| 【発明の名称】 |
蔓引抜機 |
| 【発明者】 |
【氏名】北村 祐二
【氏名】田中 博
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| 【要約】 |
【課題】蔓の切断を確実に行えるよう考慮する。
【解決手段】地上に繁茂する蔓Tを挟持して引き抜く引抜装置7を備え、この引抜装置7の高さを設定するゲージ輪を、引抜装置7に対して上下位置調整自在とされた支持フレーム25に支持し、引抜装置7の前方左右両側に、蔓Tを切断する蔓切断装置5を備えた蔓引抜機において、前記切断装置5を支持フレーム25に支持する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 地上に繁茂する蔓(T)を挟持して引き抜く引抜装置(7)を備え、この引抜装置(7)の高さを設定するゲージ輪(3)を、該引抜装置(7)に対して上下位置調整自在とされた支持フレーム(25)に支持し、引抜装置(7)の前方左右両側に、蔓(T)を切断する蔓切断装置(5)を備えた蔓引抜機において、前記切断装置(5)を支持フレーム(25)に支持したことを特徴とする蔓引抜機。 【請求項2】 機体(1A)の後部に、操縦ハンドル(23)と、ゲージ輪(3)を引抜装置(7)に対して上下位置調整する操作手段(40)を備えたことを特徴とする請求項1記載の蔓引抜機。 【請求項3】 蔓切断装置(5)の切断刃(44),(45)を、畝Rの外端側に配置したことを特徴とする請求項1又は2記載の蔓引抜機。 【請求項4】 支持フレーム(25)及びゲージ輪(3)を左右一対設けたことを特徴とする蔓引抜機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、甘藷、馬鈴薯、蔓菜等の蔓を引き抜く蔓引抜機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】例えば、甘藷の蔓は地上に繁茂しているので、甘藷を収穫するには、その前に蔓を除去しなければ収穫作業を能率的に行えない。そこで、この蔓を引き抜く蔓引抜機として、特開平9−28143号公報に記載のものがある。この蔓引抜機は、蔓を掻き込んで左右方向中央部に集める掻込装置と、この掻込装置で掻き込まれた蔓を挟持して後上方に搬送することで該蔓を引き抜く引抜装置とをフレームに支持してなる機体を備え、この機体の後部は左右一対の駆動輪で支持されると共に、機体の前部は機体に対して上下位置調整自在なゲージ輪で支持されており、ゲージ輪を機体に対して上下位置調整することで、機体前部の高さ調整を行うことができるように構成されている。 【0003】ところで、甘藷の蔓は非常に長く、隣の畝へ延びる蔓や、隣の畝から延びてきた蔓が複雑に絡み合っており、そのままでは引き抜くのは困難である。そこで、前記従来のものにあっては、引抜装置の前方左右両側に蔓を切断する切断装置を設け、該左右切断装置間の蔓を引き抜くようにしている。この切断装置は機体前部に取り付けられて支持されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにあっては、切断装置は機体の前部に取り付けられているので、ゲージ輪を機体に対して上下位置調整することによって、機体前部の高さを調整すると、該機体と共に切断装置も上下動することとなり、機体の高さを高くすると切断装置が地面から上方に離れ、切断不良を起こす場合があり、また、切断装置の高さをあまり低く設定すると、機体の高さを低くしたときに、地面に接触する惧れがあるという問題がある。 【0005】そこで、本発明は、前記問題点を解決することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明が前記技術的課題を解決するために講じた技術的手段は、地上に繁茂する蔓Tを挟持して引き抜く引抜装置7を備え、この引抜装置7の高さを設定するゲージ輪3を、引抜装置7に対して上下位置調整自在とされた支持フレーム25に支持し、引抜装置7の前方左右両側に、蔓Tを切断する蔓切断装置5を備えた蔓引抜機において、前記切断装置5を支持フレーム25に支持したことを特徴とする。 【0007】また、機体1Aの後部に、操縦ハンドル23と、ゲージ輪3を引抜装置7に対して上下位置調整する操作手段40を備えたことを特徴とする。また、蔓切断装置5の切断刃44,45を、畝Rの外端側に配置したことを特徴とする。また、支持フレーム25及びゲージ輪3を左右一対設けたことを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態について図を参照しながら説明する。