| 【発明の名称】 |
コンバインのグレンタンク |
| 【発明者】 |
【氏名】河野 健治
|
| 【要約】 |
【課題】グレンタンクを脱穀装置の揚穀機に着脱する形態では、構成が煩雑化していた。本発明はこれを解決する。
【解決手段】車台8上に搭載された脱穀装置1で脱穀された穀粒を揚穀機2で揚穀してグレンタンク3に収容できるよう構成したコンバインにおいて、グレンタンク3を、その上部一側に揚穀機2の排出口14と連通する供給口16を有すると共にその底面を開放して合成樹脂材によって成形して設ける。そして、該グレンタンク3を、前後方向の螺旋20を有して車台8上面に取付けられる下部タンク21に重合嵌合させ、着脱具4によって揚穀機2の排出口14部に引きつけて固定することができるように構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車台8上に搭載された脱穀装置1で脱穀された穀粒を揚穀機2で揚穀してグレンタンク3に収容できるよう構成したコンバインにおいて、前記グレンタンク3を、その上部一側に揚穀機2の排出口14と連通する供給口16を有すると共にその底面を開放して合成樹脂材によって成形して設け、該グレンタンク3を、前後方向の螺旋20を有して車台8上面に取付けられる下部タンク21に重合嵌合させ、着脱具4によって揚穀機2の排出口14部に引きつけて固定することができるように構成したコンバインのグレンタンク。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、コンバインのグレンタンクに関する。 【0002】 【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】グレンタンクを脱穀装置の揚穀機に着脱する形態では、構成が煩雑化していた。 【0003】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解決するために、つぎの技術的手段を講じた。すなわち、車台8上に搭載された脱穀装置1で脱穀された穀粒を揚穀機2で揚穀してグレンタンク3に収容できるよう構成したコンバインにおいて、前記グレンタンク3を、その上部一側に揚穀機2の排出口14と連通する供給口16を有すると共にその底面を開放して合成樹脂材によって成形して設け、該グレンタンク3を、前後方向の螺旋20を有して車台8上面に取付けられる下部タンク21に重合嵌合させ、着脱具4によって揚穀機2の排出口14部に引きつけて固定することができるように構成したコンバインのグレンタンクとしたものである。 【0004】 【発明の効果】以上のように、本発明は、車台8上に搭載された脱穀装置1で脱穀された穀粒を揚穀機2で揚穀してグレンタンク3に収容できるよう構成したコンバインにおいて、前記グレンタンク3を、その上部一側に揚穀機2の排出口14と連通する供給口16を有すると共にその底面を開放して合成樹脂材によって成形して設け、該グレンタンク3を、前後方向の螺旋20を有して車台8上面に取付けられる下部タンク21に重合嵌合させ、着脱具4によって揚穀機2の排出口14部に引きつけて固定することができるように構成したコンバインのグレンタンクとしたので、コンバインの脱穀装置1における揚穀機2にグレンタンク3を取付けて着脱具4で連結固定する際、グレンタンク3を揚穀機2の排出口14部に引きつけて固定することができ、上述の従来技術の課題を解決することができる。 【0005】 【発明の実施の形態】コンバインは、クロ−ラ7を有した車台8上に自動送込形態の脱穀装置1を搭載し、この前側に、穀稈を刈取る刈取装置9、及びこの刈取られた穀稈を搬送して脱穀装置1のフィ−ドチェン10へ供給する穀稈搬送装置11等を設け、これら穀稈搬送装置11及び脱穀装置1の横側に操縦装置12、操縦席13、及びグレンタンク3等を配置し、脱穀装置1で脱穀された穀粒を揚穀機2で揚穀してグレンタンク3に収容できる。 【0006】前記揚穀機2は、脱穀装置1の脱穀選別された穀粒を取出す螺旋を揚穀筒内に設けたもので、上端のグレンタンク3側へ向けて揚穀粒を排出する排出口14を設けている。この揚穀機2は鋼材から構成され、脱穀装置1の機体、及び車台8等を経て、バッテリ−15の(−)極に連結している。 