| 【発明の名称】 |
撥水土およびその製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】折田 安
【氏名】篠原 種男
【氏名】伴 英男
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】水性アルキド樹脂(脱水脂肪酸主体)30〜50重量%、水性系シランなどのシリコーン撥水剤5〜15重量%、水性メラミン系架橋剤(イミノ基含有)5〜15重量%、水性系パラフィンワックス2〜8重量%、エタノール/水(重量比50/50)24〜16重量%およびバランス量の水からなる透明塗料組成物(クリヤ組成物)を乾燥させた土砂(粒子径2〜8mm)に混合して攪拌することにより土砂の各粒子にクリヤ組成物がコーティングされた撥水土を得る。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】主成分としてアルキド樹脂および撥水剤を含有する透明塗料組成物を土砂にコーティングしてなることを特徴とする撥水土。 【請求項2】撥水剤がシリコーンであることを特徴とする請求項1記載の撥水土。 【請求項3】土砂の粒子径が2〜40mmであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の撥水土。 【請求項4】透明塗料組成物中のアルキド樹脂の含有量が30〜50重量%で、撥水剤の含有量が5〜15重量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の撥水土。 【請求項5】透明塗料組成物が水性アルキド樹脂(脱水脂肪酸主体)30〜50重量%、水性系シラン撥水剤5〜15重量%、水性メラミン系架橋剤(イミノ基含有)5〜15重量%、水性系パラフィンワックス2〜8重量%、エタノール/水(重量比50/50)24〜16重量%およびバランス量の水からなることを特徴とする請求項1または請求項3記載の撥水土。 【請求項6】水性アルキド樹脂(脱水脂肪酸主体)30〜50重量%と水性メラミン系架橋剤(イミノ基含有)5〜15重量%を混合して透明になるまで分散させ、次いで撹拌しながら水性系シラン撥水剤5〜15重量%を注入して十分に分散させてベース液体とし、このベース液体に水性系パラフィンワックス2〜8重量%を混入し、ホモミキサーで完全に分散させたのち、最後にバランス量の水を加えて得られる透明塗料組成物を乾燥させた土砂に混合して攪拌することにより土砂の各粒子に該透明塗料組成物をコーティングすることを特徴とする撥水土の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は水分を弾く性質を有する艶のある撥水土およびその製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来から、光沢を有し装飾用として使用ができ、雨が降っても水を保水しないと言う特性を有する撥水土の開発が望まれており、そのような撥水土が開発できれば内装用装飾、外装用装飾、造園、墓地、中央分離帯などの装飾用無草土として活用が出来る。しかしながら現在までのところ、雑草取りが不要で、尚、且つ、装飾用として使用出来る撥水土の提案はない。本発明は装飾用無草土として優れた効果を発現できる高度に撥水性の撥水土及びその製造方法を提供するものである。 【0003】 【課題を解決するための手段】本発明者は上記の目的を達成するために鋭意検討の結果、土砂に特定の液体組成物.コーティングすることにより艶のある高度に撥水性の撥水土が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。 【0004】すなわち本発明の撥水土は、主成分としてアルキド樹脂および撥水剤を含有する透明塗料組成物(以下、「クリヤ組成物」という。)を土砂にコーティングしてなることを特徴とするものである。 【発明の実施の形態】 【0005】本発明において使用される土砂としては普通の土、砂利、真砂などが挙げられる。土砂のサイズ(粒子径)は2〜40mm、特に3〜6mmに調整することが好ましい。 【0006】本発明においてクリヤ組成物の主成分であるアルキド樹脂は、無水フタル酸、イソフタル酸、マレイン酸などの多塩基酸と、グリセリンなどの多価アルコールとの縮合により得られる一種のポリエステルである。アルキド樹脂の種類としては特に制限はないが、水性アルキド樹脂を用いるのが好ましく、脱水脂肪酸を主体とするものが特に好ましい。クリヤ組成物中に占めるアルキド樹脂の含有量は特に限定されないが、好ましくは30〜50重量%である。 【0007】本発明においてクリヤ組成物中にはアルキド樹脂とともに、撥水剤を含有させる必要がある。撥水剤としてはシリコーンを用いるのが好ましく、特に水性系シランを用いるのが好ましい。クリヤ組成物中に占める撥水剤の含有量も特に限定されないが、好ましくは5〜15重量%である。 【0008】また上記クリヤ組成物中には上記成分のほか、必要に応じて適宜、水性系架橋剤、水性系撥水助剤、水性系溶剤などを添加することができる。