| 【発明の名称】 |
モーア |
| 【発明者】 |
【氏名】永井 宏樹
【氏名】山下 信行
【氏名】結城 三喜雄
【氏名】大島 博
【氏名】村川 正剛
【氏名】川畑 博志
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| 【要約】 |
【課題】刈り草の搬送効率の低下を抑制しながらも、前記上昇排出路の上面の後端側を高い位置に設定することができるモーアを提供する。
【解決手段】互いに前方から後方に向かって内向き回転する一対の回転ブレード16a,16cの回転軸25,27に設けられた両プーリー26,28に亘って巻き掛けられる無端回動ベルト29を、デッキプレート17の上面側に配設し、デッキプレート17のうち、両回転ブレード16a,16cの回転軸芯P間に刈り草排出路を形成する。無端回動ベルト29の回動径路のうち、両プーリー26,27間の回動径路部分Lが、両プーリー26,27よりも前方に配設されているとともに、刈り草排出路の上面40aを、その後端側が無端回動ベルト29の巻掛け高さ位置よりも上方に位置する傾斜面に形成してある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 左右に並設され、縦軸芯周りで駆動回転自在な一対の回転ブレードを、互いに前方から後方に向かって内向き回転するように、デッキプレートの上面側に配設され、かつ、前記各回転ブレードの回転軸に設けられた両プーリーに亘って巻き掛けられる無端回動ベルトの回動により連動させてあるとともに、前記デッキプレートのうち、前記両回転ブレードの回転軸芯間に、前方から後方上方に向かって刈り草を送風排出する刈り草排出路を形成してあるモーアであって、前記無端回動ベルトの回動径路のうち、前記両プーリー間の回動径路部分が、前記両プーリーよりも前方に配設されているとともに、前記刈り草排出路の上面を、その後端側が前記無端回動ベルトの巻掛け高さ位置よりも上方に位置する傾斜面に形成してあるモーア。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、左右に並設され、縦軸芯周りで駆動回転自在な一対の回転ブレードを、互いに前方から後方に向かって内向き回転するように、デッキプレートの上面側に配設され、かつ、前記各回転ブレードの回転軸に設けられた両プーリーに亘って巻き掛けられる無端回動ベルトの回動により連動させてあるとともに、前記デッキプレートのうち、前記両回転ブレードの回転軸芯間に、前方から後方上方に向かって刈り草を送風排出する刈り草排出路を形成してあるモーアに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のモーアとしては、図14,図15に示すように、前記無端回動ベルト29の回動径路のうち、両プーリー26,28間の後方回動径路部分L1を、これら両プーリー26,28を一直線状に結ぶ状態に配設するとともに、刈り草排出路40の上面40aを、デッキプレート17のうち、前記後方回動径路部分L1と上下方向でほぼ重合する部位から後方上方に向かって立ち上げて、それの後端側が無端回動ベルト29の巻掛け高さ位置よりも上方に位置する傾斜面に形成し、これにより、刈り草排出路40の上面40aを構成する天井壁41が後方回動径路部分L1と干渉しないように構成していた。そして、前記回転ブレード16で切断された刈り草は、回転ブレード16の駆動回転による起風作用によって刈り草排出路40に沿って送風搬送され、この刈り草排出路40の後端側開口部をもって構成される刈り草吐出し口20からまとめて排出されるようになっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前記刈り草吐出し口20からまとめて排出された刈り草を、この刈り草吐出し口20から更に高い位置にまで送風搬送する場合、刈り草排出路40の上面40aを傾斜面としたまま、刈り草吐出し口20の開口上縁20aの高さを高くすることが望ましいが、上記構成において、刈り草排出路40の天井壁41が無端回動ベルト29と干渉しない状態で、刈り草吐出し口20の開口上縁20aの高さを高くするためには、刈り草排出路40の上面40aの傾斜勾配を急傾斜にしなければならない。しかしながら、この上面40aの勾配が急傾斜になればなるほど、上面40aに沿って流れる風は失速し易く、特に、刈り草が湿った状態にある場合には、刈り草排出路40を送風排出される刈り草が、この刈り草排出路40の上面40aに付着して、刈り草の搬送効率が低下する虞があった。 