部を用いた場合は、さらに容体部の損傷を有効に防止できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002439 【氏名又は名称】株式会社シマノ
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| 【出願日】 |
平成10年6月17日(1998.6.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100094145 【弁理士】 【氏名又は名称】小野 由己男 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−44(P2000−44A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月7日(2000.1.7) |
| 【出願番号】 |
特願平10−169670 |
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