| 【発明の名称】 |
脱穀装置の選別装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】水本 武
【氏名】土居原 純二
【氏名】泉 浩二
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 扱胴11を軸装した脱穀室10の下方に、始端側と終端側の間往復揺動し、始端側より穀粒を含む被処理物を終端側に移送する移送棚20と、該移送棚20に続いて穀粒と被処理物を選別するシーブ21と、藁屑等を移送するストローラック22とを有する揺動選別棚18を設けた脱穀装置において、前記揺動選別棚18は、穀粒を含む被処理物を終端側に移送する移送棚20を有する始端側部29と、主として前記シーブ21および前記ストローラック22を取付ける終端側部30とに、夫々合成樹脂により分割して別々に成形するように構成した脱穀装置の選別装置。 【請求項2】 請求項1において、前記シーブ21と前記ストローラック22の一方または両方を合成樹脂により成形した脱穀装置の選別装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、コンバイン・ハーベスタ等に設けられる脱穀装置の選別装置に係るものである。 【0002】 【従来技術】従来公知の特開平8−337659号公報には、扱胴を軸装した脱穀室の下方に、始端側と終端側の間往復揺動し、始端側より穀粒を含む被処理物を終端側に移送する移送棚と、該移送棚に続いて穀粒と被処理物を選別するシーブと、藁屑等を移送するストローラックとを有する揺動選別棚を設けた脱穀装置について記載されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、揺動選別棚の材質について記載されていないが、通常、金属板により形成している。そのため、製造、組立が面倒であり、また、重量が重いという課題がある。 【0004】 【発明の目的】製造組立ての容易化。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、扱胴11を軸装した脱穀室10の下方に、始端側と終端側の間往復揺動し、始端側より穀粒を含む被処理物を終端側に移送する移送棚20と、該移送棚20に続いて穀粒と被処理物を選別するシーブ21と、藁屑等を移送するストローラック22とを有する揺動選別棚18を設けた脱穀装置において、前記揺動選別棚18は、穀粒を含む被処理物を終端側に移送する移送棚20を有する始端側部29と、主として前記シーブ21および前記ストローラック22を取付ける終端側部30とに、夫々合成樹脂により分割して別々に成形するように構成した脱穀装置の選別装置としたものである。本発明は、前記シーブ21と前記ストローラック22の一方または両方を合成樹脂により成形した脱穀装置の選別装置としたものである。 【0006】 【実施例】本発明の一実施例をコンバインの例にて図により説明すると、1は走行装置、2は走行装置1の上方に設けた脱穀装置、3は脱穀装置2の前方に設けた刈取部、4は脱穀装置2の側部に設けたグレンタンク、5は揚穀装置、6は排出オーガである。脱穀装置2の一側(進行方向左側)上部には脱穀室10を設け、該脱穀室10内には扱胴軸11aにより扱胴11を軸装する。扱胴11の主として下方側は扱網12(図4)により包囲し、扱胴11の下方には送風唐箕13のケーシング14を設ける。該ケーシング14の送風口15より送風方向の風上が始端側に風下が終端側に構成し、送風口15の終端側(後側)に風選室16に形成し、風選室16には送風唐箕13の送風方向に往復揺動する揺動選別装置17の揺動選別棚18を設ける。揺動選別棚18は、前記送風唐箕13の送風の風上を始端側とし、その風下を終端側とし、その始端部を上面に移送突起19を有する移送棚20に形成し、移送棚20は前記ケーシング14の上方に臨ませて脱穀室10の下方に位置させる。即ち、脱穀室10の下方に送風唐箕13を設け、この送風唐箕13のケーシング14上に落下する穀粒を含む被処理物を移送棚20により移送することで、選別効率を落とすことなくスペースを有効利用して、全体を小型にしている。 【0007】前記移送棚20に続く揺動選別棚18には前記扱網12からの落下物を穀粒と異物とに選別するシーブ21を設ける。シーブ21は縦板状に形成し、揺動選別棚18の揺動方向に複数並設し、各シーブ21は任意の手段により傾斜角度調節自在に構成している。また、シーブ21に続いて揺動選別棚18には藁屑を移送し得るストローラック22を設ける。