| 【発明の名称】 |
鉢上げ方法および鉢上げ装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 貞夫
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 育苗容器2のポット5に予め土を供給し、該育苗容器2をハウス46にて走行可能な移送台4の移送手段3に供給し、移送したポット5の土上面に移植用窪み6を形成し、該移植用窪み6に手作業で苗箱より取出した苗を移植し、移植済の育苗容器2をハウス46の奥側より順に並べる鉢上げ方法。 【請求項2】 請求項1において、一列育苗容器2を並べると、前記移送台4を一列分走行させて育苗容器2を並べる鉢上げ方法。 【請求項3】 ポット5に予め土を供給した育苗容器2を移送する移送手段3を有する移送台4に、上下してポット5内の土上面に移植用窪み6を形成する窪み形成突起28を有する穴開け装置7と、該穴開け装置7の移送方向前側には移動中の育苗容器2の前記移植用窪み6に手作業で苗箱より取出した苗を移植する移植部12とを夫々設け、前記移送台4は走行可能に構成した鉢上げ装置。 【請求項4】 請求項3において、前記移送台4には所定間隔おいて複数の支脚47を設け、各支脚47の一部または全部に走行車輪48を設けて走行可能に構成した鉢上げ装置。 【請求項5】 牽引用走行車55によりポット5に予め土を供給した育苗容器2を運搬し、該牽引用走行車55の運搬中の育苗容器2を、前記牽引用走行車55が牽引走行する移送台4の移送手段3に供給し、移送した前記ポット5の土上面に移植用窪み6を形成し、該移植用窪み6に手作業で苗箱より取出した苗を移植し、移植済の育苗容器2をハウス46の奥側より順に並べる鉢上げ方法。 【請求項6】 請求項1または請求項2または請求項5において、台車51またはフォークリフト77または軽トラック78によりポット5に予め土を供給した育苗容器2を補給するようにした鉢上げ方法。 【請求項7】 ポット5に予め土を供給した育苗容器2を移送する移送手段3を有する移送台4に、上下してポット5内の土上面に移植用窪み6を形成する窪み形成突起28を有する穴開け装置7を設け、該穴開け装置7の前側に、移動中の育苗容器2の移植用窪み6に手作業で苗箱より取出した苗を移植する移植部12を設け、前記移送台4は走行可能に構成すると共に、前記移送台4には該移送台4を牽引して走行させうる牽引用走行車55を接続した鉢上げ装置。 【請求項8】 請求項7において、前記移送台4は、所定間隔おいて複数の支脚47を設け、各支脚47の一部または全部に走行車輪48を設けて走行可能に構成した鉢上げ装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、育苗容器に苗を移植し、移植した育苗容器をハウス等の載置場に並べる鉢上げ方法および鉢上げ装置に係るものである。 【0002】 【従来技術】従来公報番号は不知であるが、ポットに苗を移植する移植装置は公知である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、単にポットに苗を移植するだけであるので、その後の運搬等の作業が大変であるという課題がある。本発明は、移植から並べ作業まで連続して、容易にできるようにしたものである。 【0004】 【発明の目的】移植から並べ作業の連続化、作業効率の向上、コストダウン。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、育苗容器2のポット5に予め土を供給し、該育苗容器2をハウス46にて走行可能な移送台4の移送手段3に供給し、移送したポット5の土上面に移植用窪み6を形成し、該移植用窪み6に手作業で苗箱より取出した苗を移植し、移植済の育苗容器2をハウス46の奥側より順に並べる鉢上げ方法としたものである。本発明は、一列育苗容器2を並べると、前記移送台4を一列分走行させて育苗容器2を並べる鉢上げ方法としたものである。本発明は、ポット5に予め土を供給した育苗容器2を移送する移送手段3を有する移送台4に、上下してポット5内の土上面に移植用窪み6を形成する窪み形成突起28を有する穴開け装置7と、該穴開け装置7の移送方向前側には移動中の育苗容器2の前記移植用窪み6に手作業で苗箱より取出した苗を移植する移植部12とを夫々設け、前記移送台4は走行可能に構成した鉢上げ装置としたものである。