| 【発明の名称】 |
収穫野菜の運搬機 |
| 【発明者】 |
【氏名】西尾 基
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| 【要約】 |
【課題】構造簡単な安価な装置を提供すること。
【解決手段】収穫野菜の運搬機は、走行装置1と、該走行装置1に設けられて収穫した野菜を搬送する搬送装置2と、該搬送装置2により搬送された野菜を収納して載置する載置台3とを備え、前記搬送装置2は、収穫した野菜を走行装置1の走行方向と同じ方向に搬送するコンベヤ37を有し、該コンベヤ37の両側に前記載置台3が設けられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行装置と、該走行装置に設けられて収穫した野菜を搬送する搬送装置と、該搬送装置により搬送された野菜を収納して載置する載置台とを備え、前記搬送装置は、収穫した野菜を走行装置の走行方向と同じ方向に搬送するコンベヤを有し、該コンベヤの両側に前記載置台が設けられている収穫野菜の運搬機。 【請求項2】 前記走行装置には、その後部に、操縦席が設けられている請求項1記載の収穫野菜の運搬機。 【請求項3】 前記コンベヤは、その前部が上下方向揺動自在となるよう、その後部が走行装置に枢支され、該コンベヤの前部には接地輪が設けられている請求項1または2記載の収穫野菜の運搬機。 【請求項4】 前記コンベヤは連続運転と間欠運転切り換え自在に構成されている請求項1乃至3の何れか一つに記載の収穫野菜の運搬機。 【請求項5】 前記走行装置はトレッド調整可能に構成されている請求項1乃至4の何れか一つに記載の収穫野菜の運搬機。 【請求項6】 前記載置台は、左右方向の外端位置が調整自在に構成されている請求項1乃至5の何れか一つに記載の収穫野菜の運搬機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、キャベツ、レタス、白菜等の野菜の収穫運搬機に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の野菜収穫機として、特開平6−253649号公報に記載のものが公知である。この従来のものは、キャベツの収穫から箱詰めまでを一貫して行なうものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記従来の野菜収穫機は、高価であり、大規模農家でないと採用し難いものであった。そこで、安価な簡易型の野菜収穫機が望まれていた。本願出願人は、特願平10−141637号明細書及び図面に示すような簡易型の野菜収穫機を提案した。本願発明は、この収穫機で収穫した野菜を、簡易な装置により箱詰めしようとするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、走行装置と、該走行装置に設けられて収穫した野菜を搬送する搬送装置と、該搬送装置により搬送された野菜を収納して載置する載置台とを備え、前記搬送装置は、収穫した野菜を走行装置の走行方向と同じ方向に搬送するコンベヤを有し、該コンベヤの両側に前記載置台が設けられている収穫野菜の運搬機である。 【0005】前記構成によれば、装置が簡単になり安価なものとなる。前記走行装置には、その後部に、操縦席を設けるのが好ましい。前記コンベヤは、その前部が上下方向揺動自在となるよう、その後部が走行装置に枢支され、該コンベヤの前部には接地輪が設けられている構成を採用することができる。 【0006】前記コンベヤは連続運転と間欠運転切り換え自在に構成する事ができる。前記走行装置はトレッド調整可能に構成するのが好ましい。前記載置台は、左右方向の外端位置が調整自在に構成されるのが好ましい。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1〜3において示す本発明に係る収穫野菜の運搬機は、走行装置1と、該走行装置1に設けられて収穫した野菜を搬送する搬送装置2と、該搬送装置2により搬送された野菜を収納して載置する載置台3とを備えている。 【0008】前記走行装置1は、機体4と、該機体4に設けられた足回り装置5と、該足回り装置5を駆動する駆動装置6と、駆動装置6を制御する操縦装置7とから主構成されている。前記機体4は左右方向(以下、運搬機の進行方向を「前後方向」と言い、該前後方向に直交する水平方向を「左右方向」と言う)の幅を調整自在とすべくAフレーム8とBフレーム9とからなる。 