トップ :: A 生活必需品 :: A01 農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業




【発明の名称】 農作物栽培方法および農作物栽培設備
【発明者】 【氏名】柳瀬 善亮

【要約】 【課題】栽培床の形成作業、栽培時の諸作業、および収穫作業が楽であり、農作物を安定して大量生産することのできる農作物栽培方法および農作物栽培設備を提供すること。

【解決手段】この農作物栽培設備1は、土の搬入側25と搬出側28の間に横設されて農作物Fの栽培床となる土Sを載置するベルトコンベア12と、ベルトコンベア12を走行駆動するための駆動軸10と連結された駆動手段と、ベルトコンベア12の走行駆動または駆動停止のために駆動手段を制御する制御装置とを備えて栽培ユニット7が構成されるとともに、複数の栽培ユニット7,7,・・・が上下複数に段配置されている。かかる農作物栽培設備1によれば、ベルトコンベア12上に形成された栽培床で農作物Fを栽培したのち、ベルトコンベア12を走行駆動させて搬出側28から農作物Fと栽培床の土Sを搬出するようになっている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 土の搬入側と搬出側の間にベルトコンベアを横設し、ベルトコンベア上に土を載置して栽培床を形成し、ベルトコンベア上の栽培床で農作物を栽培したのち、ベルトコンベアを走行駆動させて前記搬出側から農作物と栽培床を搬出することを特徴とする農作物栽培方法。
【請求項2】 少なくとも、土の搬入側と搬出側の間に横設されて農作物の栽培床となる土を載置するベルトコンベアと、ベルトコンベアを走行駆動する駆動手段と、ベルトコンベアの走行駆動または駆動停止のために前記駆動手段を制御する制御装置とを備えていることを特徴とする農作物栽培設備。
【請求項3】 少なくとも、土の搬入側と搬出側の間に横設されて農作物の栽培床となる土を載置するベルトコンベアと、ベルトコンベアを走行駆動する駆動手段と、ベルトコンベアの走行駆動または駆動停止のために前記駆動手段を制御する制御装置とを備えて栽培ユニットが構成されるとともに、前記栽培ユニットは上下複数に段配置されていることを特徴とする農作物栽培設備。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農作物を効率よく栽培する農作物栽培方法および農作物栽培設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】農作物の栽培は、露地の土を耕して栽培床を形成しこの栽培床に種や苗を植えて生育させるのが、一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、過度の輪作により土のやせた露地が増えている。そこで、やせた土を肥えた土に替えたいが、良質の土の入手が困難であり現実的でない。また、栽培する地域や時期により日照量や土質などの状態が異なるため、農作物の生長がバラツキやすい。また、水分や栄養分の適切な供給量管理も難しいものである。一方で、土を耕す作業、栽培時の手入れ、あるいは収穫作業はいずれも手間がかかり重労働である。また、露地植えは敷地の一面分にしか栽培できないため、一定面積の敷地を有効に活用して農作物を大量生産することができなかった。
【0004】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、栽培床の形成作業、栽培時の諸作業、および収穫作業が楽であり、農作物を安定して大量生産することのできる農作物栽培方法および農作物栽培設備の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明に係る農作物栽培方法は、土の搬入側と搬出側の間にベルトコンベアを横設し、ベルトコンベア上に土を載置して栽培床を形成し、ベルトコンベア上の栽培床で農作物を栽培したのち、ベルトコンベアを走行駆動させて前記搬出側から農作物と栽培床を搬出する構成にしてある。
