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【発明の名称】 接木機械のクリップ移送装置
【発明者】 【氏名】山本 和彦

【氏名】喜安 武司

【要約】 【課題】台木・穂木クリップ移送装置の先端部へ個別に挿入した各接合クリップが移送途中で脱落が発生するが、これを防止しようとするものである。

【解決手段】台木苗と穂木苗との接合部を把持する各接合クリップ3a,3bを空気圧によって個別に保持して接ぎ木部へ移送する台木・穂木クリップ移送装置2a,2bを設け、該各接合クリップ3a,3bで接合部の把持が終了すると、個別に保持を解除する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 切断済み台木苗Cと切断済み穂木苗Dとを接ぎ木する接合部Mを把持する接合クリップ3aと、接合クリップ3bと、該接合クリップ3a及び該接合クリップ3bを空気圧によって個別に保持して接ぎ木部へ移送する台木クリップ移送装置2aと、穂木クリップ移送装置2bとを設けた接木機械において、該接合クリップ3aと該接合クリップ3bとで該接合部Mの把持が終了すると該台木クリップ移送装置2aと該穂木クリップ移送装置2bとが該接合クリップ3a、3bの保持を個別に解除することを特徴とする接木機械のクリップ移送装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、切断済み台木苗と穂木苗とを接ぎ木する接合部を把持する各接合クリップを空気圧によって個別に保持して接ぎ木部へ移送する台木クリップ移送装置と、穂木クリップ移送装置とを設け、該各接合クリップで該接合部の把持が終了すると、該台木・穂木クリップ移送装置が該各接合クリップの個別の保持を解除する技術であり、接木機械のクリップ移送装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】切断済み穂木苗の接合部と、切断済み台木苗の接合部とは、接ぎ木する位置へ移送され、この両者の接合部を把持する各接合クリップは、個別に台木クリップ移送装置、及び穂木クリップ移送装置の先端部へ嵌合状態に挿入されて保持され、接ぎ木部まで移送され、この接合部を両側から該各接合クリップで把持する。把持が終了すると該台木・穂木クリップ移送装置は元の位置へ復元移動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】各接合クリップは台木・穂木クリップ移送装置の先端へ嵌合状態に挿入して保持されていることにより、該各接合クリップの変形、及び形状のバラツキによって、移送途中で脱落したり、又、該各接合クリップが接合部を把持後に外れないことが発生し、接ぎ木ミスが発生して接ぎ木性能が低下することが発生していたが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために、この発明は、切断済み台木苗Cと切断済み穂木苗Dとを接ぎ木する接合部Mを把持する接合クリップ3aと、接合クリップ3bと、該接合クリップ3a及び該接合クリップ3bを空気圧によって個別に保持して接ぎ木部へ移送する台木クリップ移送装置2aと、穂木クリップ移送装置2bとを設けた接木機械において、該接合クリップ3aと該接合クリップ3bとで該接合部Mの把持が終了すると該台木クリップ移送装置2aと該穂木クリップ移送装置2bとが該接合クリップ3a、3bの保持を個別に解除することを特徴とする接木機械のクリップ移送装置の構成とする。
【0005】
【発明の作用】切断済み穂木苗Dの接合部Mと、切断済み台木苗Cの接合部Mとは、接ぎ木する位置へ移送され、この両者の接合部Mを把持する各接合クリップ3a,3bは、個別に台木クリップ移送装置2a、及び穂木クリップ移送装置2bの先端部へ空気圧によって吸着して保持されて移送され、この接合部Mを両側から該各接合クリップ3a,3bで把持する。把持が終了すると空気圧は該台木・穂木クリップ移送装置2a,2bから排出され、該接木クリップ3a,3bの保持が個別に解除され、該接合部Mを把持する。把持が終了すると該台木・穂木クリップ移送装置2a,2bは元の位置へ復元移動する。
【0006】
