| 【発明の名称】 |
脱穀機の藁屑等除去装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 弘二
【氏名】伊藤 孝司
【氏名】宮本 章史
【氏名】大内 義道
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| 【要約】 |
【課題】扱胴を回転駆動する扱胴プーリとカウンタプーリを介して、排塵胴スプロケットで排塵処理胴を回転駆動するこれら扱胴プーリとカウンタプーリとに掛け渡した扱胴用ベルトに藁屑等が引掛ることがあり、この引掛った藁屑等を該カウンタプーリ側への移送を防止する。
【解決手段】扱胴23を回転駆動する扱胴プーリ3と、カウンタプーリ4を介して未脱穀処理物を再脱穀する排塵処理胴27を回転駆動する排塵胴スプロケット39とを設け、これら扱胴プーリ3とカウンタプーリ4とには、扱胴用ベルト5を掛け渡し、この扱胴用ベルト5に引掛って移送される藁屑等は該扱胴23下側の揺動選別装置上へ除去具32で除去して落下させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 穀稈を脱穀する扱胴23を回転駆動する扱胴プーリ3と、カウンタプーリ4を介して未脱穀処理物を脱穀する排塵処理胴27を回転駆動する排塵胴スプロケット39と、該扱胴プーリ3と該カウンタプーリ4とに掛け渡した扱胴用ベルト5と、該扱胴23の下部には供給を受ける脱穀処理物を穀粒と藁屑とに選別する揺動選別装置33とを設けた脱穀機において、該扱胴用ベルト5に引掛って移送される藁屑等を除去して該揺動選別装置33上へ落下させる除去具32を該扱胴用ベルト5部へ設けたことを特徴とする脱穀機の藁屑除去装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、穀稈を脱穀する扱胴を回転駆動する扱胴プーリとカウンタプーリを介して未脱穀処理物を再脱穀する排塵処理胴を回転駆動する排塵胴スプロケットとを設け、これら扱胴プーリとカウンタプーリとには、扱胴用ベルトを掛け渡し、この扱胴用ベルトに引掛って移送される藁屑を除去して、該扱胴下側の揺動選別装置上へこの藁屑を落下させる除去具を該扱胴用ベルト部に設けた技術であり、脱穀機の藁屑等除去装置として利用できる。 【0002】 【従来の技術】脱穀室へ供給される穀稈は、この脱穀室に内装されて扱胴プーリで回転駆動される扱胴で脱穀処理され、又、未脱穀処理物は、排塵処理室に内装されてカウンタプーリで回転駆動される排塵処理胴で再度脱穀処理され、これら扱胴と排塵処理胴とによって脱穀処理された脱穀物は、揺動選別装置へ供給され、この揺動選別装置で穀粒と藁屑等とに揺動選別され、穀粒は揚穀装置等で、又、藁屑等は排風機等で吸引されて別々に機外へ排出する。 【0003】又、脱穀済みの排藁は、前記脱穀室に内装された扱胴を回転駆動する扱胴プーリの装着側である後方部側から機外へ排出する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】扱胴を回転駆動する扱胴プーリと、カウンタプーリを介して排塵胴スプロケットで排塵処理胴を回転駆動するこれら扱胴プーリとカウンタプーリとに掛け渡した扱胴用ベルトに揺動選別のとき、及び吸引排出のとき等に藁屑等が引掛ることがあり、この引掛った藁屑等は該カウンタプーリ側へ移送され、側壁部へ堆積したり、又、該カウンタプーリへ巻き付きスリップの原因となったり、更に該扱胴用ベルトの摩擦で出火して火災になること等が発生することもあったが、この発明により、この問題点を解決しようとするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】このために、この発明は、穀稈を脱穀する扱胴23を回転駆動する扱胴プーリ3と、カウンタプーリ4を介して未脱穀処理物を脱穀する排塵処理胴27を回転駆動する排塵胴スプロケット39と、該扱胴プーリ3と該カウンタプーリ4とに掛け渡した扱胴用ベルト5と、該扱胴23の下部には供給を受ける脱穀処理物を穀粒と藁屑とに選別する揺動選別装置33とを設けた脱穀機において、該扱胴用ベルト5に引掛って移送される藁屑等を除去して該揺動選別装置33上へ落下させる除去具32を該扱胴用ベルト5部へ設けたことを特徴とする脱穀機の藁屑除去装置の構成とする。 