| 【発明の名称】 |
ヘッジトリマ |
| 【発明者】 |
【氏名】藤原 宣明
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| 【要約】 |
【課題】庭木の剪定作業のように広い刈り込み幅を必要としない作業に特に適したヘッジトリマを提供する。
【解決手段】長手方向に沿って櫛歯状に切刃が形成された上下一対のブレード4,5と、モータ11と、モータ11の出力軸11aの回転をブレード4,5の少なくとも一方の長手方向の往復運動に変換する機構12とを備えたヘッジトリマ1において、一対のブレード4,5による刈り込み幅Lを250mm以下、モータ11の消費電力を100W以下に設定する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 長手方向に沿って櫛歯状に切刃が形成された上下一対のブレードと、モータと、前記モータの出力軸の回転を前記一対のブレードの少なくとも一方の前記長手方向の往復運動に変換する機構とを備えたヘッジトリマにおいて、前記一対のブレードによる刈り込み幅を250mm以下、前記モータの消費電力を100W以下に設定したことを特徴とするヘッジトリマ。 【請求項2】 前記モータがマグネットモータであることを特徴とする請求項1に記載のヘッジトリマ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、樹木の剪定等に使用するヘッジトリマに関する。 【0002】 【従来の技術】樹木の剪定や生け垣の整形に使用される電動工具として、長手方向に沿って櫛歯状に切刃が形成された上下一対のブレードをそれらの長手方向に往復運動させるヘッジトリマが知られている(例えば実開平7−28326号公報、特開平9−172866号公報参照)。 【0003】この種のヘッジトリマでは、その用途からみて長尺のブレードが望ましいと考えられており、ブレードの刈り込み幅は300〜700mmに設定されている。そして、長尺で重量の嵩むブレードを駆動するため、ブレードの駆動源には消費電力150W以上のモータが使用されている。このような組み合わせの場合、ヘッジトリマの総重量は1.7〜6Kgになる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、ヘッジトリマのユーザーは、広い刈り込み幅を必要とする生け垣の剪定作業ばかりでなく、庭木の造作、例えばツゲ等の玉造の剪定にもヘッジトリマを使用する。玉造の剪定では300mm以上の刈り込み幅は必要でなく、そのような長尺のブレードは却って作業効率を悪化させる。しかも、従来のヘッジトリマは重くて片手では安定して支えることができない。従って、ユーザーはヘッジトリマの本体を両手で支えながら剪定作業を行う必要があり、その状態では作業性が悪くて疲労も大きい。 【0005】そこで、本発明は庭木の剪定作業のように広い刈り込み幅を必要としない作業に特に適したヘッジトリマを提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。 【0007】請求項1の発明は、長手方向に沿って櫛歯状に切刃(4a,5a)が形成された上下一対のブレード(4,5)と、モータ(11)と、前記モータの出力軸(11a)の回転を前記一対のブレードの少なくとも一方の前記長手方向の往復運動に変換する機構(12)とを備えたヘッジトリマ(1)において、前記一対のブレード(4,5)による刈り込み幅(L)を250mm以下、前記モータ(11)の出消費電力を100W以下に設定して上述した課題を解決する。また、請求項2の発明では、前記モータ(11)をマグネットモータとした。 【0008】 【発明の実施の形態】図1および図2は本発明が適用されたヘッジトリマの一例を示している。ヘッジトリマ1は、本体2と、その本体2の底面前端部に取り付けられるブレードアッセンブリ3とを有している。ブレードアッセンブリ3は上下一対のブレード4,5と、それらを上下に挟み込んで長手方向に案内するためのブレードガイド6,7とを有している。ブレードガイド6,7はそれらの後端側(図1および図2の左端側)において本体2の底部にねじ8等を用いて取り付けられる。ブレード4,5の側縁にはそれぞれ櫛歯状に切刃4a,5aが形成されている(図2参照)。切刃4a,5aのピッチP1,P2は互いに等しい。 【0009】本体2はケーシング10を具備し、そのケーシング10の内部にはブレードアッセンブリ3の駆動源としてのモータ11と、そのモータ11の出力軸11aの回転運動をブレード4,5の往復運動に変換するための変換機構12とが設けられている。変換機構12は、モータ11の出力軸11aに取り付けられたピニオン13と、そのピニオン13に噛み合う中間ギヤ14と、中間ギヤ14に噛み合う出力ギヤ15と、その出力ギヤ15に取り付けられた偏心カム16とを有している。