| 【発明の名称】 |
被処理物成形体取扱装置、被処理物成形体の取扱方法、自載式被処理物成形体密封装置、及び被処理物成形体の密封方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】山名 伸樹
【氏名】志藤 博克
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| 【要約】 |
【課題】被処理物が分解せず密封処理が容易な被処理物成形体密封装置、及び被処理物成形体密封方法等を提供する。
【解決手段】2つの挟持部材115、116を操作し、突条125、126が設けられた当接面115a、116aを略円柱状のロールベールBの2つの円形平面部S1、S3の各々に密接させることによりロールベールBを挟持させ、持上げ、ラッピングフィルムの巻き付け、取り降ろし等を行わせるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の被処理物が圧縮されるとともに全体が略円柱状に成形され前記円柱の円筒状側面部が結束されて形成された被処理物成形体における2つの円形平面部にそれぞれ当接する当接面を有する少なくとも2個の挟持部材と、挟持部材操作機構と、移動手段を備え、前記挟持部材を操作し前記当接面を前記被処理物成形体の前記2つの円形平面部の各々に密接させることにより前記被処理物成形体を挟持させ、前記被処理物成形体を持上げ、前記被処理物成形体を挟持しつつ移動し、前記被処理物成形体を降ろし、前記被処理物成形体の前記円形平面部と前記当接面との密接状態を解除することにより前記被処理物成形体を所望位置に載置することを特徴とする被処理物成形体取扱装置。 【請求項2】 請求項1記載の被処理物成形体取扱装置において、前記当接面には、前記被処理物成形体の保持又は持上げ時の滑落を防止するための凹凸部が設けられることを特徴とする被処理物成形体取扱装置。 【請求項3】 請求項1記載の被処理物成形体取扱装置において、前記挟持部材は、着脱により交換可能な構成であることを特徴とする被処理物成形体取扱装置。 【請求項4】 請求項1記載の被処理物成形体取扱装置において、前記挟持部材は、前記当接面を前記被処理物成形体の前記円形平面部に適応して追随可能な当接面追随手段を有することを特徴とする被処理物成形体取扱装置。 【請求項5】 複数の被処理物が圧縮されるとともに全体が略円柱状に成形され前記円柱の円筒状側面部が結束されて形成された被処理物成形体における2つの円形平面部にそれぞれ当接する当接面を有する少なくとも2個の挟持部材を用い、前記挟持部材を操作し前記当接面を前記被処理物成形体の前記2つの円形平面部の各々に密接させることにより前記被処理物成形体を挟持させ、前記被処理物成形体を持上げ、前記被処理物成形体を挟持しつつ移動し、前記被処理物成形体を降ろし、前記被処理物成形体の前記円形平面部と前記当接面との密接状態を解除することにより前記被処理物成形体を所望位置に載置することを特徴とする被処理物成形体の取扱方法。 【請求項6】 複数の被処理物が圧縮されるとともに全体が略円柱状に成形され前記円柱の円筒状側面部が結束されて形成された被処理物成形体における2つの円形平面部にそれぞれ当接する当接面を有する少なくとも2個の挟持部材と、挟持部材操作機構と、被膜部材巻着機構を備え、前記挟持部材を操作し前記当接面を前記被処理物成形体の前記2つの円形平面部の各々に密接させることにより前記被処理物成形体を挟持させ、前記被処理物成形体を持上げ、前記被処理物成形体を前記被膜部材巻着機構に装填し、前記被処理物成形体の表面に被膜部材を密着させながら巻き付けて全体を密封し被処理物密封体を形成することを特徴とする自載式被処理物成形体密封装置。 【請求項7】 請求項6記載の自載式被処理物成形体密封装置において、前記挟持部材操作機構は、前記被処理物成形体に前記被膜部材を巻き付ける際に、前記挟持部材を前記被膜部材巻着機構の作業空間外に位置させることを特徴とする自載式被処理物成形体密封装置。 【請求項8】 複数の被処理物が圧縮されるとともに全体が略円柱状に成形され前記円柱の円筒状側面部が結束されて形成された被処理物成形体における2つの円形平面部にそれぞれ当接する当接面を有する少なくとも2個の挟持部材と、被膜部材巻着機構を用い、前記挟持部材を操作し前記当接面を前記被処理物成形体の前記2つの円形平面部の各々に密接させることにより前記被処理物成形体を挟持させ、前記被処理物成形体を持上げ、前記被処理物成形体を前記被膜部材巻着機構に装填し、前記被処理物成形体の表面に被膜部材を密着させながら巻き付けて全体を密封し被処理物密封体を形成することを特徴とする被処理物成形体の密封方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ロールベール等の被処理物成形体を取り扱う装置、その方法、被処理物成形体を自機に装填して被膜部材を巻き付け被処理物密封体を形成する装置、及びその方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、家畜の飼料等に用いられる牧草は、収穫された後に、その後の運搬、保管、取り扱い等を容易にするため、所定の形状に成形される。図8は、収穫した多数の短棒状あるいは片状等の牧草G(被処理物)を、略円柱状の成形体(以下、「ロールベール」という。)に成形する装置であるロールベーラ200の構成と動作を示したものである。 【0003】図8に示すように、このロールベーラ200は、成形室201と、インテイクローラ202と、成形ローラ203と、成形ベルト204を有して構成されている。 