| 【発明の名称】 |
結球野菜用外葉起し作業機 |
| 【発明者】 |
【氏名】遠山 信一
【氏名】宮本 一正
【氏名】山浦 淳一
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| 【要約】 |
【課題】腰に大きな負担がかかる重労働を回避でき、作業効率を向上できる結球野菜用外葉起し作業機を提供する。
【解決手段】機体1の上部に支持体取り付け部4をこの機体1の左右方向に移動自在でかつ昇降自在に設ける。この支持体取り付け部4にモータ34の駆動時に白菜Aの結球部Cの縦中心軸Yと略同軸上の回転中心軸を中心として回転する回転支持体41の上端部を回転自在に取り付ける。この回転支持体41の下端部には、開口部52を有する略環状の起し体装着リング体51を固着する。この起し体装着リング体51には、この起し体装着リング体51の周方向に互いに等間隔をおいて3つの回転円板体61を内方に向けて突出させて装着する。これらの各回転円板体61は外葉Bの下方に入り込み、互いに等間隔をおいた3か所の位置から結球部Cの外周面に沿うように螺旋状の軌跡を描いて上昇して外葉Bを起す。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 結球野菜の垂れ下がった状態にある外葉を起す作業をする結球野菜用外葉起し作業機であって、前記外葉の下方に入り込み、前記結球野菜の結球部の側方位置であってこの結球部の周方向に沿って互いに間隔をおいた複数か所の位置から前記結球部の外周面に沿うように螺旋状の軌跡を描いて上昇し、前記外葉を起す複数の外葉起し体を備えたことを特徴とする結球野菜用外葉起し作業機。 【請求項2】 各外葉起し体は、結球部に対して進退自在に設け、前記各外葉起し体は、付勢手段で結球野菜の外周側から中心側に向う方向に付勢したことを特徴とする請求項1記載の結球野菜用外葉起し作業機。 【請求項3】 各外葉起し体は、周側面部が外葉の外面に接触した状態で結球部の径方向に直交する上下方向に沿った回転中心軸を中心として回転する回転円板体にて形成したことを特徴とする請求項1または2記載の結球野菜用外葉起し作業機。 【請求項4】 各回転円板体は、外周側が昇降するように揺動自在に支持されたことを特徴とする請求項3に記載の結球野菜用外葉起し作業機。 【請求項5】 各外葉起し体を備えた機体は、結球野菜が作付けされた畝の長さ方向に沿って走行する走行部を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の結球野菜用外葉起し作業機。 【請求項6】 機体は、この機体の左右方向に移動自在でかつ昇降自在に設けられた支持体取り付け部を有し、この支持体取り付け部には、結球野菜の結球部の縦中心軸と略同軸上の回転中心軸を中心として回転する回転支持体の上端部を回転自在に取り付け、この回転支持体の下端部には、開口部を切り欠き形成した略環状の起し体装着リング体を固着し、この起し体装着リング体には、この起し体装着リング体の周方向に互いに間隔をおいて複数の外葉起し体を内方に向けて突出させて装着したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の結球野菜用外葉起し作業機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、結球野菜の外葉の起し作業をする結球野菜用外葉起し作業機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、結球野菜としての例えば植栽のまま白菜を越冬させる場合は、作業者による手作業で、畝に沿って作付けされた白菜の垂れ下がった状態にある外葉を起してひもで縛り、その外葉で結球部を被包し、結球部が冷気による悪影響を受けないようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この手作業は、かがんだ姿勢で行わなければならない作業であるので、腰に大きな負担がかかる重労働であるばかりでなく、作業効率が悪い問題を有している。 