| 【発明の名称】 |
車椅子対応型プランター |
| 【発明者】 |
【氏名】井村 昌司
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| 【要約】 |
【課題】従来、プランターを使って車椅子利用者が車椅子に座ったまま花や野菜などの植物の育成作業をするには、高さ、広さ、形及び機能に関する設計が不十分なため車椅子利用者が車椅子に座ったまま作業をすることが困難な問題があった。
【解決手段】当該プランターの高さは、車椅子利用者が車椅子に座ったまま花や野菜などの植物の育成作業をしやすいように床若しくは地面から70cm程度とし、広さは、幅110cm程度とし、形は、半径55cm程度の半円形とした車椅子対応型のプランターとする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外部構造体(5)の高さを、床若しくは地面から70cm程度とした車椅子対応型プランター【請求項2】 受け皿測面構造体(4)広さを、車椅子利用者の作業範囲に対応した、幅110cm程度とした車椅子対応型プランター【請求項3】 受け皿側面構造体(4)の形を半径55cm程度の半円形とした車椅子対応型プランター【請求項4】 海水により土壌から生ずる余剰水を蓄える、余剰水貯蔵タンク(8)を備え、その水を土壌に再循環させるタイマー付き電動ポンプ(17)及び排水コック(10)を有する車椅子対応型プランター【請求項5】 余剰水貯蔵タンク(8)に水位レベル確認用透明樹脂パイプ(20)を取り付けた車椅子対応型プランター【請求項6】 有用微生物を支柱構造体(2)の材料に含有させたもので製作した余剰水貯蔵タンク(8)とするか、又は、余剰水貯蔵タンク(8)の中に固形の有用微生物を置いた余剰水貯蔵方式を有する車椅子対応型プランター【請求項7】 受け皿側面構造体(4)の周囲に外部構造体(5)として丸太材を用いた車椅子対応型プランター【請求項8】 受け皿底面構造体(3)の下部に作業用引き出しテーブル(15)を有する車椅子対応型プランター |
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術的分野】本発明は、鑑賞用の花や野菜などの植物の育成作業するためのプランターに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、プランターを使って車椅子利用者が車椅子に座ったまま花や野菜などの植物の育成作業をする場合、育成作業に必要な動作空間や作業範囲を十分考慮した高さ、広さ、形並びに機能に関する設計が不十分なため、車椅子利用者が車椅子に座ったまま作業をすることが困難な問題点があった。更に花や野菜などの植物の育成作業を行うために屋内や屋外に設置するプランターは、排水機能が不十分で、根腐れ等が発生しやすく、まに、潅水により土壌から生ずる余剰水を有効に再利用する機能が不十分なため、余剰水の排水上、プランターの設置場所に制約が加わる問題点があった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来、プランターを使って車椅子利用者が車椅子に座ったまま花や野菜などの植物の育成作業をするには、高さ、広さ、形及び機能に関する設計が不十分なため車椅子利用者が車椅子に座ったまま作業をすることが困難な問題があった。また、花や野菜などの植物の育成作業を行うために屋内や屋外に設置するプランターは、潅水により土壌から生ずる余剰水を有効に再利用する機能が不十分なため、余剰水の排水上、プランターの設置場所が限定される問題点があった。 【0004】本発明は、上記欠点を少なくするため、車椅子利用者が車椅子に座ったまま育成作業がしやすいようなプランターにするのに育成作業に必要な動作空間や作業範囲を十分に考慮した高さ、広さ、形を並びに機能を備えたものとし、更に水やりの回数を極力少なくすることによるプランター利用上の負担軽減機能や作業上必要な小道具を手の届く範囲に置くことができる引き出しテーブルを備えることによって、車椅子利用者が車椅子に座ったまま花や野菜などの植物の育成作業をしやすい車椅子対応型プランターを提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するため、外部構造体の高さは、車椅子利用者が車椅子に座ったまま花や野菜などの植物の育成作業をしやすいように床若しくは地面から70cm程度とする。 【0006】受け皿側面構造体の広さは、車椅子利用者が車椅子に座ったまま手の届く作業範囲を考慮し、幅110cm程度とする。 【0007】受け皿側面構造体の形は、車椅子利用者が車椅子に座ったまま手の届く作業範囲を考慮し、半径55cm程度の半円形とする。 