本発明は、前記移送台4には所定間隔おいて複数の支脚47を設け、各支脚47の一部または全部に走行車輪48を設けて走行可能に構成した鉢上げ装置としたものである。本発明は、牽引用走行車55によりポット5に予め土を供給した育苗容器2を運搬し、該牽引用走行車55の運搬中の育苗容器2を、前記牽引用走行車55が牽引走行する移送台4の移送手段3に供給し、移送した前記ポット5の土上面に移植用窪み6を形成し、該移植用窪み6に手作業で苗箱より取出した苗を移植し、移植済の育苗容器2をハウス46の奥側より順に並べる鉢上げ方法としたものである。本発明は、台車51またはフォークリフト77または軽トラック78によりポット5に予め土を供給した育苗容器2を補給するようにした鉢上げ方法としたものである。本発明は、ポット5に予め土を供給した育苗容器2を移送する移送手段3を有する移送台4に、上下してポット5内の土上面に移植用窪み6を形成する窪み形成突起28を有する穴開け装置7を設け、該穴開け装置7の前側に、移動中の育苗容器2の移植用窪み6に手作業で苗箱より取出した苗を移植する移植部12を設け、前記移送台4は走行可能に構成すると共に、前記移送台4には該移送台4を牽引して走行させうる牽引用走行車55を接続した鉢上げ装置としたものである。本発明は、前記移送台4は、所定間隔おいて複数の支脚47を設け、各支脚47の一部または全部に走行車輪48を設けて走行可能に構成した鉢上げ装置としたものである。 【0006】 【実施例】図により本発明の一実施例を説明すると、1は鉢上げ装置1であり、育苗容器2を始端部から終端部へ向けて移送する移送手段3を設けた移送台4に、育苗容器2のポット5内に供給した土の上面に移植用窪み6を形成する穴開け装置7と、ポット5の土の窪み移植用窪み6に苗箱10から苗11を移植する移植部12を設けて構成する。前記育苗容器2はPT(ピーテー)トレー(ポット用トレー)と呼ばれる枠体13の各枡14にビニポットと呼ばれるポット5を装着して構成しているが、ポット5を装着できればよい。前記移送台4の移送手段3は、その構成は任意であり、移送ベルトまたは移送ロール等により適宜構成する。前記移送台4の始端部上方位置には、枠体供給用の傾斜部15を設け、手作業または任意の装置により枠体13を移送手段3に供給する。この場合、傾斜部15は要件ではなく、延長フレーム等により着脱自在に取付けてもよい。 【0007】前記傾斜部15の移送方向前側には、前記穴開け装置7を設ける。穴開け装置7は、フレーム16の上方に支持フレーム17を設け、支持フレーム17には取付部材18を上下自在に取付け、取付部材18の所望位置には縦方向にラック溝19を設け、ラック溝19にピニオンギヤ20を噛み合わせ、ピニオンギヤ20はハンドル21の軸22により回転させる。前記取付部材18はハンドル21により高さ位置を調節後は位置不動になって穴開け作業をするので、これにより初期高さを設定する。取付部材18には縦の上下移動軸部材23を設け、上下移動軸部材23にはラック溝24を設け、ラック溝24にピニオンギヤ25を噛み合わせ、ピニオンギヤ25は取付部材18に設けた窪み用モータ26の出力軸に固定する。上下移動軸部材23の下部には上下移動体27を取付け、上下移動体27には前記ポット5内に下降して土に窪み移植用窪み6を形成する窪み形成突起28を設ける。窪み形成突起28は取付体29に前記枠体13の枡14の数および配置に対応させて複数取付け、前記窪み形成突起28はポット5の中心に位置するように、ポット5の大きさにより取付体29ごと複数種類用意して選択使用するために着脱交換する。 【0008】そして、穴開け装置7は前記窪み形成突起28と該窪み形成突起28の上下機構により構成する穴形成部30を有し、穴形成部30の下方に振動付与部31を設ける。振動付与部31は前記育苗容器2を載置するテーブル32に枠体33を取付け、枠体33に振動付与モータ34を取付け、枠体33は防振体35を介して取付枠36に取付け、取付枠36をフレーム16に取付ける。振動付与モータ34はその出力軸37に偏心させて回転体38を取付け、回転体38を回転させて微振動させる。この場合、振動の程度によっては出力軸37の回転を増速させる伝達機構Lを設けて、伝達機構Lに前記回転体38を設けて更に高速回転させて微振動させることもできるようにすると、いかなる場合にも対応できて好適である。