【0009】Aフレーム8は、前後方向に配置された第1縦フレーム10と、該第1縦フレーム10の前後部から左右同一方向に突出するスライドバー11とを有する。Bフレーム9は、前記第1縦フレーム10と左右方向に対向して平行に配置された同形の第2縦フレーム12と、該第2縦フレーム13の前後部に設けられ、前記スライドバー11に軸方向移動自在に外嵌する筒体13と、該前後の筒体13間にわたって前後方向に配置された桟部材14と、該桟部材14に立設された複数の支柱15とから構成され、前記支柱15の上端は第2縦フレーム12の上端と同一高さとされている。 【0010】前記筒体13の先端部と中途部に、上下一対の挟持ローラ16が設けられ、該挟持ローラ16により前記スライドバー11が支持されている。そして、前記Aフレーム8には、前後のスライドバー11のそぞれの近傍に、該スライドバー11と平行に送りネジ軸17が回転自在に且つ軸方向移動不能に設けられている。そして、この送りネジ軸17のネジ部に螺合する雌ねじ部18が、Bフレーム9に設けられている。前記各ネジ軸17にはスプロケット19が固定されている。Aフレーム8には、入力スプロケット20が設けられ、この入力スプロケット20に操作ハンドル21が設けられている。前記入力スプロケット20とネジ軸17のスプロケット19間にチェーン22が巻きかけられている。 【0011】前記ハンドル21を回動操作することにより、チェーン22を介して前後一対のネジ軸17が同量だけ回動し、Aフレーム8とBフレーム9の左右方向の距離が調整される。前記筒体13には、ブラケットを介して楔片23が揺動自在に枢支され、該楔片23の先端は筒体13内部に突出して前記スライドバー11に係合する。この楔片23を揺動させるロックハンドル24がBフレーム9に設けられ、該ロックハンドル24と前記楔片23がリンク25を介して連結されている。このロックハンドル24を操作することにより楔片23とスライドバー11の係合が解除され、スライドバー11と筒体13の相対移動が可能になり、楔片23とスライドバー11が係合している状態では、スライドバー11と筒体13の相対移動が防止されている。 【0012】尚、前記Aフレーム8とBフレーム9の幅調整及び固定装置は、前記のものに限定されるものではない。前記第1、2縦フレーム10,12の下部の外側に、前記足回り装置5が設けられている。この足回り装置5は、各縦フレーム10,12の後部に設けられた駆動スプロケット26と、前部に設けられた遊転輪27と、下端縁に沿って前後方向所定間隔で配置された転動輪28と、これら輪体に掛け回されたクローラ29とからなる。 【0013】前記駆動スプロケット26は、伝動ケース30を介して左右方向に配置された入力軸31に連結されている。この入力軸31は、第1縦フレーム10側の第1入力軸と、第2縦フレーム12側の第2入力軸とに分離されている。第1入力軸は、伸縮自在とされ、伸縮自在なカバー筒32内に収納されている。前記駆動装置6は、前記第1及び第2入力軸31に動力を伝達するものであり、前記Bフレーム9の桟部材14上に設けられたエンジン33と、該エンジン33に伝動手段34を介して連結されたミッションケース35とを有する。このミッションケース35には、爪クラッチや変速ギヤ等の伝動変速装置が収納されている。このクラッチは、エンジン33の動力を前記第1、2入力軸31に入り切り自在に伝達するものである。前記伝動手段34は、高速走行用ベルトと低速走行用ベルトを有し、テンションクラッチ36により、いずれかのベルトを介してエンジン33とミッションケース35内の伝動変速装置とを連動連結する。このミッションケース35内の前記クラッチは、前記操縦装置7によって操作される。 【0014】前記搬送装置2は、収穫した野菜を前記走行装置1の走行方向と同じ方向に搬送するコンベヤ37を有し、該コンベヤ37は前記Bフレーム9側に設けられている。即ち、Bフレーム9の内端側に、左右一対のブラケット38が上方突出状に設けられ、このブラケット38間に駆動軸39が回転自在に設けられ、該駆動軸39に駆動プーリが固定されると共に、左右一対のコンベヤフレーム40の後端部が、上下方向揺動可能に枢支されている。このコンベヤフレーム40の前端部に遊転プーリが軸支され、前記駆動プーリと遊転プーリ間にエンドレスベルト41が巻きかけられコンベヤ37を構成している。 