| 【発明の名称】 |
傾斜地対応の移動式防霜ファンの台車 |
| 【発明者】 |
【氏名】古田 幹雄
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| 【要約】 |
【課題】従来の一体型のフレームにおける防霜ファン装置では、傾斜地においては茶樹の刈り面又は所定方向に向かって送風、又は茶園の気候条件に対応した精緻な送風、等の送風が期待できず、期待したほど防霜効果が発揮されない。傾斜地・凹凸地面等での転倒の虞がある。
【解決手段】本発明は、脚部と差渡し部の枢着部に回動手段7を設け、また差渡し部とヘ゛ースの枢着部に支持手段8を設けた構成のフレーム1と、このフレームにヘ゛ース9を介して載置された防霜ファン10と、この防霜ファンを駆動する駆動手段と、で構成される傾斜地対応の移動式防霜ファンの台車である。従って、防霜用の送風の略水平方向における到達距離及び茶葉間への浸透性を確保し、かつ防霜効果が発揮できる。またフレームの脚の傾斜地等における鉛直方向の立設が図れる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行体を備えた脚部と差渡し部及び梁部で形成するフレームと、このフレームにヘ゛ースを介して載置された防霜ファンと、で構成される傾斜地対応の移動式防霜ファンの台車であって、前記脚部と差渡し部の枢着部に回動手段を設け、また前記差渡し部とヘ゛ースの枢着部に支持手段を設けたことを特徴とする傾斜地対応の移動式防霜ファンの台車。 【請求項2】 上記のフレームの脚部の鉛直方向の立設を、この脚部と差渡し部の枢着部に設けた回動手段で行う構成とした請求項1に記載の傾斜地対応の移動式防霜ファンの台車。 【請求項3】 上記のフレームのヘ゛ースの水平状態の支持を、この脚部と差渡し部の枢着部に設けた回動手段と、前記差渡し部と前記ヘ゛ースの枢着部に設けた支持手段とを介して行う構成とした請求項1に記載の傾斜地対応の移動式防霜ファンの台車。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、傾斜地の茶園,農地(他の圃場も含む。)に適する傾斜地対応の移動式防霜ファンの台車に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、茶園に設けた建柱に固定式の防霜ファン(以下、固定式防霜ファンとする。)が普及している。しかし、この固定式防霜ファンは、茶園管理装置(例えば、茶刈り機、防除機等)を使用する場合に、建柱が邪魔となること、又は景観上も好ましくないこと、設置・保守等の高所作業が問題視されていること、等の課題があり改良が望まれている。 【0003】そこで、本出願人は、特開平4-281721号の移動型防霜ファン、又は特開平9-182532号の移動式防霜ファンの台車を利用する防霜方法、及び移動式防霜ファンの台車を提案している。この発明の要旨は、畝間に敷設されたレール,又は畝地等(レールとする。)の間に跨設状に設けられるフレームと、このフレームに設置したファンと、でなる構成であって、前記レール上を移動して所定位置に設置した状態で使用され、稼働シース゛ン終了により、当該レールより離脱し、建屋に収納可能とする発明である。従って、前記固定式防霜ファンの弊害解消に役立つ構成を備えている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前記文献は、一体型のフレーム上に防霜ファンを取り付ける構成となっている。従って、傾斜地においては、茶樹の刈り面又は所定方向に向かって送風、又は茶園の気候条件に対応した精緻な送風(これらの送風を、傾斜地対応の送風とする。)、等が期待できず、防霜効果が発揮されないこと、又は傾斜地・凹凸茶園等での転倒の虞があること、等の問題点が考えられる。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、傾斜地対応の送風の確保、及びこの送風の到達距離の確保、並びに送風の茶葉間への浸透性の確保、等を意図する。 【0006】請求項1は、走行体を備えた脚部と差渡し部及び梁部で形成するフレームと、このフレームにヘ゛ースを介して載置された防霜ファンと、で構成される傾斜地対応の移動式防霜ファンの台車であって、前記脚部と差渡し部の枢着部に回動手段を設け、また前記差渡し部とヘ゛ースの枢着部に支持手段を設けたことを特徴とする傾斜地対応の移動式防霜ファンの台車である。 【0007】請求項2の発明は、フレームの脚の傾斜地における鉛直方向の立設を図る。 【0008】請求項2は、フレームの脚部の鉛直方向の立設を、この脚部と差渡し部の枢着部に設けた回動手段で行う構成とした傾斜地対応の移動式防霜ファンの台車である。 【0009】請求項3の発明は、フレームに設けたヘ゛ースの傾斜地における水平方向の支持を図る。 【0010】請求項3は、フレームのヘ゛ースの水平状態の支持を、この脚部と差渡し部の枢着部に設けた回動手段と、前記差渡し部と前記ヘ゛ースの枢着部に設けた支持手段とを介して行う構成とした傾斜地対応の移動式防霜ファンの台車である。 【0011】 【発明の実施の形態】移動式の防霜ファンの台車を傾斜地のレール(畝地等、以下レールとする。)に載置する。この場合、フレームの脚部は傾斜方向と略直角方向に立設されているので、続いて、回動手段の締付具及び支持手段の締付具(螺子等)をそれぞれ弛緩する。この弛緩により脚部と差渡し部,梁部の固定状態が解除されるので、当該脚部と差渡し部は枢着部を支点としてそれぞれ回動できる。そこで、脚部を順次鉛直方向に移動させる。この脚部の移動に伴って差渡し部が傾斜地の勾配に順次整合されていく。