【0006】 【発明の作用】脱穀室へ供給される穀稈は、この脱穀室に内装されて扱胴プーリ3で回転駆動される扱胴23で脱穀処理され、又、未脱穀処理物は、排塵処理室に内装されてカウンタプーリ4を介して排塵胴スプロケット39で回転駆動される排塵処理胴27で再度脱穀処理され、これら扱胴23と排塵処理胴27とによって脱穀処理された脱穀物は、揺動選別装置33へ供給され、この揺動選別装置33で穀粒と藁屑等とに揺動選別され、穀粒は揚穀装置等で、又、藁屑等は排風機等で吸引されて別々に機外へ排出する。 【0007】又、脱穀済みの排藁は、前記脱穀室に内装された扱胴23を回転駆動する扱胴プーリ3の装着側である後方部側から機外へ排出する。更に、該扱胴23を回転駆動する扱胴プーリ3と、カウンタプーリ4を介して排塵胴スプロケット39で回転駆動するこれら扱胴プーリ3とカウンタプーリ4とに掛け渡した扱胴用ベルト5部に設けた除去具32により、この扱胴用ベルト5に揺動選別のとき、及び吸引排出のとき等に藁屑等が引掛って移送されるこの藁屑等は、この除去具32によって除去されて、揺動選別装置33へ落下供給されて再度揺動選別され、機外へ排出する。 【0008】 【発明の効果】扱胴用ベルト5に引掛って移送される藁屑等は、除去具32によって除去されることにより、カウンタプーリ4側の側壁部へ移送されて堆積したり、又、該カウンタプーリ4へ巻き付いてスリップや火災の原因になることを防止できる。 【0009】 【発明の実施の形態】コンバイン1に載置した脱穀機2の扱胴プーリ3とカウンタプーリ4とに掛け渡した扱胴用ベルト5に引掛って移送される藁屑等を除去する藁屑等除去装置6を図示して説明する。前記コンバイン1の車台4aの下部には、土壌面を走行する左右一対の走行クロ−ラ5aを張設した走行装置6aを配設し、該車台4a上部には、フィ−ドチエン7と引継挾持杆31a、及び挾持杆31等によって挾持されて移送される刈取り穀稈を脱穀し、脱穀した穀粒を選別回収して一時貯留する穀粒貯留タンク8を横側に装着した脱穀機2を載置している。 【0010】前記脱穀機2の前部には、前端位置から立毛穀稈を分草する分草体9と、この分草された穀稈を引起す引起装置10と、引き起された穀稈を刈取る刈刃装置11と、刈取られた穀稈を搬送して、引継ぎ挾持杆31a、及び挾持杆31とフィ−ドチエン7へ受渡しする穀稈掻込搬送装置12等を設けてなる刈取機13は、油圧駆動による伸縮シリンダ14により、土壌面に対して昇降自在に作用させる構成としている。 【0011】前記脱穀機2側には、コンバイン1の操作制御を行う操作装置15と、作業者が搭乗する操縦席16とを設け、この操縦席16の下部には、エンジン17を搭載すると共に、後方には、穀粒貯留タンク8を設置する。これら走行装置6a、脱穀機2、刈取機13、エンジン17等によって、該コンバイン1の機体18を構成している。 【0012】前記刈取機13の穀稈掻込搬送装置12によって形成される穀稈搬送経路中には、刈取られて搬送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機2へ穀稈供給の有無を検出する穀稈センサ19を設けている。車台4aの前端部に装架された走行用ミッション20の伝動経路中には、その出力回転数に基づく走行車速を検出する車速センサ21を設けた構成である。 【0013】前記脱穀機2は、図1〜図3で示す如く上部の脱穀室22内には、扱胴軸24で軸支した多種類で多数本の扱歯23aを装着した扱胴23を前機壁2aと中機壁2bとの間に、前後方向に軸架内装した構成である。