図1において、1は蔓引抜機として例示する甘藷の蔓引抜機であり、甘藷を収穫する前に、畝を跨いで走行しながら地上に繁茂した甘藷の蔓のみを引き抜いて除去するものである。 【0009】なお、本実施の形態では歩行型のものを例示しているが、乗用型であってもよい。この蔓引抜機1は、機体1Aと、機体1Aの後部を支持して畝間の溝を転動する左右一対の駆動輪2と、機体1Aの前部を支持して畝間の溝を転動する左右一対のゲージ輪3と、処理する蔓と処理しない蔓とを分ける(処理する範囲を設定する)分蔓体4及び蔓切断装置5とから主構成されている。 【0010】機体1Aは、掻込装置6、引抜装置7、エンジン8、燃料タンク9及びミッションケース等を機体フレーム10に取り付けて主構成されている。機体フレーム10の主要部は、後部10Aが水平状で、前部10Bが前方に向かうにしたがって下方に移行する傾斜状とされて側面視「へ」字形に形成されている。 【0011】引抜装置7は機体フレーム10の前部10Bに取り付けられて支持され、図1及び図2に示すように、前後一対のプーリ11間に無端ベルト12を巻き掛けてなるベルト巻掛け体13を左右一対並設してなる。この引抜装置7は後方に向かうにしたがって上方に移行するように傾斜状に配置されており、左右のベルト12を図2の矢示A1,A2方向に循環回走することで、左右ベルト12で甘藷の蔓を挟持して機体1Aに対して後上方に搬送する。また、機体1Aは図2の矢示B方向に進行(前進)しているので、蔓は引抜装置7によって略鉛直上方に持ち上げられて引き抜かれる。 【0012】引抜装置7の前部下方には、図1及び図5に示すように、甘藷Kの蔓Tの株際の左右両側方に位置して畝Rの上面を転動する押えローラ15が、引抜装置7の始端側から後方に向けて複数個配置されており、この押えローラ15により、蔓Tを引き上げる際に土中の甘藷Kが持ち上げられないように畝R上面が押えられる。 【0013】また、左右の押えローラ15間には、蔓Tの株際を挟むように位置する左右一対の棒状体からなる扱き部材16が配置されており、この扱き部材16によって、蔓Tの引き抜きに伴って持ち上げられる甘藷Kがある場合に、該甘藷Kが扱き落とされるようになっている。なお、これら押えローラ15及び扱き部材16は機体フレーム10に取り付けられて支持されている。 【0014】また、引抜装置7終端側の機体フレーム後部10A上には、傾斜部17Aと水平部17Bとからなる主集蔓部17が設けられ、この主集蔓部17上に、引き抜かれて後上方に搬送されてきた蔓Tが排出されるようになっている。また、この主集蔓部17の左右両側には、副集蔓部18が設けられており、この副集蔓部18は左右方向に突出状とされる使用姿勢と、上方に突出状とされる不使用姿勢とに姿勢変更自在とされている。 【0015】引抜装置7の前部には、図1及び図2に示すように、前記掻込装置6が、引抜装置7の前端側上部から前下方に向けて突出するように設けられている。この掻込装置6は、左右一対の無端状掻込みベルト19を、それぞれ前後一対のプーリ20に巻き掛けてなる。左右の掻込みベルト19はタイン21を有すると共に、前方に向かうにしたがって左右方向の間隔が広くなっており、この左右の掻込みベルト19を、図2のC1,C2方向に循環回走することで、倒れている蔓Tを引き起こしながら左右方向中央部に集めて、引抜装置7の始端側へと案内する。 【0016】エンジン8及び燃料タンク9は機体フレーム10後部の載置台22上に搭載されており、機体1Aには、エンジン8の回転動力によって、左右の駆動輪2、引抜装置7及び掻込装置6が駆動されるように動力伝達機構が設けられている。また、機体1Aの後部には、操縦ハンドル23が設けられている。前記ゲージ輪3は、図1〜図5に示すように、引抜装置7の始端側左右両側で且つ左右方向内側を畝Rに近接させて配置されており、左右のゲージ輪3で畝Rを挟み込むようにして、機体1Aの直進性を確保するようにしている。この左右のゲージ輪3は、機体1Aに、左右の上下位置調整手段27によって上下位置調整自在に支持された左右の支持フレーム25に取り付けられて支持されている。 【0017】支持フレーム25は、左右のアーム部25Aの上端部同士を連結部25Bで連結してなり、ゲージ輪3は左右のアーム部25A間に配置されていて支軸26を介して左右方向の軸心回りに回転自在に支持されている。