| 【発明の名称】 |
不透水層を有する構造物の床面の緑化工法及びその構造と床面構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】高野 勉
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| 【要約】 |
【課題】本発明は都市型集合住宅の各住宅毎の緑化が簡易に行えると共に真夏の間でも朝の水やり程度で十分に植物の生育が可能で、緑化による潤いのある生活空間が創造出来る床面の緑化工法及び緑化構造を提供し、且つ床面が簡単にウッドデッキに切換え出来るその床面構造を提供することを目的とする。
【解決手段】コンクリ−ト構造物の床面1と植栽土12の間に、不織布10を敷き込み、土砂が流れ出ない処理を行い且つ立上り排水管3の周囲に化学繊維材8を取付け、植栽土12が薄くても圧密を防ぐアジャストパネル11を水平に敷き込み、且つ感温性の土壌保水剤121を内部に混合させ土中の温度を調整可能とした状態で植物13を植える緑化工法及び緑化構造と成す。またウッドデッキに変更できるようにアジャストパネル11の上に木板が載る床構造と成しても良い。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 コンクリ−トなどの構造物の床面(1)に於いて、イ)立上り(2)を床面(1)の周囲に設け、立上り排水管(3)に土砂等による目詰まり防止用の化学繊維材(8)を取付け、且つ床面(1)に不織布(10)を敷き込む下準備工程。 ロ)下準備が完了した床面(1)に、格子状に区画された枠体状のパネル本体(111)とその高さを調整するアジャスト部材(112)を有するアジャストパネル(11)を多数配置し、アジャストパネル(11)が所定高さを確保して水平になるように高さ調整を行うアジャストパネルの敷設工程。 ハ)予め工場にて人工骨材,腐食土,土壌保水剤(121)等を調合混練した植栽土(12)を用意しておき、床面(1)に植栽土(12)を投入して、アジャストパネル(11)より2cm程度上部まで植栽土(12)が覆われるように投入して敷き込みを行い、軽く転圧が行われて平らに敷き均しを行う植栽土の投入工程。 ニ)前記植栽土(12)に芝生等の植物(13)を植え込み、植え込み後は、水やりの管理を行いながら根付きを確認する芝生等の植物の植え込み工程。 以上の工程から成る不透水層を有する構造物の床面の緑化工法。 【請求項2】 前記アジャストパネルの敷設工程に於いて、アジャストパネル(11)が所定高さを確保し、全体が水平になるように高さ調整を行い、その後、アジャスト部材(112)の調整ネジ(112a)を接着剤で固定させ、アジャストパネル(11)にガタ付きが無いことを確認する請求項1記載の不透水層を有する構造物の床面の緑化工法。 【請求項3】 不透水層で勾配を設けた構造物の床面(1)の上に敷き込んだ不織布(10)と、該不織布(10)の上に多数配置して水平に敷き込むための格子状に区画された枠体状のパネル本体(111)とその高さ調整を行うアジャスト部材(112)とから成るアジャストパネル(11)と、アジャストパネル(11)を埋設すると共にその上部を覆う植栽土(12)と、その植栽土(12)に少なくとも混合させた土壌保水剤(121)と、前記植栽土(12)に植えた芝生や草花などの植物(13)とから構成したことを特徴とする不透水層を有する構造物の床面の緑化構造。 【請求項4】 前記床面(1)の周囲に立上り(2)を設け、立上り排水管(3)に目詰まり防止用の化学繊維材(8)を取付けると共にその廻りに透水層(9)を設けた請求項3記載の不透水層を有する構造物の床面の緑化構造。 【請求項5】 前記植栽土(12)に混合した土壌保水剤(121)が、感温性を有すると共に25℃,35℃,45℃などの多種類に感温するものを混合して用いた請求項3記載の不透水層を有する構造物の床面の緑化構造。 【請求項6】 前記植栽土(12)の敷き込み厚さが10cm〜15cmで、アジャストパネル(11)より2cm程度上部まで植栽土(12)を覆い、且つ植栽土(12)の比重が1.2〜1.6で配合された請求項3又は5記載の不透水層を有する構造物の床面の緑化構造。 【請求項7】 不透水層で勾配を設けた構造物の床面(1)の上に、格子状に区画されたパネル本体(111)とその高さ調整を行うアジャスト部材(112)とから成るアジャストパネル(11)を多数配置して水平に敷き込み、該パネル本体(111)の上面に木板(14)を載せて固定し、ウッドデッキが構成されたことを特徴とする不透水層を有する構造物の床面構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はコンクリ−トやアスファルトなどの不透水層を有する構造物の床面、特にはバルコニ−や屋上などのコンクリ−ト床面の緑化工法及びその構造と床面構造に関する。 