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【発明の名称】 ポット装着装置
【発明者】 【氏名】松本 敏明

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 移送台1の側部設けられ該移送台1により移送された枠体7の枡8に嵌合させるポット9を収容したポットカセット12と、該ポットカセット12のポット9に上方から挿入されて膨張して前記枡8にまでポット9を運搬し該枡8にて縮小してポット9を載置する拡縮体33を有するポット移動部27とを設けたポット装着装置。
【請求項2】 請求項1において、前記ポットカセット12は、筒状の上下方向の収納ケース13に縦に重合させたポット9を常時上動するようにする上動手段と、収納ケース13の上部開口部16に設けたポット9の上動および前記拡縮体33により最上位置のポット9を引き抜いたときに2番目のポット9の引き抜きを停止させる抵抗面24を有する抵抗部23とを設けて構成したポット装着装置。
【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記拡縮体33は弾性部材を袋状に形成し、空気圧縮機34に接続ホース35を介して接続した噴出ノズル32に取付けると共に、上下用シリンダ37により上下自在および移動用モータ31により前記収納ケース13と前記枡8との間移動自在に構成したポット装着装置。
【請求項4】 請求項2または請求項3において、前記ポットカセット12およびポット移動部27は、前記収納ケース13および前記拡縮体33を前記枡8の並列数に対応したものを数種類用意し、適宜選択し得るように、着脱交換自在に構成したポット装着装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポット装着装置に係るものである。
【0002】従来、移送手段を有する移送台に、ポットを手作業で嵌合させた枠体を供給して移送し、移送中のポットに上方から土を供給する土供給装置は公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、枠体にポットを装着する手作業が面倒であり、作業人数の確保が容易でなく、効率が悪いという課題がある。そこで、ポット装着を機械化して土供給作業と連続作業にできるようにしたものである。
【0004】
【発明の目的】ポット装着の機械化、土供給作業との連続化、作業効率の向上。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、移送台1の側部設けられ該移送台1により移送された枠体7の枡8に嵌合させるポット9を収容したポットカセット12と、該ポットカセット12のポット9に上方から挿入されて膨張して前記枡8にまでポット9を運搬し該枡8にて縮小してポット9を載置する拡縮体33を有するポット移動部27とを設けたポット装着装置としたものである。本発明は、前記ポットカセット12は、筒状の上下方向の収納ケース13に縦に重合させたポット9を常時上動するようにする上動手段と、収納ケース13の上部開口部16に設けたポット9の上動および前記拡縮体33により最上位置のポット9を引き抜いたときに2番目のポット9の引き抜きを停止させる抵抗面24を有する抵抗部23とを設けて構成したポット装着装置としたものである。本発明は、前記拡縮体33は弾性部材を袋状に形成し、空気圧縮機34に接続ホース35を介して接続した噴出ノズル32に取付けると共に、上下用シリンダ37により上下自在および移動用モータ31により前記収納ケース13と前記枡8との間移動自在に構成したポット装着装置としたものである。本発明は、前記ポットカセット12およびポット移動部27は、前記収納ケース13および前記拡縮体33を前記枡8の並列数に対応したものを数種類用意し、適宜選択し得るように、着脱交換自在に構成したポット装着装置としたものである。
【0006】