【発明の効果】各接合クリップ3a,3bは台木・穂木クリップ移送装置2a,2bの先端部へ空気圧によって吸着して、保持されて移送されることにより、移送中に脱落したり、又、接合部Mを把持後は、該台木・穂木クリップ移送装置2a,2bから空気圧が排出されることにより、該各接合クリップ3a,3bが該台木・穂木クリッップ移送装置2a,2bから該接合部Mを把持後に外れないことの発生がなくなり、接ぎ木ミスの防止ができ、又、接ぎ木性能の向上を図ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図例は、ウリ科野菜で根鉢部を切断して接ぎ木するときを示す。台木苗Aから切断された台木苗Cの切断された接合部Mと、穂木苗Bから切断された穂木苗Dの切断された接合部Mとは、接ぎ木する位置へ移送される。切断済み接合クリップ3aを移送する台木クリップ移送装置2aと、切断済みの接合クリップ3bを移送する穂木クリップ移送装置2b等よりなる台木・穂木クリップ接合装置4a,4b等を設けた接木機械1にて説明すると共に、該台木・穂木クリップ接合装置4a,4bを図示して説明する。
【0008】前記接木機械1の木枠1a内下部には、コンプレッサ1b、及び電磁弁図示せず等を設け、この木枠1a上側には、台木苗箱供給装置5a、穂木苗箱供給装置5b、及び接木苗箱供給装置6を設け、これら各苗箱供給装置5a、5b、6上側には、台木供給装置7a、及び穂木供給装置7b、台木整列移送装置8a、及び穂木整列移送装置8b、台木接木装置9a、及び穂木接木装置9b、台木カッタ10a、及び穂木カッタ10b、台木クリップ接合装置4a、及び穂木クリップ移送装置4b、仮植装置11等を設けた構成である。
【0009】前記台木苗箱供給装置5aは、左右両側に軸支した各プーリに、搬送ベルト12aを掛け渡した構成であり、この搬送ベルト12aは、長さの異なる長・中・短の3個を移送始端部側から右方向へ向けて順次設け、これら各搬送ベルト12a上側に、苗根を有した台木苗Aを縦、及び横両方向に所定間隔で複数列収容した台木苗箱(イ)を搭載して、所定位置まで順次移送する構成である。
【0010】前記穂木苗箱供給装置5bは、左右両側に軸支した各プーリに、搬送ベルト12bを掛け渡した構成であり、この搬送ベルト12bは、長さの異なる長・中・短の3個を移送始端部側から右方向へ向けて順次設け、これら各搬送ベルト12b上側には、苗根を有した穂木苗Bを縦、及び横方向に所定間隔で複数列収容した穂木苗箱(ロ)を搭載して、所定位置まで順次移送する構成である。
【0011】前記接木苗箱供給装置6は、台木苗箱供給装置5aの前外側に設け、左右両側に軸支した各プーリに、搬送ベルト12cを掛け渡した構成であり、この搬送ベルト12cは、長さの異なる長・中・短の3個を移送始端部側から右方向へ向けて順次設け、これら各搬送ベルト12c上側には、凹孔部に所定量の土を入れた接木苗箱(ハ)を搭載して、所定位置まで順次移送する構成である。
【0012】前記台木・穂木苗箱供給装置5a,5b、及び接木苗箱供給装置6は、略同一平面上に設けた構成である。前記台木供給装置7aは、台木苗箱供給装置5aの前側で、左右方向所定位置に設け、この台木供給装置7aは、支持軸13aにシリンダ図示せずで回動、及び上下移動自在で中央部に台木溝14aを設けた支持メタル15aを挿入して設け、この支持メタル15a上側には、各シリンダ図示せずで前後、及び左右へ摺動移動自在な支持杆16a、及び支持杆17aを設けると共に、各台木苗Aの胚軸の根鉢部の所定位置をワイヤーが回転して順次切断するワイヤー方式の台木ナイフ18aを設けた構成であり、又、この構成により、一度に複数本の台木苗Aを切断できる。該支持杆17aの挟持側には、弾性部材19を設けた構成である。
【0013】台木苗箱(イ)に収容した台木苗A一列分を同時に挟持するときの作動は、支持メタル15aが所定位置まで下降し、支持杆16a、及び支持杆17aが後方へ摺動移動作動して、その後に台木苗Aを挟持する方向へ摺動移動作動して、台木苗箱(イ)の横方向の一列分の所定本数の台木苗Aの子葉の下側を挟持すると共に、この各台木苗Aの胚軸の根鉢部の所定位置は、台木ナイフ18aで切断されて台木苗Cになる構成である。
【0014】前記穂木供給装置7bは、穂木苗箱供給装置5bの前側で、左右方向は、台木供給装置7aより所定位置右側に位置させて設け、この穂木供給装置7bは、支持軸13bにシリンダ図示せずで回動、及び上下移動自在で中央部に穂木溝14bを設けた支持メタル15bを挿入して設け、この支持メタル15b上側には、各シリンダ図示せずで前後、及び左右摺動移動自在な支持杆16b、及び支持杆17bを設けると共に、各穂木苗Bの胚軸の根鉢部の所定位置をワイヤーが回転して順次切断するワイヤー方式の穂木ナイフ18bを設けた構成であり、又、この構成により、一度に複数本の穂木苗Bを切断できる。該支持杆17bの挟持側には、弾性部材19を設けた構成である。