振動付与部31はテーブル32を穴開け装置7に設けた無端搬送ベルト39のうち上側のベルトの下方に位置させ、無端搬送ベルト39により搬送された育苗容器2を所定位置に停止させ、振動付与部31と穴形成部30を作動させ、窪み移植用窪み6の形成完了すると、再び無端搬送ベルト39を回転させて前方に搬送する。移送台4には検知手段40を設け、振動付与部31と穴形成部30の作動中に検知手段40が育苗容器2を検知すると、穴開け装置7の手前側(上手側)の移送手段3を停止させて、連続作業状態を制御する。 【0009】しかして、育苗容器2の所定位置における停止は、穴形成部30の前端位置に設けた検知手段41により検出し、検知手段41が検知すると、移送台4を停止させ、これにより窪み用モータ26に通電して窪み形成突起28を下降させ、窪み形成突起28を所定位置に下降させると、下センサ42により検知して窪み形成突起28を上動させ、これを上センサ43が検知すると、窪み用モータ26を停止させると共に、無端搬送ベルト39を作動させて育苗容器2を送出し、この先行育苗容器2の後に隙間を開けて無端搬送ベルト39に乗り移った育苗容器2の先端が検知手段41に至ると、無端搬送ベルト39を停止させ、前記作業を反復する。なお、前記41の位置は育苗容器2の長さによって位置調節可能に構成している。しかして、穴開け装置7の前側に前記移植部12を設ける。移植部12は移送台4の一側に任意の苗箱(セルトレイ等を含む)苗箱10を載置する苗箱載置台44を設け、苗箱載置台44の苗箱苗箱10より取出した苗苗11を移植する。したがって、苗箱載置台44は移送台4の他側にいる作業者が苗苗11を取り易いように、移送台4側を低く離れるに従い高くなるように傾斜させている。 【0010】苗箱載置台44は、1台または複数育苗容器2の移送方向に並設し、単独での作業のみならず、複数作業者による移植作業によって作業能率を向上させる。しかして、移植部12の前側には延長コンベア部45を設ける。延長コンベア部45は後述する育苗容器2をハウス46に並べるときに、育苗容器2を落下させずに移送しておく作用を期待し、所定長さに形成する。しかして、前記移送台4は、前記移送手段3等の構成は任意であるが、全体を走行可能に構成し、移送台4に設けた穴開け装置7と移植部12によって鉢上げ装置1を自走式に構成する。即ち、移送台4には、所定間隔おいて複数の支脚47を設け、各支脚47には走行車輪48を設けて走行可能に構成している。したがって、鉢上げ装置1は、ハウス46内を走行移動させ、走行中あるいは停止状態で育苗容器2に移植し、移植済の育苗容器2を走行中あるいは停止状態でハウス46内に並べて育苗する。この場合、鉢上げ装置1はハウス46内の左右中央を奥側より入口側に走行し、奥側よりハウス46の入口側に順に育苗容器2を並べる(育苗容器2の移送方向は入口側から奥側であり、移送方向と走行方向とは反対になる)。 【0011】このとき、ハウス46内の入口近傍に予めポット5への土供給済の予備育苗容器2の一時保管場所50を設けておくと、培土の温度を上昇させることができ、その後の育苗を良好にする。また、前記一時保管場所50は、育苗容器2の並べ作業の終わり頃には、撤去して、ここにも並べる。前記ハウス46内は、床面を土に形成して前記移植済育苗容器2を直接載置したり、また、網等によりテーブルを形成したベンチ(ベット)を設け、ベンチに載置してもよい。実施例の鉢上げ装置1は、ハウス46の奥側で移植作業を行い、一列並べると、一列分穴開け装置7の部分の移送台4を作業者が牽引して全体を走行させて停止させ、また、移植作業をして並べ、これを入口まで反復する。なお、図示は省略するが、移送台4の移送手段3および穴開け装置7はハウス46外の電源あるいはハウス46内の発電機から電力の供給を受けて作動させる。 【0012】しかして、移植後の育苗容器2は、苗があるので積み重ねることができず、運搬が面倒であるが、単に土を供給した予備育苗容器2であれば上下に積み重ねても運搬可能であり、手作業で走行させる台車51に段積した予備育苗容器2を載置して、この台車51は鉢上げ装置1の後側(入口側)を走行させて順次移送台4の移送手段3に供給する。しかして、図9は、他の実施例であり、前記移送台4の始端部に牽引用走行車55を接続する。前記牽引用走行車55は、機体フレーム56の下方に走行装置57を設ける。走行装置57は左右一対のクローラ58を有し、各クローラ58はミッションケース59の車軸60に設けた駆動輪61により駆動する。ミッションケース59には油圧式無段変速装置62を設け、該油圧式無段変速装置62に電動モータ63の回転を入力する。