| 【発明の名称】 |
珠芽を利用したニンニクの生産方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】小林 尚司
【氏名】西岡 正雄
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、これまで捨てられていた鱗茎基部に着生する珠芽(1)を種球として利用する方法を解明し、効率の高い繁殖方法にし、さらに、珠芽(1)を用いることにより、分球しない皮剥きの手間が省けるニンニクの大型一球玉(3)を生産することを目的とする。
【解決手段】本発明は、鱗茎基部に珠芽(1)を着生するグレートヘッドガーリック(2)の系統を用い、珠芽(1)を休眠打破させた後、外皮を除去して発芽させることにより、繁殖効率の高い方法で、皮剥きの手間が省ける分球しない大型一球玉(3)のニンニクを生産することである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 株の鱗茎基部に、珠芽(1)を形成するグレートヘッドガーリック(Allium ampeloprasum,Ampeloprasumgroup)(2)の系統を用い、6〜7月に掘りあげた株の基部に着生した珠芽(1)を一定の高温条件を与えて休眠打破させた後、珠芽(1)の外皮を除去して発芽させ、秋に定植したものから翌年6〜7月に収穫できるニンニクの大型一球玉(3)の生産方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、グレートヘッドガーリック2の系統を用い、株の鱗茎基部に着生する珠芽1を利用した食用ニンニクの生産方法に関する。 【0002】 【従来の技術】グレートヘッドガーリック2は、通常は鱗片繁殖し、一つの鱗片4を植えると翌年には一株が5〜8片の鱗片4に分かれ、繁殖の効率は5〜8倍と低い。鱗片4は、食用とするが、次作の作付けのための種球としても用いるため、収穫したものの1/8〜1/5は種球用に確保しておかなければならない。また、一株が5〜8片に分かれているため、食用にする際、一片ずつ皮を剥くのに手間がかかる。珠芽は外皮が硬く、そのまま植えても発芽しないので、これまでは利用方法がわからずに捨てられていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、これまで捨てられていた鱗茎基部に着生する珠芽1を種球として利用する方法を解明し、効率の高い繁殖方法にし、さらに、珠芽1を用いることにより、分球しない皮剥きの手間が省けるニンニクの大型一球玉3を生産することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、鱗茎基部に珠芽1を着生するグレートヘッドガーリック2の系統を用い、珠芽1を休眠打破させた後、外皮を除去して発芽させることにより、繁殖効率の高い方法で、皮剥きの手間が省ける分球しない大型一球玉3のニンニクを生産することである。 【0005】 【発明の実施形態】6〜7月に掘り上げたグレートヘッドガーリック2の親株の鱗茎基部に着生する珠芽1を、一定の高温条件の下で休眠打破させる。好ましい条件としては、平均気温30℃の部屋に10日間置く。 【0006】休眠打破した珠芽1の外皮を除去し、10〜11月に定植する。冬までの生育を促進するため、あらかじめ9月頃にポットに植え、ほう芽させたものを定植すると、春からの生育が旺盛になり、球の肥大も良くなる。しかし、低温に遭遇する前に、株の生育が促進しすぎると、花芽を分化し、鱗片が分かれた玉となる。これを防ぐため、冬期に入るまでの株の大きさに一定の基準を設ける。冬期の気温の年次の違いにもよるが、好ましい条件としては株元の茎径が1.5cm以下とする。 【0007】定植後の栽培管理条件は、一般のニンニク栽培と同様とする。この方法により、冬期に花芽を分化しない株は、長日条件になると分球しないまま鱗葉の肥大を開始し、6〜7月の掘りとり時には直径4〜6cm、重さ40〜50gの大型一球玉3となる。 【0008】親株の育成にあたっては、大きな株ほど多くの珠芽1を着生するため、できるだけ大きな鱗片4を秋に植え付ける。この株は冬期の低温に遭遇し、花芽を分化して5〜8片の鱗片に分球し掘りとり時には250〜350gになる。この株の基部に8〜15個の珠芽1を着生し、この珠芽1を種球として用いる。分球した鱗片4は、次年度の親株として用いる。この方法では、珠芽の増殖率が8〜15倍となり、従来の鱗片繁殖の増殖率である5〜8倍に比べて約2倍の高い効率となる。また、重さ1〜3gの珠芽が、収穫時には重さ40〜50gの一球玉となり、10倍以上の生長量となり、従来の鱗片繁殖の生長量である5〜8倍に比べても高くなる。 【0009】 【発明の効果】本発明は、鱗茎基部に着生した珠芽1を種球として用い、大型一球玉3を作ることによって、従来の鱗片繁殖に比べて約2倍の繁殖効率の高いニンニクの生産方法となる。できた大型一球玉3は分球しないので、可食部の割合が大きく、皮を剥く際、外皮を剥くだけでよく手間が省ける。また、外観が従来にないタマネギ型をしており、大きさも手頃でボリューム感もあり新しい食材としての用途も開ける。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599018675 【氏名又は名称】小林 尚司
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| 【出願日】 |
平成10年12月28日(1998.12.28) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−188944(P2000−188944A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月11日(2000.7.11) |
| 【出願番号】 |
特願平10−378539 |
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