【0015】穂木苗箱(ロ)に収容した穂木苗B一列分を同時に挟持するときの作動は、台木供給装置7aと同じ作動して、穂木ナイフ18bで切断されて穂木苗Dになる構成である。前記台木・穂木供給装置7a,7bの作用関係は、図10−(イ)から図10−(ニ)で示す如く作用する。台木・穂木ナイフ18a,18bでそれぞれ切断された台木苗C、及び穂木苗Dを挟持状態で略90度右方向へ回動移動して停止し、台木・穂木苗箱供給装置5a,5bの始端部方向(左側方向)へ向けて所定距離摺動移動して停止し、その後所定位置まで上昇して停止し、後逑する台木・穂木整列移送装置8a,8b部へ向けて摺動移動して、一列分の所定本数の台木苗C、及び穂木苗Dは、これら台木・穂木整列移送装置8a,8bへ供給される構成であり、上記の摺動移動は、各支持杆16a,16b、及び各支持杆17a,17bが摺動移動することによって行われる構成である。
【0016】前記台木・穂木供給装置7a,7bには、後述する台木・穂木整列移送装置8a,8bの受板20a,20a間、及び受板20b,20b間に形成した各々の挿入溝21a,21bを掃除する弾性部材よりなる掃除具22a,22bは、図11で示す如く該台木・穂木供給装置7a,7bの挿入側の始端部に設け、台木苗A、及び穂木苗Bを該挿入溝21a,21bへ供給のときに、この掃除具22a,22bで該挿入溝21a,21b部を清掃して、これら台木苗A、穂木苗Bの詰りを防止する構成である。
【0017】台木苗C胚軸E、及び穂木苗Dの胚軸Fは、摺動移動のときは、各支持メタル15a,15bの台木溝14a、及び穂木溝14b部を通過する構成として、これら胚軸E,Fは、該支持メタル15a,15bに接触しない構成である。前記台木整列移送装置8aは、台木供給装置7a右側に設け、左右方向の長さを台木苗箱(イ)の横方向の長さ、又は縦方向の長さより、所定長さ長くした受板20a,20aを前後両側に設け、中央部には、切断済みの各台木苗Cが台木供給装置7aより、挿入される挿入溝21aを設け、この受板20a,20a下側には、各台木苗Cを支持する櫛状の支持板23aを設け、この支持板23aは、後外側に設けた整列作動装置24aにより、クランク作動して、この各台木苗Cを所定位置へ順次移動すべく設け、一方側の該受板20a始端部外側には、振動装置25aを設け、この振動装置25aからの振動発生により、子葉Gを上部にして吊り下げ状態に保持された各台木苗Cの子葉G下面が、該受板20a,20a上側面に当接するまで下降すると共に、垂下姿勢が修正され、又、終端部へ向けて順次移送されると共に、子葉Gの向き方向を所定の向き方向へ揃えて整列させる構成である。
【0018】前記挿入溝21a部に挿入されて、垂下状態に保持された各台木苗Cは、支持板23aのクランク運動作動により、この各台木苗Cは、この支持板23aによって、台木整列移送装置8aの終端部へ1本づつ順次整列して移送する構成である。前記台木整列移送装置8aの台木苗C移送終端部近傍の上部には、図12、及び図13で示す如く前後方向に所定間隔を有して、台木苗Cの子葉Gの有無を検出する光電式でON−OFFスイッチ方式の台木方向センサ26a,26bを取付板27aに設けると共に、これら台木方向センサ26a,26bの平面視略中央部には、三角形状を形成すべく、該台木整列移送装置8aの挿入溝21a上部の右側、又は左側のいずれか一方側には、台木苗Cの本葉Jの有無を検出する光電式でON−OFFスイッチ方式の台木方向センサ26cを該取付板27aに設けた構成である。
【0019】前記台木方向センサ26a,26b,26cが台木苗Cの子葉G、及び本葉Jの有りと検出によってON作動し、このON作動は、後記する操作装置図示せずに内装する制御装置図示せずへの入力され、この入力により、この制御装置で台木苗Cは、所定方向の向きで正常な向きへ整列されて移送されてきたと判定する。又、台木苗Cの子葉G、及び本葉Jの無しと検出によってOFF作動し、このOFF作動は、該制御装置へ入力され、この入力により、この制御装置で台木苗Cは、異常な向きで移送されてきたと判定する構成であり、これら台木方向センサ26a,26b,26cにより、台木苗Cの向き方向が検出できることにより、この台木苗Cの胚軸部Eの切断位置は、正確で確実に切断できると共に、安価であり、又検出時間も短時間で検出できる構成である。
