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【発明の名称】 刈払機の安全防振把手装置
【発明者】 【氏名】斉藤 守弘

【要約】 【課題】刈払機を安全、且つ人体への振動伝達を減少して操作できる刈払機の安全防振把手装置を提供する。

【解決手段】把持体7の左半片の中間部にロックレバー37及びスロットルレバー30の中間部をそれぞれ回転可能に軸支すると共に、スプリングによりそれぞれ弾圧してロックレバーをスロットルレバーに係脱可能に掛止めし、上記把持体の左半片と右半片の前後端部内に縦断面が半円状の保持金嵌合凹所をそれぞれ形成し、両端部を外方へ屈曲して内方に弾性板29を固着した半円弧状の保持金26を上記把持体の左右の半片の保持金嵌合凹所内にそれぞれ嵌合し、その前後の左右の弾性板により主管を挟んで上記左右の半片を衝合し、その左右の半片の前後上下において、該左右の半片の通孔と上記左右の保持金の屈曲片の通孔に挿着するボルト・ナットにより締付け固定することを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 把持体の左半片の中間部にロックレバーとスロットルレバーを上下対向してそのロックレバー及びスロットルレバーの中間部をそれぞれ回転可能に軸支すると共に、該ロックレバー及びスロットルレバーをそれらの操作部が外方へ向うようにスプリングによりそれぞれ弾圧してそのロックレバーをスロットルレバーに係脱可能に掛止めし、上記把持体の左半片と該把持体の右半片の前後端部内に縦断面が半円状の保持金嵌合凹所をそれぞれ形成し、両端部を外方へ屈曲して内方に弾性板を固着した半円弧状の保持金を上記把持体の左右の半片の保持金嵌合凹所内にそれぞれ嵌合し、その前後の左右の弾性板により主管を挟んで上記左右の半片を衝合し、その左右の半片の前後上下において、該左右の半片の通孔と上記左右の保持金の屈曲片の通孔に挿着するボルト・ナットにより締付け固定したことを特徴とする刈払機の安全防振把手装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、刈払機を安全、且つ、人体への振動伝達を減少して操作できる刈払機の安全防振把手装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の刈払機の安全防振把手装置には、実開平1−155725号公報に記載された発明がある。
【0003】従来の上記発明は、刈払機の主管にゴム等より成る弾性シートを2箇所巻付けて左右の把握部材の両端部を上記弾性シートに取付け、その弾性シート上の把握部材の両端部をバンドを介して緊締ねじ,ナットにより主管に締付ける。更に、一方の把握部材の孔に挿通した緊締ねじを他方の把握部材のめねじに締付ける構成である。従って、【0004】(1) 主管の2箇所に取付けた弾性シートに左右の把握部材の両端部を適確に位置合せするのが大変である。
【0005】(2) 1箇の弾性シートを左右の把握部材の端部により挟んだ後、その左右の把握部材の端部をバンドを介して緊締ねじ,ナットにより締付けるから、主管,弾性シート,左右の把握部材の締付け固定に均一性を欠いて不安定になるおそれがある。
【0006】(3) 弾性シートを合成樹脂製の左右の把握部材の端部により直接挟んで主管に締付けるから、その主管への弾性シートの取付けに安定性を欠く。
【0007】(4) バンドの突出している両端部に手等が当って思いもかけず怪我をすることがある。
【0008】(5) 把握部材の両端部においてバンド,緊締ボルト,ナットが外方に突出して露出しているから、外観が良くない。