23は一番コンベア、24は二番コンベア、25は吸引排塵ファン、26は排塵処理室、27は前記扱胴11の回転上昇側側部に設けた二番処理室、28は前記二番コンベア24の終端から二番処理室27に接続する二番物戻し装置である。しかして、前記揺動選別棚18は、前記移送棚20部分の始端側部29と前記シーブ21およびストローラック22を主として取付ける終端側部30とに分割形成し、前記始端側部29および終端側部30は合成樹脂により別々に成形し、始端側部29および終端側部30の接合部分には夫々鍔部31を形成し、成形後各鍔部31を合わせて両者をボルト等の止着具32により固定する。 【0008】また、実施例の始端側部29は前記移送棚20を合成樹脂により一体に成形するが、前記始端側部29のうち主として移送棚20は耐摩耗性に優れた合成樹脂(カーボン入りナイロン等)により成形すると、耐久性を向上させて好適であり、少なくとも移送棚20部分を前記合成樹脂にするとコストの上昇も少ない。前記始端側部29の始端部には揺動機構を取付ける取付孔33を設けるが、取付孔33内には金属筒33aを設ける。また、移送突起19は始端側部29と一体でも別体でもよいが、実施例では一体的に成形している。また、移送棚20上には、移送棚20上の脱穀物を寄せる寄せ板34を設けることもあり、実施例の寄せ板34は移送棚20に対して略直角に起立する縦板状部材により形成し、また、扱胴11の軸心方向に長く形成し、寄せ板34は平面視その前端部(始端部)を右側に位置させ、移送棚20の移送方向の終端側に至るに従い左側に位置するように傾斜させて移送棚20と一体成形により形成する。 【0009】また、前記終端側部30は左右側板35と底板36により形成し、底板36の後側には切欠部37を形成し、切欠部37には合成樹脂または金属により形成した選別網38を取付ける。前記左右側板35には前記シーブ21を取付ける取付孔39を形成し、取付孔39にシーブ21の取付軸部40を挿通して取付け、シーブ21の調節軸部41を取付孔39を中心とする円弧長孔42に挿通し、各シーブ21には連動して傾斜角度を調節する任意の調節機構を設ける。また、前記終端側部30は合成樹脂により形成しているため、多少の弾性変形可能であり、これを利用して、終端側部30の左右側板35を左右に広げ、この状態で、シーブ21の取付軸部40および調節軸部41を取付孔39と円弧長孔42に挿通して取付ける(図14)。このとき、選別網38は終端側部30とは別体に形成しているので、選別網38を取付前では一層、左右側板35を左右に広げるのが容易になって、シーブ21の取付を容易にする。また、選別網38を取付けることにより前記終端側部30の剛性を確保できる。 【0010】しかして、前記始端側部29および前記終端側部30の夫々の長さは、取付スペースや一番コンベア23および二番コンベア24の配置、あるいは、送風唐箕13の風量(風力)等を勘案して設定するが、前記終端側部30の始端部にサブ移送棚43aを着脱自在に設けると、予め生産してある始端側部29と終端側部30の夫々の長さ配分を適宜変更できる。サブ移送棚43aは上面に移送突起19と前記寄せ板34に続く寄せ板34aを設け、左右側に取付板部44を設け、取付板部44を止着具32により終端側部30に固定する(図5、図7、図9)。また、図6のようにサブシーブ43bを設けてもよい。即ち、図6は揺動選別棚18の説明図であり、前記したように種々の長さが考えられるが、これをサブ移送棚43aとサブシーブ43bとを選択使用することで、コストを低くするものである。また、図11、図12は前記寄せ板34の第2実施例であり、始端側部29側の寄せ板34の終端に縦の係合溝45を設け、係合溝45にサブ移送棚43aに設けた寄せ板34aの始端部を上方から嵌合させる。したがって、移送棚20の寄せ板34とサブ移送棚43aの寄せ板34aとの重合部分の段差が少なくなって、藁等の引っ掛かりを減少させる。 【0011】なお、始端側部29および終端側部30を合成樹脂により成形し、材質特定部分は除きその他の揺動選別棚18の部分の材質は問わないが、前記シーブ21は合成樹脂以外の剛性体により形成すると、揺動選別棚18に取付けたとき揺動選別棚18の全体の剛性を向上させ、また、前記シーブ21を合成樹脂により成形すると、シーブ21自体が弾性を有することになって取付が容易になるという夫々のメリットがあるので、材質特性を見極めて適宜選択する。