【0008】土壌の余剰水を溜める余剰水貯蔵タンクを設け、当該余剰水貯蔵タンクの材料そのものに有用微生物を含有させたもので製作した余剰水貯蔵タンクとするか、又は、余剰水貯蔵タンクの中に固形の有用微生物を置いた余剰水貯蔵方式とする。 【0009】余剰水貯蔵タンクに溜まった水は、タイマー付き電動ポンプを用いて再度土壌に戻す構造とする。余剰水貯蔵タンクに水位レベル確認用透明樹脂パイプ及び排水コックを取り付ける方式としたものである。 【0010】受け皿側面構造体の周囲に外部構造体として植物と調和し温かみのある丸太材を用いるとともに車椅子に乗ったまま花や野菜などの植物の育成作業がしやすいように受け皿底面構造体の下部に作業用引き出しテーブルを設けたものである。 【0011】 【発明の実施の形態】発明の実施の形態を、実施例に基づき、図面を参照して説明する。最初に本発明のプランターの使用方法を説明するため、図1に車椅子利用者が本発明のプランターで植物の育成作業をしている状況として本発明のプランターの側面の方向から見た様子をイメージ図として現した。本発明のプランターの基本的な構造を本発明のプランターの下部から順に説明する。先ず、図2のA−B断面に示すように、5本の足が出ている柱脚構造体1を設ける。その上に車椅子で作業がしやすい最適な高さとした支柱構造体2を固着する。その上に車椅子から手の届く範囲に対応した半径55cm程度の半円形の形態(その高さは、受け皿側面構造体4の外周部分から支柱構造体2の中心部に向かって低くなるように排水勾配をつけている)をした受け皿底面構造体3と半円形の形態(受け皿側面構造体4の受け皿側面部分の高さは15cm程度とする)をした受け皿側面構造体4とを受け皿状に合体させ、更に受け皿側面構造体4の周囲に外部構造体5として丸太材を取り付けたものを基本構造とする。この場合に、床面若しくは地面から丸太材の上面までの高さは、車椅子で作業がしやすい最適な70cm程度の高さとなるようにする。 【0012】上記の基本構造に、次に掲げる諸要素を加えて構成する。受け皿底面構造体3には、潅水により土壌から生じる余剰水を流下させるため、受け皿底面構造体3の外周面の部分から支柱構造体2の中心方向に向かって高さが低くなるように傾斜をつけ、受け皿底面構造体3と支柱構造体2とが接合する部分に貫通穴を設けて余剰水が当該貫通穴を通って余剰水貯蔵タンク8に流れ込むようにする。余剰水貯蔵タンク8の構造は、支柱構造体2の内部の床若しくは地面から30cm程度の高さの部分に余剰水が漏れないように余剰水貯蔵タンク底面板9を取り付ける。更に余剰水貯蔵タンク底面板9の上面が支柱構造体2の外周に接する部分、即ち余剰水貯蔵タンク8の底の部分に該当する部分に余剰水を外部に排出するための排水コック10を設ける。この場合、余剰水貯蔵タンクを別の材料で独立して製作して、これを支柱構造体2の内部の床若しくは地面から30cm程度の高さの部分に余剰水貯蔵タンクの底面が位置するように設置(排水コック10は支柱構造体2の外周部分に貫通穴を明けて余剰水貯蔵タンクに接続する)してもよい。受け皿底面構造体3と支柱構造体2とが接合する部分の貫通穴の部分にはフィルター付き排水口7を設け、土壌の流失を防止する。 【0013】余剰水貯蔵タンク8の余剰水の汚濁・腐敗等が進むのを極力防止するため、余剰水貯蔵タンク8は、有用微生物(乳酸菌、酵母菌、光合成菌など)を支柱構造体2の材料そのものに含有させたもので製作した余剰水貯蔵タンク8とするか、又は、余剰水貯蔵タンク8の中に固形の有用微生物を置くものとする。 【0014】外部構造体5として丸太材を用いる。丸太材は、直径方向にスリットを設けておき、これを、受け皿側面構造体4の上部から丸太材のスリットに合わせて差し込み、丸太材に設けたボルト穴に当該側面構造体の内側方向から丸太材取り付けボルト6で固定する。(この場合、丸太材に設けるボルト穴のうち、丸太材の表面に近い部分にあらかじめナットを固着しておく) 【0015】柱脚構造体1の下部から5本の足のそれぞれの先端の部分の底面に床面レベル調節ボルト11を設ける。(この場合、当該柱脚構造体1に設けるボルト穴の部分にあらかじめナットを固着しておく) この床面レベル調節ボルト11により、当該プランターを設置する床面に多少の凹凸や傾斜があっても、当該プランターを適切なレベル状態に調整することができる。なお、柱脚部分の構造は図4のG−H断面に示すように支柱を中心に放射状に配置しているが、転倒防止対策上必要に応じて柱脚部分の重量を増す方が有利となるため、柱脚部分の形態を半円の版状のものも採用することもできる。 【0016】当該プランターを壁面に接して設置する場合、図1に示すように、直径方向に並んだ外部構造体5としての丸太材に沿って、バックガード材21をバックガード材固定ボルト22で受け皿側面構造体4に取り付け、当該プランターに接する壁面を保護する。バックガード材が壁面に接するように当該プランターを設置する場合は、当該プランターの転倒防止対策として当該バックガード材固定ボルト22を利用して壁面と緊結してもよい。 