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【発明の名称】 根菜類の掘り取り機における根菜類搬送機
【発明者】 【氏名】苫米地 力

【要約】 【課題】根菜類掘り取り機の掘り起こしせり上げ板によって荒らされた地面を作業者が歩かずにごぼう等の根菜類を拾い上げられ、しかも根菜類を拾い上げるために腰をかがめる回数を減少させる。

【解決手段】掘り起こしせり上げ板60a,bにより掘り取られたごぼうをトラクタの進行方向とは逆方向に搬送する第1搬送手段10と、第1搬送手段10が搬送したごぼうを、第1搬送手段10がごぼうを搬送する方向と交差する方向に搬送する第2搬送手段30と、第2搬送手段30が搬送したごぼうを一定量貯えた後に排出するドロッパ40とを備えたことを特徴とし、第2搬送手段30によりごぼうが掘り起こしせり上げ板60a,bにより荒らされた地面からずれた位置に搬送され、ごぼうが一定量ごとに地面に落ちるので、作業者は荒らされた地面を歩かなくてすみ、根菜類を拾い上げるために腰を曲げる回数も減少する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】トラクタにけん引され、上下振動が与えられる左右一対の掘り起こしせり上げ板と、該各掘り起しせり上げ板の後部に設置された根菜類搬送装置を備えた根菜類搬送機において、前記根菜類搬送装置は、前記掘り起こしせり上げ板により掘り取られた根菜類を前記トラクタの進行方向とは逆方向に搬送する第1搬送手段と、前記第1搬送手段が搬送した前記根菜類を、前記第1搬送手段が根菜類を搬送する方向と交差する方向に搬送する第2搬送手段と、を備えたことを特徴とする根菜類の掘り取り機における根菜類搬送機。
【請求項2】前記第2搬送手段が搬送した前記根菜類を一定量貯えた後に排出するドロッパを備えたことを特徴とする請求項1に記載の根菜類の掘り取り機における根菜類搬送機。
【請求項3】前記第2搬送手段は、根菜類を搬送する搬送経路に張り出した張り出し部材を備えたことを特徴とする請求項2に記載の根菜類の掘り取り機における根菜類搬送機。
【請求項4】前記第2搬送手段は、前記張り出し部材よりも前記第1搬送手段に近く配置され、鉛直方向に対し斜めに前記搬送経路に張り出したガイド部材と、を備えたことを特徴とする請求項3に記載の根菜類の掘り取り機における根菜類搬送機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタでけん引してごぼう、大根等の根菜類を栽培土中から掘り起こし採取する根菜類の掘り取り機に関し、特に根菜類を搬送する根菜類搬送装置に係る。
【0002】
【従来の技術】トラクターでけん引してごぼう、大根等の根菜類を栽培土中から掘り起こすには、従来例えば図8に示すような掘り取り機が用いられている。図示しないトラクタによりけん引され、栽培土は輪刀61により切り取られ、支持アーム62に支持された掘り起こしせり上げ板60が畑の土を掘り進む。なお、支持アーム62と掘り起こしせり上げ板60は左右一対である。また、掘り起こしせり上げ板60は正面視逆ハの字状に対向し、後方が上方に傾斜している。よって、ごぼう70は畑の土もろとも上に押し上げられ、ごぼう70が掘り起こされることになる。
【0003】また、PTOの回転は回転軸66を介して上下振動運動変換機構63により昇降振動レバー64に伝えられ、掘り起こしせり上げ板60が上下に振動する。よって、掘り起こしせり上げ板60は土中を進みやすくなる。
【0004】そして、図示しない掘り起こしせり上げ板60の後端部上方に設置された挾持搬送ベルトによりごぼうは後方に送り出される。
【0005】後方に送り出されたごぼうは、特開平7−222515号公報に記載されているようなドロッパ装置に貯えることができる。この場合、ごぼうが一定量貯えられると、ごぼうはドロッパ装置から落下する。落下したごぼうは、収穫にあたる作業者が拾い集め、ごぼうは収穫される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の掘り取り機では、掘り起こしせり上げ板60が進入した地面にごぼうは落下することになる。掘り起こしせり上げ板60が進入した地面は、掘り起こしせり上げ板60により荒らされており、作業者にとって歩きにくい。よって、作業者はごぼうを拾い集めにくい。
