| 【発明の名称】 |
刈取結束機 |
| 【発明者】 |
【氏名】石橋 新三
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| 【要約】 |
【課題】茎稈の集束姿勢の乱れ、脱粒、放出不良、放出姿勢の乱れ等を防止する。
【解決手段】刈り取った茎稈を集束空間Sに集束すると共に、集束された茎稈の株元側を結束し、さらに、結束された茎稈を集束空間Sの一側部から機外に放出する刈取結束機1において、前記集束空間Sの一側部に、茎稈の中間部を保持する姿勢と、結束された茎稈の放出を許容する姿勢とに変姿自在な茎稈受止ガイド14を設けるにあたり、該茎稈受止ガイド14の取付位置を稈身方向に調節可能にする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 刈り取った茎稈を集束空間に集束すると共に、集束された茎稈の株元側を結束し、さらに、結束された茎稈を集束空間の一側部から機外に放出する刈取結束機において、前記集束空間の一側部に、茎稈の中間部を保持する姿勢と、結束された茎稈の放出を許容する姿勢とに変姿自在な茎稈受止ガイドを設けるにあたり、該茎稈受止ガイドの取付位置を稈身方向に上下調節自在に構成したことを特徴とする刈取結束機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、茎稈の刈取りおよび結束を行う刈取結束機の技術分野に属するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、この種刈取結束機(バインダ)は、刈り取った茎稈を集束空間に集束すると共に、集束された茎稈の株元側を結束し、さらに、結束された茎稈を集束空間の一側部から機外に放出するように構成されているが、集束空間の一側部は、茎稈放出経路として開放されているため、集束された茎稈が一側方に倒れて集束姿勢が乱れる可能性がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】そこで従来では、前記集束空間の一側部に、茎稈の中間部を保持する姿勢と、結束された茎稈の放出を許容する姿勢とに変姿自在な茎稈受止ガイドを設けているが、従来の茎稈受止ガイドは、株元側を基準とする一定の位置で茎稈を保持するため、長稈の場合には、穂先が一側方に垂れ下がって集束姿勢が乱れる可能性があり、一方、短稈の場合には、放出時に穂先が茎稈受止ガイドに接触して脱粒の可能性がある許りでなく、茎稈受止ガイドが放出抵抗となって放出不良や放出姿勢の乱れが生じる不都合があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、刈り取った茎稈を集束空間に集束すると共に、集束された茎稈の株元側を結束し、さらに、結束された茎稈を集束空間の一側部から機外に放出する刈取結束機において、前記集束空間の一側部に、茎稈の中間部を保持する姿勢と、結束された茎稈の放出を許容する姿勢とに変姿自在な茎稈受止ガイドを設けるにあたり、該茎稈受止ガイドの取付位置を稈身方向に上下調節自在に構成したことを特徴とするものである。つまり、茎稈の長さに応じて茎稈受止ガイドの取付位置を調節することができるため、長稈の穂先が一側方に垂れ下がって集束姿勢が乱れる不都合を解消することができ、また、短稈の放出時に、穂先が茎稈受止ガイドに接触して脱粒したり、茎稈受止ガイドが放出抵抗となって放出不良や放出姿勢の乱れが生じる不都合も解消することができる。 【0005】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一つを図面に基づいて説明する。図面において、1は茎稈の刈取りおよび結束を行う刈取結束機であって、該刈取結束機1は、機体の前後方向中間位置に左右一対の走行車輪2を備えている。そして、走行車輪2を支持する車軸前方には、茎稈の刈取および結束を行う刈取部3が設けられる一方、車軸後方には、刈取動力および走行動力を発生させるエンジン4、該エンジン動力を変速して走行車輪2や刈取部3に供給するトランスミッション(図示せず)、各種の操作具が取付けられる操作ハンドル5等が設けられているが、これらの基本構成は何れも従来通りである。 【0006】前記刈取部3は、茎稈を分草するデバイダ6、分草された茎稈を引き起す後傾姿勢の引起装置7、茎稈の穂先側を機体一側方に搬送ガイドする搬送カバー8、茎稈の株元部を切断する刈刃装置(図示せず)、茎稈の株元側をスターホイール等で掻き込む掻込装置(図示せず)、掻き込まれた茎稈の株元側を結束する結束装置9等を備えるが、結束装置9は、掻き込まれた茎稈を集束空間Sに集束するパッカ(図示せず)、集束された茎稈の結束適正量を感知するドア10、該ドア10の感知に応じて茎稈の株元側を結束するニードルおよびビル(図示せず)、結束された茎稈を集束空間Sの一側部から機外に放出するスイーパ11等で構成されているため、連続的に刈り取られる茎稈を、適正量で結束された茎稈束として順次放出することができるようになっている。 