前記脱穀室22の平面視右側で、扱胴23の後側には、該脱穀室22内から排出される未脱穀処理物を後方へ移送しながら再度脱穀処理する排塵処理室25を形成し、この排塵処理室25内には、排塵胴軸26で軸支した多数本の処理歯27aを装着した排塵処理胴27を中機壁2bと後機壁2cとの間に、前後方向に軸架内装した構成である。 【0014】前記脱穀室22の平面視左側の扱ぎ口23bに沿って、刈取り穀稈を挾持するフィードチエン7と引継挾持杆31a、及び挾持杆31とを配設すると共に、扱歯23aの外周縁下部から扱胴カバー28までの間を包囲する扱網23cを配設し、処理歯27aの外周縁下部側を包囲する排塵処理網27bを配設している。中機壁2bには、該脱穀室22内で発生した脱穀処理物の内の未脱穀処理物を排塵処理室25内へ排出する扱室排出口29aを設け、該排塵処理網27bの移送終端部には、該排塵処理室25内で処理された藁屑、及び稈切等の排塵物を排出する排塵排出口29bを設けた構成である。 【0015】前記脱穀機2の平面視左側の上部に設けた左右両側の各挾持杆の右側のこの各挾持杆31には、図5、及び図6で示す如く、例えば、弾性材のゴム材で板材よりなる吹出し防止板51を複数枚と、入口吹出し防止板52とを設けた構成である。前記扱胴23の扱歯23aの外周縁下部の扱網23cの上側部に連接した網押え板23dの左側の上端部側には、例えば、バネ板、又は弾性材のゴム板等よりなり、所定長さで、更に上下方向所定高さの網押え補助板23eを設けた構成である。 【0016】前記吹出し防止板51、及び入口吹出し防止板52の下端部と、各挾持杆31に設けた各挾持杆用スプリング31bが圧縮されて密着状態になったときであっても、網押え板23dに設けた網押え補助板23eの上端部とは、重合状態に構成して設けると共に、該入口吹出し防止板52の移送始端部、及び該吹出し防止板51の移送終端部は、該網押え補助板23eの両端部から突出した状態に設け、更に左右方向は該吹出し防止板51、及び該入口吹出し防止板52が、該網押え板23dに密着する状態に設けた構成である。これにより、脱穀する穀稈がフィードチエン7と該挾持杆31とに挾持されて移送されるこの穀稈の移送量にバラツキが発生しても、脱穀室22内から穀粒や塵埃等の飛散、及び吹出し等を防止することができる。 【0017】前記脱穀22、及び排塵処理室25の下側には、選別室30を設け、この選別室30内には、扱網23c、及び処理網27bから漏下した脱穀物と、排塵排出口29bから排出される排塵物の供給、及び後述する除去具32によって除去された藁屑等の落下を受け、移送しながら揺動選別する揺動選別装置33を、扱胴軸24に沿わせて設けている。 【0018】前記揺動選別装置33は前部より、順次移送棚33a、チヤフシーブ33b、ストローラック33cを設け、該チヤフシーブ33bの下部には、グレンシーブ33dを設けた構成であり、該チヤフシーブ33bは移送角度を調節可能に構成し、漏下量を調節できる構成である。又、前部を上手側として、前端部に揺動支点34aを設けると共に、後端部に設けた揺動カム34bによって揺動可能に架設した構成である。 【0019】前記揺動選別装置33の移送方向始端部(上手側)の下部には、送風羽根35aを回転自在に内装した送風機35を設け、この送風機35で起風した選別風を送風して風選別と、又、揺動選別装置33の揺動選別とにより、穀粒と藁屑、及び塵埃とに選別する構成である。前記扱胴軸24の後端部で中機壁2bの後側には、図1、及び図2で示す如く扱胴プーリ3を装着して設けると共に、該中機壁2bの後側で右側端部近傍には、カウンタプーリ4をカウンタメタル36,36で軸支したカウンタ軸37の後端部に装着して設け、該カウンタ軸37の前端部には、カウンタスプロケット38を設け、排塵軸24の前端部には、排塵胴スプロケット39を装着して設けている。これら扱胴プーリ3とカウンタプーリ4とには、扱胴用ベルト5を掛け渡した構成である。