| 【発明の名称】 |
コンベヤ型茶生葉管理装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】寺田 順一
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| 【要約】 |
【課題】無端輸送帯の幅が3000ミリ、4000ミリのような巾の広いコンベヤ型茶生葉管理装置を提供することを課題としている。
【解決手段】多数の細長い輸送板を並べて帯状となし、その両端を移送チェーンで結んで無端輸送帯を構成したコンベヤ型茶生葉管理装置において、細長い輸送板の中央部付近で、隣接する輸送板同志を、両端の移送チェーンのリンクプレートを連結しているピンと同じ回動軸上で、ピンによって、連結させるという手段をとる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 多数の細長い輸送板を並べて帯状となし、その両端を移送チェーンで結んで無端輸送帯を構成したコンベヤ型茶生葉管理装置において、細長い輸送板の中央部付近で、隣接する輸送板同志を、両端の移送チェーンのリンクプレートを連結しているピンと同じ回動軸上で、ピンによって、連結させることを特徴としたコンベヤ型茶生葉管理装置。 【請求項2】 細長い輸送板を長手方向に複数に分割し、分割部分に輸送板の移送チェーンの連結ピンと同じ回動軸上にピンを設けた接続金具を設け、接続金具を介して、左右に分割された輸送板を、一枚の細長い輸送板として組み付けると共に、接続金具のピンを介して、前後の輸送板と連結させたことを特徴としたコンベヤ型茶生葉管理装置。 【請求項3】 多数の細長い輸送板を帯状に並べ、輸送板の両端を移送チェーンで結んで無端輸送帯を構成したコンベヤ型茶生葉管理装置において、輸送帯中央付近にも移送チェーンを設け、この移送チェーンを駆動するスプロケットは、両端の移送チェーンのスプロケットと同軸に固着し、中央付近の移送チェーンと両端の移送チェーンの間に、輸送板を組み付けたことを特徴としたコンベヤ型茶生葉管理装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、摘採された茶生葉を、製茶加工に供するまでの間一時的に貯蔵する、コンベヤ型茶生葉管理装置に関するものであり、その保管する茶生葉の量を増やすため、コンベヤの巾を特に広くした広巾のコンベヤ型大容量茶生葉管理装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】コンベヤ型茶生葉管理装置としては、実公昭58−23227号に見られるように長尺な通気性のコンベヤ(無端輸送帯)上に、長手両側壁と受給端側壁を立設し、送出端は開放し、コンベヤ下部には風導を形成したものが開発され、その貯蔵床面を構成する無端輸送帯の輸送板については、実開昭57−187046号のようなものが実施されている。更に、大容量化を図るために、実公平5−36367のような考案がなされているが、実用化されてはいない。 【0003】 【発明が解決しようとしている課題】無端輸送帯を構成する輸送板は、これらを連結して駆動する移送チェーンのピッチに合わせ、150ミリまたは200ミリの巾のもので、長さは無端輸送帯の巾に合わせ、1800ミリ、2400ミリのものが用いられている。近年は、茶生葉の収容量を増やすため、無端輸送帯の巾が3000ミリ、4000ミリといった巾の広いものが要求されている。この場合、輸送板の長さも3000ミリ、4000ミリといった長いものとなる。無端輸送帯の巾を余り広くすると、輸送板はその両端を移送チェーンに固着されているだけなので、隣接した輸送板の中央付近は構造的に弱くなり、透き間が生じてしまう。また、このような長さの輸送板を製作するためには、大きな鋼板材料を必要とし、これを加工するにも大型の工作機械が必要となる。 【0004】これを解決するために考案された実公平5−36367では、左右2ケの独立した無端輸送帯を隣接して並べて設置する、という方法をとっている。この為、2ケの駆動装置が必要となると共に、隣接した無端輸送帯の透き間から茶生葉がこぼれるのを防ぐために、この部分に山形状の覆帯を設けねばならなくなっている。この発明では、独立した2ケの無端輸送帯を単に並べるのではなく、あくまでも細長い1枚の形状の輸送板を一体化した、1ケの無端輸送帯で出来た巾広のコンベヤ型茶生葉管理装置を作ることを課題とする。 【0005】 【課題を解決する為の手段】上記課題を解決するために、この発明では、■広巾の無端輸送帯を構成する細長い輸送板の中央付近で、隣接する輸送板同志を両端の移送チェーンの連結ピンと同じ位置で、ピンによって、連結させるという手段。■細長い輸送板を長手方向に複数に分割し、分割部分に輸送板の移送チェーンの連結ピンと同じ回動軸上にピンを設けた接続金具を設け、接続金具を介して左右に分割された輸送板を一枚の細長い輸送板として組み付け、同時に接続金具のピンを介して、前後の輸送板と連結させるという手段。■輸送帯中央付近にも移送チェーンを設け、この移送チェーンを駆動するスプロケットは、両端の移送チェーンのスプロケットと同軸に固着し、中央付近の移送チェーンと両端の移送チェーン間に輸送板を組み付けるという手段。上記のいずれかの手段を用いることによって、課題を解決した。 【0006】 【発明の実施の形態】この発明により、3000ミリ、4000ミリ又、それ以上の広巾の無端輸送帯であっても、隣接する輸送板同志が固く連結されているので、構造が丈夫となり、茶葉もこぼれず、大量の茶生葉を受入・保管・送出する作用を生じる。 【0007】 【実施例】図1、2によって、手段1の実施例を説明する。1は輸送板であり、通気の為の多数の小孔があけてある(斜線部分)。2、3は各々1に隣接した輸送板である。輸送板の両端は移送チェーンに固着してあり、コンベヤ型茶生葉管理装置の無端輸送帯を構成している。R、R’は、隣接する輸送板をつなぐ連結金具であり、輸送板の中央付近(必ずしも中央でなくてもよい。又、長さが長い場合は、複数設けてもよい)に設けてある。