| 【発明の名称】 |
可動橇付き根菜作物収穫機 |
| 【発明者】 |
【氏名】山本 義昭
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| 【要約】 |
【課題】従来のものは、収穫物の茎葉部を掬い上げ分け整える分草装置の先端に分草棒や分草板等を固着しているのが一般的で、この場合畝の形状に沿っての分草装置の上下調節がゲ−ジ輪の操作のみの為、畝面の凹凸への微調整対応が不便である。本発明は畝面の凹凸への対応を自動的にして追従性のある先端分草体を案出し根菜作物収穫機にて提供する事である。
【解決手段】本発明は分草装置の先端に枢着され独立可動する橇をコイルばねにて弾設し、該可動橇に一体的に先端分草体を固設して、先端分草体が畝に突っ込んだりしない様に可動橇を抵抗として作用させ、畝面の凹凸への追従性を考慮した先端分草体を枢設した事である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分草装置(1)や掻込み装置(3)を備え、該分草装置(1)や掻込み装置(3)等の作用高さを調整する調節装置(37)を備えた根菜作物収穫機において、機体の前部にコイルばね(12)を介して弾設され、負荷変動に対応して可動する様に構成された橇(11)を付設したことを特徴とした可動橇付き根菜作物収穫機。 【請求項2】 根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分草装置(1)や掻込み装置(3)を備え、該分草装置(1)や掻込み装置(3)等の作用高さを調整する調節装置(37)を備えた根菜作物収穫機において、機体の前端部に装着した先端分草体(10)と可動橇(11)が一体的に回動自在に構成されたことを特徴とした請求項1記載の可動橇付き根菜作物収穫機。 【請求項3】 根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分草装置(1)や掻込み装置(3)を備え、該分草装置(1)や掻込み装置(3)等の作用高さを調整する調節装置(37)を備えた根菜作物収穫機において、先端分草体(10)と可動橇(11)がコイルばね(12)を介して弾設され、互いに相対位置を所定の範囲に於いて変動しながら回動自在に構成されたことを特徴とした可動橇付き根菜作物収穫機。 【請求項4】 根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分草装置(1)や掻込み装置(3)を備え、該分草装置(1)や掻込み装置(3)等の作用高さを調整する調節装置(37)を備えた根菜作物収穫機において、機体に固設された分草装置(1)や掻込み装置(3)に対して、分離独立した先端分草体(10)と橇(11)を機体に弾設させた事を特徴とする可動橇付き根菜作物収穫機。 【請求項5】 根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分草装置(1)や掻込み装置(3)を備え、該分草装置(1)や掻込み装置(3)等の作用高さを調整する調節装置(37)を備えた根菜作物収穫機において、機体に枢着し可動する橇(11)をゲ−ジ輪(29)等前処理部高さ調節装置(37)より前方に付設した位置構成を特徴とする可動橇付き根菜作物収穫機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、玉葱や人参及び大根等根菜作物を掘取り収穫する根菜収穫機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のものは、根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分草装置を備え、該分草装置の先端に分草棒や分草板等を連設して、その上下調節の為にゲ−ジ輪等前処理部高さ調節装置を備えた根菜収穫機が実施例として知られている。 