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【発明の名称】 結球野菜用作業機
【発明者】 【氏名】宮本 泰男

【要約】 【課題】結球野菜の頭部位置で外葉をしっかりと絞り込むことにより、結球野菜の頭部を縛ることが容易にできる結球野菜用作業機を提供することを目的とする。

【解決手段】機体1の下部に走行部2を設け上部に作業部6を設ける。この作業部6は結球野菜Aの垂れた外葉の下方に入り込んだ位置からの上昇により外葉を倒伏状態から起立状態にしながら結球野菜Aの中心に向う方向への移動により外葉を絞り込む起立絞込み手段75を備える。この起立絞込み手段75は左右一対の昇降アーム体36の先端部に取り付けた外葉押圧体69を有する。外葉押圧体69は、円弧状のローラ取付け軸70とこのローラ取付け軸70に互いに隣接して回転自在に取り付けた筒状の複数のローラ片71とにて形成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 機体と、この機体に昇降自在に設けられ、結球野菜の垂れた外葉の下方に入り込んだ位置からの上昇により外葉を倒伏状態から起立状態にしながら結球野菜の中心に向う方向への移動により外葉を絞り込む起立絞込み手段とを具備したことを特徴とする結球野菜用作業機。
【請求項2】 起立絞込み手段は、外葉の外面に結球野菜の中心に向って略一定の力を加えながら外葉を徐々に絞り込むことを特徴とする請求項1記載の結球野菜用作業機。
【請求項3】 起立絞込み手段は、上昇時に下限位置から上限位置まで結球野菜の中心に向う方向へ徐々に移動し、下降時に上限近傍位置で結球野菜から離間する方向へ結球野菜の側方位置まで略水平に移動してから下限位置まで移動する外葉押圧体を複数有することを特徴とする請求項1または2記載の結球野菜用作業機。
【請求項4】 各外葉押圧体は、円弧状のローラ取付け軸とこのローラ取付け軸に互いに隣接して回転自在に取り付けた円筒状の複数のローラ片とにて形成されていることを特徴とする請求項3記載の結球野菜用作業機。
【請求項5】 起立絞込み手段は、機体の上部に立設したアームガイド体にて案内されて開閉する左右一対の昇降アーム体を有し、各外葉押圧体は、前記各昇降アーム体の先端部に取り付けられていることを特徴とする請求項3または4記載の結球野菜用作業機。
【請求項6】 各外葉押圧体は、上限位置で互いに上下に重ね合うように各昇降アーム体の先端部に互いに異なる高さ位置に取り付けられていることを特徴とする請求項5記載の結球野菜用作業機。
【請求項7】 機体は、畝に沿って走行する走行部およびこの走行部にて水平状態維持可能に支持された主枠を有し、起立絞込み手段は、前記主枠にて支持されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の結球野菜用作業機。
【請求項8】 機体は、主枠にて支持された駆動手段およびこの駆動手段からの駆動力により上下動する上下可動体を有し、起立絞込み手段の各外葉押圧体は、前記上下可動体の上下動に連動して移動することを特徴とする請求項7記載の結球野菜用作業機。
【請求項9】 各アームガイド体は、このアームガイド体の下端部を中心として回動可能に配設し、機体は、各昇降アーム体の下降途中で各外葉押圧体が略水平に移動するように、上下可動体の下方への移動時に作動して前記各アームガイド体をこのアームガイド体の上端部が互いに接近する方向に向けて回動させるガイド体回動手段を有することを特徴とする請求項8記載の結球野菜用作業機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結球野菜の垂れた外葉を起しながら絞り込む結球野菜用作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、結球野菜としての白菜を越冬させる場合、作業者による手作業により、白菜の結球部を外葉で被包し、白菜の結球部が冷気の悪影響を受けないようにしている。
【0003】すなわち、その被包作業は、両手、両腕、両膝等を使って、白菜の垂れた外葉を起しながら絞り込み、その絞られて起立状態にある外葉をひもで素早く縛る、といった手作業である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような手作業のうち、外葉を倒伏状態から起立状態にする一連の作業は、かがんだ姿勢での作業となるので、腰に大きな負担がかかる重労働である問題を有し、いやな作業の代表となっている。そこで、このような作業の機械化を図り、重労働を不要にできる結球野菜用作業機が要望されている。