【0004】本発明は、上述の実情に鑑みてなされたものであって、その主たる課題は、刈り草の搬送効率の低下を抑制しながらも、前記上昇排出路の上面の後端側を高い位置に設定することができるモーアを提供する点にある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1によるモーアの特徴構成は、左右に並設され、縦軸芯周りで駆動回転自在な一対の回転ブレードを、互いに前方から後方に向かって内向き回転するように、デッキプレートの上面側に配設され、かつ、前記各回転ブレードの回転軸に設けられた両プーリーに亘って巻き掛けられる無端回動ベルトの回動により連動させてあるとともに、前記デッキプレートのうち、前記両回転ブレードの回転軸芯間に、前方から後方上方に向かって刈り草を送風排出する刈り草排出路を形成してあるモーアであって、前記無端回動ベルトの回動径路のうち、前記両プーリー間の回動径路部分が、前記両プーリーよりも前方に配設されているとともに、前記刈り草排出路の上面を、その後端側が前記無端回動ベルトの巻掛け高さ位置よりも上方に位置する傾斜面に形成してある点にある。 【0006】(作用) 上記特徴構成によれば、両プーリー間における無端回動ベルトの回動径路部分が、これら両プーリーよりも前方に配設されているから、刈り草排出路の上面を、この上面を構成する天井壁が無端回動ベルトと干渉しない範囲内で、デッキプレートのうち、両プーリー間よりも前方から立ち上げることができ、従って、刈り草排出路の上面の傾斜勾配を、従来のモーアの傾斜勾配と同様に構成しても、上面の立ち上がり始端を従来に比して前方に位置させることができる分だけ、刈り草排出路の上面の後端の高さを高くすることができる。しかも、刈り草排出路の上面の傾斜勾配を従来のモーアよりも緩傾斜にしながらも、刈り草排出路の上面の後端の高さを従来のモーアよりも高くすることも可能である。 (効果) それ故に、刈り草の搬送効率の低下を抑制しながらも、前記上昇排出路の上面の後端側を高い位置に設定することができる。しかも、刈り草排出路の上面を緩傾斜にしながらも、刈り草排出路の上面の後端の高さを高くすれば、刈り草の搬送効率を高めることができる。 【0007】 【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1〜図4は、草刈り機の全体を示し、前輪1及び後輪2を備えた走行車体3の下腹部に、リンク機構4を介してモーア5を昇降自在に吊り下げ装備するとともに、刈り草を回収する回収部としての集草容器6を車体後部に連結して構成されている。 【0008】前記走行車体3の前部にはエンジン7が搭載され、その出力が車体後部に配置した静油圧式無段変速装置(HST)8に軸伝達され、この変速出力がミッションケース9でギア変速されてデフ装置10に伝達され、このデフ装置10から左右の差動伝動軸11a,11bを介して取り出された動力が、更に左右の減速ケース12a,12bで減速されて左右の車軸13a,13bに伝達されるようになっている。 【0009】前記ミッションケース9は走行車体3に対して左側に偏位して配備され、左側の減速ケース12aはミッションケース9の側面に直結されるとともに、右側の減速ケース12bはミッションケース9から離れた位置で車体フレーム14に直結支持されて、図3に示すように、右側の差動伝動軸11b、ミッションケース9、及び、右側の減速ケース12bとの間に大きい空間が形成されている。 【0010】図4〜図6に示すように、前記モーア5は、下方が開口するように形成されたデッキ15内に、縦軸芯周りで駆動回転自在な3枚の回転ブレード16を左右方向に並設配備して構成されたものであり、更に、このデッキ15は、3枚の回転ブレード16を左右方向に並設してあるデッキプレート17の裏面側に、これら回転ブレード16の回転軌跡Rに沿ってバキュームプレート18が設けられるとともに、デッキプレート17の外周縁に沿って外周壁19が一体形成されている。尚、前記バキュームプレート18は、デッキ15の後部に形成された刈り草吐出し口20両側部まで延設されている。 【0011】そして、前記外周壁19の前壁部分19aとバキュームプレート18との間には、この前壁部分19aの下端縁で前方に押し倒された未刈り草が自らの力によって起き上がることを助長するための未刈り草引き起こし空間Sが形成されている。 