| 【発明の名称】 |
作業車の穀粒排出装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】里路 久幸
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| 【要約】 |
【課題】穀粒排出装置の横オーガの先端部分を回動可能に構成して作業灯を設け、作業性を向上させる。
【解決手段】本発明は、上述した課題を解決するために、つぎの如き解決手段を講じた。すなわち、走行装置1を有する車台2上に、穀粒を一時貯溜するグレンタンク3と、該グレンタンク3にて一時貯溜していた穀粒を排出する縦オーガ4と横オーガ5とからなる穀粒排出装置21を設けた作業車であって、前記横オーガ5の前部5aは排出口6と共に円周方向へ旋回可能に構成し、前記横オーガ5の前部5aには作業灯7を設けたことを特徴とする穀粒排出装置とした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行装置1を有する車台2上に、穀粒を一時貯溜するグレンタンク3と、該グレンタンク3にて一時貯溜していた穀粒を排出する縦オーガ4と横オーガ5とからなる穀粒排出装置21を設けた作業車であって、前記横オーガ5の前部5aは排出口6と共に円周方向へ旋回可能に構成し、前記横オーガ5の前部5aには作業灯7を設けたことを特徴とする穀粒排出装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、コンバインや作業車等の穀粒排出装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のコンバインや作業車等の穀粒排出装置においては、横オーガの前部は円周方向へ旋回可能に構成しているものの、作業灯は旋回可能な前部には設けていない構成である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前述のような作業車の穀粒排出装置は、横オーガの先端部分に作業灯を設けていないので、特に夜間での作業時において刈取装置の前方を効率良く照らすことができないという欠点があった。本発明は、このような問題点を解消しようとするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明に係る作業車の穀粒排出装置は、前記のような課題を解決するものであって、次のような構成である。すなわち、走行装置1を有する車台2上に、穀粒を一時貯溜するグレンタンク3と、該グレンタンク3にて一時貯溜していた穀粒を排出する縦オーガ4と横オーガ5とからなる穀粒排出装置21を設けた作業車であって、前記横オーガ5の前部5aは排出口6と共に円周方向へ旋回可能に構成し、前記横オーガ5の前部5aには作業灯7を設けたことを特徴とする穀粒排出装置とした。 【0005】 【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施例を具現化したコンバインが示されている。走行装置1を有する車台2の前方には、刈取装置8と供給搬送装置9が設けられている。刈取装置8には、植立穀稈を分草する分草具10と、植立穀稈を引き起こす引起しケース11と、植立穀稈を刈り取る刈刃12と、該刈刃12にて刈り取られた穀稈を挟持して後方に搬送する株元搬送装置13が設けられている。この株元搬送装置13の後方には、該株元搬送装置13から搬送されてくる穀稈を引き継いで搬送する供給搬送装置9が設けられている。 【0006】前記刈取装置8は、走行伝動装置14の上方の支点を中心にして上下動する刈取装置支持フレーム15にて、その略左右中間部で支持されているので、刈取装置8は刈取装置支持フレーム15と共に上下動する構成である。車台2の上方には、前記供給搬送装置9から搬送されてくる穀稈を引き継いで搬送するフィードチェン16を有する脱穀装置17と、該脱穀装置17で脱穀選別された穀粒を一時貯溜するグレンタンク3と、コンバインの各種操作を実行する操作部18が載置されている。脱穀装置17の後方には、フィードチェン16から搬送されてくる排稈を引き継いで搬送する排稈チェン19と、該排稈チェン19の下方には排稈を切断するカッター20を設けている。また、この実施例のカッターに代えて、例えば、排稈を結束するノッター等の他の作業機を装着してもよい。前記グレンタンク3内の穀粒量が満杯となると、穀粒排出装置21から機外へと穀粒を排出する。該穀粒排出装置21は、縦オーガ4と横オーガ5から構成されている。 【0007】このようなコンバインを前進させて刈取作業を実行すると、圃場面に植立している穀稈は、分草具10にて分草されて引起しケース11にて引き起こされて刈刃12にて刈り取られる。その後、株元搬送装置13にて搬送され、供給搬送装置9引き継がれる。該供給搬送装置9に引き継がれた穀稈は、さらに後方へと搬送されていく。そして、脱穀装置17のフィードチェン16へと引継ぎ搬送されて、後方へ搬送されながら穀稈は脱穀装置17にて脱穀選別される。 【0008】このように脱穀選別された穀粒は、グレンタンク3内へと搬送されて、一時貯留される。該グレンタンク3内に貯留される穀粒量が満杯となると、操作部18のオペレータに報知される。するとオペレータは刈取作業を中断して、グレンタンク3内の穀粒を機外へと排出する作業を開始する。コンバインを任意の位置(トラック近傍位置)へと移動させて穀粒排出口6をトラックの荷台等の位置へ移動させて、操作部18の穀粒排出レバー25を入り状態として、グレンタンク3内の穀粒を機外へと排出する。排出口6を任意の位置へ移動させるには、油圧シリンダ26を作動して、横オーガ5をオーガ受け27から上昇させて、横オーガ5を縦オーガ4と共にモータ(図示せず)を駆動して旋回させる。そして、排出口6を排出位置へと移動させるのである。