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【発明の名称】 コンバインの穀粒移送装置
【発明者】 【氏名】竹内 賢一朗

【氏名】今村 英一

【氏名】市丸 智之

【氏名】水島 淳

【要約】 【課題】一番揚穀装置と二番還元装置とを近接させようとするものである。

【解決手段】穀粒を一番揚穀装置3の一番移送筒49で移送するこの一番移送筒49の傾斜角度と、二番還元装置4の上部に設けた還元口箱51の一方側の側壁51aの傾斜角度とは、略同じ傾斜角度にして、これら一番揚穀装置3と二番還元装置4とを近接させた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 脱穀済み穀粒の供給を受けて上部へ移送して穀粒貯留タンク8内へ供給する一番揚穀装置3上端部の供給口箱50と、二番処理物の供給を受けて上部へ移送して二番処理室24内へ還元する二番還元装置4上端部の還元口箱51とを設けたコンバインにおいて、該一番揚穀装置3と該二番還元装置4とは近接させて設けると共に、該還元口箱51の一方側の側壁51aを該一番揚穀装置3の一番移送筒49の傾斜と略同じ傾斜状態に配設したことを特徴とするコンバインの穀粒移送装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、脱穀済み穀粒を一番揚穀装置の一番移送筒から供給口箱を経て穀粒貯留タンク内へ供給して貯留し、又、未脱穀処理物を二番還元装置から還元口箱を経て二番処理室へ還元するが、該一番揚穀装置と二番還元装置とは近接させて設けると共に、該還元口箱の一方側の側壁を該一番揚穀装置の該一番移送筒の傾斜と略同じ傾斜状態に配設した技術であり、コンバインの穀粒移送装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】コンバインで刈取り収穫作業のときは、このコンバインの前部に設けた刈取機で立毛穀稈が刈取りされ、刈取り穀稈は脱穀機へ移送供給されて脱穀され、脱穀済み穀粒は、この脱穀機の横側に斜設した一番揚穀装置で上部へ移送され、この一番揚穀装置の上端部に設けた供給口箱を経て穀粒貯留タンク内へ供給され、この穀粒貯留タンクで、一時貯留する。又、脱穀処理中に発生した未脱穀処理物(二番処理物)は、該脱穀機の横側で該一番揚穀装置の後側から斜設した二番還元装置で上部へ移送され、この二番還元装置の上端部に設けた還元口箱を経て二番処理室内へ還元され、この二番処理室内で再度脱穀処理する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一番揚穀装置の一番移送筒の傾斜角度と、二番還元装置の上端部に設けた還元口箱の一方側の側壁傾斜角度とを略同じ角度にして、該一番揚穀装置と該二番還元装置とを近接させて、省スペース化をこの発明によって図ろうとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために、この発明は、脱穀済み穀粒の供給を受けて上部へ移送して穀粒貯留タンク8内へ供給する一番揚穀装置3上端部の供給口箱50と、二番処理物の供給を受けて上部へ移送して二番処理室24内へ還元する二番還元装置4上端部の還元口箱51とを設けたコンバインにおいて、該一番揚穀装置3と該二番還元装置4とは近接させて設けると共に、該還元口箱51の一方側の側壁51aを該一番揚穀装置3の一番移送筒49の傾斜と略同じ傾斜状態に配設したことを特徴とするコンバインの穀粒移送装置の構成とする。
【0005】
【発明の作用】コンバインで刈取り収穫作業のときは、このコンバインの前部に設けた刈取機で立毛穀稈が刈取りされ、刈取り穀稈は脱穀機へ移送供給されて脱穀され、脱穀済み穀粒は、この脱穀機の横側に斜設した一番揚穀装置3で上部へ移送され、この一番揚穀装置3の上端部に設けた供給口箱50を経て穀粒貯留タンク8内へ供給され、この穀粒貯留タンク8で一時貯留する。又、脱穀中に発生した未脱穀処理物である二番処理物は、該脱穀機の横側で該一番揚穀装置3の後側から斜設した二番還元装置4で上部へ移送され、この二番還元装置4の上端部で、更に該一番揚穀装置3の一番移送筒49の傾斜角度と略同じ傾斜角度状態に還元口箱51の一方側の側壁51aを設けたこの還元口箱51を経て二番処理室24内へ還元され、この二番処理室24内で再度脱穀処理する。