【0002】 【従来の技術】現在の都市空間での緑化計画は、公園街路等に計画的に整備が行われている一方、都市空間での高層化された住宅等に於いては、緑による潤いを感じられるような都市空間の形成がなされているものとは言えず、周辺の住環境としては無味乾燥な人工的空間が多く、緑化による住環境の保全等は殆ど施せない状況であるものと思われる。特に都市型住宅にあっては、鉄筋コンクリ−トを主体とする建物が多く、バルコニ−等に於いてもコンクリ−トが剥き出しの状態が多く、緑化はほんの一部の建造物にしか見られないのが現状である。又、この一部の建物にあっては、緑化は屋上で行われたものが殆どである。この屋上の緑化工法としては、予め緑化を行うに当り土などの積載重量を考慮して従来のものよりも強度が増加するように補強させておき、且つ屋上の床面は水はけが良い構造に形成させておく。そして、床面には骨材,腐食土等を混合した植栽土が直接投入されるが、一般に植物の植えた場所には人が中に入って歩くことはなく、植物の植えた場所と別に人が歩く通路を確保して造園する場合が多かった。更に芝生を植えてその上を歩けるようにする場合には、歩く毎に土が圧密されて固まり、芝が成育しにくくなって枯れ易くなることを防止すると共に夏場に土中の温度が上がり過ぎて芝焼けを起こすことを防止するために、床面上に植栽土を30cm以上入れているのが現状である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記屋上に芝生などの植物を植えて緑化したものは、屋上に極めて大きな積載荷重が載せられるため、一般の建物に対して緑化を行うことは難しかった。またバルコニ−等の床面の緑化を施す場合には、バルコニ−等は片持ばりの支持が殆どであるため、土を厚く敷き詰めて大きな積載荷重を加えることは強度的に困難であり、例え土を薄く敷き詰めて芝生や草花を植えたとしても、頻度の水分補給や植栽手入れの必要となる保水性(水分管理)の問題が生じると共に土の圧密問題及び土中の温度が上がり過ぎて芝焼けや草花の根焼けを起こして枯れ易くなる等の問題が生じ、一般の建物に対してバルコニ−等の床面全体に土を投入して緑化させたものはなかった。このため、バルコニ−等の床面には、植木鉢などの容器に草花や低木などの植物を植えて緑を楽しむのが一般的である。しかし、植木鉢は風雨で倒れて破損したり、或いはそれが落下して通行人などに当る危険がある。従って、高層集合住宅内に於ける緑化空間が欠乏しているのが現状である。 【0004】本発明は都市型集合住宅などに於ける各住宅毎の緑化が簡易に行えると共に真夏の間でも朝の水やり程度で十分に植物の生育が可能となって、緑化による潤いのある生活空間の創造等,住環境整備等に貢献出来る不透水層を有する構造物の床面の緑化工法及び緑化構造を提供することを目的とする。 【0005】別の目的としては床面が簡単にウッドデッキに製作でき、且つ各住宅毎の緑化構造に切換えが容易に行える不透水層を有する構造物の床面構造を提供する。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するために本発明は成されたものであり、つまり、コンクリ−トなどの構造物の床面を水はけの良い勾配の設けられた床に形成し、床面と植栽土の間には、不織布を敷き込み、微細な土砂であっても流れ出ない処理を行うと共に立上り排水管の周囲にも同様な趣旨の処理を行い、植栽土が薄くても圧密を防ぐためのアジャストパネルを水平に敷き込み、且つ感温性などの土壌保水剤を内部に混合させて土中の温度を調整可能とした状態で芝生等の植物を植える緑化工法及び緑化構造と成す。又、前記床面に植栽土を入れずに、アジャストパネルを水平に敷き込み、その格子状のアジャストパネルの上に木板を載せてウッドデッキにする床面構造と成しても良い。 【0007】 【発明の実施の形態】図1は本発明の緑化工程の実施形態を示す図であり、これに基づき説明する。先ずイ)下準備工程について説明する。先ず始めにコンクリ−ト製建造物の各住宅毎のバルコニ−等に於ける床面(1),立上り(2)の面から漏水のないことを確認する。尚、この時の床面(1)には水はけを良好にするような勾配が付けられている。次に建築基準である手摺高さが予定仕上り高さから1,100mm以上あることを確認する。その後、防水性を有する立上り(2)を床面(1)の全周囲に設け、他区画へ水及び植栽根等が他へ浸入しないように配慮する。