| 【発明の名称】 |
コンバインの搬送伝動機構 |
| 【発明者】 |
【氏名】飯泉 清
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| 【要約】 |
【課題】刈取部から脱穀装置に至るまで、穀稈を安定して搬送する。
【解決手段】走行装置2を有する機体フレーム1の上方に脱穀装置3を設け、前記機体フレーム1の前方に刈取部4を設け、該刈取部4の後側には刈取部4で刈取った穀稈を後方に向かって搬送する後側株元搬送装置17と後側穂先搬送装置18とを設け、該後側株元搬送装置17と後側穂先搬送装置18の後側には前記脱穀装置3の穀稈供給装置30へ穀稈を搬送する引継搬送装置76を設けたことを特徴とするコンバインの搬送伝動機構の構成とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行装置2を有する機体フレーム1の上方に脱穀装置3を設け、前記機体フレーム1の前方に刈取部4を設け、該刈取部4の後側には刈取部4で刈取った穀稈を後方に向かって搬送する後側株元搬送装置17と後側穂先搬送装置18とを設け、該後側株元搬送装置17と後側穂先搬送装置18の後側には前記脱穀装置3の穀稈供給装置30へ穀稈を搬送する引継搬送装置76を設けたことを特徴とするコンバインの搬送伝動機構。 【請求項2】 前記後側株元搬送装置17と後側穂先搬送装置18の搬送速度の変速に関連して、前記引継搬送装置76の搬送速度を変速するように構成したことを特徴とする請求項1記載のコンバインの搬送伝動機構。 【請求項3】 前記後側株元搬送装置17の後部と前記引継搬送装置76の前部は側面視重なり合う構成としたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のコンバインの搬送伝動機構。 【請求項4】 前記引継搬送装置76の入力駆動は、該引継搬送装置76の後部へ入力駆動するように構成すると共に、前記穀稈供給装置30の入力駆動は、該穀稈供給装置30の後部へ入力駆動するように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載のコンバインの搬送伝動機構。 【請求項5】 エンジン43からの動力は無段主変速装置45を介してギヤケース56へと入力し、該ギヤケース56から前記引継搬送装置76と刈取部4へ動力伝達するように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載のコンバインの搬送伝動機構。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、コンバインの搬送伝動機構に係るものである。 【0002】 【従来技術】従来公知の実公昭59−2246号公報には、エンジンAと、無段主変速装置Bと、(刈取部変速装置は存在しない)走行装置Cと、圃場の穀稈を刈取る刈取部Dと、穀稈供給装置を有する脱穀室と、刈取部Dと穀稈供給装置との間に設けた後側株元搬送装置および後側穂先搬送装置Eと、引継搬送装置Fとを持つものにおいて、走行装置Cと刈取部Dと搬送装置Eと引継搬送装置Fとの動力伝動構成を、エンジンAから無段主変速装置Bを経て走行装置Cと刈取部Dと後側株元搬送装置と後側穂先搬送装置Eと引継搬送装置Fとにそれぞれ動力伝達されるように構成したコンバインの搬送伝動機構について記載されている(図2)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記公知例においては、刈取った穀稈を後側株元搬送装置と後側穂先搬送装置Eから引継搬送装置Fを経由して脱穀装置の穀稈供給装置へと引継ぎ搬送する際に、穀稈がスムーズに搬送されず、稈こぼれ等が発生して穀稈の搬送姿勢が乱れていた。 【0004】 【発明の目的】本発明は、刈取った穀稈をスムーズに脱穀装置の穀稈供給装置へと搬送しようとするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】よって、請求項1記載の発明においては、走行装置2を有する機体フレーム1の上方に脱穀装置3を設け、前記機体フレーム1の前方に刈取部4を設け、該刈取部4の後側には刈取部4で刈取った穀稈を後方に向かって搬送する後側株元搬送装置17と後側穂先搬送装置18とを設け、該後側株元搬送装置17と後側穂先搬送装置18の後側左側方には前記脱穀装置3の穀稈供給装置30へ穀稈を搬送する引継搬送装置76を設けたことを特徴とするコンバインの搬送伝動機構としたものである。