| 【発明の名称】 |
選別装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】都田 力也
【氏名】伊藤 昇
【氏名】板持 透
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| 【要約】 |
【課題】切れ藁等の屑がチャフシーブの終端部から一番収容部に混入して選別精度を低下させる不都合を解消する。
【解決手段】チャフシーブ20を、被処理物の流動方向に所定間隔を存して並列する複数のフィン22で構成すると共に、チャフシーブ20の終端位置に設けられる最終フィン27の上端高さを他のフィン22よりも低くして切れ藁等の引っ掛かりを防止する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被処理物を揺動選別する揺動選別体に、被処理物を所定方向に流動させる揺動流板と、該揺動流板の終端まで達した被処理物を篩選別するチャフシーブと、該チャフシーブの終端まで達した被処理物を篩選別する二番選別体とを設けると共に、前記チャフシーブで篩落された被処理物を一番収容部に収容する選別装置において、前記チャフシーブを、被処理物の流動方向に所定間隔を存して並列する複数のフィンで構成すると共に、チャフシーブの終端位置に設けられる最終フィンの上端高さを、他のフィンよりも低くしたことを特徴とする選別装置。 【請求項2】 請求項1において、フィンの角度変化に基づいてチャフシーブの開度を調節するにあたり、最終フィンを、略全開姿勢を維持する固定フィンとしたことを特徴とする選別装置。 【請求項3】 請求項2において、最終フィンの下端部に、上手側隣接フィン方向に突出して屑の落下規制をする屑落下規制片を形成したことを特徴とする選別装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンバイン等が備える選別装置の技術分野に属するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、この種コンバイン等が備える選別装置は、被処理物を揺動選別する揺動選別体に、被処理物を所定方向に流動させる揺動流板と、該揺動流板の終端まで達した被処理物を篩選別するチャフシーブと、該チャフシーブの終端まで達した被処理物を篩選別する二番選別体(ストロラック等)とを設けると共に、前記チャフシーブで篩落された被処理物を一番収容部に収容するように構成されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前記チャフシーブは、被処理物の流動方向に所定間隔を存して並列する複数のフィンで構成されており、フィンの隙間から落下しない切れ藁等の大きな屑は、順次フィン上を移送されてチャフシーブの終端から二番選別体上に落下するが、チャフシーブの終端まで達した屑が最終フィンに引っ掛かると、フィンの隙間から一番収容部側に落下し易くなるため、多量の屑が一番収容部に混入して選別精度を低下させる可能性があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、被処理物を揺動選別する揺動選別体に、被処理物を所定方向に流動させる揺動流板と、該揺動流板の終端まで達した被処理物を篩選別するチャフシーブと、該チャフシーブの終端まで達した被処理物を篩選別する二番選別体とを設けると共に、前記チャフシーブで篩落された被処理物を一番収容部に収容する選別装置において、前記チャフシーブを、被処理物の流動方向に所定間隔を存して並列する複数のフィンで構成すると共に、チャフシーブの終端位置に設けられる最終フィンの上端高さを、他のフィンよりも低くしたことを特徴とするものである。つまり、切れ藁等の屑が最終フィンに引っ掛かることなく二番選別体側に落下することになり、その結果、多量の屑が一番収容部に混入して選別精度を低下させる不都合を防止することができる。また、フィンの角度変化に基づいてチャフシーブの開度を調節するにあたり、最終フィンを、略全開姿勢を維持する固定フィンとしたことを特徴とするものである。つまり、最終フィンを揺動選別体の補強部材に兼用できる許りでなく、常に全開姿勢を維持して穀粒の回収ロスを防止することができる。また、最終フィンの下端部に、上手側隣接フィン方向に突出して屑の落下規制をする屑落下規制片を形成したことを特徴とするものである。つまり、最終フィンを、略全開姿勢を維持する固定フィンにしても、屑の落下を可及的に規制できるため、屑の混入による選別精度の低下を回避することができる。 【0005】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一つを図面に基づいて説明する。図面において、1はコンバインに設けられる脱穀選別装置であって、該脱穀選別装置1は、刈取茎稈を扱室2に沿って挟持搬送する脱穀フィードチェン3、搬送茎稈から被処理物(混合物を含む穀粒)を脱穀する扱胴4、脱穀された被処理物を漏下する受網5、該受網5から漏下せずに扱室終端まで達した被処理物を単粒化処理する処理胴6、該処理胴6が単粒化した被処理物を漏下する第二受網7、前記受網5から漏下した被処理物を順次揺動搬送する揺動流板8、該揺動流板8の終端部で被処理物を篩選別する一番選別部9、該一番選別部9から漏下した被処理物を一番選別風で精選する唐箕ファン10、精選された穀粒(選別材料)を横搬送する一番ラセン11、該一番ラセン11の終端まで搬送された穀粒を穀粒タンク(図示せず)に揚上搬送する揚穀筒13、前記一番選別部9から漏下しなかった被処理物や第二受網7から漏下した被処理物を篩選別するストロラック(二番選別体)14、該ストロラック14から漏下した被処理物を二番選別風で風選別する二番選別ファン15、風選別された二番物を横搬送する二番ラセン16、該二番ラセン16の終端まで搬送された被処理物を上記選別経路中に還元する二番還元筒17、前記ストロラック14の終端位置で藁屑等を機外に排出する吸引ファン18等で構成されている。