【0007】なお、特開平7−222515号公報に記載されているようなドロッパ装置を用いた場合は、ごぼうはトラクタの進行方向からややずれた側方に落下する場合がある。しかし、ごぼうの落下位置はトラクタの進行方向からややずれたところで、掘り起こしせり上げ板60により荒らされた地面に落ちることに変わりはない。しかも、ごぼうは確実にトラクタの進行方向からややずれて落下するとは限らず、ドロッパ装置の真下に落下することも充分に考えられる。よって、作業者がごぼうを拾い集めにくいことに変わりはない。
【0008】また、ドロッパ装置を使用しない場合は、ごぼうは一本ずつ畑の地面に落下することになる。このような場合は、作業者は腰をかがめてごぼうを一本ずつ拾い集めなければならない。よって、作業者の腰をかがめる回数が多くなり、収穫に困難を伴う。
【0009】そこで、本発明は、掘り起こしせり上げ板によって荒らされた地面を作業者が歩かずにごぼう等の根菜類を拾い上げられ、しかも腰をかがめる回数を減少させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、トラクタにけん引され、上下振動が与えられる左右一対の掘り起こしせり上げ板と、該各掘り起しせり上げ板の後部に設置された根菜類搬送装置を備えた根菜類搬送機において、前記根菜類搬送装置は、前記掘り起こしせり上げ板により掘り取られた根菜類を前記トラクタの進行方向とは逆方向に搬送する第1搬送手段と、前記第1搬送手段が搬送した前記根菜類を、前記第1搬送手段が根菜類を搬送する方向と交差する方向に搬送する第2搬送手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】第1搬送手段によりトラクタの後方に搬送された根菜類は、第2搬送手段により方向を変えて搬送されるため、掘り起こしせり上げ板により荒らされた地面の真上から根菜類は確実に外れることとなる。したがって、掘り起こしせり上げ板によって荒らされた地面を作業者が歩かずにごぼう等の根菜類を拾い上げられる。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の根菜類の掘り取り機における根菜類搬送機であって、前記第2搬送手段が搬送した前記根菜類を一定量貯えた後に排出するドロッパを備えたことを特徴とする。
【0013】ドロッパは第2搬送手段により搬送された根菜類を一定量貯えた後に排出する。よって、掘り起こしせり上げ板により荒らされていない地面に根菜類が複数本まとめて間欠的に落下する。したがって、作業者が腰をかがめる回数が減少する。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の根菜類の掘り取り機における根菜類搬送機であって、前記第2搬送手段は、根菜類を搬送する搬送経路に張り出した張り出し部材を備えたことを特徴とする。
【0015】第2搬送手段の搬送経路に張り出しているため、第1搬送手段においてほぼ直立していた根菜類は、張り出し部材にその下部が接触して第2搬送手段の搬送経路に沿って、倒れる。よって、根菜類の頭部が、荒らされた地面からはみでて、荒らされていない地面に落下することになる。したがって、掘り起こしせり上げ板によって荒らされた地面を作業者が歩かずにごぼう等の根菜類をますます拾い上げられやすくなる。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の根菜類の掘り取り機における根菜類搬送機であって、前記張り出し部材よりも前記第1搬送手段に近く配置され、鉛直方向に対し斜めに前記搬送経路に張り出したガイド部材を備えたことを特徴とする。
【0017】ガイド部材はそれぞれの張り出し方向が異なるため、ガイド部材の張り出し方向の調整によって、根菜類の倒れる方向を自由に調整できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる根菜類の掘り取り機における根菜類搬送機の平面図である。図2は、その正面図である。以下、根菜類の掘り取り機における根菜類搬送機の構成を説明する。本発明の実施形態にかかる根菜類搬送機は、第1搬送手段10、第2搬送手段30、ドロッパ40(図4参照)を備えている。