水性架橋剤としてはイミノ基を含有する水性メラミン系架橋剤を用いるのが好ましく、その添加量は5〜15重量%とすることが好ましい。水性系撥水助剤としては例えば水性系パラフィンワックスを2〜8重量%の添加量で使用することが好ましい。水性溶剤としては例えばエチルアルコール/水(重量比50/50)を15〜25重量%の添加量で使用することが好ましい。 【0009】上記クリヤ組成物の調製に当たっては、まずアルキド樹脂と水性架橋剤を混合して透明になるまで分散させ、次いで撹拌しながら撥水剤を注入して十分に分散させてベース液体とする。その後、このベース液体に水性撥水助剤を混入し、ホモミキサーで完全に分散させたのち、最後に所要量の水を加えてクリヤ組成物を得る。 【0010】本発明の撥水土は、土砂、好ましくは乾燥させた土砂に上記クリヤをコーティングすることにより容易に得ることができる。 【0011】 【作用】本発明の撥水土は、土砂の粒子の一つ一つが上記クリヤ組成物の皮膜で覆われていて艶がありワックスのように水を弾く作用を有し、雨が降っても水を保水しないという特性がある。したがって本発明の撥水土を普通の土の上に重ねると、例えば雑草の種子が飛んできても水分の補給が断たれるので発芽を抑えることができ、いわゆる「無草土」としても機能する。 【0012】 【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明をさらに詳しく説明する。 【0013】(実施例1)下記の成分を下記の割合(重量%)で含有するクリヤ組成物を後記する方法で調製した。 【0014】 成分 重量%水性アルキド樹脂(脱水脂肪酸主体) 40.0水性メラミン系架橋剤(イミノ基含有) 10.0エタノール/水(重量比50/50) 22.0〜18.0水性系シラン撥水剤 8.0〜12.0水性系パラフィンワックス 3.0〜 7.0水 17.0〜13.0【0015】上記クリヤ組成物の調製方法は、まずアルキド樹脂と水性架橋剤を混合して透明になるまで分散させ、次いで撹拌しながら撥水剤を注入して十分に分散させてベース液体とする。その後、このベース液体に水性撥水助剤を混入し、ホモミキサーで完全に分散させたのち、最後にバランス量の水を加えてクリヤ組成物(製品)とする。 【0016】このようにして調製したクリヤ組成物を土砂、好ましくは乾燥させた土砂に混合して攪拌することにより、土砂の各粒子がクリヤ組成物の皮膜で被覆された撥水土(製品)が得られる。 【0017】本発明の艶のある撥水土をたとえば造園・墓地・中央分離帯・寒冷地用などの無草土として利用するには、あらかじめ撥水土を敷設すべき場所の土・雑草を厚さ3〜5cm程度まで鋤き取り、土を取り除いた厚さに相当する量の撥水土を敷きつめることが好ましい。また芝生用の無草土として敷設するには、雑草を取り除いた後、活着した芝生に撥水土を1.0〜1.5cmの厚さに敷設することが好ましい。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の撥水土は、土砂の粒子径が2〜40mmであり各粒子がクリヤ組成物の皮膜で覆われて表面に光沢も有り装飾用として使用でき、又は、ワックスのように水を弾く作用を有するので、雨が降っても水を保水せず無草土として優れた効果を発揮するほか、表面コーティング材の硬度が大きく、耐光性、耐薬品性、耐疲労性、密着性、加工性なども良好で凍結、結露を防止するとともに有害イオンの浸透を防止し、皮膜の素材であるクリヤ組成物には毒性がないため環境にもやさしく、汚れ等が付着しにくく、又洗浄清掃も簡単に出来る事から内装用装飾、外装用装飾、造園、墓地、中央分離帯などにも適しており藻類や苔の発生を長期にわたって防止する働きがある。また、これらの土砂は敷き詰め作業が簡単にでき、舗装道と異なり、自然石の特徴である表面の乱反射による温度上昇がなく、粒子間に空間があり太陽光による下層への熱伝導がないので夏期の舗装歩道、コンクリート部分のように日照が過ぎても放熱する事がないという優れた効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598092591 【氏名又は名称】東京熱化学工業株式会社 【識別番号】598092605 【氏名又は名称】渡辺産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年7月10日(1998.7.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073874 【弁理士】 【氏名又は名称】萩野 平 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−23559(P2000−23559A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月25日(2000.1.25) |
| 【出願番号】 |
特願平10−195936 |
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