上下位置調整手段27は、本実施の形態では、後方に向かうにしたがって上方に移行するように傾斜状に配置されて機体フレーム1Aに取付固定された外筒体28と、この外筒体28に軸心方向摺動自在に内嵌された内筒体29と、この内筒体29の上部に固定されたナット体30と、このナット体30に螺合されると共に上端部が外筒体28の上部に軸受31を介して軸心回りに回転自在に支持されたネジ軸32とから主構成されている。 【0018】前記内筒体29の下端は支持フレーム25の連結部25Bに固定され、また、図例では、外筒体28と内筒体29とはともに六角筒体で形成されており、外筒体28と内筒体29との、軸心回りの相対回転が規制されている。したがって、ネジ軸32を軸心回りに回転させることによって、内筒体29が外筒体28に対して軸心方向に進退し、支持フレーム25及びゲージ輪3の、機体1Aに対する上下位置が調整され、これによって、機体1A前部の高さが調整可能とされている。 【0019】左右各上下位置調整手段27のネジ軸32の上端部は、自在継手33,34を介して回動軸35の前端部に連動連結されている。この回動軸35は、機体1Aの後部の駆動輪2よりも上方側に、略前後方向に配置されており、回転軸35の前部は、機体フレーム後部10Aにブラケット36を介して固定された軸受37に、回転軸35の後部は載置台22にブラケット42を介して固定された軸受39にそれぞれ軸心回りに回転自在に支持されている。 【0020】また、回転軸35の後端側には、機体1Aの後部に配置された操作ハンドル(操作手段)40が設けられており、左右の操作ハンドル40を回転させることにより、上下位置調整手段27のネジ軸32が軸心回りに回転操作されて、左右のゲージ輪3の調整(機体1Aの高さ調整)がなされるようになっている。この操作ハンドル40は操縦ハンドル23後部の下方側に位置されており、したがって手元操作によってゲージ輪3の調整がなされるようになっている。 【0021】図1〜図4及び図6に示すように、前記蔓切断装置5は左右一対設けられ、掻込装置6の始端側の左右両側に配置されていて、掻込装置6で蔓Tを掻き込む前に、掻込装置6の側方やや前方位置で、隣の畝に亘って延びる蔓T及び隣の畝から延びる蔓Tを切断して、引抜き範囲(蔓Tの除去範囲)を設定するものである。 【0022】また、蔓切断装置5は支持フレーム25に設けられていて、ゲージ輪3を調整して機体1Aの高さ調整を行っても、該切断装置5の高さ方向の位置(地面に対する位置)が変わらないようになっている。この蔓切断装置5はカッタフレーム43と、回転刃(切断刃)44と、固定刃(切断刃)45と駆動手段46等とから構成されている。 【0023】カッタフレーム43は主フレーム47と取付フレーム48とから主構成されている。主フレーム47は、支持フレーム25の左右アーム部25Aから前方突出状に設けられた上下一対のアーム部47Aと、該アーム部47Aの前端に固定された取付壁部47Bとから主構成されている。また、取付フレーム48は、主フレーム47の取付壁部47Bにボルト49、ナット50によって取付固定される被取付壁部48Aと、この被取付壁部48Aの左右方向内方側に前方突出状に固定されて左右方向対向状とされた左右一対の支持壁48B,48Cとから主構成されている。 【0024】左右一方(左右方向外方側)の支持壁48Bは被取付壁部48Aに直接固定されていて、反対向面には油圧モータ(又は電動モータ等)から構成された駆動手段46が取付固定されている。また、該支持壁48Bの対向面側には、円板状の回転刃44が縦向きに配置されており、この回転刃44は支持壁48Bを貫通して突出する駆動手段46の出力軸(横軸)51に取付固定されていて、回転刃44は駆動手段46により左右方向の軸心回りに、図3の矢示D方向に(前部側において下方から上方に向けて)回転駆動(後転駆動)されるようになっている。 【0025】なお、回転刃44は、エンジン8の動力によって回転駆動するようにしてもよい。左右他方(左右方向内方側)の支持壁48Cは、被取付壁部48Aに固定のステー52にボルト53によって取付固定されており、対向面側には、回転刃44に摺接して回転刃44と協同して蔓Tを切断する固定刃45が縦向きに配置されており、この固定刃45に固定のナット54に支持壁48Cを貫通するボルト55を螺合することで、固定刃45は支持壁48C(カッターフレーム43)に取付固定されている。 【0026】回転刃44の刃縁44A(外周縁)及び固定刃45の刃縁45A(前縁)は、ともに多数の三角形状の突起を備えた鋸歯状に形成されており、この回転刃44の刃縁44Aと固定刃45の刃縁45Aとで蔓Tは挟み切りされるようになっており、これによって、回転刃44は低速で回転させても、良好に蔓Tを切断することができ、そして回転刃44を低速で回転させることで、切った蔓Tを飛び散らさないようになっている。 