又、立上り排水管(3)に土砂等による目詰まりを起こさないように気体,液体のみを通過させる化学繊維材(8)を取付けると共にその廻りに透水層(9)を設けて、土砂等の浸入を防ぐ。更に床面(1)には、土砂が直接に触れないようにすると共に植物(13)の根が床面(1)に侵入しないようにするため、不織布(10)を敷き込む[図1(a)参照]。尚、前記透水層(9)は必ずしも設けなくても良い。 【0008】次にロ)アジャストパネルの敷設工程について説明する。先ず下準備が完了した床面(1)に、歩行等による土砂の圧密を防ぐため、アジャストパネル(11)を配置しながら敷設する[図1(b)参照]。次にアジャストパネル(11)の最上部が10cm以上で且つ水平になるように、上方から工具を用い調整ネジ(112a)が回転されて高さ調整を行い[図1(c)参照]、調整ネジ(112a)を接着剤で固定し、最後にアジャストパネル(11)にガタ付きの無いことを確認する。この時のアジャストパネル(11)の構造は図4,図5に示すように格子状に区画されたプラスチック製のパネル本体(111)と、該パネル本体(111)の四隅及び中間部に設けたアジャスト部材(112)とがあり、該アジャスト部材(112)には調整ネジ(112a)と脚部(112b)とがある(図6参照)。 【0009】その後、ハ)植栽土の投入工程を行うが、これについて詳細に説明する。予め工場にて人工骨材,腐食土,土壌保水剤(121)等を調合混練した植栽土(12)を用意しておき、床面(1)に植栽土(12)を投入して、アジャストパネル(11)より2cm程度上部まで植栽土(12)が覆われるように投入して敷き込みを行い[図1(d)参照]、軽く転圧が行われて平らに敷き均しを行う。尚、この時、植栽土(12)は通気性,水はけ性,保水性を必要とするため、予め工場にて人工骨材,腐食土,土壌保水剤(121)等を調合混練し、特別に軽量化された植栽土(12)を用いると共に土壌保水剤(121)は法面緑化土壌保水剤として開発された株式会社興人製で商品名「サ−モゲル」を用いる。このサ−モゲルは150%水分含有が可能であり、25℃〜65℃の範囲で温度による蒸発調節が可能なものであるが、本発明で使用するものは25℃,35℃,45℃の三種類に感温するものを混合すると良好であるが、場所等の条件によっては他の50℃,60℃,65℃なども混合しても良い。その感温範囲を決定するに当り、デ−タ−を基にした調合が行われる。前記サ−モゲルは太陽光等により植栽土(12)が温度上昇した際、含有水を蒸発させて、その気化熱によって植栽土(12)の内部の温度上昇を防ぐことが可能とするものである。この時、また床面(1)には水はけが良好になるような勾配床を設けるため、植栽土(12)はサ−モゲルのみで保水性を保つこととし、根腐れ等が起きないように考慮している。 【0010】最後にニ)植え込み工程を行う。この時は、平らな植栽土(12)に芝生等の植物(13)を植え込み[図1(e)参照]、植え込み後は、水やりの管理を行いながら根付きを確認する。根付きが完全に行われ[図1(f)参照]、繁殖が確認された以後、人による踏み入れを行うようにすると良い。以上の工程を経過することで、コンクリ−トやアスファルトなどの建造物の床面(1)、特にはバルコニ−や屋上などのコンクリ−ト床面(1)が緑化されるのである。このようにして緑化された芝生等の植物(13)は、植栽土(12)中の土壌保水剤(121)であるサ−モゲルを用いることにより、太陽光等により植栽土(12)の内部温度が上昇し、温度が感温点、つまり25℃,35℃,45℃などに上昇する毎にそれぞれのサ−モゲルの含有水を蒸発させて、気化熱により植栽土(12)の温度上昇を防ぎ、芝焼けや草花などの植物(13)の根枯れを防止させるのである。また植物(13)は植栽土(12)のサ−モゲルの含有水の浸透による水分補給と、週に何度かの水やりを行うことにより、根腐れや水分不足による枯れも防止され、生育が容易であることが試験によって確認されている。更に土壌を薄くしてもアジャストパネル(11)により、芝生等の植物(13)の上を人が歩いても土の固まりが防止でき、植物(13)の生育が可能であることも試験によって確認されている。 【0011】図2は芝生が植えられた本発明の緑化床面の要部構造の実施形態を示す図であり、これに基づき説明すると共に図1も参考にしながら説明する。(1)はコンクリ−ト製の不透水層で且つ勾配を設けた構造物の床面であり、従来と同一で良い。(2)は防水性を有する立上りであり、これは床面(1)の全周囲に設け、他区画へ水が浸入したり植栽根等が他へ侵入したりしないように配慮して設けている。(3)は床面(1)より突出する立上り排水管である。(4)は排水溝であり、(5)は手摺壁で、(6)は沓摺であり、(7)は開閉扉で、この排水溝(4),手摺壁(5),沓摺(6),開閉扉(7)は従来と同じもので良い。