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【発明の名称】 根菜類収穫機の掘取挾持移送装置
【発明者】 【氏名】矢野 典弘

【氏名】川口 弘道

【要約】 【課題】移送装置の取り外しを容易にしようとするものである。

【解決手段】掘起装置5で掘起す根菜類を引継ぎして後方上部へ挾持移送する移送装置28と該移送装置28を回転駆動する入力駆動装置31とを一体に構成した挾持移送装置27を下側の支持部材11へ着脱自在に装着する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 掘起装置5で掘起する根菜類(イ)を引継ぎして後方上部へ挾持移送する移送装置28と、該移送装置28を回転駆動する入力駆動装置31とを一体に構成した挾持移送装置27を設けた根菜類収穫機において、該挾持移送装置27を下側の支持部材11へ着脱自在に装着して設けることを特徴とする根菜類収穫機の掘取挾持移送装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、掘起装置で掘起す根菜類を引継ぎして後方上部へ挾持移送する移送装置と、該移送装置を回転駆動する入力駆動装置を一体に構成した挾持移送装置を下側の支持部材へ着脱自在に装着して設ける技術であり、根菜類収穫機の掘取挾持移送装置に利用できる。
【0002】
【従来の技術】根菜類が、例えば、人参であったとすると、この人参を収穫作業をするときは、根菜類収穫機を圃場を走行させて、前部の掘起装置で人参を掘起しながら、掘起しされた人参を移送装置で挾持して引き抜くと共に、上方後部へ向けて移送する。この移送装置に不具合が発生して点検したり、又は部品を交換するとき等は、下側の支持部材から該移送装置と、この移送装置を回転駆動する入力駆動装置との両者を別々に取り外して行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】移送装置を点検、及び部品を交換するとき等は、この移送装置と入力駆動装置との両者を取り外しを行う必要があり、点検工数、及び部品交換工数が多く必要であったが、この発明により、この問題点を解消しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために、この発明は、掘起装置5で掘起する根菜類(イ)を引継ぎして後方上部へ挾持移送する移送装置28と、該移送装置28を回転駆動する入力駆動装置31とを一体に構成した挾持移送装置27を設けた根菜類収穫機において、該挾持移送装置27を下側の支持部材11へ着脱自在に装着して設けることを特徴とする根菜類収穫機の掘取挾持移送装置の構成とする。
【0005】
【発明の作用】人参(イ)を収穫作業するときは、根菜類収穫機を圃場を走行させて、前部の掘起装置5で人参(イ)を掘起しながら、掘起した人参(イ)を移送装置28で挾持して引き抜くと共に、上方後部へ向けて移送する。この移送装置28に不具合が発生して点検したり、又は部品を交換したりするとき等は、該移送装置28とこの移送装置28を回転駆動する入力駆動装置31との両者を一体に構成した挾持移送装置27を、下側の支持部材11から取り外して行う。
【0006】
【発明の効果】点検、及び部品交換のときは、移送装置28と入力駆動装置31との両者を一体に構成した挾持移送装置27を、下側の支持部材11から取り外して行うことにより、取り外し工数が低減できるし、部品の交換が容易であり、又、収穫作業後の清掃も容易である。更に工場で生産時に一体構成のため生産効率が向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図例は、根菜類(イ)が、例えば、人参(イ)であったとすると、この人参(イ)は圃場から掘起され、この掘起した人参(イ)を移送しながら葉部、及び根部の下方部の所定位置を切断して一時貯留等を行う根菜類収穫機1を図示して説明すると共に、掘取挾持移送装置を図示して説明する。
