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【発明の名称】 フェンス
【発明者】 【氏名】高岡 伸夫

【要約】 【課題】2色に塗り分ける作業が容易に行えて、しかも正面から見て立体感が得られるフェンスを提供する。

【解決手段】横桟部材に複数本の縦桟部材を組み付けたフェンスにおいて、横桟部材と縦桟部材の正面の幅方向両端部に傾斜面を形成し、該傾斜面と正面を異なる色で塗装した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】横桟部材に複数本の縦桟部材を組み付けたフェンスにおいて、横桟部材と縦桟部材の少なくとも一方の部材における正面の端部に傾斜面を形成し、該傾斜面と正面の色彩を異にしていることを特徴とするフェンス。
【請求項2】横桟部材と縦桟部材の少なくとも一方の部材における正面が平坦面である請求項1記載のフェンス。
【請求項3】横桟部材と縦桟部材の少なくとも一方の部材における正面が湾曲面である請求項1記載のフェンス。
【請求項4】傾斜面を正面よりも暗色で塗装している請求項1、2、3記載のフェンス。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として花壇の仕切りとして用いるフェンスに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種のフェンスは、例えば2本の横桟部材を所定間隔開けて平行に配設し、これら横桟部材に複数本の縦桟部材を交差状に組み付け、横桟部材の長さ方向両側方に位置する2本の縦桟部材の下端部を、他の縦桟部材よりも長くすると共に、該下端部を先細に形成して、該先細部を土中に打ち込むことで、フェンス自体を地面上に立設させて用いるようにしている。
【0003】そして従来では、横桟部材及び縦桟部材は何れも断面長方形とした板材から形成され、その表面を例えば白色のペンキ等で塗装している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記した従来のフェンスにあっては、正面から見て立体感に乏しいことから、本願発明者は、以上のフェンスを正面から見た時に立体感が得られるように、各構成部材の正面の中央部と該正面の両側部を2色で色分けすることを考えたのである。
【0005】しかしながら各部材の正面を以上のごとく2色で塗り分けるにしても、両色の境界を例えば直線状に綺麗に仕上げることが難しくて、塗装に時間がかかるし、また正面を2色に塗り分けるだけでは、未だ立体感に乏しいことが判明したのである。本発明は以上の実情に鑑みて開発したものであって、目的とするところは、2色に塗り分ける作業が容易に行えて、しかも正面から見て立体感が得られるフェンスを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、横桟部材に複数本の縦桟部材を組み付けたフェンスにおいて、横桟部材と縦桟部材の少なくとも一方の部材における正面の端部に傾斜面を形成し、該傾斜面と正面の色彩を異にしたのである。
【0007】以上の発明において、横桟部材と縦桟部材の少なくとも一方の部材における正面は、平坦面であってもよいし或いは湾曲面であってもよい。また傾斜面は正面よりも暗色で塗装するのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に示すフェンスは、花壇の周囲に立設して用いるものであって、基本的には、2本の横桟部材1a・1bと、7本の縦桟部材2a〜2gとから成り、横桟部材1a・1bを所定間隔開けて平行に配設し、これら横桟部材1a・1bの正面側に各縦桟部材2a〜2gを交差状に配設すると共に、縦桟部材2a〜2gを互いに所定間隔開けて平行に配置して、これら各端桟部材2a〜2gと各横桟部材1a・1bとの交差部位をクギ及び接着剤で固定するようにしている。
【0009】実施形態では、縦桟部材2a〜2g及び横桟部材1a・1bを、いずれも断面長方形とした木製の板材から形成すると共に、各縦桟部材2a〜2gの厚さを横桟部材1a・1bの厚さよりも厚くしている。また図に示す実施形態では、図1に示すごとく、各縦桟部材2a〜2gの上端部を正面から見て山形に形成している。
【0010】また各縦桟部材2a〜2g中、横桟部材1a・1bの長さ方向両側方よりも一つ内方に配置した2個の縦桟部材2b・2fの下端部を、他の縦桟部材2a・2c・2d・2e・2gの下端よりも下方に延長すると共に、該延長部を下方に向かうに従って先細に形成して、地中への打ち込み部22を一体形成している。しかして以上の構成から成るフェンスにおいて、実施形態では、各横桟部材1a・1bの正面11を平滑面とすると共に、これら各横桟部材1a・1bの正面11の幅方向両端部を末広がり状に斜めにカットして、図6に示すように、各横桟部材1a・1bの正面11の幅方向両端部に傾斜面3を設けている。
