| 【発明の名称】 |
作業機の走行装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】白方 幹也
【氏名】藤田 靖
【氏名】岡田 利彦
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 機体フレーム1の下方に、左右一対のクローラ10を有する走行装置4を後側リンク機構12および前側リンク機構19により左右傾斜を修正するローリングおよび前後傾斜を修正させるピッチング自在に設け、前記前側リンク機構19は、その前側横軸21を機体フレーム1側に固定された前側取付支持部材22に軸支して取付け、前記クローラ10のうち上側部分のクローラ10の下方に位置する前記前側取付支持部材22のホイルパイプ支持部材構成プレート29は、前側が高く後側に至るに従い低くなるように傾斜させて形成した作業機の走行装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、コンバイン等の作業機の走行装置に係るものである。 【0002】 【従来技術】従来、図30に示したように、機体フレームの下方に、左右一対のクローラを有する走行装置を後側リンク機構および前側リンク機構により左右傾斜を修正するローリングおよび前後傾斜を修正させるピッチング自在に設け、前記前側リンク機構は、その前側横軸を機体フレーム側に固定された前側取付支持部材に軸支して取付け、前記クローラのうち上側部分のクローラの下方に位置する前記前側取付支持部材のホイルパイプ支持部材構成プレートは、平らに形成した構成について記載されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、前側取付支持部材のホイルパイプ支持部材構成プレートが平らなため、クローラと干渉することになって、ローリング量およびピッチング量を大きく取れないという課題がある。 【0004】 【発明の目的】ローリング量およびピッチング量の拡大、構成の簡素化。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、機体フレーム1の下方に、左右一対のクローラ10を有する走行装置4を後側リンク機構12および前側リンク機構19により左右傾斜を修正するローリングおよび前後傾斜を修正させるピッチング自在に設け、前記前側リンク機構19は、その前側横軸21を機体フレーム1側に固定された前側取付支持部材22に軸支して取付け、前記クローラ10のうち上側部分のクローラ10の下方に位置する前記前側取付支持部材22のホイルパイプ支持部材構成プレート29は、前側が高く後側に至るに従い低くなるように傾斜させて形成した作業機の走行装置としたものである。 【0006】 【作用】前側横軸21を中心にピッチングまたはローリングさせると、クローラ10の下面がホイルパイプ支持部材構成プレート29の上面に接近するが、上面は前側が高く後側に至るに従い低くなるように傾斜させているので、干渉せず、ローリング量およびピッチング量の拡大させる。 【0007】 【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、1はコンバインの機体フレームであり、横枠2と縦枠3とを組合せて構成し、該機体フレーム1の下方位置には走行装置4を設ける。図示は省略するが、前記機体フレーム1の上方位置には脱穀装置を、前記機体フレームの前方位置には刈取部をそれぞれ設けている。前記走行装置4と機体フレーム1との間には、機体フレーム1の左右傾斜を修正するローリング機構を設け、また、機体フレーム1の前後傾斜を修正させるピッチング機構を設ける(なお、以下の実施例において、ピッチング機構を設けない場合もある)。 【0008】ローリング機構およびピッチング機構は任意構成でよく、その一例を示すと、6は前記走行装置4の左右一対の走行フレームであり、前後に所定の間隔を置いて案内輪7を複数軸装する。8は駆動輪、9はアイドルローラであり、前記案内輪7と駆動輪8とアイドルローラ9の外周にはクローラ10を掛け回している。前記左右の走行フレーム6の後部には左右方向の後部横取付軸11をそれぞれ軸装し、該後部横取付軸11には左右一対の後側リンク機構12の下部アーム13の先端を軸着する。左右の下部アーム13の基部は左右方向の後側横軸14により前記走行フレーム6と並行の左右一対のピッチング用縦枠15の支持アーム16に回動自在にそれぞれ取付ける。