| 【発明の名称】 |
穀槽における穀物満量検出装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】金子 常雄
【氏名】大石 鉄美
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| 【要約】 |
【課題】穀槽内全体にわたって穀物の満量堆積高さを的確に把握することができる穀槽における穀物満量検出装置を提供する。
【解決手段】穀槽1の穀物満量堆積高さ位置の内周面に沿わせて連通管22を配設する。連通管22を圧力タンク23に接続する。圧力タンク23および連通管22の内部流体圧力を一定に保持する。連通管22に、穀物の堆積圧を受けて連通管の内部圧力に変化を与えるライナ25を所要間隔ごとに設ける。圧力タンク23に、その内部圧力の変化を感知して穀槽内の穀物満量を検出する満量検出器26を備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 穀物乾燥貯蔵庫などの穀槽において、穀槽の穀物満量堆積高さ位置の内周面に沿わせて連通管を配設し、この連通管を圧力タンクに接続して、圧力タンクおよび連通管の内部に、流体を封じ込めてその内部圧力を一定に保持するとともに、上記連通管には、穀物の堆積圧を受けて連通管の内部圧力に変化を与えるライナを所要間隔ごとに設け、前記圧力タンクには、その内部圧力の変化を感知して穀槽内の穀物満量を検出する満量検出器を備えて構成したことを特徴とする穀槽における穀物満量検出装置。 【請求項2】 穀槽の穀物満量堆積高さ位置の内周面に沿わせて配設する連通管は、耐圧ホースであることを特徴とする請求項1記載の穀槽における穀物満量検出装置。 【請求項3】 穀物満量堆積高さ位置の内周面に沿わせて耐圧ホースを配設する穀槽は、円筒形であってその天面中央部に穀物の投入口を設けたものであることを特徴とする請求項1または2記載の穀槽における穀物満量検出装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、穀物を貯蔵したり乾燥する施設等の穀槽において、穀槽内に投入すす穀物が満量に達したことを検出するための穀槽における穀物満量検出装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】通気壁により区画して上部に穀物貯留室を、かつ下部に通気室を形成してなる円筒形の穀槽において、穀物貯留室の底面床をなす通気壁の中央部に穀物排出口を設けるとともに、穀物排出口側を公転(旋回)中心とし、自転しながら穀物を排出する穀物排出オーガを設け、さらに、穀槽の中心から内周部にわたる旋回案内体に従って穀槽内を移動しながら上下方向に堆積穀物を攪拌する穀物攪拌オーガを設けたものは、特開平6−313678号公報に記載されたものなどが知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記公報にも記載されているように、この種の穀槽においては、投入される穀物が穀槽の内部に均等に配穀されるようにするための穀物均等分配装置を備えている。しかしながら、このような穀物均等分配装置による投入穀物の分配だけでは、穀槽内に穀物を均等高さに堆積させることができず、穀槽内には穀物の堆積高さの高いところや低いところが生じてしまうのが実状である。 【0004】したがって、従来のこの種の穀槽において、穀槽内に満量センサを設けてあっても、満量センサの有るところの穀物の堆積高さの検出だけでは、満量センサの無いところでは穀物の堆積高さが満量のレベルを超えたり、また満量のレベルに達していないことが多く、このような状態で穀物攪拌オーガを稼動すると、穀物の堆積高さの高すぎるところで動作不調をきたしたり、また破損などの不具合を起こすことがある。 【0005】ちなみに、上記のような不具合を避けるためには、堆積穀物が高すぎることがないように安全率を十分みて満量センサを低い位置に設置することが考えられるが、穀槽の上部空間の無駄が大きく生じてしまうので、好ましいことではない。 