【0004】まず、図8(A)に示すように、インテイクローラ202によって成形室201内に取り込まれた牧草Gは、複数の成形ローラ203と成形ベルト204によりロール状に巻き込まれ、成形室201内で圧縮され、最終的には、図8(B)に示すように、略円柱状に成形される。 【0005】その後、成形された牧草Gの円筒状側面部に、合成樹脂材料繊維や天然材料繊維等からなるトワイン、ネット(網状部材)等の結束部材(図示せず)を巻きつけて結束することにより、ロールベールが形成される。 【0006】次に、ロールベールは、冬期の保管、発酵等のために合成樹脂材料等からなるラッピングフィルム(被膜部材)で密封される。 【0007】図9(A)は、上記のロールベールBの表面にラッピングフィルムFを巻き付けて密封する被処理物成形体密封装置であるベールラッパ300の従来例の構造を示したものである。図9(A)に示すように、このベールラッパ300は、メインフレーム110と可動フレーム111を有している。メインフレーム110には車輪117と牽引部124が設けられており、トラクタ(図示せず)等の駆動車両などによって牽引され、移動可能となっている。 【0008】上記した可動フレーム111は、その断面が略「L」字状をなす部材であり、一方の部材111a(以下、「支点側部材」という。)の端部付近が回動可能支点118によってメインフレーム110に取り付けられている。また、メインフレーム110と可動フレーム111との間には、フレーム駆動機構119が設けられている。 【0009】フレーム駆動機構119は、油圧シリンダ部119aとピストン部119bを有している。油圧シリンダ部119aの後端は、回動可能な支点によりメインフレーム110に取り付けられ、ピストン部119bの先端は、回動可能な支点により可動フレーム111の支点側部材111aに取り付けられている。このような構成により、油圧ポンプや油圧配管等(図示せず)によって油圧シリンダ部119aに油を供給することにより、ピストン部119bを伸縮させ、回動可能支点118を中心として可動フレーム111を回動させることが可能となっている。 【0010】可動フレーム111の略「L」字状をなす2つの部材のうち支点側部材111aではない方の部材111b(以下、「動作側部材」という。)の端部付近には、回動可能支点128によってグリップ部材315の一端部付近が取り付けられている。また、可動フレーム111とグリップ部材315との間には、グリップ駆動機構320が設けられている。 【0011】グリップ駆動機構320は、油圧シリンダ部320aとピストン部320bを有している。油圧シリンダ部320aの後端は、回動可能な支点により可動フレーム111の動作側部材111bに取り付けられ、ピストン部320bの先端は、回動可能な支点によりグリップ部材315の端部付近に取り付けられている。このような構成により、油圧ポンプや油圧配管等(図示せず)によって油圧シリンダ部320aに油を供給することにより、ピストン部320bを伸縮させ、回動可能支点128を中心としてグリップ部材315を回動させることが可能となっている。 【0012】また、可動フレーム111の支点側部材111aには、電動モータ等の駆動源を有する支持ベッド回転機構(図示せず)が設けられ、支持ベッド回転機構の上に、支持ローラ112及び113と支持ベルト114からなる支持ベッドが取り付けられている。また、支持ローラ112又は113の少なくとも一方には、電動モータ等の駆動源を有する支持ローラ駆動源(図示せず)が取り付けられている。 【0013】このような構成により、支持ベッド回転機構は、支持ベッド全体を回転中心線121のまわりに回転させることができる。また、支持ローラ駆動源は、支持ローラ112又は113の少なくとも一方を回転中心線121と垂直な中心線のまわりに回転させ、支持ローラ112と113のまわりを周回するように支持ベルト114を駆動させることができる。 【0014】また、可動フレーム111の動作側部材111bには、フィルム繰出部127が取り付けられている。フィルム繰出部127は、図11に示すように、ロール状に形成されたラッピングフィルムFのロール軸を回転可能に支持するロール軸支持部127aと、電動モータ等の駆動源(図示せず)によってラッピングフィルムFを繰出すように駆動するフィルム繰出しローラ127bを有している。 【0015】次に、上記のベールラッパ300を用いて、ロールベールBの表面にラッピングフィルムFを巻き付けて密封する方法の手順について説明する。 【0016】まず、上記のようにして形成されたロールベールBは、その円筒状側面部S2を当接させるようにして、地面等の上に載置される。次に、図9(B)に示すように、ベールラッパ300は、フレーム駆動機構119を作動させ、可動フレーム111を回動可能支点118を中心として図9(B)における矢印の方向に回動させ、トラクタ(図示せず)等の駆動車両などによってロールベールBに接近する。これにより、支持ベッドの支持ベルト114の一部をロールベールBの円筒状側面部S2の一部に当接させることができる。 【0017】次に、この状態で、グリップ駆動機構320を作動させることにより、グリップ部材315を回動可能支点128を中心として図9(B)における矢印の方向に回動させる。これにより、ロールベールBの円筒状側面部S2を支持ベルト114とグリップ部材315によって挟みつけることができる。 【0018】次に、ベールラッパ300は、フレーム駆動機構119を上記とは逆に作動させ、可動フレーム111を回動可能支点118を中心として上記とは逆の方向に回動させる。