【0006】
【発明の効果】二番還元装置4の上端部に設けた還元口箱51の一方側の側壁51aの傾斜角度を、一番揚穀装置3の一番移送筒49の傾斜角度と略同じ傾斜角度に設けたことにより、これら一番揚穀装置3と二番還元装置4とを近接させることができて、省スペース化を図ることができた。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。コンバイン1の前部に装着した刈取機13の後部で、車台4aに載置した脱穀機2を形成する右側機壁2bの外側に斜設した一番穀粒揚穀装置3と二番還元装置4等とよりなる穀粒移送装置を図示して説明する。
【0008】前記コンバイン1の車台4aの下部には、土壌面を走行する左右一対の走行クロ−ラ5を張設した走行装置6を配設し、該車台4a上部には、フィ−ドチエン7と挟持杆31等によって挾持されて移送される刈取り穀稈を脱穀し、脱穀した穀粒を選別回収して一時貯留する穀粒貯留タンク8を横側に装着した脱穀機2を載置している。
【0009】前記脱穀機2の前部には、刈取る立毛穀稈と、隣接して刈取りしない立毛穀稈とに分離するナロ−ガイド3aと、前端位置から該ナロ−ガイド3aで分離した刈取る立毛穀稈を分草する分草体9と、この分草された穀稈を引起す引起装置10と、引き起された穀稈を掻込する掻込スタ−ホイル14等よりなる掻込装置12と、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置11と、刈取られた穀稈を搬送して、挾持杆31と、フィ−ドチエン7とへ受渡しする穀稈搬送装置19等を設けてなる刈取機13は、油圧駆動による伸縮シリンダ19aにより、土壌面に対して昇降自在に作用させる構成としている。
【0010】前記脱穀機2側には、コンバイン1の操作制御を行う操作装置15と、作業者が搭乗する操縦席16等を設け、この操縦席16の下部には、エンジン17を搭載すると共に、後方には、穀粒貯留タンク8を設置する。これら走行装置6、脱穀機2、刈取機13、エンジン17等によって、該コンバイン1の機体18を構成している。
【0011】前記刈取機13の穀稈搬送装置19によって形成される穀稈搬送経路中には、刈り取られて搬送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機2へ穀稈供給の有無を検出する穀稈センサ19bを設けている。車台4aの前端部に装架された走行用ミッション20の伝動経路中には、その出力回転数に基づく走行車速を検出する車速センサ20aを設けた構成としている。
【0012】前記脱穀機2は、図1〜図4で示す如く上部側には、脱穀室22と、排塵処理室23と、二番処理室24とを設け、下部側には、選別室25を各々配置した構成である。該脱穀室22内には、各種の多数の扱歯26aを装着して刈取り穀稈を脱穀処理する扱胴26を前後方向に軸架内装した構成としている。平面視前記脱穀室22の右側に平行し前部側に位置させた二番処理室24内には、還元される未脱穀処理物(二番処理物)を前方へ移送しながら処理し、選別室25へ排出する移送始端部から順次多数の処理歯27aと、二番排出羽根27bとを装着した二番処理胴28と、後部側に位置させた排塵処理室23内には、該脱穀室22から供給される一部の未脱穀処理物を後方へ移送しながら再処理する移送始端部から順次排塵移送螺旋29aと、排塵排出羽根29bとを装着した排塵処理胴30とを同軸で軸架内装した構成としている。
【0013】前記脱穀室22の平面視左側の扱ぎ口26bに沿って、刈取り穀稈を挾持するフィ−ドチエン7と、挾持杆31とを配設すると共に、扱歯26aの外周縁下部から上下回動自在な扱胴カバ−32までの間を包囲する扱網26cと、排塵移送螺旋29aの外周縁下部側を包囲する棒状部材を所定間隔に設けた漏下具33と、各処理歯27aの外周縁下部側を包囲する二番受板34とを各々配設している。該漏下具33の移送終端部側には、該排塵処理室23内で処理された藁屑、及び稈切等の排塵物を排出する排塵排出口33aを設け、又、該二番受板34の移送終端部側には、二番処理室24内で脱穀処理された一部の処理物を排出する二番排出口34aを設けた構成である。