【0019】第1搬送手段10は駆動軸11、回転方向変換用スプロケット12、スプロケット13a,b、チェーン14、上部主動ベルトプーリ15a,b、上部従動ベルトプーリ16a,b、搬送Vベルト17a,b、ベルト張り部材18a,b、上部伸縮レバー19a,b、下部伸縮レバー21a,b、フレーム22a,bを備えている。
【0020】駆動軸11は、図2にあるように、トラクタのPTOに連結された軸65に図示を省略した回転伝達機構(例えば、ユニバーサルジョイント)により連結されている。図1に示すように、駆動軸11を中心軸としてスプロケット13bが回転する。第1搬送手段10の後方には、同一径のスプロケット13a,bが配置されている。図示省略したトラクタの進行方向に向かって右側のスプロケット13aは左側のスプロケット13bよりも、およそスプロケット13a,bの直径の長さだけ後方に配置されている。回転方向変換用スプロケット12とスプロケット13aの間にはチェーン14が張られている。スプロケット13bはチェーン14に接し、チェーン14の外側に配置される。チェーン14はスプロケット13a,bに回転方向変換用スプロケット12を介して、たすきがけ状に接触している。
【0021】図2に示すように、上部主動ベルトプーリ15a,bはスプロケット13a,bの真下にあり、それぞれ共通の回転軸を有している。図1に示すように、第1搬送手段10の前方には前記の各上部主動ベルトプーリ15a,bよりも大きな直径の上部従動ベルトプーリ16a,bが配置されている。右側の上部ベルト従動プーリ16aは左側の上部従動ベルトプーリ16bと、図示省略したトラクタの進行方向に向かってほぼ同位置に配置されている。上部主動ベルトプーリ15a,bと上部従動ベルトプーリ16a,bの間には搬送Vベルト17a,bが張られている。ベルト張り部材18a,bはフレーム22a,bに設けられたローラである。ベルト張り部材18a,bは、上部ベルト主動プーリ15a,b、上部従動ベルトプーリ16a,bの内側の部分にある搬送Vベルト17a,bに内側から接しており、搬送Vベルト17a,bの張力を保っている。
【0022】フレーム22a,bは支持アーム62に上部伸縮レバー19a,b、下部伸縮レバー21a,bに連結されている。図2に示すように、上部伸縮レバー19a,bは支持アーム62の上部とフレーム22a,bの上部とを接続する。下部伸縮レバー21a,bはフレーム22a,bの下部と支持アーム62の上部および下部とを接続する。上部伸縮レバー19a,b、下部伸縮レバー21a,bは伸縮することができる。
【0023】第2搬送手段30は下部主動プーリ31a,b、下部従動プーリ32a,b、搬送Vベルト33a,b、ベルト張り部材34、支持アーム35a,b、ガイドローラ36a,b、フレーム37a,b、張り出しローラ39を備えている。
【0024】図1に示すように、第2搬送手段30は第1搬送手段10から見て、斜めに配置されており、交差しているといえる。すなわち、第1搬送手段10は図示省略したトラクタの進行方向と逆方向に延びているのに対し、第2搬送手段30はトラクタの進行方向とある程度の角度αを持った方向に延びている。なお、αは0度から360度まで任意である。ただし、αは0度、180度ではない。例えば、図1においてはαは鋭角であり、第2搬送手段は図1の右下方に延びている。しかし、αが270度をこえたときは、第2搬送手段は図1の右上方に延びることになる。
【0025】下部主動プーリ31a,bは図2に示すように前記の各上部主動ベルトプーリ15a,bの真下にあり、共通の回転軸を有している。下部従動プーリ32a,bは下部主動プーリ31a,bとほぼ同一径であり、第2搬送手段30の後方にある。下部従動プーリ32a,bは第2搬送手段30の延びる方向に向かってほぼ同位置に配置されており、支持アーム35a,bによりフレーム37a,bに支持されている。下部主動プーリ31a,bと下部従動プーリ32a,bの間には搬送Vベルト33a,bが張られている。ベルト張り部材34はフレーム37a,bに設けられたローラである。ベルト張り部材34は、下部主動プーリ31a,bと下部従動プーリ32a,bの内側の部分にある搬送Vベルト33a,bに内側から接しており、搬送Vベルト33a,bの張力を保っている。