【0008】前記根菜類収穫機1は、走行車両2の一方側の側部外側には、収穫用作業装置3を設け、この収穫用作業装置3は前部に引起装置4、掘起装置5、及び後部の根菜搬送装置6等よりなる構成である。前記走行車両2の車台7の下部には、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ7aを張設し、該車台7上部の一方側には、走行操作、及び各種制御操作等を行う操作装置8、及び作業者が搭乗して各種操作等を行う操縦席9等を設け、この操縦席9の下部には、原動機(エンジン)7b等を搭載している。この原動機7bで走行ギヤケース7c内の伝動機構7dを介して該走行クローラ7a,7aを回転駆動する構成である。
【0009】前記車台7上部の後方部には、後述する葉切装置12で人参(イ)の葉の根元部が切断され、又、後述する人参下部切断装置47で根部の下方部の所定位置が切断され、これら両者が切断された切断済み人参(イ)の供給を受けて、操縦席9側の横方向へ向け回転駆動する移送ベルト等を張設してなる第1移送コンベア13、及び回転駆動する移送ベルト等を張設してなる第2移送コンベア14を設け、これら第1・第2移送コンベア13,14は移送終端部へ向けて上り傾斜させて設けている。該第2移送コンベア14の移送終端部の下側で該車台7上側には、両者を介して切断済みの人参(イ)の供給を受け、収納して一時貯留する収納箱15を載置した構成である。
【0010】前記第1・第2移送コンベア13,14は、図5で示す如く伝動ケース17の伝動機構17aから伝動機構17bを介して、該第1移送コンベア13の移送終端部に軸支したプーリ13a、及び該第2移送コンベア14の移送始端部に軸支したプーリ14aを回転駆動する構成である。これにより、駆動構成が、シンプルであり、又、機体の軽量化ができる。
【0011】前記車台7後部の左側には、上方へ突出する断面形状がコ字形状の支持板16を設け、この支持板16の上部には、伝動機構17aを内装した伝動ケース17を回動自在に設けている。この伝動ケース17には、前方下部へ突出する支持板18を設け、この支持板18の前端部には、左右両側に前方下部へ突出する支持部材11の受板19aを固着した取付板19bを装着して設けると共に、この各受板19aの前端部には、前方下部へ突出する該支持部材11の補助受板19cを固着した構成である。又、該支持部材11は該受板19a、該補助板19c以外に、後述する伝動機構30aを内装する伝動ケース30等よりなる構成である。
【0012】前記左右両側の引起装置4は、上部を伝動ケース17から前方へ突出する伝動機構20cを内装する上受杆20aで支持すると共に、回転駆動させる構成である。下部を補助受板19cから前方へ突出する下受杆20bで支持させている。前記引起装置4は、根菜搬送装置6前部の左右両側に設け、この引起装置4は、左右両側の引起ケース21,21に内装して回転自在な引起チェン22aを張設し、この引起チェン22aには、所定間隔で引起ラグ22bを前側下端部から前側上端部の間は、該引起ケース21,21から突出して、人参(イ)の葉部を引起す引起作用部とし、後側は引起しない非作用部とした構成である。
【0013】前記引起装置4の引起チェン22aの回転駆動は、図5で示す如く伝動ケース17の伝動機構17aから駆動用入力軸22cを介して回転駆動する構成である。これにより、駆動構成がシンプルであり、機体の軽量化ができる。又、各引起装置4の入力部は、伝動ケース17の上下回転支点26を有する回動機能を有することにより、掘起装置5、引起装置4、及び葉切断装置12等を一体化構造が可能であり、生産性や作業後の脱着が容易でメンテナンス性が良好である。
【0014】前記各引起装置4の一方側の該引起装置4の引起ケース21の上部の外側には、図6で示す如く伝動機構21bを内装した伝動ケース21aを装着すると共に、該両引起装置4の該両引起ケース21の上部の上側には、伝動機構21dを内装した伝動ケース21cを設け、これら両引起装置4を連接させて一体構成とすると共に、該両伝動機構21d,21dは連接させた構成であり、伝動機構20cの駆動用入力軸22cから該伝動機構21bへ動力を入力する構成である。