【0007】12は前記引起装置7の一側方に所定間隔を存して並設される引起ガイドであって、該引起ガイド12は、引起装置7によって引き起される茎稈が一側方に逃げることを規制するが、さらに引起ガイド12の下方には、デバイダ位置から搬送カバー位置まで茎稈の一側を連続的に搬送ガイドするガイド杆13が並設されている。 【0008】14は前記集束空間Sの一側部に設けられる茎稈受止ガイドであって、該茎稈受止ガイド14は、集束空間Sに集束される茎稈の中間部を保持する姿勢と、結束された茎稈の放出を許容する姿勢とに変姿自在(弾性変形自在)な板バネ部材を用いて形成されるものであるが、茎稈受止ガイド14の基端部を支持するガイド杆13には、茎稈受止ガイド14の取付ブラケット13aが所定間隔を存して複数設けられているため、所望の取付ブラケット13aに対して蝶ボルト15を用いて茎稈受止ガイド14を取付けることができるようになっている。即ち、茎稈受止ガイド14の取付位置を稈身方向に調節可能にしたため、茎稈の長さに応じて茎稈受止ガイド14の取付位置を調節することができ、その結果、長稈を刈取る際には、茎稈受止ガイド14の取付位置を上側にずらすことにより、長稈の穂先が一側方に垂れ下がって集束姿勢が乱れる不都合を解消することができる一方、短稈を刈取る際には、茎稈受止ガイド14の取付位置を下側にずらすことにより、短稈放出時に穂先が茎稈受止ガイド14に接触して脱粒したり、茎稈受止ガイド14が放出抵抗となって放出不良や放出姿勢の乱れが生じる不都合を解消することができるようになっている。 【0009】一方、16は刈取結束機1の未刈り地側に沿って配設されるナローガイドであって、該ナローガイド16は、本来、未刈茎稈の倒れ込みを規制するものであるが、本実施形態のナローガイド16は、機体底部をメンテナンスする際に、機体を横倒し姿勢で支持するスタンドとして機能させることが可能であり、しかも、ナローガイド16の接地部分には、ゴム質弾性部材等で形成されるクッション17が取り付けられているため、機体を横倒しにした際にナローガイド16が傷付く不都合を回避できる許りでなく、横倒しにした機体のがたつきを抑えることができるようになっている。 【0010】また、18は前記エンジン4の一側部を覆うファンカバーであって、該ファンカバー18は、複数のボルト19を用いてエンジン4に取付けられるが、一部のボルト19はエンジンベース20に近接し、肉厚な通常のT字レンチでは回すことができないため、エンジン4をエンジンベース20から取り外さなければ、ファンカバー18の着脱ができないという不都合があった。 【0011】21は肉薄筒形状に形成されるプラグレンチであって、該プラグレンチ21の一端部には、エンジン4の点火プラグを着脱するためのプラグレンチ部21aが形成される一方、中間部には、ドライバ等のレンチ回し具工具を挿通するための差込孔21bが形成されているが、さらに、プラグレンチ21の他端部には、前記ファンカバー18のボルト19を着脱するためのファンカバーボルトレンチ部21cが形成されている。つまり、ファンカバーボルトレンチ部21cの肉厚は、ボルト19とエンジンベース20との間隙Kよりも薄く設定されているため、エンジン4をエンジンベース20から取り外すことなくファンカバー18の着脱を行うことが可能になり、しかも、プラグレンチ21の一端部を利用してファンカバーボルトレンチ部21cを形成したため、付属工具の点数が増加する不都合も回避することができる。 【0012】叙述の如く構成されたものにおいて、刈り取った茎稈を集束空間Sに集束すると共に、集束された茎稈の株元側を結束し、さらに、結束された茎稈を集束空間Sの一側部から機外に放出する刈取結束機1において、前記集束空間Sの一側部に、茎稈の中間部を保持する姿勢と、結束された茎稈の放出を許容する姿勢とに変姿自在な茎稈受止ガイド14を設けるにあたり、該茎稈受止ガイド14の取付位置を稈身方向に調節可能にしたため、長稈を刈取る際には、茎稈受止ガイド14の取付位置を上側にずらすことにより、長稈の穂先が一側方に垂れ下がって集束姿勢が乱れる不都合を解消することができる一方、短稈を刈取る際には、茎稈受止ガイド14の取付位置を下側にずらすことにより、短稈放出時に穂先が茎稈受止ガイド14に接触して脱粒したり、茎稈受止ガイド14が放出抵抗となって放出不良や放出姿勢の乱れが生じる不都合を解消することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年12月28日(1998.12.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085394 【弁理士】 【氏名又は名称】廣瀬 哲夫
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| 【公開番号】 |
特開2000−188926(P2000−188926A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月11日(2000.7.11) |
| 【出願番号】 |
特願平10−372558 |
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