【0006】また、本発明に係る農作物栽培設備は、少なくとも、土の搬入側と搬出側の間に横設されて農作物の栽培床となる土を載置するベルトコンベアと、ベルトコンベアを走行駆動する駆動手段と、ベルトコンベアの走行駆動または駆動停止のために前記駆動手段を制御する制御装置とを備えているものである。
【0007】そして、本発明に係る別の農作物栽培設備は、少なくとも、土の搬入側と搬出側の間に横設されて農作物の栽培床となる土を載置するベルトコンベアと、ベルトコンベアを走行駆動する駆動手段と、ベルトコンベアの走行駆動または駆動停止のために前記駆動手段を制御する制御装置とを備えて栽培ユニットが構成されるとともに、前記栽培ユニットは上下複数に段配置されているものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳しく説明する。図1は本発明の一実施形態に係る農作物栽培設備の内部を側面から見た概略構成図、図2は農作物栽培設備の内部の平面構成図である。各図において、符号1はこの実施形態による農作物栽培設備であり、地盤から立設された主柱3により構造補強された通気性と採光性を有する箱状の建物ケーシング2を備えている。建物ケーシング2の天板4は水を通さない素材で構成されており、当該下面に平板である天井板5が添設されている。建物ケーシング2内には、例えば1段平面毎に7基の栽培ユニット7,7,7,・・・が上下11段に段配置(合計77基)され、主柱3に固定支持されている。また、建物ケーシング2内は栽培ユニット7,7,7,・・・の搬入側25に上下連通するリフト昇降用空間26が形成され、搬出側28にも上下連通するリフト昇降用空間29が形成されている。
【0009】それぞれの栽培ユニット7は、農作物Fの栽培床となる土Sを載置する無端状のベルトコンベア12と、ベルトコンベア12を走行駆動させる電動機などの駆動手段61(図4,5参照)と、駆動手段61の動作を制御してベルトコンベア12を走行駆動または駆動停止させる制御装置50(図5参照)とから、主に構成されている。ベルトコンベア12は、土の搬入側25において建物ケーシング2に枢支されたローラ9と、搬出側28で建物ケーシング2に枢支されたローラ11との間に架け回しにより横設されている。ローラ11の駆動軸10は前記の駆動手段61と駆動連結されている。上記したベルトコンベア12の材質は、土Sを通過させることなく載置保持できるものであれば、特に限定されないが、例えば通気性ベルトが好適である。
【0010】前記のリフト昇降用空間26には土Sや種苗などを運搬昇降する搬入用エレベータ34が配備され、この搬入用エレベータ34は建物ケーシング2の上面に設置されたリフトモータ31の駆動軸32によりワイヤ33が巻き上げられて昇降するようになっている。一方、リフト昇降用空間29にも搬出用エレベータ38が配備されている。搬出用エレベータ38はリフトモータ35の駆動軸36によりワイヤ37が巻き上げられて昇降するようになっている。搬出用エレベータ38は下部に土Sを収受する土回収部40を有し、上部に農作物Fを収受する農作物収容部39が設けられている。すなわち、ベルトコンベア12からの農作物Fは搬出用エレベータ38の受部41上方の開口から農作物収容部39へ収容され、ベルトコンベア12からの土Sおよび根Rは受部42上方の開口から土回収部40へ回収されるようになっている。
【0011】そして、栽培用の土Sや種苗などを搬入用エレベータ34へ載せるための搬入口27が、リフト昇降用空間26下部の建物ケーシング2に設けられている。リフト昇降用空間29下部の建物ケーシング2には、搬出用エレベータ38に回収された農作物Fや土Sをケーシング外へ搬出するための搬出口30が設けられている。
【0012】各栽培ユニット7の直下位置には、それぞれ天井板6が配備され主柱3に支持されている。天井板6の下面には、例えば天井板6毎に49基(縦7基×横7基)の昼光灯8,8,8,・・・が設置されている。ある階の平面において栽培ユニット7,7間はそれぞれ作業用通路15となっている。作業用通路15の上方を栽培ユニット7の長手方向に沿って走行する作業用台車14が、2基の栽培ユニット7,7に一台の割合で配備されている。かかる作業用台車14は自走式でも手押し式でも構わない。