【0014】前記刈取機13の穀稈搬送装置19で移送される刈取り穀稈は、上下移動自在な挾持杆31と、フィ−ドチエン7とによって挾持っされて引継ぎされ、脱穀室22内へ供給され、この脱穀室22内を移送中に脱穀する構成である。前記選別室25内には、扱網26cから漏下した脱穀物と、漏下具33、及び二番排出口34aから排出される処理物と、排塵排出口33aから排出される排塵物との供給を受けて移送しながら揺動して選別する揺動選別装置35を、扱胴26の軸方向に沿わせて設けている。この揺動選別装置35は前部より、順次移送棚36a、チヤフシ−ブ36b、ストロ−ラック36cを設け、該チヤフシ−ブ36bの下部には、グレンシ−ブ36dを設けた構成であり、該チヤフシ−ブ36bは移送角度を調節可能に構成し、漏下量を調節できる構成としている。
【0015】前記揺動選別装置35は、前部を上手側にして、前端部に揺動支点37aを設けると共に、後端部に設けた揺動カム37bによって揺動可能に架設した構成である。前記揺動選別装置35の移送方向始端部(上手側)の下部には、送風羽根38aを回転自在に内装した送風機38を設け、この送風機38で起風した選別風を送風して穀粒と塵埃とに風選別する構成である。
【0016】脱穀済み排藁は、図3で示す如く根元側は排藁移送装置59の排藁チエン39と上下移動自在な排藁挾持杆40との間で挾持し、後方へ移送する構成である。又、穂先側は排藁移送ラグ41aを所定間隔に設けた排藁移送ベルト41で後方へ移送する構成である。前記脱穀機2を形成する後側機壁2dの後側には、図3、及び図5で示す如く上支持板42aの下側には、所定の隙間(L)を設けて下支持板42bを設け、これら上・下支持板42a,42bには、補助挾持杆43を回動、及び上下移動自在に挿入した構成である。この補助挾持杆43には、支持ピン43aを固着し、この支持ピン43aを該上支持板42aに上部から下部右側へ向けて傾斜状態に設けた移動溝42cへ挿入した構成である。該支持ピン43aの軸端部と、操作装置15部に設けた切換レバー15aとの間には、連接ワイヤ44aと連結具44bとを設けて連接させた構成である。
【0017】脱穀済み排藁を圃場へ直接排出するときは、該切換レバー15aを操作することにより、補助挾持杆43が排藁チエン39の下側位置へ下降すると共に、回動移動され、これら排藁チエン39と補助挾持杆43とで排藁を引継ぎ挾持して後方へ移送する作用状態となり、移送終端部から圃場へ排出する構成である。又、排藁を排藁切断装置、及び排藁結束装置(共に図示せず)へ移送するときは、該補助挾持杆43は非作用状態に支持する構成である。
【0018】前記上支持板42aと下支持板42bとの間には、隙間(L)を設けたことにより、排藁を移送中に落下する藁屑等が移動溝42c内に入ることが発生しても、この隙間(L)を設けたことにより、この隙間(L)から排出されることにより、補助挾持杆43の作動不良を防止できる。前記送風機38の下手側の先端部は、一番選別棚45から流下選別される穀粒を収容して一番螺旋46aにより、横送りする一番受樋46bの上手側と接続し、その下手側は該一番選別棚45の下端部と接続させ、この一番選別棚45の上端部近傍下側には、二番選別棚47から流下選別される未脱穀処理物(二番物)を収容して、二番螺旋48aにより、横送りする二番受樋48bの上手側上端部を適宜の間隔を設けて、重接状態に位置させ、この二番選別棚47の上端部は、機外へ放出させた構成である。
【0019】前記一番螺旋46aで横送りされた穀粒は、脱穀機2を形成する右側機壁2bの外側に斜設した一番揚穀装置3から箱形状の供給口箱50へと引継ぎされ、穀粒貯留タンク8の上部の供給口8aを経て、この穀粒貯留タンク8内へ供給され、一時貯留する構成である。前記一番揚穀装置3は、図1、及び図2で示す如く一番螺旋46aで移送される選別済みの穀粒を引継ぎする一番移送筒49と、この一番移送筒49の上端部に略直角状態に設けた供給口箱50とよりなり、該一番移送筒49には、一番揚穀螺旋49aと上端部に投出羽根49bとを装着した一番螺旋軸49cを内装した構成である。