これにより、図10(A)に示すように、ロールベールBは、支持ベルト114とグリップ部材315によって挟まれた状態で支持ベッド上に装填される。 【0019】次に、フィルム繰出部127からラッピングフィルムFを若干量だけ繰りだし、ロールベールBのいずれかの箇所に差し込むか挟み込むことにより固定する。その後、グリップ駆動機構320を上記とは逆に作動させ、グリップ部材315を回動可能支点128を中心として上記とは逆の方向に回動させてロールベールBを自由状態としながら、図10(B)及び図11に示すように、支持ベッド回転機構(図示せず)を回転中心線121のまわりに回転させることにより、ラッピングフィルムFをロールベールBの表面に巻き付けることができる。 【0020】この際、支持ローラ112又は113の少なくとも一方を、回転中心線121と垂直な中心線のまわりに低速で回転させ、支持ローラ112と113のまわりを周回するように支持ベルト114を駆動させる。これにより、ロールベールB自体も図10(B)及び図11における矢印方向にゆっくりと回転するため、ラッピングフィルムFをロールベールBの表面にまんべんなく巻き付け、ロールベールBの全体をラッピングフィルムFで密封することができる。 【0021】ロールベールBの全体がラッピングフィルムFで密封された場合には、ラッピングフィルムFの後端部を切断し、フレーム駆動機構119を図12の矢印方向に作動させ、可動フレーム111をを図12の矢印方向に回動(ダンプ)させることにより、密封されたロールベールB´(被処理物密封体)を地面等に載置することができる。その後は、他の車両や装置等により、運搬や保管等の処理を行う。 【0022】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来のベールラッパ300においては、ロールベールBを保持する場合には、ロールベールBの円筒状側面部S2を、図13(A)に示すように、2方向から挟み付ける。しかしながら、ロールベールBの円筒状側面部S2には、トワインやネット等の結束部材が巻きつけられて結束されているものの、ロールベールBの円形端面部S1は、結束等はされておらず開放状態となっている。このため、図13(A)の矢印方向に強く圧迫されると、成形されていた牧草Gがばらけてこぼれ落ち、顕著な場合には、ロールベールBが分解する、という問題があった。 【0023】また、従来、ロールベールBを拾い上げる場合には、図13(B)に示すようなハンドル部材317を用いてすくうようにして持ち上げる方式もあったが、この場合においても、ハンドル部材317は、ロールベールBに対し、図13(B)の矢印方向に移動し、ロールベールBの円筒状側面部S2を挟むことになるため、上記と同様の問題が発生する。 【0024】本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、本発明の解決しようとする課題は、被処理物が分解せず密封処理が容易な被処理物成形体密封装置、及び被処理物成形体密封方法等を提供することにある。 【0025】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明に係る被処理物成形体取扱装置は、複数の被処理物が圧縮されるとともに全体が略円柱状に成形され前記円柱の円筒状側面部が結束されて形成された被処理物成形体における2つの円形平面部にそれぞれ当接する当接面を有する少なくとも2個の挟持部材と、挟持部材操作機構と、移動手段を備え、前記挟持部材を操作し前記当接面を前記被処理物成形体の前記2つの円形平面部の各々に密接させることにより前記被処理物成形体を挟持させ、前記被処理物成形体を持上げ、前記被処理物成形体を挟持しつつ移動し、前記被処理物成形体を降ろし、前記被処理物成形体の前記円形平面部と前記当接面との密接状態を解除することにより前記被処理物成形体を所望位置に載置することを特徴とする。 【0026】上記の被処理物成形体取扱装置において、好ましくは、前記当接面には、前記被処理物成形体の保持又は持上げ時の滑落を防止するための凹凸部が設けられる。 【0027】また、上記の被処理物成形体取扱装置において、好ましくは、前記挟持部材は、着脱により交換可能な構成である。 【0028】また、上記の被処理物成形体取扱装置において、好ましくは、前記挟持部材は、前記当接面を前記被処理物成形体の前記円形平面部に適応して追随可能な当接面追随手段を有する。 【0029】また、本発明に係る被処理物成形体の取扱方法は、複数の被処理物が圧縮されるとともに全体が略円柱状に成形され前記円柱の円筒状側面部が結束されて形成された被処理物成形体における2つの円形平面部にそれぞれ当接する当接面を有する少なくとも2個の挟持部材を用い、前記挟持部材を操作し前記当接面を前記被処理物成形体の前記2つの円形平面部の各々に密接させることにより前記被処理物成形体を挟持させ、前記被処理物成形体を持上げ、前記被処理物成形体を挟持しつつ移動し、前記被処理物成形体を降ろし、前記被処理物成形体の前記円形平面部と前記当接面との密接状態を解除することにより前記被処理物成形体を所望位置に載置することを特徴とする。 【0030】また、本発明に係る自載式被処理物成形体密封装置は、複数の被処理物が圧縮されるとともに全体が略円柱状に成形され前記円柱の円筒状側面部が結束されて形成された被処理物成形体における2つの円形平面部にそれぞれ当接する当接面を有する少なくとも2個の挟持部材と、挟持部材操作機構と、被膜部材巻着機構を備え、前記挟持部材を操作し前記当接面を前記被処理物成形体の前記2つの円形平面部の各々に密接させることにより前記被処理物成形体を挟持させ、前記被処理物成形体を持上げ、前記被処理物成形体を前記被膜部材巻着機構に装填し、前記被処理物成形体の表面に被膜部材を密着させながら巻き付けて全体を密封し被処理物密封体を形成することを特徴とする。 