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【発明の名称】 携帯可能な作業機械の軸受装置
【発明者】 【氏名】クラウス・マルティン ウール

【要約】 【課題】

【解決手段】支持板(1)が一体的の軽鋳造部品として構成され、そしてボス部(3)がリブ(6)を介して周縁部(4)と結合されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】周りを囲んでいる周縁部(4)を具備するほぼ三角形部およびその中央範囲に配置されたボス部(3)を有する駆動原動機用支持板(1)を備える携帯可能な作業機、特に刈り込み機、植物噴霧機等のための軸受装置において、支持板(1)が一体的の軽鋳造部品として構成され、そしてボス部(3)がこれを周縁部と結合するリブ(6)により補強されていることを特徴とする軸受装置。
【請求項2】支持板(1)が特にマグネシュウムよりなる圧力鋳造部品として構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の軸受装置。
【請求項3】周りを囲んでいる周縁部(4)が、支持板(1)の内側部(2)の境界をなす境界面(16)まで達し、かつボス部(3)の方へ約90°曲げられた部分(17)へ移行する円筒部分(15)を有し、その場合両部分(15、17)がボス部(3)の半分の高さを有することを特徴とする、請求項1または2に記載の軸受装置。
【請求項4】ボス部(3)から周りを囲んでいる周縁部(4)へ半径方向に延びる第1のリブ(5)および第2のリブ(6)が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし3の1つに記載の軸受装置。
【請求項5】第1のリブ(5)がそれぞれ対をなして支持板(1)の3つの隅角部の範囲まで延び、第2のリブ(6)がそれぞれ対をなして周りを囲んでいる周縁部(4)の前記隅角部間にある範囲まで延びていることを特徴とする、請求項4に記載の軸受装置。
【請求項6】リブ(5、6)の高さが、ボス部(3)から周りを囲んでいる周縁部(4)の方へ減少することを特徴とする、請求項4または5に記載の軸受装置。
【請求項7】第2のリブ(6)が、ボス部(3)が底辺であり内外周縁(21、22)が辺である鋭角の二等辺三角形として構成され、そして三角形頂点が周縁部(4)の曲げられた部分(17)の内側輪郭内に終わっていることを特徴とする、請求項6に記載の軸受装置。
【請求項8】第1のリブ(5)がその全長に亘り境界面(16)まで達していることを特徴とする、請求項6に記載の軸受装置。
【請求項9】第1のリブ(5)に始まり、隣接するリブ(5、6)の内外周縁(21、22)が、交互に外側面(19)と内側面(20)とにより結合されていることを特徴とする、請求項1ないし8の1つに記載の軸受装置。
【請求項10】支持板(1)の3つの隅角部の各々の範囲にて、外側面(19)の平坦な凹部(18)に合流開口部として構成されかつ境界面(16)を指向する円形開口部(7)が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし9の1つに記載の軸受装置。
【請求項11】ボス部(3)が、外側ボス部分(9)と同軸のねじ孔(14)を具備する内側ボス部分(10)とを有し、これらボス部分が半径方向のウエブ(11)とカラー部(12)を介して互いに結合されていることを特徴とする、請求項1ないし10の1つに記載の軸受装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に請求項1の前提部分に記載の携帯可能な作業機械の軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ特許公開第19,608,793号公報には、周りを囲んでいる周縁部を具備するほぼ三角形部およびその中央範囲に配置されたボス部を有する駆動原動機用支持板を備える、背中に携帯可能な作業機械、特に刈り込み機が記載されている。
【0003】支持板は、駆動原動機を弾性的に支持しかつ刈り込み機の柔軟性ある操作を保証する駆動原動機の弾性的装着ならびにその旋回装置として機能する。同支持板は、かなり重量のある溶接鋼板構造として形成されているが、これは特に携帯可能な機械の場合には欠点となるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、重量が小さくかつ製造の簡単な手動操作の刈り込み機の駆動原動機用支持板を提案することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、請求項1の特徴とする構成により解決される。
【発明の作用および効果】
【0006】支持板を軽金属鋳造により一体的に形成することにより、組立過程および溶接継目がなくなる。それによって、構造的費用および径時的破損の危険が減少する。リブは、所要の剛性を保証する。
