| 【発明の名称】 |
竪型穀物乾燥貯蔵装置の構築工法及び竪型穀物乾燥貯蔵装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山本 惣一
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| 【要約】 |
【課題】基礎の敷設工事および敷設した基礎の上面に対する乾燥機本体の組付工事を簡略にし、かつ、基礎に組付けた乾燥機本体の底部の地震等による横揺れに対する耐震性を強固にしながら、この耐震性のための耐震構造が降雪時の積雪による錆付き腐食の防止構造となるようにする。
【解決手段】敷設した基礎の上面の所定場所に設置せる乾燥機本体の、多数のコルゲート板で形成している壁部材の裾部のまわりに、鉄筋コンクリートからなる補強壁を、前記壁部材を形成しているコルゲート板の外周面とそれの外周面側に環状に基礎上面に配設する仮枠との間に流し込むコンクリートにより壁部材の裾部および基礎と一体的に結合する状態に構築して、この環状の補強壁により乾燥機本体を基礎の上面に固定する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 敷設した基礎の上面の所定場所に設置せる乾燥機本体の、多数のコルゲート板で形成している壁部材の裾部のまわりに、鉄筋コンクリートからなる補強壁を、前記壁部材を形成しているコルゲート板の外周面とそれの外周面側に環状に基礎上面に配設する仮枠との間に流し込むコンクリートにより壁部材の裾部および基礎と一体的に結合する状態に構築して、この環状の補強壁により乾燥機本体を基礎の上面に固定することを特徴とする竪型穀物乾燥貯蔵装置の構築工法。 【請求項2】 敷設した基礎の上面の所定場所に設置せる乾燥機本体の、多数のコルゲート板で形成している壁部材の裾部のまわりに、鉄筋コンクリートからなる補強壁を、前記壁部材を形成しているコルゲート板の外周面とそれの外周面側に環状に基礎上面に配設する仮枠との間に流し込むコンクリートにより壁部材の裾部および基礎と一体的に結合する状態に構築してなる竪型穀物乾燥貯蔵装置。 【請求項3】 乾燥機本体の多数のコルゲート板よりなる壁部材の裾部のまわりに構築する鉄筋コンクリートよりなる環状の補強壁を、乾燥機本体の内部に棚設する通気性の床板の高さ位置を基準に、その床板の高さに略対応する高さに構築することを特徴とする請求項2記載の竪型穀物乾燥貯蔵装置。 【請求項4】 乾燥機本体の多数のコルゲート板よりなる壁部材の裾部のまわりに構築する鉄筋コンクリートよりなる環状の補強壁を、乾燥機本体の壁部材を組立てている多数のコルゲート板の最下段のコルゲート板の高さ位置を基準に、その最下段のコルゲート板を略覆い込む高さに構築することを特徴とする請求項2記載の竪型穀物乾燥貯蔵装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、穀物貯蔵装置の乾燥機本体を形成する乾燥貯蔵室を、多数のコルゲート板を継ぎ合わせて竪型の円筒状に形成する竪型穀物乾燥貯蔵装置の構築工法についての改良に関する。 【0002】 【従来の技術】穀物の乾燥貯蔵室aを竪型の円筒状に形成する竪型穀物乾燥貯蔵装置Aの構築手段は、通常、図1にあるように、野外の所望に設定した場所に、コンクリートの基礎1を敷設し、この基礎1の上に図2の如く竪型穀物乾燥貯蔵装置Aを構築するが、敷設する基礎1の上面には、構築しようとする竪型穀物乾燥貯蔵装置Aの乾燥貯蔵室aの底面に対応する部位に、その乾燥貯蔵室aの内法よりも小径の円盤状のコンクリート台10を、基礎1を敷設するときに同じ型枠により同時にコンクリートを流し込んで略30ミリ程度の厚さに形設しておく。 【0003】そして、この敷設した基礎1の上で、構築しようとする竪型穀物乾燥貯蔵装置Aの各部材の組立てを行ない、それらを順次組立てていくようにするが、まず、竪型穀物乾燥貯蔵装置Aの円筒状の乾燥貯蔵室aの壁部材を組立てる多数枚のコルゲート板2…のうちの、最上段を組立てるコルゲート板2…の組立てを行なう。 【0004】このコルゲート板2…の連結・組立ては、コルゲート板2…を、図8に示しているようにボルト穴20…が開設してある側縁をブチルゴム21を介装して重合して、前記ボルト穴20…に挿通するナイロンパツキング付きボルト22…による締付けで、図9にあるよう環状に組立てる。 