【0004】なお、この手作業の機械化を目的とした結球野菜用外葉起し作業機としては、例えば、特開平7−87825号公報に示すような、機体に1対のアーム体のそれぞれの基端部を回動自在に取り付け、この1対のアーム体を左右方向に開閉自在に設け、この1対のアーム体をそれぞれの先端側を互いに離間させた開状態にし、この開状態にある1対のアーム体を外葉の下方であって結球部の左右両側方の位置に進出移動させ、その後、この位置からこの1対のアーム体を上方に直線状に引き上げ、外葉を起すようにした構成の結球野菜用外葉起し作業機が提案されている。しかし、この構成では、結球部の周方向に沿って位置する複数の外葉を適切な状態に起すことができないおそれがあり、作業効率を向上できないおそれがある。 【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたもので、腰に大きな負担がかかる重労働を回避でき、作業効率を向上できる結球野菜用外葉起し作業機を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の結球野菜用外葉起し作業機は、結球野菜の垂れ下がった状態にある外葉を起す作業をする結球野菜用外葉起し作業機であって、前記外葉の下方に入り込み、前記結球野菜の結球部の側方位置であってこの結球部の周方向に沿って互いに間隔をおいた複数か所の位置から前記結球部の外周面に沿うように螺旋状の軌跡を描いて上昇し、前記外葉を起す複数の外葉起し体を備えたものである。 【0007】そして、各外葉起し体が外葉の下方に入り込み、結球野菜の結球部の側方位置であってこの結球部の周方向に沿って互いに間隔をおいた複数か所の位置から結球部の外周面に沿うように螺旋状の軌跡を描いて上昇し、外葉を起すので、かがんだ姿勢での手作業をすることなく、垂れ下がった外葉が適切な状態に起される。 【0008】請求項2記載の結球野菜用外葉起し作業機は、請求項1記載の結球野菜用外葉起し作業機において、各外葉起し体は、結球部に対して進退自在に設け、前記各外葉起し体は、付勢手段で結球野菜の外周側から中心側に向う方向に付勢したものである。 【0009】そして、付勢手段が結球部の形状に応じて変形し、この付勢手段の変形に応じて各外葉起し体が結球部に対して進退移動するので、結球部の形状による影響を受けない。 【0010】請求項3記載の結球野菜用外葉起し作業機は、請求項1または2記載の結球野菜用外葉起し作業機において、各外葉起し体は、周側面部が外葉の外面に接触した状態で結球部の径方向に直交する上下方向に沿った回転中心軸を中心として回転する回転円板体にて形成したものである。 【0011】そして、各回転円板体の周側面部が外葉の外面に接触した状態で、各回転円板体が外葉からモーメントを受け、結球部の径方向に直交する上下方向に沿った回転中心軸を中心として回転するので、外葉を損傷することがない。 【0012】請求項4記載の結球野菜用外葉起し作業機は、請求項3に記載の結球野菜用外葉起し作業機において、各回転円板体は、外周側が昇降するように揺動自在に支持されたものである。 【0013】そして、各回転円板体の周側面部が外葉の外面に接触した状態で、この周側面部の外葉に接触した側の一側が外葉から下方に向う力を受けて下降し、各回転円板体が適切な角度をもって傾いた状態になる。 【0014】請求項5記載の結球野菜用外葉起し作業機は、請求項1ないし4いずれかに記載の結球野菜用外葉起し作業機において、各外葉起し体を備えた機体は、結球野菜が作付けされた畝の長さ方向に沿って走行する走行部を有するものである。 【0015】そして、機体が走行部にて畝の長さ方向に沿って走行するので、機体を畝の長さ方向に沿って容易に移動させることができる。 【0016】請求項6記載の結球野菜用外葉起し作業機は、請求項1ないし5いずれかに記載の結球野菜用外葉起し作業機において、機体は、この機体の左右方向に移動自在でかつ昇降自在に設けられた支持体取り付け部を有し、この支持体取り付け部には、結球野菜の結球部の縦中心軸と略同軸上の回転中心軸を中心として回転する回転支持体の上端部を回転自在に取り付け、この回転支持体の下端部には、開口部を切り欠き形成した略環状の起し体装着リング体を固着し、この起し体装着リング体には、この起し体装着リング体の周方向に互いに間隔をおいて複数の外葉起し体を内方に向けて突出させて装着したものである。 