請求項2記載の発明においては、前記後側株元搬送装置17と後側穂先搬送装置18の搬送速度の変速に関連して、前記引継搬送装置76の搬送速度を変速するように構成したことを特徴とする請求項1記載のコンバインの搬送伝動機構としたものである。請求項3記載の発明においては、前記後側搬送装置17の後部と前記引継搬送装置76の前部は側面視重なり合う構成としたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のコンバインの搬送伝動機構としたものである。請求項4記載の発明においては、前記引継搬送装置76の入力駆動は、該引継搬送装置76の後部へ入力駆動するように構成すると共に、前記穀稈供給装置30の入力駆動は、該穀稈供給装置30の後部へ入力駆動するように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載のコンバインの搬送伝動機構としたものである。請求項5記載の発明においては、エンジン43からの動力は無段主変速装置45を介してギヤケース56へと入力し、該ギヤケース56から前記引継搬送装置76と刈取部4へ動力伝達するように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載のコンバインの搬送伝動機構としたものである。 【0006】 【実施例】本発明の一実施例を図により説明すると、1はコンバインの機体フレーム、2は機体フレーム1の下方に設けた走行装置、3は機体フレーム1の上方に設けた脱穀装置、4は機体フレーム1の前方に設けた刈取部、5は前記刈取部4の分草体、6は引起装置、7は掻込装置、8は刈刃、9は前側株元搬送装置、10は前側穂先搬送装置、11は後側集束装置、12は刈取部フレームである。刈取部4は、刈取部フレーム12に支持パイプ13の下部を固定し、支持パイプ13の基部に固定の横筒14を機体側に設けた支持台15の上部に回動自在に取付ける。横筒14および支持パイプ13内のそれぞれには前記刈取部4に動力を伝達する伝動軸等を内蔵させている。16は刈取上下シリンダ、17は刈取部4で刈取った穀稈を後方の脱穀装置3に向かって搬送する後側株元搬送装置、18は後側穂先搬送装置であり、これらは、公知の構成で、前記後側株元搬送装置17は搬送チエン19と該搬送チエン19の近傍に対向させて設けた挾扼杆20とにより構成される。図示は省略するが、前記搬送チエン19は、案内レールと該案内レールを取付けたフレームに設けた縦軸回転の複数の案内ローラに掛け回され、前記フレームの基部を前記支持パイプ13の上部の横筒14側に回動自在に取付けることにより前記各前側株元搬送装置9および前側穂先搬送装置10の終端の引継点に臨む搬送チエン19の始端部が上下するようにし、もって前記脱穀装置3に供給する扱深さを調節自在に構成されている。21は扱深さ調節装置、22は稈長検出スイッチである。 【0007】前記後側穂先搬送装置18は搬送ラグ23を起伏自在に取付けたチエンをケース24内の縦軸回転の駆動機構に巻回し、ケース24の基部を支持パイプ13の上部の横筒14側に回動自在に取付ける。25は取付アーム、26は取付部材、27は前記後側穂先搬送装置18の案内ガイドである。30は前記脱穀装置3の脱穀室31に穀稈を供給する穀稈供給装置であり、供給搬送チエン32と挾扼杆33により構成される。挾扼杆33は脱穀装置3の上部カバー34の側縁に取付けられ、上部カバー34を上方に開放させるとこれに伴なって上動するようにしている。前記供給搬送チエン32は前後方向の案内レール35の始端部に設けた受動歯車36と終端部に設けた駆動歯車37との間に掛け回され、前記案内レール35の始端部側に設けた縦柱38の下部を支持フレーム39に回動自在に取付けている。即ち、穀稈供給装置30は、前記縦柱38を中心に終端部が側方に回動するように構成する。支持フレーム39は下部を前記機体フレーム1に固定し、上側は屈曲させて脱穀装置3の前板に固定する。