| 【発明の名称】 |
自動接ぎ木装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】滝本 秀夫
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| 【要約】 |
【課題】一回ごとスイッチを入力する手段では、操作に手間を要する。また、専用のスイッチを設けることも考えられるが、部品を別個に必要となり、その管理もたいへんである。
【解決手段】入り操作に関連して苗の切断装置により接ぎ木用の苗を切断する切断作業と、苗供給装置により切断した苗を接合場所に供給する供給作業と、苗を接合する接合作業とを一作業毎行なわせるステップスイッチ1と、初期状態に戻すリセットスイッチ2とを操作パネル3に並べて設け、該ステップスイッチ1とリセットスイッチ2とを同時に入り操作することにより、前記各作業を連続して行なうことができる自動接ぎ木装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 入り操作に関連して接ぎ木用の苗を切断する切断作業と、切断した苗を接合場所に供給する供給作業と、苗を接合する接合作業とを一作業毎行なわせるステップスイッチ1と、初期状態に戻すリセットスイッチ2とを操作パネル3に並べて設け、該両スイッチ1,2を同時に入り操作することにより、前記各作業を連続して行なうことができる自動接ぎ木装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、穂木苗と台木苗とを接合して接ぎ木苗を製造する自動接ぎ木装置に関する。 【0002】 【従来の技術】手動スイッチが設けられ、このスイッチを一回毎入りにして切断作業や、供給作業や、接合作業等に支障がないかチェックするようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、一回ごとスイッチを入力する手段では、操作に手間を要する。また、専用のスイッチを設けることも考えられるが、部品を別個に必要となり、その管理もたいへんである。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、このような課題を解決する自動接ぎ木装置を提供するものであって、つぎの技術的手段を講じた。即ち、入り操作に関連して接ぎ木用の苗を切断する切断作業と、切断した苗を接合場所に供給する供給作業と、苗を接合する接合作業とを一作業毎行なわせるステップスイッチ1と、初期状態に戻すリセットスイッチ2とを操作パネル3に並べて設け、該両スイッチ1,2を同時に入り操作することにより、前記各作業を連続して行なうことができる自動接ぎ木装置とする。 【0005】 【発明の作用】手動又は自動で穂木苗及び台木苗を供給すると、該苗は切断作業、切断した苗を接合場所に供給する供給作業、苗を接合する接合作業が順次行われて接ぎ木苗を製造する。そして、ステップスイッチ1を入り操作する毎に切断作業、供給作業、を接合作業を1作業毎行なう。また、リセットスイッチ2を入りにすることにより、作業を初期状態に戻すことができる。 【0006】さらに、ステップスイッチ1とリセットスイッチ2とを同時に入り操作することにより、切断から接合までの作業を連続して行なう。 【0007】 【発明の効果】操作パネル3に設けているステップスイッチ1とリセットスイッチ2とを使用するものであるから、安価でメンテナンスも容易である。さらに、苗がなくても一連の作業状態を確認できる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。まず、その構成について説明すると、自動接ぎ木装置4は接ぎ木本体5を挟んで一側に穂木苗受け具6を設けると共に他側に台木苗受け具7を設けている。なお、該接ぎ木本体5の中央部には、接合場所8に接ぎ木クリップ9を整列して搬送するクリップ供給装置10を設けている。 【0009】そして、該穂木苗受け具6と接合場所8との間には穂木苗11を穂木苗受け具6から接合場所8に搬送して供給するす木苗供給装置12を設けており、台木苗受け具7と接合場所8との間には台木苗13を台木苗受け具7から接合場所8に搬送して供給する台木苗供給装置14を設けている。また、穂木苗供給装置12が穂木苗11を搬送する工程の途中に穂木苗切断装置15を設け、台木苗供給装置12が台木苗13を搬送する工程の途中に台木苗切断装置16を設けている。 【0010】3は接ぎ木本体5の上部に設けた操作パネルであって、接ぎ木数をカウントして表示するカウンタ−17、異常時に警報を報知する警報ブザ−18、注意を喚起する注意ランプ19、電源スイッチ20、「切」・「手動」・「自動」・「選別」の各作業を選択可能なダイヤル式のモ−ド切換スイッチ21、「始動」・「停止」を選択する運転スイッチ22、作物スイッチ(実施例ではスイカ)23、切断作業、供給作業、接合作業等を一ステップ毎行なうことができるステップスイッチ1、作業を初期状態に復帰させるリセットスイッチ2、切断前の穂木苗への把持圧力を調整できる穂木把持力調整スイッチ24、作動圧力計25等を設けている。 