【実施例】図により本発明の一実施例を説明すると、1は移送台であり、育苗容器2を始端部から終端部へ向けて移送する移送手段3を設けている。該移送手段3は移送ベルトまたは移送ロール等により適宜構成するが、後述するポット装着部4および穴開け装置5の所で一旦育苗容器2を停止させるため、移送方向に分割して各部所ごとに独立移送(駆動)できるように構成しているが、各部所の移送手段3は表現上全て移送手段3とし、特別な場合はその都度説明する。前記育苗容器2はトレー(トレイ)と呼ばれる枠体7の各枡8にビニポットと呼ばれるポット9を装着して構成する。
【0007】前記移送台1の始端部上方位置には、枠体供給部(トレー供給部)10に構成し、手作業または任意の装置により枠体7を移送手段3に供給する。枠体供給部10の前側には前記ポット9を枠体7の各枡8に装着する前記ポット装着部4を設ける。ポット装着部4は、移送台1のフレーム11の左右何れか一方側に前記ポット9を収容しておくポットカセット12を設ける。ポットカセット12は上下方向の筒形状の収納ケース13を前記枠体7の枡8の数に対応させて並設して構成する。即ち、ポット9の大きさによって、6個あるいは4個の枡8を前後方向に並設するが、これに対応する数の収納ケース13を設ける。この場合、各収納ケース13は上部または/および下部を取付フレーム14により連結することにより一体的に取り扱えるポットカセット12に構成し、ポットカセット12ごとフレーム11に着脱交換自在に構成すると、交換作業が容易で好適である。即ち、ポットカセット12は、収納ケース13の内径を種々のポット9の大きさに合わせて形成したものを複数種類用意して選択使用する。
【0008】各収納ケース13は、その上部開口部16より重合させたポット9を挿入する。各収納ケース13の左右側面には縦の挿入溝17を左右一対設け、挿入溝17には上下に移動する軸形状の移動体18を貫通させ、移動体18の両端に牽引ワイヤ19の下端を夫々係止し、各牽引ワイヤ19の上端は巻き取り機20に取付ける。巻き取り機20は中にバネ(図示省略)により回転する軸(図示省略)を設け、軸に牽引ワイヤ19を係止し、牽引ワイヤ19をバネに抗して下方に引くとバネが伸び、バネの弾力により軸を回転させて牽引ワイヤ19を巻き取り、移動体18を上動させる。各収納ケース13の上部開口部16には抵抗部23を設ける。抵抗部23はポット9との接触抵抗を大にするようなザラザラあるいはギザギザした抵抗面24を設けて構成し、前記巻き取り機20のバネの弾力に抗してポット9の上動を停止させ、ポット9を上部開口部16に位置させる。また、後述するポット移動部27による引き抜き取りのとき、下のポット9の上動を防止するのも期待する。
【0009】移送台1の左右何れか他方側には支持フレーム25を設け、支持フレーム25の上部には移送台1と交差方向に一対の案内レール26を設け、各案内レール26にはポット移動部27の移動体28を移動自在に取付ける。実施例では移動体28を案内レール26に調節する。案内レール26の間の支持フレーム25には歯車29を設け、案内レール26の先端側にも歯車29を設け、各歯車29間に無端チエン30を掛け回し、無端チエン30に前記移動体28を連結し、前記歯車29を移動用モータ31により回転させ、これにより前記移動体28を左右に移動させる。前記移動体28には下方に突出する噴出ノズル32を設け、噴出ノズル32の下部には拡縮体33を設ける。拡縮体33は弾性部材により球形状の袋状に形成して噴出ノズル32の周囲に位置させ、縮小させてポットカセット12のポット9内に上方より挿入し、挿入後空気を送って拡張させて拡縮体33の外面をポット9の内面に密着させ、この状態で、上動させ、次ぎに、枠体7の各枡8に降ろし、ここで噴出ノズル32を開放すると拡縮体33の弾性により萎んで空気を排出して縮小し、この状態でポット9を残して拡縮体33のみを上動させることにより、ポットカセット12の収納ケース13内のポット9を枠体7の枡8に運搬して装着する。