前記後側横軸14の内端部は前記支持アーム16より内側に突き出させ、該突出部に左右の後側リンク機構12の上部アーム17の基部をそれぞれ固定する。前記左右の走行フレーム6の前部には左右方向の前部横取付軸18を軸装し、前部横取付軸18に左右一対の前側リンク機構19の下部アーム20の先端をそれぞれ軸着する。該下部アーム20の基部は、左右方向の前側横軸21により前記機体フレーム1側に固定された前側取付支持部材22に回動自在にそれぞれ取付ける。前記前側横軸21の内端部は前記前側取付支持部材22よりも内側に突き出させ、前記前側リンク機構19の上部アーム23の基部を固定する。24は左右の上部アーム17と上部アーム23とを同時に回動させる連結ロッドである。 【0009】しかして、前記前側取付支持部材22は、上側部材25と下側部材26とにより分割形成し、上側部材25は前記機体フレーム1側に取付け、前記下側部材26に前記前側横軸21を軸支する。27は上側部材25と下側部材26を固定するボルト27aの挿通孔である。前記上側部材25は、前記前記機体フレーム1側に取付ける取付部28と、該取付部28の側部に位置するホイルパイプ支持部材構成プレート29とにより形成し、前記取付部28の上部に刈取懸架ベース30の下部を固定し、刈取懸架ベース30の上側に設けた嵌合溝31を前側横枠2aに嵌合させて固定する。32は刈取懸架ベース30の上側板、33は刈取懸架ベース30の下側板であり、下側板33に取付部28を固定する。33aは左右の下側部材26を連結する補強杆であり、左右の下側部材26および補強杆33aは一体に構成している。 【0010】しかして、前記上側部材25の取付部28とホイルパイプ支持部材構成プレート29の夫々の下面に、下側部材26を固定し、ホイルパイプ支持部材構成プレート29の一部は、前側リンク機構19の下部アーム20の上方と、掛け回したクローラ10のうち上側部分のクローラ10との間に位置する。前記ホイルパイプ支持部材構成プレート29の前側は、前方に至るに従い低くなるように傾斜させたホイルパイプ支持プレート34に形成し、ホイルパイプ支持プレート34にはミッションケース35のホイルケース36を取付けて支持する(図12)。ホイルケース36は駆動輪8を取付けたホイル軸37を軸装する。前記ホイルパイプ支持部材構成プレート29の上面は、ホイルパイプ支持プレート34との境めである前側が高く後側に至に従い低くなるように傾斜させて形成し、クローラ10との干渉を防止する。 【0011】また、前記前側取付支持部材22の上側部材25の下面は、前側底板部38と後側底板部39および前側底板部38と後側底板部39の間の段差部40により構成し、後側底板部39の方を前側底板部38より低く形成し、後側底板部39と前記ホイルパイプ支持部材構成プレート29の間の間隔を広くする。即ち、ホイルパイプ支持部材構成プレート29の下方に前記ボルト27aが位置するので、段差部40を設けて後側底板部39を低くして所定空間を確保する(図13、図14)。しかして、前記機体フレーム1には、左右のローリング用シリンダ41の基部を取付け、ローリング用シリンダ41のロッド42は後方に突き出させ、ロッド42の先端を前記上部アーム17のそれぞれに軸着する。また、前記ピッチング用縦枠15は機体フレーム1に横軸43により取付け、ピッチング用縦枠15にはピッチング用シリンダ44のロッド45を取付ける。したがって、ピッチング用シリンダ44のロッド45が伸縮すると、横軸43中心に回動して支持アーム16の先端を上下させ、支持アーム16は後側横軸14を前側横軸21中心に上下させてピッチングさせる。 【0012】しかして、後側横軸14と前側横軸21とは側面視、機体フレーム1に対して後側横軸14の方が低位置になるように相対的に配置し、機体フレーム1が前下がりになるように構成する(図15)。しかして、図16は、ピッチング機構を有しない構成であるが、前記後側横軸14は機体フレーム1側に固定された後側取付部材47に軸装し、後側取付部材47は左右一対設けられ、左右の後側取付部材47の間には連結プレート48の両端を固定する。即ち、機体フレーム1より下方に伸びるように後側取付部材47を設け、この後側取付部材47を連結プレート48で連結することにより(図17、図18)、フレーム構成の強度アップさせると共に、空間を有効利用し、スペースを犠牲にしない。 【0013】しかして、ピッチング機構とローリング機構とを設け、これらを機体フレーム1が傾斜すると、自動的に作動させて水平制御するようにし、ピッチング量に応じて、ピッチングおよびローリングの感度を変更可能に構成する(図19)。