【0013】そして、ベルトコンベア12の直下には、図3および図4に示すように、ベルトコンベア12を走行可能に支持する載置板部22が設けられている。また、栽培ユニット7の搬入側25近傍位置以外および搬出側28近傍位置以外の部分には、ベルトコンベア12の両側面に沿って一対の支持板部16,16が載置板部22上に立設されている。各支持板部16,16の内側には一対の傾斜板21,21が対面配置されている。これらの傾斜板21,21は上部になるほど互いに離れるように傾斜配置されている。
【0014】かかる傾斜板21,21が存在する部分において、ベルトコンベア12は正面視中央部分が載置板部22の上面に接し左右縁部が傾斜板21,21に接することにより正面視略U字状に保持されている。このように略U字状に保持されたベルトコンベア12上に土Sが収容されて栽培床23が形成されるのである。一方、搬入側25近傍位置および搬出側28近傍位置では傾斜板21,21が存在しないので、ベルトコンベア12は平坦な載置板部22およびローラ9,11上を平面に展開された状態で搬送される。因みに、ここで用いられるベルトコンベア12の幅は展開した状態で80〜90cm程度である。
【0015】また、作業用通路15をはさんで対峙する支持板部16,16の各上面には、作業用台車14の脚下端に枢支された車輪18,18を支持して走行させるレール17,17が設けられている。これらのレール17,17も栽培ユニット7の長手方向に沿って配備されている。また、栽培床23へ散水するための散水管20,20がベルトコンベア12の両側に沿って配置され、支柱19,19を介して支持板部16,16に支持されている。
【0016】他方、搬出側28における各ベルトコンベア12の直上には、農作物収穫手段となるカッター刃13が配備されている。カッター刃13は、例えば農作物Fと根Rの境界部分で切断できる高さ位置に設置されている。カッター刃13の後端は搬出用エレベータ38が所定の回収位置まで昇降してきたときの受部41の先端と対面する高さ位置に設定されている。かかる位置関係によって、カッター刃13により切断された農作物Fは確実に農作物収容部39へ回収されるようになっている。また、天井板6の後端部6aは下向きに彎曲していて、所定位置にある搬出用エレベータ38の受部42の先端と対面するようになっている。これにより、ベルトコンベア12から落下してきた土Sや根Rを下段の栽培ユニット7上に散乱させないようになっている。
【0017】上記した農作物栽培設備1は、図5に示す制御装置50により制御される。この制御装置50はマイクロコンピュータなどにより具現化される中央演算装置CPUを中心として構成され、その入力側にキーボードやマウスなどの入力装置51、栽培ユニット7毎の栽培環境の温度を検出する温度センサ52,52,・・・、前記栽培環境の湿度を検出する湿度センサ53,53,・・・、前記栽培環境の光量を検出する照度計54,54,・・・が入出力ポートI/Oを介して信号接続されている。
【0018】また、中央演算装置CPUの出力側には、各昼光灯8,8,・・・、リフトモータ31、リフトモータ35、各ベルトコンベア12用の駆動手段61,61,・・・、各散水管20用の水路絞り弁62,62,・・・、各階用の投光器63,63,・・・、バーナ64、各階用の送風機65,65,・・・、給水ポンプ55が入出力ポートI/Oを介して作動制御可能に信号接続されている。また、中央演算装置CPUは内部タイマTを有しており、各種データを記憶する読み書き自在のメモリMと信号接続されている。
【0019】前記の給水ポンプ55は吸込側が貯水タンク56と配管接続され、吐出側が水路絞り弁62を介して前記の散水管20と配管接続されている。貯水タンク56はその上面に雨水を収受する集水部57が形成され、集水部57で集められた雨水は導水管58を通ってタンク内に貯留される。貯水タンク56内にはケナフ(豪州産の草木)を蒸し焼きにして得た炭59が収容されている。このケナフ炭59は入手容易で安価であり、タンク内に貯留した水60から有害物質や臭気成分を吸着除去して建物ケーシング2内での栽培阻害や臭気発生を未然に防ぐようになっている。