同様に、ストローラック22および選別網38も金属により形成すると、耐摩耗性を向上させ、また、合成樹脂により形成すると、揺動選別棚18全体の重量を軽量にし、揺動運動の慣性を減少させて、円滑な揺動を実現でき、機体全体の振動の減少も期待でき、また、錆びの除去等のメンテナンスも簡単になる等の夫々メリットがあるので、使用目的等を勘案して材質特性を見極めて適宜選択する。前記脱穀装置3の側部には、脱穀室10に穀稈を供給する穀稈供給搬送装置46を設ける。穀稈供給搬送装置46は、所謂挾扼杆47と搬送チエン48により穀稈を挾持搬送する構成である。49は前記搬送チエン搬送チエン48を取付ける前後方向のチエン案内レール、50はチエン案内レール49の前端に設けた前側受動輪体、51は後側受動輪体、52は駆動歯車、53は駆動歯車52の回転軸54中心に回動するアーム、55はアーム53の先端に設けたテンション輪体、56はテンションバネ、57は操作レバー、58は操作レバー57が係合する係合溝59を有する係合板であり、操作レバー57の中間部を係合させるが、このとき、操作レバー57の中間部は取付軸を死点として死点越えして、緊張位置と弛緩位置とに保持するように構成している。 【0012】前記チエン案内レール49は、前側レール60と後側レール61とに前後方向で分割形成し、後側レール61は機体側に固定し、前記前側レール60の後端を前記後側レール61の前端に回動自在に取付軸62により軸着し、前記前側レール60は後側レール61と同一直線状に位置する作業位置と脱穀室10の側部より退避する退避位置の間回動して移動する。この場合、前記取付軸62は、その軸心方向を、前側レール60が自重で退避位置に回動するが、脱穀室10の側部の作業位置には手作業等によらなければ戻らないように、傾斜させる。しかして、前記脱穀室10の扱網12は、前後に設けた扱網案内レール63に挿入し、扱網12の挿入後はチエン案内レール49とは別体に形成した網押え64を扱網案内レール63に挿入し、次に、チエン案内レール49を作業状態に戻すが、扱網12および/または網押え64を装着しないうちのチエン案内レール49を作業状態に戻すことによる装着忘れを防止するために、前記扱網案内レール63のチエン案内レール49側に装着忘れ防止用ロック部材65を設ける。装着忘れ防止用ロック部材65は、縦の平板形状に形成し、前記扱網案内レール63に設けた前記扱網12の移動路から退避したところにロック部材格納凹部66を設け、ロック部材格納凹部66内に装着忘れ防止用ロック部材65を縦軸67中心に回動自在に取付け、バネ68により扱網12の移動路側に常時突出するように付勢して設け、装着忘れ防止用ロック部材65はチエン案内レール49が当ったとき格納位置側に回動しないように位置させ、網押え64を装着することによって、初めて格納されるように構成している。即ち、装着忘れ防止用ロック部材65の回転半径および回転中心位置と、チエン案内レール49の回転半径および回転中心位置とを相違させて、チエン案内レール49が装着忘れ防止用ロック部材65に当たると、回動停止させる。 【0013】したがって、装着忘れ防止用ロック部材65は前後に2か所あるいは1箇所設けるが、手作業によって装着忘れ防止用ロック部材65を格納させて、この状態で扱網案内レール63に網押え64を挿入すればよく、扱網案内レール63に装着忘れ防止用ロック部材65の取付スペースとロック部材格納凹部66を設けるだけで、装着忘れ防止用ロック部材65を設けることができ、これにより簡単安価で扱網12および/または網押え64の未装着を防止できる。しかして、前記網押え64は、扱網12側に、扱網12側に突き出る係合ピン69を前後に並設し、また、扱網12側に、扱網12側に開口する弾性係合部材またはフック形状の係合部材70を前後に並設し、穀稈供給搬送装置46側に係合フック71を前後に並設する。一方、前記扱網12の枠体72には前記係合ピン69が挿入係合する挿入孔73を設け、また、前記係合部材70および係合フック71に係合する夫々前後に機体側より突き出る支持ピン74を設ける。したがって、網押え64は係合ピン69と係合部材70と係合フック71により六か所で強固に支持固定される。また、網押え64はチエン案内レール49とは別体に形成し、扱網案内レール63に網押え64を差し込んで装着するので、網押え64と扱網12の接合部分に段差が発生せず、脱穀性能を向上させる。また、網押え64は扱網12と別体に形成しているので、扱網12の面積を大きくして、脱穀性能を向上させる。 