電動モータ63は発電機またはハウス46外の電源から供給される電力により回転する。前記機体フレーム56の上方位置には載置台64を設ける。載置台64は、全面略平坦面に形成し、予めポットに土を供給した育苗容器2を上下に段積して用意する。 【0013】しかして、前記電動モータ63およびミッションケース59は前記載置台64の下方に設け、これらの上方の載置台64には開口部を設け、該開口部は蓋65により閉塞し、蓋65を開けると、電動モータ63およびミッションケース59の伝動系のメンテナンスを行える。載置台64の何れか一側には操作部66を設ける。操作部66は、前記載置台64に設けた台部67の上面側に向きを変更し得るように取付け、作業によって載置台64の向きを変更して操作性と作業性を向上させる。実施例では、台部67の上面と操作部66の下面の間に放射状に溝を形成した台座68を夫々設けて噛み合わせ、かつ、操作レバー69によりロックとアンロックにするロック装置70を設ける。前記操作部66には、ミッションケース59のサイドクラッチの操作レバー71や油圧式無段変速装置62の操作レバー72を設ける外、前記台部67には供給された電力を供給する複数のコンセント73を設け、該コンセント73より前記移送台4および穴開け装置7のプラグを接続することもある。74は操作部66に設けた案内ガイドである。また、前記載置台ミッションケース59の左右両側には、折り畳み可能な補助台75を設け、ハウス46等の入口の狭い場所への侵入走行を容易にしている。この場合、補助台75は上方回動または下方回動させて折り畳むようにする。 【0014】前記牽引用走行車55は、油圧式無段変速装置62により微速走行可能に構成し、一例として、時速0〜45mとし、並列(敷設)作業のときは分速0.2m程度で走行可能に構成し、牽引用走行車55により鉢上げ装置1を牽引中に、鉢上げ装置1で移植作業を行い、ハウス46の奥側より順に並べる。なお、作業人数によって、牽引用走行車55は、一列並べると、一列分鉢上げ装置1を牽引するように間欠(断続)走行させて、移植作業と並列作業を行ってもよく、作業形態は任意である。しかして、前記牽引用走行車55への予備育苗容器2の供給は、ハウス46の近傍で土入れ作業しているときは手作業で走行させる台車51により運搬して牽引用走行車55へ載せ替えて供給する。また、パレット76に予備育苗容器2を段積してフォークリフト77により運搬すると、作業が容易になる。また、ハウス46と土入れ作業場所とが離れているときは、軽トラック78により運搬する。この場合、前記フォークリフト77と軽トラック78は直接ハウス46に乗り入れるが、乗り入れられないときは、前記台車51を使用したり、また、牽引用走行車55を入口に戻すこともある。 【0015】しかして、土を供給した移植前の予備育苗容器2は、上下に段積するとき、前後左右にずらして、枠体13の枡14の交差部分に上の枠体13の枡14の底が重合するようにして重ねて段積する。即ち、育苗容器2は、枠体13の枡14にポット5を嵌合させ、このポット5に土を供給するが、そのまま、上下に重ねると、上の段の枡14の底がポット5の土上面を押して固めてしまうので、これを避けるのに、前後左右に枡14の半個分ずらして、枠体13の枡14の交差部分に上の枠体13の枡14の底を重合させる。したがって、穴開け装置7による穴開けが美麗に確実に行える。 【0016】 【作用】次に作用を述べる。 (全体作業)予め枠体13の全ての枡14にポット5が装着された育苗容器2に任意の方法手段により土を供給し、この予備を育苗容器2を所定場所に用意しておく。この場合、土を供給した移植前の予備育苗容器2は、上下に段積するとき、枡14の半個分前後左右にずらして、枠体13の枡14の交差部分に上の枠体13の枡14の底を重合させて段積しているから、段積することによって、上の育苗容器2の重量によって下の育苗容器2のポット5の土を押し固めるのを防止できる。しかして、ポット5内に供給した土の上面に移植用窪み6を形成する穴開け装置7と、ポット5の土の移植用窪み6に苗箱10から苗11を移植する移植部12を設けた移送台4は、所定間隔おいて複数の支脚47を設け、各支脚47には走行車輪48を設けて走行可能に構成しているから、穴開け装置7と移植部12と移送台4とによって構成する鉢上げ装置1は自走式となる。 【0017】そこで、移植部12を前側(奥側)に穴開け装置7を後側(入口側)となるように、鉢上げ装置1を走行させて、ハウス46内の最奥部分の左右中央に搬入する。