| 【発明の名称】 |
5層構造の防曇性オレフィン系農業用フイルム |
| 【発明者】 |
【氏名】西片 晃
【氏名】中川 康弘
【氏名】和田 信明
【氏名】杉山 聡教
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| 【要約】 |
【課題】透明性、フイルム強度、防曇持続性の良好な5層構造の防曇性オレフィン系農業用フイルムを提供する。
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 5層構造の防曇性オレフィン系農業用フイルムにおいて、(A)メタロセン触媒系線状低密度ポリエチレンからなる層、(B)メタロセン触媒系線状低密度ポリエチレンおよび/またはチーグラー触媒系線状低密度ポリエチレンからなる樹脂成分100重量部に対し、無機系保温材を5〜30重量部配合してなる層、(C)酢酸ビニル含有量が10〜30重量%で、エチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする樹脂成分100重量部に対し、非イオン性界面活性剤からなる防曇剤を1.5〜7重量部配合してなる層、(D)酢酸ビニル含有量が5〜30重量%で、エチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする樹脂成分100重量部に対し、非イオン性界面活性剤からなる防曇剤を1〜5重量部配合してなる層、(E)酢酸ビニル含有量が3〜15重量%で、エチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする樹脂成分100重量部に対し、非イオン性界面活性剤からなる防曇剤を0.1〜2.5重量部配合してなる層の順序に積層されてなり、かつ、(C)層乃至(E)層の非イオン性界面活性剤からなる防曇剤の配合量が、(C)層≧(D)層>(E)層であり、(E)層の酢酸ビニル含有量は、(C)層および(D)層の酢酸ビニル含有量より5重量%以上少ないものであることを特徴とする5層構造の防曇性オレフィン系農業用フイルム。 【請求項2】 (A)層が農業用ハウスの外側面で、(E)層が農業用ハウスの内側面となるように展張されることを特徴とする請求項1記載の5層構造の防曇性オレフィン系農業用フイルム。 【請求項3】 上記(B)層が、メタロセン触媒系線状低密度ポリエチレン100重量部に、無機系保温材を15〜30重量部配合したことを特徴とする請求項1記載の5層構造の防曇性オレフィン系農業用フイルム。 【請求項4】 上記(C)層が、酢酸ビニル含有量が15〜30重量%で、エチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする樹脂成分100重量部に対し、無機系保温材を5〜15重量部と、非イオン性界面活性剤からなる防曇剤を3〜7重量部配合したことを特徴とする請求項1記載の5層構造の防曇性オレフィン系農業用フイルム。 【請求項5】 上記非イオン性界面活性剤からなる防曇剤が、多価アルコールと高級脂肪酸との部分エステルまたはこれらのアルキレンオキサイド付加物から選ばれた非イオン性界面活性剤であることを特徴とする請求項1または請求項4記載の5層構造の防曇性オレフィン系農業用フイルム。 【請求項6】 上記(C)乃至(E)層に、フッ素系界面活性剤からなる防霧剤を、樹脂成分100重量部に対し、0.01〜0.5重量部配合したことを特徴とする請求項1記載の5層構造の防曇性オレフィン系農業用フイルム。 【請求項7】 上記(A)層にブロッキング防止剤および帯電防止剤を配合したことを特徴とする特徴とする請求項1記載の5層構造の防曇性オレフィン系農業用フイルム。 【請求項8】 上記(E)層にブロッキング防止剤を配合したことを特徴とする特徴とする請求項1記載の5層構造の防曇性オレフィン系農業用フイルム。 【請求項9】 上記(E)層が、酢酸ビニル含有量が5〜20重量%のチレン−酢酸ビニル共重合体と高圧法低密度ポリエチレンからなる樹脂成分であり、かつ(E)層の酢酸ビニル含有量が3〜15重量%であことを特徴とする請求項1または請求項8記載の5層構造の防曇性オレフィン系農業用フイルム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ハウス栽培やトンネル栽培に使用される防曇性オレフィン系農業用フイルムに関するものである。更に詳しくは、透明性、フイルム強度、防曇持続性の良好な5層構造の防曇性オレフィン系農業用フイルムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、トンネル栽培、ハウス栽培などが盛んに行われるようになり、それに伴って農業用被覆資材の需要が増加している。