【0020】前記の水路絞り弁62は、各栽培ユニット7のそれぞれの散水管20の手前に介設された通水量可変の弁であり、制御装置50からの指令信号により弁開度が制御される。また、前記の投光器63は、各階毎に建物ケーシング2内の側面近傍、または搬入側25や搬出側28に配備され、昼光灯8,8,・・・では足りない光量を補充するために制御装置50からの指令信号により制御される。
【0021】そして、前記の加熱機64は、回収した土Sを高温に加熱して土S内の有機物を焼却したり有害菌を殺菌するために用いられ、例えば電気ヒータや灯油バーナなどからなっている。加熱機64の熱量は制御装置50からの指令信号により電力量(または灯油量)を調整して制御される。また、前記の送風機65は、各栽培ユニット7毎の栽培環境を自然に近づけるように風を送るものであり、制御装置50からの1/fゆらぎ(fはインバータ周波数であり可変)の指令信号により風の強弱を変化させるようになっている。
【0022】引続き、本実施形態の農作物栽培設備1により農作物Fを栽培する態様について説明する。ここでは、農作物Fとしてキャベツの栽培例を示す。まず、作業員が入力装置51から農作物の品種、生産目標量、使用する栽培ユニット7の識別番号などの指定データを入力すると、これらの指定データは制御装置50の中央演算装置CPUに取り込まれる。中央演算装置CPUは、指定された栽培ユニット7のベルトコンベア12を搬出側28に向けてゆっくりと走行させる。次に、ゆっくりと走行するベルトコンベア12上に建物ケーシング2の搬入側25から土Sが搬入されて載置され、傾斜板21,21の存在する部分で栽培床23が形成される。栽培床23における土Sの最適厚さは農作物の種類により異なるが、例えばキャベツの場合は20〜25cm程度が好適である。栽培床23の形成が終わると、中央演算装置CPUはベルトコンベア12を駆動停止させる。次に、作業員は作業用台車14を利用してキャベツの苗を栽培床23に植えていく。尚、栽培に際して、蜂を建物ケーシング2内に放しておくと好都合である。蜂は花粉の受粉を助ける役割をし、ある種の害虫に対しては有効な天敵となるからである。このようにして、ベルトコンベア12上の栽培床23で苗が栽培されて農作物Fに育つのである。このとき、温度センサ52、湿度センサ53、照度計54により検出した栽培環境の温度、湿度、光量に係るそれぞれの検出データが自動的に中央演算装置CPUに取り込まれる。すると、中央演算装置CPUは上記の指定データと検出データを基づいて、昼光灯8,8,・・・、リフトモータ31、リフトモータ35、駆動手段61,61,・・・、水路絞り弁62,62,・・・、投光器63,63,・・・、加熱機64、または、送風機65,65,・・・などを、必要に応じて作動制御する。
【0023】その後、農作物Fが十分に生長して収穫時期を迎えたとき、制御装置50からの指令信号によりベルトコンベア12が搬出側28に向けて走行駆動する。すると、農作物Fと根Rがカッター刃13により分断される。分断された農作物Fは搬出用エレベータ38の農作物収容部39へ落下し、土Sおよび根Rは土回収部40へ落下する。
【0024】この場合、ベルトコンベア12から落下した土Sは比較的多くの水分を含んでいて粘り気があるため、ほこりが立ちにくい。そのうえ、土Sは落下時にバラバラとなって空気が隅々まで入るため、良質の土Sに再生され易くなる。尚、回収された土Sは劣化が軽度であれば、そのまま搬入側25へ戻して再使用することができる。その場合でも、土S内に残った根Rは有用な肥やしとなって利用される。
【0025】建物ケーシング2から搬出された土Sは加熱機64により高温焼成されて、有機物が分解除去され有害菌が殺菌される。加熱処理された土Sはあらためて必須の有機質養分や無機質養分が添加されたのち、有用な微生物が繁殖可能な温度に保持される。このように再生処理された培養土は搬入口27から搬入用エレベータ34へ搬入され各栽培ユニット7に供給されて再使用される。