【0020】前記穂木整列移送装置8bは、台木整列移送装置8aの後側で穂木供給装置7b右側に設け、始端部は、該台木整列移送装置8aの始端部位置より、所定距離右側に位置させて設けた構成である。前記穂木整列移送装置8bは、左右方向の長さを穂木苗箱(ロ)の横方向の長さ、又は、縦方向の長さより、所定長さ長くした受板20b,20bを前後両側に設け、中央部には、切断済み各穂木苗Dが穂木供給装置7bより、挿入される挿入溝21bを設け、この受板20b,20b下側には、各穂木苗Dを支持する櫛状の支持板23bを設け、この支持板23bは、後外側に設けた整列作動装置24bにより、クランク作動して、この各穂木苗Dを所定位置へ順次移動すべく設け、一方側の該受板16b始端部外側には、振動装置25bを設け、この振動装置25bからの振動発生により、子葉Hを上部にして吊り下げ状態に保持された各穂木苗Dの子葉H下面が、該受板20b,20b上側面に当接するまで下降すると共に、垂下姿勢が修正され、又、終端部へ向けて順次移送されると共に、子葉Hの向き方向を所定の向き方向へ揃えて整列させる構成である。
【0021】前記挿入溝21b部へ挿入されて、垂下状態に保持された各穂木苗Dは、支持板23bのクランク運動作動により、この各穂木苗Dは、この支持板23bによって、穂木整列移送装置8bの終端部へ1本づつが順次整列して移送する構成である。前記穂木整列移送装置8bの穂木苗D移送終端部近傍の上部には、図14、及び図15で示す如く前後方向に所定間隔を有して、穂木苗Dの子葉H、及び本葉Kの有無を検出する光電式でON−OFFスイッチ方式の穂木方向センサ28a,28bを取付板27bに設けた構成である。
【0022】前記穂木方向センサ28a,28bが穂木苗Dの子葉H、及び本葉Kの有りと検出でON作動し、このON作動は、操作装置の制御装置へ入力され、この入力により、この制御装置で穂木苗Dは、所定方向の向きで正常な向きへ整列されて移送されてきたと判定する。又、穂木Dの子葉H、及び本葉Kの無しと検出によってOFF作動し、このOFF作動は、該制御装置へ入力され、この入力により、この制御装置で穂木苗Dは、異常な向きで移送されてきたと判定する構成であり、これら穂木方向センサ28a,28bにより、穂木苗Dの向き方向が検出できることにより、この穂木苗Dの胚軸Fの切断位置は、正確で確実に切断できると共に、安価であり、又、検出時間も短時間で検出できる構成である。
【0023】前記台木整列移送装置8aの移送終端部の前側には、この台木整列移送装置8aの移送終端部まで移送された台木苗Cの胚軸Eの位置決めと、子葉Gの向き方向を補正する補正装置29は、図16、及び図17で示す如くシリンダ30により、該台木整列移送装置8aの移送終端部へ前後移動自在に設けた構成である。前記補正装置29は、台木整列移送装置8aの移送終端部へ移送されて停止した台木苗Cの子葉Gの向き方向が、所定方向の向きで正常向きでないときに、正常向きに補正するL字形状の補正板31を設け、この補正板31には、シリンダ30の先端部を装着すると共に、このシリンダ30は、機枠1aへ装着させている。このシリンダ30の作動により、該補正装置29は、前後移動して該補正板31の垂直部で台木苗Cの子葉Gを押し、この台木苗Cの向きを正常向きに補正する構成である。該補正板31には、台木苗Cの胚軸Eの停止位置を位置決めするL字状の位置決め板32を設け、この位置決め板32の平面部には、平面視V字形状のV溝33を設け、このV溝33の根元部で台木苗Cの胚軸Eを受けて保持し、この台木苗Cの停止位置を所定位置へ位置決めする構成である。
【0024】台木苗Cの子葉Gの向き方向、及び胚軸Eの停止位置は、常に正常方向の向きに補正されると共に、正常位置に停止されることにより、後工程である接ぎ木作業をする台木接木装置9aへ正確に引き継ぎされることとなり、正確で確実な接ぎ木作業を行うことができる構成である。前記補正装置29の前後方向へ移動することにより、台木整列移送装置8aの一方側の受板20aの移送終端部には、この補正装置29が当接しないように、切欠部34を設けて当接を防止する構成である。後述する挟持装置35へ台木苗Cの引き継ぎ供給が終了すると、この補正装置29は、元の位置へ復元する構成である。
【0025】前記台木整列移送装置8aの移送終端部の後側には、この台木整列移送装置8aの移送終端部まで移送された台木苗Cの胚軸E部を挟持する挟持装置35を図16及び図17で示す如く設け、この挟持装置35は、シリンダ36の作動により、左右方向移動自在であると共に、シリンダ37の作動により、前後移動自在に設けている。該挟持装置35は、左右両側に開閉自在に設けた台木挟持片38,38を設け、この台木挟持片38,38は、シリンダ図示せずの作動により、開閉自在な構成である。
【0026】前記台木挟持片38,38の先端部に設けた挟持部39,39は、台木苗Cの胚軸Eを挟持する構成であり、この挟持部39,39の形状は、図18、及び図19で示す如く胚軸Eの形状より、所定形状大きく形成すると共に、先端部を開放させた形状に形成し、台木カッタ10aで胚軸Eの所定位置の切断を容易にしている。又、該台木挟持片38,38の内側面の下部で該挟持部39,39には、台木苗Cの胚軸Eを把持する樹脂材、及びゴム材等の弾性材よりなり、毛状の把持具40,40を設け、胚軸Eの把持部を損傷させない構成である。