【0012】前記デッキプレート17に並設してある3枚の回転ブレード16の駆動系について説明すると、図1,図2に示すように、前記エンジン7にベルト伝動機構21を介して連動連結したPTO軸22の動力が、伝動軸23を介してデッキプレート17の上面側に配設された入力ケース24に伝達され、中央回転ブレード16aが入力ケース24の直下において、この入力ケース24から延出された回転軸25で直接軸駆動回転される。 【0013】そして、中央回転ブレード16aと右回転ブレード16cとは、デッキプレート17の上面側に配設され、かつ、中央回転ブレード16aの回転軸25に設けられた第1駆動プーリー26と、デッキプレート17の上面側に配設され、かつ、右回転ブレード16cの回転軸27に設けられた右従動プーリー28とに亘って巻き掛けられた無端回動ベルトとしての六角ベルト29との回動により連動されている。また、中央回転ブレード16aと左回転ブレード16bとは、デッキプレート17の上面側に配設され、かつ、中央回転ブレード16aの回転軸25に設けられた第2駆動プーリー30と、デッキプレート17の上面側に配設され、かつ、左回転ブレード16bの回転軸31に設けられた左従動プーリー32とに亘って巻き掛けられた無端回動ベルトとしての平ベルト33との回動により連動されている。尚、第1駆動プーリー26と第2駆動プーリー30とは一体形成されている。 【0014】そして、図4に示すように、平面視において中央回転ブレード16aと左回転ブレード16bとが時計方向に回転されるとともに、右回転ブレード16cが反時計方向に回転される。つまり、左右に並設された中央回転ブレード16aと右回転ブレード16cとからなる一対の回転ブレード16a,16bは、互いに前方から後方に向かって内向き回転するように構成されている。 【0015】前記六角ベルト29は、第1駆動プーリー26と、右従動プーリー28の後方に位置する第1アイドラープーリー34とに亘って巻回され、この六角ベルト29の外面側が右従動プーリー28に巻き掛けられている。そして、六角ベルト29の回動径路のうち、第1駆動プーリー26と右従動プーリー28との間の回動径路部分Lは、デッキプレート17の前端縁に沿って左右に並設された第2アイドラープーリー35とテンションプーリー36、並びに、第1駆動プーリー26と右従動プーリー28との間の前方に位置する第3アイドラープーリー37により、第1駆動プーリー26と右従動プーリー28とを結ぶ前部接線Yよりも前方に配設されている。つまり、第1駆動プーリー26と右従動プーリー28との間の回動径路部分Lは、両プーリー26, 28よりも前方に配設されている。 【0016】前記モーア5の構成について詳述すると、図5に示すように、前記バキュームプレート18の下端縁の対地高さは、回転ブレード16の刈り高さよりも高く形成されているとともに、前記外周壁19の下端縁の対地高さは、それの全周に亘って回転ブレード16の刈り高さよりも低く形成されている。つまり、外周壁19の前壁部分19aの下端縁の対地高さは、回転ブレード16の刈り高さよりも低く形成されている。更に、前記デッキプレート17のうち、未刈り草引き起こし空間S相当箇所に、上方に向かって開口する空気取入口38が貫通形成されている。 【0017】また、デッキ15には、図4に示すように、バキュームプレート18に沿って刈り草搬送路39が形成されているとともに、デッキプレート17のうち、前記中央回転ブレード16aと右回転ブレード16cとの回転軸芯P間には、刈り草搬送路39に連続する状態で、前方から後方上方に向かって刈り草を送風排出する前記刈り草排出路40が形成されている。尚、この刈り草排出路40の後端側は、デッキプレート17の後部上面部分から外周壁19の後壁部分に亘って開口され、この後側端開口部もって前記刈り草吐出し口20が構成されている。更に、前記刈り草排出路40は、平面視で、刈り草吐出し口20側ほどデッキ15の左右方向中央部側に位置する傾斜姿勢に構成されているとともに、刈り草吐出し口20部分が中央回転ブレード16aの後方側に向かって湾出する弧状姿勢に径路に形成されている。 【0018】そして、図2,図5に示すように、前記各回転ブレード16が駆動回転すると、これら各回転ブレード16の起風作用によって、これら回転ブレード16により切断された刈り草は刈り草搬送路39に沿って刈り草排出路40の前端部に集められ、更に、刈り草排出路40に沿って送風搬送されて、この刈り草排出路40の後端側開口部をもって構成される刈り草吐出し口20からまとめて送風排出されるようになっている。 