【0014】しかして、グレンタンク4内には排出装置75を設け、該排出装置75は螺旋翼76をグレンタンク4の側板(前後板)77に設けた軸受78に軸装するが、軸受78は側板77にボルト等の止着具を使わずにスポット溶接79により固定し、側板77の内側面にボルト等の突起物を設けずに平坦にする(図22、図23)。即ち、突起部分があると、これに穀粒が当たって脱ぷするが、これを防止したものであり、極めて安価に穀粒の脱ぷを防止できる。なお、前記軸受78のうち一方は、縦の揚穀装置5の下部を回転自在に取付けるメタルと呼ばれる接続部材を兼用する。しかして、図24〜図26は脱穀装置2の他の実施例であり、前記実施例と相違して排塵処理室および二番処理室を設けていないが、二番物戻し装置28は脱穀室10に戻し、枝梗付着粒等の二番処理を確実にする。前記二番物戻し装置28の上部排出部80には回転翼81を設け、回転翼81は二番物が脱穀室10の側板82より離れてかつ脱穀室10の前方に飛ばすように、図25において反時計回転させる。回転翼81の周囲にはカバー83を設け、カバー83は回転翼81の回転方向後側は回転翼81の回転軌跡に合わせた円弧形状に形成して二番物との当たりを良好にし、回転方向前側は回転翼81の回転軌跡の接線の方向に延長させ、穀粒が脱穀室10の前側(始端側)に飛散するように案内作用を期待している。図中、84は風選室16の側板、85は側板82と側板84の間の繋ぎ側板、86は上部排出部80の排出口、87は繋ぎ側板85に形成した排出口、88は補強板、89は下面塞ぎ板である。 【0015】 【作用】次に作用を述べる。機体を前進させ、刈取部3により穀稈を刈取り、刈取った穀稈は穀稈供給搬送装置46により脱穀室10に供給され、脱穀室10内で回転する扱胴11により脱穀され、脱穀された穀粒は扱網12より揺動選別棚18の移送棚20上に落下し、移送棚20の移送突起移送突起19により移送されて風選室16に至り、揺動選別棚18のシーブ21上では、揺動するシーブ21と送風唐箕13からの送風とにより藁屑と穀粒とが分離し、シーブ21の隙間より穀粒が落下して一番コンベア23より機外に取り出される。この場合、揺動選別棚18は移送棚20部分の始端側部29と前記シーブ21を取付ける終端側部30とに分割形成し、前記始端側部29および終端側部30は合成樹脂により別々に成形しているから、夫々を別の金型により成形でき、金型を小型にして金型製作に要するコストを低くできる。 【0016】また、少なくとも始端側部29は耐摩耗性に優れた合成樹脂により成形しているから、耐久性を向上させる。この場合、前記始端側部29および終端側部30は合成樹脂により別々に成形しているから、始端側部29は耐摩耗性に優れた合成樹脂により、終端側部30は一般合成樹脂により成形するのが容易であり、この点でも、コストを上昇させずに材料を相違させて、性能を向上させることができる。また、前記終端側部30は多少の弾性変形可能であり、これを利用して、終端側部30の左右側板35を左右に広げ、この状態で、シーブ21の取付軸部40および調節軸部41を取付孔39と円弧長孔42に挿通して取付けられるから、取付作業を容易にする。特に、終端側部30は左右側板35と底板36により形成し、底板36の後側には切欠部37を形成し、切欠部37には別体に形成した選別網38を取付けるから、一層、左右側板35を左右に広げ安くなり、シーブ21の取付が容易になる。 【0017】また、終端側部30には別体に形成した選別網38を取付けるから、選別網38を取付ける部分の終端側部30の切欠部37を大きくでき、結果的に選別網38の面積を広くすることができて、選別精度および選別効率を向上させる。しかして、扱網12より落下しない脱穀被処理物は、脱穀室10の終端の連通口より排塵処理室26内に入り、回転する排塵処理胴の排塵処理刃により処理され、処理されたうちの穀粒は排塵処理網より下方に落下して、風選室16で風選され、排塵処理網より落下しない藁屑等は排塵口より落下し、風選されて藁屑中の穀粒は落下し、藁屑は機外に排出される。また、藁屑等は、シーブ21の隙間より落下しないので、揺動選別棚18の揺動と送風唐箕13の送風により排出側に移動し、風選室16の終端側では、塵埃や藁屑を吸引排塵ファン25により吸引排除され、吸引排塵ファン25により吸引されない藁屑はストローラック22上に至り、ストローラック22より落下しない藁屑等は機外に排出される。 【0018】また、揺動選別棚18の揺動で落下した穂切れ、枝梗付着粒等は二番コンベア24に回収され、二番コンベア24の終端から二番物戻し装置28により二番処理室27に送くられ、二番処理室27では、回転する二番処理胴の二番物処理刃により二番物を脱穀室10の始端部側に送り、送りながら二番物処理刃により処理して、処理された穀粒および二番処理物は二番処理物排出口より揺動選別棚18の移送棚20上に落下し、再び揺動および風により選別される。