| 【発明の名称】 |
収穫機における排藁処理装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】立花 俊彦
【氏名】白石 博昭
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| 【要約】 |
【課題】排藁処理をする場合、地域によっては、腐食が十分でないばために事後処理に手間を要することがある。
【解決手段】脱穀装置1の扱室2で処理作用を受けた排藁を搬送する排藁搬送装置3と、該排藁搬送装置3で搬送されてきた排藁の形状を変形する外面に凹凸を有する円筒状の回転ロ−ルからなる変形装置4とを設け、該変形装置4から排藁切断装置5に送りこまれる排藁に腐食剤促進供給装置25のタンク26に収容している腐食促進剤を供給する構成とした収穫機における排藁処理装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 脱穀装置1の扱室2で処理作用を受けた排藁を搬送する排藁搬送装置3と、該排藁搬送装置3で搬送されてきた排藁の形状を変形する変形装置4とを設け、該変形装置4から排藁切断装置5に送りこまれる排藁に腐食促進剤を供給する構成とした収穫機における排藁処理装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、圃場の穀稈を刈取部で刈り取り、その後、切断する収穫機に関する。 【0002】 【従来の技術】排藁切断装置で切断した後に圃場に散布した切断藁に腐食剤を供給する構成である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、このような構成では、地域によっては、腐食が十分でないばために事後処理に手間を要することがある。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、このような課題を解決するものであって、つぎのような技術的手段を講じた。すなわち、脱穀装置1の扱室2で処理作用を受けた排藁を搬送する排藁搬送装置3と、該排藁搬送装置3で搬送されてきた排藁の形状を変形する変形装置4とを設け、該変形装置4から排藁切断装置5に送りこまれる排藁に腐食促進剤を供給する構成とした収穫機における排藁処理装置とする。 【0005】 【作用】運転者は運転部の座席に座り、スイッチやレバ−等を操作して機体を移動させ、作業を開始すると、収穫機がコンバインであれば、脱穀装置1の扱室2で脱穀処理を受けた後、排藁搬送装置3によって搬送された排藁は変形装置4によって変形され、つづいて腐食促進剤が供給されて排藁切断装置5によって短く切断される。 【0006】 【効果】変形された排藁に腐食促進剤を供給して切断するので、藁の切断が容易になると共に切断藁の腐食を促進することができ、土壌の活性化を図れ、積雪地域などにおいて有効である。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、その構成について説明すると、収穫機(実施例では、コンバイン)6は、機体の前進方向に向かって、左右方向に所定の間隔を置いて配置した走行装置(クロ−ラ型であるが、車輪又は車輪とクロ−ラとの組合わせによる構成としてもよい)7を具備する車台の前部に油圧式の昇降手段によって昇降自在に刈取部8を設け、該刈取部8の後方で車台の左側部に脱穀装置1を設け、該脱穀装置1の右側部にグレンタンク9を設け、該グレンタンク9と刈取部3との間の空間部に運転部1を設け、前記脱穀装置8の後側部に横方向に多数の切断刃を回転可能に設けた排藁切断装置(実施例では排藁切断装置であるが、排藁結束装置、排藁収束装置との組み合わせでもよい)5を設けている。 【0008】刈取部8は左右横方向に複数個配置した分草体10と、後方斜め上方に移動する引き起こしラグを有し横方向に複数個配置した引き起こし装置11と、バリカン型の刈取装置12と、刈取った穀稈を後方上方に搬送する穀稈搬送装置13とを一体に構成している。なお、刈取部8の横方向への移動手段は、公知の手段と同様で詳細な説明を省略するが、横移動駆動手段(実施例では正逆転モ−タ)及びこの横移動駆動手段により作動するねじ軸、ギヤ等の作動機構により行う構成である。 【0009】脱穀装置1は上側に挟扼杆14aを、下側にフィ−ドチェン14bを設けており、機体の進行方向に回転する穀稈自動送り込み装置14を一側部に有し、前記刈取部3が搬送してきた穀稈の株元部を挟持後搬送して穂先部を扱室2の中に送り込み脱穀する自脱型の構成である。排藁搬送装置5は回転可能に設けた前後一対の回転輪体(一方を伝動機構を介して駆動する構成としている)に巻き掛けた無端のチェン15とチェン15の下側に設けた挟持杆16とを具備し、扱室2で処理された排藁を挟持して後方に搬送する。 【0010】変形装置4は外面に凹凸部を有し、回転可能に設けると共に横幅が前記排藁切断装置5の横幅よりも小さい円筒形状の回転ロ−ラ17,17を具備しており、前記排藁搬送装置5の搬送終端の近くで且つ排藁切断装置5の切断開始側の近くに位置している。