この一連の穀粒排出装置21の動きは手動でもよいし、自動でもよい。自動の場合は、穀粒排出装置21の各関節部にポジションセンサ(図示せず)を設置しておいて、希望する排出位置を記憶させておいて、自動排出スイッチを押せば、自動にて排出口6が移動するようにしておけばよい。 【0009】穀粒排出レバー25を入り状態とすると、グレンタンク3内下部の搬送下部ラセン(図示せず),縦オーガ4,横オーガ5内の各ラセンが回転駆動する。これにより、グレンタンク3内の穀粒は、前記グレンタンク3内下部の下部ラセンから順次搬送されて排出口6から排出される。穀粒排出が完了すると、穀粒排出レバー25を切り状態として下部ラセンから横オーガ5内の各ラセンに至る回転を停止する。そして、横オーガ5を縦オーガ4と共にモータを駆動させて旋回させて、横オーガ5をオーガ受け27の上方へ位置させて、油圧シリンダ26を作動させて横オーガ5をオーガ受け27内に収納させる。この一連の動きは手動でもよいし自動でもよい。自動の場合は、穀粒排出装置21の各関節部にポジションセンサ(図示せず)を設置しておいて、オーガ受け27の位置を記憶させておいて、自動収納スイッチを押せば、自動にて穀粒排出装置21はオーガ受け27内へと収納するようにしておけばよい。 【0010】前述のごとく構成されているコンバインにおいて、横オーガ5の前部5aは排出口6と共に円周方向へ旋回可能に構成し、前記横オーガ5の前部5aには作業灯7を設ける構成としている。前記横オーガ5の前部5aの旋回構成について説明する。図2に示すように、横オーガ5に固定しているプレート22aを介してモータ22を設置し、該モータ22の出力軸22bに歯車22cを固定している。また、横オーガ5の前部5aには歯車23が固定して設けられていて、前記歯車22cと噛み合っている。さらに、前部5aは、抜け止め用案内ガイド24を摺動面として、円周方向へ旋回可能に構成している。 【0011】このように、作業灯7は横オーガ5の先端部分に設置する構成としたので、刈取装置8の前部や前方部分を効率良く照らすことができると共に、図3に示すごとく、作業灯7は前部5aの旋回とともに旋回するので、刈取装置8の前部前方部分の左右方向をも照らすことが可能となり、特に、夜間での作業時には安全性が向上する。 【0012】次に、図4について説明する。前述のごとく、横オーガ5の前部5aは円周方向へ旋回可能に構成しているので、この円周方向の旋回を利用して排出口6から穀粒を排出するようにする。即ち、排出口6から穀粒を排出する場合に、該排出口6が常に同じ位置に存在すると、直ぐに山盛り状態となって排出口6に詰まりが生じてしまう。そこで、穀粒を排出しながら円周方向に排出口6を旋回させると、直ぐに詰まることなく荷台等の隅々まで効率良く排出することができる。 【0013】しかしながら、荷台等が穀粒で満杯となると詰まってしまうので、詰まりセンサ28を設けることにより、穀粒の詰まり状態を未然に防止することができる。該詰まりセンサ28が穀粒の詰まり状態を検出すると、警報音や警告灯にて操作部18のオペレーターに知らせるようにしてもよいし、また、強制的にコンバインのエンジンを停止させるように構成してもよい。これにより、穀粒排出の伝動系統の破損を防止することができる。 【0014】穀粒排出を実行するには、前記のごとく、操作部18に設けている穀粒排出レバー25にて行なう構成であるが、図4に示しているように排出口6の近傍にも穀粒排出レバー29を設ける構成とする。該穀粒排出レバー29を設けるにあたり、構成上は円周方向に旋回しない横オーガ5の部分がようが、横オーガ5のの前部5aの部分に設ける構成としてもよい。これにより、荷台等で穀粒排出を監視している作業者も穀粒排出の入り切りが実行できるようになる。特に、詰まり等で緊急に穀粒排出を停止したい場合には有効である。 【0015】また、穀粒排出時以外には、排出口6をシャッター30にて塞ぐように構成している。該シャッター30は、トルクスプリング31にて常時排出口6を塞ぐように付勢されていて、穀粒排出を開始すると穀粒の重みでシャッター30が開く構成である。これにより、作業者が不用意に手を排出口6の中に入れても、ラセンに当接することなく安全である。 【0016】次に、図5と図6について説明する。前記操作部18に設けている穀粒排出レバー25と横オーガ5の排出口6近傍に設けている穀粒排出レバー29を切り状態としたときには、図5のように、横オーガ5の前部5aは旋回して、排出口6が上方へ向くように構成する。また、前記穀粒排出レバー25,29を入り状態としたときには、排出口6は下方を向くように構成する。これにより、特に、切り状態としたときには排出口6は上方へ向くので、横オーガ5内に残留している穀粒がこぼれるのを防止できる。また、切り状態としたときには、排出口66は上方を向くので、手などを排出口6の中に不用意に入れることを防止できる。 【0017】 【発明の効果】本発明は上述のごとく、横オーガ5の前部5aは排出口6と共に円周方向へ旋回可能に構成し、前記横オーガ5の前部5aには作業灯7を設ける構成としたので、刈取装置の前部や前方部分を効率良く照らすことができると共に、作業灯7は前部5aの旋回とともに旋回するので、刈取装置の前部前方部分の左右方向をも照らすことが可能となり、特に、夜間での作業時には安全性が向上する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年1月29日(1999.1.29) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−217420(P2000−217420A) |
| 【公開日】 |
平成12年8月8日(2000.8.8) |
| 【出願番号】 |
特願平11−22055 |
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