| 【発明の名称】 |
ホ―ルクロップ用ロ―ルベ―ラ |
| 【発明者】 |
【氏名】吉村 雄志
【氏名】田内 努
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| 【要約】 |
【課題】コンバインの刈取・搬送部を部分利用することによって、ホールクロップ用の作物を刈り取って、そのままロールベールに成形できるロールベーラの提供である。
【解決手段】刈取・搬送装置Aと、茎桿中央寄せ装置Bと、茎桿切断装置Cと、茎桿切断片R’の搬送装置Dと、ロールベーラ装置Gとを備えたホールクロップ用ロールベーラにおいて、茎桿切断片R’を搬送方向と直交する方向に沿って移動させながら搬送可能な第1搬送オーガ45と、茎桿切断片R’をロールベーラ装置Gに送り込むためのビータ47とで、前記搬送装置Dを構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 圃場のホールクロップ用作物を刈り取って、その茎桿を中央部に集めた状態で、同量ずつ連続して機体の斜後上方に搬送するための刈取・搬送装置と、前記刈取・搬送装置により機体の斜後上方に搬送された前記茎桿を機体の斜右後方に向けて継続搬送して中央寄せするための茎桿中央寄せ装置と、前記茎桿中央寄せ装置の終端から連続して落下させられる前記茎桿を所定長に切断するための茎桿切断装置と、前記茎桿切断装置により切断された茎桿切断片を下流側に向けて搬送するための搬送装置と、前記刈取・搬送装置により機体の斜後上方に搬送された前記茎桿をロールベールに成形するためのロールベーラ装置とを備えたホールクロップ用ロールベーラであって、前記搬送装置は、茎桿切断片を搬送方向と直交する方向に沿って移動させながら搬送可能な搬送オーガと、茎桿切断片をロールベーラ装置に送り込むためのビータのみで構成されていることを特徴とするホールクロップ用ロールベーラ。 【請求項2】 前記搬送装置を構成する搬送オーガは、茎桿切断片の搬送方向に沿って所定間隔をおいて複数本配設されて、茎桿切断片の搬送方向と直交する方向への移動方向が相互に逆となっていることを特徴とする請求項1に記載のホールクロップ用ロールベーラ。 【請求項3】 前記搬送装置を構成するビータの直下に配置された搬送板部は、他の部分の搬送板部と分離されて、取外し可能であることを特徴とする請求項1に記載のホールクロップ用ロールベーラ。 【請求項4】 前記搬送装置を構成するビータの直下に配置された搬送板部は、横方向から引出し状に抜差し可能であることを特徴とする請求項3に記載のホールクロップ用ロールベーラ。 【請求項5】 前記搬送装置を構成するビータの直下に配置された搬送板部は、茎桿切断片の流れの上流側がヒンジ連結されて、下方に向けて回動可能になっていることを特徴とする請求項3に記載のホールクロップ用ロールベーラ。 【請求項6】 前記茎桿切断装置を構成する一対の切断ローラの軸間距離は、調整可能であって、一方の切断ローラの一端部を除く部分には、外径の異なる2種類の切断刃が交互に取付けられ、しかも、該一方の切断ローラの一端部には、小径の切断ローラが連続して取付けられていて、他の部分よりも茎桿切断片の長さを長くできるようになっていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のホールクロップ用ロールベーラ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、圃場のホールクロップ用の作物を刈り取って、そのままロールベールに成形可能なホールクロップ用ロールベーラに関するものである。なお、本明細書において、「茎桿」とは、圃場に生えているホールクロップ用の作物を株元の部分で刈り取った状態のものを示す。 【0002】 【従来の技術】本出願人は、特願平10−267298号として、ホールクロップ用ロールベーラの出願を行った。この出願に係るホールクロップ用ロールベーラは、圃場のホールクロップ用の作物を刈り取って、その茎桿を中央部に集めた状態で、同量ずつ連続して機体の斜後上方に搬送するための刈取・搬送装置と、前記刈取・搬送装置により機体の斜後上方に搬送された前記茎桿をロールベールに成形するためのロールベーラ装置と、前記刈取・搬送装置と前記ロールベーラ装置との間に配設されて、該刈取・搬送装置により機体の斜後上方に搬送された前記茎桿を機体の斜右後方に向けて継続搬送して中央寄せするための茎桿中央寄せ装置と、前記茎桿中央寄せ装置の終端から連続して落下させられる前記茎桿を短く切断するための茎桿切断装置とを備えたものである。 【0003】そして、その作用は、コンバインと同様にして、刈取・搬送装置の部分において、圃場に生えているホールクロップ用の作物は、刈り取られて、機体の斜後上方に搬送された後に、茎桿中央寄せ装置によって、機体の幅方向の一端側(圃場を基準にすると、作物の未刈取側)に寄せられた茎桿は、機体の斜右後方に向けて継続搬送されて中央寄せされ、前記茎桿中央寄せ装置の終端に達した茎桿は、茎桿切断装置によって短く切断されて、茎桿切断片となって、搬送装置によりロールベーラ装置に送り込まれる。