【0005】次に、図4に示す如くこの組立てた最上段のコルゲート板2…の上に、傘状の屋根部材bを亜鉛引鉄板等の鋼材により組立てて組付ける。 【0006】次に、この屋根部材bを組付けた最上段のコルゲート板2…を、図5に示す如く、それに取付けておく吊金具3…によりクレーンBにより吊上げて、それの下方に、コルゲート板2の一段分の高さに対応する作業空間を形成して、ここで、図5に示す如く、吊上げた屋根部材bの下面の最上段のコルゲート板2…の下縁に、2段目のコルゲート板2…を吊下げるように接続し、同時に、周方向に順次連結するように継ぎ合わせる。 【0007】この組立てが終えたところで、屋根部材bごとクレーンBで、さらに、コルゲート板2…の一段分を吊上げて、同様の工程で、次段のコルゲート板2…を接続して組付け、これを繰返すことで、図7に示す如く、所定高さの円筒状の壁部材cを組立て、これの最下段のコルゲート板2…の下縁に、鋼板により断面アングル状に形成したベースアングル4…をパッキング付きボルト40により連結して、これらベースアングル4…が円筒状の壁部材cの下縁に環状に連続するようにし、さらに最下段のコルゲート板2…の外面側の裾部分には、図10および図11に示している如き形状のアンカー金具5…を、一枚のコルゲート板2に対して少なくとも2本づづの割合となるように配位して、パッキング付き連結ボルト40…により締着して組付ける。 【0008】次に、この組付けが終えたところで、クレーンBによる吊上げを降ろし、屋根部材bおよび壁部材cとで組立てた乾燥機本体A’を、それの壁部材cの下縁に設けたベースアングル4により基礎1の上面に据付けた状態とする。 【0009】次に、この状態において、本体の底面となる壁部材cの下縁に環状に設けたベースアングル4…が、基礎1の上面に設けたコンクリート台10の周縁に対し同心円状に位置するように位置合わせを行なって、所定位置に本体を配置し、アンカーボルト50…を基礎1に打ち込んで固定する。 【0010】次いで、本体の内側におけるベースアングル4の内面側とコンクリート台10との間に、図10にあるように浸水防止用のモルタルセメント11を詰め、本体の裾部の外面側に、図10・図11にあるように浸水防止用のシリコンコーキング12の詰め込みを行ない、さらに気密保持用のアスファルトセメント13で仕上げを行なって、乾燥機本体A’の据付工事を終了する。 【0011】次いで、この乾燥機本体A’の内部に、通気性の床板14・排出用のオーガー15・撹拌用のオーガー16・排出用のコンベア17・均分器18等を組付け、外部に昇降機19・送風機f等を組付けて、図2にあるように竪型穀物乾燥貯蔵装置Aの構築を完了する。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】上述の竪型穀物乾燥貯蔵装置Aの構築手段は、乾燥貯蔵室aの床板14の下方の空間を送風機fと通ずる導風路とし、ここには穀粒を装入しないことで、穀粒を乾燥貯蔵室a内に投入して貯蔵するときに、上方が重く下部が軽くなることにより、地震に際し、傾いたり下部に座屈を起すおそれがある。 【0013】また、積雪地では、屋根部材bの上に積る雪が周囲にずり落ちて、壁部材cの外周の裾部に堆積することで、亜鉛引鋼板等で形成するコルゲート板2…により組立てられるこの壁部材cの外周の裾部が長く雪に埋もれるようになって、壁部材cの基端部の錆付き、腐食の進行が早い問題がある。 【0014】また、基礎1の敷設に際し、それの上面に円盤状のコンクリート台10を成形することと、敷設した基礎1の上に、組立てた竪型穀物乾燥貯蔵装置Aの乾燥機本体を据付けた後に、それを、アンカー金具5…により基礎1に固定する工程、さらに、モルタルセメント11の詰め込み工程・シリコンコーキング12の詰め込み工程・アスファルトセメント13による仕上げ工程を要することで、この乾燥機本体の組付け工事が面倒な問題がある。 