【0006】そこで、本発明は、上述のような問題点に鑑み、穀槽の穀物満量堆積高さ位置の内周面に沿わせて連通管を配設するとともに、連通管の内部圧力に変化を与えるライナを所要間隔ごとに設けて、穀槽内の上部全周にわたって穀物の満量堆積高さを検出することにより、穀槽内全体にわたって穀物の満量堆積高さを的確に把握することができ、穀物の投入態様の調整や穀槽内における穀物攪拌の併行などの手段によって、穀槽の上部まで穀物を均等な高さに堆積させることができる穀槽における穀物満量検出装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1の穀槽における穀物満量検出装置は、穀物乾燥貯蔵庫などの穀槽において、穀槽の穀物満量堆積高さ位置の内周面に沿わせて連通管を配設し、この連通管を圧力タンクに接続して、圧力タンクおよび連通管の内部に、流体を封じ込めてその内部圧力を一定に保持するとともに、上記連通管には、穀物の堆積圧を受けて連通管の内部圧力に変化を与えるライナを所要間隔ごとに設け、前記圧力タンクには、その内部圧力の変化を感知して穀槽内の穀物満量を検出する満量検出器を備えて構成したことを特徴とするものである。 【0008】本発明に係る請求項2の穀槽における穀物満量検出装置は、請求項1の構成において、穀槽の穀物満量堆積高さ位置の内周面に沿わせて配設する連通管は、耐圧ホースであることを特徴とするものである。 【0009】本発明に係る請求項3の穀槽における穀物満量検出装置は、請求項1または2の構成において、穀物満量堆積高さ位置の内周面に沿わせて耐圧ホースを配設する穀槽は、円筒形であってその天面中央部に穀物の投入口を設けたものであることを特徴とするものである。 【0010】 【発明の実施の形態】図1は本発明に係る穀物排出装置を備えた穀槽の一部を破断して示す斜視図、図2は同上縦断側面図、図3は同上穀槽の天面部を破断して示す平面図、図4は同上穀物の堆積態様を示す穀槽の縦断側面図である。 【0011】1は穀槽であって、この穀槽1は円筒形でかつ密閉状のものであり、その下部は通気性の底面床2で上下に区画され、上部が穀物貯留室3、下部が通気室4となっている。底面床2は水平で平面状をなしている。穀物貯留室3には穀物が貯蔵される。通気室4には、穀物貯留室3の方向に空気を循環流通させるため送風装置5が接続されている。6は空気循環ダクトである。 【0012】上記穀槽1の穀物貯留室3内において、底面床2の中央部にはホッパー状をなす穀物排出口7が開口されていて、通気室4内に形成された穀物排出樋8に接続されている。穀物排出樋8内には、穀物排出コンベア9が設けられている。また、上記底面床2上には、中央部の穀物排出口7側を旋回中心として穀槽1の内周近傍まで延びる穀物排出オーガ10が設けられており、この穀物排出オーガ10の旋回中心側にはそれを旋回させるとともにその回転螺旋体11を回転させる駆動機構12が備えられている。この駆動機構12は、穀物排出口7内に位置するモータ13と穀物排出オーガ10側のギア機構14からなるものであり、穀物排出オーガ10の回転螺旋体11の螺旋軸15がギア機構14に連結されており、ギア機構14はモータ13に連結されている。穀槽1の底面床2には、穀物排出樋8に対応して、上記中央部の穀物排出口7のほか複数の穀物排出口16が設けられている。 【0013】図3に詳細を示すように、上記穀物排出オーガ10の旋回先端部には、その回転螺旋体11の螺旋軸15に連結した走行輪17が設けられており、この走行輪17は回転螺旋体11とともに回転して、穀物排出オーガ10に底面床2の中央部を旋回中心として旋回させる推進力を付与するものである。 【0014】穀槽1の天面部の中央には穀物投入口18があり、この穀物投入口18には穀物搬送装置(図示せず)が接続される。19は穀物均等配分装置である。20は穀物攪拌オーガであって、穀槽1の中心から内周部にわたる旋回案内体21に従って穀槽1内を移動しながら上下方向に堆積穀物を攪拌するものである。 【0015】穀槽1の上部で穀物満量堆積高さ位置には、その内周面に沿わせて連通管22が配設されている。この連通管22は、穀槽1の内周に沿ってリング状に変形可能な耐圧ホースからなり、連通管22は圧力タンク23に接続されている。そして、圧力タンク23および連通管22の内部には流体(空気)を封じ込めてその内部圧力を一定に保持するようになっている。