【0026】ガイドローラ36a,bはフレーム37a,bに設けられており、フレーム37a,bの内側に延びている。図3に、ガイドローラ36a,b付近の拡大した正面を示す。図3に示すように、ガイドローラ36a,bは、鉛直方向とはある程度の角度をもった異なる方向に張り出している。しかも、ガイドローラ36a,bは搬送Vベルト33a,bが向かい合っている部分の下方に張り出している。さらに、その手前には張り出しローラ39が張り出している。
【0027】ドロッパ40は、側方受部材41a,b、底部受部材42、フレーム43a,b、回転部材56、ばね57、58、側方張り出し部材59を備えている。図4にドロッパ40の図1におけるΙV方向から見た側面を示す。ドロッパ40は第2搬送手段30のフレーム37a,bの真下にある。図5にドロッパ40の図4におけるV−V断面を示す。側方受部材41a,b、底部受部材42ともに細い棒状部材である。なお、回転部材56は垂下部材55のまわりに回転できるようになっている。ただし、側方受部材41a、bはフレーム43a、bのまわりに回転するようなことはなく固定されている。
【0028】ドロッパ40の後端部(下部従動プーリ32a,b側)には、側方受部材41bが自重で回転して垂れ下がることを防止するための機構がある。図6にドロッパ40の図1におけるVΙ方向から見た正面を示す。ドロッパ40は、ドロッパ支持フレーム38a,bにより第2搬送手段30のフレーム37a,bに取付けられている。ドロッパ支持フレーム38bの下方から垂下する垂下部材55が設けられており、垂下部材55から側方に側方張り出し部材59が設けられている。
【0029】フレーム43aには、側方止め具53が設けられており、フレーム43aまわりには回転せずに固定されている。回転部材56はばね58と連結され、垂下部材55と側方張り出し部材59とを連結する。ばね57は垂下部材55の上方と回転部材56の端部とを連結する。
【0030】次に、この根菜類搬送機の作用を説明する。図2に示すように、掘り起こしせり上げ板60a、60bが前進すると、掘り起こしせり上げ板60a、60bは正面視逆ハの字状になっており、ごぼう70は土ごと掘り起こされ、第1搬送手段10の方へ追いやられる。なお、ごぼう70が掘り起こされて、第1搬送手段10へ向かう動作は、図2において、矢印にて示してある。また、PTOの回転は上下振動運動変換機構63を介して昇降振動レバー64に伝えられ、掘り起こしせり上げ板60が上下に振動する。
【0031】図2に示すように、PTOから動力が軸65に伝えられると図示を省略した回転伝達機構により連結されている駆動軸11が回転する。図1に示すように、駆動軸11が回転すると、スプロケット13bが回転し、チェーン14によって回転が伝わり、スプロケット13aが回転する。チェーン14は回転方向変換用スプロケット12を介してスプロケット13a,bにたすきがけ状に接触しているため、スプロケット13a,bは互いに反対向きに回転する。
【0032】スプロケット13a,bが回転することで、上部主動ベルトプーリ15a,bが回転し、搬送Vベルト17a,bによって、上部従動ベルトプーリ16a,bに回転が伝わる。よって、搬送Vベルト17a,bは、上部従動ベルトプーリ16a,bにある物を後方に搬送するように動作する。
【0033】上部従動ベルトプーリ16a,bに送り込まれたごぼう70は、搬送Vベルト17a,bにより第1搬送手段10の後方に搬送され、上部主動ベルトプーリ15a,bの間、すなわち下部主動プーリ31a,bの間にごぼう70が到達する。
【0034】駆動軸11が回転すると、図2に示すように、下部主動プーリ31a,bも回転する。下部主動プーリ31a,bの回転は搬送Vベルト33a,bにより下部従動プーリ32a,bに伝えられる。よって、搬送Vベルト33a,bは下部主動プーリ31a,bにある物を第2搬送手段30の後方に搬送するように動作する。
【0035】下部主動プーリ31a,bの間に到達したごぼう70は、搬送Vベルト33a,bにより後方へ搬送される。第2搬送手段30は第1搬送手段10と交差して角度αだけ延びる方向がずれているため、ごぼう70はトラクタの進行してきた経路すなわち掘り起こしせり上げ板60a、60bにより荒らされた地面からずれた所に搬送されることになる。なお、搬送Vベルト33a,bに挟まれた部分がごぼうの搬送経路に相当することになる。