【0011】26は、例えば、穂木苗供給装置12や台木苗供給装置14による穂木苗11及び台木苗13の搬送・供給速度、穂木苗切断装置15や台木苗切断装置16による穂木苗11及び台木苗13の切断速度等を調整する速度調整装置であって、前記操作パネル3の近くに設けていると共に、上面に開閉自在のカバ−27を設けている。 【0012】したがって、作業者は各作業のスピ−ド調整を簡単に行なうことができるので、穂木苗11と台木苗13の接合姿勢を良好にし、接合率を高め得る。28は前記クリップ供給装置10のクリップ貯留容器であって、接合側とは反対側の後端部の側面部に排出孔29を設けている。そして、該排出孔29の下方位置に、縦長のダストシュ−タ30を接ぎ木本体5に着脱自在に設けている。なお、該ダストシュ−タ30はパイプのようなものでもよい。 【0013】この構成により、接ぎ木クリップ9を多数貯留しているクリップ貯留容器28にあるゴミやホコリ等の異物を簡単に排出することができると共に排出した異物をダストシュ−タ30を通って機外に排出できる。したがって、接ぎ木クリップ9の移動を円滑にできるので、切断した接ぎ木用苗の把持を良好にし、さらに接合率を高めることができ、作業能率の向上を図れる。 【0014】また、該自動接ぎ木装置4は接ぎ木圧力調整用レギュレ−タ31とソレノド設置マニホ−ルド間に流量制御弁32を設けているので、任意使用のエア駆動源においても流量を一定となり、一定スピ−ドにてアクチュエ−タが作動できる。つぎに、その作用について説明する。まず、作業者は電源スイッチ20及び運転スイッチ22を入りにし、また、モ−ド切換スイッチ21を自動に選択した後、穂木苗11の胚軸を穂木苗受け具6にセットし、台木苗13の胚軸を台木苗受け具7にセットする。 【0015】すると、これを感知したセンサ(図示せず)からの信号により、エアを駆動源とする作動手段によってハンドが横方向内側に移動し、穂木苗11の胚軸を把持する。そして、穂木苗供給装置12は略90度回動して穂木苗切断装置15に対向する位置で停止すると、これとタイミングを持って、穂木苗切断装置15は回動して元の位置に戻るが、この回動時において、切断刃は手前側に位置する子葉を有する胚軸の略所定位置を切断する。胚軸の切断を終えると、穂木苗供給装置12はさらに90度回動して接合場所8に対向させる。 【0016】一方、台木苗13も前記と同様の作業が行われて、台木苗供給装置14によって接合場所8に対向する位置に搬送されるが、この間、回動する台木苗切断装置16に設けた切断刃によって略所定位置を切断される。続いて、穂木苗供給装置12のエアチャックは前方の所定位置に移動すると共に台木苗供給装置14のエアチャックも前方の所定位置に移動して、穂木苗11の切断面と台木苗13の切断面を押し付ける。 【0017】これとタイミングを取っているクリップ供給装置10は把持部を開放している接ぎ木クリップ9を前方に押し出すので、押し出された接ぎ木クリップ9の把持部は、その後閉じて押し付けられている穂木苗11の切断面と台木苗13の切断部を把持し接ぎ木苗の製造を完了する。接合作業を終えると、穂木苗供給装置12及び台木苗供給装置14のエアチャックは交代して元の所定位置に戻り、それぞれ穂木苗受け具6と台木苗受け具7に向かって回動し、つぎの作業のために待機する。 【0018】手動操作する場合には、モ−ド切換スイッチ21を自動から手動に合わせる。そして、ステップスイッチ1を押すと、穂木苗供給装置12が穂木苗受け具6に向けて前進し苗の把持動作を行い、台木苗供給装置14が台木苗受け具7に向けて前進し台木苗の把持動作をする。つづいて、ステップスイッチ1を押すと、穂木苗供給装置12及び台木苗供給装置14が約90度回転する。以下、ステップスイッチ1を入りにする毎に、次の1作業を行なう。 【0019】さらに、リセットスイッチ2を入りにすると、作業が初期状態に復帰される。したがって、手動による作業の途中で作業開始位置に戻したい場合に有効である。ステップスイッチ1とリセットスイッチ2とを同時に入りにすると、制御プログラムにしたがって前記自動動作と同様の作業を行なうので、接ぎ木用の苗がない場合であっても、各動作が正常に行われているか容易に知ることができる。これにより、メンテナンスの効率化を図れる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年1月11日(1999.1.11) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−201532(P2000−201532A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月25日(2000.7.25) |
| 【出願番号】 |
特願平11−4451 |
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