しかして、脱穀室10内の脱穀物は、重力と扱胴11の回転と共回りする遠心力の作用により二番処理室27を設けた一側に落下して集まるが、移送棚20上には、平面視その前端部(始端部)32を右側に位置させ、移送棚20の移送方向の終端側に至るに従い左側に位置するように傾斜させて直立の寄せ板34を設けているから、移送棚20の揺動と寄せ板34の作用により右側(反穀稈供給搬送装置46側)に落下して集まった脱穀物は左側(穀稈供給搬送装置46側)に寄せられながら進み、風選室16の幅方向に拡散させて供給することが可能になって、風選室16における選別効率および精度を向上させる。 【0019】この場合、寄せ板34は合成樹脂により移送棚20と一体に成形すると、製造組立てが容易になり、寄せ板34の下面を移送棚20に密着させることも容易になって、確実に作用させる。しかして、揺動選別棚18の揺動方向の全長は、機体内の取付スペースによって決定されるから、揺動選別棚18を始端側部29と終端側部30に2分割しても、当然ながら、始端側部29と終端側部30とを固定したときは揺動選別棚18の全長となるが、始端側部29と終端側部30の夫々の長さは、取付スペースや一番コンベア23および二番コンベア24の配置、あるいは、送風唐箕13の風量(風力)等を勘案して設定可能であるから、これらの条件を勘案して始端側部29と終端側部30の長さ比率を変更すると、選別性能を向上させることができる。ただし、数種類作って選択して取付けると、コストが掛かる。そこで、取付スペースや一番コンベア23および二番コンベア24の配置、あるいは、送風唐箕13の風量(風力)等を勘案して最大公約的な長さ比率に形成し、別途形成したサブ移送棚43aを終端側部30の始端側に着脱させると、余りコストを上昇させずに、性能の良い揺動選別棚18に構成でき、また、取付スペースや一番コンベア23および二番コンベア24の配置も有効になる。 【0020】この場合、サブ移送棚43aに移送棚20に設けた寄せ板34に続くように寄せ板34を設け、かつ、寄せ板34の始端側を移送棚20の終端に重合させてあるから、寄せ板34を確実に作用させ、移送のみならず、風選性能も向上させる。また、始端側部29側の寄せ板34の終端に縦の係合溝45を設け、係合溝45に着脱自在のサブ移送棚43aの寄せ板34の始端部を上方から嵌合させるように構成すると、取付が容易になり、また、移送棚20の寄せ板34とサブ移送棚43aの寄せ板34との重合部分の段差(角)が少なくなって、藁等の引っ掛かりを減少させる。また、サブ移送棚43aに変えてサブシーブ43bを交換使用すると、一層有効となる。 【0021】 【効果】本発明は、扱胴11を軸装した脱穀室10の下方に、始端側と終端側の間往復揺動し、始端側より穀粒を含む被処理物を終端側に移送する移送棚20と、該移送棚20に続いて穀粒と被処理物を選別するシーブ21と、藁屑等を移送するストローラック22とを有する揺動選別棚18を設けた脱穀装置において、前記揺動選別棚18は、穀粒を含む被処理物を終端側に移送する移送棚20を有する始端側部29と、主として前記シーブ21および前記ストローラック22を取付ける終端側部30とに、夫々合成樹脂により分割して別々に成形するように構成した脱穀装置の選別装置としたから、金型を小型にして金型製作に要するコストを低くできる効果を奏する。本発明は、前記シーブ21と前記ストローラック22の一方または両方を合成樹脂により成形した脱穀装置の選別装置としたから、揺動選別棚18全体の重量の軽量化できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年7月14日(1998.7.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080470 【弁理士】 【氏名又は名称】新関 宏太郎 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−32835(P2000−32835A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月2日(2000.2.2) |
| 【出願番号】 |
特願平10−214905 |
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