【0009】(6) 更に、緊締ねじを一方の把握部材の孔に挿通し他方の把握部材のめねじに締付けて左右の把握部材を締付け固定するから、部品数が多く構造が複雑で、把握部材の組立てに手間が掛る上に、製作費も高価になるなどの問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題点は、主管と左右の把握部材の間に介装する弾性シートの取付けに安定性を欠き、且つ、バンド,緊締ボルト,ナットが外方に突出していて怪我をするおそれがある上に、外観が良くない点である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、主管に弾性板を介して把手を簡易適確に取付けるため、その弾性板を左右の半片に分割し、それぞれ半円弧状の保持金の内方に固着して支持することを最も主要な特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】スロットルレバーが思いがけなく回転して予期せぬ重大な人身事故を生じるのを防止し、更に、把手の前後端部を弾性板を介し主管に確実に取付けて弾性板による防振を良好になし、且つ、部品数が少なく、簡単に構成して組立ては容易である上に、外観を美麗にするという目的を、把持体のスロットルレバー及び該スロットルレバーに係脱するロックレバーを取付けた左半片と該把持体の右半片の前後端部間にそれぞれ左右の弾性板付き保持金を介装し、その保持金の上下において左右の半片及び弾性板付き保持金をそれらの通孔に挿着するボルト・ナットにより締付けて主管に把手を取付けることにより実現した。
【0013】すなわち、把持体の左半片の中間部にロックレバーとスロットルレバーを上下対向してそのロックレバー及びスロットルレバーの中間部をそれぞれ回転可能に軸支すると共に、該ロックレバー及びスロットルレバーをそれらの操作部が外方へ向うようにスプリングによりそれぞれ弾圧してそのロックレバーをスロットルレバーに係脱可能に掛止めし、上記把持体の左半片と該把持体の右半片の前後端部内に縦断面が半円状の保持金嵌合凹所をそれぞれ形成し、両端部を外方へ屈曲して内方に弾性板を固着した半円弧状の保持金を上記把持体の左右の半片の保持金嵌合凹所内にそれぞれ嵌合し、その前後の左右の弾性板により主管を挟んで上記左右の半片を衝合し、その左右の半片の前後上下において、該左右の半片の通孔と上記左右の保持金の屈曲片の通孔に挿着するボルト・ナットにより締付け固定して刈払機の安全防振把手装置を構成する。
【0014】
【実施例】図面は、本発明の一実施態様を示し、その構成を図面について説明すれば、(1)は刈払機のパイプ状の主管、(2)は主管(1)の後端に取付けたエンジン、(3)エンジン(2)のハウジング、(4)は主管(1)の前端部に回転軸により回転可能に支持した刈刃で、図示してないがエンジン(2)の回転軸と刈刃(4)の回転軸は、エンジン(2)のハウジング(3)内に設けた遠心クラッチを介して主管(1)内に挿通支持した伝動軸により連結する。(5)は刈刃(4)の安全カバー、(6)は主管(1)の中間部に取付けた肩掛バンドである。
【0015】(a)は主管(1)の後部に取付けた安全防振把手を示し、(7)は把手(a)の把持体で、中央部で左右に割った前後方向に長い皿形の左右の半片(8a),(8b)より成り、その右半片(8b)の端面の適当箇所に突条(9)を、左半片(8a)の端面には突条(9)に係合する凹溝(10)をそれぞれ設け、その突条(9)と凹溝(10)を係合し左右の半片(8a),(8b)の端面を衝合して把持体(7)を形成する。
【0016】そして、把持体(7)の中央接合部において、その左右の半片(8a),(8b)に均等になして前壁及び後壁に主管嵌合孔(11)をそれぞれ形成し、上壁の前部には前後方向に長い凹所(12)を設けて該凹所(12)の底板(13)の中央部には前後方向に長い孔(14)を設け、中間部における上壁及び下壁には前後方向に長い長孔(15),(16)をそれぞれ形成してその下長孔(16)の後縁に下方への突片(17)を設ける。(18a),(18b)は左右の半片(8a),(8b)の前後端部内にそれぞれ設けた縦断面が半円状の保持金嵌合凹所で、その保持金嵌合凹所(18a),(18b)の上方及び下方には筒体(19a),(19b)をそれぞれ突設する。(20a),(20b)は左半片(8a)とその筒体(19a),右半片(8b)とその筒体(19b)にわたしてそれぞれ設けた外側部が大径孔の段付き通孔である。
【0017】また、左半片(8a)内には、前端上部及び中間部の上下に軸杆(21),(22),(23)をそれぞれ突設して前部に台座(24)を設け、底板(13)の前端下方にはストッパ(25)を突設する。