【0010】したがって、噴出ノズル32には空気を供給し、かつ、この空気圧を保持できればよく、所望位置に設けた空気圧縮機(コンプレッサ)34と噴出ノズル32とを接続ホース35により接続するが、実施例では、前記移動体28の上方に空気圧縮機34を設けている。また、前記噴出ノズル32は取付体36に前記ポットカセット12の収納ケース13の数に対応させて複数取付け、取付体36は前記移動体28に設けた上下用シリンダ37に取付け、上下用シリンダ37により上下させる。前記噴出ノズル32は収納ケース13の中心に位置するように取付体36に取付け、ポット9の大きさによりポットカセット12を交換するのに合わせて、拡縮体33の数の相違する取付体36を複数種類用意して選択交換使用する。
【0011】しかして、前記ポット装着部4の移送台1には育苗容器2を検知する検知手段38を設け、検知手段38により枠体7を所定位置に停止させ、これにより上下用シリンダ37に通電して拡縮体33を下降させ、拡縮体33を所定位置に下降させると、下センサ39により検知して空気圧縮機34を所定時間作動させて拡縮体33を膨張させてかつこの空気圧を保持し、その後上下用シリンダ37により拡縮体33とポット9を上動させ、拡縮体33の上動を上センサ40が検知すると、上下用シリンダ37を停止させると共に、移動用モータ31を作動させて移動体28を所定位置まで移動させると、位置センサ41が検知して移動用モータ31を停止させると共に上下用シリンダ37を伸長させて、拡縮体33を下降させ、拡縮体33を枠体7の枡8内に下降させると、前記下センサ39により検知して空気圧縮機34の空気圧の保持を解除して拡縮体33を縮小させ、その後上下用シリンダ37により拡縮体33のみ上動させ、ポットカセット12の上に戻し、これを反復して、最終の位置センサ41によりポットカセット12上に移動体28が戻ると、移送手段3による搬送を再開する。したがって、位置センサ41のうち位置センサ41aはポットカセット12上方位置に、位置センサ41bは各枠体7の枡8の上方位置に、位置センサ41cは最終の枠体7の枡8の上方位置に夫々配置したものであり、この各位置センサ41も枠体7の枡8の数によって、適宜選択使用すると共に、位置調節可能に構成している。
【0012】しかして、ポット装着部4の前側には土供給装置45を設ける。土供給装置45は公知構造であり、上部に供給ホッパ46を設け、供給ホッパ46の下方に前記育苗容器2の移送方向と平行に回転する供給ベルト47等を設けて構成している。前記土供給装置45の側部には、供給ホッパ46に土を供給するバケットコンベア48を設ける。バケットコンベア48は、前記育苗容器2の移送方向と平行に一対のフレーム49、49を設け、フレーム49、49の上部にはコンベア用モーター50を設け、該コンベア用モーター50の出力軸をフレーム49、49の上部に設けた上部回転軸51に直接または間接的に連結する。フレーム49、49の下部には上部回転軸51と対となる下部回転軸52を軸装し、上部回転軸51に固定のスプロケット53と下部回転軸52に固定のスプロケット54との間に無端チエン55を巻回し、該無端チエン55の外周には篩土を上昇させるバケット56を所定間隔を置いて複数個取付けて構成する。
【0013】前記フレーム49、49の下部の、前記バケット56の回転上昇側には篩土を張込む張込ホッパー57を設け、張込ホッパー57には着脱自在の土補給装置58を設ける。土補給装置58は補給ホッパー59の下方に補給搬送ベルト60を設けて構成する。前記フレーム49、49の下部の、前記バケット56の回転下昇側には前記土供給装置45より落下する篩土を回収する前記回収戻し装置61を設ける。前記回収戻し装置61は、前記土補給装置58と同様に、上方に回収用ホッパー62を設け、回収用ホッパー62の下方に戻し搬送ベルト63を設けて構成する。しかして、土供給装置45の前側には、ポット9に供給した土64の上面に窪み65を形成する穴開け装置5を設ける。穴開け装置5は、フレーム11の上方に支持フレーム66を設け、支持フレーム66には取付部材67を上下自在に取付け、取付部材67の所望位置には縦方向にラック溝68を設け、ラック溝68にピニオンギヤ69を噛み合わせ、ピニオンギヤ69はハンドル70の軸71により回転させる。前記取付部材67はハンドル70により高さ位置を調節後は位置不動になって穴開け作業をするので、これにより初期高さを設定する。
