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【発明の名称】 根菜類の収穫装置における根菜類浮上用ソイラーとダイコン収穫装置
【発明者】 【氏名】火山 博義

【氏名】吉田 豊

【要約】 【課題】従来のものの場合、土中に植立する根菜類を浮上がらせる刃を、2〜3m位走行しながら挿入していたが、所定位置に挿入するまでに根部を切断したり、狭い所での作業が困難であった。

【解決手段】根菜類の収穫装置における根菜類引抜き搬送部の進行方向側に配設された根菜類浮上用ソイラー部4は、ソイラー用支持フレーム4Aと、ソイラー本体4Bから構成され、ソイラー本体4Bは、浮上刃取付アーム4B1、浮上刃4B2から構成され、浮上刃取付アーム4B1は、ソイラー用支持フレーム4Aの先端に走行機体部2の進行方向と直交方向のピン4B11で連結され、浮上刃4B2は、浮上刃取付アームの下端に左方に向け連結され、浮上刃取付アーム4B1は浮上刃作動用シリンダー4B3で起伏するよう構成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 クローラーを具備する走行機体部(2)の左側面に植立するダイコン、ニンジンなどの根菜類を、根菜類引抜き搬送部の先端に取付けたデバイダーにより葉を持上げ、葉部を引抜き挟持ベルトにより挟持して、当該根菜類を吊下げ状態で後方へ移送して行くように構成された根菜類の収穫装置において、根菜類引抜き搬送部の進行方向側に配設された根菜類浮上用ソイラー部(4)は、ソイラー用支持フレーム(4A)と、ソイラー本体(4B)から構成され、ソイラー用支持フレーム(4A)は、先端が機体(2A)に取付けられ、後端が走行クローラ装置(2B)に取付けられた水平枠で構成され、ソイラー本体(4B)は、浮上刃取付アーム(4B1)、浮上刃(4B2)、浮上刃作動用シリンダー(4B3)から構成され、浮上刃取付アーム(4B1)は、ソイラー用支持フレーム(4A)の先端に走行機体部(2)の進行方向と直交方向のピン(4B11)で連結された上方アーム(4B12)と、この上方アームに対して昇降自在に連結された下方アーム(4B13)と、上方アーム(4B12)の上端に所定角度で連結されたてこ(4B14)から構成され、浮上刃(4B2)は、浮上刃取付アームにおける下方アーム(4B13)の下端に左方に向け連結された浮上刃板(4B21)と、この浮上刃板における走行機体部(2)の進行方向側縁に形成された刃(4B22)から構成され、浮上刃作動用シリンダー(4B3)は、走行機体部(2)の進行方向と平行に作用する状態で、一端はソイラー用支持フレーム(4A)にピンで連結され、他端はてこ(4B14)の先端にピンで連結されていることを特徴とする根菜類の収穫装置における根菜類浮上用ソイラー。
【請求項2】 走行機体部(2)、根菜類引抜き搬送部(3)、根菜類浮上用ソイラー部(4)、茎葉処理部(5)、根菜類の端部支え方向修正用ベルト部(6)、横搬送コンベヤー部(7)、縦搬送コンベヤー部(8)から構成されたものにおいて、走行機体部(2)の機体(2A)には当該機体における左方前方に設けられた運転席部(2C)を除いた平面方形に形成された床面(2D)が設けられ、根菜類引抜き搬送部(3)は、走行機体部(2)の左側面に幅方向及び高さ、傾斜を調節できるように取付けられ、根菜類浮上用ソイラー部(4)は、根菜類引抜き搬送部の進行方向側に配設されている共に、請求項1記載のソイラー用支持フレーム(4A)と、ソイラー本体(4B)から構成され、茎葉処理部(5)は根菜類引抜き搬送部(3)の後方に配設され、根菜類の端部支え方向修正用ベルト部(6)は根菜類引抜き搬送部の下方に配設され、横搬送コンベヤー部(7)は、床面(2D)における後方部分において茎葉処理部(5)の後端に接続すると共に、走行機体部(2)の進行方向とは直交方向をもって当該床面(2D)の左方辺から中央部分の間に配設され、縦搬送コンベヤー部(8)は、床面(2D)における中央部分において、横搬送コンベヤー部(7)の右端に接続すると共に、走行機体部(2)の進行方向とは平行方向をもって当該床面(2D)の後方から先端近傍の間に配設され、床面(2D)上には、茎葉処理部(5)と横搬送コンベヤー部(7)と縦搬送コンベヤー部(8)で囲まれた作業用スペース(12)が形成され、床面(2D)上には、縦搬送コンベヤー部(8)の右方側部分に適数個の収納コンテナ(9、9...)を載置するコンテナ載置用スペース(13)が形成されていることを特徴とするダイコン収穫装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、根菜類の収穫装置における根菜類浮上用ソイラーとダイコン収穫装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1.従来の技術では土中に植立する根菜類を浮上がらせる刃を挿入させるのに、2m〜3m位走行しながら挿入するよう構成されている。
