| 【発明の名称】 |
コンバイン |
| 【発明者】 |
【氏名】篠崎 栄治
【氏名】中井 正司
【氏名】本田 隆寿
【氏名】釘宮 啓
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| 【要約】 |
【課題】揺動棚の選別体における穀粒の選別能力を向上させる。
【解決手段】送風唐箕18の近傍に補助送風唐箕19を設け、該送風唐箕18により起風された選別風は、一番コンベア15の上方を通過して選別体67に作用する構成とし、前記補助送風唐箕19により起風された選別風は、揺動棚68に設けた開口部69より揺動棚68内へ入り、前記選別体67に作用する構成としたことを特徴とするコンバインの構成とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 送風唐箕18の近傍に補助送風唐箕19を設け、該送風唐箕18により起風された選別風は、一番コンベア15の上方を通過して選別体67に作用する構成とし、前記補助送風唐箕19により起風された選別風は、揺動棚68に設けた開口部69より揺動棚68内へ入り、前記選別体67に作用する構成としたことを特徴とするコンバイン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインに係るものである。 【0002】 【従来の技術】従来のコンバインにおいては、送風唐箕の近傍に補助送風唐箕を設け、該補助送風唐箕により起風された選別風は、前記送風唐箕により起風された選別風と合流した後に揺動棚の選別体に作用する構成であった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前述の従来の技術では、送風唐箕からの選別風と補助送風唐箕からの選別風は、共に合流した後に選別体に作用するので、該選別体における穀粒の選別作用が偏るという不具合があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものである。すなわち、送風唐箕18の近傍に補助送風唐箕19を設け、該送風唐箕18により起風された選別風は、一番コンベア15の上方を通過して選別体67に作用する構成とし、前記補助送風唐箕19により起風された選別風は、揺動棚68に設けた開口部69より揺動棚68内へ入り、前記選別体67に作用する構成としたことを特徴とするコンバインとしたものである。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明の実施例を図により説明すると、1はコンバインの機体フレ−ム、2は機体フレ−ム1の下方に設けた走行装置、3は機体フレ−ム1の前方に設けた刈取部、4は機体フレ−ム1の上方に設けた脱穀装置である。脱穀装置4内の前側上方位置には脱穀室5を形成する。6は前記脱穀室5内に軸装した扱胴、7は該扱胴6の主として下方側に設けた扱網、8は前記脱穀室5の前側(供給側)に形成した穀稈供給口、9は前記脱穀室5の後側(排出側)に形成した穀稈排出口、10は前記扱網7の下方に設けた移送突起11を有する移送用揺動棚、12は前記脱穀室5の排塵口、13は前記排塵口12の下方から後側に向けて形成された風選室、14は該風選室13内に設けた揺動選別枠体、15は一番コンベア、16は二番コンベア、18は送風唐箕、19は前記移送用揺動棚10の終端の前記送風唐箕18の非作用域に送風して前記移送用揺動棚10より移送された脱穀物を拡散させる補助送風唐箕、20は前記脱穀室5の側部に設けた処理室、21は処理室20内の処理胴、22は処理網、23は排塵室、24は排塵胴、25は吸引ファン、26は吸引ファン25の後側に設けたカッタまたは結束装置を有する排藁処理部である。前記処理室20内の前側には脱穀室4に至る落下口を形成し、該落下口より後側は脱穀室4と連通させている。 【0006】前記脱穀室5の側部には、前記穀稈供給口8から前記穀稈排出口9に至る穀稈供給搬送通路を形成し、穀稈供給搬送通路には脱穀室5に穀稈を供給する穀稈挾持搬送装置28を設ける。