【0003】ところが、この種の収穫機では収穫物の茎葉部を掬い上げ分け整える分草装置の先端に分草棒や分草板等を固着しているのが一般的であり、この場合、畝の形状や作物条件によって分草棒の先端の上下調節が必要な場合、ゲ−ジ輪による調整のみで操作することになり、分草棒の先端を畝に突っ込んだり逆に浮き上がったりして、その防止の為調整頻度の煩雑さを余儀なくされ、作業上の不具合を誘発する問題点を潜在させている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の技術においての前記不具合を解決するためになされたもので、畝の形状や作物条件に対応して、分草棒の先端を適正位置に調整しながら作用する先端分草体を案出し根菜作物収穫機において提供する事である。 【0005】 【課題を解決するための手段】根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分草装置や掻込み装置を備え、該分草装置や掻込み装置等の作用高さを調整する調節装置を備えた根菜作物収穫機において、機体の前部にコイルばねを介して弾設され、負荷変動に対して可動する様に構成された橇を付設して、畝の形状により分草棒の先端が突っ込み異常負荷を生じた場合に、橇の抵抗で突っ込みを回避する様に構成にした。 【0006】根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分草装置や掻込み装置を備え、該分草装置や掻込み装置等の作用高さを調整する調節装置を備えた根菜作物収穫機において、機体の前端部で分草装置に枢着された先端分草体と可動橇が一体的に回動自在なる構成とし、畝の形状によって先端分草体が畝に突っ込み異常負荷を生じない様に、可動橇を弾設して異常負荷を規制し適正高さを保持する事によって、作業上の不具合を回避する様に構成した。 【0007】根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分草装置や掻込み装置を備え、該分草装置や掻込み装置等の作用高さを調整する調節装置を備えた根菜作物収穫機において、先端分草体と可動橇がコイルばねを介して弾設され、互いに相対位置を所定の範囲に於いて変動しながら回動自在に構成し、先端分草体に掛かる負荷が変動しても可動橇が弾圧して適正位置に制御する事によって、畝に突っ込むことがない様に構成されている。 【0008】根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分草装置や掻込み装置を備え、該分草装置や掻込み装置等の作用高さを調整する調節装置を備えた根菜作物収穫機において、機体に固設された分草装置や掻込み装置等前処理部に対して、先端分草体を独立させて機体に枢着し弾設させ、機体前部の上下調節とは独立して回動する事によって、畝の形状に対応して先端分草体が自動的に追従するので、実作業で機体の車軸を回動支点としてゲ−ジ輪を調節して前処理部を上下回動しながら、分草装置の先端を基準に上下調節をやり、更に畝の形状変化に対しても追従する事になり、連続的に行われる作業を円滑にする事ができる。 【0009】根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分草装置や掻込み装置を備え、該分草装置や掻込み装置等の作用高さを調整する調節装置を備えた根菜作物収穫機において、機体に枢着し可動する橇を前処理部高さ調節装置より前方に付設した位置構成にした事によって、ゲ−ジ輪を調節して前処理部の高さを略設定した後、畝の不定的な形状に対して先端分草体の作用高さを微調整する効果が大きい。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明は根菜収穫機にて収穫作業を行う際、畝の形状変化や作物の成育状況に適合するように分草装置を上下調節するが、特に根菜類の作付体系や各種畝高さへの調整をも考慮して、先端分草体の適正なる作用位置を保持する為に、コイルばねを介して弾設した可動橇を先端分草体と一体回動する様に構成して、畝の形状変化に対して適応範囲を拡げた構成を案出し、玉葱収穫機にて実施例を提供するものである。 