【0018】(26)は外側への凸半円弧状に形成した左右の保持金で、その上下端部は外方へ屈曲(27)して該屈曲片(27)に通孔(28)をそれぞれ穿ち、保持金(26)の内方にはゴム,弾性合成樹脂等より成って保持金(26)に沿う半円弧状の弾性板(29)を接着剤で接着する等して固着する。
【0019】(30)はL形をなしてその縦片が右側への凸円弧状に湾曲したスロットルレバーで、該スロットルレバー(30)の下方操作部を把持体(7)の下長孔(16)より下方へ突出させて中間屈曲部の筒体(31)を下軸杆(23)に回転可能に嵌合し、上端には引掛部(32)を形成すると共に、該引掛部(32)の右端に上方へ突出する掛止片(33)を設け、上端の左側へ突設した筒体(34)の先端部にはスロットルワイヤ(35)の一端を取付ける。なお、図示してないがスロットルワイヤ(35)の他端はエンジン(2)の吸気弁開閉腕に連結する。そして、下軸杆(23)に嵌合した巻スプリング(36)によってスロットルレバー(30)を下方操作部が下降するように弾圧する。
【0020】(37)はロックレバーで、該ロックレバー(37)の後方操作部を把持体(7)の上長孔(15)より上方へ突出させて中間部の筒体(38)を上軸杆(22)に回転可能に嵌合し、前端下方にはフック(39)を形成する。そして、上軸杆(22)に嵌合した巻スプリング(40)によってロックレバー(37)をその後方操作部が上昇するように弾圧する。
【0021】(41a),(41b)は台座(24)に取付けたスイッチの前方へ突出する上下の接点で、その上接点(41a)の前方先端部は山形に屈曲(42)すると共に下方先端部を後方へ湾曲し、上下の接点(41a),(41b)にはコード(43a),(43b)の一端をそれぞれ取付ける。なお、図示してないがコード(43a)の他端はエンジン(2)の点火プラグに、コード(43b)の他端はエンジン(2)のハウジング(3)にそれぞれ連結する。
【0022】(44)は孔(14)に通して底板(13)に前後動可能に嵌着したスイッチで、該スイッチ(44)の中央部上に操作片(45)を突設し、右側の中央部下方にはスロットルレバー(30)の掛止片(33)に係脱する係止片(46)を突設し、下方の左側部には前方先端部上に引掛部(47)を形成した止め片(48)を設け、左側下方には上接点(41a)に係脱する押圧片(49)を突設する。そして、スイッチ(44)の中間左側部に設けた突片(50)と前軸杆(21)の間にスプリング(51)を張設する。
【0023】(52),(53)は把持体(7)の左右の半片(8a),(8b)を締付け固定するボルト及びナットである。
【0024】そして、図7に示すように左半片(8a)とスロットルレバー(30)の縦片の間を主管(1)に遊嵌してその左半片(8a)を主管(1)の所要位置に配置する。
【0025】そこで、図6及び図8に示すように左右の半片(8a),(8b)の前後の保持金嵌合凹所(18a),(18b)内に保持金(26)をそれぞれ嵌合した後、右半片(8b)の突条(9)を左半片(8a)の凹溝(10)に係合し左右の半片(8a),(8b)を衝合させて把持体(7)を形成する。
【0026】次いで、把持体(7)の前後上下においてそれぞれ、左半片(8a)の段付き通孔(20a)の大径孔内にナット(53)を嵌合した後、ボルト(52)を右側より右半片(8b)の段付き通孔(20b),両側保持金(26)の屈曲片(27)の通孔(28),左半片(8a)の段付き通孔(20a)内に通してナット(53)にねじ込むと、前後上下のボルト(52)及びナット(53)により左右の半片(8a),(8b)を締付け固定する。
【0027】それと同時に、前後の左右の保持金(26)はその上下の屈曲片(27)の通孔(28)がボルト(52)に嵌合して把持体(7)に固定すると共に、左右の半片(8a),(8b)の前後の上下の筒体(19a),(19b)によって左右の保持金(26)の上下の屈曲片(27)をそれぞれ挟持し、且つ、その左右の保持金(26)の弾性板(29)が主管(1)の外周面に圧接し該左右の保持金(26)の弾性板(29)により主管(1)を挟持して把手(a)が構成されると共に、その把手(a)は主管(1)に弾力的に取付けられる。