この農業用被覆資材としては、現在、塩化ビニル系樹脂フイルムが主流であるが、ポリエチレンやエチレン−酢酸ビニル共重合体を主体としたオレフィン系樹脂フイルムも増加傾向にある。 【0003】なかでも、フイルム中に可塑剤を含まないオレフィン系樹脂フイルムは、長期の使用でも汚れが付きにくいが、フイルムの内側表面に付着した凝結水を栽培作物に滴下することなくフイルムの内側表面に沿って流れさせるいわゆる防曇性の持続が不十分であるので、その改良が望まれている。 【0004】農業用オレフィン系樹脂フイルムに使用されている非イオン性界面活性剤からなる防曇剤としては、多価アルコールと高級脂肪酸との部分エステル化合物またはこれらのアルキレンオキサイド付加物からなる防曇剤が従来より使用されている。これらの防曇剤はオレフィン系樹脂との相溶性が悪く、防曇効果が早期に失われてしまうため、シリカやハイドロタルサイト等の無機物の吸着性を利用し、その防曇持続を維持するものもあるが実際上の効果は少ないものであった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、透明性、フイルム強度、保温性および防曇持続性の良好な5層構造の防曇性オレフィン系農業用フイルムをを提供することを目的となされたものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、5層構造の防曇性オレフィン系農業用フイルムにおいて、(A)メタロセン触媒系線状低密度ポリエチレンからなる層、(B)メタロセン触媒系線状低密度ポリエチレンおよび/またはチーグラー触媒系線状低密度ポリエチレンからなる樹脂成分100重量部に対し、無機系保温材を5〜30重量部配合してなる層、(C)酢酸ビニル含有量が10〜30重量%で、エチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする樹脂成分100重量部に対し、非イオン性界面活性剤からなる防曇剤を1.5〜7重量部配合してなる層、(D)酢酸ビニル含有量が5〜30重量%で、エチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする樹脂成分100重量部に対し、非イオン性界面活性剤からなる防曇剤を1〜5重量部配合してなる層、(E)酢酸ビニル含有量が3〜15重量%で、エチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする樹脂成分100重量部に対し、非イオン性界面活性剤からなる防曇剤を0.1〜2.5重量部配合してなる層の順序に積層されてなり、かつ、(C)層乃至(E)層の非イオン性界面活性剤からなる防曇剤の配合量が、(C)層≧(D)層>(E)層であり、(E)層の酢酸ビニル含有量は、(C)層および(D)層の酢酸ビニル含有量より5重量%以上少ないものであることを特徴とする5層構造の防曇性オレフィン系農業用フイルムに存する。 【0007】上記の5層構造の防曇性オレフィン系農業用フイルムは、(A)層が農業用ハウスの外側面で、(E)層が農業用ハウスの内側面となるように展張され、耐汚れ性、長期の防曇持続性、保温性およびフイルム強度に優れた農業用フイルムである。 【0008】また、上記(C)乃至(E)層に、フッ素系界面活性剤からなる防霧剤を、樹脂成分100重量部に対し、0.01〜0.5重量部配合することにより農業用ハウスのフイルム内面近傍における霧の発生を防止することが可能となる。 【0009】上記(A)層に無機化合物からなるブロッキング防止剤および/または帯電防止剤を、(E)層に無機化合物からなるブロッキング防止剤を、配合することによりロール状フイルムの開反や農業用ハウスに展張されたフイルムの巻き挙げ、巻き戻しの作業が容易となる。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明で用いられるメタロセン触媒系線状低密度ポリエチレン樹脂は、特開平6−9724号公報、特開平6−136195号公報、特開平6−207057号公報などに記載されているメタロセン系触媒成分を含む、いわゆるメタロセン系オレフィン重合用触媒の存在下にエチレンと炭素数4〜12のα−オレフィンとを、重合して得られる共重合体で、その密度が0.900〜0.935g/cm3 、メルトフローレート(MFR)0.3〜3g/10分の範囲のものであり、具体的には、三井化学社製のエボリューSP2020、エボリューSP1520、エボリューSP2520などを挙げることができる。 