【0011】 【実施例】以下、本発明の1実施例について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の要部に係わる可動橇と先端分草体の側面図で、可動橇と先端分草体との相対位置を側面視したものである。また図2は本発明の要部に係わる可動橇の平面図で取付け構造を平面視したものである。図3は可動橇と分草装置及びゲ−ジ輪の側面図であり、図4は同前面図である。図5は本発明に係わる実施例としての玉葱収穫機の全体側面図であり、図6は同平面図である。 図7は分草装置に対してゲ−ジ輪の取付け位置を可変構造にした正面図で、図8は同じくゲ−ジ輪の取付け位置を可変構造にした別案の正面図である。図9は低畝対応時のゲ−ジ輪の取付け位置を上下可変構造にした正面図であり、図10は同側面図である。図11は引起しタインの構造を図示した断面及び側面図である。 【0012】まず、実施例としての玉葱収穫機の全体構成について、図5と図6を参照して説明すると、(1)は機体の前部に装着されている分草装置で、左右方向の一定間隔毎に複数個設けた縦廻し形の分草体(1b)(1b)・・で構成され、該分草体(1b)は駆動スプロケットと従動プ−リに巻掛けられ周回する引起タイン(1a)付チェ−ンと引起ケ−スから成っている。また該分草体(1b)の先端には先端分草体(10)が枢着され、先端分草体(10)は分草棒(10a)及び分草板(10b)からなり、収穫作業時には玉葱の茎葉部をすくい上げ、分草装置(1)の引起し作用を支援する。すくい上げられた茎葉部を引き継いだ分草装置(1)は斜め上方(U1)へ移動する引起タイン(1a)により玉葱の茎葉部を掻き分けて引き起こすように構成されている。 【0013】引起タイン(1a)は硬質合成樹脂を素材として一体構造にしたものが一般的であるが、本実施例では弾力性のあるゴム又は軟質合成樹脂を素材とした引起部(1c)と硬質合成樹脂を素材とした基部(1d)を接合して構成し、過剰負荷が掛かると弾性変形して損傷からの回避と同時に作物の茎葉部への緩衝性をも効果的にする構造になっている。 【0014】尚詳述すると、複数の分草体(1b)の中でゲ−ジ輪(29)側又は特定する分草体(1b)の先端に先端分草体(10)が枢着され、先端分草体(10)には分草棒(10a)が斜め前方下向きへ延出していて、その他の分草体(1b)に固着された分草棒(10a)より先行して作用する様に位置的にも前方に延びている。該分草棒(10a)は収穫作業時には作物の茎葉部をすくい分けるものである。又、ゲ−ジ輪(29)側の分草棒(10a)には分草板(10b)が横方に固着され、ゲ−ジ輪(29)の前方に配設されていて、ゲ−ジ輪(29)による茎葉部の捲き込みを防止している。 【0015】(3)は突起付きベルト(4)を巻掛けて成る掻込み搬送体(3a)(3b)を左右一対に対峙構成した掻込み装置で、各突起付きベルト(4)を掻込み装置(3)の先端部外方から中央箇所へ向けて周回移動させ、続いて斜め上後方へ直線移動させることにより、分草装置(1)が引き起こした作物の茎葉部を該掻込み装置(3)の下部中央へ掻き込んで斜め上方へ押し上げるように構成されている。 【0016】(5)は無端帯搬送ベルト(6)と複数個のプ−リ(7a)(7b)を内蔵し構成された引抜き搬送体(5a)(5b)を左右一対に対峙構成した引抜き装置である。一対の無端帯搬送ベルト(6)(6)は対向して、相互の間を引抜き搬送経路(H)として茎葉部を挟持搬送するのである。 【0017】即ち、この引抜き装置(5)は掻込み装置(3)の掻き込んだ茎葉部の比較的上部を引抜き搬送経路(H)の搬送始端部で受け継ぎ、該引抜き装置(5)で挟持して斜め上後方(U3)へ搬送するが、この搬送過程で該引抜き装置(5)の下方に配設した左右一対の堀取り刃(8)(8)の振動作用によって膨軟になった畝面から作物を機体の前進に伴い引抜き、後方斜め上方に搬送するように構成されている。 【0018】引抜き装置(5)の下方には下部搬送装置(9)が設けてあり、該下部搬送装置(9)は図5及び図6に示すように左右一対の下部搬送体からなり、該一対の下部搬送体の前後傾斜は引抜き装置(5)のそれよりも緩やかにしてある。