【0020】前記二番螺旋48aで横送りされた未脱穀処理物(二番物)は、脱穀機2を形成する右側機壁2bの外側に斜設した二番還元装置4から箱形状の還元口箱51へと引継ぎされ、該右側機壁2bの還元口2eを経て、二番処理室24へ供給する構成である。前記二番還元装置4は、図1、及び図2で示す如く二番螺旋48aで移送されるみ未脱穀処理物(二番物)を引継ぎする二番還元筒52と、この二番還元筒52の上端部に略直角状態に設けた還元口箱51とよりなり、該二番還元筒52には、二番揚穀螺旋52aと上端部に投出羽根52bとを装着した二番螺旋軸52cを内装した構成である。
【0021】前記一番揚穀装置3と二番還元装置4は、図1、及び図2で示す如く近接させて設け、二番還元装置4の還元口箱51の一方側の側壁51aの傾斜角度(θ1)と、該一番揚穀装置3の一番移送筒49の傾斜角度(θ2)とは、略同じ傾斜角度に形成して近接させた構成である。これにより、省スペース化を図ることができた構成である。
【0022】前記脱穀機2の左側機壁2aの外側には、図4で示す如く各部を伝動する伝動機構53を設け、この伝動機構53を覆う上・下カバー54a,54bを設け、これら上・下カバー54a,54bは前後方向に適宜位置で二分割した構成である。前記上カバー54aの内側には、左側機壁2aの上端部から下部の外側へ向けて傾斜する流下板55を設け、下カバー54b上部の傾斜部は、該流下板55と略同じ傾斜角度に形成した構成である。該流下板55の下端部の(A)点位置と、該下カバー54bの上端部の(B)とは、正面視略同じ位置とした構成である。これにより、該流下板55上を流下する塵埃、及び藁屑等が、該下カバー54bの上端部で停滞することなく、この下カバー54b上をスムーズに流下する。
【0023】前記脱穀機2を形成する左側機壁2aの外側面には、図6、及び図7で示す如くコ字形状の受杆57を複数個を固着して設け、この受杆57の先端部には、所定幅のストッパープレート57aをっ固着して設け、このストッパープレート57aの先端部には弾性部材よりなる当具57bを装着した構成である。前記下カバー54bの内側面の下部には、図6、及び図7で示す如くコ字形状の結合用フック58を複数個固着して設け、この結合用フック58には、挿入溝58aを左右方向に設け、この挿入溝58aを受杆57へ挿入して支持させ、又、該下カバー54bの上部は受具装置(図示せず)を設けて支持した構成である。これにより、前後方向、及び左右方向の係止を一種類の該結合用フック58で行うことができて、コスト低減を図ることができる。
【0024】前記扱胴カバー32は、図8、及び図9で示す如く上側面に設けた開閉具32aにより、上下に開閉自在な構成である。排藁チエン39、排藁挾持杆40、及び排藁移送ベルト41等よりなる排藁移送装置59は、脱穀機2後方の右側で前後方向に設けた回動軸60を回動中芯として、この排藁移送装置59を上下方向へ回動自在な構成である。
【0025】前記扱胴カバー32の内側面に補強部材32bを介して設けた支持具32cと、排藁移送装置59の移送始端部に設けた始端支持板59aとは、上・下ロッド61a,61bによって連接した構成である。これら上・下ロッド61a,61bは折り曲げ自在とした構成である。該扱胴カバー32を上方へ向けて開動操作すると、この操作に連動して、該排藁移送装置59は回動軸60を回動中芯とし、該上・下ロッド61a,61bを介して、上方へ向けて開作動する構成である。これにより、該扱胴カバー32を開動操作すると、該排藁移送装置59も同時に開作動する構成である。これにより、補修、及び点検等を容易に行うことができる。
【0026】前記扱胴カバー32は、図18、及び図19で示す如く開閉具32aにより、上下に開閉自在な構成である。排藁移送装置59も上下方っ甲へ回動自在な構成である。前記扱胴カバー32の内側面には、回転ローラ62aと、ストッパー62bと、取付ステー62cとを装着した構成である。排藁移送装置59と該扱胴カバー32の該取付ステー62cとは、ワイヤ63aと、弾発スプリング63bとによって連接した構成である。該扱胴カバー32を上方へ向けて開動操作すると、この操作に連動して、該排藁移送装置59はワイヤ63aを介して、上方へ向けて開作動する構成である。これにより、該扱動カバー32と該排藁移送装置59とが同時に開作動することにより、補修、及び点検等を容易に行うことができる。
