| 【発明の名称】 |
脱穀装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹内 賢一朗
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| 【要約】 |
【課題】被処理物の処理量の変動があった場合に調節を最も適切に行い、穀粒回収効率、選別穀粒の品質などの向上と、運転動力の低減とを図ることのできる脱穀装置を提供すること。
【解決手段】穀粒を穀稈から回転歯により脱穀する回転扱胴49と、穀稈を挟扼しながら回転扱胴49に搬送供給するフィードチェン14と、脱穀した被処理物を穀粒の含有量の異なる二種類以上の被処理物に選別分離するシーブ42を備えた揺動棚41と唐箕59などからなる選別分離手段と、該選別分離手段で分離された穀粒の含有量が二番目に多い被処理物(二番処理物)をさらに回転歯によりに脱穀する二番処理胴50を有する脱穀装置において、二番処理胴50に二番穀粒センサ80を設け、また穀稈搬送手段に穀稈搬送量検出手段(穀稈層厚センサ81)を設け、フィードチェン14と二番穀粒センサ80のそれぞれの検出値の比の値を算出し、該算出値に応じて選別分離手段の脱穀した被処理物の大きさと重量に基づく選別量(シーブ42の開度および唐箕59の風量)を調節する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 穀粒を穀稈から回転歯により脱穀する第一の回転処理手段と、穀稈を挟扼しながら前記第一の回転処理手段に搬送供給する穀稈搬送手段と、脱穀した被処理物を選別分離する選別分離手段と、当該選別分離手段で分離された二番被処理物をさらに回転歯により脱穀する第二の回転処理手段を有する脱穀装置において、第二の回転処理手段に穀粒量検出手段を設け、また穀稈搬送手段に穀稈搬送量検出手段を設け、前記穀粒量検出手段と穀稈搬送量検出手段のそれぞれの検出値の比の値を算出し、該算出値に応じて選別分離手段の選別制御をする制御手段を設けたことを特徴とする脱穀装置。 【請求項2】 搬送されて来る穀稈から穀粒を回転歯により脱穀する第一の回転処理手段と、脱穀した被処理物を選別分離する選別分離手段と、該選別分離手段で分別された二番被処理物を搬送する搬送手段と、該搬送手段で搬送された二番被処理物をさらに回転歯により脱穀する第二の回転処理手段を有する脱穀装置において、第二の回転処理手段に穀粒量検出手段を設け、搬送手段に搬送負荷検出手段を設け、前記穀粒量検出手段と搬送負荷検出手段のそれぞれの検出値の比の値を算出し、該算出値に応じて選別分離手段の選別制御をする制御手段を設けたことを特徴とする脱穀装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインまたはハーベスタに搭載する脱穀装置に関する。 【0002】 【従来の技術】穀類の収穫作業を行うコンバインの車体フレームの下部側に土壌面を走行する左右一対の走行クローラを有する走行装置を配設し、該車体フレームの前方側に刈取装置が設けられている。刈取装置は、車体フレームに対して上下に昇降でき、圃場に植立する穀稈の刈取高さを調節できる。 【0003】車体フレームの上方には、刈取装置で刈取、搬送されてくる穀稈を引き継いで図19に示す脱穀する脱穀装置15を設ける。脱穀装置15は穀粒を穀稈から脱穀し、脱穀した穀粒を選別分離して、分離した穀粒をグレンタンクへ搬送して一時貯留する。図19に示すように、脱穀装置15は扱室46、二番処理室47、排塵処理室48、揺動棚41、シーブ42、唐箕59などからなる。 【0004】脱穀装置15の扱室46内で回転する扱胴49は、穀粒を穀稈から脱穀し、脱穀した穀粒は揺動棚41に落下し、シーブ42、唐箕59などで二番穀粒や藁屑などを分離して、穀粒のみを一番ラセン45から一番揚穀筒60(図4参照)を経てグレンタンクに搬送する。二番穀粒は揺動棚41の下流側で分離され、二番ラセン66から二番揚穀筒67を経て二番処理室47に搬送され、回転する二番処理胴50により穀粒、枝梗粒などに分離されて再び揺動棚41に落下して、穀粒、二番穀粒、藁屑などに分離される。扱室46で発生した大きな藁屑及び長ワラは排塵処理室48に搬送され、回転する排塵処理胴51により三番穀粒を分離回収し、藁屑、塵埃などは横断流ファン71に吸引され、コンバインの外部に排出される。 【0005】走行装置、刈取装置、脱穀装置15などは、コンバインに搭乗するオペレータが操縦席において操縦、操作する。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】コンバインまたはハーベスタを用いることにより穀物の収穫作業、すなわち刈取、脱穀作業は省力化され能率化されてきた。