この状態で、移送台4の移送手段3に土を供給した移植前の予備育苗容器2を供給すると、移送手段3により移送された予備育苗容器2は穴開け装置7の下方に至り下降する窪み形成突起28により移植用窪み6が形成される。各ポット5の土に移植用窪み6が形成された予備育苗容器2は、移植部12に至り、作業者は、移送手段3の向こう側にある苗箱載置台44の苗箱10の苗11を、移動中の育苗容器2の各ポット5の移植用窪み6に上方から挿入して移植する。 【0018】しかして、移植部12の前側の移送手段3には所定長さの延長コンベア部45を設けているから、移植済の育苗容器2は延長コンベア部45上に移送されている間に作業者がこれを取出し、この移植済の育苗容器2を任意の方法手段によりハウス46の床面またはベンチに並べる。このように、鉢上げ装置1により予備育苗容器2への移植作業を行って、これに並行して鉢上げ装置1の左右両側に夫々一列並べると、次ぎに、一列分穴開け装置7の部分の移送台4を作業者が牽引して鉢上げ装置1全体をハウス46の入口側へ前進走行させて停止させ、また、移植作業と並べ作業を行い、これを入口まで反復すると、ハウス46内に育苗容器2を並べることができる。しかして、移植後の育苗容器2は、苗があるので積み重ねることができず、運搬が面倒であるが、単に土を供給した予備育苗容器2であれば上下に積み重ねて運搬可能であり、段積した予備育苗容器2を載置した手押し走行させる台車51を、鉢上げ装置1の後側(入口側)を走行させているから、台車51から順次移送台4の移送手段3に供給するだけで、移植後の育苗容器2をハウス46内に並べることができる。 【0019】したがって、運搬の面倒な移植後の育苗容器2の運搬作業は、移送手段3の延長コンベア部45と載置場所の間だけであるから、積み重ねできない移植後の育苗容器2の重量物の運搬距離および作業を短く減少でき、鉢上げ作業全般を頗る容易にし、作業効率を向上させる。また、移植直後に、並べることができるので、育苗管理も容易になって、苗の成長を良好にし、商品価値を向上させる。なお、前記作業形態は、一列ごとに鉢上げ装置1を間欠走行させているが、微速で連続走行させても勿論作業は可能であり、実施例の作業形態に限定されない。しかして、図9以下の他の実施例では、移送台4の始端部に動力走行する牽引用走行車55を接続しているから、前記移送台4の前進は、牽引用走行車55によって行え、鉢上げ装置1の手押し走行作業を省略でき、作業効率を向上させる。 【0020】この場合、牽引用走行車55は、機体フレーム56の下方に走行装置57を設け、機体フレーム56の上方位置には全面略平坦面に形成した載置台64を設けているから、載置台64には、予めポットに土を供給した予備育苗容器2を上下に段積して走行させることができ、前記台車51に比し、多くの予備育苗容器2を載せて走行可能であり、作業効率を向上させる。しかして、牽引用走行車55は、油圧式無段変速装置62により一例として分速0.2m程度微速走行可能に構成しているから、連続走行しながらの並べ作業を容易にでき、作業効率および作業性を向上させる。しかして、牽引用走行車55への予備育苗容器2の補給は作業で走行させる台車51により運搬して牽引用走行車55へ載せ替えてするから、ハウス46の近傍で土入れ作業しているときは作業を簡単に効率よくできる。また、パレットパレット76に予備育苗容器2を段積してフォークリフトフォークリフト77により運搬することもできるから、ハウス46から少し離れた場所での土入れ作業をしても、予備育苗容器2の補給は簡単にできる。また、土の保管場所はハウス46近傍に限らず、ハウス46と土入れ作業場所とが離れているときは、軽トラック軽トラック78により運搬するから、補強作業は容易になる。 【0021】(各作業)しかして、実施例のポット5の穴開け作業について説明すると、穴開け装置7は、窪み形成突起28と該窪み形成突起28の上下機構により構成する穴形成部30を有し、穴形成部30の下方に振動付与部31を設け、穴形成部30の前端位置に育苗容器2の検知手段41を設けているから、検知手段41が育苗容器2を検知すると穴開け装置7の部分の移送手段3を停止させ、これにより窪み用モータ26に通電して窪み形成突起28を下降させ、窪み形成突起28を所定位置に下降させると、下センサ42により検知して窪み用モータ26を逆転させて窪み形成突起28を上動させ、窪み形成突起28を元の位置まで復帰したのを上センサ43が検知すると、窪み用モータ26を停止させると共に、無端搬送ベルト39を作動させて育苗容器2を送出し、この先行育苗容器2の後に隙間を開けて無端搬送ベルト39に乗り移った育苗容器2の先端が検知手段41に至ると、無端搬送ベルト39を停止させ、前記作業を反復する。 