【0007】マグネシュウムまたは合成物質を用いての圧力鋳造法により、支持板の重量が減少する。周りを囲んでいる丸められた周縁部およびこの周縁部の方へ先細りとなっているリブを備える、請求項に記載の支持板の構成に対して同じことが妥当する。本発明により、隣接するリブの周縁部を交互に外側面と内側面とにより結合することにより、ほぼ波形模様の、閉鎖性かつ曲げ剛性の高い支持板が得られる。
【0008】支持板の隅角部を指向しかつ境界面まで達する第1のリブ対により、主応力方向における支持板の曲げ剛性が高められる。支持板の3つの隅角部範囲で合流開口部として構成された円形開口部が、駆動原動機の弾性装着のための弾性要素の組立ておよび装着の用をなす。
【0009】半径方向のウエッブを介して外側ボス部分と内側ボス部分との間を結合することにより、ボス部範囲に材料が過大に集積することおよびこれと結びついた鋳物引け巣の形成が阻止される。
【0010】本発明のその他の構成は、従属請求項、以下に述べる説明および本発明の実施例を示す図により明らかにされる。
【発明の実施の態様】
【0011】図1は、支持板1の内側部2を示す。支持板1は、ほぼ三角形状に構成されている。支持板1は中央ボス部3を有し、この中央ボス部3からリブがほぼ一様な配分にて放射状に、すなわち半径方向に周りを囲んでいる周縁部4まで延びている。その際、第1のリブ5はそれぞれ対をなして支持板1の3つの隅角部範囲まで延び、そして第2のリブ6はそれぞれ対をなして周りを囲んでいる周縁部4の前記隅角部間にある範囲まで延びている。
【0012】3つの隅角部範囲には、円形の開口部7がこれに間隔を置いて配置された孔8とともに設けられている。ボス部3は、外側ボス部分9とこれに同軸にある内側ボス部分10とよりなる。両ボス部分9、10は、半径方向のウエブ11とカラー部12(図3参照)を介して互いに結合されている。ボス部分9、10の間の中間空間は、材料集積により起こり得る鋳物引け巣の形成を防止する。
【0013】図2には、半径方向のウエブ11、周りを囲んでいる周縁部4および孔8を具備する円形開口部7の範囲におけるボス部3の横断面、ならびにリブ5、6の形状を示す。
【0014】ボス部3の延長部として、図示しない球軸受の内側リング用段部13が設けられている。前記内側リングは、ボス部3の同軸にあるねじ孔14内にねじ込み可能な同じく図示しない固定ねじによりボス部3に固着される。
【0015】周りを囲んでいる周縁部4は、内側部2の境界をなす境界面16に垂直をなす円筒状部分15と、ボス部3に対し90°曲げられている部分17よりなる。周縁部4の両部分15、17は、合わせてボス部3のほぼ半分の高さである。
【0016】円形開口部7は、合流開口部として構成されている。同開口部7は、孔8とともに平坦な凹部18に配置され、そして境界面16に対し垂直に指向する。
【0017】リブ5、6は、同じく境界面16に垂直に配置され、ボス部3から周りを囲んでいる周縁部4へそれらの高さを減少させている。第2のリブ6は鋭角の二等辺三角形の形状を有し、その底辺はボス部3にあり、その辺は内外周縁21、22を形成し、その頂点は周りを囲んでいる周縁部4の曲げられた部分17の内側輪郭内に終わっている。これに対し、第1のリブ5の高さはその全長に亘り境界面16まで達し、それによって主応力方向において高い抵抗モーメントが生起される。
【0018】隣接するリブ5、6の内外周縁21、22は、外側面19および内側面20により交互に互いに結合され、また周りを囲んでいる周縁部4の曲げられた部分17ならびに外側ボス部分9と結合されている。それによって、曲げ剛性あるほぼ波形の表面を具備する閉止された支持板1が生成される。
【0019】図3は、外側ボス部分9と内側ボス部分10とを具備するボス部3を1部断面にて示す。前記内外側ボス部分は、半径方向のウエブ11(図1参照)とカラー部12とを介して互いに結合されている。さらに、内側面20の1部を断面にて示し、そして円筒状部分15と曲げられた部分17とを具備する周縁部4を示している。
【0020】図4に、支持板1の外側部を斜視図にて示す。同図には、段部13と、円筒状部分15および曲げられた部分17を具備する周縁部4とを備えるボス部3、ならびに凹部18に付属の孔8を具備する円形の開口部7とともに、第1のリブ5と第2のリブ6の1部、ならびにこれらを結合する外側面19および内側面20が示される。
【0021】支持板1の材料マグネシュウムおよび本発明によるその形状により、重量が減少し、同時に特にボス部3と円形開口部7との間の主負荷面における高い曲げ剛性が得られる。重量の減少は、特に携帯用機械では有利なものである。選択された鋳造構造は、費用の点で有利でありかつ耐久性がある。
【出願人】 【識別番号】598052609
【氏名又は名称】アンドレアス シュティール アクチエンゲゼルシャフト ウント コンパニー
【出願日】 平成11年6月21日(1999.6.21)
【代理人】 【識別番号】100063130
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 武久 (外1名)
【公開番号】 特開2000−83437(P2000−83437A)
【公開日】 平成12年3月28日(2000.3.28)
【出願番号】 特願平11−174351