【0011】本発明で用いられるチーグラー触媒系線状低密度ポリエチレン樹脂は、チーグラー触媒の存在下にエチレンと炭素数4〜12のα−オレフィンとを、重合して得られる共重合体で、その密度が0.900〜0.940g/cm3 、メルトフローレート(MFR)0.3〜3g/10分の範囲のものであり、具体的には、日本ユニカー社製のタフセンTUF−2050、タフセンTUF−2032、タフセンTUF−2060、出光石油化学社製のモアテック0134、モアテック0138、モアテック0144、三井化学社製のウルトゼックス1520L、ウルトゼックス1022L、ウルトゼックス2520などを挙げることができる。 【0012】本発明の(A)層には、上記のメタロセン触媒系線状低密度ポリエチレン樹脂が用いられ、フイルムの強度および耐汚れ性を付与することが可能となる。この層には、帯電防止剤やブロッキング防止剤を配合することが好ましい。ロール状のフイルムを巻き戻しする場合の作業性を向上することができる。この帯電防止剤としては、N,N−ビス(2−ハイドロオキシエチル)アルキルアミン型、グリセリンモノエステル型、高級アルコール硫酸エステル塩型などを、ブロッキング防止剤としては、ケイソウ土、シリカ、タルクなどを挙げることができる。 【0013】また、(B)層には、上記のメタロセン触媒系線状低密度ポリエチレン樹脂および/またはチーグラー触媒系線状低密度ポリエチレン樹脂が用いられ、これらの樹脂成分100重量部に対し、無機系保温材を5〜30重量部、好ましくは15〜25重量部配合され、フイルムの保温性を向上させる。この層の樹脂が上記の樹脂以外のオレフィン系樹脂であると、(C)層に配合される防曇剤が移行し、無機系保温材に吸着され、フイルム内面の防曇性付与に有効に利用されなくなり、防曇持続性が劣るようになる。この層への無機系保温材の配合量が5重量部未満であると、保温性の効果がすくなくなり、また、30重量部を超えると透明性が劣るようになる。 【0014】(C)層は、酢酸ビニル含有量が5〜30重量%、好ましくは15〜25重量%で、エチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする樹脂成分100重量部に対し、非イオン性界面活性剤からなる防曇剤を1.5〜7重量部、好ましくは3〜6重量部と配合される。この層に、防曇剤を4重量部以上配合する場合、無機系保温材を12重量以下の量を配合するのが好ましい。多量の防曇剤を吸着作用でフイルム内面への多量のブリードを防ぐと共に防曇持続性と、保温性を向上させる効果もある。 【0015】(D)層は、酢酸ビニル含有量が5〜30重量%、好ましくは15〜25重量%で、エチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする樹脂成分100重量部に対し、非イオン性界面活性剤からなる防曇剤を1〜5重量部、好ましくは2〜4.5重量部と配合される。この層に、防曇剤が3.5重量部を超える量を配合配合する場合、無機系保温材を8重量部以下の量を配合するのが好ましい。多量の防曇剤を吸着作用でフイルム内面への多量のブリードを防ぐと共に防曇持続性と、保温性を向上させる効果もある。 【0016】さらに、(E)層は、酢酸ビニル含有量が3〜20重量%、好ましくは3〜10重量%で、エチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする樹脂成分100重量部に対し、非イオン性界面活性剤からなる防曇剤を0.1〜2.5重量部、好ましくは0.5〜2重量部配合される。この防曇剤の配合量が2.5重量部を超えると、フイルム内面へのブリードによりフイルムの透明性を阻害したり、フイルムがべたつき、ハウスに展張した場合の内面がきれいに濡れないなどの現象が発生し好ましくない。 【0017】特に、(E)層は、酢酸ビニル含有量が5〜20重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体と高圧法低密度ポリエチレンからなる樹脂成分とされ、(E)層の酢酸ビニル含有量が3〜15重量%とすることも可能である。(E)層の酢酸ビニル含有量が3重量%未満であると、防曇剤の保持性が悪く持続性が損なわれ、この量が15重量%をこえると、フイルムがべたついたり、ハウスを構成するパイプとブロッキング現象を生じて好ましくない。この高圧法低密度ポリエチレンは、重合圧力1000〜3500kg/cm2、反応温度200〜300℃の範囲でエチレンモノマーと触媒とを反応させて得られる分岐状ポリエチレンであり、密度が0.91〜0.93g/cm3 、メルトフローレート(MFR)0.3〜3g/10分の範囲のものが好ましい。 