左右下部搬送体は前後一対のプ−リに各々下部搬送ベルトを巻掛けて形成し、これら下部搬送ベルトは互いに対向し、相互の間を茎葉部の下部搬送経路として茎葉部を挟持搬送するのである。 【0019】図5〜図6に示すように、(26)(26)は機体に装着された2個構成の走行車輪で車軸(24)に嵌挿され、ボス部には装着孔を有し車軸(24)に穿孔された複数個の取付け孔にピンで装着されているが、該車軸(24)は左右それぞれのチェ−ンケ−ス(22)を介して走行伝動装置(33)に連結している。この時一方の車軸(24)は伸縮構造を連設し走行車輪(26)を横方向に轍間幅の無段調節が可能であるが、他方の車軸(24)は伸縮構造を有せず前記の様な複数個の取付け孔が有り、畝と走行車輪との相対位置で適正な位置を選択し、該位置に適合した取付け孔にピンで装着する。(27)は引抜き装置(5)を駆動する駆動軸を軸支した駆動ケ−スであり、(29)は機体の前部を適当高さに保持する為のゲ−ジ輪で、(30)は該ゲ−ジ輪(29)を機体に対し上下変位させる為のゲ−ジ輪調節ハンドルである。尚、前記チェ−ンケ−ス(22)には注油栓(23)が設けてあるが、その位置を走行車輪(26)の反対側に付設して、走行車輪(26)への茎葉の巻き付きや泥の付着等による注油栓(23)との干渉を回避し脱落を防止した。 【0020】分草装置(1)は複数個の縦廻し分草体(1b)(1b)・・で構成されているが、各分草体(1b)(1b)・・の駆動系は一本の引起駆動軸に集約され伝動筒(2)に内蔵されていて、分草装置(1)は該伝動筒(2)を連設した主伝動ケ−スを介して車軸(24)を支点に上下回動自在に取り付けてある。更に、本発明の要部に係わる構成を図1〜図4を参照しながら詳述する。ゲ−ジ輪(29)側又は特定する分草体(1b)の分草フレ−ム(18)に枢着された先端分草体(10)には橇(11)が支え板(14)を介して一体的に固着されていて、分草フレ−ム(18)に固着した支点ピン(13)を支点としてリ−ドピン(15)が長穴に沿ってリ−ドし、先端分草体(10)を橇(11)と共に一体回動させる。又橇(11)は堀取フレ−ム(25)に取付金を介して連設された分草フレ−ム(18)にコイルばね(12)を介して弾着された可動構造を成し、機体に固設された分草装置(1)よりも畝の形状に対応して追従的に可動する。 【0021】畝の不定形状に対応しながら作用する先端分草体(10)は分草棒(10a)と分草板(10b)で構成されるが、その先端が畝に突っ込んだり突き上げられたりすると、コイルばね(12)に弾圧され可動する橇(11)の抵抗で突っ込みを回避し、又先端が突き上げられるとコイルばね(12)に弾圧され引っ張られて、可動橇(11)と一体構造を成す先端分草体(10)は正規の位置に補正され円滑に収穫作業を継続する事になる。 【0022】一方、伸縮可能に構成された前処理部高さ調節装置(37)を分草装置(1)に固設した堀取フレ−ム(25)に連結板(42d)を介して付設枢着して、ゲ−ジ輪調節ハンドル(30)により任意に機体前部に装着した分草装置(1)の地上高を適正なる高さに調節する事が出来る。 【0023】分草装置(1)と前処理部高さ調節装置(37)との取付方法は図7〜図10に図示したように、前処理部高さ調節装置(37)を分草装置(1)の側方にオフセットして付設し、畝の形状に対応して内筒(42)と外筒(42a)の重合部が伸縮してゲ−ジ輪(29)の位置を上下方向に調節するのであるが、図7は外筒(42a)に固設した連結板(42d)に支点突起(42c)とガイドピン(42b)を設け、該支点突起(42c)を支点としてガイドピン(42b)の案内で横振りする構造に成っていて、畝幅や高さによって分草装置(1)との相対位置を調節することが出来る構成にした。 【0024】更に、畝幅や高さに対応して調節可能な取付方法の別案として図8に図示した様に、連結板(42d)に複数個の孔を設け横方向にスライドさせて、2本のセットピン(42e)(42e)を介して分草装置(1)とゲ−ジ輪(29)の相対位置を調節する事も可能である。 