運転部18は作業者が座る座席19や、右側部に機体の操向及び刈取部8の昇降を行う操作レバ−20、エンジンを起動するエンジンスイッチ21、機体の進行速度の変速を操作する主変速レバ−22、刈取部8や脱穀装置1の駆動・停止を操作する刈取・脱穀レバ−23等を設けている。 【0011】グレンタンク9に貯留している穀粒は、縦及び横の排出オ−ガ24を介して機外に排出する構成としている。腐食促進剤供給装置25は、腐食剤を収容するタンク26と腐食促進剤を圧送するポンプ27と電磁弁28を備えており、脱穀装置1又は固定の機枠に取り付けたフレ−ム29に着脱自在に設けている。 【0012】なお、該ポンプ27は常時駆動しており、マイクロコンピュ−タのCPU(演算制御部、図示せず)から駆動指令信号を受けた電磁弁28が所定時間置きに入り切りし、排藁搬送装置5と変形装置4との間で且つ排藁の長手方向に所定間隔置きに複数個設けたノズル30から噴射する構成としている。また、CPUからの駆動指令信号は排藁の移送経路に設けた排藁検出手段が排藁を検出したときに出力する構成としてもよい。 【0013】つぎに、その作用について説明する。まず、運転者は運転部18の座席部19に座り、駐車ブレ−キペダルを踏み込んでエンジンスイッチ21を入りしてエンジンを起動すると、エンジンから出力された動力は伝動機構を介して機体の回転各部に伝動される。そして、スロットルレバ−を回動してエンジンを所定回転数に選択すると共に、刈取・脱穀レバ−23を操作して脱穀装置1、刈取部8を駆動すると、機械条件等が計器パネル(図示せず)の各表示具に表示される。 【0014】収穫作業の準備を終えると、駐車ブレ−キペダルの踏み込みを解除し、つづいて主変速レバ−22を前側に回動して機体を前進させると共に操作レバ−20を前後方向に傾倒して刈取部8の高さを決める。そして、操作レバ−20を左側に倒すと、走行装置7の左側の駆動軸に取り付けた駆動スプロケットの回転は停止し、一方右側の駆動スプロケットは回転状態にあって、機体を左側に変更する。 【0015】操作レバ−20を右側に倒すと、走行装置7の右側の駆動軸に取り付けた駆動スプロケットの回転は停止し、一方左側の駆動スプロケットは回転状態にあって、機体を右側に変更する。このような、操作レバ−20の操作によって、分草体を所定の条間に合わせると、引き起こし装置11の引き起こしラグで引き起こされた穀稈の株元部は、刈取装置12によって切断された後、穀稈搬送装置13によって後方上方に搬送される。 【0016】そして、搬送終端部に到達した穀稈は穀稈自動送り込み装置14の挟扼杆14aとフィ−ドチェン14bとで挟持されて後方に搬送されるが、この間、穀稈の穂部はその途中で脱穀装置1の扱室2に送り込まれて脱穀処理される。そして、脱穀処理された排藁は排藁搬送装置3に引き継がれて後方の変形装置4に向けて搬送され、その後、該変形装置4の外面に形成した凹凸部で形状を崩され、そして、排藁切断装置5によって短く切断され、圃場に、あるいは圃場の特定場所、例えば、圃場の角部に排出される。 【0017】この変形・切断作用の工程において、変形装置4で変形作用を受けた排藁は、排藁切断装置5に至る間に、腐食促進剤供給装置25のタンク26に収容され、ポンプ27によって電磁弁28を介して各ノズル30から間歇的に噴射された腐食促進剤を浴びる。 その後、タンク内の穀粒が満杯になると、運転者は収穫作業を中断して、例えばコンバイン6を畦の近くに移動させる。そして、作業者は運転部18の排出オ−ガ旋回具を操作すると、排出オ−ガ昇降装置は排出オ−ガ24を上昇し、起動したモ−タはギヤを介して揚穀筒を回動する。その後、排出オ−ガ24が目標位置に到達すると、作業者は排出オ−ガ旋回具の操作を停止する。 【0018】この時、排出オ−ガ24の排出口がトラック等の運搬車の荷台の上方に位置しておれば、排出クラッチを入りにする。すると、タンク内の穀粒は下部螺旋、揚穀螺旋、排出螺旋の回転により、ロアチュ−ブ、揚穀筒をその順に通って排出オ−ガ24の排出口から排出され荷台に収容される。 【0019】 【別実施例1】変形装置4は排藁切断装置5の下方に設け、腐食促進剤供給装置25の噴射口を変形装置4で変形された切断藁に噴射する構成としている。なお、腐食促進剤供給装置25の噴射口を変形装置4で変形する前の切断排藁に供給してもよい。この実施例においても、切断藁の腐食効果を高め得る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年8月28日(1998.8.28) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−69841(P2000−69841A) |
| 【公開日】 |
平成12年3月7日(2000.3.7) |
| 【出願番号】 |
特願平10−243593 |
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