【0028】その作用を説明する。作業をしない常時は、図4に示すようにロックレバー(37)のフック(39)がスロットルレバー(30)の引掛部(32)に引掛っているから、そのスロットルレバー(30)の操作部を把握操作したり、また、スロットルレバー(30)の操作部に思いもかけない接触や衝撃があってもスロットルレバー(30)はロックレバー(37)のフック(39)に係止されて回転しない。
【0029】従って、エンジン(2)が運転しているときでも、スロットルレバー(30)が回転し該スロットルレバー(30)によりスロットルワイヤ(35)を引いてエンジン(2)のスロットル開度を増大しエンジン(2)の回転軸の回転を上昇させてその回転軸を高速回転させることはできないから、エンジン(2)は低速回転を継続する。
【0030】それ故、ハウジング(3)内の遠心クラッチが作動しなくてエンジン(2)の回転軸の回転が主管(1)内の伝動軸に伝わらなく、刈刃(4)は静止した状態のままで高速回転することは無い。
【0031】一方、刈払機の運転を開始するときは、ロックレバー(37)及びスロットルレバー(30)の操作部の外方より把手(a)を把持し、図11に実線で示すように先ずロックレバー(37)の操作部を下圧すれば、該ロックレバー(37)が巻スプリング(40)の弾力に抗し上軸杆(22)を軸とし図11の反時計方向へ回転してそのロックレバー(37)のフック(39)がスロットルレバー(30)の引掛部(32)から上方へ脱離する。
【0032】次いで、スロットルレバー(30)の操作部を指で掴み上げると、スロットルレバー(30)は下軸杆(23)を軸として図11の時計方向へ回転する。
【0033】その後、操作片(45)によりスイッチ(44)をスプリング(51)の弾力に抗し孔(14)に沿って後方へ移動させた後、把手(a)を離放すると、図11に実線で示すようにスロットルレバー(30)はその掛止片(33)がスイッチ(44)の係止片(46)に引掛って縦片が若干前方へ回転した位置に固定し、該スロットルレバー(30)よりスロットルワイヤ(35)を経てエンジン(2)のスロットルは若干開いた状態に支持される。
【0034】そこで、エンジン(2)を始動すれば、エンジン(2)は低速回転を継続するから、ハウジング(3)内の遠心クラツチが作動することなく、エンジン(2)の回転軸の回転は主管(1)内の伝動軸に伝わらなくて刈刃(4)は回転しない。
【0035】その後、作業を行うときには、作業者が肩掛バンド(6)を肩に掛けて刈払機を携帯し、上記と同様にロックレバー(37)及びスロットルレバー(30)の操作部の外方より把手(a)を把持し、図12に実線で示すようにロックレバー(37)を手で下圧し回転させて該ロックレバー(37)のフック(39)をスロットルレバー(30)の引掛部(32)より上方へ脱離させた後、スロットルレバー(30)の操作部を指で掴み上げれば、該スロットルレバー(30)が下軸杆(23)を軸として図12の時計方向へ大きく回転し、スロットルワイヤ(35)を介してエンジン(2)のスロットル開度を増大する。
【0036】従って、エンジン(2)の回転軸は、その回転数が上昇して高速回転に切替わるから、ハウジング(3)内の遠心クラッチが作動して入り、エンジン(2)の回転軸より遠心クラッチを介し主管(1)内の伝動軸に動力が伝達されてその伝動軸に連結した刈刃(4)は高速回転する。
【0037】その際、スロットルレバー(30)の掛止片(33)がスイッチ(44)の係止片(46)より前方へ離隔するに伴い、スイッチ(44)はスプリング(51)の弾力によって自動的に孔(14)に沿い前進して図12に示すように孔(14)の中央原位置に復帰する。
【0038】一方、エンジン(2)の運転を停止するときは、スイッチ(44)をその操作片(45)によって前方へ押圧すれば、該スイッチ(44)の止め片(48)が弾性により上下作動してその止め片(48)の引掛部(47)が左半片(8a)のストッパ(25)を乗越えながらスイッチ(44)は孔(14)に沿って前進した後、図13に示すようにスイッチ(44)の止め片(48)の引掛部(47)が左半片(8a)のストッパ(25)に引掛ってスイッチ(44)は前進位置に停止する。