【0031】上記の自載式被処理物成形体密封装置において、好ましくは、前記挟持部材操作機構は、前記被処理物成形体に前記被膜部材を巻き付ける際に、前記挟持部材を前記被膜部材巻着機構の作業空間外に位置させる。 【0032】また、本発明に係る被処理物成形体の密封方法は、複数の被処理物が圧縮されるとともに全体が略円柱状に成形され前記円柱の円筒状側面部が結束されて形成された被処理物成形体における2つの円形平面部にそれぞれ当接する当接面を有する少なくとも2個の挟持部材と、被膜部材巻着機構を用い、前記挟持部材を操作し前記当接面を前記被処理物成形体の前記2つの円形平面部の各々に密接させることにより前記被処理物成形体を挟持させ、前記被処理物成形体を持上げ、前記被処理物成形体を前記被膜部材巻着機構に装填し、前記被処理物成形体の表面に被膜部材を密着させながら巻き付けて全体を密封し被処理物密封体を形成することを特徴とする。 【0033】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について、図1〜図6を参照しながら説明する。以下の各実施形態及び各図面において、同一の符号の部分は、同一の構成及び作用を有する部材や機構等を示している。また、以下の各実施形態及び各図面において、上記した図8から図13と同一の符号の部分は、従来例と同一の構成及び作用を有する部材や機構等を示している。 【0034】(1)第1実施形態図1(A)は、上述した牧草Gを成形したロールベールBを自機に装填し、ロールベールBの表面にラッピングフィルムFを巻き付けて密封する自載式被処理物成形体密封装置である自載式ベールラッパ101の構造を示したものである。牧草Gは被処理物に相当し、ロールベールBは被処理物成形体に相当している。 【0035】図1(A)に示すように、この自載式ベールラッパ101は、メインフレーム110と可動フレーム111を有している。メインフレーム110には、従来例と同様な車輪117と、トラクタ(図示せず)等の駆動車両などによって牽引可能な牽引部124が設けられており、移動可能となっている。 【0036】上記した可動フレーム111は、その断面が略「L」字状をなす部材であり、一方の部材である支点側部材111aの端部付近が上記従来例と同様な回動可能支点118によってメインフレーム110に取り付けられている。また、メインフレーム110と可動フレーム111との間には、上記従来例と同様なフレーム駆動機構119が設けられている。 【0037】可動フレーム111の略「L」字状をなす2つの部材のうち支点側部材111aではない方の部材である動作側部材111bの端部付近には、回動可能支点128によってレバー部材135が取り付けられている。また、可動フレーム111とレバー部材135との間には、挟持第1駆動機構120が設けられている。 【0038】挟持第1駆動機構120は、油圧シリンダ部120aとピストン部120bを有している。油圧シリンダ部120aの後端は、回動可能な支点により可動フレーム111の動作側部材111bに取り付けられ、ピストン部120bの先端は、回動可能な支点によりレバー部材135の端部(以下、「第1端部」という。)付近に取り付けられている。このような構成により、油圧ポンプや油圧配管等(図示せず)によって油圧シリンダ部120aに油を供給することにより、ピストン部120bを伸縮させ、回動可能支点128を中心としてレバー部材135を回動させることが可能となっている。 【0039】また、レバー部材135の他方の端部付近には、回動可能支点129(図2(B)及び図3(B)を参照)によって挟持部材115が取り付けられている。回動可能支点129は、回動可能支点128の回転中心線に垂直な平面上の任意の直線となる回転中心線129a(図2(A)参照)のまわりに回転可能となっている。また、レバー部材135と挟持部材115との間には、挟持第2駆動機構122が設けられている。 【0040】挟持第2駆動機構122は、油圧シリンダ部122aとピストン部122bを有している。油圧シリンダ部122aの後端は、回動可能な支点によりレバー部材135の端部(回動可能支点128に関して第1端部とは反対側となる端部。以下、「第2端部」という。)付近に取り付けられ、ピストン部122bの先端は、回動可能な支点により挟持部材115に取り付けられている。このような構成により、油圧ポンプや油圧配管等(図示せず)によって油圧シリンダ部122aに油を供給することにより、ピストン部122bを伸縮させ、回動可能支点129を中心として挟持部材115を回動させることが可能となっている。 【0041】また、図1においては、レバー部材135と挟持第1駆動機構120の後方となるために図示はされていないが、可動フレーム111の動作側部材111bの端部付近には、回動可能支点128と同様の他の回動可能支点(図示せず)によって他のレバー部材136(図2(B)参照)が取り付けられている。また、可動フレーム111とレバー部材136との間には、挟持第1駆動機構120と同様の構成を有する他の挟持第1駆動機構が設けられている。 【0042】また、図1においては、挟持部材115の後方となるために図示はされていないが、レバー部材136の他方の端部付近には、回動可能支点130(図2(B)及び図3(B)を参照)によって挟持部材116が取り付けられている。