【0015】前記ベルト41には、図4に示すような作物受部材42が、長手方向所定間隔を有してボルトナット等の固定手段を介して固定されている。この作物受部材42は、キャベツ等の作物が転動しないように半円形に形成され、その縁部に傷つけ防止用保護部材43が嵌着されている。前記コンベヤ37の前端部の左右両側には、上方開拡状に突出するガイド板44aが着脱自在に、または折り畳み自在に取り付けられている。このガイド板44aは収穫野菜をコンベヤ37上に置いたとき、左右に落ちないようにするためのものである。 【0016】尚、圃場で箱詰めした箱を、このコンベヤ37で搬送する場合、前記ガイド板44aは取り外されるか折り畳まれる。前記コンベヤ37の前端は、前記機体4の前端よりも前方に突出し、該コンベヤ37は前下がり傾斜姿勢と、略水平姿勢とに姿勢変更自在とされている。そして、前下がり状の時、接地する接地輪44が前記コンベヤフレーム40に設けられている。この接地輪44はキャスター式とされ、接地状態で機体4の略前端部に位置する。 【0017】前記コンベヤ37を姿勢変更する装置が、図5に示されている。前記ブラケット38に左右一対のアーム45が上下方向揺動可能に枢支されている。この一対のアーム45は連結部材で一体的に揺動するよう結合されている。前記アーム45の先端部に前記コンベヤフレーム40の下面に当接する下部ローラ46が設けられている。そして、アーム45の先端部に上方に突出する腕47が設けられ、該腕47の上端に上部ローラ48が設けられている。前記コンベヤフレーム40の外側面に、前記上部ローラ48の下面が当接転動するフランジ49が形成されている。 【0018】前記一方のアーム45にリンク50が突設され、該リンク50に雌ねじを有する駒51が枢支されている。この駒51の雌ねじにネジ軸52が螺合している。このネジ軸52は、前記ブラケット38に枢支された駒53に軸方向移動不能に挿通されている。このネジ軸52の後端にハンドル54が設けられ、該ハンドル54を回動することにより、前記アーム45が上下方向に揺動し、コンベヤフレーム40を図1及び図5に示す実線位置と仮想線位置との間に渡って位置変更自在とする。 【0019】前記コンベヤ37の駆動軸39にコンベヤ用伝動装置55を介して前記エンジン33の動力が伝達される。この伝動装置55の伝動経路中に電磁式クラッチ56が介在されている。図2に示すように、前記コンベヤフレーム40の側面には、リミットスイッチ57が設けられ、該スイッチ57は前記コンベヤ37上の作物受部材42または搬送される作物に接触して作動し、前記電磁式クラッチ56を切り、コンベヤベルト41の駆動を停止させるものである。 【0020】即ち、このコンベヤ37は連続運転と間欠運転とを選択切り換え自在としている。連続運転を切り換えスイッチで選択した場合は、前記リミットスイッチ57が作動しても電磁式クラッチ56は切り操作されずに、連続してエンジン33の動力をコンベヤ37に伝達する。間欠運転に切り換えた場合は、運転者がクラッチスイッチ58をオンすることにより、クラッチ56が接続され、コンベヤ37が回動する。そして、作物または作物受部材42がリミットスイッチ57を蹴ると、クラッチ56が切れ、コンベヤ37の回動が停止する。次に運転者がクラッチスイッチ58をオンすることにより、クラッチ56が接続され、コンベヤ37が回動する。そして、作物または作物受部材42がリミットスイッチ57を蹴ると、クラッチ56が切れる。この動作の繰り返しにより、間欠運動が行なわれる。前記切り換えスイッチ及びクラッチスイッチ58は、前記操縦装置7に設けられている。 【0021】前記載置台3は、前記コンベヤ37の左右両側及び後部側に設けられている。即ち、前記Aフレーム8の上部に設けられた第1載置台59と、Bフレーム9の上部に設けられた第2載置台60とからなる。左右の第1、第2載置台59,60の内端側は、連結稈61で左右方向相対移動可能に結合されている。第1、第2載置台59,60の外端部に移動台62が左右方向位置調整可能に設けられている。更に、第1載置台59の前部の内端部には、補助移動台63が左右方向位置調整可能に設けられている。これら移動台62,63を含めて全体の載置台3が形成されている。 【0022】前記移動台62,63と載置台59,60との左右方向位置決めは、例えば、内外二重筒の伸縮自在構造を採用し、一方の軸に軸方向に所定間隔で開けられたピン穴64と、他方に開けられた固定穴65との間にピンを挿通することにより行なうことができる。