【0017】そして、起し体装着リング体の開口部を結球野菜に合わせ、機体の支持体取り付け部を結球野菜に向けて機体の左右方向のいずれか一方向に移動させると、結球野菜が起し体装着リング体の開口部からこの起し体装着リング体の内側に位置することとなる。このとき、各外葉起し体は、外葉の下方に入り込み、結球野菜の根元近傍に位置した状態になる。 【0018】続いて、機体の支持体取り付け部を上昇させるとともに、回転支持体を結球部の縦中心軸と略同軸上の回転中心軸を中心として回転させると、各外葉起し体が、結球部の側方位置であってこの結球部の周方向に沿って互いに間隔をおいた複数か所の位置から結球部の外周面に沿うように螺旋状の軌跡を描いて上昇し、外葉を起す。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、本発明の結球野菜用外葉起し作業機の一実施の形態の構成を図面を参照して説明する。 【0020】図1および図2において、1は機体で、この機体1の左側下部には走行部2が設けられ、左側上部には支持体左右動部3が設けられ、右側上部には支持体取り付け部4が設けられている。 【0021】この走行部2は、結球野菜としての白菜Aが作付けされた畝の長さ方向に沿って、畝と畝との間を進行方向Xに向って走行するもので、進行方向Xに沿って長手方向を有する細長矩形板状の基台6を備えている。 【0022】この基台6の前部には前輪用支軸7が回転自在に取り付けられ、この前輪用支軸7の両端部は基台6の前部両側面から左右両側方に向って突出しており、この突出した両端部には左右1対の前輪8が取り付けられ、これらの各前輪8には図示しないタイヤが装着されている。また、この基台6の後部には長方形状の切り欠きによって凹状の切り欠き部9が形成され、この切り欠き部9には後輪用支軸10が回転自在に橋架され、この後輪用支軸10の中央部には後輪11が取り付けられ、この後輪11には図示しないタイヤが装着されている。 【0023】さらに、この基台6の前部上面には上下動用シリンダ15が立設され、この上下動用シリンダ15は図示しない流体圧力源部に接続されこの流体圧力源部の駆動に伴い作動するもので、上下方向に長手方向を有する上下動用シリンダ本体16を備え、この上下動用シリンダ本体16には上下動用ピストンロッド17が上方に向って進退自在に取り付けられている。また、この基台6の長手方向の略中央部上面には上下方向に長手方向を有する断面円形状の縦挿入軸18が一体的に立設され、後部上面には動力源としてのバーテリ19が設置されている。なお、この基台6には図示しない左右1対の機体手押し用ハンドルが設けられている。 【0024】また、前記支持体左右動部3は、進行方向Xに沿って長手方向を有する細長矩形板状の基部21を備え、この基部21の前部には前記上下動用ピストンロッド17の先端部が連結固定されている。また、この基部21の後部には上下に向って開口した円筒状の縦方向の被挿入部23が下方に向って突出形成され、この縦方向の被挿入部23には前記縦挿入軸18の先端側が摺動自在に挿入されている。 【0025】さらに、この基部21の長手方向の中央部右側面には左右動用シリンダ25が右側方に向って突設され、この左右動用シリンダ25は図示しない流体圧力源部に接続されこの流体圧力源部の駆動に伴い作動するもので、前記機体1の左右方向に長手方向を有する左右動用シリンダ本体26を備え、この左右動用シリンダ本体26には左右動用ピストンロッド27が右側方に向って進退自在に取り付けられている。また、この基部21の長手方向の後部右側面には前記機体1の左右方向に長手方向を有する断面円形状の横挿入軸28が一体的に突設されている。 【0026】また、前記支持体取り付け部4は、前記上下動用シリンダ15の作動にて前記機体1の上下方向に沿って移動するとともに、前記左右動用シリンダ25の作動にて前記機体1の左右方向、つまり、畝の幅方向に沿って移動するもので、半小判板形状の取り付け基部31を備え、この取り付け基部31の左側部には前記左右動用ピストンロッド27の先端部が連結固定されている。さらに、この取り付け基部31の後部には左右に向って開口した円筒状の横方向の被挿入部33が一体的に突出形成され、この横方向の被挿入部33が前記横挿入軸28の先端側が摺動自在に挿入されている。