【0022】即ち、窪み用モータ26が回転すると、ピニオンギヤ25が回転して上下移動体27を下動させ、これにより窪み形成突起28を設けた上下移動体27が下降し、各窪み形成突起28は育苗容器2の各ポット5の床土に移植用窪み6を形成し、すると、ピニオンギヤ25を逆転させる。しかして、穴開け装置7は前記窪み形成突起28と該窪み形成突起28の上下機構により構成する穴形成部30を有し、穴形成部の下方に振動付与部31を設けているから、前記窪み形成突起28により移植用窪み6を形成するとき、育苗容器2のポット5を振動させ、美麗な移植用窪み6を形成できる。この場合、穴形成部30と振動付与部31は別個に設けているから、ポット5に供給する土の性状により、振動付与部31を作動させないことも可能であり、また、窪み形成突起28が侵入するときあるいは侵入後等の種々の態様で、振動付与部31を作動させることができる。 【0023】また、前記取付部材18は支持フレーム17に上下自在に取付け、取付部材18の所望位置には縦方向にラック溝19を設け、ラック溝19にハンドル21の軸軸22に設けたピニオンギヤ20を噛み合わせているから、ハンドル21によりピニオンギヤ20を回転させると取付部材18の高さを変更でき、窪み形成突起28の初期高さを設定する。また、下センサ42と上センサ43は夫々位置変更自在に取付け、下センサ42と上センサ43の間隔を変更すると、窪み形成突起28の上下ストロークを変更調節できる。しかして、振動付与部31は前記育苗容器2を載置するテーブル32に四角枠状の枠体33を取付け、枠体33に振動付与モータ34を取付け、枠体33は防振体35を介して取付枠36に取付け、取付枠36をフレーム16に取付けているから、振動付与モータ34に通電すると、振動付与モータ34が回転して、この振動により枠体33が振動し、これによりテーブル32が振動して育苗容器2のポット5を振動させるが、枠体33は防振体35を介して取付枠36に取付け、取付枠36をフレーム16に取付けているから、枠体33の振動は防振体35が吸収してフレーム16を振動させない。 【0024】また、振動付与モータ34の出力軸37には偏心させて回転体38を着脱自在に取付け可能であり、また、出力軸37の回転を増速させる伝達機構Lに回転体38を着脱自在に取付け可能に構成しているから、テーブル32の振動の程度は、振動付与モータ34単体の振動と、振動付与モータ34の出力軸37に偏心させて回転体38を取付けたときの振動と、回転増速伝達機構を介しての回転体38の回転による振動とに使い分けることができ、いかなる場合にも対応できて好適である。また、振動付与部31はテーブル32を穴開け装置7に設けた無端搬送ベルト39のうち上側のベルトの下方に位置させているから、無端搬送ベルト39はテーブル32の上方を通過し、搬送された育苗容器2がテーブル32上に至ると、育苗容器2の重量で無端搬送ベルト39が下がってテーブル32上に密着し、この状態で無端搬送ベルト39の一部と育苗容器2を振動させる。 【0025】しかして、穴開け装置7の前側の移植部12は、移送台4の移送方向の一側は作業者が作業する作業スペースに、移送方向の他側は苗11の入った苗箱10を載置する苗箱載置台44を夫々設けて構成しているから、作業者が作業スペースに位置すると(起立または着座)、作業者の対面位置に苗箱載置台44が位置する。そして、作業者は、向こう側にある苗箱載置台44の苗箱10の苗11を、移動中の育苗容器2の各ポット5の移植用窪み6に上方から挿入して移植する。したがって、移植作業は頗る容易にできる。また、苗箱載置台44は移送台4側を低く離れるに従い高くなるように傾斜させているから、苗箱載置台44の苗箱10から苗11を容易に取って移植でき、移植作業を容易にし、作業効率を向上させる。また、穴あけと移植を連続させることで、移植用窪み6が崩れるのを防止して移植作業を容易にする。しかして、ハウス内の入口近傍には一時保管場所50を設けているから、培土を予め供給した育苗容器2を一時保管場所50にて保管し、育苗容器2内の土温を上昇させてその後の育苗を良好にする。 