【0014】取付部材67には縦の上下移動軸部材72を設け、上下移動軸部材72にはラック溝73を設け、ラック溝73にピニオンギヤ74を噛み合わせ、ピニオンギヤ74は取付部材67に設けた窪み用モータ75の出力軸に固定する。上下移動軸部材72の下部には上下移動体76を取付け、上下移動体76には前記ポット9内に下降して土64に窪み65を形成する窪み形成突起77を設ける。窪み形成突起77は取付体78に前記枠体7の枡8の数および配置に対応させて複数取付け、前記窪み形成突起77はポット9の中心に位置するように、ポット9の大きさにより取付体78ごと複数種類用意して選択使用するために着脱交換する。そして、穴開け装置5は前記窪み形成突起77と該窪み形成突起77の上下機構により構成する穴形成部79を有し、穴形成部79の下方に振動付与部80を設ける。振動付与部80は前記育苗容器2を載置するテーブル81に枠体82を取付け、枠体82に振動付与モータ83を取付け、枠体82は防振体84を介して取付枠85に取付け、取付枠85をフレーム11に取付ける。振動付与モータ83はその出力軸86に偏心させて回転体87を取付け、回転体87を回転させて微振動させる。この場合、振動の程度によっては出力軸86の回転を増速させる伝達機構Lを設けて、伝達機構Lに前記回転体87を設けて更に高速回転させて微振動させることもできるようにすると、いかなる場合にも対応できて好適である。
【0015】振動付与部80はテーブル81を穴開け装置5に設けた無端搬送ベルト88のうち上側のベルトの下方に位置させ、無端搬送ベルト88により搬送された育苗容器2を所定位置に停止させ、振動付与部80と穴形成部79を作動させ、窪み65の形成完了すると、再び無端搬送ベルト88を回転させて前方に搬送する。そのため、穴形成部79の手前にはフリーローラ92を設けて土供給装置45から搬送されてくる育苗容器2が詰まらないようにしている。また、フリーローラ92の終端には検知手段93を設け、振動付与部80と穴形成部79の作動中に検知手段93が育苗容器2を検知すると、穴開け装置5の手前側(上手側)の移送手段3および各装置を停止させて、連続作業状態を制御する。
【0016】しかして、育苗容器2の所定位置における停止は、穴形成部79の前端位置に設けた検知手段89により検出し、検知手段89が検知すると、移動用モータ31を停止させ、これにより窪み用モータ75に通電して窪み形成突起77を下降させ、窪み形成突起77を所定位置に下降させると、下センサ90により検知して窪み形成突起77を上動させ、これを上センサ91が検知すると、窪み用モータ75を停止させると共に、無端搬送ベルト88を作動させて育苗容器2を送出し、この先行育苗容器2の後に隙間を開けて無端搬送ベルト88に乗り移った育苗容器2の先端が検知手段89に至ると、無端搬送ベルト88を停止させ、前記作業を反復する。
【0017】しかして、穴開け装置5の前側には、移植部94を設ける。移植部94はポット9の土64の窪み65に苗箱95から苗96を移植するものであり、移送台1の一側に任意の苗箱(セルトレイ等を含む)95を載置する苗箱載置台97を設け、苗箱載置台97の苗箱95より取出した苗96を移植する。したがって、苗箱載置台97は移送台1の他側にいる作業者が苗96を取り易いように、移送台1側を低く離れるに従い高くなるように傾斜させている。なお、移植部94の先に移送台1を延長コンべアとして設けてるが(図1)、任意であり、ハウス内まで延長したり、また、台車に育苗容器2を積み換えて運搬することもある。
【0018】