【0005】なお、例えば特開平7―87825号公報等に記載の結球野菜用作業機が提案されているものの、この結球野菜用作業機では、結球野菜の垂れた外葉を左右両側から掬い上げながら引起して起立状態にする構成となっているので、結球野菜の頭部位置で外葉をしっかりと絞り込むことができない問題がある。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたもので、結球野菜の頭部位置で外葉をしっかりと絞り込むことができ、結球野菜の頭部を縛ることが容易にできる結球野菜用作業機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の結球野菜用作業機は、機体と、この機体に昇降自在に設けられ、結球野菜の垂れた外葉の下方に入り込んだ位置からの上昇により外葉を倒伏状態から起立状態にしながら結球野菜の中心に向う方向への移動により外葉を絞り込む起立絞込み手段とを具備したものである。
【0008】そして、起立絞込み手段が、結球野菜の垂れた外葉の下方に入り込んだ位置からの上昇により外葉を倒伏状態から起立状態にしながら結球野菜の中心に向う方向への移動により外葉を絞り込むので、結球野菜の頭部位置で外葉がしっかりと絞り込まれることとなる。
【0009】請求項2記載の結球野菜用作業機は、請求項1記載の結球野菜用作業機において、起立絞込み手段は、外葉の外面に結球野菜の中心に向って略一定の力を加えながら外葉を徐々に絞り込むものである。
【0010】そして、起立絞込み手段が、外葉の外面に結球野菜の中心に向って略一定の力を加えながら外葉を徐々に絞り込むので、結球野菜の頭部位置で外葉がより一層しっかりと絞り込まれることとなる。
【0011】請求項3記載の結球野菜用作業機は、請求項1または2記載の結球野菜用作業機において、起立絞込み手段は、上昇時に下限位置から上限位置まで結球野菜の中心に向う方向へ徐々に移動し、下降時に上限近傍位置で結球野菜から離間する方向へ結球野菜の側方位置まで略水平に移動してから下限位置まで移動する外葉押圧体を複数有するものである。
【0012】そして、各外葉押圧体が、下降時に上限近傍位置で結球野菜から離間する方向へ結球野菜の側方位置まで略水平に移動するので、被包済みの結球野菜を傷付けることが防止される。
【0013】請求項4記載の結球野菜用作業機は、請求項3記載の結球野菜用作業機において、各外葉押圧体は、円弧状のローラ取付け軸とこのローラ取付け軸に互いに隣接して回転自在に取り付けた円筒状の複数のローラ片とにて形成されているものである。
【0014】そして、ローラ取付け軸に回転自在に取り付けられた各ローラ片が、結球野菜に接しながら互いに独立に自転するので、外葉が傷付くことが防止される。
【0015】請求項5記載の結球野菜用作業機は、請求項3または4記載の結球野菜用作業機において、起立絞込み手段は、機体の上部に立設したアームガイド体にて案内されて開閉する左右一対の昇降アーム体を有し、各外葉押圧体は、前記各昇降アーム体の先端部に取り付けられているものである。
【0016】そして、各昇降アーム体がアームガイド体にて案内されて開閉し、各外葉押圧体が所定の軌跡を描いて移動する。
【0017】請求項6記載の結球野菜用作業機は、請求項5記載の結球野菜用作業機において、各外葉押圧体は、上限位置で互いに上下に重ね合うように各昇降アーム体の先端部に互いに異なる高さ位置に取り付けられているものである。
【0018】そして、各外葉押圧体が上限位置で互いに上下に重なり合うので、外葉が全周位置から絞り込まれる。
【0019】請求項7記載の結球野菜用作業機は、請求項1ないし6のいずれかに記載の結球野菜用作業機において、機体は、畝に沿って走行する走行部およびこの走行部にて水平状態維持可能に支持された主枠を有し、起立絞込み手段は、前記主枠にて支持されているものである。
【0020】そして、起立絞込み手段を支持した主枠が、機体の走行部に水平状態維持可能に支持されているので、圃場面の凸凹等に拘わらず、起立絞込み手段の水平状態が維持される。
【0021】請求項8記載の結球野菜用作業機は、請求項7記載の結球野菜用作業機において、機体は、主枠にて支持された駆動手段およびこの駆動手段からの駆動力により上下動する上下可動体を有し、起立絞込み手段の各外葉押圧体は、前記上下可動体の上下動に連動して移動するものである。
【0022】そして、駆動手段からの駆動力により上下可動体が上下動すると、この上下可動体の上下動に連動して各外葉押圧体が移動するので、一つの駆動手段で各外葉押圧体が所定の軌跡を描くように移動する。
【0023】請求項9記載の結球野菜用作業機は、請求項8記載の結球野菜用作業機において、各アームガイド体は、このアームガイド体の下端部を中心として回動可能に配設し、機体は、各昇降アーム体の下降途中で各外葉押圧体が略水平に移動するように、上下可動体の下方への移動時に作動して前記各アームガイド体をこのアームガイド体の上端部が互いに接近する方向に向けて回動させるガイド体回動手段を有するものである。
【0024】そして、上下可動体の下方への移動時に、ガイド体回動手段が作動することにより、各アームガイド体は上端部が互いに接近する方向に回動し、各昇降アーム体の下降途中で各外葉押圧体が略水平に移動する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の結球野菜用作業機の一実施の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0026】図1ないし図3は、畝に沿って作付けされた白菜等の結球野菜Aの垂れた外葉A1 を起しながら絞り込むための結球野菜用作業機の全体を示す図である。