ことに無段変速走行装置やパワーステアリング装置を備えることによりコンバイン操作は省力化と容易化が図られ、オペレータの技量はそれほど熟練を要しないようになりつつある。またコンバイン1に搭載する脱穀装置15には、扱室46のほかに二番処理室47、排塵処理室48を設けて脱穀の高能率化、穀粒回収の高効率化が図られている。 【0007】コンバイン1に搭乗し、各種操作を行うオペレータにとって、もっとも重要な操作は、適正な刈取を行うための走行方向操縦、走行速度調節および刈取高さ調節であるから、これらの操作に集中しながら、これと同時平行して脱穀装置15の扱室46、二番処理室47、および排塵処理室48のそれぞれの処理量の調節を行うことは必ずしも容易ではない。これらの処理量の調節のためには、少なくとも唐箕送風量調節およびシーブの開度調節を行う必要があり、オペレータには極めて高度の熟練が要求される。 【0008】刈取する穀稈が圃場に一様に植生し、それぞれの穀稈には穀粒が一様に結実し、これを一定の速度のコンバイン1で刈取り、刈取装置から脱穀装置15へ一定の処理流量で搬送される場合には、脱穀装置15に対してこの状態にもっとも適切な調節を最初に一度だけ施しておけば、継続して適切な脱穀、選別を行うことができるはずである。しかし、圃場に植生する穀稈の株間隔、1株あたりの穀稈数すなわち分けつ状態、穀稈1茎あたりの着実状態などにより、刈取装置から脱穀装置15に取り込まれる被処理物の量は変動し、圃場の状況によりコンバイン1の走行速度を変化させる場合などには特に脱穀装置15の全処理流量が大幅に変動するから、これに伴って二番処理量と、二番処理量の全処理量に対する比率も変動する。 【0009】脱穀装置15へ搬送される被処理物の処理量が変動するにもかかわらず、脱穀装置15の調節を行わずに一定のまま維持するか、または不適切な調節を行うと、結果として脱穀性能の低下、脱穀処理動力の増大などの好ましくない運転状態となる。しかも、脱穀装置15にとって最も適切な運転状態は、単に全処理量、あるいは二番処理量に応じて定まるだけでなく、全処理量に対する二番処理量の比、すなわち二番還元率に影響されるという複雑な関係にあるので、これを適切に手動制御することは至難の業である。脱穀装置15として理想的な二番還元率は全処理量により変化し、この全処理量により定まる理想的な値よりも二番還元率が低下した場合には、稈切れ混入、枝梗付着粒増加などが発生し、また、理想的な値よりも二番還元率が増大した場合には三番ロス増加、脱浮米増加などが発生し、脱穀装置15は、脱穀性能の低下、選別不良、穀粒回収効率の低下、脱穀装置運転動力の増大などの好ましくない運転状態となる。 【0010】本発明の課題は、コンバインの脱穀装置において被処理物の処理量の変動があった場合に脱穀装置の調節を最も適切に行い、脱穀作業中の上述の好ましくない運転状態の発生を防止して、脱穀性能、選別性能、穀粒回収効率、選別穀粒の品質などの向上と、運転動力の低減とを図ることのできる脱穀装置を提供することである。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記課題は次の2つの発明により解決される。 (1)穀粒を穀稈から回転歯により脱穀する第一の回転処理手段(回転扱胴49)と、穀稈を挟扼しながら前記第一の回転処理手段に搬送供給する穀稈搬送手段(フィードチェン14)と、脱穀した被処理物を、例えば大きさと重量に基づき穀粒の含有量の異なる二種類以上の被処理物に選別分離する選別分離手段(シーブ42を備えた揺動棚41と唐箕59など)と、当該選別分離手段で分離された二番被処理物(例えば穀粒の含有量が二番目に多い被処理物)をさらに回転歯によりに脱穀する第二の回転処理手段(二番処理胴50)を有する脱穀装置において、第二の回転処理手段に穀粒量検出手段(二番穀粒センサ80)を設け、また穀稈搬送手段に穀稈搬送量検出手段(穀稈層厚センサ81)を設け、前記穀粒量検出手段と穀稈搬送量検出手段のそれぞれの検出値の比の値を算出し、該算出値に応じて選別分離手段の、例えば脱穀した被処理物の大きさと重量に基づく選別量(例えばシーブ42の開度および唐箕59の風量)を調節して選別制御をする制御手段(制御装置100)を設けた脱穀装置。 (2)搬送されて来る穀稈から穀粒を回転歯により脱穀する第一の回転処理手段(回転扱胴49)と、脱穀した被処理物を、例えば大きさと重量に基づき穀粒の含有量の異なる二種類以上の被処理物に選別分離する選別分離手段(例えばシーブ42を備えた揺動棚41と唐箕59など)と、該選別分離手段で分別された二番被処理物(例えば穀粒の含有量が二番目に多い被処理物)を搬送する搬送手段(二番揚穀筒67)と、該搬送手段で搬送された穀粒の含有量が二番目に多い被処理物をさらに回転歯によりに脱穀する第二の回転処理手段(二番処理胴50)を有する脱穀装置において、第二の回転処理手段に穀粒量検出手段(二番穀粒センサ80)を設け、搬送手段に搬送負荷検出手段(二番負荷センサ82)を設け、前記穀粒量検出手段と搬送負荷検出手段のそれぞれの検出値の比の値を算出し、該算出値に応じて選別分離手段の、例えば脱穀した被処理物の大きさと重量に基づく選別量を調節して、選別制御する制御手段を設けた脱穀装置。