【0015】これにより、駆動構成がシンプルであり、機体の軽量化ができる。前記引起ケース21下部外側面には、人参(イ)の葉部を分離する分草体23を前方へ突出させて設けた構成であると共に、図2で示す如く掘起し高さ、及び畦の凹凸を検出する掘起し高さセンサ24を一方側の該引起ケース21に設けている。この掘起し高さセンサ24は、該引起ケース21の外側面に回動自在に設けた支持板25aに接地プレート25bを装着すると共に、該支持板25aの上端部とポテンションメータ25cとを連結する連結ロット25dよりなる構成である。
【0016】前記掘起し高さセンサ24の接地プレート25bが、圃場迄の高さによって回動すると共に、圃場の凹凸を検出して上下回動し、この回動が該ポテンションメータ25cで検出され、この検出が操作装置8の制御装置10のCPU10aへ図7で示す如く入力され、この検出の入力により、掘起部上昇ソレノイド26b、又は掘起部下降ソレノイド26cの作動により、伝動ケース17の中心位置を上下回動中心26位置として、上下シリンダ26aが作動して、掘起装置5を上下回動制御する構成である。
【0017】前記掘起装置5の上下回動制御に伴って、左右両側の引起装置4、及び根菜搬送装置6等も同時に上下回動制御する構成である。前記掘起装置5は、左右両側の補助受板19cに上下調節可能に設けている。この掘起装置5は前方下部へ傾斜して突出する支持杆5aの前端部に、上下方向に所定長さの掘起板5bを装着した構成であり、この左右両側の掘起装置5の掘起板5bで人参(イ)の左右両側を掘起す構成である。
【0018】前記車台7の支持板16の前部には、前支持板16aを設け、この前支持板16aには、前方へ突出させて支持杆16bを設け、この支持杆16bの前端部には、L字形状の回動板16cを回動自在に装着して設け、この回動板16cの一方側の下端部と、上下シリンダ26aの前端部とを連接させ、他方側の前端部には、支持杆16dの一方側の端部を装着して設け、この支持杆16dの他方側の端部と、受板19aの前端の近傍部とを連接させた構成である。
【0019】前記上下シリンダ26aの作動により、伝動ケース17の上下回動中心26位置を回動中心として、回動板16c、支持杆16d、受板19a、補助受板19c、及び後述する連結板29等を介して、引起装置4、掘起装置5、及び根菜搬送装置6等を自動で上下回動制御する構成である。前記根菜搬送装置6の左右両側の挾持移送装置27は、図1で示す如く左右両側の移送装置28と、入力駆動装置31の伝動機構31aを内装して、後方下部へ傾斜する左右両側に設けた伝動ケース31bと、伝動機構32aを内装して、該伝動ケース31bの上側で左右両側に設けた伝動ケース32との、これら3者は一体に接合した構成である。この伝動ケース31bの下部は、支持部材11である伝動機構30aを内装した伝動ケース30の上側の左右両側へ複数本のボルト30bによって装着すると共に、該移送装置28の下部の2箇所は、該支持部材11である補助受板19cの上側面へ複数本のボルト30bによって装着する構成である。これら移送装置28、伝動ケース31b、及び伝動ケース32の3者を一体で装着、及び取り外しができる構成として、点検、及び部品の交換等を容易にした構成である。
【0020】前記移送装置28は、伝動ケース30内の伝動機構30aにより、伝動ケース31bの伝動機構31a、及び伝動ケース32の伝動機構32aを介して回転駆動する構成である。又、伝動ケース17の上下回動中心26として、連結板29を介して該移動装置28は上下回動する構成である。前記移送装置28は、上・下端部に回転自在に軸支した上・下プーリ28b,28cに移送ベルト28aを掛け渡した構成である。掘起装置5で掘起した人参(イ)の葉部は、この移送ベルト28a,28a間で挾持されて上部へ向けて移送する構成であり、この移送途中で首揃移送装置33へ引継ぎする構成である。
【0021】前記移送装置28の上側には、図8、及び図9で示す如く所定距離を設けて補助移送装置29aを左右両側に設け、この補助移送装置29aは上・下移送ケース29b,29b内には、移送チェン29cを張設し、この移送チェン29cには、所定間隔で移送ラグ29dを装着して、該移送装置28と該補助移送装置29aとの両者により、人参(イ)を挾持移送する構成である。