【0019】また、前記デッキプレート17のうち、刈り草搬送路39の左右から前部に亘る箇所は、未刈り草引き起こし空間Sを含めて、刈り草排出路40の前端部ほど上方に位置するように、それの左右両側部から上方に向かって緩やかに膨出形成されているとともに、前記刈り草排出路40の上面40aを構成する天井壁41は、この刈り草搬送路39相当箇所の頂部から後方上方に向かって隆起形成され、刈り草排出路40の上面40aは、それの後端側が六角ベルト29の巻掛け高さ位置よりも上方に位置する傾斜面に形成されている。 【0020】そして、前記天井壁41が六角ベルト29と干渉しない状態で、刈り草排出路40の上面40aが、前記第3アイドラプーリー37の直後方で、かつ、第1駆動プーリー26と右従動プーリー28とを結ぶ前部接線Yよりも前方から、刈り草排出路40の前部に位置する刈り草搬送路39の頂部の上面に対して屈曲する状態で後方上方に向かって立ち上げられている。 【0021】つまり、第1駆動プーリー26と右従動プーリー28との間における六角ベルと29の回動径路部分Lが、これら両プーリー26,28よりも前方に配設され、刈り草排出路40の上面40aが両プーリー26,28よりも間よりも前方から立ち上げられているから、例えば、刈り草排出路40の上面40aの傾斜勾配が同じ条件下でも、両プーリー26,28間から刈り草排出路40の上面40aを立ち上げる場合に比して、刈り草排出路40の上面40aの後端である刈り草吐出し口20の開口上縁20aの高さを高くすることができる。 【0022】次に、前記モーア5から送風排出された刈り草の前記集草容器6への搬送構造について説明すると、図2〜図5,図8〜図11に示すように、前記走行車体3の下部の右側に形成された前記空間には、刈り草吐出し口20から送風排出された刈り草を集草容器6に案内するダクト42が配備されている。このダクト42は、前記刈り草排出路40の刈り草吐出し口20に、横回動支点X1周りで上下揺動自在に連結され、刈り草吐出し口20から送風排出されて刈り草の排出方向を後方上方に案内する前ダクト43と、ミッションケース9と右側の減速ケース12bとの間の空間を通して配設され、前ダクト43に案内されてきた刈り草を集草容器6に向かって更に案内する後ダクト44とから構成されている。 【0023】図11に示すように、前記後ダクト44は、前ダクト43の後端部に外嵌挿通されており、前ダクト43と後ダクト44とを挿通しながら、後ダクト44の前端側のうち、ミッションケース9とは反対側に位置する右外側面に設けられたコの字状のステー45と、前ダクト43の後端部の右外側面に設けられた円筒状のカラー46とを嵌め合わせ、これらステー45とカラー46とに亘って上方から頭付きピン47を挿通して、前ダクト43の上面と後ダクト44の上面とが側面視で、後方上方に向かってほぼ一直線状に連続上昇する状態に連結されている。また、後ダクト44は、平面視で前後方向に沿う直線状に形成されているとともに、側面視でその底部が山形に構成されており、その山形の頂部が右側の差動伝動軸11bの上部近くに位置されている。 【0024】図12に示すように、前記集草容器6は、前端が全面開放された通気可能な容器で構成され、車体フレーム14の後端部に立設された支持枠48に、上部支点aを中心に上下揺動可能に連結されている。前記支持枠48は、下降回動された集草容器6の前端開口を閉塞する壁面49が備えられるとともに、その壁面49の左右方向中間部に、前記後ダクト44の後端が突入されている。また、壁面49の左右には、空気抜き部50が形成されている。 【0025】また、図1,図12に示すように、前記支持枠48の左右下部には支点b周りに回動自在に支点ブラケット51が設けられているとともに、この支点ブラケット51と集草容器6の前端上部に亘って油圧シリンダ52が枢支連結され、油圧シリンダ52が収縮して集草容器6が下降することで、容器前端が支持枠48に受け止め支持された集草作業姿勢となり、油圧シリンダ52が伸張作動して集草容器6が振り上げられることで、容器前端が下向きに開放された排出姿勢となるように構成されている。 【0026】つまり、前記前ダクト43が横回動支点X1周りで上下揺動自在に連結されているから、モーア5をリンク機構4を介して昇降させても、前ダクト43の上面と後ダクト44の上面とが側面視で、後方上方に向かってほぼ一直線状に連続上昇する状態を維持でき、ダクト42内での空気の流れがスムースであるから、回転ブレード16による刈り高さが変更調節されても、刈り草の集草容器6側への搬送を効率よく行なうことができる。