該穀稈挾持搬送装置28は、穀稈を挾持搬送する供給搬送チエン29と挾扼杆30とにより構成され、該挾扼杆30は前記脱穀室5の上方を覆う上部カバ−31の回動端側に取付けられ、上部カバ−31を上動させると、一体的に上動するように構成している。32は前記供給搬送チエン29の搬送チエン案内レ−ルであり、該搬送チエン案内レ−ル32の始端部には受動歯車33を、搬送チエン案内レ−ル32の終端部には駆動歯車34をそれぞれ設け、受動歯車33と駆動歯車34との間に前記供給搬送チエン29を掛け回している。 【0007】前記搬送チエン案内レ−ル32は、固定枠35に回動自在に取付けられ、固定枠35は下部を前記機体フレ−ム機体フレ−ム1に固定し、上部を脱穀装置4の前板36に固定する。前記搬送チエン案内レ−ル32には、脱穀室5の側部および前記風選室13の側部を包囲する移動側板37を取付け、また、前記供給搬送チエン29のチエンカバ−38を取付け、前記搬送チエン案内レ−ル32を回動させてチエンカバ−38および移動側板37を回動させると、脱穀室5の側部および前記風選室13の側部を開放するように構成している。また、移送側板37は、搬送チエン案内レ−ル32を元に戻したとき、扱網7を押さえる作用も奏する。 【0008】しかして、扱胴6は、横軸回転の扱胴軸39により前記脱穀室5の供給側移動前板40と排出側移動板41の間に軸装され、前記供給側移動前板40はその側端縁を供給側固定板42に軸着金具43により回動自在に取付け、前記排出側移動板41は脱穀装置4の排出側固定板44に対して着脱自在に構成し、供給側移動前板40と排出側移動板41に支持された扱胴6が外開き回動するように構成している。そして、前記供給側移動前板40と排出側移動板41とを扱網7の枠体で連結して脱穀室フレ−ムとし、脱穀室フレ−ムは前記処理室20と排塵室23とを押えとしても兼用しているので、剛性をアップさせる。 【0009】前記排出側移動板41の後側には排藁搬送装置45を設け、該排藁搬送装置45の搬送チエン46は、前記処理胴21の回転が伝達されて作動し、脱穀済の排藁を後部に設けたカッタ−あるいは結束装置を設けた排藁処理部27に搬送する。前記排藁搬送装置45の搬送チエン46は前記上部カバ−31に取付け、該上部カバ−31と共に上下回動するよう構成している。 【0010】また、前記排藁処理部47は、前記穀稈挾持搬送装置28の反対側の機体側に設けた軸48を中心に後側回動するように構成する。図中、49は脱穀作業時前記扱胴6を機体側に固定するロック装置、50は前記搬送チエン案内レ−ル32の終端部側に設けたチエンレ−ルロック装置、51は排藁処理部47のロック装置、52はグレンタンク、54は前記処理胴21を回転させるプ−リ、55は前記排塵胴24を回転させるプ−リ、56は前記扱胴6を回転させるプ−リ、57は脱穀装置4に伝達する出力プ−リ、58は送風唐箕18のプ−リ、59は移送用揺動棚10用のプ−リ、60は一番コンベア15用のプ−リ、61は二番コンベア16用のプ−リ、62は揺動選別枠体14の揺動用のプ−リ、63は吸引風車25用のプ−リ、64はギヤボックス、65は前記駆動歯車34に着脱自在に嵌合する出力軸、66は排藁処理部26の入力プ−リである。前記前記処理胴21と前記排塵胴24と前記扱胴6のそれぞれを回転させるプ−リは、前側に配置し、これをベルト駆動としたため、前記扱胴6のプ−リ56よりベルトを外すことなく、扱胴6を回動させうる。 【0011】次に作用を述べる。本発明は前記の構成であるから、刈取部4で刈取られた穀稈は穀稈挾持搬送装置28により穀稈供給口8より脱穀室5内に供給され、穀稈排出口9より排出されるまでの間に回転する扱胴6により脱穀され、脱穀物は扱網7より漏れて移送用揺動棚10上に落下し、移送用揺動棚10により排出側に向けて移送されて風選室13内に入り、また、脱穀室5内の脱穀物は排塵口12より風選室13内に入り、送風唐箕18から送風される選別風および揺動選別枠体14の揺動により選別され、一番物は一番コンベア15に入って機外に取出され、二番物は二番コンベア16に入る。 