【0027】前記台木挟持片38,38の上側、又は下側のいずれか一方側には、この台木挟持片38,38に重合させた状態に、台木苗Cの胚軸E位置を所定位置に規制する規制板41は、図16、図18、及び図19で示す如く設け、この規制板41には、平面視V字形状のV溝42を設け、このV溝42の根元部で胚軸E部を保持し、この胚軸E位置を所定位置へ規制する構成である。台木接木装置9aへ台木苗Cの引き継ぎ供給が終了すると、挟持装置35は、元の位置へ復元する構成である。
【0028】台木苗Cの胚軸E部は、前記規制板41と、更に位置決め板32とにより、所定位置に規制されることにより、この胚軸Eの傾き等が修正され、台木挟持片38,38に設けた把持具40,40で胚軸E部の把持位置は、常に一定位置が把持されることとなり、後工程の台木接木装置9aへの引き継ぎが正確で確実に行うことができて、接ぎ木性能が向上する構成である。
【0029】前記台木接木装置9aは、台木整列移送装置8aの右側に設け、十文字形状の支持板48を回転自在に設け、この支持板48の各先端部には、シリンダ43aにより、開閉自在な苗挟持片44a,44aは、所定の隙間を設けて上下2段に設け、該台木整列移送装置8aの終端部へ移送され、挟持装置35の台木挟持片38,38の下側面に設けた把持具40,40で把持したこの胚軸E部の所定位置は、該苗挟持片44a,44a間で引き継ぎ挟持する。この引き継ぎ挟持前段の該挟持装置35で挟持中のときに、図20で示す如く上下移動自在に設けた開葉装置45は、シリンダ46の作動により、下降作動して該開葉装置45の樹脂、又はゴム等の弾性材よりなるブラシ具47が下降作動し、この台木苗Cの両子葉Gの上面部を押付けて開ける構成である。この作業が終了すると、該開葉装置45は元の位置へ復元する構成である。
【0030】台木苗Cは、所定位置へ下降することにより、挟持位置が変わらないと共に、正確な位置が切断される構成である。押付けが終了すると、台木カッタ10aが始動して、この台木苗Cの一方側の子葉Gと胚軸Eの所定位置とが切断されて、接ぎ木用の台木苗Cができる構成である。又、該苗挟持片44a,44a間で挟持した台木苗C胚軸Eの下部で、これら苗挟持片44a,44aの下面部より突出した突出部の所定位置は、これら苗挟持片44a,44a下側に回転自在に設けた胚軸用カッタ49aをモータ49bで回転駆動して切断する構成として、台木苗Cの胚軸Eの長さを同じ長さにする構成である。
【0031】前記上下両側の苗挟持片44a,44aには、上下側に所定隙間を設けて、背当板50,50を設け、この上下両側の背当板50,50の一方側端面で、台木苗Cの胚軸Eの所定位置2箇所を苗該挟持片44a,44a間で挟持と、上下2箇所を該背当板50,50での受けとによって、台木苗C胚軸Eが挟持、及び支持されることにより、この胚軸Eが曲がっているときであっても、強制的に伸ばされて、位置決めできる構成である。この構成によって、良好な接ぎ木ができる。
【0032】この切断が終了すると、前記台木接木装置9aは、90度回転して停止する構成であり、この停止した位置が台木苗Cと穂木苗Dとの接合部Mを接ぎ木する位置であり、この接ぎ木が終了すると接木苗Lができる構成であり、接ぎ木が終了すると、更に、この台木接木装置9aは、90度回転して停止する構成であり、この停止位置が接木苗Lを仮植装置11へ引き継ぎする位置とした構成である。この作用関係は、図9で示す如く行わせる構成である。
【0033】前記穂木接木装置9bは、穂木整列移送装置8bの右側に設け、直線形状の支持板51は、台木接木装置9aの支持板48の回転方向とは、逆回転自在に設け、この支持板51の両先端部には、シリンダ43bにより、開閉自在な苗挟持片44b,44bを設け、該穂木整列移送装置8bの終端部へ移送された穂木苗Dの胚軸Fの所定位置を、この苗挟持片44b,44b間で挟持して引き継ぎすると同時に、シリンダ図示せずが作動して、この穂木苗Dの両子葉Hは、開葉装置図示せずで押付けて開ける構成である。押付けが終了すると、穂木カッタ10bが始動して、この穂木苗Dの胚軸Fの所定位置が切断されて、接ぎ木用の穂木苗Dができる構成である。この切断が終了すると、前記穂木接木装置9bは、180度回転して停止する構成であり、この停止位置が穂木苗Dと台木苗Cとの接合部Mを接ぎ木する位置である。