偏心カム16の外周は出力ギヤ15のギヤ軸17に対して偏心し、その外周にブレード4,5の後端部が係合する。ピニオン13から中間ギヤ14を介して出力ギヤ15へ回転が伝達されると、偏心カム16がギヤ軸17の周りに回転運動し、それに伴ってブレード4,5がそれらの長手方向に互い違いに往復運動する。この往復運動によって切刃4a,5a同士が長手方向に相対的に運動してそれらの間に導かれた枝葉等が切断される。なお、偏心カム16によりブレード4,5のいずれか一方のみを往復駆動してもよい。 【0010】ケーシング10にはハンドル10a、補助ハンドル10bおよびガード10cが設けられる。ハンドル10aにはトリガスイッチ18が取り付けられる。ヘッジトリマのユーザーがトリガスイッチ18を押し込むとマイクロスイッチ19が導通し、モータ11に対して電源が投入されてその回転が起動される。 【0011】以上の構成のヘッジトリマ1において、ブレード4,5による刈り込み幅は下側のブレード5の切刃5aが設けられた部分の最前端Aから最後端Bまでの距離Lに相当する。この刈り込み幅Lは250mm以下に設定される。また、モータ11は消費電力が100W以下のものが使用される。 【0012】刈り込み幅Lを250mm以下に制限した場合、ブレード4,5が従来よりも軽量化されて小さなトルクで駆動でき、作業中にブレード4,5に加わる負荷も小さくなる。このため、消費電力100W以下の小型モータでも実用上十分な切断力が得られる。また、ブレードの駆動源を消費電力100W以下のモータに制限することにより、ヘッジトリマの総重量を1kg以下まで減らすことができ、モータ11の小型化と相まってヘッジトリマを片手で容易に持てる程度まで小型軽量化できる。しかも、ブレード4,5および本体2側の双方が小型軽量化されるので、使用時のヘッジトリマの重量バランスも良好であり、片手で安定的に支持できる。さらに、ブレード4,5が従来よりも短いので、上述した玉造作業のように刈り込み範囲が比較的狭い作業を行う際にブレード4,5が不必要に長くて作業の邪魔になることもない。そのため、庭木等の剪定作業のように比較的刈り込み範囲が狭い作業を効率よく快適に行うことが可能となり、ユーザーの疲労が著しく軽減される。ブレード4,5が短いため、同一出力のエンジンやモータを使用したヘッジトリマと比較して一刃当たりの切断力が向上し、より太い枝の刈り込みが可能となる。 【0013】なお、刈り込み幅Lは100mm以上に設定することが好ましい。100mm未満では同時に作業できる範囲が狭くなりすぎて作業効率が悪化するためである。また、モータ11は種々のものを用いてよいが、マグネットモータを使用することが望ましい。マグネットモータは、ロータを回転させるための界磁を永久磁石によって生じさせる永久磁石式の直流電動機であり、電磁石を利用して界磁を生じさせる界磁巻線式のものと比べて軽量化および小型化の面で有利である。 【0014】本発明は上述した実施形態に限定されることなく種々の形態にて実施できる。例えばブレードの形状は種々変更してよい。モータの回転運動をブレードの往復運動に変換する機構も偏心カムを使用するものに限らない。 【0015】 【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば、ブレードの刈り込み幅を250mm以下に制限すると同時にそのブレードを駆動するためのモータを消費電力100W以下のものに制限したため、片手で安定的に支持できるヘッジトリマを提供できる。玉造作業のように刈り込み範囲が比較的狭い作業を行う際にブレードが不必要に長くて作業の邪魔になるおそれもない。そのため、庭木等の剪定作業のように比較的刈り込み範囲が狭い作業を効率よく快適に行うことが可能となり、ユーザーの疲労が著しく軽減される。一刃当たりの切断力を向上させ、より太い枝の刈り込みが可能となる利点もある。さらにマグネットモータを使用した場合にはモータをより一層小型軽量化して本発明の効果をさらに高めることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006943 【氏名又は名称】リョービ株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年10月30日(1998.10.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083839 【弁理士】 【氏名又は名称】石川 泰男
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| 【公開番号】 |
特開2000−135029(P2000−135029A) |
| 【公開日】 |
平成12年5月16日(2000.5.16) |
| 【出願番号】 |
特願平10−309619 |
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