このロールベーラ装置の部分において、その体積が増大しつつ周方向に搬送されることにより、最終的には、半径方向、及び軸方向の双方からの圧縮によりロール状に梱包されて、ロールベールが成形される。これにより、作業機の1回の運転操作によって、圃場に生えているホールクロップ用の作物を刈り取って、ロールベールの成形を行えるために、全体としての作業能率が大幅に向上する。 【0004】ここで、ホールクロップ用の作物の「茎桿」の長さは、種々であるのに対して、装備したロールベーラ装置によりロール状に梱包されるロールベールの幅(長さ)は、一定している。よって、ロールベーラ装置により梱包成形されるロールベールを円柱状、或いはこれに近い形状に成形するには、茎桿切断装置により切断された茎桿切断片を、ロールベーラ装置の幅方向に移動させて、その全幅に対して均一な密度で供給することが必要となる。 【0005】また、茎桿切断片をロールベーラ装置に送り込むためのビータは、回転軸の軸方向に沿って所定間隔をおいて多数のビータ羽根が取付けられた構成であって、搬送装置により連続して搬送されてくる茎桿切断片は、前記ビータと、その下方に上流側から連続して配設されている搬送板との間で挟んで、ビータのアッパー回転によってロールベーラ装置の内部に放てき状態にして送り込んでいる。このため、ビータと搬送板との間に滞留したままで、ロールベーラ装置に送り込まれない茎桿切断片が滞留することがあり、これにより、茎桿切断片の円滑な搬送、及びその送り込みを阻害される。この不具合を解消するには、ビータと搬送板との間に滞留したままの茎桿切断片を除去する必要があるが、これには、ロールベーラ装置の後部ロールベーラタンクを開いて、機体の後方の狭隘な部分から人手によって少しずつ除去する方法しかなかった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の課題は、ホールクロップ用ロールベーラにおいて、茎桿切断装置により切断された茎桿切断片を、ロールベーラ装置の全幅に対して均一な密度で供給可能にして、梱包成形されるロールベールの形状を円柱形に近付けることである。また、本発明の第2の課題は、同様のロールベーラにおいて、ビータと搬送板との間に滞留して、送込み不能となった茎桿切断片の除去を容易にすることである。 【0007】 【課題を解決するための手段】第1の課題を解決するために本発明の採用した手段は、上記したホールクロップ用ロールベーラにおいて、茎桿切断装置とロールベーラ装置との間に配設されて、茎桿切断片を搬送するための搬送装置を、茎桿切断片を搬送方向と直交する方向に沿って移動させながら搬送可能な搬送オーガと、茎桿切断片をロールベーラ装置に送り込むためのビータのみで構成したことである。 【0008】搬送オーガは、その軸心方向の中央部から両端部に向けて相互に逆方向の螺旋羽根が取付けられた構成であり、その回転によって、茎桿切断装置で切断された茎桿切断片は、搬送オーガの両端部から中央部に向けて移動させられるか、或いはその逆方向に移動されながら、自身の回転軸心と直交する方向に搬送される。このため、搬送オーガの軸心に沿った茎桿切断片の移動方向を考慮して、1ないし複数の搬送オーガを適宜選択することにより、ロールベーラ装置の幅方向に沿った密度を均一にして、該ロールベーラ装置に茎桿切断片を送り込むことが可能となる。この結果、ロールベーラ装置によって梱包成形されるロールベールの形状を円柱形に近付けることができる。 【0009】また、第2の課題を解決するために本発明の採用した手段は、上記したホールクロップ用ロールベーラにおいて、搬送装置を構成するビータの直下に配置された搬送板部を、他の部分の搬送板部と分離させて、取外し可能にしたことである。このため、ビータの直下の搬送板部を、他の部分から取り外すと、該ビータと、その直下の搬送板部との間に滞留して、送込み不能となっている茎桿切断片を簡単に除去できる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、ホールクロップ用作物が稲の場合を例に挙げて、本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係るロールベーラの全体側面図であり、図2は、同じく全体平面図である。最初に、本発明に係るロールベーラの全体構成について説明し、その後に、ロールベーラを構成する各装置の部分について詳細に説明する。なお、動力伝達に関しては、最後にまとめて説明する。