【0026】この農作物栽培設備1に適用される農作物Fとしては、特に限定されないが、例えばキャベツ、レタス、白菜、葉ネギ、トマト、豆などが挙げられる。また、農作物栽培設備1では、根の部分が食される例えばニンジンなども栽培可能であり、その場合は搬出の際に土Sからニンジンを分別して回収すればよい。
【0027】従って、この農作物栽培設備1によれば、栽培床23の形成のための土入れ作業が、ベルトコンベア12を送りながら搬入側25から土Sをベルトコンベア12上に載せるだけで済む。一方、栽培後の収穫にあたってはベルトコンベア12を送るだけで、農作物Fおよび栽培床23(土S)を搬出側28から搬出することができる。これにより、栽培時の諸作業や収穫作業が格段と楽になる。そのため、少ない人数で栽培作業や収穫作業をまかなうことができる。また、栽培床23の土Sは落下時にバラバラとなるので、十分な空気を送り込めて土の質を回復することができ、露地植えのような輪作による土の傷みを生じない。
【0028】また、農作物Fの種類に応じて、あるいは農作物Fの生育具合や栽培床23の状態に基づいて、所望の給水量と栄養補給量、あるいは光量や照射時間および照射時刻をコントロールすることができる。従って、天候に左右されず栽培でき、生長度合いも一定に揃えることができて、農作物Fの安定供給に多大なる貢献をする。そして、雨水を貯水タンク56に貯めて給水に利用するので、水60の有効利用が図れる。また、複数の栽培ユニット7,7,・・・が上下複数に段配置されているので、小さな敷地面積であっても当該敷地を有効に活用して、単位敷地面積あたりに大量の農作物Fを生産することができる。
【0029】尚、上記の実施形態では、農作物が生育するまでベルトコンベア12を停止させたままとし、収穫時にベルトコンベア12を比較的速く走行させて、農作物F、根R、土Sを回収するようにしたが、本発明はかかる態様に限定されない。例えば、搬入側25から搬出側28まで搬送される間に農作物Fが十分生長するように、ベルトコンベア12の走行速度を極端に遅くしても構わない。
【0030】また、上記では、複数基の栽培ユニット7,7,・・・を有する農作物栽培設備1を例示したが、それに限るものでなく、栽培ユニット相当の構成がたとえ1基分であっても、本発明の農作物栽培設備は実現される。
【0031】そして、土の搬入手段は上述した搬入用エレベータ34に限らず、例えば土移送用の硬質ホースをベルトコンベア12の搬入側近傍まで配設し、土を空気圧送やスクリュー駆動などにより前記硬質ホースを通してベルトコンベア12上に供給するようにしてもよい。
【0032】また、上記の例において、制御装置は全ての栽培ユニット7,7,7,・・・に共用される一台の制御装置50(図5参照)を例示したが、各栽培ユニット7毎に個別の制御装置をそれぞれ用意しても構わない。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る農作物栽培方法によれば、栽培床形成のための土入れ作業は走行するベルトコンベア上に搬入側から土を載せるだけで済む。そして、栽培床の形成されたベルトコンベア上で農作物を栽培することができる。収穫時はベルトコンベアを走行駆動させるだけで搬出側から農作物と栽培床が搬出されるので、収穫作業も楽に行えるのである。
【0034】また、本発明に係る農作物栽培設備によれば、前述した農作物栽培方法による作用・効果を具現化することができる。
【0035】そして、本発明に係る別の農作物栽培設備によれば、少なくとも、ベルトコンベアと、駆動手段と、制御装置とを備えて成る栽培ユニットが上下複数に段配置されているので、小さな敷地面積であっても当該敷地を有効に活用して、単位敷地面積あたりに大量の農作物を安定して生産することができる。
【出願人】 【識別番号】592215022
【氏名又は名称】柳瀬 善亮
【出願日】 平成11年4月8日(1999.4.8)
【代理人】 【識別番号】100047831
【弁理士】
【氏名又は名称】杉本 巌 (外1名)
【公開番号】 特開2000−287547(P2000−287547A)
【公開日】 平成12年10月17日(2000.10.17)
【出願番号】 特願平11−101334