これらスプロケット38,39には、排塵胴用チエン40を掛け渡した構成である。 【0020】前記中機壁2bには、藁屑除去装置6の取付板41を設け、この取付板41には、図1〜図3で示す如く例えば、弾性材であるゴム材、及び樹脂材等で板材よりなり、扱胴用ベルト5の左右両側、及び上側を覆う状態に溝32a部を設けた除去具32を取付ボルト42a、及びナット42b等で着脱自在に装着した構成である。 【0021】前記扱胴用ベルト5上には、揺動選別装置33で揺動選別中、送風機35の起風で選別中、及び後述する排塵ファン43の吸引風で吸引排風中に、藁屑、及び塵埃等が吹き上げられることが発生し、この吹き上げられた藁屑、及び塵埃等が引掛ることが発生して、この扱胴用ベルト5でカウンタプーリ4側へ移送中に排藁除去装置6の除去具32によって、この除去具32を装着した位置で除去され、該揺動選別装置33上へ落下供給する構成である。これによって、これら藁屑、及び塵埃等が該カウンタプーリ4側へ移送されないことにより、右機壁2d側へこれらが堆積することなく、又、このカウンタプーリ4へ巻き付くことがなくなり、スリップ、及び火災等の発生を防止した構成である。 【0022】前記送風機35の下手側の先端部は、一番選別棚44から流下選別される穀粒を収容して一番螺旋45aにより、横移りする一番受樋45bの上手側と接続し、その下手側は該一番選別棚44の下端部と接続させ、この一番選別棚44上端部近傍下側には、二番選別棚46から流下選別される未脱穀処理物(二番物)を収容して、二番螺旋47aにより、横送りする二番受樋47bの上手側上端部を適宜の間隔を設けて、重接状態に位置させ、この二番選別棚46の上端部は、機外へ開放させた構成である。 【0023】前記一番螺旋45aで横送りされた穀稈は、揚穀装置(図示せず)等で引継ぎして、穀粒貯留タンク8内へ揚送して貯留する構成である。前記二番螺旋47aで横送りされた未脱穀処理物(二番物)を引継ぎして、排塵処理室25内へ揚送する揚送螺旋48bを内装した二番還元筒48aを脱穀機2の平面視右側に斜設した構成である。 【0024】前記揺動選別装置33の移送終端部上方には、送風機35の選別風と、該揺動選別装置33の揺動選別とによる選別塵埃を共に機外へ排出する排塵ファン43を設けた構成である。前記穀粒貯留タンク8内の底部に設けた移送螺旋(図示せず)より引継ぎして移送する後側には、縦移送螺旋49aを内装したたて排出支持筒49を略垂直姿勢で回動可能に支持して設け、この縦排出支持筒49の上側には、上端部を支点として、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ排出する排出螺旋50aを内装した排出オーガ50を上下回動、及び左右旋回可能に横方向へ配置した構成である。 【0025】前記刈取機13は、図7、及び図8で示す如く左右両側の分草体9,9の先端部近傍には、刈取りする立毛穀稈を検出するON−OFFスイッチ方式の前左・右穀稈センサ9a,9bを設けた構成である。該刈取機13を回転駆動する刈取機駆動軸53には、図9で示す如くこの刈取機駆動軸53の回転数を検出する回転センサ53aを設けた構成である。 【0026】前記穀稈掻込搬送装置12の根元移送チエン12aの根元挾持杆12cには、図10で示す如く供給されて移送される穀稈の移送量を検出する供給センサ54を設けた構成である。前記扱胴カバー28の内側面には、図11で示す如く脱穀室22の扱室排出口29aへ移送する脱穀処理物へ抵抗を付加する板状の複数個の排塵調節板55を調節回動自在に一端部を各支持ピン55aで軸支して設け、この各排塵調節板55は連接板55bで連接させて、一体に回動する構成である。 【0027】一方側の端部に設けた前記排塵調節板55には、各連結杆56a,56bを設け、この連結杆56bの一端部側はギヤ57に装着し、このギヤ57と該排塵調節板55を回動調節する調節モータ58に設けたギヤ58aとは、噛合する構成である。