挟持部材116は、挟持部材115と鏡対称の形状・構成を有している。回動可能支点130は、回動可能支点129と同様の構成を有している。また、レバー部材136と挟持部材116との間には、挟持第2駆動機構122と同様の構成を有する他の挟持第2駆動機構123が設けられている。 【0043】また、図5(B)に示すように、挟持部材115は、全体としては鋼等からなる板状の部材となっており、板状部の内側の面115a(以下、「当接面」という。)には、当接面115aから突出するとともに一方向に延びる突条125がほぼ平行に複数本設けられている(図6参照)。挟持部材116についても同様に、挟持部材116は、全体としては鋼等からなる板状の部材となっており、板状部の内側の面となる当接面116aに、当接面116aから突出するとともに一方向に延びる突条126がほぼ平行に複数本設けられている。 【0044】また、可動フレーム111の支点側部材111aには、従来例と同様の構成を有する支持ベッド回転機構(図示せず)が設けられ、支持ベッド回転機構の上に、支持ローラ112及び113と支持ベルト114からなる支持ベッドが取り付けられている。また、支持ローラ112又は113の少なくとも一方には、従来例と同様の構成を有する支持ローラ駆動源(図示せず)が取り付けられている。 【0045】このような構成により、支持ベッド回転機構は、支持ベッド全体を回転中心線121(図4(A)を参照)のまわりに回転させることができる。また、支持ローラ駆動源は、支持ローラ112又は113の少なくとも一方を回転中心線121と垂直な中心線のまわりに回転させ、支持ローラ112と113のまわりを周回するように支持ベルト114を駆動させることができる。 【0046】また、可動フレーム111の動作側部材111bには、上記した従来例の場合と同様な構成のフィルム繰出部127が取り付けられている。 【0047】次に、上記の自載式ベールラッパ101を用いて、ロールベールBの表面にラッピングフィルムFを巻き付けて密封する方法の手順について説明する。 【0048】まず、ロールベールBは、その円筒状側面部S2を当接させるようにして、地面等の上に載置される。次に、図1(B)に示すように、自載式ベールラッパ101は、フレーム駆動機構119を作動させ、可動フレーム111を回動可能支点118を中心として図1(B)における矢印の方向(時計回り方向)に回動させ、トラクタ(図示せず)等の駆動車両などによってロールベールBに接近する。これにより、支持ベッドの支持ベルト114の一部をロールベールBの円筒状側面部S2の一部に当接させることができる。 【0049】次に、この状態で、挟持第1駆動機構120と他の挟持第1駆動機構を作動させることにより、レバー部材135、136及び挟持部材115、116を、回動可能支点128等を中心として図1(B)における矢印の方向(時計回り方向)に回動させる。これにより、挟持部材115、116の当接面115a、116aを、ロールベールBの円形端面部S1及び後方の円形端面部S3(図1(B)参照)に対向させることができる(図2(A)参照)。 【0050】次に、上記の状態から、挟持第2駆動機構122、123を作動させることにより、挟持部材115、116を、回動可能支点129、130を中心としてそれぞれ図2(B)における矢印の方向に回動させる。これにより、挟持部材115、116の当接面115a、116aを、ロールベールBの円形端面部S1、S3に押し付け、挟持部材115、116によってロールベールBを挟みつけることができる(図2(B)参照)。 【0051】次に、自載式ベールラッパ101は、図2(A)に示すように、フレーム駆動機構119を上記とは逆に作動させ、可動フレーム111を回動可能支点118を中心として上記とは逆の方向(図3(A)における反時計回り方向)に回動させる。この動きにより、ロールベールBは、挟持部材115、116によって持ち上げられ、支持ベッドの上に載置される。 【0052】次に、挟持第2駆動機構122、123を上記とは逆に作動させることにより、挟持部材115、116を、回動可能支点129、130を中心としてそれぞれ図3(B)における矢印の方向に回動させる。これにより、挟持部材115、116の当接面115a、116aを、ロールベールBの円形端面部S1、S3から離し、ロールベールBを支持ベッド上に装填することができる(図3(A)参照)。 【0053】次に、挟持第1駆動機構120と他の挟持第1駆動機構を上記とは逆に作動させることにより、レバー部材135、136及び挟持部材115、116を、回動可能支点128等を中心として図3(A)における矢印の方向(反時計回り方向)に回動させる。これにより、挟持部材115、116をロールベールBの近傍から退避させ、後述するラッピングフィルムの巻き付け作業を妨げないようにする。 【0054】次に、フィルム繰出部127からラッピングフィルムFを若干量だけ繰りだし、ロールベールBのいずれかの箇所に差し込むか挟み込むことにより固定する。その後、図4(A)に示すように、支持ベッド回転機構(図示せず)を回転中心線121のまわりに回転させることにより、ラッピングフィルムFをロールベールBの表面に巻き付けることができる。 【0055】この際、支持ローラ112又は113の少なくとも一方を、回転中心線121と垂直な中心線のまわりに時計回り方向に低速で回転させ、支持ベルト114を、支持ローラ112と113のまわりを周回するように駆動させる。これにより、ロールベールB自体も図4(A)における矢印方向(図における反時計回り方向)にゆっくりと回転するため、ラッピングフィルムFをロールベールBの表面にまんべんなく巻き付け、ロールベールBの全体をラッピングフィルムFで密封することができる。 