連結金具Rは、ピン受け4、5、6及びピン7により構成される。ピン受け4、5は輸送板1に固着されており、ピン受け6は輸送板2にネジ止メされ、ピン7によって、輸送板1、2は回動自在に連結する。ピン7の位置は、両端の移送チェーンをつなぐピンと同じ回動軸上に設けてあり、無端輸送帯が前後のスプロケットを廻る時、ピン7を中心として、輸送板は折れ曲がり、移送チェーンに従って、移動する。 【0008】図3、4によって、手段2の実施例1を示す。10、11は細長い輸送板を中央付近で分割したものである(完全に中央でなくてもよい、特に、長い場合は3ケ以上に分割してもよい)。輸送板10、11には、それぞれ接続金具である接合フランジ12、13が固着されている。接合フランジ12、13には、接合孔14が設けてあり、ボルト15によって締結され、一枚の輸送板となる。輸送板10側の接合フランジ12には、連結ピン16が突出している。輸送板11側の接合フランジ13には、孔17が開けてあり、2枚に分割した輸送板10、11を締結する時に、隣接する輸送板の連結ピン16が挿入され、輸送板は一体になると同時に隣接する輸送板と連結ピン16によって、連結される。連結ピン16は輸送板を移動させる移送チェーンの連結ピンと同じ回動軸上に設けてあり、輸送板は移送チェーンと同様の運動が出来るようになっている。 【0009】図5、6、7によって、手段2の実施例2を示す。18は、輸送板10、11を接続するための接合板(接続金具)であり、接合孔19が設けてある。輸送板10と接合板18、輸送板11と接合板18は、それぞれボルト・ナット33により締結され、一枚の輸送板となる。接合板18の凹型の連結部34と、隣接する接合板18’の凸型の連結部35には、連結孔36が設けてある。連結孔36に連結ピン37を挿入し、隣接する接合板及び輸送板は連結される。連結ピン37は輸送板を移動させる移送チェーンと同じ回動軸上に設けてあり、輸送板は移送チェーンと同様の運動が出来るようになっている。 【0010】図8、9、10、11、12、13、14、15によって、手段3の実施例を示す。図8は、コンベヤ型茶生葉管理装置の底面を構成する無端輸送帯の駆動側を抜粋した平面図である。20、21は輸送帯の両側に設けてある通常の移送チェーンであり、駆動軸24に固着した駆動スプロケット22、23に張設されている。この発明では、両端のスプロケット22、23の間に、中間スプロケット25、26を設け、これに中間部移送チェーン27、28を張設する。中間スプロケット25、26は駆動軸24に固着してある。移送チェーン20、27間には、輸送板30が、移送チェーン27、28の間には輸送板31が、移送チェーン28、21の間には、輸送板32が固定されている。輸送板30、31、32は、移送チェーンを介して、細長い一枚の輸送板となり、一体の動作をする。モーター29により、駆動軸24が回転すると、移送チェーン20、21、27、28により、輸送板30、31、32で代表される多数の細長い輸送板を連結した輸送帯はゆっくりと移動する。 【0011】図9、10に中間部移送チェーン27と、輸送板の固定部の詳細を示す。30、31は輸送板、30’、31’、30”、31”はそれぞれ隣接した輸送板である。40、41は中間移送チェーン27を構成するリンクプレート、40’、41’、40”、41”はそれぞれ隣接するリンクプレートであり、ピン44、45で連結されている。ピンにはそれぞれローラ42、43がはめ合わせてあり、チェーンの移動を滑らかにしている。リンクプレート40、41には、それぞれ輸送板30、31がボルト、ナットで固定されている。中間移送チェーン27の部分には、図9、10で示すように空間があいている。この空間から茶生葉がこぼれるのを防ぐ為に、この実施例ではチェーンカバーを固定している(図9、10では構造を分かりやすくする為、カバーを取ってある)。 【0012】図11は、カバーだけ取り出して示した平面図である。図13に示すように、リンクプレート40、41の空間をふさぐように、リンクプレートにかぶせてある。図12は、A−A矢視部の断面を示す。図12に、隣接するカバー50、51、52を示す。ピン44、45部分で、リンクプレートは折れ曲がる運動をするので、隣接部は口を開けないように少しオーバーラップさせるのがよい。46は、ローラーガイドであり、チェーンのローラ42、43は、このガイド上を転動する。この実施例では、通常使用されている移送チェーンを使用したので、このようなチェーンガイドを用いたが、移送チェーンのリンクプレート自身を空間のない構造47,47’,47”とすれば(図14、15のように)、カバーは不用である。 【0013】 【発明の効果】この発明により、無端輸送帯の巾を拡大する為に生ずる問題点である、輸送板が細長くなる為、中央部の構造が弱くなること、中央部に透き間ができて、保管している茶葉がはさまったりこぼれたりすること、輸送帯の両端だけのけん引では、中央部をけん引出来ない為、移送チェーン、輸送板に無理な力がかかること、細長い輸送板の製作には材料を厚くし、大きな鋼板を使用せねばならないこと、加工の為の大型の工作設備を必要とすること、等の多くの問題点が解決出来、大量の茶生葉を保管する広巾のコンベヤ型茶生葉管理装置の製作が可能となった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000145116 【氏名又は名称】株式会社寺田製作所
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| 【出願日】 |
平成10年7月14日(1998.7.14) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−32839(P2000−32839A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月2日(2000.2.2) |
| 【出願番号】 |
特願平10−216412 |
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