【0027】これら図1ないし図3において、1は機体で、この機体1は、上下方向に長手方向を有する細長形状に形成され、下部に走行部2を備えかつ上部後端にアーチ状の操作ハンドル等にて構成された操作部3を備え、この操作部3の適宜の操作によりこの機体1が進行方向Xに向って畝に沿って走行する。また、この機体1は、前記走行部2にて支持された主枠5を有し、この主枠5にて作業部6が支持されている。
【0028】前記走行部2は、前輪取付け枠8を有し、この前輪取付け枠8は、図4に示すように、前記主枠5の前部に回動可能に取り付けられている。
【0029】すなわち、この前輪取付け枠8は、略逆U字状の基部10を有し、この基部10の上部中央から連結部11が上方に向って突出形成されている。この連結部11には複数のピン挿通用孔12が異なる高さ位置に形成され、これら複数のピン挿通用孔12のうち適宜に選択されたピン挿通用孔12に前記主枠5の枠連結用ピン13が挿通されて抜け止めされ、この前輪取付け枠8が前記主枠5の前部中央に回動可能に連結されている。
【0030】また、この前輪取付け枠8の基部10の左右の下端部には前車軸15が取り付けられ、この両前車軸15に左右一対の前輪16が回転自在に取り付けられ、この両前輪16の間隔は畝幅に応じて調節自在となっている。
【0031】さらに、この前輪取付け枠8の基部10の左右の下端部からは支枠18が前記機体1の前方に向って突設され、この両支枠18の先端には左右一対の外葉ガイド体20が取り付けられている。
【0032】各外葉ガイド体20は、前記前輪16が外葉A1 を踏むことを防止するために、倒伏状態にある外葉A1 を少し起しながら前記前輪16の上部後方位置まで案内するもので、例えば、上方に向って湾曲した湾曲矩形板状の第1のガイド部材21とこの第1のガイド部材21にて片持ち支持された細長棒状の第2のガイド部材22とにて構成されている。この各第1のガイド部材21は、前記機体1の前後方向に長手方向を有し、基端側に向って上方向に傾斜して前記前輪16の前方に位置して配設されている。また、この各第1のガイド部材21の互いに対向する対向面先端に前記各第2のガイド部材22の先端部が連結固定されている。そして、この各第2のガイド部材22も基端側に向って上方向に傾斜状に配設され、この各第2のガイド部材22の基端部が前記前輪16の上部後方位置にまで延出されている。
【0033】また、この走行部2は、後輪取付け枠28を有し、この後輪取付け枠28は、例えば、上下方向に長手方向を有する左右一対の後輪取付け棒部材29にて形成されている。この各後輪取付け棒部材29は、前記主枠5の後部両側に高さ位置調節可能に連結されている。そして、この各後輪取付け棒部材29の下端部には後車軸30が取り付けられ、この両後車軸30に左右一対の後輪31が回転自在に取り付けられ、この両後輪31の間隔は畝幅に応じて調節自在となっている。なお、前記主枠5上には蓄電池等の電力源32が設置されている。
【0034】一方、前記作業部6は、モータ等にて構成された駆動手段33を有するとともに、図5および図6に示すように、この駆動手段33からの駆動力により上下動する上下可動体35、この上下可動体35の上下動に連動して昇降および開閉する左右一対の昇降アーム体36、この両昇降アーム体36を案内する回動可能の左右一対のアームガイド体37、前記上下可動体35の下方への移動時に作動して前記各アームガイド体37をこのアームガイド体37の上端部が互いに接近する方向に向けて回動させるガイド体回動手段38等を有している。
【0035】この上下可動体35は、図7および図8に示すように、上下方向に長手方向を有する細長状のラック41を有し、このラック41の上端側が筒状部材42内に挿通されている。この筒状部材42の上下方向の中央には切欠き部43が形成され、この切欠き部43にて前記ラック41の一部が露出され、この露出したラック41の一部に前記駆動手段33の出力軸33a に取り付けられたピニオン45が噛み合っている。この筒状部材42は、前記主枠5に立設された左右一対のガイドレール46の上端部間に橋架された支枠44に固定されている。そして、この各ガイドレール46は、互いに対向する面に凹溝部47が上端から下端にわたって形成され、この凹溝部47の長手方向に沿って間隙部48が形成されている。なお、前記駆動手段33は前記両ガイドレール46の上端部間に橋架された取付けフレーム34に取り付けられている。
【0036】また、このラック41の下端部には横長状のローラ取付け枠50の長手方向の中央部が連結固定され、このローラ取付け枠50の両端部にガイドローラ体51が取り付けられ、この各ガイドローラ体51は例えば矩形状の支持板52の角部に位置する4つのガイドローラ53を備えている。