【0056】ロールベールBの全体がラッピングフィルムFで密封された場合には、ラッピングフィルムFの後端部を切断し、フレーム駆動機構119を図4(B)の矢印方向(図における時計回り方向)に作動させ、可動フレーム111をを図4(B)の矢印方向に回動(ダンプ)させることにより、密封されたロールベールB´を地面等に載置することができる。その後は、他の車両や装置等により、運搬や保管等の処理を行う。ここに、密封されたロールベールB´は、被処理物密封体に相当している。 【0057】上記した第1実施形態の自載式ベールラッパ101の利点は、以下の通りである。 【0058】1)自載式ベールラッパ101においては、ロールベールBを保持する場合には、ロールベールBの円形端面部S1及びS3を、図5(A)に示すように、挟持部材115、116により2方向から挟み付ける。ロールベールBの円形端面部S1、S3は、結束等はされていないが、図5(B)に示すように、挟持部材115、116の当接面115a、116aがこれらの円形端面部S1、S3を押さえるため、成形されている牧草Gがばらけてこぼれ落ちたり、ロールベールBが分解する、ということが防止される。 【0059】2)自載式ベールラッパ101においては、挟持部材115、116の当接面115a、116aに、複数の突条125、126が設けられている。このため、図6に示すように、ロールベールBを保持、あるいは持ち上げる場合等においては、突条125等により、ロールベールBが滑落することが防止される。 【0060】(2)他の実施形態本発明は、他の構成によっても実現可能である。以下に、本発明の他の実施形態について説明する。 【0061】図7(A)は、本発明の第2実施形態である自載式ベールラッパにおける挟持部材141の構成を示す断面図である。図に示すように、この挟持部材141は、パイプ状部材141a及び141cと、板状部材141bからなり、板状部材141bの表面である当接面141dの上に、突条142が設けられたものである。このような構成によっても、第1実施形態の自載式ベールラッパ101における挟持部材115、116と同様の効果を発揮することができる。 【0062】図7(B)は、本発明の第3実施形態である自載式ベールラッパにおける挟持部材143の構成を示す一部断面図である。図に示すように、この挟持部材143は、パイプ状の部材で構成されており、その表面である当接面143aの上に、突起部144が設けられたものである。このような構成によっても、第1実施形態や第2実施形態の自載式ベールラッパにおける挟持部材115、116等と同様の効果を発揮することができる。 【0063】図7(C)は、本発明の第4実施形態である自載式ベールラッパにおける挟持部材145の構成を示す一部断面図である。図に示すように、この挟持部材145は、板状の部材で構成されており、その表面である当接面145aの上に、複数の突起部146が分散配置されたものである。このような構成によっても、上気した各実施形態の自載式ベールラッパにおける挟持部材115、116等と同様の効果を発揮することができる。 【0064】図7(D)は、本発明の第5実施形態である自載式ベールラッパにおける挟持部材付近の構成を示す図である。この第5実施形態の自載式ベールラッパは、第1実施形態のベールラッパ101における挟持部材115及び116のかわりに、追従部材155及び156と、回動可能支点159及び160と、挟持部材165及び166と、ばね167及び168を備えている。その他の部分の構成及び作用は、第1実施形態の自載式ベールラッパ101と同様である。 【0065】図7(D)に示すように、レバー部材135の他方の端部付近には、回動可能支点129(図2(B)及び図3(B)を参照)によって追従部材155が取り付けられている。回動可能支点129は、回動可能支点128の回転中心線に垂直な平面上の任意の直線となる回転中心線129a(図2(A)参照)のまわりに回転可能となっている。また、レバー部材135と追従部材155との間には、上記した挟持第2駆動機構122が設けられており、油圧ポンプや油圧配管等(図示せず)によって油圧シリンダ部122aに油を供給することにより、ピストン部122bを伸縮させ、回動可能支点129を中心として追従部材155を回動させることが可能となっている。 【0066】また、追従部材155の他方の端部付近には、回動可能支点159によって挟持部材115が取り付けられている。回動可能支点159は、回動可能支点129と同様の方向に回転可能となっている。また、追従部材155と挟持部材165との間には、ばね167が設けられている。このような構成により、挟持部材165は、回動可能支点159を中心として回動可能であり、図7(D)の矢印の方向(反時計回り方向)に回動した場合には、ばね167により弾性反発力を受けるようになっている。 【0067】挟持部材165は、全体としては鋼等からなる板状の部材となっており、板状部の内側の面である当接面165aには、当接面165aから突出するとともに一方向に延びる突条175がほぼ平行に複数本設けられている。 【0068】追従部材156と、回動可能支点160と、挟持部材166と、ばね168は、上記した追従部材155と、回動可能支点159と、挟持部材165と、ばね167と鏡対称の形状・構成を有している。 