【0018】上記の各層に用いられる非イオン性界面活性剤からなる防曇剤としては、ソルビタン、グリセリン、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールなどから選ばれた多価アルコール単独あるいは縮合物などの多価アルコールと高級脂肪酸との部分エステルおよびこの部分エステルのアルキレンオキサイド付加物などが使用され、具体的には、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノパルミテート、グリセリンモノステアレート、ジグリセリンセスキステアレート、ゾルビタン・プロピレングリコールの縮合物のモノステアレート、ソルビタン・グリセリンの縮合物のモノおよびジステアレートなどが挙げられる。また、上記の防曇剤の他に、ジエタノールアルキルアミンや直鎖パラフィンのスルホン酸金属塩などの他の界面活性剤を併用することもできる。 【0019】本発明において用いられる無機系保温剤としては、酸化物、水酸化物、炭酸塩、ケイ酸塩やその複合物などが挙げられる。具体的には、タルク、ハイドロタルサイト類、マイカ、ゼオライト、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、リチウム・アルミニウム複合水酸化物塩、リン酸ジルコニウム、リチウム・マグネシウム・アルミニウム複合水酸化物縮合珪酸塩などが挙げられる。これらは、1種または2種以上を組み合わせて使用することができる。これらの無機充填材の大きさは、0.01〜10μm、好ましくは0.1〜5μm程度である。 【0020】さらに、本発明の防曇性オレフィン系樹脂積層フイルムの各樹脂層には、従来より慣用されている他の添加剤、例えば無機充填材、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光安定剤等を配合することができる。 【0021】紫外線吸収剤としては、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系;2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−メチル−5’−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−tert−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系の他、サルチル酸系のものが挙げられる。 【0022】ヒンダードアミン系光安定剤としては、特開平1−197543号公報や特開平2−30529号公報に記載されているものを挙げることができ、具体的な市販の化合物を例示すれば、TINUVIN770,TINUVIN780,TINUVIN144,TINUVIN622LD,CHIMASSORB944(以上、チバガイギー社製)、MARK LA−57,MARK LA−62,MARK LA−63,MARK LA−67,MARK LA−68(以上、旭電化社製)等が挙げられる。 【0023】これらの添加剤以外に、所望に応じ各種添加剤、例えば滑剤、熱安定剤、酸化防止剤、着色剤などを含ませることができる。滑剤としては、ポリエチレンワックス、脂肪酸アミド、ステアリン酸などが挙げられ、熱安定剤、酸化防止剤としては、カルボン酸の金属塩、フェノール系抗酸化剤や有機亜リン酸エステルのようなキレーターなどが挙げられる。 【0024】本発明のオレフィン系樹脂積層フイルムを作成するには、基材樹脂に各種添加剤をそれぞれ所定の割合で配合し、混練して樹脂組成物を調整したのち、5層共押出インフレーション成形により積層フイルムとすることができる。かかるフイルムは、透明、梨地あるいは半梨地でもよく、フイルムの厚さは、あまり薄いと強度が不十分となるので好ましくなく、逆に厚すぎるとフイルム化作業その他に不便をきたすので、一般には0.04〜0.3mm、好ましくは0.05〜0.2mmの範囲で選ばれる。 【0025】 【発明の効果】本発明の5層構造の防曇性オレフィン系農業用フイルムは、透明性、フイルム強度、保温性および防曇持続性などの性能が優れており、温室ハウス栽培やトンネル栽培の被覆材として好適に用いられる。 【0026】 【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。なお、各例中における物性の評価は以下に示す方法によっておこなったものである。 【0027】フイルムの強度:得られた各フイルムの縦方向の破断点伸びを引っ張り試験(JIS K6783に準拠)によって測定し、次の評価基準で良否を判定した。 ◎: 3.0kg/mm2 以上○: 2.5kg/mm2 以上、3.0kg/mm2 未満△: 2.0kg/mm2 以上、2.5kg/mm2 未満×: 2.0kg/mm2 未満【0028】フイルムの透明性:得られた各フイルムをスガ試験機社製ヘーズコンピューターでヘーズ値を測定し、次の評価基準で良否を判定した。 ○: 15%未満△: 15%以上、20%未満×: 20%以上【0029】防曇持続性:気温10℃の恒温室内で、水温40℃の水槽上に傾斜を持たせた枠に各フイルムを張り付け、フイルム裏面に水滴が付着し流れる様子を観察する。防曇持続性の評価は、2週間後に水滴が流れている部分の面積を測定し良否を判定した。 ○: 80%以上の面積で流れている。 △: 40%以上、80%未満の面積で流れている。 ×: 40%未満の面積で流れている。 【0030】ベタツキ、融着性:得られた各フイルムを長さ20cm、幅5cmに切り取り、それを水温40℃の水槽上に被せて水分を付着させた後、直径1cmのガラス棒に巻き付けたものを70℃のオーブンで12時間乾燥させる。その後、巻き付けたフイルムを巻き戻す時の荷重測定し良否を判定した。 ○: 20g未満×: 20g以上【0031】保温性:得られた各フイルムを赤外線分光光度計で、各波長ごとの吸収を求め、ブランクの放射法則で得られる輻射エネルギーを重みづけした値と、元の値との比をフイルムの保温指数として求め良否を判定した。 ○: 70%以上△: 50%以上、70%未満×: 50%未満【0032】ペレットの作成。 表1および表2に示す各成分を配合し、押出機によりペレットを作成した。なお、使用した各成分は、以下のとおりである。 SP−2520:三井化学社製、メタロセン触媒系線状低密度ポリエチレン樹脂、密度0.925g/cm3 、MFR1.8g/10分TUF−2032:日本ユニカー社製、チグラー触媒系線状低密度ポリエチレン樹脂、密度0.923g/cm3 、MFR1.0g/10分NUC−8133:日本ユニカー社製、高圧法低密度ポリエチレン、密度0.923g/cm3 、MFR1.5g/10分NUC−3250:日本ユニカー社製、酢酸ビニル単位含有量5重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体NUC−3753:日本ユニカー社製、酢酸ビニル単位含有量15重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体NUC−3888:日本ユニカー社製、酢酸ビニル単位含有量20重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体耐候剤:チバスペシャリティー社製、ヒンダードアミン系光安定剤保温剤:富士化学工業社製、リチウム・マグネシウム・アルミニウム複合水酸化物の縮合ケイ酸塩防曇剤1:理研ビタミン社製、ソルビタン脂肪酸エステルおよび丸菱油化工業社製、ジグリセリン脂肪酸エステルの2種の重量比、2:1の混合品防曇剤2:理研ビタミン社製、ソルビタン脂肪酸エステルおよび丸菱油化工業社製、ジグリセリン脂肪酸エステルの2種の重量比、1:2の混合品防霧剤:ダイキン工業社製、フッ素系界面活性剤『DS−403』 【0033】 【表1】
【0034】 【表2】
【0035】実施例1〜2、比較例1〜12(5層構造の防曇性オレフィン系農業用フイルムの製造)5層インフレーション成形機として、口径1300mmφの5層ダイを用い、各層の押出機に表1乃至表2に示したペレットを供給し、ダイス温度180℃、ブロー比2.0、引取速度15m/分、折径400cm幅、厚さ100μmの5層構造の防曇性オレフィン系農業用フイルムを表3乃至表4に示す構成で製造し、3インチ紙管に100m巻き取った。各フイルムの物性評価については、表3に示した。 【0036】 【表3】
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| 【出願人】 |
【識別番号】000106726 【氏名又は名称】シーアイ化成株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年6月16日(1999.6.16) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−354426(P2000−354426A) |
| 【公開日】 |
平成12年12月26日(2000.12.26) |
| 【出願番号】 |
特願平11−169344 |
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