さらに、この取り付け基部31の略中央部にはモータ34が取り付けられている。 【0027】一方、図1ないし図3において、41は回転支持体で、この回転支持体41は、前記モータ34の駆動により、白菜Aの結球部Cの縦中心軸Yと略同軸上の回転中心軸を中心として回転するもので、上端部に断面円形状のモータ連結主軸42を有している。 【0028】このモータ連結主軸42の上部は、前記モータ34の図示しないモータ出力軸に連結固定されている。また、このモータ連結主軸42の軸方向の略中央部の外周面には切欠き43を有する円盤44が固着されている。そして、例えば光学式の回転センサ45が、前記円盤44の切欠き43を検知することにより、前記モータ34が所定の回転数だけ回転するようになっている。 【0029】また、このモータ連結主軸42の下端部は、略Y字形状の軸連結板部材47の中央部に形成された主軸連結部48に連結固定されている。さらに、この主軸連結部48の外周側には3つの細長状の副軸連結部49が互いに略120°ごとの等間隔をおいて外方に向ってこの主軸連結部48に連続して突出形成されている。 【0030】そして、これらの3つの副軸連結部49の先端部には、断面円形状の3本の副軸50のそれぞれの上端部が連結固定されており、これらの3本の副軸50のそれぞれの下端部が、略環状のC字板形状に成形された起し体装着リング体51の上面における互いに等間隔をおいた3か所の位置に連結固定されている。 【0031】この起し体装着リング体51は、白菜Aの挿通するための開口部52が一側に切り欠き形成されているとともに、前記3本の副軸50のそれぞれの下端部が連結された3か所の位置の近傍には3つの挿入孔53が内周側面から外周側面に貫通して形成されている。 【0032】さらに、これらの各挿入孔53には摺動軸54が摺動自在に挿入され、これらの各摺動軸54の基端近傍には前記起し体装着リング体51の外周側面に接離可能に接する抜け止め部55が径大状に形成されている。また、これらの各摺動軸54の先端部には支軸取り付け部56が径大状に形成され、これらの各支軸取り付け部56には支軸57が下方向に突出した状態で固着されている。なお、これらの各摺動軸54には図示しない回転規制ストッパが設けられ、この回転規制ストッパにて各摺動軸54の回転が規制されるようになっている。 【0033】また、これらの各摺動軸54の中間部外周には、付勢手段としての圧縮コイルバネ60が取り付けられ、これらの各圧縮コイルバネ60の一端部が支軸取り付け部56を押し、他端部が前記起し体装着リング体51の内周側面を押しており、これらの各圧縮コイルバネ60の変形に応じて各摺動軸54が各挿入孔53に挿入された状態で摺動する。なお、これらの各圧縮コイルバネ60の押圧力は、図示しないナット等にて構成された押圧力調節機構にて調節できるようになっている。 【0034】一方、図1ないし図3において、61は複数、例えば3つの外葉起し体としての回転円板体で、この各回転円板体61は、例えば合成樹脂等にてそろばんの珠形状、すなわち上下面部のそれぞれが高さの低い略円錐状に形成され、周側面部が凸湾曲状に形成されている。 【0035】また、これらの各回転円板体61は前記各支軸57に接続された図示しないユニバーサルジョイント機構等にて揺動自在に支持され、外周側が昇降するようになっている。さらに、これらの各回転円板体61は前記各支軸57にて回転自在に支持され、周側面部が外葉Bの外面に接触した状態で結球部Cの径方向に直交する上下方向に沿った回転中心軸を中心として回転するようになっている。なお、これらの各回転円板体61は結球部Cに対して進退自在で、前記各圧縮コイルバネ60で白菜Aの外周側から中心側に向う方向に付勢されている。 【0036】そして、これらの各回転円板体61は、外葉B下方に入り込み、白菜Aの結球部Cの側方位置であってこの結球部Cの周方向に沿って互いに120°ごとの等間隔をおいた3か所の位置から結球部Cの外周面に沿うように螺旋状の軌跡を描いて上昇し、垂れ下がった状態にある外葉Bを起すものである。 【0037】次に、上記一実施の形態の動作を図面を参照して説明する。 