本実施例のロールベーラは、圃場の稲ホールクロップを刈り取って、その茎桿Rを中央部に集めた状態で、同量ずつ連続して機体1の斜後上方に向けて搬送するための刈取・搬送装置Aと、該刈取・搬送装置Aにより機体1の斜後上方に搬送された前記茎桿Rを機体1の斜右後方に向けて継続搬送して、中央寄せするための茎桿中央寄せ装置Bと、該茎桿中央寄せ装置Bの終端から連続して落下させられる前記茎桿Rを短く切断するための茎桿切断装置Cと、該茎桿切断装置Cで短く切断された茎桿切断片R’を機体1の後方に向けて搬送するための搬送装置Dと、前記茎桿切断片R’を集めてロールベールVに梱包成形するためのロールベーラ装置Gとの各装置を備えており、これらの各装置は、機体1の前方から後方に向けて上記順序で該機体1に装着されている。 【0011】また、機体1には、左右一対のゴムクローラ2が設けられていて、各ゴムクローラ2の周回走行によって、機体1は、前進及び後進、並びに旋回を行う。前記茎桿中央寄せ装置Bは、機体1の前記刈取・搬送装置Aと前記茎桿切断装置Cとの間の略左半分の部分であって、しかも該機体1の上部に配設されており、該茎桿中央寄せ装置Bの右側方に運転席ユニット3が配設されている。また、前記運転席ユニット3の後方であって、しかも前記茎桿切断装置Cの右側方には、機体1に搭載された種々の電気機器の電源となるバッテリー4が搭載されている。 【0012】引き続いて、本実施例のロールベーラを構成する上記各装置A〜D,Gの部分について順次説明する。刈取・搬送装置Aは、自脱コンバインのそれと同一構成であって、回動シリンダ11の作用によって、その全体で支点ピン12を介して機体1に垂直面内において回動可能に支持されている。刈取・搬送装置Aは、その前部が横方向に沿って複数に分割されて、各分割部13の下端部には、それぞれ分草板14が取付けられている。各分割部13には、傾斜姿勢の稲ホールクロップを引き起こすための突起付きの引起しチェーン15が、その側方に突出した状態で装着されている。本実施例では、両端の分草板14と、その内側の分草板14との間に、補助分草板16が配設されている。また、各分割部13の下端部には、稲ホールクロップを、その下端の株元で刈り取るための刈刃(図示せず)が設けられており、更に該刈刃により株元で刈り取られた多数株の稲ホールクロップの茎桿Rをロールベーラ装置Gの幅方向の中央部に搬送して寄せ集めるためのチェーン搬送装置(図示せず)が設けられている。また、刈取・搬送装置Aには、前記刈刃により株元で刈り取られて、前記チェーン搬送装置により機体1の幅方向の中央部に集められた稲ホールクロップの茎桿Rを斜上方に搬送するための上部、中央部、及び下部の3種類の各コンベア17,18,19が機体1の左側端に偏してそれぞれ設けられている。また、中央部と下部の各コンベア18,19の上端部には、その上端部に達した茎桿Rの中央部と株元部とを保持するための保持アーム18a,19aが斜側方であって、しかも斜下方に向けてそれぞれ設けられている。 【0013】このため、機体1の前進により、各分草板14及び各補助分草板16により分草された各株列の稲ホールクロップは、引起しチェーン15により起立姿勢に引き起こされながら、その株元が刈刃で刈り取られた後に、チェーン搬送装置により機体1の幅方向のほぼ中央部に寄せ集められて、前記各コンベア17,18,19により茎桿Rの穂先部、中央部、及び株元部がそれぞれ支持された状態で斜後上方に搬送され、その搬送途中において、茎桿Rの姿勢が起立姿勢から水平姿勢に徐々に変化させられて、茎桿中央寄せ装置Bに送り込まれる。 【0014】次に、刈取・搬送装置Aにより、その上昇端まで搬送されてきた茎桿Rを機体1の幅方向の中央部に寄せながら、茎桿切断装置Cの部分まで搬送するための茎桿中央寄せ装置Bについて説明する。この茎桿中央寄せ装置Bは、茎桿Rの株元の側を挟んで搬送するための第1コンベア21と、その穂先に近い部分を挟んで搬送するための第2コンベア22とが所定の間隔をおいて機体1の斜右後方であって、しかも僅かに斜上方に向けて配設された構成である。図3は、第1及び第2の各コンベア21,22の各側面図であり、図4は、図3のX−X線断面図である。第1コンベア21は、垂直に配置されたギア支持板23の内側面に複数個のギア24a〜24dが軸心を水平にして支持され、これらの各ギア24a〜24dと、前記ギア支持板23の上方に配置されたテンション調整用のギア24eとの間に第1無端チェーン25が掛装され、該第1無端チェーン25の下方走行部の直下に挟持バー26が該下方走行部と平行に配設された構成である。ギア支持板23の入口側は、斜上方に向けて折り曲げられ、挟持バー26の入口側は、斜下方に向けて折り曲げられ、ギア支持板23と挟持バー26の各折曲げ部により茎桿Rの入口部27が形成される。挟持バー26は、その下方に配設された複数の圧縮バネ28の復元力により、第1無端チェーン25の下方走行部の側に付勢されて、両者の間において、茎桿Rの中央部を確実に挟持して搬送可能な構造にしてある。第1無端チェーン25を構成する多数のチェーンリンクには、所定間隔をおいて茎桿Rを押え付けるための押付け突起25aが設けられている。