【0025】一方、図9及び図10に示したものは、低畝対応としてスペ−サ−(43)を嵌入した例で、該スペ−サ−(43)と分草装置(1)に固着された堀取フレ−ム(25)とを連結し、更に前処理部高さ調節装置(37)を連結板(42d)を介してスペ−サ−(43)の上側の孔に連結する事によって、前処理部高さ調節装置(37)をつり上げた位置に装着し操作する事が出来るので、低畝に対しても上下調節伸縮範囲を活用し対応することが出来る。 【0026】前記堀取フレ−ム(25)は堀取フレ−ム体と該堀取フレ−ム体に固着された堀取フレ−ム板及び固定金下によって一体的に構成され、その上端を分草装置駆動体の一方側端部に固定金上と固定金下とで挟着しボルトで締着され、下端をゲ−ジ輪(29)側の分草体(1b)にボルトで締着して分草装置(1)と一体構造にしてある。 【0027】該堀取フレ−ム(25)に取付金を固着して、連結板(42d)を介して前処理部高さ調節装置(37)が分草装置(1)に取り付けられている。尚、別案としてゲ−ジ輪(29)の代わりにゲ−ジ橇を装着しても同様の効果を得る事ができるのである。 【0028】エンジン(E)に直結した走行伝動装置(33)の前部に連設された出力ケ−スには出力軸が内蔵され、該出力軸に連動し駆動ケ−ス(27)に内蔵された引抜き装置(5)の駆動軸は、左右上プ−リ(7a)(7a)を介して引抜き装置(5)を駆動し、引抜き装置(5)の左右下プ−リ(7b)(7b)のプ−リ軸に連結された左右チェ−ン伝動部(28)(28)を介して左右一対の掻込み装置(3)の駆動と同じく対を成す下部搬送装置(9)の駆動に分岐してある。(31)は操縦ハンドルであり、(32)は左側の引抜き搬送体(5a)の上端内方から円弧方向の外側へ移送可能とした茎葉排出装置である。 【0029】以下、上記の様に構成した玉葱収穫機で玉葱を収穫する際の作動を説明する。図5に示す様に畝(W)に沿わせて機体を走行させると、畝面に育成されている玉葱の茎葉部を分草棒(10a)が掬い上げるが、この時、分草装置(1)の地上高を適正なる高さに調節する為に、調節ハンドル(30)を廻して、ゲ−ジ輪(29)を支点に高さ調節装置(37)の伸縮調整をやり、玉葱の成育状況や茎葉部の状態及び畝高さに適合させて分草装置(1)の地上高を調節し、該分草装置(1)の作動により引起タイン(1a)が斜め上方(U1)へ移動し茎葉部を掻き分け引起していき、掻込み装置(3)に受け継ぐ、引続き突起付きベルト(4)が斜め上後方へ移動しながら茎葉部を引抜き装置(5)の始端部に掻き込んでいくが、この行程に合わせて掘取り刃(8)(8)は畝面を適正に調整された深さで膨軟にすると同時に引抜き装置(5)は茎葉部の比較的上部を挟持して玉葱を引抜き、後方の斜め上方(U3)へ搬送する。 【0030】こうして搬送される玉葱の茎葉部は下部搬送装置(9)の搬送始端部に供給され、この後は下部搬送ベルトがこの茎葉部の下部を挟持し、略水平方向の後部へ搬送するのである。 【0031】引抜き装置(5)と下部搬送装置(9)とによる搬送中、引抜き装置(5)は茎葉部を上方へ引張し、一方では下部搬送装置(9)が下部搬送ベルトを介して玉部を係止してその上昇を阻止する。従って、下部搬送ベルトは茎葉部の首部を挟持しつつ後方へ移動させ、また引抜き装置(5)は下部搬送装置(9)との間に位置した茎葉部に引上げ力を付与してこれを緊張状態にするのである。 【0032】こうして下部搬送装置(9)等による茎葉部の搬送が進行すると、この搬送過程で、切断装置の切刃が茎葉部を一定高さに調節した位置で切断し、このように処理された玉葱はやがて継送装置に達する。玉葱は全体的に横倒し姿勢となって放出され畝面上に落下する。このような作動は機体の進行中に引き抜かれた各玉葱について連続的に行われるのである。 【0033】また切断装置で切り離された茎葉部の先部は、引抜き装置(5)により更に上方へ搬送された後、茎葉排出装置(32)により横方へ搬送され、機体側方へ落下される。 【0034】 【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記述されるような効果を奏する。 