40は側部カバーであり、側部カバー40は前記案内レール35側に取付けられ、側部カバー40と案内レール35は一体的に外側回動するように構成している。 【0008】43はエンジン、44は前記支持台15を取付けた前記走行装置2に動力を伝達するミッションケース、45はミッションケース44に設けた油圧式無段主変速装置、46は前記横筒14に設けた刈取部入力プーリであり、刈取部入力プーリ46には走行装置2のミッションケース44へ至る伝動経路とは分岐した油圧式無段主変速装置45からの伝動経路により回転が伝達され、走行装置2の走行速度と刈取部4の作業速度とを共に最適な速度に変速している。47はエンジン43のエンジン出力プーリ、48は油圧式無段主変速装置45に設けたエンジン出力受動プーリ、49はベルト、50は油圧式無段主変速装置45とミッションケース44の間に設けたギヤボックス、51は軸受、52はギヤボックス50と軸受51の間に設けた後述する刈取部変速装置、53、54はプーリ、55はベルト、56はギヤケース、57は刈取部出力プーリ、58はベルト、59は前記脱穀装置3へ出力する出力プーリである。 【0009】前記刈取部変速装置52は、ベルト62と駆動割プーリ63と受動割プーリ64とにより構成され、駆動割プーリ63および受動割プーリ64はそれぞれカム体65、66により幅を広狭に調節して有効直径を変更して無段変速するが、カム体65、66は互いに反対に作用するように構成し、それぞれにはアーム67を設け、各アーム67をロッド68により連結し、ロッド68をモータ69により移動するロッド70により移動させる。71はロッド70の基部に設けたコマ、72はコマ71を螺合させた前記モータ69により回転するネジ軸、73は前記コマ71の回り止めガイドである。刈取部変速装置52は走行装置2の走行速度に対して刈取部4の作業速度を独自に変速させ、倒伏穀稈の刈取作業のときは刈取部4の作業速度を早くさせる。なお、刈取部変速装置刈取部変速装置52により刈取部4の作業速度を独自に変更するだけでなく、前記ミッションケース44内の副変速装置により変速される走行装置2の走行速度に刈取部4の作業速度を対応させる構成とすることも可能である。そして、前記受動割プーリ64は、その回転軸74を一方向回転伝達クラッチ(ワンウェイクラッチ)75を介して軸受51に取付け、前記油圧式無段主変速装置45が逆回転を伝達するとき、この逆回転を刈取部4に伝達しないように構成している。 【0010】しかして、後側株元搬送装置17および後側穂先搬送装置18の終端部と前記穀稈供給装置30の搬送チエン32の始端部の間には引継搬送装置76を設ける。引継搬送装置76は前記支持フレーム39にチエン案内レール77の中間部を取付け、チエン案内レール77の前後両端に一対の横軸回転の受動歯車78、78を取付け、該受動歯車78、78に引継搬送チエン80を掛け回す。81は別途設けた案内歯車であり、テンション歯車を兼用する。そして、引継搬送チエン80には前記ギヤケース56より突出す回転軸82に固定の駆動歯車83を噛合わせる。したがって、引継搬送装置76の搬送速度も油圧式無段主変速装置45により走行装置2の走行速度と比例して変速され、また、前記刈取部変速装置52により刈取部4の作業速度に同調して変速される。なお、穀稈供給装置30は、エンジン43の一定回転が常時伝達されているので、搬送速度は一定である。しかして、前記引継搬送チエン80の始端部は、後側株元搬送装置17の搬送チエン19の終端部下方に臨ませ、引継搬送チエン80の上方位置には案内ガイド85を設ける。案内ガイド85は、その始端部は後側株元搬送装置17および後側穂先搬送装置18の終端部近傍に臨ませ、終端部は引継搬送チエン80の始端部の上方に望ませ、かつ、引継搬送チエン80の始端部上方に位置する作用位置と、引継搬送チエン80の始端部上方より離れた退避位置との間移動自在に構成し、穀稈を案内するだけでなく、メンテナンスも容易に行えるようにしている。案内ガイド85は、具体的には、穀稈の搬送方向と平行(前後方向)の軸部材により形成し、案内ガイド85の始端部は穀稈の搬送方向と交差する方向に屈曲させて屈曲部に形成し、該屈曲部を前記後側穂先搬送装置18の案内ガイド27の取付部材26の終端部に回転自在かつ搬送方向と交差する方向に摺動自在に取付け、案内ガイド85は引継搬送チエン80の始端部上方に位置するようにバネにより付勢している。 