【作用】次に作用を述べる。移送台1の移送手段3の始端部の枠体供給部10に、手作業または任意の装置により枠体7を順次供給し、供給された枠体7は、ポット装着部4の下方に至り、検知手段38により枠体7を所定位置に停止させ、これにより上下用シリンダ37を伸長させて拡縮体33を下降させ、拡縮体33をポットカセット12の各収納ケース13のポット9内の所定位置に下降させると、下センサ39によりこれを検知して上下用シリンダ37を停止させると共に、空気圧縮機34を作動させる。
【0019】空気圧縮機34が作動すると、空気は空気圧縮機34より接続ホース35を通って噴出ノズル32に至る。噴出ノズル32の先端には弾性体で形成した拡縮体33が取付けられているので、空気圧縮機34により送出された空気により拡縮体33が膨らみ、拡縮体33の外面をポット9の内面に密着させる。前記空気圧縮機34による空気送出は所定時間行われ、該時間が経過すると、空気圧縮機34による空気送出は停止するが所定空気圧を保持して拡縮体33を拡張(膨張)状態のままとし、同時に、上下用シリンダ37を縮小させて拡縮体33とポット9を共に上動させ、拡縮体33を所定位置まで上動すると上センサ上センサ40が検知して上下用シリンダ37を停止させる。
【0020】すると、移動用モータ31を作動させて無端チエン30を回転させて移動体28を最もポットカセット12側または遠い側の何れかの枡8の上方に位置させると、位置センサ41bが検知して移動用モータ31を停止させる。すると、上下用シリンダ37を伸長させて、拡縮体33を下降させ、拡縮体33を枠体7の枡8内に下降させると、これを下センサ39が検知し、空気圧縮機34の空気圧の保持を解除し、すると拡縮体33自己の弾性力により縮小し、その後上下用シリンダ37により拡縮体33のみ上動させる。したがって、ポット9は枠体7の所定の枡8内に装着される。
【0021】しかして、枠体7の枡8にポット9を装着すると、移動用モータ31を逆転させて移動体28をポットカセット12の上に戻し、前記作業を反復して、最終の位置センサ41cよりポットカセット12上に移動体28が戻ると、枠体7の全ての枡8にポット9が装着され、このとき以降、枠体7とポット9により育苗容器2が構成され、この育苗容器2が移送手段3による搬送される。前記作業において、ポットカセット12の収納ケース13は上下方向の筒形状に形成しているから、この収納ケース13内に縦に重ねたポット9を収容する。
【0022】収納ケース13には縦の挿入溝17を左右一対設け、挿入溝17には上下に移動する移動体18を取付け、移動体18のポットカセット12より突出する両端には牽引ワイヤ19の下端を係止し、牽引ワイヤ19の上端は巻き取り機20に取付け、各収納ケース13の上部開口部16にはポット9との接触抵抗を大にする抵抗面24を有する抵抗部23を設けているから、前記拡縮体33により一番上のポット9だけが持ち上がって、それ以外は収納ケース13内に収容され、次ぎのポット9は巻き取り機20と牽引ワイヤ19により上方に付勢されている移動体18により上動し、抵抗部23で停止する。
【0023】したがって、ポット9を上部開口部16に位置させる構成は任意であるが、巻き取り機20の上動させようとするバネ弾力と抵抗部23の抵抗面24の接触抵抗は、ポット9が収納ケース13の上部開口部16より出ないように相対的に設定し、拡縮体33とポット9との接触抵抗により一番上のポット9だけが持ち上がるように設定すると、構成が簡単になって好適である。しかして、前記枠体7の枡8は縦横に複数並設し、また、ポット9の大きさによって並列数を変更させているが、ポットカセット12は枡8の前後数に対応させた収納ケース13を取付フレーム14により一体的に取付けたものを種々用意して構成しているから、どんな枠体7にでも対応できる。