【0026】 【効果】本発明は、育苗容器2のポット5に予め土を供給し、該育苗容器2をハウス46にて走行可能な移送台4の移送手段3に供給し、移送したポット5の土上面に移植用窪み6を形成し、該移植用窪み6に手作業で苗箱より取出した苗を移植し、移植済の育苗容器2をハウス46の奥側より順に並べる鉢上げ方法としたものであるから、走行中あるいは走行停止中に鉢上げ(移植)作業と並べ作業を並行してできるので、作業効率を向上させ、特に、移植後の育苗容器2は、苗があるので積み重ねることができず、運搬が面倒であるが、積み重ねできない移植後の育苗容器2の重量物の運搬距離および作業を短く減少でき、鉢上げ作業全般を頗る容易にし、作業効率を向上させ、また、移植直後に、並べることができるので、育苗管理も容易になって、苗の成長を良好にし、商品価値を向上させる。本発明は、一列育苗容器2を並べると、前記移送台4を一列分走行させて育苗容器2を並べる鉢上げ方法としたものであるから、余裕をもって並べ作業をすることができる。本発明は、ポット5に予め土を供給した育苗容器2を移送する移送手段3を有する移送台4に、上下してポット5内の土上面に移植用窪み6を形成する窪み形成突起28を有する穴開け装置7と、該穴開け装置7の移送方向前側には移動中の育苗容器2の前記移植用窪み6に手作業で苗箱より取出した苗を移植する移植部12とを夫々設け、前記移送台4は走行可能に構成した鉢上げ装置としたものであるから、必要十分な簡素な構成で自走式の鉢上げ(移植)装置を構成でき、コストを低くできる。本発明は、前記移送台4には所定間隔おいて複数の支脚47を設け、各支脚47の一部または全部に走行車輪48を設けて走行可能に構成した鉢上げ装置としたものであるから、コストを低くできる。本発明は、牽引用走行車55によりポット5に予め土を供給した育苗容器2を運搬し、該牽引用走行車55の運搬中の育苗容器2を、前記牽引用走行車55が牽引走行する移送台4の移送手段3に供給し、移送した前記ポット5の土上面に移植用窪み6を形成し、該移植用窪み6に手作業で苗箱より取出した苗を移植し、移植済の育苗容器2をハウス46の奥側より順に並べる鉢上げ方法としたものであるから、移送台4を牽引用走行車55により牽引走行するので、この分の作業を省略でき、全体の作業を容易に効率よくできる。本発明は、台車51またはフォークリフト77または軽トラック78によりポット5に予め土を供給した育苗容器2を補給するようにした鉢上げ方法としたものであるから、移送台4に供給するための育苗容器2の補給作業を容易にできる。本発明は、ポット5に予め土を供給した育苗容器2を移送する移送手段3を有する移送台4に、上下してポット5内の土上面に移植用窪み6を形成する窪み形成突起28を有する穴開け装置7を設け、該穴開け装置7の前側に、移動中の育苗容器2の移植用窪み6に手作業で苗箱より取出した苗を移植する移植部12を設け、前記移送台4は走行可能に構成すると共に、前記移送台4には該移送台4を牽引して走行させうる牽引用走行車55を接続した鉢上げ装置としたものであるから、鉢上げ装置全体を簡単に移動させることができ、この分の作業を省略でき、全体の作業を容易に効率よくできる。本発明は、前記移送台4は、所定間隔おいて複数の支脚47を設け、各支脚47の一部または全部に走行車輪48を設けて走行可能に構成した鉢上げ装置としたものであるから、コストを上昇させないで、移送台4を走行可能に構成できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000132219 【氏名又は名称】株式会社スズテック
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| 【出願日】 |
平成11年4月12日(1999.4.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080470 【弁理士】 【氏名又は名称】新関 宏太郎 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−295924(P2000−295924A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月24日(2000.10.24) |
| 【出願番号】 |
特願平11−104506 |
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