【0011】図12は、前記刈取部4の作業速度と、後側株元搬送装置17と後側穂先搬送装置18および引継搬送装置76の搬送速度と、走行装置2の走行速度を制御する制御機構を示し、前記扱深さ調節装置21に設けた稈長検出スイッチ22と、前記ミッションケース44に設けた車速センサ86と、前記油圧式無段主変速装置45の主変速操作レバー87の位置検知センサ(ポテンショメータ)88と、刈取クラッチ操作レバー89の入切検知スイッチ90のそれぞれによりあつめられたデータにより前記刈取部変速装置52のモータ69を制御している。 【0012】また、穀稈供給装置30の搬送速度Aと、引継搬送装置76の搬送速度Bと、後側株元搬送装置17および後側穂先搬送装置18の搬送速度Cとは、A<B<Cの関係にすることもある。即ち、後側株元搬送装置17および後側穂先搬送装置18の搬送速度Cの最高速度と穀稈供給装置30の搬送速度A(一定速度)との中間付近に引継搬送装置76の搬送速度Bの最高速度を設定している。図中、92は扱胴、93は扱網、94は排藁搬送装置、95は脱穀装置3の後部に設けた結束装置またはカッタを有する排藁処理部、96はグレンタンク、97はロック装置である。 【0013】 【作用】次に作用を述べる。本発明は以上の構成であり、エンジン43を始動させると、この回転が油圧式無段主変速装置45に伝達され、運転席の操作レバー87の操作により油圧式無段主変速装置45が回転数を無段階に変速して走行装置2のミッションケース44に伝達して機体を前進させ、他方、ミッションケース44から刈取部入力プーリ46に伝達されて刈取部4の各部を作動させ、分草体5により分草し、分草された穀稈を引起装置6により引起し、引起した穀稈を掻込装置7により掻込みながら根元側を刈刃8により切断し、刈取られた穀稈の根元側は前側株元搬送装置9により穂先側は前側穂先搬送装置10により引継点まで搬送され、引継点まで搬送された穀稈の株元は後側株元搬送装置17の縦軸回転の歯車と回転する搬送チエン19と挾扼杆20により挾持搬送され、穂先側は案内ガイド27により案内されて後側穂先搬送装置18の搬送ラグ23により搬送される。 【0014】そして、後側株元搬送装置17および後側穂先搬送装置18の終端部で、横軸回転の受動歯車78に掛け回された引継搬送装置76の引継搬送チエン80と該引継搬送チエン80の上方の案内ガイド85の間に引継ぎ、引継搬送装置76は穀稈供給装置30の供給搬送チエン32に引継いて脱穀装置3の脱穀室31に供給し、回転する扱胴92により脱穀し、脱穀物を選別して機外に取出し、脱穀済の排藁は排藁搬送装置94により排藁処理部95に搬送して処理する。前記の場合、穀稈は後側株元搬送装置17および後側穂先搬送装置18の終端部では起立状態であるが、案内ガイド27により案内されて横倒しにされながら横軸回転の引継搬送チエン80に引継ぐので、穀稈の搬送姿勢の乱れがなく、そのまま、穀稈を横倒し状態の最終姿勢で穀稈供給装置30の供給搬送チエン32に引継ぐので、穀稈の落下を防止して引継を確実にする。また、引継搬送装置76が穀稈供給装置30の供給搬送チエン32と平行であって、かつ内側に位置しているから、側面視重合させることができて、引継が確実となるだけでなく、特に短穀稈の搬送が確実となる。また、引継搬送装置76の引継搬送チエン80の始端部は、後側株元搬送装置17の終端部下方に臨ませ、また、穀稈供給装置30の供給搬送チエン32の始端部は引継搬送チエン80の終端部下方に臨ませているから、各引継部における引継は良好に行われる。 【0015】前記引継搬送チエン80の駆動歯車83は、前後の受動歯車78の間の側部に設けたギヤケース56より突出する回転軸82に設けているから、駆動歯車83と前後の受動歯車78とのそれぞれの位置関係を正確に配置することができ、確実に作動させる。また、ギヤケース56の入力プーリ54の部分にクラッチ41を設けているので、刈取部4を停止させると引継搬送装置76も停止し、またスタートの同調もなされて引継が良好となり、穀稈の搬送姿勢も良好となる。また、ギヤケース56はステー42により脱穀装置3の前板に固定しているから、引継搬送装置76と後側株元搬送装置17および後側穂先搬送装置18と穀稈供給装置30との位置関係も固定でき、作動が確実となる。 