24は圧力弁である。上記連通管22には、穀物の堆積圧を受けて連通管22の内部圧力に変化を与えるライナ25を所要間隔ごとに設けており、前記圧力タンク23には、その内部圧力の変化を感知して穀槽1内の穀物満量を検出する満量検出器26を備えている。満量検出器26は、圧力タンク23の内部圧力が急激に増大する変化を感知して、それをパルス信号として送出する機能を有するものである。 【0016】穀槽1の穀物貯留室3にはその天面部の中央にある投入口18から穀物が投入されるが、投入される穀物は穀物均等配分装置19により穀槽1内に分散状に堆積される。そして、穀槽1の穀物貯留室3内で堆積する穀物がライナ25に達してそれに堆積圧力がを加わると、連通管22を通じて圧力タンク23の内部圧力が急激に増大する方向に変化するので、その変換により満量検出器26が穀物の満量状態を検出しパルス信号を送出する。 【0017】穀槽1の上部で穀物満量堆積高さ位置の内周面には、その全周にわたってライナ25が多数設けられていいて、穀槽1の穀物貯留室3内において穀物が満量堆積高さに達した部位のライナ25ごとに作動して、圧力タンク23の内部圧力を順次急激に増大変化させるので、設置されているライナ25の数に対応した上記圧力の変化によるパルスを感知することにより、穀槽1内の全体にわたって穀物が満量堆積高さまで達したことを的確に把握することができる。 【0018】また、この実施の形態に係る穀槽1においては、円筒形であって、しかもその天面部中央に穀物投入口18が設けられており、穀槽1に投入される穀物は穀物貯留室3の中央部から周辺部に円錐状をなして堆積されるが、多数のライナ25は、穀槽1の上部で穀物満量堆積高さ位置の内周面に配設されているので、各ライナ25は堆積穀物の山の裾の到達により満量であることを感知することになる。このため、満量検出器26による満量の感知により、穀槽1内に穀物をその上部まで十分に投入堆積させることができ、穀槽1の上部における無駄な空間を無くすことができる。 【0019】穀槽1の穀物貯留室3には、上述のように貯蔵または乾燥する穀物を堆積貯留するが、穀槽1の穀物貯留室3から穀物を排出するにあたっては、先ず穀物排出口7,16のシャッタを開き、穀物を穀物排出口7,16からの自然排出で穀物排出コンベア9により穀物を排出する。そして、穀物の自然排出を行うだけでは、穀槽1内に穀物が残留するので、穀物の自然排出後は、穀物排出オーガ10を稼動して、穀槽1内に残留した穀物を穀物排出口7,16から穀物排出コンベア9に排出する。 【0020】穀物排出オーガ10による穀物の排出は、穀物排出オーガ10を旋回させながら回転螺旋体11の回転により穀物を中央部に集送し、その集送過程で穀物排出口16から、さらに中央部の穀物排出口7から穀物排出コンベア9によって排出する。 【0021】 【発明の効果】本発明によれば、穀槽の穀物満量堆積高さ位置の内周面に沿わせて連通管を配設するとともに、連通管の内部圧力に変化を与えるライナを所要間隔ごとに設けて、穀槽内の上部全周にわたって穀物の満量堆積高さを検出することにより、穀槽内全体にわたって穀物の満量堆積高さを的確に把握することができ、穀物の投入態様の調整や穀槽内における穀物攪拌の併行などの手段によって、穀槽の上部まで穀物を均等な高さに堆積させることができる穀槽における穀物満量検出装置を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001465 【氏名又は名称】金子農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年6月16日(1998.6.16) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−29(P2000−29A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月7日(2000.1.7) |
| 【出願番号】 |
特願平10−167633 |
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