【0037】そして、これら4つのガイドローラ53が、前記ガイドレール46の凹溝部47内を走行することにより、この上下可動体35が両ガイドレール46にて案内されつつ前記駆動手段33からの駆動力により上下動する。なお、前記ローラ取付け枠50には、図6に示されるように、細長矩形状の作用突部54が前記機体1の後方に向って突出形成されており、この作用突部54がマイクロスイッチ等にて構成された可動体位置検知センサ55a ,55b に当接すると前記駆動手段33が停止し、上下可動体35が所定位置で止まるようになっている。
【0038】また、このローラ取付け枠50の一側面中央に略縦長矩形板状の係合部材56が高さ位置調節可能に取り付けられている。この係合部材56の下部両側には上下方向に長手方向を有する長孔57が形成され、この両長孔57の所定位置にボルト58が挿通され、この両ボルト58にてこの係合部材56が前記ローラ取付け枠50に固定されている。
【0039】前記各昇降アーム体36は、図9に示すように、長手方向の中央部で屈曲した略く字形状に形成され、この屈曲部分に支軸部61が形成されている。そして、この支軸部61が前記ローラ取付け枠50に回動可能に連結され、各昇降アーム体36がこの支軸部61を中心として回動可能になっている。
【0040】また、この各昇降アーム体36の上端部にはばね連結部62が形成され、このばね連結部62に第1の付勢手段としてのアーム用ばね64の一端部が連結されている。このアーム用ばね64の他端部は、図7に示されるように、前記各ガイドレール46の下端部のばね連結部65に連結され、この両アーム用ばね64にて左右一対の昇降アーム体36の上端部が互いに離間する方向に付勢されている。すなわち、両昇降アーム体36は、両アーム用ばね64にて下側が閉じる方向に付勢されている。
【0041】さらに、この各昇降アーム体36の長手方向の中央部近傍には円柱状の係合案内ピン67が前記機体1の前方に向って突出形成されている。また、この各昇降アーム体36の下端部である先端部には連結部材68を介して外葉押圧体69が取り付けられている。
【0042】この各外葉押圧体69は、結球野菜Aの外形に対応した円弧状に形成され、図15に示すように、前記昇降アーム体36の上昇に伴い下限位置から上限位置まで結球野菜Aの中心に向う方向へ徐々に移動し、前記昇降アーム体36の下降に伴い上限近傍位置で結球野菜Aから離間する方向へ結球野菜Aの側方位置まで略水平に移動してから下限位置まで移動するものである。
【0043】そして、この各外葉押圧体69は、結球野菜Aの垂れた外葉A1 の下方に入り込んだ位置からの上昇により外葉A1 を倒伏状態から起立状態にしながら結球野菜Aの中心に向う方向への移動により外葉A1 の外面に全周から結球野菜Aの中心に向って略一定の力を加えながらその外葉A1 を徐々に絞り込む。なお、各外葉押圧体69は、上限位置で水平状に互いに上下に重ね合うように、前記各昇降アーム体36の先端部に互いに異なる高さ位置に取り付けられ、上限位置では結球野菜Aの頭部を全周から押圧する。
【0044】この各外葉押圧体69は、略半円弧状のローラ取付け軸70を有し、このローラ取付け軸70の軸方向の中央部が前記連結部材68の下端部に連結され、この各ローラ取付け軸70に円筒状の複数のローラ片71が軸方向に沿って互いに隣接して挿通されて回転自在に取り付けられ、各ローラ片71は結球野菜Aの外葉A1 の外面に接しながら互いに独立して異なる速さで自転するようになっている。なお、前記昇降アーム体36、前記連結部材68、前記外葉押圧体69等にて起立絞込み手段75が構成されている。
【0045】前記各アームガイド体37は、図10に示すように、上下方向に長手方向を有し複数箇所で屈曲した形状に形成され、下端部に支軸部81が形成されている。そして、この支軸部81が前記主枠5に回動可能に連結され、各アームガイド体37がこの支軸部81を中心として回動可能になっている。
【0046】また、この各アームガイド体37の上端部にはばね連結部82が形成され、このばね連結部82に第2の付勢手段としての戻し用ばね83が連結され、この両戻し用ばね83が両アームガイド体37を上端部が互いに離間する方向に付勢する。
【0047】さらに、この各アームガイド体37は、下側部分における互いに対向する面にピン案内面部85を有し、このピン案内面部85の上端に連続してピン導入案内部86が形成され、このピン導入案内部86の上端に連続してピン摺動案内部87が形成されている。そして、これらピン案内面部85、ピン導入案内部86およびピン摺動案内部87にて前記昇降アーム体36の係合案内ピン67が案内される。また、この各アームガイド体37の上側部分における外面にはローラ案内面部89が形成されている。
【0048】前記ガイド体回動手段38は、図7および図10に示すように、前記両ガイドレール46の下部間に橋架された横長状の固定フレーム91を有し、この固定フレーム91の長手方向の中央部には互いに離間対向した矩形板状の対をなす支持部92が上方に向って突出形成され、この支持部92にて細長状の回動体93が長手方向の中央部を中心として回動可能に支持されている。