【0034】この接ぎ木位置で前記台木接木装置9aに切断されて挟持された台木苗Cの切断の接合部Mには、穂木接装置9bに切断されて挟持された穂木苗Dの切断の接合部Mが接合する位置とした構成であり、この位置で接ぎ木が行われる構成である。この作用関係は、図9で示す如く行わせる構成である。前記台木・穂木接木装置9a,9bは、複数本の台木苗C、及び穂木苗Dを挟持させることのできる構成として、作業内容の異なった作業を同時に行わせる構成として、接ぎ木作業の能率アップを図った構成である。
【0035】台木苗C、及び穂木苗Dを保持する前記挟持装置35、及び穂木整列移送装置8bから引き継ぎ、台木・穂木接木装置9a,9bでの接ぎ木、及び接ぎ木済み接木苗Lをこの台木接木装置9aから仮植装置11への引き継ぎの作用関係は図9で示す如く行わせる構成である。前記台木・穂木クリップ接合装置4a,4bは、図1〜図4で示す如く台木・穂木接木装置9a,9bの上部に設けた構成である。これら台木・穂木クリップ接合装置4a,4bは、台木・穂木クリップ移送装置2a,2b、台木・穂木回転装置52a,52b、台木・穂木繰出し装置53a,53b、クリップロ−ル54、及び台木・穂木クリップカッタ55a,55b等よりなる構成である。
【0036】前記クリップロ−ル54は、樹脂材等よりなり、略同形状の紐体をロ−ル状に形成して、図5で示す断面図の如く形成し、このクリップロ−ル54は、前後両面で左右両側に設けた台木・穂木回転装置52a,52bへ各々巻き付けた構成である。前記クリップロ−ル54の中央部には、台木苗Cと穂木苗Dとの接合部Mを把持する把持部57aを形成し、両端部には、円形状の溝57bと球形状の凸部58aとを形成した構成であり、この把持部57aは凹凸形状で楕円形状に形成し、該接合部Mを確実に把持させる構成である。該接合部Mの把持状態は図8で示す作用断面形状の如くであり、又、反対側の中央部には、台木・穂木クリップ移送装置2a,2bの後逑する台木・穂木クリップ吸着具67a,67bで吸着して保持する吸着部58bを形成している。
【0037】前記台木・穂木回転装置52a,52aは、台木苗Cと穂木苗Dとを接合する上部に設け、左右両側に所定間隔で設けた各支持枠59,59上部の支持軸59a,59aに、回転自在に回転リール60,60を軸支して設けている。これら回転リール60,60には、クリップロール54,54を互に逆回転向きの左巻きと右巻きとに巻き付けられ、両端部の溝57bと凸部58aとの位置が、互に逆位置で互に向き合う状態であり、一方側の該クリップロール54の該溝57bには、他方側の該クリップロール54の該凸部58aが嵌合し、又、他方側の該クリップロール54の該溝57bには、一方側の該クリップロール54の該凸部58aが、図8で示す如く嵌合する構成である。
【0038】前記クリップロール54,54の繰出し位置の、左右位置は、相違した位置としているが、前後位置は、略同じ位置とした構成である。前記台木・穂木繰出し装置53a,53bは、台木・穂木回転装置52a,52bの下部に設け、これら台木・穂木繰出し装置53a,53bは、左右方向に所定間で設けた支持軸56a,56a、及び支持軸56b,56bには、上下に支持板61a,61a、及び支持板61b,61bを設け、これら支持板61a,61a、及び支持板61b,61bに沿わせて上下移動板62a,62bを設け、この上下移動板62a,62bは、繰出しシリンダ63a,63bにより、所定距離上下移動する構成である。該上下移動板62aには、所定長さの固定挟持板64aを設けると共に、挟持シリンダ65aの作動により、横方向へ移動してクリップロ−ル54を挟持する該固定挟持板64aと同じ長さの移動挟持板66aを設けた構成である。
【0039】又、前記上下移動板62bには、固定挟持板64bより、所定長さ長い固定挟持板64bを設けると共に、挟持シリンダ65bの作動により、横方向へ移動してクリップロール54を挟持する該固定挟持板64bと同じ長さの移動挟持板66aを設けた構成である。前記台木・穂木クリップ移送装置2a,2bの台木・穂木クリップ吸着具67a,67bは、固定挟持板64a,64b、及び移動挟持板66a,66bの下部に位置させて設けている。これら台木・穂木クリップ移送装置2a,2bのこれら台木・穂木クリップ吸着具67a,67bの略軸心部には、図1、及び図2で示す如く空気が流通する空気孔68a,68aを個別に設けると共に、これら空気孔68a,68aに連通する空気メタル68b,68bを設け、これら空気メタル68b,68bに連通する台木・穂木ホ−ス69a,69bを設け、これら台木・穂木ホ−ス69a,69bの所定位置には、T字形状の台木・穂木分岐メタル70a,70bを個別に設けると共に、該台木・穂木分岐メタル70a,70bの上手側で一方側の該台木・補木ホ−ス69a,69bには、吸気用電磁弁71aを設け、他方側の該台木・穂木ホ−ス69a,69bには、排気用電磁弁71bを設けた構成である。