【0069】このような構成により、挟持部材165、166の当接面165a、166aを、ロールベールBの円形端面部S1及び後方の円形端面部S3(図1(B)参照)に対向させた状態から、挟持第2駆動機構122、123を作動させることにより、追従部材155、156を、回動可能支点129、130を中心としてそれぞれ図7(D)における矢印の方向に回動させることができる。これにより、挟持部材165、166の当接面165a、166aを、ロールベールBの円形端面部S1、S3に押し付け、挟持部材165、166によってロールベールBを挟みつけることができる(図7(E参照)。 【0070】この際、挟持部材165、166は、回動可能支点159、160を中心として回動可能であり、図7(D)の矢印の方向に回動した場合には、ばね167、168により弾性反発力を受けるようになっているから、挟持部材165、166は、当接面165a、166aをロールベールBの円形平面部S1、S3に適応して追随させることができる。このため、この第5実施形態の自載式ベールラッパは、第1実施形態の場合よりも、ロールベールBを挟み付けたときのロールベールBの変形が少なく、ロールベールBの損傷を効果的に防止することができる。 【0071】また、回動可能支点159、160のピン部材を外し、ばね167、168を外せば、挟持部材165、166を取り外すことができる。このため、第5実施形態の自載式ベールラッパは、ラッピングの対象となるロールベールBの形状や寸法が変化しても、挟持部材を着脱・交換することにより対処することが可能となる、という利点も有している。 【0072】上記において、牧草Gは、被処理物に相当している。また、ロールベールBは、被処理物成形体に相当している。また、ラッピングフィルムFは、被膜部材に相当している。また、ラッピングフィルムFで密封されたロールベールB´は、被処理物密封体に相当している。また、突条125及び126、又は突条142、又は突起部144、若しくは突起部146、あるいは突条175及び176は、挟持部材の凹凸部に相当している。 【0073】また、可動フレーム111と、フレーム駆動機構119と、挟持第1駆動機構120と、レバー部材135及び136と、他の挟持第1駆動機構(図示せず)と、挟持第2駆動機構122及び123と、回動可能支点128及び129及び130等は、挟持部材操作機構を構成している。また、可動フレーム111と、フレーム駆動機構119と、挟持第1駆動機構120と、レバー部材135及び136と、他の挟持第1駆動機構(図示せず)と、挟持第2駆動機構122及び123と、回動可能支点128及び129及び130等と、追従部材155及び156と、回動可能支点159及び160と、ばね167及び168は、挟持部材操作機構を構成している。 【0074】また、車輪117とメインフレーム110と牽引部124は、移動手段を構成している。また、支持ローラ112及び113と支持ベルト114と支持ローラ駆動源(図示せず)からなる支持ベッドと、支持ベッド回転機構(図示せず)と、フィルム繰出部127は、被膜部材巻着機構を構成している。また、自載式ベールラッパ101のうち、支持ローラ112及び113と支持ベルト114と支持ローラ駆動源(図示せず)からなる支持ベッドと、支持ベッド回転機構(図示せず)と、フィルム繰出部127により構成される被膜部材巻着機構を除いた部分は、被処理物成形体取扱装置に相当している。また、追従部材155及び156と、回動可能支点159及び160と、ばね167及び168は、当接面追随手段を構成している。 【0075】なお、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。上記各実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。 【0076】例えば、上記各実施形態においては、被処理物として、牧草Gを例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定されず、他の物体を被処理物としてもよい。例えば、乾草、稲わら、麦わら、細かく切断又は破砕されたトウモロコシ等の飼料用、あるいはその他の目的の農作物でもよい。また、野菜クズ、雑草など、植物の茎、帯状の葉等を含むものであってもよい。さらに、一般に、短棒状、短管状、短細板状、短帯状、短紐状、粒状(粗粒状、細粒状)、片状(粗片状、細片状。フレーク状)、小塊状、葉状等の物体(有機物、無機物を問わない。)であればよい。したがって、産業用原料、産業用中間工程生成物、廃棄物等も被処理物として適用可能である。 【0077】また、上記各実施形態においては、被処理物成形体として、ロールベールBを例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定されない。一般的には、複数の被処理物を圧縮しながら、全体を略円柱状に成形し、円筒状側面部を結束したものであればどのような物体であってもよいのである。 【0078】また、上記各実施形態においては、被処理物密封体として、ラッピングフィルムFで密封されたロールベールB´を例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定されない。一般的には、被処理物成形体に、合成樹脂材料等からなる薄膜状の被膜部材を密着させながら巻き付け、全体を密封したものであればどのような物体であってもよいのである。 【0079】また、上記各実施形態においては、2つの挟持部材(例えば115及び116)を操作し、当接面(例えば115a及び116a)を被処理物成形体(例えばロールベールB)の2つの円形平面部(例えばS1及びS2)の各々に密接させることにより被処理物成形体を挟持させる例について説明したが、本発明はこれには限定されない。