【0036】ごぼう70は、ある程度、第2搬送手段30内で搬送されると、図3、4に示すように、ごぼう70の下部がガイドローラ36a,bに接触する。ガイドローラ36a,bの延びる方向は色々異なり、ごぼう70の下部がガイドローラ36a,bに接触することで、様々にごぼう70の姿勢が直される。そして、張り出しローラ39にごぼう70の下部がひっかかりドロッパ40に倒れ込む。
【0037】図5に示すように、ごぼう70は底部受部材42に受け止められる。このとき、底部受部材42にはモーメントが働く。このとき、底部受部材42も垂れ下がるように動くが、それに伴い、ばね57、58が伸びる。よって、底部受部材42は、ばね57、58により垂れ下がることに反する力を受け、側方受部材41a,bは垂れ下がらない。しかし、ごぼう70が複数本、ドロッパ40に溜まれば、底部受部材42に働く力はばね57、58の力にうちかって、底部受部材42は垂れ下がる。よって、ごぼう70は複数本ごとにかたまって、畑の地面に落下する。
【0038】なお、図5において底部受部材42の可動範囲を矢印で表している。底部受部材42は垂れ下がった後、ばね57,58の力により、底部受部材42は復帰する。このとき、ばね57だけでは、戻りすぎるので、ばね58により戻りすぎを防止している。
【0039】ごぼう70が落下した畑の地面を図7に示す。なお、図7においては、第1搬送手段10、第2搬送手段30等は図面を見やすくするために簡略に表している。図7(a)に示すように、畑100には、掘り起こしせり上げ板60a、60bにより荒らされた地面101と荒らされていない地面102がある。ごぼう70は第2搬送手段30により、荒らされた地面101からずれた位置に搬送され、しかも張り出しローラ39により第2搬送手段30に延びる方向倒れ込む。よって、ごぼう70の頭部が荒らされていない地面102に落下し、複数本ごとにかたまって畑の地面に落下する。
【0040】なお、図7(b)に示すように、特開平7−222515号公報に記載されているようなドロッパ装置を用いた場合は、荒らされた地面101に落ちることになる。
【0041】本発明の実施の形態によれば、ごぼう70は、第2搬送手段30により荒らされた地面101からずれて搬送され、落下する。よって、作業者は荒らされていない地面102を歩いてごぼう70を拾い集められる。
【0042】しかも、ごぼう70は張り出しローラ39により第2搬送手段30に延びる方向倒れ込むため、ごぼう70の頭部が荒らされていない地面102に落下するため、作業者は荒らされていない地面102を歩いてごぼう70を拾い集めることが、さらに容易になる。そして、ガイドローラ36a,bは異なった方向に張り出しており、ガイドローラ36a,bの張り出し方向の調整によって、ごぼう70の倒れる方向を自由に調整できる。
【0043】また、ドロッパ40はごぼう70を複数本まとめて落下させるため、作業者がごぼう70を拾い集めるために、腰を曲げる回数が減少する。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、第1搬送手段によりトラクタの後方に搬送された根菜類は、第2搬送手段により方向を変えて搬送されるため、掘り起こしせり上げ板により荒らされた地面の真上から根菜類は確実に外れることとなる。そして、ドロッパは第2搬送手段により搬送された根菜類を一定量貯えた後に排出する。よって、掘り起こしせり上げ板により荒らされていない地面に根菜類が複数本まとめて落下する。
【0045】したがって、掘り起こしせり上げ板によって荒らされた地面を作業者が歩かずにごぼう等の根菜類を拾い上げられ、しかも作業者が腰をかがめる回数が減少する。
【出願人】 【識別番号】596016937
【氏名又は名称】株式会社苫米地技研工業
【出願日】 平成11年4月20日(1999.4.20)
【代理人】 【識別番号】100078776
【弁理士】
【氏名又は名称】安形 雄三 (外1名)
【公開番号】 特開2000−300028(P2000−300028A)
【公開日】 平成12年10月31日(2000.10.31)
【出願番号】 特願平11−112516