【0049】すなわち、この回動体93は、四角パイプ状で細長の筒状回動部材94とこの筒状回動部材94内に一端側が挿入された細長の係合回動部材95とにて構成されている。そして、この筒状回動部材94の長手方向の一端部には図示しない挿入孔が形成され、この挿入孔に前記支持部92間に軸支された支軸96が挿入され、この筒状回動部材94はこの支軸96を中心として回動可能である。
【0050】また、この筒状回動部材94の上面には平面状のピン受け面部97が形成され、この筒状回動部材94の下面には調節手段としての調節ボルト98の上端部が接離可能に当接している。
【0051】この調節ボルト98は、前記固定フレーム91の長手方向の中央部から前記機体1の前方に向って突出した突出部90の螺合孔90a に螺合され、上下位置調節可能となっている。なお、ナット90b にて調節ボルト98の位置ずれ防止が図られている。
【0052】そして、この調節ボルト98の上下位置は、畝に沿って作付けされた結球野菜Aの大きさ等に応じて調節する。すなわち、この調節ボルト98は、前記外葉押圧体69が結球野菜Aの大きさに応じた適切な移動軌跡上を移動するように、前記外葉押圧体69の開閉高さを調節するものである。すなわち、この調節ボルト98は、前記両アームガイド体37の傾斜角度つまり案内方向を調節するもので、この調節ボルト98の上下位置の調節により、前記回動体93が長手方向の中央部を中心として回動し、後述のガイド体押え機構111 が姿勢を変え、前記アームガイド体37が支軸部81を中心として回動する。その結果、このアームガイド体37が前記昇降アーム体36を所定方向に案内することにより、外葉押圧体69を結球野菜Aの大きさに応じた適切な移動軌跡上を移動させることができる。
【0053】例えば、図11(a) に示すように、この調節ボルト98を実線の位置から2点鎖線の位置にすると、前記回動体93が長手方向の中央部を中心として回動し、前記アームガイド体37が支軸部81を中心として上端部が互いに離間する方向に回動する。この結果、前記両昇降アーム体36の下側がより小さく閉じ、前記両外葉押圧体69にて比較的小さい結球野菜Aについてもその外葉A1 をしっかりと絞り込むことができる。
【0054】一方、前記係合回動部材95の長手方向の中央部近傍には図示しない挿入孔が形成され、この挿入孔に前記支軸96が挿入され、この係合回動部材95も前記筒状回動部材94と同様にこの支軸96を中心として回動可能である。また、この係合回動部材95の上面一端縁部には係合部100 が形成され、この係合部100 は図11に示すように前記係合部材56の移動軌跡上に位置するようになっている。さらに、この係合回動部材95の一端部における引掛けピン99には第3の付勢手段としてのばね101 の上端部が引掛け連結され、このばね101 の下端部が前記固定フレーム91に連結され、このばね101 にて係合回動部材95の一端部が下方に付勢されている。また、この係合回動部材95の他端側下面は他端縁に向って上方向に傾斜している。
【0055】そして、図11(a) に示すように、前記上下可動体35の上方への移動時に、この上下可動体35の係合部材56が前記係合回動部材95の係合部100 に係合すると、この係合回動部材95がばね101 の付勢力に抗して回動して、この係合部材56を通過させる。この係合部材56の通過後には、この係合回動部材95はばね101 の付勢力により元の状態になる。この係合回動部材95の回動時において前記筒状回動部材94は停止したままである。
【0056】一方、図11(b) に示すように、前記上下可動体35の下方への移動時に、この上下可動体35の係合部材56が前記係合回動部材95の係合部100 に係合すると、この係合回動部材95が前記戻し用ばね83の付勢力に抗して回動するとともに、前記筒状回動部材94も回動し、この筒状回動部材94のピン受け面部97にて後述の作用ピン115 が押されて所定の高さ位置まで移動する。なお、この係合部100 が係合部材56に接触した状態では前記作用ピン115 は所定の高さ位置に維持され、この係合部材56の通過後に前記係合回動部材95および筒状回動部材94が図11(a) に示す元の状態に戻る。
【0057】また、このガイド体回動手段38は、図10、図12および図13に示すように、前記両ガイドレール46にて支持されたガイド体押え機構111 を備え、このガイド体押え機構111 は、前記各昇降アーム体36の下降途中で各外葉押圧体69を略水平に移動させるために、前記回動体93の筒状回動部材94の回動に連動して姿勢を変えて、前記各アームガイド体37を前記支軸部81を中心としてこのアームガイド体37の上端部が互いに接近する方向に向けて回動させるものである。
