| 【発明の名称】 |
芝刈機 |
| 【発明者】 |
【氏名】久礼 政治
【氏名】藤原 孝次
【氏名】戸越 義和
【氏名】川原 好博
【氏名】藤原 修身
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| 【要約】 |
【課題】リールモアの駆動用油圧モータへ圧油の給排を行う油圧配管の耐久性を高める。
【解決手段】リールモア7を地面に沿わせる使用姿勢と地面から離間させる非使用姿勢とに姿勢変更自在に走行機体Aに装着し、リールモア7の横側に設けたリール駆動用の油圧モータ17に走行機体A側より圧油給排する油圧配管23,24を、油圧モータ17の近傍で位置固定される配管支持金具25に取付支持するとともに、該配管支持金具25は、走行機体A側に向かう油圧配管23が配管支持金具25近傍においてリールモア7の長手方向にほぼ沿うようにその配管支持姿勢を設定し、配管支持金具25と油圧モータ17の油圧配管接続部17aとにわたる油圧配管24を一定の屈曲姿勢に保持してある芝刈機。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 リールモアを地面に沿わせる使用姿勢と地面から離間させる非使用姿勢とに姿勢変更自在に走行機体に装着し、前記リールモアの横側に設けたリール駆動用の油圧モータに前記走行機体側より圧油給排する油圧配管を、前記油圧モータの近傍で位置固定される配管支持金具に取付支持するとともに、該配管支持金具は、走行機体側に向かう前記油圧配管が前記配管支持金具近傍において前記リールモアの長手方向にほぼ沿うようにその配管支持姿勢を設定し、前記配管支持金具と前記油圧モータの油圧配管接続部とにわたる油圧配管を一定の屈曲姿勢に保持してある芝刈機。 【請求項2】 前記配管支持金具から前記走行機体側に向かう油圧配管と、前記配管支持金具と前記油圧モータの油圧配管接続部とにわたる油圧配管とを別体に構成し、後者の油圧配管を金属管で構成してある請求項1に記載の芝刈機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、リールモアを備える芝刈機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、この種の芝刈機は、リールモアを地面に沿わせる使用姿勢と、路上走行時や格納時用にリールモアを上方に持ち上げたりあるいは起立状に揺動させた非使用姿勢とに切換できるようにしているものであって、そのため、走行機体側とリールモアの駆動用油圧モータとにわたって油圧ホースを屈曲可能に接続していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従って、上記従来の芝刈機にあっては、油圧配管のホースはある程度可撓性を持たせてあるので、リールモアの姿勢変更に伴って屈曲変更することで、圧油の給排に悪影響が無いように図っていたのであるが、油圧ホース自体に屈曲時の応力が作用することによって、油圧ホースが疲労してひび割れる等の破損が生じる虞れがあり、そのため、そのように破損した油圧ホースから圧油が漏出する虞れがあった。 【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、リールモアの駆動用油圧モータへ圧油の給排を行う油圧配管の耐久性を高めることのできる芝刈機の提供を目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】(構成) 本発明の請求項1にかかる芝刈機は、リールモアを地面に沿わせる使用姿勢と地面から離間させる非使用姿勢とに姿勢変更自在に走行機体に装着し、前記リールモアの横側に設けたリール駆動用の油圧モータに前記走行機体側より圧油給排する油圧配管を、前記油圧モータの近傍で位置固定される配管支持金具に取付支持するとともに、該配管支持金具は、走行機体側に向かう前記油圧配管が前記配管支持金具近傍において前記リールモアの長手方向にほぼ沿うようにその配管支持姿勢を設定し、前記配管支持金具と前記油圧モータの油圧配管接続部とにわたる油圧配管を一定の屈曲姿勢に保持してあることを特徴構成とする。 【0006】(作用) 本発明の請求項1にかかる構成によれば、油圧配管がリールモアの姿勢変更に伴って変形する虞れの高い油圧モータ近傍箇所を一定姿勢に保持されるようにしているので、リールモアの使用姿勢と非使用姿勢との変更が繰り返されても、油圧配管には応力的な力が作用しにくくなっており、よって、油圧配管の耐久性が高まる。 【0007】(効果) 従って、本発明の請求項1にかかる構成によれば、油圧配管の耐久性が高まることによって、油圧配管の交換等のメンテナンスの手間が軽減できることになる。 