(8)は立上り排水管(3)が土砂等による目詰まりを起こさないように水だけを通過させるために取付けた化学繊維材であり、(9)は土砂等の浸入を防ぐために立上り排水管(3)の廻りに設けた透水層である。尚、前記透水層(9)としては、本発明者が特願平10−148465号で提案した略球型状焼成スラッヂ材を繊維性接着材料により、粒度の異なる下層部と上層部の二層から成るものとすれば、より一層効果が出るものとなる。 【0012】(10)は床面(1)に土砂が直接に触れないよう敷き込んだ不織布であり、これによって、微細な土砂であっても流れ出ず土壌を保持させると共に植物(13)の根が床面(1)に侵入しないように防止する役目も果たす。(11)は植栽土(12)の圧密防止のために水平に敷き込まれたプラスチック製のアジャストパネルであり、該アジャストパネル(11)には、格子状に区画され且つ枠体状のパネル本体(111)と、該パネル本体(112)の四隅や中間部に設けたアジャスト部材(112)とがあり(図4,図5参照)、前記アジャスト部材(112)には調整ネジ(112a)と、パネル本体(111)側に設ける脚部(112b)とがある(図6参照)。(12)は予め工場で人工骨材,腐食土,土壌保水剤(121)等を調合混練して特別に軽量化された植栽土であり、前記土壌保水材(121)として前記サ−モゲルを用い、このサ−モゲルは土壌の通気性,不透水性を考慮すると共に特に保水性を重視し、混合割合を土壌に対して100g/m2程度を添加すると良いが、この植栽土(12)は工場で配合される。また植栽土(12)は床面(1)から10cm〜15cmの厚さに敷き込まれており、平均厚さ12.5cmで、その植栽土(12)の比重は1.2であるが、比重は1.6前後までのものは使用できる。また植栽土(12)はアジャストパネル(11)を埋設し更にその上部を2cm程度覆っている。本発明のものは積載荷重が150Kg/m2程度に低減され、従来の状態のものよりも3割〜4割に軽量化したものとなる。(13)は植栽土(12)に植えた芝生や草花などの植物である。 【0013】図3は床面がウッドデッキに構成された本発明の床面構造の実施形態を示す図であり、図2と比較すると、床面(1),排水溝(4),手摺壁(5),沓摺(6),開閉扉(7)は上記と同じもので良いが、立上り(2),立上り排水管(3),化学繊維材(8),透水層(9),不織布(10),植栽土(12),植物(13)は不要である。またアジャストパネル(11)のパネル本体(111)に専用のものを用い、且つその上面に載せる木板(14)を用意する。この床面構造を施工する時は上記のものと異なり、床面(1)の上に、格子状に区画され且つ木板(14)が嵌め込められる枠体状のパネル本体(111)とその高さ調整が行われるアジャスト部材(112)とから成るアジャストパネル(11)を多数配置して水平に敷き込み、その上に木板(14)を嵌め込んで固定して行くだけで簡単にウッドデッキを建物のバルコニ−や屋上部分などに完成させることが可能となる。更にウッドデッキが飽きて、床面(1)を緑化させる場合には、木板(14)を取外して、図2と同様な構造にすれば容易に切換えることが可能である。 【0014】 【発明の効果】本発明はこのように構成させたことにより、下記に記載する効果を有する。 【0015】請求項1のようにコンクリ−トなどの構造物の床面(1)に於いて、床面(1)と植栽土(12)の間に不織布(10)を敷き込み、微細な土砂であっても流れ出ない処理を行うと共に立上り排水管(3)の周囲にも同様な趣旨の処理を行い、植栽土(12)が薄くても圧密を防ぐためのアジャストパネル(11)を水平に敷き込み、且つ土壌保水剤(121)を内部に混合させておくと、土中に徐々に土壌保水剤(121)の含有水が浸透されて水分供給を行うと共にその水分が蒸発する際に周囲から気化熱を奪うため、土中の温度の上昇を防止出来るものとなる。次に芝生等の植物(13)を植え込み、その後、水やりの管理を行いながら根付きを確認する緑化工法と成すことにより、集合住宅に於ける各住宅毎の緑化が簡易に行えると共に忙しい生活の中にあっても、従来のような頻度の植栽手入れの必要が無く、水やりの程度としては週に一回前後で良く、真夏の間でも毎朝1回で十分生育が可能となる。特に都市空間での高層化された住宅等の環境に対して本発明工法によるバルコニ−等の床面(1)への緑化を施すことにより、居間等に居ながら芝生などの緑を眺めることが可能になり、更にマンション等のバルコニ−面にも芝生や草花などの植物(13)を植え込んでガ−デニングを楽しむことが可能となると共に屋上などの緑化も容易で、潤いのある空間が簡単に出現されて住宅内に於ける住空間を充実化させ、緑化による潤いのある生活空間の創造等,住環境整備等に貢献出来るものとなる。 