【0039】それと同時に、図13に示すようにスイッチ(44)の押圧片(49)が上接点(41a)の屈曲片(42)の傾斜面上を摺動して前進し、その押圧片(49)による上接点(41a)の下圧により該上接点(41a)はその弾性に抗して後方取付部を支点とし下方へ湾曲して上接点(41a)の屈曲片(42)の下方先端部が下接点(41b)に接触するから、電気がショートしてエンジン(2)の運転は停止する。
【0040】その後、スイッチ(44)をその操作片(45)によって後方へ押圧すれば、上記と同様にスイッチ(44)の止め片(48)が作動して該止め片(48)の引掛部(47)が左半片(8a)のストッパ(25)を乗越え、スイッチ(44)は孔(14)に沿い後進して図4に示すように孔(14)の中央原位置に復帰する。
【0041】それと同時に、スイッチ(44)の押圧片(49)が上接点(41a)の屈曲片(42)の後方に脱離するから、上接点(41a)は弾性により上昇復帰して図4に示すように下接点(41b)より離隔する。
【0042】なお、上記ロックレバー(37)のフック(39)に代え、ロックレバー(37)の先端部下縁に凹所を形成してその凹所をスロットルレバー(30)の上方先端部に係脱可能に係合するようになしてもよい。
【0043】上記把持体(7)の左右の半片(8a),(8b)の段付き通孔(20a),(20b)は、他の形状や普通の通孔にしてもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明の刈払機の安全防振把手装置は、下記のような利点がある。
【0045】(1) スロットルレバーに対向して該スロットルレバーに係脱するロックレバーをスプリングにより係合側へ弾圧して設けたから、作業をしない常時にはロックレバーがスロットルレバーに係合してスロットルレバーは固定される。
【0046】従って、エンジンの運転中に、スロットルレバーに思いもかけない接触や衝撃等が加わっても、スロットルレバーが回転して刈刃が高速回転することは無く、予期せぬ重大な人身事故を防止できて安全上有益である。
【0047】(2) 両端部を外方へ屈曲して内方に弾性板を固着した半円弧状の保持金を、把持体の左右の半片の前後端部に形成した保持金嵌合凹所内にそれぞれ嵌合し、その前後の左右の弾性板により主管を挟んで上記左右の半片を衝合し、その左右の半片の前後上下において該左右の半片の通孔と上記左右の保持金の屈曲片の通孔に挿着するボルト・ナットにより締付け固定する。従って、【0048】(イ) 弾性板は保持金により確実に支持されて主管に適切に圧接する。
【0049】(ロ) 弾性板付き保持金は、把持体の左右の半片の保持金嵌合凹所内にそれぞれ嵌合し、且つ、その左右の保持金の両端屈曲片を把持体の左右の半片により挟持する上に、該左右の半片の通孔と左右の保持金の屈曲片の通孔に挿着するボルト・ナットにより取付けるから、弾性板付き保持金の固定は確実で、その弾性板の支持は正確である。
【0050】(ハ) 弾性板の支持及び取付けが適確であるから、その弾性板を介しての主管への把手の取付けを良好になし、該弾性板による主管の振動の吸収が円滑に行われて把手の振動により人体に悪影響を及ぼすことが少なく、その把手の振動により手に震えが来て手がまひしたり、はくろう病等の害を作業者から守ることができる上に、長時間作業にも疲労が少なくて実用上有益である。
【0051】(ニ) 弾性板付き保持金を把持体の左右の半片の前後の保持金嵌合凹所内にそれぞれ嵌合した後、主管を挟んで上記左右の半片を衝合し、把持体の前後上下においてボルト・ナットをそれぞれ挿着すればよいから、把手の組立て及び主管への取付けが簡単で、作業上便利である。
【0052】(ホ) 把手の外面に附属物の邪魔物が無いから、安全上有益である上に、外観は美麗である。
【0053】(3) 把手を終始均一良好に取付けることができる【0054】(4) 部品数が少なく、簡単に構成して容易安価に製作できる。
【出願人】 【識別番号】000162353
【氏名又は名称】協同ゴム工業株式会社
【出願日】 平成11年1月28日(1999.1.28)
【代理人】
【公開番号】 特開2000−217410(P2000−217410A)
【公開日】 平成12年8月8日(2000.8.8)
【出願番号】 特願平11−19383