そして、脚部の鉛直方向への移動が行われ締付具の緊締で固定されたときに、ヘ゛ースの水平方向の支持を行う。即ち、この支持手段の枢着部と、この枢着部の少なくとも一方側に設けられた支持手段の締付具の弛緩により、当該ヘ゛ースを水平方向に回動して水平方向になったときに、この締付具の緊締で固定する。即ち、ヘ゛ース及び防霜ファンは脚部の上下動及び差渡し部の傾斜角度に影響されず、常に略同じ姿勢を保持し、茶樹に向かって送風する。 【0012】尚、締付具は手動又は自動のいずれでも可能である。また回動手段は、図例では、図1〜図5のステー構造、図6、図7のフ゛ラケット構造、他には、リンク機構、シリンタ゛ー機構、カム機構、歯車機構等を採用する。 【0013】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。 【0014】1はフレームで、このフレーム1は、車輪、ローラ等の走行部21を備えた走行枠22で構成する走行体2と、この走行体2に設けられた二本〜数本の脚杆31でなる脚部3と、この脚部3間に枢着部4を介して傾斜可能に設けられた二本〜数本の差渡し杆51でなる差渡し部5、及び前記脚部3の脚杆31間に設けられた二本〜数本の梁杆61でなる梁部6で構成されており、当該フレーム1は、平坦地及び傾斜地等に対応できる。 【0015】脚部3と差渡し部5との枢着部4に設けられた回動手段は、図1〜図5のステー構造(ステーとする。)、図6、図7のフ゛ラケット構造(フ゛ラケットとする。)、等がある。このステーは、長孔71を有するステー板72と、この長孔71に設けた螺子73と、で構成されている。従って、図2の平坦地対応から図4の傾斜地対応に移行した場合、即ち、差渡し杆51が図例のように傾斜したときは、このステー板72が揺動し、かつ(図面に向かって)左側の螺子73が長孔71に沿って上方に移動し、また(図面に向かって)右側の螺子73が長孔71に沿って下方に移動する構成である(尚、図示しない逆方向の傾斜では、前述の各状況は当然逆となる)。またフ゛ラケットは、曲面長孔71a及び曲面孔71bを有するフ゛ラケット板72aと、この曲面長孔71a及び曲面孔71bに挿設された螺子73と、で構成されている。従って、図6の平坦地対応から図7の傾斜地対応に移行した場合、即ち、差渡し杆51が傾斜したときは、左側の螺子73が曲面長孔71a及び曲面孔71bに沿って上方に移動し、また右側の螺子73が曲面長孔71a及び曲面孔71bに沿って下方に移動する構成である。 【0016】8はヘ゛ース9と差渡し部5の枢着部81に設けた支持手段で、この支持手段8は、枢着部81の両側に設けた曲面長孔82と、この曲面長孔82に挿設される螺子83と、で構成されている。従って、図2の平坦地対応から図4の傾斜地対応に移行する場合、即ち、差渡し杆51が傾斜すると、このヘ゛ース9の水平状態の支持は、枢着部81を支点とし、左側の螺子83が曲面長孔82に沿って下方に移動し、また右側の 螺子83が上方に移動することにより達成される。尚、この支持手段8の枢着部81は省略も可能である。即ち、支持手段8を、曲面長孔82と螺子83で構成する。図中91は防霜ファン用のハ゜イフ゜である。 【0017】10は防霜ファンの一例を示しており、11は防霜ファン10の傾斜俯角調整手段、12は防霜ファン10の風達俯角調整手段、13は防霜ファン10の旋回手段、14は防霜ファン10の駆動手段、15はファン、16は必要により設けられるカ゛ート゛をそれぞれ示す。他の構成は従来の防霜ファン(図示せず)と略同じである。 【0018】図中17はレールである。 【0019】 【発明の効果】請求項1の発明は、脚部と差渡し部の枢着部に回動手段を設け、また前記差渡し部とヘ゛ースの枢着部に支持手段を設けた構成のフレームと、このフレームにヘ゛ースを介して載置された防霜ファンと、で構成される傾斜地対応の移動式防霜ファンの台車である。従って、傾斜地対応の送風の確保、及びこの送風の到達距離の確保、並びに送風の茶葉間への浸透性の確保が図れる。また傾斜地・凹凸茶園等での転倒防止に役立つこと、及び防霜効果が発揮できる。 【0020】請求項2の発明は、フレームの脚部の鉛直方向の立設を、脚部と差渡し部の枢着部に設けた回動手段で行う傾斜地対応の移動式防霜ファンの台車である。従って、フレームの脚の傾斜地における鉛直方向の立設が図れる。 【0021】請求項3の発明は、フレームのヘ゛ースの水平状態の支持を、脚部と差渡し部の枢着部に設けた回動手段と、差渡し部と前記ヘ゛ースの枢着部に設けた支持手段とを介して行う構成とした傾斜地対応の移動式防霜ファンの台車である。従って、フレームに設けたヘ゛ースの傾斜地における水平方向の支持が図れる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391008294 【氏名又は名称】フルタ電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年8月12日(1998.8.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083068 【弁理士】 【氏名又は名称】竹中 一宣
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| 【公開番号】 |
特開2000−50748(P2000−50748A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月22日(2000.2.22) |
| 【出願番号】 |
特願平10−228281 |
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