この第1コンベア21においては、ギア支持板23に支持された複数個のギア24a〜24dのうち、機体1を基準にして最も後端に支持されているギア24aが駆動ギアとなっていて、第1無端チェーン25は、その張側において、茎桿Rの株元に近い部分を確実に挟持して搬送する構造になっている。 【0015】また、茎桿Rの穂先に近い部分を挟持して搬送するための第2コンベア22は、2本の連結筒29を介して該第1コンベア21に対してこれと平行に連結されており、フレーム31の前後に支持された各ギア32a,32bに第2無端チェーン33が掛装された構成である。この第2無端チェーン33には、所定ピッチをおいて多数の突起体33aが取付けられていて、その下方走行部において、直下に配設された茎桿支持板34との間で茎桿Rの穂先に近い部分を挟んで、該茎桿Rを搬送する構成である。茎桿Rの搬送時には、第2無端チェーン33の突起体33aは、帯状となった茎桿Rの内部に入り込むために、その搬送が確実に行われる。また、第2コンベア22を構成するギア32aの支持軸35は、前記第1コンベア21を構成するギア24bのそれと共通になっていて、機体1を基準にして後方に配置されたギア32aが駆動ギアとなっているため、第2コンベア22においても、その下方走行部が張側となって、茎桿Rの搬送を確実にしている。 【0016】また、図2に示されるように、第1コンベア21の先端部は、後述する一対の切断ローラ42,43の直上まで達しているが、第2コンベア22の先端部は、その手前側に達しているのみである。このため、刈取・搬送装置Aによって、その斜後上方まで搬送されてきた帯状の茎桿Rは、そのままの状態で茎桿中央寄せ装置Bの入口部27にスムーズに入り込んで、その中央部が第1コンベア21の第1無端チェーン25と挟持バー26との間で挟持されると共に、その穂先に近い部分が第2コンベア22の第2無端チェーン33と茎桿支持板34との間で挟持され、そのままの状態で、機体1を基準にしてその斜右後方に向けて継続搬送されて、機体1の幅方向の中央部に寄せられる。そして、機体1の斜右後方に向けて継続搬送中の帯状の茎桿Rは、第2コンベア22との挟持が解除された後に、第1コンベア21との挟持が解除されて、その直下の一対の切断ローラ42,43の間に落下させられる。なお、図2において36は、茎桿中央寄せ装置Bの全体を機体1に支持しているステーを示し、図4において、37は、搬送中の茎桿Rの中央部から株元に至る部分を下方から支持するための支持板を示す。 【0017】引き続いて、茎桿切断装置Cについて説明する。機体1における前記茎桿中央寄せ装置Bの直下と、ロールベーラ装置Gの投入口との間には、搬送板41が設けられている。この搬送板41は、その手前側端部から略中央部までは、斜後下方に向けて急傾斜した急傾斜部となっており、ロールベーラ装置Gの手前側の部分のみが、斜後上方に向けて緩傾斜した緩傾斜部となっていて、残りの部分は、ほぼ水平な水平部となっている。図1及び図5に示されるように、前記搬送板41の急傾斜部の上端に近い部分に一対の切断ローラ42,43が機体1の前後方向に沿って所定間隔をおいて配設されて、その両端部は、側方支持板40にそれぞれ支持されている。一対の切断ローラ42,43は、右側面視において前方のローラ42が時計方向に回転するように、互いに逆回転する。前方の切断ローラ42には、互いに近接して配置された2枚の切断刃単体が1組となった多数組の切断刃42aが軸方向に沿って一定間隔をおいて取付けられ、他方の切断ローラ43には、前記切断刃42aを構成する2枚の切断刃単体の間に挿入される切断刃43a,43bが軸方向に沿って一定間隔をおいて取付けられている。 【0018】この切断刃43a,43bは、その外径がそれぞれ異なっていて、稲ホールクロップの茎桿Rの穂先部を除く部位を切断する部分においては、外径の異なる切断刃43a,43bが交互に設けられているが、茎桿Rの穂先部を切断する部位においては、外径の小さな切断刃43bが複数枚(実施例では3枚)連続して設けられて、茎桿Rの穂先部の部位の切断長を、他の部位に比較して長くできるようにしてある。これにより、茎桿Rの穂先部を切断する際に生ずる脱粒を可能な限り少なくする工夫がなされている。また、図6及び図7に示されるように、手前側に配置された切断ローラ42は、他の切断ローラ43に対して機体1の前後方向に沿って固定位置が調整可能となって、一対の切断ローラ42,43の軸間距離が調整できる構造になっている結果、茎桿Rの切断長が変更可能になっている。即ち、図6に示される状態では、切断ローラ43に取付けられた2種類の切断刃43a,43bのうち、外径の大きな切断刃43aのみが、他方の切断ローラ42の切断刃42aの間に入り込んでいるため、茎桿Rの切断長は(L2)となるが、図7に示される状態では、双方の切断刃43a,43bが切断ローラ42の切断刃42aの間に入り込んでいて、茎桿Rの切断長は、(L1)となっている。なお、図6に示される状態における茎桿Rの穂先部の切断長は(L3)であって、各切断長の間には、(L3 >L2 >L1 )の関係がある。 