【0035】根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分草装置や掻込み装置を備え、該分草装置や掻込み装置等の作用高さを調整する調節装置を備えた根菜作物収穫機において、機体の前部にコイルばねを介して弾設され、負荷変動に対して可動する様に構成された橇を付設して、畝の形状により分草棒の先端が突っ込み異常負荷を生じても、橇の抵抗で突っ込みを回避する様に構成したので、平坦な圃場や各種高さの畝に対して、機体前部に配設された分草装置等前処理部の先端が畝の不定形状に追従し安くなり、畝への突っ込みを回避し円滑な連続作業を得ることが出来る。 【0036】根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分草装置や掻込み装置を備え、該分草装置や掻込み装置等の作用高さを調整する調節装置を備えた根菜作物収穫機において、機体の前端部で分草装置に枢着された先端分草体と可動橇が一体的に回動自在なる構成とし、畝の形状によって先端分草体が畝に突っ込み異常負荷を生じない様に、可動橇を弾設して異常負荷を規制し適正高さを保持する様にしたので、先端分草体と可動橇の動きが一体的になり、平坦な圃場にも各種高さの畝に対しても適用性を広くすることが可能である。 【0037】根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分草装置や掻込み装置を備え、該分草装置や掻込み装置等の作用高さを調整する調節装置を備えた根菜作物収穫機において、先端分草体と可動橇がコイルばねを介して弾設され、互いに相対位置を所定の範囲に於いて変動しながら回動自在に構成したので、先端分草体に掛かる負荷が変動しても可動橇が弾圧して適正位置に制御する事によって、畝に突っ込むことがない様に構成され、同時に先端の浮き上がりに対しても可動橇が弾圧して細かい上下変位量の調整が出来るので、収穫作物の成育状態に左右されることなく、略定位置で茎葉部を挟持し引抜作用を行い、後行程での作業を安定した円滑なものにし能率向上がはかれる。 【0038】根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分草装置や掻込み装置を備え、該分草装置や掻込み装置等の作用高さを調整する調節装置を備えた根菜作物収穫機において、機体に固設された分草装置や掻込み装置等前処理部に対して、先端分草体を独立させて機体に枢着し弾設させ、機体前部の上下調節とは独立して回動する事によって、畝の形状に対応して先端分草体が自動的に追従するので、実作業でゲ−ジ輪を調節して前処理部を上下調節した上で、分草装置の先端を基準に自動調節をやり、各種の畝の形状変化に対しての微動調整を頻繁にやらなくてすむので、連続的に行われる作業を円滑にする事ができる。 【0039】根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分草装置や掻込み装置を備え、該分草装置や掻込み装置等の作用高さを調整する調節装置を備えた根菜作物収穫機において、機体に枢着し可動する橇を前処理部高さ調節装置より前方に付設した位置構成によって、ゲ−ジ輪を調節して前処理部の高さを略設定した後、ゲ−ジ輪を支持点として先端の動きに敏感に作用するので、畝の形状変化に対して先端分草体の作用高さを微調整する効果が大きくなり、畝の形状等圃場条件に対して適応性を拡大することが出来る。 【0040】
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005164 【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年9月18日(1998.9.18) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−92943(P2000−92943A) |
| 【公開日】 |
平成12年4月4日(2000.4.4) |
| 【出願番号】 |
特願平10−283509 |
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