【0038】畝に沿って作付けされた白菜Aを越冬させるために、垂れ下がった状態にある外葉Bを起す場合、まず、機体1を畝の長さ方向に沿って、進行方向Xに向けて走行させる。 【0039】この際、上下動用ピストンロッド17を下方に後退させた状態にし、左右動用ピストンロッド27を左側方に後退させた状態にし、起し体装着リング体51の開口部52を機体1の右側方を向けた状態にすることにより、各回転円板体61を初期状態にしておく。 【0040】そして、機体1が前進し、起し体装着リング体51の開口部52が最初の白菜Aと略対向した状態で、その機体1を停止させる。 【0041】続いて、図示しないスイッチを操作して、左右動用シリンダ25を作動させ、左右動用ピストンロッド27を右側方に進出させると、白菜Aが開口部52を通って起し体装着リング体51の内側に位置した状態になる。 【0042】このとき、3つの回転円板体61は、外葉Bの下方に入り込み、白菜Aの根元近傍に位置し、各回転円板体61の周側面部が外葉Bの外面に接触した状態になる。 【0043】次に、図示しないスイッチを操作して、上下動用シリンダ15を作動させ、上下動用ピストンロッド17を上方に進出させるとともに、モータ34を駆動させ、回転支持体41を白菜Aの結球部Cの縦中心軸Yと略同軸上の回転中心軸を中心として回転させる。 【0044】すると、3つの回転円板体61が、結球部Cの側方の3か所の位置であって、この結球部Cの周方向に沿って互いに120°ごとの等間隔をおいた3か所の位置から、結球部Cの外周面に沿うように螺旋状の軌跡を描いて上昇し、外葉Bを起す。 【0045】すなわち、図3に示すように、各回転円板体61の周側面部が外葉Bの外面に接触した状態で、この周側面部の外葉Bに接触した側の一側が外葉Bから下方に向う力を受けて下降し、各回転円板体61が適切な角度θをもって傾いた状態になって、これらの各回転円板体61が上面部に外葉Bの外面を押し当てながら、螺旋状の軌跡を描いて上昇し、外葉Bを起す。 【0046】そして、図4に示す状態で回転円板体61の上昇を止めて、これらの回転円板体61にて外葉Bの起きた状態を維持しつつ、作業者が例えばひも71でその外葉Bを縛り、外葉Bで結球部Cを被包する。なお、この回転円板体61の上昇位置での停止状態で、起し体装着リング体51の開口部52は、回転センサ45の検知に基づき、機体1の右側方を向いた状態にある。 【0047】その後、各回転円板体61をもとの初期状態に戻し、次の白菜Aに向けて機体1を前進させ、上述の動作を繰り返し、外葉Bの起し作業を行う。そして、これを繰り返すことによって、外葉Bの起し作業を完了する。 【0048】このようにして、上記一実施の形態によれば、各回転円板体61が外葉Bの下方に入り込み、白菜Aの結球部Cの側方位置であってこの結球部Cの周方向に沿って互いに120°ごとの等間隔をおいた3か所の位置から結球部Cの外周面に沿うように螺旋状の軌跡を描いて上昇し、外葉Bを起すので、かがんだ姿勢での手作業を要せず、垂れ下がった外葉Bを適切な状態に起すことができ、その結果、腰に大きな負担がかかる重労働を回避でき、作業効率を向上できる。 【0049】また、圧縮コイルバネ60が結球部Cの形状に応じて変形し、この圧縮コイルバネ60の変形に応じて各回転円板体61が結球部Cに対して進退移動するので、結球部Cの形状による影響を受けることを防止できる。 【0050】さらに、各回転円板体61の周側面部が外葉Bの外面に接触した状態で、各回転円板体61が外葉Bからモーメントを受け、結球部Cの径方向に直交する上下方向に沿った回転中心軸を中心として回転するので、外葉Bの損傷を防止できる。 【0051】また、各回転円板体61の周側面部が外葉Bの外面に接触した状態で、この周側面部の外葉Bに接触した側の一側が外葉Bから下方に向う力を受けて下降し、各回転円板体61が適切な角度θをもって傾いた状態になるので、各回転円板体61を確実に螺旋状の軌跡を描くように上昇させることができ、外葉Bを適切な状態に確実に起すことができ、しかも、外葉の損傷を防止できる。 【0052】さらに、機体1が走行部2にて畝の長さ方向に沿って走行するので、機体1を畝の長さ方向に沿って容易に移動させることができる。 