【0012】また、穀稈挾持搬送装置28により搬送された穀稈は、排藁搬送装置45に引継がれ、脱穀室5の後側の排藁処理部26に至り処理される。この場合、排藁搬送装置45にて藁詰まりが発生しても、上部カバ−31を上動させて排藁搬送装置45を上動させると、容易に除去できる。しかして、扱胴6の上方を覆う上部カバ−31を上動させると、挾扼杆30が上動し、この状態でロック装置を解除すると、搬送チエン案内レ−ル32は固定枠35との取付け部分を中心に外側回動し、前記搬送チエン案内レ−ル32に取付けられている脱穀装置4の移動側板37と供給搬送チエン29のチエンカバ−38をも外側回動させ、前記脱穀室5の側部および前記風選室13の側部を開放し、脱穀室5および風選室13のメンテナンスを容易に行なえる。 【0013】そして、扱胴6を軸着金具43を中心に回動させると、前記処理胴21と排塵胴24を残して、前記移送揺動棚10の上面および揺動選別枠体14の上面の風選室13を開放するので、これらのメンテナンス作業を容易にする。また、排藁処理部26は後側回動するから、脱穀室5の側部および前記風選室13の側部と同時に容易にメンテナンスできる。 【0014】なお、脱穀室5の下方に設けた移送用揺動棚10を揺動枠体より外してメンテナンス作業をすることもある。 【0015】 【発明の効果】本発明は、前述のごとく、送風唐箕18の近傍に補助送風唐箕19を設け、該送風唐箕18により起風された選別風は、一番コンベア15の上方を通過して選別体67に作用する構成とし、前記補助送風唐箕19により起風された選別風は、揺動棚68に設けた開口部69より揺動棚68内へ入り、前記選別体67に作用する構成としたので、送風唐箕18により起風された選別風は、選別体67に下方から作用して穀粒の選別を行うと共に、補助送風唐箕19により起風された選別風は、選別体67の前方から作用して穀粒の選別を行う。 【0016】従って、選別体67には満遍無く選別風が作用するので、穀粒の選別が効率良く実行されるようになる。また、下方からの選別風により吹き上げられた稈切れや藁屑類は、前方からの選別風により後方へと吹き飛ばされるので、効率良く選別が実行できるようになる。これにより、一番コンベア15から回収される穀粒群内には、稈切れや藁屑等が混入する割合が減少するので、後行程における作業も楽になる。 【0017】前述のように、揺動棚68の選別体67には選別風が満遍無く作用するので、濡れ扱ぎ時においても、選別作用が効率良く実行されるようになる。特に、濡れ扱ぎ時においては、稈切れや藁屑等が揺動棚68や脱穀装置4内の壁面に付着しようとするが、この付着の量が減少するようになる。このように、稈切れや藁屑等の付着が減少すれば、選別風の通り抜け作用の減少を防止できると共に、揺動棚68の揺動作用の加速度の減少も防止できるので、安定した選別を実行することが可能となる。このように、濡れ扱ぎ時においても選別能力の低下を防止することができる。 【0018】また、濡れ扱ぎ時において、濡れた稈切れや藁屑等が一番コンベア15内に侵入すると、濡れた稈切れや藁屑等は大きな抵抗となるので、該一番コンベア15内で搬送が詰まるとうい不具合が発生していたが、このような一番コンベア15内での詰まり現象を防止することができる。従って、搬送抵抗が少なくなるので、搬送中の穀粒の脱っぷを防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成4年2月28日(1992.2.28) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−23555(P2000−23555A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月25日(2000.1.25) |
| 【出願番号】 |
特願平11−187887 |
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