【0040】前記各吸気用電磁弁71aの作動により、コンプレッサ1bにより所定の空気圧は、台木・補木クリップ吸着具67a,67bへ吸入され、クリップロ−ル54,54はこの所定の空気圧で吸着して保持され、これらクリップロ−ル54,54は吸着して保持状態のままで所定長さに切断され、保持状態のままで接合クリップ3a,3aになる構成である。又、該接合クリップ3a,3bで台木苗Cと穂木苗Dとの接合部Mの把持が終了すると、排気用電磁弁71bの作動によって、所定の空気圧は該コンプレッッサ1bにより、該台木・穂木クリップ吸着具67a,67bから排出することにより、該接合クリップ3a,3aの吸着による保持を解除する構成であり、接合部Mの把持、及び解除性能の向上を図った構成である。
【0041】前記クリップロール54の台木苗C側の挟持から切断までは、下記の如く行われる構成であり、挟持シリンダ65aの作動により、台木繰出し装置53aの移動挟持板66aが作動し、この移動挟持板66aと固定挟持板64aとの間に、該クリップロール54が挟持され、繰出しシリンダ63aの作動により、所定量下方へこの台木繰出し装置53aが移動して停止する。横移動シリンダ72aの作動により、台木クリップ移送装置2aの台木クリップ吸着具67aが所定量横方へ移動して、該クリップロール54の吸着部58bへ当接し、例えば、該クリップロール54の下部は、この台木クリップ吸着具67aの先端部へ吸着されて保持され、このクリップロール54は引き継ぎされる。吸着して保持が終了すると、上下シリンダ73の作動により、保持したこの台木クリップ吸着具67aが所定量下方の台木苗Cと穂木苗Dとの接ぎ木部位置へ移動して停止すると共に、該挟持シリンダ65aの作動により、該移動挟持板66aが元の位置へ移動されて停止し、該繰出しシリンダ63aの作動により、該移動挟持板66aが元の上部位置へ移動されて停止し、該挟持シリンダ65aの作動により、該移動挟持板66aが移動し、この移動挟持板66aと該固定挟持板64aとの間に、該クリップロール54が再度挟持される。該クリップロール54の上部は、該台木繰出装置53aで挟持され、下部は、該台木クリップ移送装置2aの該台木クリップ吸着具67へ所定の空気圧で吸着されて保持されると、台木クリップカッタ55aが作動して、該クリップロール54が切断され、接合クリップ3aになる構成である。
【0042】前記クリップロール54の穂木苗D側の挟持から切断までの作用は、図4−(イ)から図4−(ニ)で示す如く行われる構成であり、図4の図中■〜■は、作用順序を示す。前記の台木苗C側との相違個所は、上下シリンダ73が不用であり、この上下シリンダ73作動によって行われる作用は、行われない構成であり、例えば、穂木クリップ移送装置2bの穂木クリップ吸着具67bの所定量下方への移動は行われない構成である。其の他の作用は、台木苗Cの作用と同じであり、この穂木クリップ吸着具67bの上下位置は、接ぎ木部位置とした構成であり、穂木クリップカッタ55bが作動して、該クリップロール54が切断され、接合クリップ3bになる構成である。該穂木クリップ吸着具67bも該クリップロール54を先端部へ所定の空気圧により、吸着して保持する構成である。
【0043】前記台木・穂木クリップ吸着具67a,67bに保持された接合クリップ3a,3bは、図8で示す如く台木苗Cと穂木苗Dとの接合部Mへ同時に移動されて両側より嵌合し、この嵌合によって接合部Mは、両側より把持部57a,57a間で把持され、接ぎ木が終了し、接木苗Lができる構成である。接ぎ木が終了すると、これら台木・穂木クリップ吸着具67a,67b所定の空気圧は排出され、保持が解除されると共に、元の位置へ復元される構成である。又、穂木接木装置9bの挟持が解放され、台木接木装置9aは、接ぎ木が終了した接木苗Lを挟持した状態で90度回転して停止する構成であり、この停止位置で、この接木苗Lは、仮植装置11に引き継ぎされる構成である。
【0044】接合部Mを保持した接合クリップ3a,3bは、接木苗Lが生育するに伴ない自然にはずれて落下する構成としている。接木苗Lの搬送は、穂木接木装置9bを解放させて、重量のある台木苗C側を挟持させて、回動搬送中の接合部Mの離脱を防止させた構成であり、台木苗Cと穂木苗Dとの接合部Mの把持のときは、これら台木苗Cと穂木苗Dの左右方向より、台木クリップ吸着具67a、及び穂木クリップ吸着具67bを移動させることにより、これら台木・穂木クリップ吸着具67a,67bとこれら台木苗C、穂木苗Dとが接触しても、接合部のズレの原因にならない構成として、接ぎ木率の向上を図った構成であり、又苗搬送路を交差しない構成として、機構の簡略化を図った構成である。更に、クリップロール54は、略同じ形状の紐体でロール状に形成して、コスト低減を図った構成である。