上記本発明の各部材について括弧内に記載したのは以下の実施の形態に記載された具体的な部材の例示である。 【0012】上記(1)の発明を実施の形態で説明すると、脱穀され、選別分離された穀粒の含有量が二番目に多い被処理物の量(二番穀粒量)を二番穀粒センサ80で求め、穀稈層厚センサ81で全脱穀処理量を求め、これらの値から二番還元率(二番穀粒量を全脱穀処理量で除した値(%))を計算し、全脱穀処理流量と二番還元率に応じてシーブ42の開度および唐箕59の風量を調節する。 【0013】すなわち、制御装置100には、脱穀装置15の各運転状態の処理量に対応する理想的二番還元率の値を記憶させておき、この処理量ごとの理想的二番還元率の値よりも二番還元率が低下した場合には、シーブ42の開度および唐箕の風量を調節し、二番処理量を増大して二番還元率を上昇するので、稈切れ混入、枝梗付着粒増加などの発生を防止することができる。また、処理量ごとの理想的二番還元率の値よりも二番還元率が増大した場合には、シーブ42の開度および唐箕の風量を調節し、二番処理量を減少して二番還元率を低下せしめるので、三番ロスの増大、脱浮米の増加を防止することができ、上述の効果とあわせて、脱穀性能の上昇、選別不良発生防止、穀粒回収効率の上昇、脱穀装置運転動力の低減などの脱穀装置15としての優れた効果がえられる。また、上記(2)の発明を実施の形態で説明すると、脱穀され、選別分離された穀粒の含有量が二番目に多い被処理物の量(二番穀粒量)を二番穀粒センサ80で求め、二番揚穀筒67の二番負荷センサ82で二番処理量を検出し、二番穀粒量を二番処理量で除して二番含粒率を算出し、二番処理量と二番含粒率とに応じてシーブ42の開度および唐箕59の風量を調節する。 【0014】すなわち、制御装置100には、脱穀装置15にとって最も適切な運転状態の二番処理量に対する理想的二番含粒率の値を記憶させておき、この二番処理量ごとの理想的二番含粒率の値よりも二番含粒率が低下した場合には、シーブ42の開度および唐箕の風量を調節し、二番流量を増大して二番含粒率を上昇するので、藁屑混入量の増大を防止し、これによる脱穀装置選別負荷の増大を防止し、かつ一番口への青葉の混入発生を防止することができる。また、二番処理量ごとの理想的二番含粒率の値よりも二番含粒率が増大した場合には、シーブ42の開度および唐箕の風量を調節し、二番処理量を減少して二番含粒率を低下せしめるので、三番ロスや、脱浮米の発生を防止することができ、上述の効果とあわせて、脱穀性能の上昇、選別不良発生防止、穀粒回収効率の上昇、脱穀装置運転動力の低減などができる。 【0015】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし図18により説明するが、従来技術で説明した図19のコンバインの脱穀装置15の構成に改良を加えたものであり、図19の脱穀装置15の構成部材と同じ部分には同じ符号を付している。 【0016】図1は本発明の実施の形態の穀類の収穫作業を行うコンバイン1の左側面図を示し、図2はコンバイン1の右側面図を示し、図3はコンバイン1の正面立面図を示し、図4はコンバイン1の上面の平面図を示し、図5は図4のA−A線矢視のコンバイン1の脱穀装置15の一部切り欠き側面断面図を示し、図6は図5のB−B線矢視の脱穀装置15の平面断面図を示し、図7は図5のC−C線矢視の脱穀装置15の立面断面図を示し、図8は図5のD−D線矢視の脱穀装置15の立面断面図を示す。図9以下は後に説明する。 【0017】図1ないし図4に示すコンバイン1の車体フレーム2の下部には、ゴムなどの可撓性材料を素材として無端帯状に成型した左右一対のクローラ4を持ち、乾田だけでなく、湿田においてもクローラ4が若干沈下するだけで自由に走行できる構成の走行装置3を備え、車体フレーム2の前部には刈取装置6を搭載し、車体フレーム2の上部には脱穀装置15を搭載する。 【0018】刈取装置6は、図示しない刈取昇降シリンダの伸縮作用により刈取装置6全体を昇降して、圃場に植生する穀稈を所定の高さに刈取できる構成としている。刈取装置6の前端下部に分草具7を、その背後に傾斜状にした穀稈引起し装置8を、その後方底部には刈刃(図示せず)を配置している。