【0015】本発明は、この従前の竪型穀物乾燥貯蔵装置の構築手段に生じている上述の問題を解消せしめるためになされたものであって、基礎の敷設工事および敷設した基礎の上面に対する乾燥機本体の組付工事を簡略にし、かつ、基礎に組付けた乾燥機本体の底部の地震等による横揺れに対する耐震性を強固にしながら、この耐震性のための耐震構造が降雪時の積雪による錆付き腐食の防止構造となるようにし、さらに、このための耐震構造を安価に施工し得る新たな手段を提供することを目的とする。 【0016】 【課題を解決するための手段】そして、本発明においては、この目的を達成するための手段として、敷設した基礎の上面の所定場所に設置せる乾燥機本体の、多数のコルゲート板で形成している壁部材の裾部のまわりに、鉄筋コンクリートからなる補強壁を、前記壁部材を形成しているコルゲート板の外周面とそれの外周面側に環状に基礎上面に配設する仮枠との間に流し込むコンクリートにより壁部材の裾部および基礎と一体的に結合する状態に構築して、この環状の補強壁により乾燥機本体を基礎の上面に固定することを特徴とする竪型穀物乾燥貯蔵装置の構築工法を提起するとともに、敷設した基礎の上面の所定場所に設置せる乾燥機本体の、多数のコルゲート板で形成している壁部材の裾部のまわりに、鉄筋コンクリートからなる補強壁を、前記壁部材を形成しているコルゲート板の外周面とそれの外周面側に環状に基礎上面に配設する仮枠との間に流し込むコンクリートにより壁部材の裾部および基礎と一体的に結合する状態に構築してなる竪型穀物乾燥貯蔵装置の構築工法を提起するものである。 【0017】 【発明の実施の形態】本発明手段においては、竪型穀物乾燥貯蔵装置を設置しようとする屋外の所定の場所に、コンクリートの打込みにより基礎を敷設するが、その敷設する基礎は、それの上面に円盤状のコンクリート台が突出するように成形することを要さず、上面を平面に仕上げてよい。しかし、この基礎の上面側には、内部に配設する鉄筋と連結する鉄筋の一部を、構築しようとする竪型穀物乾燥貯蔵装置の設置位置を取り囲む部位にアンカーボルトとして突出させておくか、基礎の敷設を終えた後に、所定位置にドリルで穴をあけてそこにアンカーボルトを打込んで植立させておく。 【0018】この基礎の上面に構築する竪型穀物乾燥貯蔵装置の乾燥機本体の組立ては、敷設した基礎の上面を作業場として、そこで行なうこと、および、乾燥機本体の壁部材を組立てる多数のコルゲート板のうちの、最上段のコルゲート板を、まず、基礎の上で連結して環状に組立て、それの上に、屋根部材を組立てて組付け、これを、クレーンにより吊上げて、順次、次段、次々段のコルゲート板を連結して組付け、これにより、コルゲート板で形成される壁部材が所定の高さとなる乾燥機本体を組立てることについては、従前手段と同様の工法により行なってよい。 【0019】しかし、このコルゲート板を連結して組立てる乾燥機本体の壁部材には、それの裾部に形成するコルゲート板には、それを周方向に順次継ぎ合わせて、ボルト穴に挿通する連結ボルトにより連結するときの、その連結ボルトに継ぎナットを用いてねじ杆を継ぎ足すか、別にねじ杆を植立することで、放射方向に所定長さ(略120ミリ)に突出するねじ杆を設けておく。 【0020】また、組立てた乾燥機本体の壁部材の下縁には、断面アングル状で一定の長さに連続する円弧状のベースアングルを、順次周方向に連続させて取付け、乾燥機本体の底部に、環状のベースアングル座板状に存在するようにすることも従来通りでよいが、このベースアングルは、大型の竪型穀物乾燥貯蔵装置を構築する場合を除いて、省略してよい。 【0021】そして、この組立てた乾燥機本体は、敷設した基礎の上面に降ろし、所定位置に位置合わせして設置したところで基礎の上面に固定するが、その固定は、乾燥機本体の壁部材の裾部のコルゲート板の外面側に植設しておくねじ杆の長手方向の中間部位を、前述の基礎の上面に植立させてあるアンカーボルトに熔接して壁部材の裾部を囲う高さに立上げその壁部材の裾部の周囲に配設した鉄筋よりなる配筋に、熔接または結縛して仮止めする。また、その壁部材の裾部の周囲に配設した配筋には、水平な方向の鉄筋を、所定のピッチで結縛して、所定のメッシュの鉄筋網に組上げ、前述の壁部材の裾部のコルゲート板の外面側に突出するよう植設したねじ杆の突出端側を、この鉄金網よりさらに外周側に突出させ、これを利用して仮枠を組付けるか、別に仮枠組付用のねじ杆をコルゲート板の外面側に設けて、それに仮枠を組付け保持させて、壁部材の裾部を環状に取り囲む仮枠を基礎の上面に立設し、この環状の仮枠と壁部材の裾部のコルゲート板の外面との間に、コンクリートを流し込んで、それの固結後に、仮枠を外して、前述の鉄金網を鉄筋として壁部材の裾部のコルゲート板および基礎と一体的に結合するコンクリートの補強壁を装設するようにし、これにより、乾燥機本体を基礎の上面に固定構築する。 