【0022】前記補助移送装置29aの移送終端部は、移送装置28の移送終端部より、後方上部に位置させた構成である。これにより、前記各移送装置28の各移送ベルト28aの移送終端部間での挾持力は、人参(イ)を首揃えのために、若干弱目に設定していることにより、葉部の移送遅れが発生し、人参(イ)の葉部の移送姿勢が乱れて移送されることがあり、人参(イ)の根部の上側の首部の切断面が斜めになったり、又、切断位置が安定しないことがあったが、補助移送装置29aを設けたことにより、これらを解消することができる。
【0023】前記根菜搬送装置6の首揃移送装置33、タッピング移送装置34、葉移送装置35、上伝動装置38、及び葉切断装置12は、人参(イ)を収穫作業状態のときには、圃場面に略平行状態に設けた構成である。又、該タッピング移送装置34と該上伝動装置38との上下関係は、いずれを下部側に設けてもよい。前記首揃移送装置33は、移送装置28の後側で移送終端部から所定距離下方に位置させて、左右両側に設けている。この首揃移送装置33の移送終端部は、伝動ケース30に上方へ向けて突出して設けた伝動機構37aを内装した下支持ケース37上側に設けた上伝動装置38の上伝動ケース38aに内装した伝動機構38bで支持すると共に、回転駆動する構成である。
【0024】前記首揃移送装置33は、図10で示す如く左・右両側の支持プレート39の前・後端部に回転自在に軸支した前・後プーリ39a,39bを設けると共に、これら前・後プーリ39a,39b間には、複数個のV字形状の支持板40の基部を回動自在に設け、この支持板40の両側の先端部には、テンションローラ40a,40aを回転自在に軸支した構成であり、これら前・後プーリ39a,39b、及び各テンションプーリ40a,40aには、移送ベルト39cを掛け渡した構成である。
【0025】前記左右両側の支持プレート39の前端部に装着する前プーリ39aは、この支持プレート39に設けた左右方向の長孔39e部を、左右移動自在な構成として、移送ベルト39cの移送始端部での引継ぎする角度をθ1からθ2へ変更できる構成である。前記移送ベルト39c,39cの直線部間は、所定の隙間を設け、これら移送ベルト39c,39c間で人参(イ)の葉部を挾持して移送する構成であるが、この挾持力は移送装置28,28の移送ベルト28a,28aの挾持力より弱く構成している。
【0026】前記支持板40には、支持ピン40b,40bを固着して設け、又、支持プレート39には、弾性材よりなる略V字形状のスプリング板39dを設け、このスプリング板39dの一端部は、該支持ピン40b,40bで支持した構成であり、各テンションローラ40aを互に弾発して中立位置へ復元する構成である。前記各首揃移送装置33は、各移送装置28の各移送ベルト28a間に、人参(イ)の葉部を挾持して上部へ移送中に、この移送途中で該各首揃移送装置33の該各移送ベルト39c間で、人参(イ)の葉部を挾持して引継ぎする構成であり、この人参(イ)の葉部は両者で挾持され、この各移送ベルト28aにより、更に上部へ移送されることにより、これら各移送ベルト39cの下端部位置まで、この人参(イ)の根部の上部が当接するまで上部へ向けて移動され、首揃えが行われる構成である。
【0027】前記前・後プーリ39a,39b部には、図10で示す如くこれら前・後プーリ39a,39bに巻き付く人参(イ)の葉、及び草等を切断して除去する各スクレーパ40cを設けた構成であり、この各スクレーパ40cは支持プレート39に設けた取付板40dに装着した構成である。これにより、前記前・後プーリ39a,39bに付着物がなくなり、首揃移送装置33の移送ベルト39cの張力が一定となり、この移送ベルト39cのはずれ、損傷が防止できて寿命が長くなり、又、挾持力が安定して、作業能率が向上する。