即ち、ローリングおよびピッチングは、手動操作のみならず各センサの検出値に基づいて制御部により自動制御されるが、このとき、ピッチング機構によるピッチング量によってピッチングとローリングの感度を変更し、機体フレーム1の傾斜を感知したときに、直ちに水平制御する「感度敏」の場合と、少しゆったり水平制御する「感度鈍」の場合のように、感度変更可能にし、ピッチングとローリングの制御の感度を鈍感あるいは敏感となるようにする。図は例示であるが、ピッチング量の最小(初期)付近と最大付近のとき各センサの変化に迅速に対応させ、その間は鈍く反応するようにしている。この感度変更をピッチング量に応じて行う。このピッチング量は、一例としてピッチング用シリンダ44の伸縮量により検出する。 【0014】また、図20は、他の実施例であり、前記左右のローリング用シリンダ41を同量伸縮させると、車高を上下させることができ、このとき、車高によってピッチングおよびローリングの感度を変更可能に構成する。即ち、機体フレーム1の傾斜を感知したときに、直ちに水平制御する「感度敏」の場合と、少しゆったり水平制御する「感度鈍」の場合のように、感度変更可能にし、この感度変更を車高に応じて行う。実施例では、車高が低いとき感度を鈍くし、車高が高くなると感度を鋭くし、また、設定車高を基準に感度を切替えてもよい。実施例では、ローリング用シリンダ41のストローク量により検出している。また、機体フレーム1の傾斜に対して、左右のローリング用シリンダ41のストローク量に応じて、ピッチングおよびローリングの感度を変更可能に構成する(図21)。即ち、機体フレーム1の傾斜を感知したときに、直ちに水平制御する「感度敏」の場合と、少しゆったり水平制御する「感度鈍」の場合のように、感度変更可能にし、この感度変更を左右のローリング用シリンダ41のストローク量に応じて行う。実施例では、伸縮量の差が小のとき感度を鈍くし、伸縮量の差が大のとき感度を鋭くし、また、設定した伸縮量の差を基準に感度を切替えてもよい。即ち、伸縮量の差が大のときは、通常、湿田が想定され、湿田では感度を鋭くすることにより迅速に対応するが、乾田では、僅かな変化に対応すると、ハンチングとなるので、これを防止する。そして、これらの水平制御の感度の変更は、単独、あるいは組合せの何れの場合でもよい。 【0015】しかして、図22は、コンバインの斜視図であり、52は刈取部、53は脱穀装置、54はグレンタンク、55は排出オーガ、56はグレンタンク54の後方に設けたカッタ56であり、カッタ56は脱穀装置53やグレンタンク54に対して縦軸回動自在に取付け、グレンタンク54の後面57には標準装備用電装ボックス58とオプション装備用電装ボックス59とを設け、標準装備用電装ボックス58には標準使用の各種の電装品のリレーや制御用のユニット等の部品を収納し、前記オプション装備用電装ボックス59にはオプションのリレーや制御用のユニット等の部品を収納し、前記標準装備用電装ボックス58にはオプション装備用電装ボックス59のオプションハーネス60を接続するオプション接続コネクタ61を設ける。即ち、オプション装備品ときは、前記オプション装備用電装ボックス59は設けずに、後面57に取付用のスペースを設けておくが、少なくとも、標準装備用電装ボックス58にオプション接続コネクタ61は設けておくのである。 【0016】また、図24〜図26は、前記ピッチング機構対応のピッチング用傾斜センサ62とローリングのみに対応するローリング用傾斜センサ63の取付構成を示し、前記機体フレーム1に前記ピッチング用傾斜センサ62およびローリング用傾斜センサ63の何れをも取付可能なステー64を設ける。即ち、従来、左右傾斜のみならず前後傾斜を検出するピッチング用傾斜センサ62と、左右傾斜を検出するローリング用傾斜センサ63とでは大きさおよび形状が相違するために、夫々別個のステー64を用意し、夫々選択して取付けていたが、本実施例では、取付孔等を最初に合わせてステー64を構成し、共用できるようにしたものである。しかして、図27〜図29は、他の実施例であり、前記機体フレーム1の所望位置には所定の大きさ(長さ)のハーネス取付用ステー65を固定する。ハーネス取付用ステー65は機体フレーム1の上面より所定間隔下方に所定大きさ横に延びるホイルパイプ支持部材構成プレートを有するL型形状に形成し、該ハーネス取付用ステー65の上面にハーネス66を載置して機体フレーム1に固定する。