刈刃と脱穀装置15のフィードチェン14の始端部との間に、前部搬送装置と、扱深さ調節装置11と、供給調節装置12とを、順次穀稈の受継搬送と扱深さ調節とができるように配置している。 【0019】コンバイン1の刈取装置6の作動は次のように行われる。 【0020】まず、エンジンを始動してHSTレバーを前進に操作し、刈取クラッチ、脱穀クラッチを入り操作して機体の回転各部を伝動しながら、車体フレーム2を前進走行させると、刈取、脱穀作業が開始される。圃場に植立する穀稈は、刈取装置6の前端下部にある分草具7によって分草作用を受け、次いで穀稈引起し装置8の引起し作用によって穀稈が倒伏状態にあれば直立状態に引起こされ、穀稈の株元が刈刃に達して刈取られ、前部搬送装置に掻込まれて後方に搬送され、扱深さ調節装置11、供給調節装置12に受け継がれて順次連続状態で後部上方に搬送される。 【0021】穀稈は供給調節装置12からフィードチェン14の始端部に受け継がれ、脱穀装置15に供給される。脱穀装置15は上側に扱胴49を軸架した扱室46を配置し、扱室46の下側に選別室40を一体的に設け、供給された刈取穀稈を脱穀、選別する(図5参照)。 【0022】脱穀装置15に供給された穀稈は、主脱穀部である扱室46の入口46a(図7参照)から扱室46に挿入される。扱室46に軸架された扱胴49は、その表面に多数の扱歯49aが設けられており、図示しない駆動機構により、エンジンからの動力を刈取脱穀クラッチを経て伝動され、図6ないし図8の矢印B方向に回転する。扱室46に挿入された穀粒のついた穀稈は、フィードチェーン14により図5、図6の矢印A方向に移送されながら、矢印B方向に回転する扱胴49の扱歯49aと扱網54(図7参照)との相互作用により脱穀され、被処理物(穀粒や藁くず)は扱網54を矢印C1方向(図7参照)に通過して、揺動棚41で受け止められる。揺動棚41は支点41b(図5参照)を揺動中心として上下前後方向に揺動するので、被処理物は矢印D方向に移動しながら、唐箕59からの送風を受けて風力選別され、比重の重い穀粒はシーブ42および選別網43を矢印E方向に通過し、一番棚板44で集積され、一番ラセン45から一番揚穀筒60(図4参照)を経てグレンタンク16へ搬送される。グレンタンク16に貯留された穀粒は、縦オーガ18および横オーガ19を経由してコンバイン1の外部へ搬送される。 【0023】揺動棚41の上の被処理物のうち軽量のものは、揺動棚41の揺動作用と唐箕59の送風に吹き飛ばされてシーブ42の上を矢印D方向(図5参照)に移動し、ストローラック42aの上で大きさの小さい二番穀粒は矢印G方向に落下して二番棚板65に集められ、二番ラセン66で二番揚穀筒67へ搬送される。 【0024】二番穀粒は、正常な穀粒、枝梗粒、藁くずおよび藁くずの中に正常な穀粒が刺さっているササリ粒などの混合物であり、二番揚穀筒67の中を二番揚穀筒ラセンにより矢印H方向(図5、図7参照)に揚送されて、二番処理室入り口から二番処理室47の上方へ矢印H’方向へ放出(図7参照)される。 【0025】二番処理室47の下部に軸架する二番処理胴50は図示しない駆動装置により図6および図7の矢印J方向に回転する。二番穀粒は二番処理胴50に植設してある多数の処理歯50aに衝突しながら矢印I方向(図5および図6)に進行する間に二番穀粒の分離と枝梗粒の枝梗の除去を行い、一部の被処理物は二番処理胴受網55から矢印C2方向(図5参照)に通過して揺動棚41に落下し、大部分の被処理物は二番処理室47の終端から二番処理胴送風羽根50bの送風に送られて矢印C3方向(図5)に揺動棚41に落下して扱室46からの被処理物と合流する。 【0026】扱室46を図6の矢印A方向に進行し、扱室46の終端に到達した被処理物の中の脱穀された穀稈で長尺のままのものは、図4および図6に示す矢印A1方向に排藁チェーン69および排藁穂先チェーン70(共に図4参照)に挟持されて搬送され、藁用カッター72、73に投入されて切断され、圃場に放出される。 【0027】扱室46の終端に到達した被処理物で、藁くずなど短尺のものは、排塵処理室入口48aから矢印A2(図6、図8参照)方向に投入されて排塵処理室48に入り、排塵処理室48を矢印K方向に進行して、二番処理胴50と一体に回転する排塵処理胴51に周設された螺旋状に突起する処理板51aによって搬送と共に処理が行われ、残留していた穀粒や藁くずは解砕されて、排塵処理胴受網56を図5の矢印C4方向(図5参照)に通過して揺動棚41の上に落下する。 【0028】図5に示すように、排塵処理室終端出口48bと揺動棚41の終端部上部とは連通しており、さらに脱穀装置15後部に設けた横断流ファン71にも連通しているので、排塵処理室48から揺動棚41の終端部に矢印Mのように落ちた排塵のうち比重の軽い藁くず、枝梗および塵埃を含む空気は横断流ファン羽根車71aの回転による送風で吸引され、横断流ファン出口71bから矢印L方向へ吹き出され、コンバイン1の外部へ放出される。 