【0008】(構成) 本発明の請求項2にかかる芝刈機は、請求項1に記載のものにおいて、前記配管支持金具から前記走行機体側に向かう油圧配管と、前記配管支持金具と前記油圧モータの油圧配管接続部とにわたる油圧配管とを別体に構成し、後者の油圧配管を金属管で構成してあることを特徴構成とする。 【0009】(作用) 本発明の請求項2にかかる構成によれば、配管支持金具から走行機体側に配設される油圧配管と、配管支持金具と油圧モータの油圧配管接続部とにわたって設けられる油圧配管とを別体に構成し、後者の油圧配管を金属管で構成してあるから、横側部に位置する油圧モータの油圧配管接続部に油圧ホース等の比較的軟質の材質のものを用いた場合等のように、他物との衝突により破損することが抑制できるものとなっている。また、予め油圧モータの油圧配管接続部にその金属製の油圧配管を接続してユニット化しておくことで取り扱いやすいものにできる。 【0010】(効果) 従って、本発明の請求項2にかかる構成によれば、特に芝刈作業において樹木や杭等との接触し易い油圧モータ近くの油圧配管の強度が金属製で高いものとなっているから、油圧配管が他物との接触による破損を抑制できて、一層耐久性の高いものにできるとともに、油圧モータと油圧配管との組付等での油圧モータ等の取扱性を向上できる利点もある。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図3に、芝刈機の一例を示している。この芝刈機は、主推進車輪としての前車輪1,操向輪としての後車輪2、この後車輪を操向するステアリングハンドル3、運転座席4、および、エンジン5をそなえた後車輪ステアリング四輪駆動型の走行機体Aの前部に芝刈装置Mを連結するとともに、この走行機体Aの後部上方に、前記芝刈装置Mからの刈芝を回収する集草容器6を配備した構成となっている。 【0012】前記芝刈装置Mは、平面視で三角状に並列配備した3個のリール型カッタユニット7を、それぞれ図示しない油圧シリンダで独立的に上下揺動されるリフトアーム8にローリング自在に吊り下げ支持して構成されており、図4に示すように、各リフトアーム8の上方揺動に伴って、中央のカッタユニット7は横向き姿勢のまま吊り上げ上昇されるとともに、左右のカッタユニット7は固定配備された上昇規制ローラ9との接当によって振り上げ格納されるようになっている。 【0013】各カッタユニット7にはモアハウジング10が取り付けられるとともに、各モアハウジング10から延出した蛇腹製の集草ダクト11が機体前端に固定した中央ダクト12に合流接続され、さらに、この中央ダクト12から右側後方に向けて延出された大径の蛇腹製の搬送ダクト13が、走行機体Aの右脇に配備した遠心式のブロワ14に接続され、各カッタユニット7で刈り取られた刈芝をブロワ14で吸引するよう構成されている。搬送ダクト13を介して集草容器6に回収された刈芝は、任意の高さ位置でダンプ排出できるように構成されている。 【0014】図5乃至図7に示すように、前記各リール型カッタユニット7の駆動は、走行機体A側に配設されてエンジン5で駆動される油圧ポンプからの圧油の供給によって、油圧駆動されるように構成している。 【0015】すなわち、リール型カッタユニット7は、モアハウジング10に対して横軸芯X周りで回転駆動されるリールカッタ15を軸支しているとともに、該リールカッタ15の回転支軸16を、モアハウジング10の横側面にボルト締結固定した油圧モータ17によって回転駆動するように構成している。そして、リールカッタ15は、図6に示すように左側面視で反時計回りに回転駆動されるのであって、モアハウジング10に左右に架設支持した固定受刃18とリールカッタ15のリール刃との協働により芝を切断し、その切断された刈芝はモアハウジング10内を回転して前方の集草ダクト11への案内を行う集草ブーツ19へ導かれる。集草ブーツ19は、モアハウジング10の前面側の開口部Kに接続されているとともに前方ほど先すぼまり形状に構成しており、その前端に前記集草ダクト11を接続しているのである。この集草ブーツ19のモアハウジング10との接続箇所の下方には左右にわたって芝を起毛するための起毛用ローラ20を設けているとともに、この起毛用ローラ20の左右両脇には、モアハウジング10に対して支持体21を介してその下端に遊転自在にゲージローラ22を設けている。このゲージローラ22は支持体21によって接地高さの調整が可能となっている。 