前記エンジン33や駆動装置6の上方の載置台3には、図6に示すように、天板66が着脱可能に嵌合固定されている。この天板66を設けることにより、エンジン33等への泥等の侵入が防止される。また、天板66を着脱自在とすることにより、エンジン33等のメンテナンスが容易になる。さらに、天板66を設けることにより、載置台3の床面が平らになり、載置した箱の摺動が容易になる。 【0023】前記コンベヤ37の後方に位置する前記第2載置台60の後部に作業テーブル67が立設されている。このテーブル67に前記クラッチスイッチ58が設けられている。前記第1移動台59の後部に前記操縦装置7の一部が取り付けられている。即ち、前記駆動装置6のミッションケース35内のクラッチを入り切りする左右の操向レバー68と、前記テンションクラッチ36を操作して高速や低速及びニュートラルに切り換える変速レバー69が設けられている。操向レバー68の操作によって、左右のクローラ29の駆動を制御して進行方向を操作できる。 【0024】前記第1縦フレーム10の後部には、後方へ突出するアームを介して操縦席70が、図1の仮想線で示す如く、折り畳み自在に設けられている。この操縦席70も前記操縦装置7の一部を構成する。前記Bフレーム9の後部には、後方へ突出するアームを介して作業台71が、前記操縦席70と同様に、折り畳み自在に設けられている。運転者は前記運転席70からこの作業台71に移って箱詰め作業等を行なうことができる。 【0025】次に、前記運搬機の作用を説明する。路上走行により圃場まで運搬機を移動させるときは、搬送装置2のコンベヤ37を水平状態にし、走行速度を高速にして、路上走行する。また、軽トラック等の荷台に積んで移動する場合、荷台に積める寸法となるよう、Aフレーム8とBフレーム9の距離を調節する。また、載置台3の左右外端部の移動台62を内側に入れて左右方向の全幅を小さくする。 【0026】圃場に到着すると、走行しながらハンドル21を回動して左右クローラ29のトレッドを調節し、また、載置台3の左右の移動台62を左右方向外方に引き出して、載置台3の面積を大きくする。次に、コンベヤ37の前端を下げ、接地輪44を地面に接地させる。収穫作業には、この運搬機に乗って操縦し、箱詰めする者と、この運搬機の前方を歩行しながらキャベツを収穫し、収穫したキャベツを運搬機のコンベヤ37に乗せる者との最低二人が必要である。 【0027】歩行してキャベツを収穫するものは、前記特願平10−141637号明細書及び図面に記載の収穫機を用いて収穫するのが好ましい。しかし、それに限定されるものではない。コンベア37上に載置されたキャベツは、コンベヤ37によって運搬機上に搬送される。運転席70の作業者がこのキャベツを取り上げ、選別して作業テーブル67や載置台3上で箱詰めする。箱詰めした箱は、載置台3に並べられる。箱を並べる位置によって、運転席70の作業者は、作業台71に移って作業を行なう。そして載置台3上が満杯になると、トラック等に積み替える。この箱詰め作業中、運搬機は自動運転され、必要に応じて、作業者が作業台71から運転席70に戻り、操作する。 【0028】尚、本発明は、前記実施の形態に示したものに限定されるものではない。 【0029】 【発明の効果】本発明によれば、装置が簡単で安価なものになる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】597121968 【氏名又は名称】千代田機工株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年10月12日(1998.10.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100061745 【弁理士】 【氏名又は名称】安田 敏雄
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| 【公開番号】 |
特開2000−152715(P2000−152715A) |
| 【公開日】 |
平成12年6月6日(2000.6.6) |
| 【出願番号】 |
特願平10−289504 |
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