したがって、ハーネス66は機体フレーム1の上面より突出しないので踏まれたり、他の部材により押し潰されたりして発生する損傷が防止され、また、ハーネス取付用ステー65により下方から跳ね上げられる泥の付着や小石の当接を防止し、ハーネス66の耐久性を向上させる。67はクランプ等と呼ばれる係止部材、68はハーネス66の基部を接続したバッテリーである。なお、ハーネス66の接続先は要件ではない。 【0017】(実施例の作用)次に作用を述べる。機体を前進させ、穀稈を刈取り、脱穀するが、圃場の凹凸により機体フレーム1が左右に傾斜すると、これを機体所望位置に設けた左右傾斜検知センサが検知し、左右のローリング用シリンダ41の一方を伸縮させ(または双方を相互反対に伸縮させ)、一方または双方の後側リンク機構12の上部アーム17を回動させ、上部アーム17は後側横軸14を回転させ、後側横軸14は下部アーム13を回動させ、また、前記上部アーム17の回動が連結ロッド24により前側リンク機構19の上部アーム23に伝達されて上部アーム23を回動させ、上部アーム23は前側横軸21を回転させて下部アーム20を回動させ、走行フレーム6を機体フレーム1に対して上下動させ、無端クローラ10を上下動させ、相対的には、機体フレーム1を上下動させ、機体フレーム1の左右傾斜を修正するようにローリングさせる。 【0018】しかして、機体が前後に傾斜すると、これを機体所望位置に設けた前後傾斜検知センサが検知し、ピッチング用シリンダ44を伸縮させ、ピッチング用シリンダ44の伸縮により走行フレーム6が横軸横軸43中心に回動して支持アーム16の先端を上下させ、支持アーム16は後側横軸14を前側横軸21中心に上下させてピッチングさせ、機体を水平にさせる。この場合、ローリング機構およびピッチング機構は、手動操作のみならず各センサの検出値に基づいて制御部50により自動制御されるが、このとき、ピッチング機構によるピッチング量によってピッチングとローリングの感度を変更しているから、そのときのピッチング量によって感度変更することで、圃場に合った最適な感度で走行し、走行安定性を向上させる。また、図20の他の実施例では、左右のローリング用シリンダ41を同時に伸縮させると、車高を上下させることができ、このとき、車高によってピッチングとローリングの感度を変更するように構成しているから、確実で、精度の高い水平制御ができる。 【0019】即ち、例えば、車高が低いときは感度を鈍くすることによって、ハンチングを防止して、走行を安定させ、車高が高くなると感度を鋭くすることによって、迅速な対応を可能にして、水平制御の精度を向上させて、作業性を安定させる。また、図21の他の実施例では、ローリング機構による左右のローリング用シリンダ41の伸縮量に差が発生したとき、この伸縮量の差によってピッチングとローリングの感度を変更するように構成しているから、伸縮量の差が小のとき感度を鈍くしてハンチングを防止して、走行を安定させ、伸縮量の差が大のとき感度を鋭くすることによって、迅速な対応を可能にして、水平制御の精度を向上させて、作業性を安定させる。したがって、伸縮量の差が大のときは、通常、湿田が想定され、湿田では感度を鋭くすることにより迅速に対応でき、乾田では、僅かな変化を無視して、ハンチングを防止する。 【0020】しかして、ローリング機構やピッチング機構を設けた場合の回動中心となる前側横軸21は、機体フレーム1側に固定された前側取付支持部材22により支持され、前側取付支持部材22は、上側部材25と下側部材26とにより分割形成し、上側部材25はホイルパイプ支持部材構成プレート29と取付部28により形成し、ホイルパイプ支持部材構成プレート29は掛け回したクローラ10のうち上側部分のクローラ10の下方に位置し、前側が高く後側に至るに従い低くなるように傾斜させて形成しているから、クローラ10より離れることになって、干渉を防止する。したがって、前側横軸21中心に前側取付支持部材22のホイルパイプ支持部材構成プレート29が回動するピッチングの場合、クローラ10より離れるので、ピッチング量を大きく(多く)でき、湿田対応性を向上させる。また、走行状態によっては、クローラ10のうち上側部分のクローラ10が重みで下がることも想定されるが、この場合も、前側取付支持部材22との干渉を防止できる。 【0021】また、本実施例の場合、駆動輪8と機体フレーム1の位置関係は、変化しないので、ローリングで走行フレーム6を下降させると、クローラ10がホイルパイプ支持部材構成プレート29に接近するが、ホイルパイプ支持部材構成プレート29が前側が高く後側に至るに従い低くなるように傾斜させているので、ローリングの場合もローリング量を大きく(多く)でき、湿田対応性を向上させる(図11)。