そして、前記揺動流板8、一番選別部9およびストロラック14は、一体的な揺動アッセンブリである揺動選別体19を構成すると共に、クランク機構もしくはカム機構で強制的に揺動せしめられるが、これらの基本構成は何れも従来通りである。 【0006】前記一番選別部9は、第一篩選別体であるチャフシーブ20と、第二篩選別体であるグレインシーブ21とを上下二段に設けて構成されており、上段のチャフシーブ20は、前後方向に所定間隔を存して並設される複数のフィン22で構成される一方、下段のグレインシーブ21は、所定の目合いを有する金網部材で構成されているが、前記各フィン22から左右方向に突出する上側支持ピン22aは、揺動選別体19の左右側板19aに枢支される一方、下側支持ピン22bは、可動プレート23を介して一連状に連結されており、そのため、上側支持ピン22aを支点とする各フィン22の同期揺動に基づいてチャフシーブ20の開度を変化させることができるようになっている。 【0007】24は所定の上側支持ピン22aに一体的に設けられるフィン作動アームであって、該フィン作動アーム24の先端部には、転動自在なローラ24aが設けられており、該ローラ24aの上下動に連動して複数のフィン22が揺動するようになっている。一方、25は揺動選別体19の外側面部に前後摺動自在に設けられるガイドプレートであって、該ガイドプレート25の上部には、前記ローラ24aに接当する傾斜ガイド部25aが形成される一方、ガイドプレート25の前部には、フィン駆動モータ26(減速機構付きモータ)のピニオンギヤ26aに噛合するラック部25bが形成されている。即ち、前記傾斜ガイド部25aは、ガイドプレート25の前後摺動位置に応じてローラ24aを上下動させるため、ガイドプレート25を強制的に前後摺動させるフィン駆動モータ26の正逆駆動に基づいてチャフシーブ20の開度(フィン間隔)を調節することができるようになっている。 【0008】27は前記チャフシーブ20の終端位置に設けられる最終フィンであって、該最終フィン27は、前述したフィン22(可動フィン)とは異なり、所定の開度姿勢を維持する固定フィンに構成されている。そして、最終フィン27は、略全開姿勢(フィン22の全開時揺動角度に略一致)を維持するため、穀粒の回収ロスを防止することができ、しかも、最終フィン27の左右両端部は、フィン取付板28を介して揺動選別体19の左右側板19aに一体的に固定されているため、揺動選別体19の補強部材としても機能するようになっている。尚、29はチャフシーブ20の始端位置に設けられる始端フィンであって、該始端フィン29も、最終フィン27と同様に固定フィンに構成されているため、揺動選別体19の補強部材に兼用することができるようになっている。 【0009】また、27aは前記最終フィン27の下端部に折曲形成される屑落下規制片であって、該屑落下規制片27aは、上手側隣接フィン方向に突出して屑の落下規制をしている。つまり、最終フィン27を、略全開姿勢を維持する固定フィンにしたものでありながら、一番側への屑の落下を可及的に防止して屑の混入による選別精度の低下を回避することができるようになっている。 【0010】また、前記最終フィン27の上端高さは、他のフィン22の全閉時上端高さ(上端位置下限高さ)に比して、所定寸法Lだけ低くなるように設定されている。即ち、切れ藁等の屑が最終フィン27に引っ掛かることを防止できるため、チャフシーブ20上の屑をスムーズにストロラック14側に落下させることができ、その結果、多量の屑が一番側に混入して選別精度を低下させる不都合を回避することができるようになっている。 【0011】叙述の如く構成されたものにおいて、被処理物を揺動選別する揺動選別体19に、被処理物を所定方向に流動させる揺動流板8と、該揺動流板8の終端まで達した被処理物を篩選別するチャフシーブ20と、該チャフシーブ20の終端まで達した被処理物を篩選別するストロラック14とを設けると共に、前記チャフシーブ20で篩落された被処理物を一番ラセン11に収容するものであるが、前記チャフシーブ20を、被処理物の流動方向に所定間隔を存して並列する複数のフィン22で構成すると共に、チャフシーブ20の終端位置に設けられる最終フィン27の上端高さを、他のフィン22よりも低くしたため、切れ藁等の屑が最終フィン27に引っ掛かることなくストロラック14側にスムーズに落下することになり、その結果、多量の屑が一番ラセン11側に混入して選別精度を低下させる不都合を防止することができる。 【0012】また、前記フィン22の角度変化に基づいてチャフシーブ20の開度を調節するにあたり、最終フィン27を、略全開姿勢を維持する固定フィンとしたため、最終フィン27を揺動選別体19の補強部材に兼用できる許りでなく、常に全開姿勢を維持して穀粒の回収ロスを防止することができる。 【0013】また、前記最終フィン27の下端部に、上手側隣接フィン方向に突出して屑の落下規制をする屑落下規制片27aを形成したため、最終フィン27を、略全開姿勢を維持する固定フィンとしたものでありながら、一番側への屑の落下を可及的に規制して屑の混入による選別精度の低下を回避することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年6月15日(1999.6.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085394 【弁理士】 【氏名又は名称】廣瀬 哲夫
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| 【公開番号】 |
特開2000−354418(P2000−354418A) |
| 【公開日】 |
平成12年12月26日(2000.12.26) |
| 【出願番号】 |
特願平11−168042 |
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