【0016】図5、図7等に示すように、油圧モータ17への圧油の給排を行うための油圧配管23,24は、油圧モータ17の油圧配管接続部17aに直結される金属製の第1油圧配管23と、油圧モータ17の取付用フランジ部17bにボルト連結された配管支持金具としての板金製の配管取付ステー25に一端部を固定支持した前記第1油圧配管23に接続されて、リール型カッタユニット7の長手方向に沿う姿勢に維持された幾分可撓性を有する油圧ホース製の第2油圧配管24とで構成されている。各油圧モータ17には第1油圧配管23が3つ接続されることになる。そして、この第1油圧配管23は、図5に示すように、各配管取付ステー25の取付部近くまで延出させるとともに、配管取付ステー25の先端部に設けた取付部25aに対して直交する方向となるように屈折形成されている。配管取付ステー25は、取付部25aに3箇所貫通孔を形成して備えるとともに、該貫通孔に前記各第1油圧配管23を挿通させてナット等で締結固定し、その第1油圧配管23の先端部に第2油圧配管24を接続している。 【0017】図11及び図12に示すように、前記集草ブーツ19は、モアハウジング10の上面10Aに横軸芯X2周りで揺動可能に取り付けられている。詳述すると、モアハウジング10の上面10Aの前部箇所の左右両端部にそれぞれ支持ブラケット26,26をボルト締結するとともに、この支持ブラケット26の縦向きフランジ部26aに左右に貫通する前後一対の孔27,28を設け、平面視J字状の係止ピン29を後側の孔28に常時挿通させておくとともに、圧縮スプリング30により、この係止ピン29を横外方向きに弾性付勢し、係止ピン29の短い方のピン部分29aを孔27に挿脱自在にしている。一方、集草ブーツ19の後端部上面の左右両端部箇所には、アーム部材31,31をボルト締結している。このアーム部材31の後方に延出状態のアーム部31aの後端にも左右に貫通する孔32が穿設されているのであって、前記係止ピン29のピン部分29aを孔32にも挿通させることができるようになっている。また、図12に示すように、モアハウジング10の開口部Kの下縁部に左右にわたって架設して設けてあるハウジング補強用の横杆33によって、前記集草ブーツ19の下面が受け止められるようにしており、横杆33に対して接当するストッパ34を集草ブーツ19の下面にボルト締結している。尚、図12に示すように、集草ブーツ19の下面部の後端部がリールカッタ15や後述のバーチカッタ36の回転軌跡内に入り込まないように、リールカッタ15等の最大外径に応じて集草ブーツ19の下面部の後端部位置が前後に位置調整できるよう、前記ストッパ34と集草ブーツ19下面との間に数枚の厚み調整用のプレート35‥を挟んでボルト締結するようにしている。すなわち、プレート35の介装する枚数を増すほど、集草ブーツ19の受止位置が高くなり、その受止位置より後方上方に連なる集草ブーツ19の下面部の後端部位置は前方に位置するようになって、その位置は、横軸芯Xから遠ざかるものとなっている。 【0018】これにより、集草ブーツ19は、前記係止ピン29のピン部分29aの孔27,32への挿入された構造によるヒンジ作用によって、横軸芯X3周りでモアハウジング10に対して揺動開閉自在となっているとともに、人手によって圧縮スプリング30の付勢力に抗して係止ピン29のピン部分29aを孔27,32から抜くことで、集草ブーツ19をモアハウジング10から取り外しできるようになっている。 【0019】次に、リールカッタ15に替えてバーチカッタ36(地面に切れ目を形成するように切り込んで芝の根切り等を行うためのカッタ)をモアハウジング10に装着してバーチ作業を行うときの構造について説明する。図12に示すように、バーチ作業を行う際には、バーチカッタ36と干渉しないよう前記固定受刃18を左右にわたる刃物台37と共にモアハウジング10から取り外しておくとともに、モアハウジング10の後面部10Rと地面との間の開放部分を覆う後面カバー部材38のモアハウジング10にボルト締結での取付姿勢を変更調整しておく。これによって、バーチカッタ36により掬い上げられた夾雑物等はモアハウジング10の内面に沿って案内されて前記集草ブーツ19に導かれて前記集草容器6に回収される。 【0020】
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成11年3月25日(1999.3.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2000−270650(P2000−270650A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月3日(2000.10.3) |
| 【出願番号】 |
特願平11−80857 |
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