【0019】このため、前記茎桿中央寄せ装置Bの端部から帯状となって落下させられた茎桿Rは、切断装置Cを構成する一対の切断ローラ42,43の間に入り込んで、それらの間を通過する際に、切断刃42a及び同43a,43bによって短く切断されて、茎桿切断片R’となって、ほぼ直下に搬送される。 【0020】引き続いて、茎桿切断装置Cにより切断された茎桿切断片R’を下流側に搬送するための搬送装置Dについて説明する。また、図8及び図9に示されるように、一対の切断ローラ42,43の斜後下方の前記搬送板41の急傾斜部の下端部には、前記茎桿切断片R’を搬送しながら混合させるための第1搬送オーガ45が配設され、更に、該搬送板41の終端部の緩傾斜部の直前部には、混合済の茎桿切断片R’をロールベーラ装置Gの梱包室Fに送り込むためのビータ47が配設されている。このビータ47には、その軸方向に沿って所定間隔をおいて多数のビータ羽根47aが取付けられており、ビータ47における各ビータ羽根47aの間であって、しかもその背面側には、該ビータ47に付着する茎桿切断片R’を除去するためのストリッパー48が配置されている。本実施例の搬送装置Dは、第1搬送オーガ45と、ビータ47とで構成される。 【0021】第1搬送オーガ45及びビータ47は、いずれも右側面視において反時計方向に回転する。第1搬送オーガ45には、その軸方向の中心部から両端に向けて互いに逆方向の螺旋羽根45aがそれぞれ取付けられている。よって、第1搬送オーガ45の部分においては、その回転によって茎桿切断片R’が機体1の後方に搬送される間に、該茎桿切断片R’は、第1搬送オーガ45の中央部から、その両端部に向けて移動させられる。第1搬送オーガ45の上記作用によって、茎桿切断片R’は、機体1の後方に向けて搬送される途中において、適度に混合される。このため、体積の異なる茎桿Rの各部位の切断片が適度に混合されることにより、多量の茎桿切断片R’をロールベーラ装置Gの梱包室Fに投入してロール状に梱包してロールベールVを成形する際に、該ロールベールVの軸心方向に沿った断面半径の変化が少なくなって、成形されるロールベールVの形状は、円柱状、或いはこれに近い形状となる。 【0022】引き続いて、ロールベーラ装置Gについて説明する。図1において、ロールベーラ装置Gは、機体1に固定された前記両側板44の後端であって、しかもその上端に近い部分にヒンジピン51を介して開閉蓋52が回動シリンダ53の作用によって開閉可能に連結されている。この開閉蓋52が閉じた状態では、機体1に固定された両側板44と、この両側板44を連結する連結部材(図示せず)とで、ロールベーラタンク55のほぼ半分が構成され、このロールベーラタンク55のほぼ半分の部分の後方の開口を前記開閉蓋52で閉塞すると、その全体がロールベーラタンク55となる。 【0023】また、図1及び図10に示されるように、機体1に固定された前記ロールベーラタンク55のほぼ半分の部分の両側板44と、前記開閉蓋52を構成する両側板44’との各内側面には、多数のチェーン歯車56a〜56fが支持され、前記各側板44,44’の内側面には、円弧状のガイド板57,57’が連続した状態で取付けられ、図1に示されるように、前記各チェーン歯車56a〜56fと前記各ガイド板57,57’との間に無端チェーン58が掛装され、側板44に支持されたチェーン歯車56fが駆動歯車となって、前記無端チェーン58は、右側面視において、ガイド板57,57’の部分を反時計方向に周回走行するようになっている。また、図10に示されるように、相対向して配設された各側板44,44’の内側面に沿ってそれぞれ周回走行可能に支持された前記各無端チェーン58の間は、多数本の梱包バー59で連結されていて、この多数本の梱包バー59は、無端チェーン58と同一軌跡を周回走行する。そして、180度を遙に超える大きな中心角を有する円弧状のガイド板57,57’の部分を走行する多数本の梱包バー59と、これらの梱包バー59で囲まれる部分において相対向して配置されている両側板44,44’とによって、ロールベールVの梱包室Fが形成される。 【0024】そして、梱包室Fの周壁を構成する多数の梱包バー59が周回走行している状態において、前記ビータ47の回転により茎桿切断片R’が連続して前記梱包室Fに投入状態で送り込まれると、該茎桿切断片R’は、多数本の梱包バー59の周回走行によって、その方向に連れ廻りさせられながら、その体積が徐々に増大されて、梱包室F内に茎桿切断片R’が充満されると、ロール状に梱包成形された茎桿切断片R’は、その半径方向及び軸方向の双方に沿って圧縮されて、強く締め固められたロールベールVが成形される。 【0025】また、ロールベールVの成形後においては、トワイン繰出装置61によってトワイン束62からトワインが繰り出され、成形後のロールベールVの回転中において、これに接触しているローラ63の部分において、前記ロールベールVの外周にトワインが螺旋状となって巻き掛けられて、ロールベールVの全体が結束される。