【0024】また、前記拡縮体33は、取付体36に前記ポットカセット12の収納ケース13の数に対応させて複数取付けた噴出ノズル32を種々用意しているから、どんな枠体7にでも対応でき、枠体7の枡8の前後数に応じたポットカセット12と噴出ノズル32を有する取付体36ごとを選択して取付けることにより前後方向の一列分の枠体7の枡8にポット9を一度に装着できる。また、同様に、位置センサ41も枠体7の枡8の左右方向の数に合わせて選択し、かつ、位置調節することによりどんな枠体7にでも対応して、ポット9を装着できる(もっとも、枠体7とポット9の関係は、ポット9の大きさに合う枡8を有する枠体7を選択使用する)。
【0025】しかして、前記ポット装着部4の前側には土供給装置45を設けているから、枠体7の全ての枡8にポット9が装着された育苗容器2は、土供給装置45の下方にて土の供給を受ける。この場合、土供給装置45の供給ホッパ46にはバケットコンベア48を接続し、バケットコンベア48の張込ホッパー57に土補給装置58の補給ベルト60の終端を接続し、土補給装置58の補給ホッパー59に篩土を投入し、バケットコンベア48の全体のスイッチをオンにすると、バケットコンベア48のコンベア用モーター50および土補給装置58のベルト用モーター31に通電される。
【0026】コンベア用モーター50は上部回転軸51を回転させて、バケットコンベア48を駆動させてバケット56の回動を開始させ、土補給装置58は補給ベルト60を回動させてホッパー59内の土を張込ホッパー57に供給し、張込ホッパー57内で反転して上昇するバケット56が土を上昇させて上方位置にて放擲し、土は土供給装置45の供給ホッパ46に入り、土供給装置45より落下した土は回収戻し装置61の回収用ホッパー62に入り、下部回転軸52の回転が回収戻し装置61に伝達されて、回収用ホッパー62内の土は戻し搬送ベルト63によりバケットコンベア48の基部に搬送され、搬送された土は下降してくるバケット56により掬い上げられて上昇し、土供給装置45の供給ホッパ46に戻す。
【0027】しかして、土供給装置45の前側には、ポット9に供給した土64の上面に窪み65を形成する穴開け装置5を設けており、穴開け装置5は、窪み形成突起77と該窪み形成突起77の上下機構により構成する穴形成部79を有し、穴形成部79の下方に振動付与部80を設け、穴形成部79の前端位置に育苗容器2の検知手段89を設けているから、検知手段89が育苗容器2を検知すると穴開け装置5の部分の移送手段3を停止させ、これにより窪み用モータ75に通電して窪み形成突起77を下降させ、窪み形成突起77を所定位置に下降させると、下センサ90により検知して窪み用モータ75を逆転させて窪み形成突起77を上動させ、窪み形成突起77を元の位置まで復帰したのを上センサ91が検知すると、窪み用モータ75を停止させると共に、無端搬送ベルト88を作動させて育苗容器2を送出し、この先行育苗容器2の後に隙間を開けて無端搬送ベルト88に乗り移った育苗容器2の先端が検知手段89に至ると、無端搬送ベルト88を停止させ、前記作業を反復する。
【0028】即ち、窪み用モータ75が回転すると、ピニオンギヤ74が回転して上下移動体76を下動させ、これにより窪み形成突起77を設けた上下移動体76が下降し、各窪み形成突起77は育苗容器2の各ポット9の床土に窪み65を形成し、すると、ピニオンギヤ74を逆転させる。しかして、穴開け装置5は前記窪み形成突起77と該窪み形成突起77の上下機構により構成する穴形成部を有し、穴形成部79の下方に振動付与部80を設けているから、前記窪み形成突起77により窪み65を形成するとき、育苗容器2のポット9を振動させ、美麗な窪み65を形成できる。この場合、穴形成部79と振動付与部80は別個に設けているから、ポット9に供給する土の性状により、振動付与部80を作動させないことも可能であり、また、窪み形成突起77が侵入するときあるいは侵入後等の種々の態様で、振動付与部80を作動させることができる。
【0029】また、前記取付部材67は支持フレーム66に上下自在に取付け、取付部材67の所望位置には縦方向にラック溝68を設け、ラック溝68にハンドル70の軸軸71に設けたピニオンギヤ69を噛み合わせているから、ハンドル70によりピニオンギヤ69を回転させると取付部材67の高さを変更でき、窪み形成突起77の初期高さを設定する。また、下センサ90と上センサ91は夫々位置変更自在に取付け、下センサ90と上センサ91の間隔を変更すると、窪み形成突起77の上下ストロークを変更調節できる。