【0022】この乾燥機本体の壁部材の裾部のまわりに構築する鉄筋コンクリートの補強壁の高さは、乾燥機本体の内部に棚設する通気性の床板の高さ位置を基準として、その床板の高さと略対応する高さに設定し、これにより、その床板の下方に形成される導風路の周囲をそっくり囲い込むようにすることが、乾燥機本体の壁部材の裾部を補強する上において望ましい。 【0023】しかし、乾燥機本体の壁部材を組立てる多数のコルゲート板のうちの最下段のコルゲート板の高さを基準として、この補強壁の高さを設定し、最下段のコルゲート板を略覆い込む高さにこの補強壁を構築してよく、このようにすることで、施工を簡略化し得るようになる。 【0024】 【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については同一の符号を用いるものとする。 【0025】図12は、本発明により基礎1の上に構築した竪型穀物乾燥貯蔵装置Aの一部破断した正面図、図13は同上の一部省略した側面図、図14は同上の一部破断した平面図で、同図において、1は基礎、A’は乾燥機本体、bはそれの屋根部材、cは多数のコルゲート板2…を連結して組立てた壁部材、wは壁部材cの裾部の外周を取り囲むように設けたコンクリートの補強壁、kは付設する送風機fを囲う送風機室の小屋を示す。 【0026】基礎1は、屋外の所定の場所に、コンクリートを打込んで成形する通常の基礎であり、それの上面は、送風機室の小屋kの構築場所までを含めて平らに形成してある。 【0027】このコンクリートの打込みにより敷設する基礎1の上面で、構築しようとする竪型穀物乾燥貯蔵装置Aの乾燥機本体A’を設置すべき場所の周囲には、図15にあるように、基礎1内に配設する鉄筋60…に基端側を熔接または針金による結縛で連結して、打込んだ基礎コンクリート61と一体的に連結する鉄筋60の上端側が、アンカー6…として立上げてあり、このアンカー6…が、乾燥機本体A’を設置すべき場所の周囲に環状に配列して突出するようにしてある。 【0028】この基礎1の上面に構築する竪型穀物乾燥貯蔵装置Aの組立ては、従来と同様に、まず、乾燥機本体A’の壁部材cの最上段のコルゲート板2…を、基礎1の上面を作業場としてそこで組立て、その組立てた最上段のコルゲート板2…の上部に、屋根部材bを組付け、それらを、クレーンBにより吊上げて、順次次段、次々段のコルゲート板2を連結して、乾燥機本体A’に組立てることで行ない、これに各種機器を組付けていくことについては、前述の図3乃至図8に示す従前手段と同様であるが、組立てた竪型穀物乾燥貯蔵装置Aの乾燥機本体A’の壁部材cを構成するコルゲート板2…のうちの、少なくとも最下段のコルゲート板2…には、それらコルゲート板2…の側縁の重合部位を連結する連結ボルト40を利用するか、別に、コルゲート板2に植設することで、多数のねじ杆7…が、外面側に突出するようにしておく。 【0029】この基礎1の上面において組立てた乾燥機本体A’の固定は、この組立てた乾燥機本体A’を基礎1の上面の所定位置に配置し、それの壁部材cの底部の外周に、略最下段のコルゲート板2の高さの鉄筋網8を基礎1上面に植設しておくアンカー6およびねじ杆7…と連結して環状に立設するとともにそれの外周側に仮枠9を環状に設置し、その仮枠9とコルゲート板2の外面との間に流し込むコンクリート61によって、壁部材cの底部を一体に取り囲む鉄筋コンクリートの補強壁wを環状に構築し、これにより固定することで行なう。 【0030】図15は、このように基礎1の上面に構築する鉄筋コンクリートの補強壁wの一部で、同図において1は一部だけを示しているが屋外の所定場所に敷設した基礎、60はその基礎1の内部に配設した鉄筋、6はその鉄筋60に基端側を熔接または針金による結縛で連結して上端側を打込んだコンクリート材61の上面に突出するよう基礎1に植設するアンカーである。 