【0007】前記グレンタンク3は、絶縁性の合成樹脂材によって成形され、上部一側には前記揚穀機2の排出口14と連通する供給口16を有し、上部内側には穀粒の収容満杯を検出する満杯センサを電気器具5の一実施例として有し、ブラケット17で取付けられる。この電気器具5のア−ス線6をグレンタンク3内面に沿わせて、上面に設ける着脱具4に連結している。又、(+)側のリ−ド線18がグレンタンク3の外側に取出されてコネクタ19によりバッテリ−15の(+)極に連結される。 【0008】前記グレンタンク3の底面は開放されていて、前後方向の螺旋20を有して車台8上面に取付けられる下部タンク21上に重合嵌合させることができる。この下部タンク21の後側には、螺旋20の回転によって取出される穀粒を揚送するたてオ−ガ22を設け、このたてオ−ガ22の上端に連設して上下乃至旋回自在の横オ−ガ23を設けて、グレンタンク3に収容された穀粒を外方へ搬出できる。 【0009】24はオ−ガ受けで、前記揚穀機2上に設けられ、前記横オ−ガ23の収納姿勢位置に支持する。着脱具4は、パッチン錠形態でこのオ−ガ受け24とグレンタンク3上面との間に設けられる。オ−ガ受け24にはフック25を固定し、このフック24に係合しうるル−プ状のリングフック27を、グレンタンク3に対して起伏回動操作自在のレバ−26に設け、このレバ−26をグレンタンク3面に倒すことによって、リングフック27を引きつけて、グレンタンク3を揚穀機2の排出口14部に引きつけて固定することができる。又、このレバ−26を上方へ起すとリングフック27の引き付けが緩んで、グレンタンク3の供給口16部を排出口14部から外すことができる。これら着脱具4は鋼製の通電しうる構成で、前記グレンタンク3内面のア−ス線6と連結し、揚穀機2等を経てバッテリ−15の(−)極へア−スしている。 【0010】図4において、上例と異なる点は、前記満杯センサである電気器具5、及びリ−ド線28を、揚穀機2上端部の排出口14からグレンタンク3内への穀粒投入方向Aとは反対の側の内側壁29に取付ける。29はこの外側に設けたカプラ−で、コンバイン本体側のリ−ド線のコネクタ−を差込むことができる。30は跳出羽根で、揚穀機2の螺旋軸31の上端に設けられ、揚穀粒をグレンタンク3内へ跳ね出す。これによって電気器具5やリ−ド線等の跳ね出しによる摩擦損傷を防止できる。 【0011】図5において、上例と異なる点は、前記グレンタンク3の電気器具5のリ−ド線カプラ−29を、前側の操縦席13側のグレンタンク3に設け、操縦席13後側のエンジンカバ−32部に設けられるリ−ド線33のコネクタ−34を接続、分離しうる構成とし、グレンタンク3の着脱時のコネクタ−34の接続、分離を行い易くする。 【0012】図6において、上例と異なる点は、前記満杯センサの如き電気器具5のリ−ド線28を、グレンタンク3の内壁面に突出形成したリブ突条35の下側に沿って配設したもので、グレンタンク3内穀粒の衝突による摩擦損傷を少くする。 【0013】図7において、上例と異なる点は、グレンタンク3の断面形状を、上部では薄くB1し、下部では厚くB2としたもので、剛性を高めると共に重量を軽量化する。36は補強リブで、グレンタンク3の周面を内側に窪ませたもので、剛性を図る。グレンタンク3の割型成形の割面Bよりも揚穀機2側には上下に複数の補強リブ37を配置している。 【0014】図8において、上例と異なる点は、前記グレンタンク3の供給口16の周縁部にゴム材等からなるシ−ル38を嵌合させて取付け、前記揚穀機2の排出口14との連結性を良くする。又、この供給口16部と対向するグレンタンク3の外側上部にはハンドル39を設け、この上部グレンタンク3をこれら供給口16とハンドル39とに両手をかけて持運びし易い構成とし、前記下部タンク21上に対する着脱等を行い易くする。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
|
| 【出願日】 |
平成7年10月31日(1995.10.31) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2000−83461(P2000−83461A) |
| 【公開日】 |
平成12年3月28日(2000.3.28) |
| 【出願番号】 |
特願平11−296795 |
|