また、ミッションケース9と右側の減速ケース12bとの間の空間を通して配設される後ダクト44は、直線状に形成してあるから、とから構成されている分割構成され、しかも、後ダクト44をまっすぐに形成してあるから、集草容器6の前端開口を閉塞する壁面49の中央部に、後ダクト44の後端を突入させた状態で、後ダクト44の前端部分を前ダクト43の後端部に外嵌挿入し易いから、後ダクト44の取り付けの容易化を図ることができる。 【0027】ところで、図8,図9に示すように、前記刈り草排出路40の刈り草吐出し口20の上部開口の下方には前可動底板53が設けられ、この前可動底板53は、外周壁19に設けられた横回動支点X2周りで上下揺動自在に枢着され、この前可動底板53にリンク機構54を介して連結された操作レバー55の前後方向への揺動操作に連れて、前可動底板53が横回動支点X2周りで上下揺動して、後方下方に向かって傾斜する姿勢とストッパー56に受け止められた後方上方に向かって傾斜する姿勢とに切り換わるように構成されている。そして、この操作レバーの非操作状態では、この前可動底板53が自重により、ストッパー56に受け止められた後方上方に向かって傾斜する姿勢に姿勢保持されている。 【0028】つまり、前可動底板53に刈り草が付着しても、操作レバー55を揺動操作してこの前可動底板53に振動を与え、刈り草を前可動底板53から簡単に引き離すことができるから、刈り草の集草容器6側への搬送を効率よく行なうことができる。 【0029】更に、前記後ダクト44のうち、山形の頂部よりも前ダクト43側は角形の断面形状に形成されているとともに、山形の頂部よりも集草容器6側は下向きコの字状の断面形状に形成され、この山形の頂部と集草容器6との間の底部開口には後可動底板57が設けられ、この後可動底板57は、後ダクト44の後端側底部に設けられた横回動支点X3周りで上下揺動自在に枢着され、この後可動底板57にブラケット58を介して連結された操作レバー59の上下方向への押引操作に連れて、後可動底板57が横回動支点X3周りで上下揺動して、後ダクト44の底部開口を塞ぐ姿勢と、後ダクト44内に入り込む姿勢とに切り換わるように構成されている。そして、この操作レバーの非操作状態では、この後可動底板57が自重により、後ダクト44の底部開口を塞ぐ姿勢に姿勢保持されている。 【0030】つまり、後可動底板57に刈り草が付着しても、操作レバー59を揺動操作してこの後可動底板57に振動を与え、刈り草を後可動底板57から簡単に引き離すことができるから、刈り草の集草容器6側への搬送を効率よく行なうことができる。 【0031】〔第2実施形態〕図13は、前記第1実施形態の変形例を示し、前記後ダクト44は、平面視でミッションケース9よりも後部側を、集草容器6の前端開口を閉塞する壁面49の左右方向中央部に向かって屈曲形成してあり、後ダクト44の後端側がこの壁面49の左右方向中央部に突入されように構成してある。 【0032】これにより、後ダクト44に案内された刈り草は、集草容器6の前端開口を閉塞する壁面49の左右方向中央部から排出されるから、この刈り草を集草容器6内において左右にまんべんなく回収することができる。 【0033】その他の構成は前記第1実施形態と同一であり、第1実施形態で記載した構成部分と同一構成又は同一機能を有する構成部分には同一番号を付記してそれの説明を省略する。 【0034】[その他の実施形態] ■ 草刈り機としては、例えば、前輪1及び後輪2を備えた走行車体3の前部に、リンク機構4を介してモーア5を昇降自在に吊り下げ装備したものであってもよい。 ■ 回転ブレード16の並設個数は、3つに限定されるものではなく、2つ又は4つ以上であってもよく、また、その駆動系も前記実施形態で説明した構成に限定されるものではない。 ■ 第1駆動プーリー26と右従動プーリー28とに亘って巻き掛けられる無端回動ベルト29としては、平ベルトや丸ベルトであってもよい。 ■ 無端回動ベルト29の回動径路のうち、第1駆動プーリー26と右従動プーリー28との間の回動径路部分Lが、両プーリー26,28よりも前方に配設されているならば、その回動径路は適宜変更してもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成11年3月17日(1999.3.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2000−262124(P2000−262124A) |
| 【公開日】 |
平成12年9月26日(2000.9.26) |
| 【出願番号】 |
特願平11−71924 |
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