【0029】排塵処理室48から揺動棚41の終端部に矢印Mのように落ちた排塵のうち二番穀粒など小径で比重の重いものは、揺動棚41の終端部のストローラック42aあるいはシーブ42を矢印G方向へ通過して二番棚板65に落下し、再び二番処理室47において処理される。排塵処理室48から揺動棚41の終端部に矢印Mのように落ちた排塵のうち、やや長めの藁くずはストローラック42aで受けとめられ、揺動棚41の揺動運動により矢印Fのように揺動棚41の終端部から排出され圃場に放出される。 【0030】本発明の実施の形態は、図6および図7に示すように二番処理室47の上部壁面に二番穀粒センサ80を設け、図7ないし図9に示すようにフィードチェーン挟扼扞24に穀稈層厚センサ81を設け、図10にブロック図で示す制御装置100を用いて、図11に線図で示す処理流量、二番還元率と制御領域との関係、ならびに図12に示す制御領域毎のシーブ42および唐箕59の調節制御に従って制御を行う構成を特徴とする。 【0031】図6および図7に示す二番処理室48の上部壁面に取り付けた二番穀粒センサ80は、検出面を下側とする抵抗線ひずみ計式の衝撃センサで、藁屑など軽量・軟質のものの衝突は検出せず、下方から跳ね上げられる重量・硬質の穀粒の衝突衝撃のみを検出して、二番処理室47内を通過する穀粒流量を検出するセンサである。これと同等の性能を有するセンサであれば抵抗線ひずみ計式の衝撃センサに限定されない。 【0032】図7ないし図9に示すフィードチェーン挟扼扞24に取り付けた穀稈層厚センサ81は、フィードチェーン14に対向して設けられ、搬送する穀稈をフィードチェーン14に押圧・挟扼して穀稈の搬送を確実にするフィードチェーン挟扼扞24の移動量を検出する。フィードチェーン14は穀稈を一定速度で搬送するから、穀稈の層厚さの増減により変化するフィードチェーン挟扼扞24の移動量は、脱穀装置15に搬送される穀稈の処理量に比例することになり、したがって穀稈層厚センサ81は、脱穀装置15の処理量を検出するセンサとなる。フィードチェーン挟扼扞24には複数の支持ロッド24aを立設し、それぞれの支持ロッド24aは、支持ブラケット24cのガイド穴にそれぞれ遊嵌し、かつ張力スプリングなどの弾性手段24bをそれぞれ介装して、フィードチェーン挟扼扞24をフィードチェーン14方向に付勢し、一の支持ロッド24aの一端にポテンシオメータの検出端を固着して、該支持ロッド24aの移動量、すなわちフィードチェーン挟扼扞24の移動量を検出できる構成である。 【0033】図9に示すように、揺動棚41のほぼ中央部に設けて被処理物を選別濾過するシーブ42は、複数のシーブ板42eの下端をそれぞれ揺動支点42bで揺動自在に支持し、該複数のシーブ板42eのそれぞれの上端を図示しない連結棒で連結し、後述するシーブ開閉制御モータ90を駆動すると、シーブ開閉ワイヤ42cが牽引されて、シーブ開閉レバー42dが回動し、該シーブ開閉レバー42dの回動を連結棒を介してシーブ板42eの上端に伝達し、複数のシーブ板42eを一斉に開閉できる構造としている。 【0034】唐箕59の送風量の増減調節は、唐箕59を回転駆動する伝動経路に設けるベルト式変速装置(略称ベルコン)などにより回転速度を高低に変速して行う。ベルト式変速装置の調節は、唐箕風量制御モータ91(図10参照)を駆動して行うことができる。 【0035】図10は制御装置100のブロック図であり、CPU101を中心として、入力側に入力インターフェース102を介して、脱穀制御手動・自動切替スイッチ111、シーブ開度設定ダイヤル112、唐箕風量設定ダイヤル113、シーブポジションセンサ114、唐箕ポジションセンサ115、二番穀粒センサ80および穀稈層厚センサ81を接続し、出力側に出力インターフェース103を介して、コンビネーションメータ120、シーブ開閉制御モータ90および唐箕風量制御モータ91を接続している。 【0036】制御装置100において、脱穀制御手動・自動切替スイッチ111が手動に切り替えてある場合は、オペレータのシーブ開度設定ダイヤル112および/または唐箕風量設定ダイヤル113の設定に従い、シーブ開閉制御モータ90および/または唐箕風量制御モータ91が駆動され、シーブ42の開度および/または唐箕59の風量が調節される。シーブ42の開度および/または唐箕59の風量は、シーブポジションセンサ114および/または唐箕ポジションセンサ115の検出値をコンビネーションメータ120に表示させて確認することができる。 【0037】次に、脱穀制御手動・自動切替スイッチ111が自動に切り替えられた場合の作用を説明する。 