【0016】そして、油圧式無段主変速装置45により走行装置2を停止させると刈取部4および引継搬送装置76は停止するので、作業が確実となり操作性が向上し、また、ミッションケース44内の副変速装置により機体を停止させたときは、油圧式無段主変速装置45から刈取部4および引継搬送装置76に回転を伝達しているので、刈取部4等により搬送途中の穀稈を脱穀装置3に供給できる。しかして、油圧式無段主変速装置45は逆回転をミッションケース44に伝達するが、刈取部変速装置52の受動割プーリ64は一方向回転伝達クラッチ75を介して軸受51に取付けた回転軸74取付けているので、刈取部4および引継搬送装置76等に逆回転が伝達されるのを防止している。このとき、回転軸74は軸受51に設けた一方向回転伝達クラッチ75に取付けているので、メンテナンスを容易に行なえる。 【0017】しかして、圃場の穀稈が倒伏状態の場合は、走行速度に対して刈取部4の作業速度が遅いと、充分に倒伏穀稈を引上げることができないことがあるが、刈取部変速装置52を作動させることにより刈取部4へ伝達する回転を上昇させると、確実に作業が行なえる。即ち、通常は、油圧式無段主変速装置45により走行装置2と刈取部4は比例して変速されるが、刈取部変速装置52により独自に刈取部4の作業速度と後側株元搬送装置17、後側穂先搬送装置18および株引継搬送装置76の搬送速度を変更して穀稈の状態に応じた作業速度を選択できる。 【0018】この場合、穀稈供給装置30の搬送速度Aと、引継搬送装置76の搬送速度Bと、後側株元搬送装置17および後側穂先搬送装置18の搬送速度Cとは、A<B<Cの関係にすると、後側株元搬送装置17および後側穂先搬送装置18から引継搬送装置76への引継ぎで減速され、引継搬送装置76から穀稈供給装置30への引継ぎで減速され、穀稈供給装置30に向けて搬送されるに従い穀稈の量が多くなって厚くなり、搬送速度も次第に遅くなるので搬送姿勢が良好となる。 【0019】しかして、前記穀稈供給装置30は、脱穀装置の上部カバー34を持ち上げて挾扼杆33を上動させて供給搬送チエン32の上面を開放し、次に、駆動歯車37への伝動の接続を外し、案内レール35の終端と機体側とを固定するロック装置97のロックを解除してから、縦柱38中心に案内レール35の終端部を外側回動させて、穀稈供給装置30および脱穀装置3の脱穀室31のメンテナンスを行なう。 【0020】 【効果】請求項1記載の発明においては、穀稈は後側株元搬送装置17と後側穂先搬送装置18から該後側株元搬送装置17と後側穂先搬送装置18の後側左側方に配置されている引継搬送装置76へとスムーズに搬送されていく。請求項2記載の発明においては、後側株元搬送装置17と後側穂先搬送装置18の搬送速度と引継搬送装置76の搬送速度との速度差を少なくすることにより、穀稈の引継ぎ搬送がスムーズになる。請求項3記載の発明においては、穀稈は後側株元搬送装置17の後部と引継搬送装置76との前部において、同時に搬送される部分があるので、安定して搬送されていく。請求項4記載の発明においては、引継搬送装置76の入力駆動は、該引継搬送装置76の後部へと入力する構成なので、引継搬送装置76の前方に存在する後側株元搬送装置17の配置に影響を与えない。また、脱穀装置3の穀稈供給装置30の入力駆動は、該穀稈供給装置30の後部へ入力する構成であるので、引継搬送装置76の配置に影響を与えない。請求項5記載の発明においては、一つのギヤケース56から引継搬送装置76と刈取部4へと動力伝達するように構成したので、伝動系が簡素に構成できて、重量の削減となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成4年9月9日(1992.9.9) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−188935(P2000−188935A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月11日(2000.7.11) |
| 【出願番号】 |
特願2000−37547(P2000−37547) |
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