【0027】前記揺動選別装置35の移送終端部上方側には、送風機38の選別風と、該揺動選別装置35の揺動選別とによる選別塵埃を共に、機外へ排出する排塵ファン64を設けた構成である。前記穀粒貯留タンク8内の底部には、図10、及び図11で示す如く貯留した穀粒を後方へ移送するタンク移送螺旋8bを設け、後側には、縦移送螺旋65aを内装した排出支持筒65を略垂直姿勢で回動可能に支承して設け、この排出支持筒65の上端部に接合メタル65bを支点として、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する折り畳み方式の排出螺旋66aを内装した排出オ−ガ66を、上下回動、及び左右旋回可能に横方向へ配置した構成である。
【0028】前記穀粒貯留タンク8内の底部のタンク移送螺旋8bの回転駆動は、図10〜図12で示す如くエンジン17からの出力は、ギヤケース67内の伝動機構67aから伝動軸67bの軸端部に設けたスプロケット67cと、該タンク移送螺旋8b軸の軸端部に設けたスプロケット8cとにチエン68を掛け渡して、このタンク移送螺旋8bを回転駆動させると共に、このタンク移送螺旋8bを軸支する伝動ケース69内の伝動機構69aを介して排出支持筒65内の縦移送螺旋65aを回転駆動する構成である。
【0029】前記スプロケット67c,8c、及びチエン68は、図10、及び図11で示す如く箱形状のチエンケース70内へ収納状態にすべく、このチエンケース70を設けた構成である。これにより、タンク移送螺旋8bをチエン68駆動にしたことによって、省スペースとなり、又、該チエン68をチエンケース70内に収納状態にしたことにより、塵埃等の付着を防止することができる。
【0030】前記脱穀機2の右側機壁2bには、図3で示す如くモータ71を設け、このモータ71によって、フィードチエン7と排藁移送装置59との両者を回転駆動制御、及び停止制御する構成である。このモータ71の軸71aの軸端部には、回動支持板71b,71cを設けた構成である。図12、及び図13で示す如く前記扱胴26軸の終端部に設けたプーリ26dと、排藁移送装置59の排藁チエン39の移送始端部に設けた伝動機構39bを内装したギヤケース39aから突出する伝動軸39cの軸端部に設けプーリ39dと、中機壁2fに設けたカウンタープーリー72とには、ベルト39eを掛け渡した構成である。モータ71の軸71aの軸端部に設けた回動支持板71bと、該ベルト39eを「入」・「切」するテンションプーリ73aを軸支したテンションアーム73とは、ワイヤ73bで連接した構成である。該テンションプーリ73aが切操作されると、該排藁チエン39と排藁移送ベルト41との回転駆動を停止制御する構成である。
【0031】図3と図12、及び図14〜図16で示す如く前記モータ71の軸71aの軸端部に設けた回動支持板71cと、左・右側機壁2a,2bを貫通させて設けた連動軸74の右側の軸端部に設けた受板74aとは、連結軸74bとっこの連結軸74bに装着した連結軸受74cとによって連接した構成である。前記フィードチエン7の移送終端部のスプロケット7aは、伝動ケース75から突出するスプロケット軸75aで軸支している。該伝動ケース75内には、伝動機構75bを「入」・「切」するクラッチ75c、及びこのクラッチ75cを切換操作するシフタ軸75dにシフタ75eを設けた構成である。
【0032】前記伝動ケース75から突出したシフタ軸75dの軸端部に設けた回動板76aと、運動軸74の左側の軸端部に設けた受板76bとは、連結軸76cを設けて連接した構成である。モータ71の回転によって、連結軸74b、該連動軸74、連結軸76c、シフタ軸75d、シフタ75e等を介してクラッチ75cが切換操作され、フィードチエン7を停止させる構成である。
【0033】前記刈取機13が伸縮シリンダ19aによって、所定の高さ位置以上に上昇制御されると、この上昇が検出され、この検出に伴ってモータ71が自動始動制御され、フィードチエン7と排藁移送装置59の排藁チエン39、及び排藁移送ベルト41とを、自動停止制御する構成である。
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【出願日】 平成11年3月10日(1999.3.10)
【代理人】
【公開番号】 特開2000−253741(P2000−253741A)
【公開日】 平成12年9月19日(2000.9.19)
【出願番号】 特願平11−63481