【0011】そして、前記傾斜面3及び各横桟部材1a・1bの長さ方向両端面12をそれぞれ黒色のペンキで塗装すると共に、該横桟部材1a・1bの正面11と背面13を白色のペンキで塗装している。一方、各縦桟部材2a〜2gにあっても、その正面21を平滑面とすると共に、これら各縦桟部材2a〜2gの正面21の幅方向両端部を末広がり状に斜めにカットして、図5に示すように、各縦桟部材2a〜2gの正面の幅方向両端部に傾斜面4を設けている。
【0012】そして前記傾斜面4及び上端部の左右側面23と打ち込み部22を設けた縦桟部材2b・2fにあっては、打ち込み部22の左右側面24を、また打ち込み部22を設けていない縦桟部材2a・2c・2d・2e・2gにあっては、その下端面をそれぞれ黒色のペンキで塗装すると共に、正面21と背面25及び上端部の上面26を白色のペンキで塗装している。
【0013】ところで以上のごとく白色のペンキと黒色のペンキとを塗装する際して、両色の境界がそれぞれエッジEとなっているので、換言すれば、エッジEを境にして色の異なるペンキを塗装することが出来るので、各色の塗装が行い易くて、エッジEを境にして両色を見栄え良く綺麗に塗装することが出来る。斯くして以上のフェンスによれば、正面側から見たときに、両桟部材の正面11・21に塗装した白色だけではなく、傾斜面3・4に塗装した黒色も見えて、外観の意匠が良好となるし、しかも傾斜面3・4により、全体的に立体感が生じる。
【0014】尚、以上のフェンスは、複数つなぎ合わせて花壇の周囲を囲むのである。以上の実施形態では、縦桟部材2a〜2gの正面21を平坦面に形成したが、例えば図7に示すように、湾曲面に形成してもよい。また横桟部材1a・1bの正面11にあっても平坦面に形成したが、湾曲面に形成してもよい。
【0015】斯くして以上のごとく正面11・21を湾曲面とすることで、より一層立体感が生じる。また以上の実施形態では、傾斜面3・4を黒色に、また正面11・21を白色にそれぞれ塗装したが、これに限定されるものではない。また図8に示すように、例えば縦桟部材2a〜2gの左右両側面26を一部残して、該左右両側面26と正面21との境界に傾斜面4を形成するようにしてもよい。
【0016】また以上の実施形態では、横桟部材1a・1b及び縦桟部材2a〜2gの正面11・21における幅方向両端部にのみ傾斜面3・4を形成したが、これに限定されるものではなく、例えば前記正面11・21の周縁部全域に渡って傾斜面3・4を形成してもよい。また以上の実施形態では、横桟部材1a・1b及び縦桟部材2a〜2gの両者に傾斜面3・4を形成したが、横桟部材1a・1b若しくは縦桟部材2a〜2gの一方にのみ傾斜面3又は4を形成してもよい。
【0017】また横桟部材1a・1b若しくは縦桟部材2a〜2gの本数にあっても実施形態のものに限定されるものではない。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、横桟部材に複数本の縦桟部材を組み付けたフェンスにおいて、横桟部材と縦桟部材の少なくとも一方の部材における正面の端部に傾斜面を形成し、該傾斜面と正面の色彩を異にしたことにより、例えば傾斜面と正面とを異なる色の塗料により塗装するに際し、該傾斜面と正面との境界のエッジを基準にして塗り分けることが出来るので、各色の塗装が容易にしかも綺麗に行えるし、しかもかかるフェンスを正面側から見たときに、立体的に2色の色が見えて、意匠的にも優れたものとなる。
【0019】また請求項2記載の発明によれば、請求項1記載のフェンスにおいて、横桟部材と縦桟部材の少なくとも一方の部材における正面を平坦面としたことにより、請求項1記載の発明の効果にくわえて、前記正面の塗装がより行い易くなる。また請求項3記載の発明によれば、請求項1記載のフェンスにおいて、横桟部材と縦桟部材の少なくとも一方の部材における正面を湾曲面としたことにより、請求項1記載の発明の効果にくわえて、より一層立体感を得ることが出来る。
【0020】また請求項4記載の発明によれば、請求項1、2、3記載のフェンスにおいて、傾斜面を正面よりも暗色で塗装したことにより、視覚的に、より一層明瞭に立体感を得ることが出来る。
【出願人】 【識別番号】592089755
【氏名又は名称】株式会社タカショー
【出願日】 平成10年8月6日(1998.8.6)
【代理人】 【識別番号】100076406
【弁理士】
【氏名又は名称】杉本 勝徳 (外1名)
【公開番号】 特開2000−50730(P2000−50730A)
【公開日】 平成12年2月22日(2000.2.22)
【出願番号】 特願平10−222928