該調節モータ58の回転により、該各該ギヤ58a,57と、該各連結杆56b,56aとを介して、該各排塵調節板55を回動調節し、脱穀処理物へ抵抗を付加して、この脱穀処理物が脱穀室22内でのこなれを良好としたり、又は抵抗を付加せずにこの脱穀処理物を脱穀室22の扱室排出口29aへ早く移送して、早く排出する構成である。 【0028】前記排塵調節板55には、図11で示す如くこの排塵調節板55の調節位置を検出する角度センサ59を設けた構成である。前記操作装置15には、図12で示す如く走行速度を変更する主変速レバー60aを設け、この主変速レバー60aには、モードスイッチ60bを設けた構成である。 【0029】前記操作装置15内には、図13で示す如く制御装置61を設け、この制御装置61内には、CPU61aを設け、このCPU61aには、刈取機13の刈取り高さを検出する刈高ポテンションメータ13a、前左・右穀稈センサ9a,9b、穀稈センサ19、車速センサ21、回転センサ53a、供給量センサ54、角度センサ59、モードスイッチ60b、及びタイマ64等の検出、及び操作等が入力され、又、このCPU61aにより、調節モータ58、脱穀機2、及び刈取機13等を回転駆動する脱穀・刈取用モータ62a,62b、フィードチエンモータ63、該刈取機13を上下調節する伸縮シリンダ14、エンジン17、タイマ64等を始動制御、及び停止制御する構成である。 【0030】前記刈取機13の回転数を検出する回転センサ53a、及び走行車速を検出する車速センサ21を設けたコンバイン1において、左右両側の分草体9,9に設けた前左・右穀稈センサ9a,9bの検出がONからOFFへ変わり、このOFFの検出がCPU61aへ入力されると共に、該刈取機13の刈取り高さを検出する刈高ポテンションメータ13aが、この刈取機13が所定位置以上の上昇状態であると検出され、この検出が該CPU61aへ入力されると、この入力のときは、前記回転センサ53aが検出した回転数から穀稈掻込搬送装置12の掻込ベルト12dと掻込ホイル12eとから穀稈を引継ぎして、穂先移送チエン12bと根元移送チエン12aとで移送するこの該根元移送チエン12aの回転速度がCPU61aで算出され、最後の穀稈が通過すると該前左・右穀稈センサ9a,9bがOFFとなり、このOFF検出から、この根元移送チエン12aの移送終端部まで穀稈が移送され、フィードチエン7と引継挾持杆31aとへ受け渡しする前段の移送終端部までの移送時間が該CPU61aで算出され、この算出された移送時間はタイマ64で検出される。このタイマ64の検出により、刈取用モータ62b、及びフィードチエンモータ63が、該CPU61aでえ停止制御され、刈取機13、及びフィードチエン7を停止制御する構成である。これにより、該刈取機13が収穫作業状態でない所定位置以上へ上昇制御されたときは、該穀粒掻込搬送装置12から該フィードチエン7と該引継挾持杆31aとへ受け渡しする前段の移送終端部で穀稈は、移送が停止制御されることにより、この穀稈のこぼれや、又、再収穫作業開始のときに、この穀稈の移送の乱れを防止することができる。 【0031】前記前左・右穀稈センサ9a,9bの検出がONからOFFへ変わり、このOFFがCPU61a入力され、刈高ポテンションメータ13aが刈取機13が所定位置以上の上昇状態でないと検出され、この検出が該CPU61aへ入力されると共に、根元移送チエン12aの根元挾持杆12cに設けた供給量センサ54で穀稈の移送される移送量が検出されて、該CPU61aへ入力される構成である。 【0032】前記供給量センサ54で移送される穀稈が少量であると検出されて、CPU61aへ入力されたときは、この入力により、このCPU61aでフィードチエン7を停止制御後に、所定時間の経過をタイマ64が検出すると、この検出により、穀粒掻込搬送装置12を停止制御し、該フィードチエン7と引継挾持杆31aとへ受け渡しする穀稈量を多くして、挾持力を向上させる構成である。