その後に、回動シリンダ53のロッドが突出して、図1で2点鎖線で示されるように、ロールベーラタンク55の後部の開閉蓋52が開かれることにより、成形されたロールベールVが梱包室Fから機体1の後方に放出される。 【0026】また、図1、図8、図11及び図12に示されるように、前記搬送板41における前記ビータ47の直下の部分には、他の部分から分離されて引出し状になった分離搬送体91が、機体1に設けられた一方の側板44に対して抜差し可能となっている。即ち、分離搬送体91は、反転箱状をしており、その上面が搬送板部91aを構成していて、その一側面に取手92が設けられて、側板44の差込み孔93に対して抜差し可能に嵌め込まれ、嵌め込まれた状態では、分離搬送体91の上面の搬送板部91aは、機体1の両側板44の間に固定して設けられた搬送板41に連続する。また、側板44における差込み孔93の両側方には、それぞれ抜止金具94が回動可能に取付けられて、分離搬送体91の一側面に設けられた抜止ピン95に前記抜止金具94が係合されることにより、該分離搬送体91が抜け出ない構造になっている。これにより、分離搬送体91の上面の搬送板部91aと、その直上のビータ47との間に茎桿切断片R’が滞留した場合には、側板44から分離搬送体91を抜き出すことにより、上記部分に滞留した茎桿切断片R’は、簡単に除去される。 【0027】次に、上記ロールベーラの主要部の動力伝達機構について簡単に説明する。図8及び図9に示されるように、機体1に搭載されたエンジンEの動力は、ミッションMで減速され、Vベルト71を介して中間軸72に伝達される。中間軸72に軸着されたチェーン歯車72a,72bと、第1搬送オーガ45に軸着されたチェーン歯車45b、及びビータ47に軸着されたチェーン歯車47bとには、それぞれ別の無端チェーン73a,73bが掛装されているため、第1搬送オーガ45と、ビータ47とは、いずれも前記中間軸72と同方向に回転する。また、ビータ47に軸着されたギア47cと、中間軸74に軸着されたギア74aとが直接に噛合されているため、該中間軸74は、ビータ47と逆方向に回転する。この中間軸74の回転(動力)は、チェーン伝動によって、前記ローラ63のローラ軸を介してロールベーラ装置Gを構成するチェーン歯車56gに伝達される。このため、ロールベーラ装置Gを構成する前記無端チェーン58におけるガイド板57,57’を走行する部分は、右側面視において反時計方向に沿って周回走行する。 【0028】一方、中間軸72に軸着されたVプーリー72cと、切断ローラ43に軸着されたVプーリ76との間にVベルト77が掛装されて、中間軸72の動力が切断ローラ43に伝達される。また、各切断ローラ42,43の間に配設された中間軸78に軸着されたチェーン歯車79と、切断ローラ43に軸着されたチェーン歯車81との間に無端チェーン82が掛装され、前記中間軸78に軸着されたギア83と、切断ローラ42に軸着されたギア84とが直接に噛合されている。このため、切断ローラ43の動力が別の切断ローラ42に伝達されて、各切断ローラ42,43は、互いに逆方向に回転する。 【0029】また、切断ローラ43の動力は、Vベルト85を介して中間軸86に伝達されて、該中間軸86の動力は、ユニバーサルジョイント87(図2及び図9参照)を介して茎桿中央寄せ装置Bの第1コンベア21を構成するギア24aに伝達されて、その第1無端チェーン25を周回走行させる。また、エンジンEの動力は、ミッションM(図1及び図9参照)を介して一対のゴムクローラ2に伝達されて、これを周回走行させると共に、前記刈取・搬送装置Aの引起しチェーン15、各コンベア17,18,19等に伝達されて、これらを走行させる。 【0030】そして、本実施例のロールベーラを構成する各装置A〜Dの個々の作用は、上記した通りであるが、ロールベーラ全体としての連続した作用は、以下の通りである。圃場において、機体1が前進すると、刈取・搬送装置Aの各分草板14及び各補助分草板16により各株列の稲ホールクロップは、引起しチェーン15により起立姿勢に引き起こされながら、その株元が刈刃により刈り取られて切断された後に、チェーン搬送装置により機体1の中央部に寄せ集められる。そして、上部、中央部、及び下部の各コンベア17,18,19により茎桿Rの穂先部、中央部、及び株元部がそれぞれ支持された状態で斜後上方に搬送され、その搬送途中において、茎桿Rの姿勢は、起立姿勢から水平姿勢に徐々に変化させられて、茎桿中央寄せ装置Bの入口部27にスムーズに送り込まれる。 【0031】図4及び図13に示されるように、茎桿中央寄せ装置Bの入口部27に帯状となって連続して送り込まれた茎桿Rは、機体1の幅方向にほぼ沿っていて、その中央部が第1コンベア21の第1無端チェーン25と挟持バー26との間で挟持されると共に、その穂先に近い部分が第2コンベア22の第2無端チェーン33と茎桿支持板34との間で挟持され、そのままの状態で、機体1の斜右後方に向けて継続搬送されて、機体1の幅方向の中央部に寄せられる。