【0027】この蔓切断装置5にあっては、回転刃44の刃部(切断部位)が略満遍なく摩耗することとなり、切断刃を長期に使用できる。また、回転刃44は後転駆動されていると共に、回転刃44の刃縁44Aは蔓Tの切断位置よりも下方側で蔓Tに接触するように構成されていて、蔓Tを回転刃44の刃縁44Aで持ち上げた(地面から浮かした)後に、該蔓Tを切断するように構成されており、その後の、蔓Tの引き起こしや挟持といった処理が円滑に行えるようになっている。 【0028】また、回転刃44及び固定刃45は、図5に示すように、ゲージ輪3よりも左右方向内方側で、且つ、畝Rの左右方向外端側(裾野側)に配置されていると共に、回転刃44の下端は畝Rの表面(畝Rの側面下端側)に近接して配置されており、蔓切断装置5は、圃場に繁茂する蔓Tを、畝Rの左右方向外端側で切断することとなる。 【0029】このように、畝R間の溝上で蔓Tを切断するのではなく、畝R上の蔓Tを切断するようにしているのは、畝R間の溝上の蔓Tは、甘藷Kの生育過程等において人等によって踏まれているので、蔓Tをすくいあげ難く、蔓Tの切断ミスを生じる惧れがあるからであり、畝R上の蔓Tを切断するようにすることにより、蔓Tの切断を良好に行える。 【0030】また、蔓Tを畝R左右方向中央寄り、すなわち畝Rの上部側で切断すると、畝R上に蔓Tが残り、甘藷Kの収穫作業の妨げとなる惧れがあるが、蔓Tを畝Rの左右方向外端側で切断するようにすることにより、畝R上の蔓Tを略全部除去でき、甘藷Kの収穫作業が良好に行える。また、畝Rには高い畝Rや低い畝Rがあり、蔓切断装置5を畝Rの側面の上部側に在る蔓Tを切断するように配置すると、畝Rの高さが変わった場合に、回転刃44等と畝R(の側面)との相対的位置関係(高さ方向の位置関係)が変わる場合があり、畝Rの高さが変わっても、相対的な位置関係が略変わらないといえる畝Rの左右方向外端側で切断するようにするのがよい。 【0031】前記支持壁48Cに形成された、固定刃45を取付固定するボルト55のボルト挿通孔56は、上下方向に長い長孔状に形成されていて、回転刃44に対する固定刃45の上下位置が調整自在とされており、固定刃45の切断箇所を変えることができ、これにより固定刃45の刃部(切断部位)も満遍なく摩耗させることができる。 【0032】また、支持壁48Cをステー52に取付固定するボルト53のボルト挿通孔57は前後方向に長い長孔状に形成されていて、回転刃44に対する固定刃45の前後位置が調整自在とされている。また、図7に示すように、主フレーム47の取付壁部47Bと、取付フレーム48の被取付壁部48Aとを固定するボルト49のボルト挿通孔58,59は、一方が上下方向に長い長孔状に形成され、他方が左右方向に長い長孔状に形成されており、これによって回転刃44及び固定刃45の、畝Rに対する左右位置と上下位置が調整自在とされている。 【0033】図1、図2及び図4に示すように、取付フレーム48の支持壁48Cの外面には、取付筒60が固定され、この取付筒60に棒状の分蔓体4が挿通されてネジ等によって軸心方向位置調整可能に取付固定されている。この分蔓体4は、平面視で、前方に向かうにしたがって左右方向内方に移行するように傾斜状とされていて、先端部が回転刃44の前方に位置すると共に、側面視で、後方に向かうにしたがって上方に移行するように傾斜状とされていて、処理する蔓Tと処理しない蔓Tとを分けると同時に蔓Tの切断部分を起こして回転刃44へと案内する。 【0034】図8〜図10は、蔓切断装置5の変形例を示したものであり、図8に示すものは、固定刃45を円弧状に形成したものであり、この固定刃45にあっては、円弧の中心O1回りに位置調整自在とされて、切断箇所の調整が行われるようになっている。図9に示すものは、固定刃45が平板円板状に形成されたものであり、この固定刃45にあっては、固定刃45の円板の中心O2回りに回転調整自在とされて切断箇所の調整が行われるようになっている。 【0035】図10に示すものは、回転刃44は、外周縁側に備えた突起が回転方向D前方に向けて突出するように湾曲状に形成されたものであり、また、固定刃45は、円板状に形成されると共に、外周縁側に備えた突起が回転刃44の回転方向D方向後方に向けて突出するように湾曲状に形成されたものであり、この固定刃45にあっても、円板の中心回りに回転調整自在とされて、切断箇所の調整が行われるようになっている。 