【0031】また、2は組立てた乾燥機本体A’の壁部材cの最下段のコルゲート板、2’はこれに下端縁を接続した2段目のコルゲート板、40はコルゲート板2…の側縁の重合部位を閉じ合わせる連結ボルト、7はこの連結ボルト40に図16にあるよう継ぎナット70を用いて接続したねじ杆である。 【0032】また、8は、基礎1の上面に植立せるアンカー6…に、下端側を連結して基礎1の上面の所定位置に据付けた乾燥機本体A’の裾部の外周を環状に取り囲むよう立設した鉄筋網、80はその鉄筋網8の縦杆、81は…その鉄筋網8の横杆である。 【0033】また、9は前記鉄筋網8の外周側に配位して基礎1の上面に設置した環状の仮枠、71は図16にあるように、前述のねじ杆7の先端部に螺合した樹脂製の雌ねじ72に対し仮枠9の外側から螺合した仮枠保持用のねじ杆よりなるホームタイ、73…はこのホームタイ72により仮枠9の外面側に締付けられるパイプである。 【0034】補強壁wは、上述の鉄筋網8を立設し、それの外側に仮枠9を設けて、その仮枠9と乾燥機本体A’の壁部材cを形成するコルゲート板2の外面との間にコンクリート61を流し込み、それが固結したところで仮枠9を外すことにより、前記コルゲート板2の外周面および基礎1の上面とに一体的に連結する状態として構築する。 【0035】この補強壁wを鉄筋コンクリートで構築する際、それの内部に配設する鉄筋網8の下端側と連結させるように基礎1の上面に植立させておくアンカー6…は、基礎1の敷設を終えて、それの上面の所定位置への乾燥機本体A’の据付けが終えた後に、その乾燥機本体7の壁部材cの裾部のまわりの基礎1上面の所定位置に、ドリルで穴をあけ、そこに、鉄筋またはアンカーボルトを打込んで、それによりアンカー6とし、それにて鉄筋網8を連結するようにする場合がある。 【0036】 【発明の効果】以上説明したように、本発明による竪型穀物乾燥貯蔵装置の構築手段は、敷設した基礎の上面の所定場所に設置せる乾燥機本体の多数のコルゲート板を連結して組立てる壁部材の裾部のまわりに、鉄筋コンクリートからなる補強壁を、前記コルゲート板の外周面とそれの外周面側に環状に配設する仮枠との間に流し込むコンクリートにより壁部材の裾部および基礎と一体的に結合する状態に構築して、この環状の補強壁により乾燥機本体を基礎の上面に固定するようにしているのだから、乾燥機本体のコルゲート板よりなる壁部材の裾部が、鉄筋コンクリートよりなる補強壁でそっくり囲われ、かつ、その補強壁により壁部材と基礎とを一体に連結させた状態となって構築されることになり、地震等の横揺れに対して強固に支持され、また、積雪地において、屋根部材からずり落ちた雪が堆積する乾燥機本体の壁部材の裾部のまわりが、この補強壁により堆積する雪から遮断されて、積雪による鋼板のコルゲート板からなる壁部材の錆付き腐食の進行を防止し得るようになる。 【0037】そして、この鉄筋コンクリートよりなる補強壁は、乾燥機本体の壁部材を形成するコルゲート板の外面を一方の仮枠とし、これの外周に立設する仮枠との間にコンクリートを流し込むことで構築することから、施工工事も簡単になり基礎の施工工事および乾燥機本体の据付け工事を安価にし得るようになる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000144898 【氏名又は名称】株式会社山本製作所
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| 【出願日】 |
平成10年11月27日(1998.11.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100065053 【弁理士】 【氏名又は名称】新関 和郎
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| 【公開番号】 |
特開2000−157040(P2000−157040A) |
| 【公開日】 |
平成12年6月13日(2000.6.13) |
| 【出願番号】 |
特願平10−353912 |
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