【0038】制御装置100のCPU101は、二番穀粒センサ80の検出値に実験係数を乗じて二番穀粒量を算出し、フィードチェーン挟扼扞センサ(穀稈層厚センサ)81の検出値に別の実験係数を乗じて処理量を算出し、これより二番還元率を計算する。ここに二番還元率とは、二番穀粒量を処理量で除した値(%)である。 【0039】図11は処理量と二番還元率との関係を示す線図で、図中の曲線Bは理想二番還元率を示し、理想二番還元率の値は高処理量では約20パーセント、また低処理量では約25ないし30パーセントである。本実施の形態では標準処理流量線Fと、上記の理想二番還元率曲線Bとにより区画される4個の領域を、領域A、領域C、領域Dおよび領域Eと命名し、検出された処理量と算出された二番還元率とから定まるそれぞれの領域毎に、図12に示すようにシーブ42の開度および唐箕59の風量を調節する。 【0040】すなわち本実施の形態において、高処理量で二番還元率大の領域Aでは、シーブ42の開度を開き、唐箕59の風量を1段上昇するように調節するので、二番処理量が減少し、二番還元率が低下して理想値に接近するように作用する。高処理流量で二番還元率小の領域Cでは、シーブ42の開度を閉じる調節を行い、唐箕59の風量は現状のままとするので、二番処理量が増大し、二番還元率が上昇して理想値に接近するように作用する。低処理量で二番還元率大の領域Dでは、シーブ42の開度は現状のままとし、唐箕59の風量を1段下げるように調節するので、二番処理量が減少し、二番還元率が低下して理想値に接近するように作用する。低処理量で二番還元率小の領域Eでは、シーブ42の開度を閉じ、唐箕59の風量を1段下げるように調節するので、二番処理量が増大し、二番還元率が上昇して理想値に接近するように作用する。二番還元率が理想二番還元率線Bの上にあれば現状のままとし、シーブ42の開度および唐箕59の風量を変更しない。 【0041】本実施の形態では、コンバイン1に搭載する脱穀装置15であって、該脱穀装置15は回転する扱胴49を軸架し、穀稈から穀粒を脱穀する扱室46と、回転する二番処理胴50を軸架し、二番処理物中の枝梗などを処理する二番処理室47と、扱室46に刈取穀稈を搬送するフィードチェーン14と、脱穀した被処理物を選別分離するシーブ42および唐箕59を有する揺動棚42とからなるものにおいて、二番処理室47に二番穀粒センサ80を設けて二番処理穀粒量を検出し、フィードチェーン挟扼杆24にフィードチェーン挟扼杆センサ(穀稈層厚センサ)81を設けて穀稈の処理量を検出し、二番穀粒量を処理流量で除して二番還元率を算出し、処理流量と二番還元率に応じてシーブ42の開度および唐箕59の風量を調節する制御装置100を設けた構成を特徴とするので、以下に述べる効果が得られる。 【0042】すなわち、制御装置100には、脱穀装置15の各運転状態の処理量に対応する理想的二番還元率の値を記憶させておき、この処理量ごとの理想的二番還元率の値よりも二番還元率が低下した場合には、シーブ42の開度および唐箕の風量を調節し、二番処理量を増大して二番還元率を上昇するので、稈切れ混入、枝梗付着粒増加などの発生を防止することができる。 【0043】また、処理量ごとの理想的二番還元率の値よりも二番還元率が増大した場合には、シーブ42の開度および唐箕の風量を調節し、二番処理量を減少して二番還元率を低下せしめるので、三番ロスの増大、脱浮米の増加を防止することができ、上述の効果とあわせて、脱穀性能の上昇、選別不良発生防止、穀粒回収効率の上昇、脱穀装置運転動力の低減などの脱穀装置15として極めて優れた効果がえられる。 【0044】本発明の他の実施の形態を図13ないし図16に示す。この場合は選別負荷の増加、一番口への青葉混入、脱浮米の増加、三番ロスの増加などの問題を解決することができる。このため、前述の実施の形態に述べた二番穀粒センサ80のほかに、二番処理物を揚送する二番揚穀筒67に二番負荷センサ82を設け、該二番負荷センサ82の検出値から二番処理量を測定し、二番処理室47を通過する二番処理物中の穀粒含有率(二番含粒率)を算出して、二番負荷と二番含粒率に応じてシーブ42の開度、および唐箕59の風量を調節制御する。 【0045】図13は、脱穀装置15を上面から見た一部切り欠き断面図であり、二番処理室48の上部壁面に設けた二番穀粒センサ80および、二番揚穀筒67に設けた二番負荷センサ82を示す。図14にブロック図で示す制御装置100を用いて、図15に示す二番負荷、二番含粒率と制御領域との関係を示す線図、ならびに図16に示す制御領域毎のシーブ42および唐箕59の調節制御に従って制御を行う。 【0046】図13に示す二番処理室47の上部壁面に取り付けた二番穀粒センサ80は二番処理室47内を通過する二番穀粒量を検出するセンサである。