【0036】図11及び図12は、ゲージ輪3の支持構造の変形例を示したものであり、左側のゲージ輪3の支持構造を例示している。ゲージ輪3を支持する支持フレーム25は、前方を向く取付壁62と、この取付壁62前面側に配置されて該取付壁62に複数のボルト64、ナット65によって取付固定される被取付壁63と、取付壁62の上端部に固定されて上下位置調整手段27の内筒体29が固定された上部壁66と、被取付壁63に固定された左右一対のアーム67等とから構成されており、ゲージ輪3は左右アーム67間に配置されていて支軸26を介して左右方向の軸心回りに回転自在に支持されている。 【0037】また、被取付壁63(又は取付壁62)に形成されるボルト挿通孔68は前後方向の軸線O3を中心とする円弧状に形成されている。したがって、ゲージ輪3は、鉛直状態から上方に向かうにしたがって左右方向外方に移行する傾斜状に傾動することができるようになっている。ゲージ輪3は左右方向内側を畝Rに近接させて、左右のゲージ輪3で畝Rを挟み込むようにして、機体1Aの直進性を確保するようにしているが、図13に示すように、畝Rの幅が左右のゲージ輪3の幅よりも大きい場合、仮想線で示すように、ゲージ輪3が畝Rの下端側に位置し、畝Rの下端側を崩すと共に、機体1Aの直進性が悪くなり、蔓Tの良好な引抜き作業が行えないという問題があるが、このような場合、実線で示すように、左右のゲージ輪3を上方に向かうにしたがって左右方向外方に移行する傾斜状とすることで、ゲージ輪3を畝R表面に対して略垂直状に接当させることができ、機体1Aの直進性の確保が図れると共に、畝Rを崩すのを防止でき、蔓Tの引抜き作業を良好に行えるという効果を奏する。 【0038】なお、前記実施の形態において、蔓切断装置5としてレシプロ型のものを採用してもよい。また、ゲージ輪3及び支持フレーム25は左右一側にのみ設けてもよい。また、ゲージ輪3は蔓切断装置5の前側に設けてもよい。 【0039】 【発明の効果】本発明によれば、切断装置を、ゲージ輪を支持する支持フレームに支持したことにより、ゲージ輪を引抜装置に対して上下位置調整することで、引抜装置の高さ調整を行っても、引抜装置と一緒に動くことがなく、切断装置の地面に対する高さ位置は一定であるので、最初に設定した最適位置で蔓の切断を行え、蔓の切断を確実に行える。 【0040】また、機体の後部に、操縦ハンドルと、ゲージ輪を引抜装置に対して上下位置調整する操作手段を備えることにより、ゲージ輪の調整が手元で行うことができ便利である。また、畝間の溝上の蔓は人等によって踏みつけられており、これをすくい上げて切断するのは容易ではなく、蔓の切断ミスを生じる惧れがあるが、切断装置の切断刃を畝の左右方向外端側に配置して、畝上の蔓を切断するようにすることにより、蔓Tの切断を良好に行える。また、畝上の蔓を切断する場合、蔓を畝左右方向中央寄り、すなわち畝の上部側で切断すると、畝上に蔓が残り、甘藷の収穫作業の妨げとなる惧れがあるが、蔓を畝の左右方向外端側で切断するようにすることにより、畝上の蔓を略全部除去できる。 【0041】また、ゲージ輪は機体の高さを設定するだけなので、支持フレーム及びゲージ輪は左右一側だけに設けられていてもよいが、そうすると、左右の切断装置の内、支持フレームから遠い側に在る切断装置の支持するのが困難となり、該切断装置の支持構造が複雑なものとなるが、本発明のように、支持フレーム及びゲージ輪を左右一対設けることにより、左右の切断装置の支持構造の簡素化が図れるという効果を奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【識別番号】000217240 【氏名又は名称】田中工機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年9月25日(1998.9.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100061745 【弁理士】 【氏名又は名称】安田 敏雄
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| 【公開番号】 |
特開2000−92941(P2000−92941A) |
| 【公開日】 |
平成12年4月4日(2000.4.4) |
| 【出願番号】 |
特願平10−272224 |
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