【0045】前記仮植装置11は、台木接木装置9aの右側に設け、上部レール74は、シリンダ図示せずにより、前後移動自在なテーブル75を設け、このテーブル75には、シリンダ図示せずにより、上下移動自在に支持軸75aを軸支して設け、この支持軸75a下端部には、開閉自在な挟持片76,76を設け、この挟持片76,76間に接ぎ木済み接木苗Lを挟持して、該台木接木装置9aから引き継ぎする構成であり、引き継ぎした接木苗Lは、接木苗箱供給装置6で移送されて、所定位置に停止した接木苗箱ハの凹孔部内の土の中に順次所定本数の一列分が仮植されて収容される構成としている。
【0046】前記操作装置図示せず内には、制御装置図示せずを設け、この制御装置でコンプレッサ1b、各電磁弁、及び吸気用・排気用電磁弁71a,71b等を始動、及び停止制御、台木・穂木方向センサ26a,26b,26c,28a,28bの検出による制御、接木機械1の各部が始動、及び停止制御され、接ぎ木作業が行われる構成としている。
【0047】接木機械81には、台木苗Cを受ける台木受装置82、この台木受装置82の台木苗Cを引き継ぎ挟持して移送する台木移送装置83、及びこの台木受装置82の台木苗Cを挟持し保持する台木挟持装置84を設けた構成である。前記台木受装置82は、図21、及び図22で示す如く底部の受面を逆ハ字状の下り傾斜に形成すると共に、中央部には、切断済みの台木苗Cの供給を受けて、子葉G下側の基部を受けて保持し、又、胚軸Eが通過する所定幅の溝を形成すべく、コ字形状の左・右受板よりなる上支持板85aは上板82a下側に装着して設け、この上支持板85aの所定距離下側には、中央部に胚軸Eが通過する所定幅の溝を形成すべくL時形状の左・右受板よりなる下支持板85bを設け、この下支持板85bは左右両側の支持軸85Cで吊り下げ状態に支持した構成である。
【0048】前記各上・下支持板85a,85bは所定間隔を設けて、左右方向2個所に設け、これらを一体で左右シリンダ86で左右移動自在な構成である。前記台木移送装置83は、図21、及び図22で示す如く左側部の上・下支持板85a,85bで保持された台木苗Cの胚軸E部の所定位置を挟持する上側には、上挟持片87a,87aと、下側には、下挟持片87b,87bとを設け、これら各上・下挟持片87a,87bを開閉操作する開閉シリンダ88a,左右移動させる左右シリンダ88b,及び上下移動させる上下シリンダ88Cを設けた構成である。
【0049】前記各上・下挟持片87a,87b、及び各シリンダ88a,88b,88cを前後移動させる前後シリンダ89を設けた構成である。前記台木挟持装置84は、図21、及び図22で示す如く左側部の各上・下支持板85a,85bで保持された台木苗Cの胚軸E部の所定位置を挟持する挟持片90,90を設け、この各挟持片90を開閉操作する開閉シリンダ90a、及び左右移動移動させる左右シリンダ90bを設けた構成である。
【0050】前記各上・下挟持片87a,87bの作動は、各上・下支持板85a,85bで保持された台木苗Cの胚軸E部の所定位置を、該上挟持片87a,87aでは、台木苗Cが上下移動可能な状態に挟持すると共に、該下挟持片87b,87bでは、台木苗Cが上下移動しない状態に挟持する。これらの挟持が終了すると、前後シリンダ89が始動され、該各上・下挟持片87a,87bは台木苗Cを挟持状態のままで、後方部の支持板48へ向けて移動が開始され、台木苗Cが該上・下支持板85a,85bの移送終端部を通過すると同時に、上下シリンダ88cが始動され、該下挟持片87b,87bが下方へ向けて移動し、台木苗Cの子葉G下側の基部が該上挟持片87a,87aの上側面へ当接するまで下降制御される。この下降制御は後方部の該支持板48の挟持片へ引継ぎする前段までに終了する構成であり、当接が終了すると該上下シリンダ88cを停止させる構成である。
【0051】台木苗Cが前記台木回転装置52aの挟持片へ引継ぎが終了すると、この台木苗Cは一方側の子葉Gを残して、斜めに台木カッタ10aで切断する構成である。これにより、台木苗Cの子葉Gの片葉切断の性能向上、更に2本保持による接ぎ木処理能力の向上、胚軸Eの左右のずれ等を防止できる。
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【出願日】 平成11年4月6日(1999.4.6)
【代理人】
【公開番号】 特開2000−287541(P2000−287541A)
【公開日】 平成12年10月17日(2000.10.17)
【出願番号】 特願平11−99061