このようにして、機体1の斜右後方に向けて帯状となって搬送される茎桿Rは、第2コンベア22との挟持が解除された後に、第1コンベア21との挟持が解除されて、その直下の一対の切断ローラ42,43の間に落下させられる。 【0032】一対の切断ローラ42,43は、上記したように互いに逆回転していて、その間を茎桿Rが帯状となって連続して通過する際に、各切断刃42a,43a(43b)によって短く切断されて、茎桿切断片R’となる。一対の切断ローラ42,43により短く切断された茎桿切断片R’は、搬送板41の急傾斜部を滑り落ちて、その下端部に配設された第1搬送オーガ45によって、その軸方向の中央部から両端部に向けて移動させられながら、前方に搬送されることにより、茎桿Rの異なる部位の各茎桿切断片R’は、適度に混合され、この状態で、ビータ47によって、放てき状態でロールベーラ装置Gの梱包室Fに送り込まれる(図14参照)。 【0033】梱包室F内においては、その周面の大部分において、一対の無端チェーン58に無端状となって連結されている多数本の梱包バー59が順次、その周方向に沿って走行しているために、該梱包室Fに投入された茎桿切断片R’は、梱包バー59の走行に沿って連れ廻りさせられて、その体積が徐々に増大して、梱包終了前においては、その半径方向及び軸方向の双方から強固に圧縮されて、ロール状のロールベールVに成形される。そして、成形されたロールベールVの外周面をトワインにより結束した後に、梱包バー59の走行を停止させて、回動シリンダ53によって、ロールベーラ装置Gの開閉蓋52を開くと、成形されたロールベールVが機体1の後方に放出される。 【0034】引き続いて、本発明の第2実施例のロールベーラについて説明する。なお、上記第1実施例のロールベーラと同一部分には、同一符号を付し、重複説明を避けて、異なる部分についてのみ説明する。図15及び図16に示される例は、前記第1搬送オーガ45に加えて、第2搬送オーガ46を設けたものである。即ち、第1搬送オーガ45の下流側に第2搬送オーガ46が配設され、該第2搬送オーガ46の螺旋羽根46aの方向は、第1搬送オーガ45の螺旋羽根45aと逆方向であって、第2搬送オーガ46は、その回転によって、茎桿切断片R’を両端部から中央部に移動させる。これにより、茎桿切断装置Cで切断された茎桿切断片R’は、第1搬送オーガ45によって下流側に搬送される間に、中央部から両端部に移動させられ、その後に、第2搬送オーガ46によって下流側に搬送される間に、茎桿切断片R’は、両端部から中央部に向けて移動させられる。このため、茎桿Rの各部分が切断された茎桿切断片R’は、一層良好に混合される。本第2実施例の茎桿Rは、前記第1実施例における場合よりも長い「長桿」である場合に効果的である。その理由は、茎桿Rが長いので、第1搬送オーガ45により、中央部から両端部に移動させながら搬送させた場合には、ロールベーラ装置Gの幅方向に沿って見た場合に、その中央部の密度が両端部のそれよりも小さくなる恐れがあるので、第2搬送オーガ46によって、茎桿切断片R’を両端部から中央部に移動させて、ロールベーラ装置Gの幅方向に沿った茎桿切断片R’の密度を均一化させている。なお、第1及び第2の各搬送オーガ45,46の各軸にそれぞれ取付けられたチェーン歯車45c,46cの間に無端チェーン88が掛装されて、第1搬送オーガ45の回転力が第2搬送オーガ46に伝達されている。 【0035】また、図17は、処理対象の茎桿Rが比較的短い「短桿」である場合における本発明の第3実施例のロールベーラの動力伝達機構を示す平面図である。第3実施例においても、第1搬送オーガ45に加えて、第2搬送オーガ46’が設けられているが、該第2搬送オーガ46’に取付けられた螺旋羽根46'aの方向は、第1搬送オーガ45の螺旋羽根45aの方向と同一である。よって、茎桿切断装置Cで切断された茎桿切断片R’は、第1及び第2の各搬送オーガ45,46’の双方によって、下流側に搬送されながら、各搬送オーガ45,46’との中央部から両端部に移動させられる。このため、処理対象の茎桿Rの長さがロールベーラ装置Gの幅に比較して短い「短桿」である場合においても、茎桿切断片R’の前記ロールベーラ装置Gの幅方向に沿った密度は、均一化されて、成形されるロールベールVは、円柱形に近くなる。 【0036】また、図18及び図19には、ビータ47の直下に配設された搬送板部が、他の部分から分離されていて、取外し可能である別の構造が示されている。即ち、搬送板41におけるビータ47の直下の部分は、他の部分と分離されて、その上流側の端部がヒンジピン96を中心にして下方に向けて回動可能にヒンジ連結された回動搬送板部41aとなっていて、その下流側の両端部に支持ロッド97が側方に向けて突設されて、前記側板44に設けられた円弧孔98に挿入されている。