【0017】受け皿底面構造体3の下部に作業用引き出しテーブル15及び作業用引き出しテーブル支持材16を取り付ける。 【0018】余剰水貯蔵タンク8の底面付近のタイマー付き電動ポンプ17に設置し、その送水パイプ18を排水口7の部分をを経由して軽量土壌下層材13の層内を受け皿側面構造体4の方向に向かって放射状に配水パイプ19を敷設し、余剰水が再度軽量土壌下層材13の中に拡散させて行き渡らせるようにする。この場合、タイマー付き電動ポンプを用いることにより、仮に潅水量が多めの時は、余剰水もその分だけ多くなるが、タイマー機能として、電動ポンプを作動させる時間間隔とのの作動時間を設定することにより、植物の種類により、適切な水分供給量とすることが可能なので、水分の供給過剰によって根に悪影響を与える恐れはない。なお、植物の種類により、潅水をあまり必要としない場合は、タイマー付き電動ポンプ17を設置しないことも可能である。この場合は、余剰水貯蔵タンク8の中に溜まった水は、排水コック10から排出する。 【0019】余剰水貯蔵タンク8には、その底面から上部まで水位レベル確認用透明樹脂パイプ20を取り付ける。 【0020】なお、柱脚構造体1、支柱構造体2、受け皿底面構造体3及び受け皿側面構造体4、外部構造体5、作業用引き出しテーブル15及びバックガード板21の材質は、FRPなどのプラスチック系、ステンレスなどの金属系、木質系その他これに類するものでもプランターに機能上必要な性能を保有しているものであれば、使用することができる。 【0021】本発明のプランターは、上部から見ると半円形なので、これと同じ構造の本発明のプランターを直径部分で合わせて連結すると円形のプランターを形成することができる。また、本発明のプランターは、屋外にも設置することができる。 【0022】 【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成されているので、次のような効果を有する。 【0023】車椅子利用者が車椅子に座ったまま育成作業するのに用いるプランターはその高さ、広さ、形及び機能の設計が不十分なため、車椅子利用者が車椅子に座ったまま育成作業が困難な問題点があった。本発明は、車椅子利用者の動作空間や作業範囲を十分考慮したことにより、車椅子利用考が車椅子に座ったまま植物の育成作業しやすいようなプランターの高さ、広さ、形を備えた、車椅子対応型プランターを提供することができる。 【0024】土壌の余剰水が溜まった水をタイマー付き電動ポンプを用いて再度土壌に戻すことにより最終的な余剰水の発生量を最小限に抑え、排水コックからの水の抜き取りの頻度をほとんどなくすることにより、排水上の制約からプランターの設置場所が限定されなくなる。更に、余剰水を再利用するに際しては、植物へ供給する水量が植物の種類に対応してタイマーにより調節できるので、根腐れの発生を防ぐことができる。 【0025】余剰水貯蔵タンクに水位レベル確認用透明樹脂パイプ及び排水コックを取り付けることにより水位レベルを確認して必要に応じて排水コックから水を抜き取ることができる。 【0026】余剰水貯蔵タンクは、余剰水貯蔵タンクの材料そのものに有用微生物を含有させたもので製作したものを余剰水貯蔵タンクとするか、又は、余剰水貯蔵タンクの中に固形の有用微生物を置いた余剰水貯蔵方式としているため、当該タンクに溜まった水の汚濁・腐敗等が進むのを極力防止することができる。 【0027】また、受け皿底面構造体の周囲に取り付けた外部構造体としての丸太材は、ボルト固定式のため、老朽化等による交換も容易で、かつ、木材のもつ自然の温もりとともに、植物とも良くマッチし、優しい感じの植物の育成及び作業環境を提供することができる。 【0028】本発明のプランターの受け皿底面構造体の下部に作業用引き出しテーブルを設け、テーブルを引き出すことにより、その上に花や野菜などの植物の育成の作業に必要な器具等を手の届く範囲に置くことができ作業がしやすい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598061911 【氏名又は名称】株式会社シティ・プランナー
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| 【出願日】 |
平成10年8月11日(1998.8.11) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−50735(P2000−50735A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月22日(2000.2.22) |
| 【出願番号】 |
特願平10−262236 |
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