挟持部材は、上記した2つの挟持部材(例えば115及び116)に加え、被処理物成形体(例えばロールベールB)の下部を支持する他の部材を備え、合計3個であってもよい。あるいは、被処理物成形体(例えばロールベールB)の2つの円形平面部(例えばS1及びS2)ごとに2つの挟持部材を設け、合計4個としてもよい。さらに、挟持部材は5個以上であってもよい。一般的には、挟持部材は、少なくとも2個設けられれば何個であってもよいのである。 【0080】また、上記各実施形態においては、挟持部材の凹凸部として、突条125等を例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定されない。一般的には、被処理物成形体の保持又は持上げ時の滑落を防止するために設けられたものであればどのような部材、部分であってもよいのである。例えば、板状の挟持部材の当接面の上に、格子枠状(井桁状)の凸部を設け、この凸部によって、挟持したロールベールBの滑落を防止するようにしてもよい。 【0081】凹凸部は、さらに他の構成でもよい。図6(A)に示す第1実施形態では、ロールベールBの持ち上げ開始時点において、突条125は、ロールベールBの滑落方向である図の上下方向に対して直角となっているが、図6(B)のロールベールBの装填時点においては、突条125は、ロールベールBの滑落方向である図の上下方向と一致している。このため、滑落防止性能をさらに向上させるため、突条125等の配置角度を図6(A)の時点で水平線から所定角度(例えば45度等)だけ傾斜させておいてもよい。あるいは、挟持部材115と116とで、突条125と126の配置角度をそれぞれ異ならせてもよい。凹凸部は、さらに、針状突起、凹凸面、粗面等であってもよい。 【0082】また、上記各実施形態においては、挟持部材と挟持部材操作機構により、被処理物成形体を自機に装填する自載式被処理物密封装置について説明したが、本発明はこれには限定されない。一般的には、2つの挟持部材を操作し当接面のそれぞれを被処理物成形体の2つの円形平面部の各々に密接させることにより被処理物成形体を挟持させ、被処理物成形体を持上げ、被処理物成形体を挟持しつつ移動し、被処理物成形体を降ろし、被処理物成形体の前記2つの円形平面部と当接面との密接状態を解除することにより被処理物成形体を所望位置に載置する装置、方法であれば、どのような装置、方法であっても含まれる。例えば、挟持部材の挟持や移動を人力や家畜等の動力によって行う装置や方法も含まれる。あるいは、被処理物成形体の円形平面部を挟持して被膜部材巻着機構に装填する過程を他の装置や方法で行い、被膜部材の巻き付けを従来の装置で行う方法も含まれる。 【0083】また、上記各実施形態においては、被膜部材の巻き付けを行う際には、図4(A)に示すように、挟持部材操作機構が、挟持部材を被処理物成形体の斜め上方に退避させる例について説明したが、本発明はこれには限定されない。一般的には、挟持部材操作機構は、被処理物成形体に被膜部材を巻き付ける際に、挟持部材を被膜部材巻着機構の作業空間外に位置させるようにすればよく、他の退避方法、例えば、挟持部材を水平方向(横方向)に開く退避方法、挟持部材を下方や斜め下方に回転させる退避方法等であってもよく、要は、挟持部材が被膜部材巻き付け作業のじゃまにならないように退避させるのであれば、どのような機構、方法であってもよい。 【0084】また、上記各実施形態における油圧機構、電動モータ等は、他の駆動原理によるものであってもよい。例えば、空気圧によるシリンダ・ピストン機構、リニアモータ、電磁石によるソレノイド機構等である。また、これらと、油圧機構、電動モータ等を適宜組み合わせて用いてもよい。 【0085】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、2つの挟持部材を操作し当接面のそれぞれを略円柱状の被処理物成形体の2つの円形平面部の各々に密接させることにより被処理物成形体を挟持させ、持上げ、被膜部材の巻き付け、取り降ろし等を行わせるようにしたので、以下の効果を発揮することができる。 【0086】1)開放されている円形端面部を挟持部材で押さえるため、成形されている被処理物がばらけてこぼれ落ちたり、被処理物成形体が分解する、ということを防止することができる。 【0087】2)挟持部材の当接面に、凹凸部を設けることにより、被処理物成形体を保持、あるいは持ち上げる場合等において、被処理物成形体の滑落を防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000195568 【氏名又は名称】生物系特定産業技術研究推進機構
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| 【出願日】 |
平成11年1月12日(1999.1.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100105108 【弁理士】 【氏名又は名称】大川 洋一
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| 【公開番号】 |
特開2000−201527(P2000−201527A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月25日(2000.7.25) |
| 【出願番号】 |
特願平11−5094 |
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