【0030】しかして、振動付与部80は前記育苗容器2を載置するテーブル81に四角枠状の枠体82を取付け、枠体82に振動付与モータ83を取付け、枠体82は防振体84を介して取付枠85に取付け、取付枠85をフレーム11に取付けているから、振動付与モータ83に通電すると、振動付与モータ83が回転して、この振動により枠体82が振動し、これによりテーブル81が振動して育苗容器2のポット9を振動させるが、枠体82は防振体84を介して取付枠85に取付け、取付枠85をフレーム11に取付けているから、枠体82の振動は防振体84が吸収してフレーム11を振動させない。
【0031】また、振動付与モータ83の出力軸86には偏心させて回転体87を着脱自在に取付け可能であり、また、出力軸86の回転を増速させる伝達機構Lに回転体87を着脱自在に取付け可能に構成しているから、テーブル81の振動の程度は、振動付与モータ83単体の振動と、振動付与モータ83の出力軸86に偏心させて回転体87を取付けたときの振動と、回転増速伝達機構を介しての回転体87の回転による振動とに使い分けることができ、いかなる場合にも対応できて好適である。また、振動付与部80はテーブル81を穴開け装置5に設けた無端搬送ベルト88のうち上側のベルトの下方に位置させているから、無端搬送ベルト88はテーブル81の上方を通過し、搬送された育苗容器2がテーブル81上に至ると、育苗容器2の重量で無端搬送ベルト88が下がってテーブル81上に密着し、この状態で無端搬送ベルト88の一部と育苗容器2を振動させる。
【0032】
【効果】本発明は、移送台1の側部設けられ該移送台1により移送された枠体7の枡8に嵌合させるポット9を収容したポットカセット12と、該ポットカセット12のポット9に上方から挿入されて膨張して前記枡8にまでポット9を運搬し該枡8にて縮小してポット9を載置する拡縮体33を有するポット移動部27とを設けたポット装着装置としたものであるから、ポットの引き抜いての取出と、運搬と、装着の一連の作業を機械化でき、作業効率を向上させる。本発明は、前記ポットカセット12は、筒状の上下方向の収納ケース13に縦に重合させたポット9を常時上動するようにする上動手段と、収納ケース13の上部開口部16に設けたポット9の上動および前記拡縮体33により最上位置のポット9を引き抜いたときに2番目のポット9の引き抜きを停止させる抵抗面24を有する抵抗部23とを設けて構成したポット装着装置としたものであるから、ポット9を収容するスペースを小さくでき、また、常時所定位置にポット9を位置させてポット移動部27の作動を確実にできる。本発明は、前記拡縮体33は弾性部材を袋状に形成し、空気圧縮機34に接続ホース35を介して接続した噴出ノズル32に取付けると共に、上下用シリンダ37により上下自在および移動用モータ31により前記収納ケース13と前記枡8との間移動自在に構成したポット装着装置としたものであるから、ポットの引き抜いての取出と、運搬と、装着の一連の作業を簡単な構成で機械化できる。本発明は、前記ポットカセット12およびポット移動部27は、前記収納ケース13および前記拡縮体33を前記枡8の並列数に対応したものを数種類用意し、適宜選択し得るように、着脱交換自在に構成したポット装着装置としたものであるから、大きさの相違する種々のポット9の装着が可能にできる。
【出願人】 【識別番号】000132219
【氏名又は名称】株式会社スズテック
【出願日】 平成11年1月27日(1999.1.27)
【代理人】 【識別番号】100080470
【弁理士】
【氏名又は名称】新関 宏太郎 (外1名)
【公開番号】 特開2000−217438(P2000−217438A)
【公開日】 平成12年8月8日(2000.8.8)
【出願番号】 特願平11−19081