【0058】このガイド体押え機構111 は、前記固定フレーム91の長手方向の中央部近傍に立設された支枠112 を有し、この支枠112 の上部には回動軸113 が軸支され、この回動軸113 には作用ピン115 が直交状に連結されている。この作用ピン115 が前記筒状回動部材94のピン受け面部97上に位置している。
【0059】また、この回動軸113 の先端部には上下方向に細長状の第1の連結体116 の長手方向の中央部が連結固定されている。さらに、この第1の連結体116 の上端部には長さ調節可能な第2の連結体117 の一端部が回動可能に連結され、この第2の連結体117 の他端部には第3の連結体118 の下端部が回動可能に連結されている。この第3の連結体118 の上端部にはローラ保持部119 が形成され、このローラ保持部119 にて押えローラ120 が回転可能に保持され、この押えローラ120 が前記ローラ案内面部89上を走行する。一方、前記第1の連結体116 の下端部には長さ調節可能な第4の連結体121 の一端部が回動可能に連結され、この第4の連結体121 の他端部には第5の連結体122 の下端部が回動可能に連結されている。この第5の連結体122 の上端部にも、前記第3の連結体118 と同様にローラ保持部119 が形成され、このローラ保持部119 にて押えローラ120 が回転可能に保持されている。
【0060】次に、上記一実施の形態の動作を図12ないし図16を参照して説明する。
【0061】結球野菜Aを越冬させるために、結球野菜Aの結球部を外葉A1 で被包する場合、まず、上下可動体35を最も下方の位置に位置させて、両昇降アーム体36の下側を開いた状態にし、両外葉押圧体69を図14(a) に示す初期状態にする。なお、予め、結球野菜Aの大きさに応じて調節ボルト98の上下位置作業部6の高さ位置などを調節しておく。
【0062】そして、この両外葉押圧体69を初期状態にしたまま、機体1を進行方向Xに畝に沿って走行させると、この機体1の前進に伴い、両外葉ガイド体20が、結球野菜Aの垂れた外葉A1 を少し起しながら前輪16の上部後方位置まで案内し、この案内された外葉A1 の先端側が両外葉押圧体69上に載置される。
【0063】そして、両昇降アーム体36が結球野菜Aの略横にきたところで、機体1の前進を止めてから、機体1の操作部3を操作して、上下可動体35を駆動手段33からの駆動力により上方に移動させると、図12に示すように、両昇降アーム体36は、上下可動体35の動きに連動して、両アームガイド体37にて案内されつつ少し上昇し、かつ、上端部が互いに離間する方向に向って回動する。すなわち、両アームガイド体37の下側が閉じた状態になり、両外葉押圧体69が結球野菜Aの左右両側方の離間位置から結球野菜Aの結球部の中心に向って移動し、結球野菜の垂れた外葉の下方に入り込み、図14(b) に示す下限位置状態になる。
【0064】なお、この際、昇降アーム体36の係合案内ピン67が、図12に示すように、アームガイド体37のピン案内面部85およびピン導入案内部86にて案内され、ピン摺動案内部87の入口の近傍位置まで移動する。
【0065】次いで、上下可動体35を駆動手段33からの駆動力によりさらに上方に移動させると、図12に示すように、両昇降アーム体36は、上下可動体35の動きに連動し、両アームガイド体37にて案内されて上昇しながら回動する。
【0066】この両昇降アーム体36の上昇時に、起立絞込み手段75の外葉押圧体69は、図15に示すように、結球野菜Aの左右結球野菜Aの垂れた外葉A1 の下方に入り込んだ下限位置から結球野菜Aの頭部の上限位置まで結球野菜Aの中心に向う方向へ徐々に移動し、図14(c) に示す上限位置状態になる。なお、この際、結球野菜Aの外形、大きさ等に応じて、アーム用ばね64および戻し用ばね83が変形するため、両外葉押圧体69から結球野菜Aには略一定の力が働き、両外葉押圧体69にて結球野菜Aの外葉A1 を大きく傷付けてしまうことがない。また、この際、図11(a) に示すように、回動体93の筒状回動部材94は回動せず、ガイド体押え機構111 の作用ピン115 は停止したままである。
【0067】そして、この両外葉押圧体69の結球野菜Aの垂れた外葉A1 の下方に入り込んだ位置からの上昇により、外葉A1 が倒伏状態から起立状態になり、同時に、この両外葉押圧体69の結球野菜Aの中心に向う方向への移動により、外葉A1 の外面に全周位置から中心に向って略一定の力が作用しつつ、その外葉A1 が徐々にたくし上げられて絞り込まれる。
【0068】次いで、この両外葉押圧体69を上限位置状態にしたまま、図16に示すように、例えば作業者がその絞られて起立状態にある外葉A1 をひも130 等でしっかりと縛る。
【0069】その後、作業者は、上下可動体35を駆動手段33からの駆動力により下方に移動させた後、次の作業対象となる結球野菜Aに向けて機体1を進行させる。
【0070】そして、この上下可動体35が下方へ移動する場合、図11(b) に示すように、この上下可動体35の係合部材56が回動体93の係合回動部材95の係合部100 に係合すると、この係合回動部材95が戻し用ばね83の付勢力に抗して回動するとともに、筒状回動部材94も回動し、この筒状回動部材94のピン受け面部97にて作用ピン115 の先端側が押されて所定の高さ位置まで移動する。