二番負荷センサ82は、二番揚穀筒67の回転軸の軸ひずみを検出するか、二番揚穀筒駆動モータ(図示せず)の回転駆動力を検出し、二番揚穀筒負荷すなわち二番処理量を算出するセンサである。 【0047】図14は、制御装置100のブロック図であり、CPU101を中心として、入力側に入力インターフェース102を介して、脱穀制御手動・自動切替スイッチ111、シーブ開度設定ダイヤル112、唐箕風量設定ダイヤル113、シーブポジションセンサ114、唐箕ポジションセンサ115、二番穀粒センサ80および二番負荷センサ82を接続し、出力側に出力インターフェース103を介して、コンビネーションメータ120、シーブ開閉制御モータ90および唐箕風量制御モータ91を接続している。制御装置100において、脱穀制御手動・自動切替スイッチ111が手動に切り替えてある場合の作動は前述の実施の形態で述べた通りである。 【0048】本実施の形態において、脱穀制御手動・自動切替スイッチ111が自動に切り替えられた場合の作用を説明する。 【0049】CPU101は、二番穀粒センサ80の検出値に実験係数を乗じて二番穀粒流量を算出し、二番負荷センサ82の検出値に別の実験係数を乗じて二番処理量を算出し、これより二番含粒率を計算する。ここに二番含粒率とは、二番穀粒量を二番処理量で除した値(%)である。 【0050】図15は二番負荷(二番処理量)と二番含粒率との関係を示す線図で、図中の曲線αは理想二番含粒率を示す。本例では標準二番負荷線βと、上記の理想二番含粒率曲線αとにより区画される4個の領域を、領域a、領域b、領域cおよび領域dと命名し、検出された二番負荷(二番処理量)と算出された二番含粒率とから定まるそれぞれの領域毎に、図16に示すようにシーブ42の開度および唐箕59の風量を調節する。 【0051】すなわち本例において、二番負荷が高く、二番含粒率大の領域aでは、シーブ42の開度を開き、唐箕59の風量を1段上昇するように調節するので、二番処理量が減少し、二番含粒率が低下して理想値に接近する。また、二番負荷が高く、二番含粒率小の領域bでは、シーブ42の開度を閉じる調節を行い、唐箕59の風量は現状のままとするので、二番処理量が増大し、二番含粒率が上昇して理想値に接近する。二番負荷が低く、二番含粒率大の領域cでは、シーブ42の開度は現状のままとし、唐箕59の風量を1段下げるように調節するので、二番処理量が減少し、二番含粒率が低下して理想値に接近する。二番負荷が低く、二番含粒率小の領域dでは、シーブ42の開度を2段閉じ、唐箕59の風量を一段下げるように調節するので、二番処理量が増大し、二番含粒率が上昇して理想値に接近する。二番含粒率が理想含粒率線αの上にあれば現状のままとし、シーブ42の開度も、唐箕59の風量も変更しない。 【0052】図16で、二番負荷がBで二番含粒率がαの場合にシーブ42は一段閉じとすることにより、含粒率が多くないので、一段閉じにより藁屑類が一番処理物に混入するのを防ぐことができる。また、このとき、唐箕を一段下げることにより、二番負荷が少ない領域なので、揺動棚41上の被処理物量が少なき、三番飛散を防止するために風量を落とす。 【0053】本実施の形態では、コンバイン1に搭載する脱穀装置15の、二番処理室47に二番穀粒センサ80を設けて二番処理穀粒流量を検出し、また二番揚穀筒67に二番負荷センサ82を設けて二番流量を検出し、二番穀粒流量を二番流量で除して二番含粒率を算出し、二番処理量と二番含粒率とに応じてシーブ42の開度および唐箕59の風量を調節する制御装置100を設けた構成を特徴とするので、以下に述べる効果が得られる。 【0054】すなわち、制御装置100には、脱穀装置15にとって最も適切な運転状態の二番処理量に対する理想的二番含粒率の値を記憶させておき、この二番処理量ごとの理想的二番含粒率の値よりも二番含粒率が低下した場合には、シーブ42の開度および唐箕の風量を調節し、二番流量を増大して二番含粒率を上昇するので、藁屑混入量の増大を防止し、これによる脱穀装置選別負荷の増大を防止し、かつ一番口への青葉の混入発生を防止することができる。また、二番処理量ごとの理想的二番含粒率の値よりも二番含粒率が増大した場合には、シーブ42の開度および唐箕の風量を調節し、二番処理量を減少して二番含粒率を低下せしめるので、三番ロスや、脱浮米の発生を防止することができ、上述の効果とあわせて、脱穀性能の上昇、選別不良発生防止、穀粒回収効率の上昇、脱穀装置運転動力の低減などができる。 【0055】図17および図18に示す実施の形態によれば、低処理量時に揺動棚41の上の処理厚さが低いために稈切れが混入し、二番処理量が少ないために枝梗付着粒が増大し、また、高処理量時に二番処理胴50の負荷および揺動棚41の負荷が増大し、さらに三番ロスの発生、青葉混入の発生、脱浮米の増加などを防止することができる。