また、前記前側取付支持部材22のホイルパイプ支持部材構成プレート29の前側には前方に至に従い低くなるように傾斜させたホイルパイプ支持プレート34を設け、ホイルパイプ支持プレート34はミッションケース35のホイルケース36を取付けて支持しているから、前側取付支持部材22とミッションケース35とホイルケース36は、夫々剛性を要求される部分であるが、前側取付支持部材22のホイルパイプ支持プレート34によりホイルケース36を支持する構成にすることにより、重量も増加させずにこれらの剛性を向上させることができる。 【0022】即ち、ミッションケース35と左右のホイルケース36と左右の前側取付支持部材22と機体フレーム1とが互いに強度メンバーとして作用して、剛性をアップさせる。また、実施例では、前側取付支持部材22は刈取部を支持する刈取懸架ベース30に取付けているから、刈取懸架ベース30および刈取懸架ベース30に設けた刈取支持台(図示省略)とも前側取付支持部材22は連結されることになって、互いに強度メンバーとして作用して、剛性をアップさせる。また、前記前側取付支持部材22の上側部材25は、前側底板部38と後側底板部39とにより構成し、後側底板部39の方を前側底板部38より低く形成しているから、単に後側底板部39を低くするだけで、剛性を落とさすずに、ホイルパイプ支持部材構成プレート29の下面の下方にのボルト27aの取付および作業空間を確保できる(図13、図14)。即ち、前記したように、ホイルパイプ支持部材構成プレート29を、前側が高く後側に至るに従い低くなるように傾斜させることにより、クローラ10との干渉を防止して、ローリング量およびピッチング量を大きく(多く)できるから、後側底板部39を低くすると、一層、ホイルパイプ支持部材構成プレート29の後側を低くなるように傾斜させることが可能になって、一層ローリング量およびピッチング量も大きくする。 【0023】しかして、後側横軸14と前側横軸21とは側面視、機体フレーム1に対して後側横軸14の方が低位置になるように相対的に配置しているから、通常状態において後側横軸14と前側横軸21は地面に対して略同じ高さとなって、その分機体フレーム1は前下がりになる。したがって、刈取作業時機体前方が浮き気味になることがあるが、これを修正でき、特に、この傾向が強くなる湿田でも充分に対応できる。しかして、図17は、ピッチング機構を有しない構成であるが、前記後側横軸14は機体フレーム1側に固定された後側取付部材47に軸装し、後側取付部材47は左右一対設けられ、左右の後側取付部材47の間には連結プレート48の両端を固定しているから、機体フレーム1の下方空間を有効利用し、機体フレーム1の上方の装置を載置するスペースを犠牲にしないで、フレーム構成の強度アップさせることができる。 【0024】 【効果】本発明は、機体フレーム1の下方に、左右一対のクローラ10を有する走行装置4を後側リンク機構12および前側リンク機構19により左右傾斜を修正するローリングおよび前後傾斜を修正させるピッチング自在に設け、前記前側リンク機構19は、その前側横軸21を機体フレーム1側に固定された前側取付支持部材22に軸支して取付け、前記クローラ10のうち上側部分のクローラ10の下方に位置する前記前側取付支持部材22のホイルパイプ支持部材構成プレート29は、前側が高く後側に至るに従い低くなるように傾斜させて形成した作業機の走行装置としたものであるから、クローラ10とホイルパイプ支持部材構成プレート29との干渉を防止してローリング量およびピッチング量を大きく(多く)でき、湿田対応性を向上させる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年2月25日(1999.2.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080470 【弁理士】 【氏名又は名称】新関 宏太郎 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−245237(P2000−245237A) |
| 【公開日】 |
平成12年9月12日(2000.9.12) |
| 【出願番号】 |
特願平11−48293 |
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