そして、図19に示されるように、使用位置に配置された回動搬送板部41aは、側板44における前記円弧孔98の上方形成端よりも上方に支持されたフック99に支持されている。よって、ビータ47と、その直下の回動搬送板部41aとの間に茎桿切断片R’が滞留した場合には、前記フック99から支持ロッド97を外して、該回動搬送板部41aを下方に回動させればよい。なお、図18において、101は、正規の位置から下方に回動された回動搬送板部41aを支持するための支持バーを示す。 【0037】また、図20及び図21には、別の構造のビータ47’が示されている。このビータ47’は、2枚1組となった多数組のビータ羽根47'aが回転方向に沿った位相を順次ずらした状態で回転軸に取付けられて、各組を構成する2枚のビータ羽根47'aの間と、相隣接する各組のビータ羽根47'aとの間にそれぞれストリッパー48'a,48'bが挿入された構成である。各ストリッパー48'a,48'bは、ビータ47’の回転中心よりも上流側に配置されている。この構造のビータ47’によれば、ロールベーラ装置Gに対して茎桿切断片R’を送り込む際において、ビータ47’の軸方向に沿って順次送り込まれるので、該ビータ47’と、その直下の搬送板41との間に茎桿切断片R’が滞留しにくくなると共に、ビータ47’の回転に必要なトルク(回転力)も小さくなる。 【0038】更に、図22及び図23に示されるビータ47”は、板厚の大きな多数枚のビータ羽根48"aが回転方向の位相を順次ずらした状態で回転軸に取付けられて、相隣接するビータ羽根48"aの間にストリッパー48"bが配置された構成であり、前記ビータ47’と同様の作用効果が奏される。 【0039】なお、上記実施例では、ホールクロップ用作物が稲の場合を例に挙げて説明したが、このホールクロップ用作物は、稲に限られず大麦、とうもろこし等であっても、刈り取って、そのままロールベール化することが可能である。 【0040】 【発明の効果】請求項1に記載の発明は、ホールクロップ用ロールベーラにおいて、茎桿切断装置とロールベーラ装置との間に配設されて、茎桿切断片を搬送するための搬送装置を、茎桿切断片を搬送方向と直交する方向に沿って移動させながら搬送可能な搬送オーガと、茎桿切断片をロールベーラ装置に送り込むためのビータのみで構成したので、軸心方向の中央部から両端部に向けて相互に逆方向の螺旋羽根が取付けられた構成の搬送オーガの回転によって、茎桿切断装置で切断された茎桿切断片は、搬送オーガの両端部から中央部に向けて移動させられるか、或いはその逆方向に移動されながら、自身の回転軸心と直交する方向に搬送される。このため、搬送オーガの軸心に沿った茎桿切断片の移動方向を考慮して、1ないし複数の搬送オーガを適宜選択することにより、ロールベーラ装置の幅方向に沿った密度を均一にして、該ロールベーラ装置に茎桿切断片を送り込むことが可能となる。この結果、ロールベーラ装置によって梱包成形されるロールベールの形状を円柱形に近付けることができる。 【0041】また、請求項3に記載の発明は、ホールクロップ用ロールベーラにおいて、搬送装置を構成するビータの直下に配置された搬送板部を、他の部分の搬送板部と分離させて、取外し可能にしてあるので、ビータの直下の搬送板部を、他の部分から取り外すと、該ビータと、その直下の搬送板部との間に滞留して、送込み不能となっている茎桿切断片を簡単に除去できる。 【0042】更に、請求項6に記載の発明は、茎桿切断装置を構成する一対の切断ローラの軸間距離は、調整可能であって、一方の切断ローラの一端部を除く部分には、外径の異なる2種類の切断刃が交互に取付けられ、しかも、該一方の切断ローラの一端部には、小径の切断ローラが連続して取付けられているので、他の部分よりも茎桿切断片の長さを長くできる。これにより、ホールクロップが稲である場合には、これを短く切断する場合に、穂先部の脱粒率を低くすることができるという独自の効果が奏される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000132909 【氏名又は名称】株式会社タカキタ
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| 【出願日】 |
平成10年12月24日(1998.12.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083655 【弁理士】 【氏名又は名称】内藤 哲寛
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| 【公開番号】 |
特開2000−188942(P2000−188942A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月11日(2000.7.11) |
| 【出願番号】 |
特願平10−376695 |
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