【0071】すなわち、この作用ピン115 が回動軸113 を支点として回動すると、ガイド体押え機構111 が、図13に示すように、姿勢を変える。すなわち、ガイド体押え機構111 の第2の連結体117 および第4の連結体121 が直線移動するとともに、第1の連結体116 、第3の連結体118 および第5の連結体122 が回動し、両押えローラ120 が互いに接近する方向に両アームガイド体37のローラ案内面部89にて案内されつつ移動する。
【0072】そして、この両押えローラ120 にて両アームガイド体37が押圧され、上端部が互いに接近する方向に向けてこの両アームガイド体37が支軸部81を中心に回動する。
【0073】この両アームガイド体37が回動すると、下降中の両昇降アーム体36も連動して大きく回動し、起立絞込み手段75の外葉押圧体69は、図15に示すように、結球野菜Aから大きく離間するように略水平方向に移動し、図14(d) に示す状態から図14(e) に示す状態になる。
【0074】次いで、上下可動体35が駆動手段33からの駆動力によりさらに下方に移動すると、図13に示すように、両昇降アーム体36は、上下可動体35の動きに連動し、両アームガイド体37にて案内されて下降しながら回動する。
【0075】この両昇降アーム体36の下降時に、起立絞込み手段75の外葉押圧体69は、図15に示すように、結球野菜Aから離れた側方位置で略鉛直下方向に移動し、図14(f) に示す状態になる。
【0076】次いで、上下可動体35がさらに下方に移動し、係合部材56が回動体93の係合部100 から離れると、戻し用ばね83の付勢力により、ガイド体回動手段38の回動体93が回動し、元の状態になる。
【0077】一方、両昇降アーム体36は、上下可動体35の動きに連動して、両アームガイド体37にて案内されつつ少し下降し、両外葉押圧体69が図14(a) に示す初期状態に戻る。
【0078】そして、上記動作の繰り返しにより、結球野菜Aの被包作業が行われる。
【0079】このようにして、上記一実施の形態によれば、起立絞込み手段75の両外葉押圧体69が、結球野菜Aの垂れた外葉A1 の下方に入り込んだ位置からの上昇により外葉A1 を倒伏状態から起立状態にしながら、結球野菜Aの中心に向う方向への移動により外葉A1 を絞り込むので、結球野菜Aの頭部位置で外葉A1 をしっかりと絞り込むことができ、次の作業である結球野菜の頭部を縛ることを容易にでき、結球野菜Aの結球部が冷気の悪影響を受けることを確実に防止できる。
【0080】また、調節ボルト98の上下位置を結球野菜Aの大きさ等に応じて調節することにより、起立絞込み手段75の両外葉押圧体69が、結球野菜Aの外葉A1 の外面に全周位置から中心に向って略一定の力を加えながら外葉A1 を徐々に絞り込むので、結球野菜Aの大小に拘わらず、結球野菜Aの頭部位置で外葉A1 をより一層しっかりと絞り込むことができ、その絞られて起立状態にある外葉A1 をひも130 等で容易に縛ることができる。
【0081】さらに、ガイド体回動手段38のガイド体押え機構111 が、調節ボルト98の上下位置の調節により所定の方向に回動した両アームガイド体37を適切な傾斜角度に保持するので、起立絞込み手段75にて、結球野菜Aの大小に拘わらず、結球野菜Aの頭部位置で外葉A1 をしっかりと絞り込むことができる。
【0082】また、各外葉押圧体69が、下降時に上限近傍位置で結球野菜Aから離間する方向へ結球野菜Aの側方位置まで略水平に移動するので、下降する外葉押圧体69で被包ずみの結球野菜Aを傷付けてしまうことを防止できる。すなわち、例えば、上昇時における移動軌跡上を逆戻りさせる構成では、外葉押圧体69で外葉A1 の外面を引っかいて傷付けてしまう。
【0083】さらに、各外葉押圧体69のローラ取付け軸70に回転自在に取り付けられた各ローラ片71が、結球野菜Aに接しながら互いに独立して自転するので、外葉A1 を傷付けることを確実に防止できる。
【0084】また、各昇降アーム体36を各アームガイド体37にて案内しつつ開閉することにより、各外葉押圧体69を所定の軌跡を描くように確実に移動でき、この各外葉押圧体69にて外葉A1 をしっかりと絞り込むことができる。
【0085】さらに、各外葉押圧体69が、図14(c) に示す上限位置で互いに上下に水平状に重なり合うので、外葉A1 を確実に全周位置から絞り込むことができ、その絞られて起立状態にある外葉A1 をひも130 等で簡単に縛ることができる。なお、結球野菜Aの大きさによっては、各外葉押圧体69は、上限位置で互いに上下に少し傾いた状態で重なり合う。
【0086】また、駆動手段33からの駆動力により上下可動体35が上下動すると、この上下可動体35の上下動に連動して各昇降アーム体36が昇降、開閉するので、一つの駆動手段33で各外葉押圧体69を図15に示す所定の軌跡を描くように移動でき、複数の駆動手段を必要とする構成に比べて、機体1を容易に小型化できる。