【0028】前記首揃移送装置33の前プーリ39aの位置は、図10、及び図11で示す如く移送装置28の移送ベルト28aの位置と、側面視略同じ位置となるか、又は若干前部に位置させた構成とするもよい。これにより、上方後部へ傾斜する前記各移送装置28の各移送ベルト28aのすぐ真下で挾持移送されたときでも、人参(イ)の根部の首部を損傷させることなく、首揃ができて人参(イ)の商品価値が保持できる。
【0029】前記タッピング移送装置34の移送終端部は、上伝動装置38の上伝動ケース38aに上下に突出させて設けた上支持ケース41に内装した伝動機構41aの下側部で支持すると共に、回転駆動する構成である。前記タッピング移送装置34は、首揃移送装置34の上側に所定間隔を設けて平行状態に左右両側に設けると共に、移送始端部は該首揃移送装置33の前後方向の略中央部に位置させ、前後端部に回転自在に軸支した前・後プーリ42a,42bには、移送ベルト42cを掛け渡した構成であり、左右両側の該移送ベルト42c,42c間には、人参(イ)の葉部を挾持して移送する構成であり、該各首揃移送装置33の各移送ベルト39cと、この各移送ベルト42cとの両者で挾持して移送し、途中からはこの各移送ベルト42cへ引継ぎ挾持して移送する構成である。
【0030】前記タッピング移送装置34の前プーリ42aは、図12で示す如くテンション調節装置42dの前後操作により、前後調節可能に構成し、首揃移送装置33の移送ベルト39cの挾持位置に対して、このタッピング移送装置34の移送ベルト42cの挾持位置を変更可能に構成として、人参(イ)の葉部の挾持移送の向上を図った構成である。又、該移送ベルト42cの非挾持移送側に設けた回転自在なテンションローラ42eは、平面視左右方向に調節移動自在に設け、該テンション調節装置42dの操作による該移送ベルト42cの伸縮を吸収する構成である。
【0031】これにより、前記首揃移送装置33の移送ベルト39cとタッピング移送装置34の移送ベルト42cとの挾持タイミングを最適な位置に調節できることにより、人参(イ)の切断性能を向上させることができる。前記タッピング移送装置34の移送ベルト42cの挾持移送側には、図12で示す如く各テンションローラ42fを設け、これら各テンションローラ42f間には、これら各テンションローラ42fに巻き付く人参(イ)の葉、及び草等を切断して除去する各スクレーパ42hを設けた構成である。
【0032】これにより、前記各テンションローラ42fに人参(イ)の葉、及び草等の巻き付きが防止できることにより、この各テンションローラ42fの構成部品の寿命を長くすることができると共に、部品点数の削減ができる。前記葉移送装置35の移送終端部は、上支持ケース41に内装した伝動機構41aの上側部で支持すると共に、回転駆動する構成である。この葉移送装置35はタッピング移送装置34の上側に所定間隙を設けて平行状態に設けると共に、移送始端部は該タッピング移送装置34の移送始端部より、所定距離後方に位置させている。
【0033】前記葉移送装置35は、前後端部に回転自在に軸支した前・後プーリ43a,43bには、移送ベルト43cを掛け渡した構成であり、左右両側の該移送ベルト43c,43c間には、人参(イ)の葉部を挾持して移送する構成であり、各タッピング移送装置34の各移送ベルト42cと、途中からはこの各移送ベルト43cにも引継ぎして、両者で挾持して移送する構成である。又、後述する葉切断装置12の後側部よりは、この葉切断装置12で切断した切断葉のみを移送し、これら各タッピング装置34、及び各葉移送装置35の両者の移送終端部まで移送して、この終端部からこの切断葉を圃場内へ排出する構成である。
【0034】前記葉移送装置35の前プーリ43aは、図13で示す如くテンション装置43dの前後操作により、前後調節可能に構成し、移送ベルト43cの伸縮を吸収する構成である。該移送ベルト43cの非挾持移送側には、回転自在にテンションローラ42eを設けると共に、挾持移送側には、基部を回動自在に軸支した平面視V字形状の支持板43fの端部には、回転自在に各テンションローラ43hを設け、これら各テンションローラ43hは互いに弾発して中立位置へ復元する構成である。