【0016】請求項2のようにアジャストパネルの敷設工程に於いて、アジャストパネル(11)が所定高さを確保し、全体が水平になるように高さ調整を行った後、アジャスト部材(112)の調整ネジ(112a)を接着剤で固定させ、アジャストパネル(11)にガタ付きが無いことを確認することにより、植栽土(12)が薄くても何時までも圧密防止が可能となると共に表面の水平を長期に渡って保持出来るものとなる。 【0017】請求項3に示すように構造物の床面(1)の上に敷き込んだ不織布(10)と、該不織布(10)の上に多数配置して水平に敷き込むための格子状に区画されたパネル本体(111)とその高さ調整を行うアジャスト部材(112)とから成るアジャストパネル(11)と、アジャストパネル(11)を埋設すると共にその上部を覆う植栽土(12)と、その植栽土(12)に少なくとも混合させた土壌保水剤(121)と、植栽土(12)に植えた芝生や草花などの植物(13)とから構成することにより、特別に建物の強度を補強しなくても、高層集合住宅等の屋上やバルコニ−等の床面(1)への緑化が簡単に行え、居間等に居ながら芝生などの緑を眺めたり、或いはバルコニ−の床面(1)でガ−デニングを行うことが可能となるため、緑化による潤いのある生活空間の創造等,住環境整備等に貢献出来るものとなる。又、人の荷重はアジャストパネル(11)を介在させて床面(1)のコンクリ−ト等の構造体へ直接に伝達するので、植栽土(12)の厚さが薄くても歩行が可能で、土壌の圧密がないと共に芝生や草花などの植物(13)を植えることにより、全体的な緑の揃った庭が出来上がる。 【0018】請求項4に示すように床面(1)の周囲に立上り(2)を設け、立上り排水管(3)に目詰まり防止用の化学繊維材(8)を取付けると共にその廻りに透水層(9)を設けたことにより、隣の庭などの他区画へ水が浸入したり植栽根等が侵入したりする心配がなくなり、且つ立上り排水管(3)に土砂等による目詰まりを起こすことなくスム−ズに排水が行われ、土砂等の浸入の流出が防げるものとなる。 【0019】請求項5のように植栽土(12)に混合した土壌保水剤(121)が、感温性で且つ25℃,35℃,45℃などの多種類に感温するものを用いれば、太陽光等により植栽土(12)が温度上昇しても、土壌保水剤(121)の含有水を蒸発させ、気化熱によって熱を奪うので、植栽土(12)の温度上昇が防止され、芝焼けや草花などの植物(13)の根枯れを防止出来ると共に根腐れ等も防止できる。 【0020】請求項6のように植栽土(12)の敷き込み厚さが10cm〜15cmで、アジャストパネル(11)より2cm程度上部まで植栽土(12)を覆い、且つ植栽土(12)の比重が1.2〜1.6で配合することにより、本発明は従来のものよりも植栽土(12)の量が1/3程度に押えることができ、積載荷重が150Kg/m2程度に低減化されるため、既存の集合住宅に対しても補強せずに緑化の施工をすれば、簡単に緑化が可能なものとなる。 【0021】請求項7に示すように床面(1)の上に、格子状に区画されたパネル本体(111)とその高さ調整を行うアジャスト部材(112)とから成るアジャストパネル(11)を多数配置して水平に敷き込み、パネル本体(111)の上面に木板(14)を載せて固定させた構成とすることにより、ウッドデッキの床面(1)を形成させることが簡単に出来る。又、木板(14)を取外して植栽土(12)を入れ、芝生等の植物(13)を植えれば容易に緑化構造とすることができ、ウッドデッキと緑化構造の切換えが簡単に行えるものとなるのである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】397034590 【氏名又は名称】高野 勉
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| 【出願日】 |
平成10年11月30日(1998.11.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083633 【弁理士】 【氏名又は名称】松岡 宏
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| 【公開番号】 |
特開2000−157046(P2000−157046A) |
| 【公開日】 |
平成12年6月13日(2000.6.13) |
| 【出願番号】 |
特願平10−355379 |
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