【0087】さらに、各昇降アーム体36の下降途中でガイド体回動手段38が作動し、このガイド体回動手段38にて各アームガイド体37を回動するので、各昇降アーム体36の下降途中で各外葉押圧体69を略水平に確実に移動させることができる。
【0088】なお、上記実施の形態においては、モータ等にて構成した駆動手段33にて上下可動体35を上下動させる構成について説明したが、例えば、上下可動体35の上端部に把持部を設け、この把持部を作業者が把持して上下可動体35を手動で上下動するような構成でもよい。また、駆動手段33は、図示しない油圧装置等を利用したいかなる構成のものでもよい。
【0089】また、上記いずれの実施の形態においても、結球野菜Aの頭部位置に向って進出し、起立絞込み手段75にて絞られて起立状態にある外葉A1 をひも130 等で縛る手段を機体1に設けることもできる。
【0090】さらに、上記いずれの実施の形態においても、走行部2の後輪取付け枠28は、高さ位置調節可能な左右一対の後輪取付け棒部材29である構成について説明したが、例えば、前輪取付け枠8と同様の構成とすることもできる。すなわち、機体1の主枠5を走行部2にて水平状態維持可能に支持した構成とすることもできる。そして、この構成とすれば、起立絞込み手段75を支持した主枠5が、機体1の走行部2に水平状態維持可能に支持されているので、圃場面の凸凹等による悪影響を受けることなく、起立絞込み手段75にて外葉A1 を適切に起しながら絞り込むことができる。
【0091】また、上記いずれの実施の形態においても、各外葉押圧体69は、昇降アーム体36の下降に伴い上限近傍位置で結球野菜Aから離間する方向へ結球野菜Aの側方位置まで略水平に移動する構成として説明したが、上限位置または中間位置で結球野菜Aから離間する方向へ略水平に移動する構成、或いは、斜め下方向に移動するような構成でもよい。
【0092】さらに、上記いずれの実施の形態においても、各外葉押圧体69は、外葉A1 の外面に全周位置から中心に向って外葉A1 を徐々に絞り込む構成について説明したが、例えば、結球野菜Aの周方向に沿って互いに間隔をおいた複数位置から中心に向って外葉A1 を徐々に絞り込む構成でもよい。
【0093】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、起立絞込み手段が、結球野菜の垂れた外葉の下方に入り込んだ位置からの上昇により外葉を倒伏状態から起立状態にしながら結球野菜の中心に向う方向への移動により外葉を絞り込むので、結球野菜の頭部位置で外葉をしっかりと絞り込むことができ、結球野菜の頭部を縛ることが容易にできる。
【0094】請求項2記載の発明によれば、起立絞込み手段が、外葉の外面に結球野菜の中心に向って略一定の力を加えながら外葉を徐々に絞り込むので、結球野菜の頭部位置で外葉をより一層しっかりと絞り込むことができる。
【0095】請求項3記載の発明によれば、各外葉押圧体が、下降時に上限近傍位置で結球野菜から離間する方向へ結球野菜の側方位置まで略水平に移動するので、外葉押圧体で被包済みの結球野菜を傷付けることを防止できる。
【0096】請求項4記載の発明によれば、ローラ取付け軸に回転自在に取り付けられた各ローラ片が、結球野菜に接しながら互いに独立に自転するので、外葉を傷付けることを防止できる。
【0097】請求項5記載の発明によれば、各昇降アーム体をアームガイド体にて案内しつつ開閉させることにより、各外葉押圧体を適切に所定の軌跡を描くように移動できる。
【0098】請求項6記載の発明によれば、各外葉押圧体が上限位置で互いに上下に重なり合うので、外葉を確実に全周位置から絞り込むことができる。
【0099】請求項7記載の発明によれば、起立絞込み手段を支持した主枠が、機体の走行部に水平状態維持可能に支持されているので、圃場面の凸凹等による悪影響を受けることなく、起立絞込み手段にて外葉を適切に起しながら絞り込むことができる。
【0100】請求項8記載の発明によれば、駆動手段からの駆動力により上下可動体が上下動すると、この上下可動体の上下動に連動して各外葉押圧体が移動するので、一つの駆動手段で各外葉押圧体を所定の軌跡を描くように移動でき、機体を小型化できる。
【0101】請求項9記載の発明によれば、ガイド体回動手段にて各アームガイド体を回動させることにより、各昇降アーム体の下降途中で各外葉押圧体を略水平に確実に移動させることができる。
【出願人】 【識別番号】399011302
【氏名又は名称】宮本 泰男
【出願日】 平成11年4月15日(1999.4.15)
【代理人】 【識別番号】100062764
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 襄 (外2名)
【公開番号】 特開2000−300038(P2000−300038A)
【公開日】 平成12年10月31日(2000.10.31)
【出願番号】 特願平11−108513