本実施の形態では図17に示す処理流量と二番穀粒センサとの関係を示す線図ならびに図18に示す処理量と二番穀粒センサの検出値に応じたシーブ42および唐箕59の調節制御に従って制御を行う。 【0056】二番穀粒センサ80は、実施例1に述べた二番処理室48内を通過する二番穀粒量を検出するセンサである。処理量は図7ないし図9に示すフィードチェーン挟扼扞24に取り付けた穀稈層厚センサ81を用いて検出する。 【0057】本実施の形態では、図10で示した実施の形態と同様の制御装置100を用いる。本例において、脱穀制御手動・自動切替スイッチ111が自動に切り替えられた場合、制御装置100のCPU101は、二番穀粒センサ80の検出値に実験係数を乗じて二番穀粒量を算出し、フィードチェーン挟扼扞24に取り付けた穀稈層厚センサ81の検出値に別の実験係数を乗じて脱穀装置15の処理量を算出する。 【0058】図17は処理量と二番穀粒センサ80の検出値との関係を示す線図で、線図の原点0と点Bと結ぶ直線は、処理量に対する理想二番穀粒量のときの二番穀粒センサの値を示す。本例では処理量と二番穀粒センサ検出値とに応じて、図16に示すようにシーブ42の開度および唐箕59の風量を調節する。 【0059】すなわち本実施の形態において、処理量大で二番穀粒センサ検出値大の点Aでは、シーブ42の開度を開き、唐箕59の風量を1段上昇するように調節するので、二番量が減少し、揺動棚41上の処理物の厚さが低下して理想値に接近するように作用する。処理量大で二番穀粒センサ検出値が適正の点Bでは、シーブ42の開度も、唐箕59の風量も現状のままとするので、揺動棚41上の処理物厚さは理想値に維持される。処理量小で二番穀粒センサ検出値大の点Dでは、シーブ42の開度は現状のままとし、唐箕59の風量を1段低下して、二番処理量を若干減少し、揺動棚41上の処理物の厚さを若干低下して理想値に接近するように作用する。処理量小で二番穀粒センサ検出値小の点Eでは、シーブ42の開度を閉じ、唐箕59の風量を1段低下するように調節するので、二番処理量が増大し、揺動棚41上の処理物の厚さが増大して理想値に接近するように作用する。 【0060】本例によれば、処理量と二番穀粒流量に応じてシーブ42の開度および唐箕の風量を調節し、二番穀粒量を増減して揺動棚の上の処理物厚さを適正に維持し、かつ適正二番穀粒量を維持することにより、低処理量時に揺動棚41の処理厚さが低いために稈切れが混入し、二番処理量が少ないために枝梗付着粒が増大し、また、高処理流量時に二番処理胴50の負荷および揺動棚41の負荷が増大し、さらに三番ロスの発生、青葉混入の発生、および脱浮米の増加などを防止するという問題を解決することができる。 【0061】 【発明の効果】本発明によれば、穀稈から穀粒を脱穀する扱室46と、二番処理物中の枝梗などを処理する二番処理室47と、扱室46に刈取穀稈を搬送するフィードチェーン14と、脱穀した被処理物を選別分離するシーブ42および唐箕59を有する揺動棚42とからなるコンバイン1に搭載する脱穀装置15において、二番処理穀粒流量と、穀稈の処理流量とを検出し、二番穀粒流量を処理流量で除して二番還元率を算出し、処理流量と二番還元率に応じてシーブ42の開度および唐箕59の風量を調節する制御装置100を設けた構成を特徴とするので、理想的な値よりも二番還元率が低下した場合には、二番流量を増大して二番還元率を上昇し、稈切れ混入、枝梗付着粒増加などの発生を防止し、二番還元率が増大した場合には、二番流量を減少して二番還元率を低下せしめ、三番ロスの増大、脱浮米の増加を防止して、もって脱穀性能の上昇、選別不良発生防止、穀粒回収効率の上昇、脱穀装置運転動力の低減など、脱穀装置15の能率を最高に発揮するコンバイン1を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年12月28日(1998.12.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100096541 【弁理士】 【氏名又は名称】松永 孝義
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| 【公開番号】 |
特開2000−188938(P2000−188938A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月11日(2000.7.11) |
| 【出願番号】 |
特願平10−374677 |
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