又、該供給量センサ54で移送される穀稈量が多量であると検出されて、該CPU61aへ入力されたときには、この入力により、このCPU61aで該フィードチエン7と該穀稈掻込搬送装置12との両者を同時に停止制御する構成であり、この停止制御はフィードチエンモータ63と刈取用モータ62bとを同時に停止制御する構成である。該フィードチエン7部での穀稈の詰りを防止する構成である。これにより、穀稈の移送量によって、該穀稈掻込搬送装置12の停止制御時期を該フィードチエン7の停止制御時期と異にしたり、又は、同時にすることにより、穀稈の移送姿勢の維持、及び穀稈のこぼれの防止を図っている。 【0033】前記供給量センサ54で穀稈を穀稈掻込搬送装置12で移送する移送量を検出してCPU61aへ入力され、この入力された穀稈の移送量が多量であると検出したときは、扱胴カバー28に設けた排塵調節板55は、脱穀処理物が早く扱室排出口29a側へ排出移送すべく調節制御し、又、少量であると検出したときは、上記と逆の遅くなる側へ調節制御する構成である。 【0034】又、普通の穀稈を収穫作業するときは、設定した標準モードで作業を行うが、収穫する穀稈の倒伏状態がひどいとき、及び濡れた穀稈を収穫作業をするとき等は、角度センサ59で検出する排塵調節板55の調節位置は、早く排出移送すべく角度位置へ切換操作する倒伏・濡れ扱ぎモードを設け、このモードへの切換は、図11で示す如くモードスイッチ60bの入操作で行う構成であり、このモードスイッチ60bと該角度センサ59とは連動させた構成である。 【0035】前記供給量センサ54で検出する穀稈の移送量は、同じ移送量を検出したときであっても、モード設定がモードスイッチ60bの操作により、早く排出移送される倒伏・濡れ扱ぎモードの角度位置へ切換操作されたときは、図14で示す如くこの角度位置は、倒伏・濡れ扱ぎモード位置へ変更制御する構成である。これにより、操縦する作業者の操作負荷の軽減と、脱穀性能、及び作業能率の適正化とを図ることができる。 【0036】前記供給量センサ54で穀稈を穀稈掻込搬送装置12で、移送する移送量を検出してCPU61aへ入力され、この入力された穀稈の移送量が多量であると検出したときは、扱胴カバー28に設けた排塵調節板55は、脱穀処理物が早く扱室排出口29a側へ排出移送すべく調節制御し、又、少量であると検出したときは、上記とは逆の遅くなる側へ調節制御する構成である。 【0037】又、上記の調節制御範囲は、刈取作業中は脱穀機2の脱穀設定条件、走行装置6aの走行設定条件、前記排塵調節板55の設定位置などによって設定されるモードに基づいて各部が制御され、収穫作業が行われる構成である。この収穫作業中に前左・右穀稈センサ9a,9bの検出が旋回等の開始により、ONからOFFに変ると、該排塵調節板55の調節位置のみが一段階絞り側、例えば、脱穀処理物が扱室排出口29a側へ排出移送が遅く排出移送される側へ自動調節制御する構成である。再び該前左・右穀稈センサ9a,9bの検出が旋回等の終了により、OFFからONに変る、前段のONのときの設定されたモードに戻り、このモードに基づいて各部が制御され、収穫作業が行われる構成である。これにより、収穫作業中に刈取り穀稈の条端部での旋回のときの三番飛散の減少と、脱穀性能の適正化とを図ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年3月24日(1999.3.24) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−270672(P2000−270672A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月3日(2000.10.3) |
| 【出願番号】 |
特願平11−80111 |
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