【0035】前記各葉移送装置35の移送終端部の各後プーリ43b部には、図13で示す如く人参(イ)の切断済み葉部を操縦席9側へ移送案内する円形状の各案内板43jを設けた構成である。平面視右側の該案内板43jよりは、左側の該案内板43jを後方へ長く突出させた構成である。これら回動自在な前後各支持板43fを設けたことにより、タッピング移送装置34から葉移送装置35への葉部の引継ぎが確実に行われると共に、各案内板43jを設けたことにより、各後プーリ43bに人参(イ)の葉、及び草等の巻き付きがなく、又、切断済み葉部が畦上に落下することを防止できる。
【0036】前記各葉移送装置35の前・後プーリ43a,43b間の非挾持移送側、及び挾持移送側には、各テンションローラ43e、及び各テンションローラ43hを回転自在に軸支して設け、これら各テンションローラ43h間には、図14で示す如くこれら各テンションローラ43hに巻き付く人参(イ)の葉、及び草等の除去する各スクレーパ44を設けた構成とするもよい。
【0037】これにより、前記各テンションローラ43hに人参(イ)の葉、及び草等の巻き付きが防止できることにより、この各テンションローラ43hの構成部品の寿命を長くすることができると共に、部品点数の削減ができる。前記葉切断装置12は、上伝動装置38の上伝動ケース38aから下部へ突出させて、回転自在に設けた回転軸46の軸端部には、切断刃46aを装着した構成であり、この葉切断装置12は、上下回動中心26位置である伝動ケース17に近接させると共に、首揃移送装置33の移送終端の後側に近接させて設けている。この切断刃46aは、タッピング移送装置34の下側で、該首揃移送装置33の所定位置下位に位置させた構成である。この切断刃46aにより、該首揃移送装置33で首揃えした人参(イ)の葉部の所定位置を切断する構成である。
【0038】前記人参下部切断装置47は、掘起装置5後方上部に前方下部から上方を後部をへ向けて傾斜状態に設け、この人参下部切断装置47は、左右方向に所定間隔で、上下方向に2箇所に山形状を形成した案内杆48aを複数個設けると共に、この2箇所の山形状内には、回転外周部に複数個の切断刃48bを装着した各回転具48cを回転自在に上下に所定間隔を設けて軸支している。
【0039】前記人参下部切断装置47は、各移送装置28の各移送ベルト28a間で挾持されて上部へ移送中の全長の短い人参(イ)の根部の先端部が下側の山形の案内杆48a,48a間に入り、下側の切断刃48bにより、この人参(イ)の根部の先端所定位置を切断する。又、上部へ移送中の全長の長い人参(イ)は、下側の山形の該案内杆48a部は通過し、上側の山形の該案内杆48a,48a間に、この人参(イ)の根部の先端部が入り、この根部の先端所定位置を上側の該切断刃48bによって切断する。人参(イ)の根部の全長により、この根部の先端の所定位置を切断する構成である。
【0040】前記人参下部切断装置47の複数個の案内杆48aは、図15、及び図16で示す如く上下両側の上・下支持杆49a,49bに所定間隔を設けて固着し、この上・下支持杆49a,49bは受板19aに上下移動自在に装着した構成であり、人参(イ)の根部の先端部の切断位置を調節可能に構成している。前記切断刃48bに設けて、人参(イ)の根部の先端部の所定位置を剃り落す突出部49cは、案内杆48a,48a間に設けた構成としている。
【0041】これにより、人参(イ)の根部の先端部の切断位置を調節できることにより、人参(イ)の形状に応じた切断位置が設定できることにより、深切りすることが防止できると共に、又、中間部に設けたことにより、先端部の切断性能を向上させることができる。前記走行車両2の車台7の平面視右側の後部には、図4で示す如くスペア用の収納箱15を載置する補助受枠50を設けた構成としている。
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【出願日】 平成10年11月26日(1998.11.26)
【代理人】
【公開番号】 特開2000−157025(P2000−157025A)
【公開日】 平成12年6月13日(2000.6.13)
【出願番号】 特願平10−335958