【0053】また、機体1の支持体取り付け部4に回転支持体41の上端部を回転自在に取り付け、この回転支持体41の下端部に起し体装着リング体51を固着し、この起し体装着リング体51に周方向に互いに等間隔をおいて複数、例えば3つの回転円板体61を装着するので、簡単な構造であり、小型化を図ることができる。 【0054】なお、上記一実施の形態においては、機体1は、走行部2を設けた構成について説明したが、例えば、走行部2を設けるかわりに、図示しない走行車に機体1を連結するための連結部を設けた構成でもよい。 【0055】また、上記一実施の形態においては、3つの回転円板体61を起し体装着リング体51に周方向に互いに等間隔をおいて装着した構成について説明したが、例えば、4つ以上の回転円板体61を起し体装着リング体51に周方向に互いに等間隔をおいて装着した構成でもよい。 【0056】さらに、上記一実施の形態においては、各摺動軸54は起し体装着リング体51の各挿入孔53に摺動自在に挿入し各圧縮コイルバネ60の変形に応じて摺動する構成について説明したが、例えば、結球部Cの大きさに対応できるように、これらの各摺動軸54を図示しない摺動軸駆動用シリンダの作動にて摺動する構成としてもよい。 【0057】また、上記一実施の形態においては、機体1の左側下部に走行部2を設けた構成について説明したが、例えば、機体1の下部に畝をまたぐようにして走行する走行部を設けてもよい。 【0058】 【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、各外葉起し体が外葉の下方に入り込み、結球野菜の結球部の側方位置であってこの結球部の周方向に沿って互いに間隔をおいた複数か所の位置から結球部の外周面に沿うように螺旋状の軌跡を描いて上昇し、外葉を起すので、かがんだ姿勢での手作業を必要とせず、垂れ下がった外葉を適切な状態に起すことができ、その結果、腰に大きな負担がかかる重労働を回避でき、作業効率を向上できる。 【0059】請求項2記載の発明によれば、付勢手段が結球部の形状に応じて変形し、この付勢手段の変形に応じて各外葉起し体が結球部に対して進退移動するので、結球部の形状による影響を受けることを防止できる。 【0060】請求項3記載の発明によれば、各回転円板体の周側面部が外葉の外面に接触した状態で、各回転円板体が外葉からモーメントを受け、結球部の径方向に直交する上下方向に沿った回転中心軸を中心として回転するので、外葉の損傷を防止できる。 【0061】請求項4記載の発明によれば、各回転円板体の周側面部が外葉の外面に接触した状態で、この周側面部の外葉に接触した側の一側が外葉から下方に向う力を受けて下降し、各回転円板体が適切な角度をもって傾いた状態になるので、各回転円板体を確実に螺旋状の軌跡を描くように上昇させることができ、外葉を適切な状態に確実に起すことができ、しかも、外葉の損傷を防止できる。 【0062】請求項5記載の発明によれば、機体が走行部にて畝の長さ方向に沿って走行するので、機体を畝の長さ方向に沿って容易に移動させることができる。 【0063】請求項6記載の発明によれば、機体の支持体取り付け部に回転支持体の上端部を回転自在に取り付け、この回転支持体の下端部に起し体装着リング体を固着し、この起し体装着リング体に周方向に互いに間隔をおいて複数の外葉起し体を装着するので、簡単な構造であり、小型化を図ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000188009 【氏名又は名称】松山株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年10月12日(1998.10.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062764 【弁理士】 【氏名又は名称】樺澤 襄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−116237(P2000−116237A) |
| 【公開日】 |
平成12年4月25日(2000.4.25) |
| 【出願番号】 |
特願平10−289609 |
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