2.収穫した根菜類を収納するコンテナも1個載せるよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。
1.従来の技術では根菜類の根部を浮上げる刃を土中に挿入するためには、上から油圧で押しながら2m〜3m位走行しないと挿入することができないので、所定の位置まで挿入するまでに根部を切断したり、狭い所での作業が困難であった。
2.収穫した根菜類を収納するコンテナも1個しか載せることができないので、長い畦の畑では途中で降ろさなければならなかった。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、上述の問題を解決することのできるものを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は下記のようになるものである。第1発明は、クローラーを具備する走行機体部2の左側面に植立するダイコン、ニンジンなどの根菜類を、根菜類引抜き搬送部の先端に取付けたデバイダーにより葉を持上げ、葉部を引抜き挟持ベルトにより挟持して、当該根菜類を吊下げ状態で後方へ移送して行くように構成された根菜類の収穫装置において、根菜類引抜き搬送部の進行方向側に配設された根菜類浮上用ソイラー部4は、ソイラー用支持フレーム4Aと、ソイラー本体4Bから構成され、a.ソイラー用支持フレーム4Aは、先端が機体2Aに取付けられ、後端が走行クローラ装置2Bに取付けられた水平枠で構成され、b.ソイラー本体4Bは、浮上刃取付アーム4B1、浮上刃4B2、浮上刃作動用シリンダー4B3から構成され、イ.浮上刃取付アーム4B1は、ソイラー用支持フレーム4Aの先端に走行機体部2の進行方向と直交方向のピン4B11で連結された上方アーム4B12と、この上方アームに対して昇降自在に連結された下方アーム4B13と、上方アーム4B12の上端に所定角度で連結されたてこ4B14から構成され、ロ.浮上刃4B2は、浮上刃取付アームにおける下方アーム4B13の下端に左方に向け連結された浮上刃板4B21と、この浮上刃板における走行機体部2の進行方向側縁に形成された刃4B22から構成され、ハ.浮上刃作動用シリンダー4B3は、走行機体部2の進行方向と平行に作用する状態で、一端はソイラー用支持フレーム4Aにピンで連結され、他端はてこ4B14の先端にピンで連結されている根菜類の収穫装置における根菜類浮上用ソイラーである。
【0005】第2発明は、走行機体部2、根菜類引抜き搬送部3、根菜類浮上用ソイラー部4、茎葉処理部5、根菜類の端部支え方向修正用ベルト部6、横搬送コンベヤー部7、縦搬送コンベヤー部8から構成されたものにおいて、走行機体部2の機体2Aには当該機体における左方前方に設けられた運転席部2Cを除いた平面方形に形成された床面2Dが設けられ、根菜類引抜き搬送部3は、走行機体部2の左側面に幅方向及び高さ、傾斜を調節できるように取付けられ、根菜類浮上用ソイラー部4は、根菜類引抜き搬送部の進行方向側に配設されている共に、第1発明記載のソイラー用支持フレーム4Aと、ソイラー本体4Bから構成され、茎葉処理部5は根菜類引抜き搬送部3の後方に配設され、根菜類の端部支え方向修正用ベルト部6は根菜類引抜き搬送部の下方に配設され、横搬送コンベヤー部7は、床面2Dにおける後方部分において茎葉処理部5の後端に接続すると共に、走行機体部2の進行方向とは直交方向をもって当該床面2Dの左方辺から中央部分の間に配設され、縦搬送コンベヤー部8は、床面2Dにおける中央部分において、横搬送コンベヤー部7の右端に接続すると共に、走行機体部2の進行方向とは平行方向をもって当該床面2Dの後方から先端近傍の間に配設され、床面2D上には、茎葉処理部5と横搬送コンベヤー部7と縦搬送コンベヤー部8で囲まれた作業用スペース12が形成され、床面2D上には、縦搬送コンベヤー部8の右方側部分に適数個の収納コンテナ9、9...を載置するコンテナ載置用スペース13が形成されているダイコン収穫装置である。
【0006】作用は下記の通りである。
第1発明の根菜類の収穫装置における根菜類浮上用ソイラー1の場合クローラーを具備する走行機体部2の左側面に植立する根菜類を浮上がらせるため、根菜類浮上用ソイラー部4が設置されているので、浮上刃作動用シリンダー4B3を作動して、浮上刃4B2を土中に侵入させ根菜類の下まで入れ浮上させる。この場合、浮上刃の深さは、根菜類の大きさや種類により異なるが、その調整は上方アームと下方アームとの間で伸縮させて決める。
【0007】第2発明のダイコン収穫装置11の場合A.クローラーを具備する走行機体部2の左側面に植立するダイコンを浮上がらせるため、根菜類浮上用ソイラー部4が設置されているので、浮上刃作動用シリンダー4B3を作動して、浮上刃4B2を土中に侵入させダイコンの下まで入れ浮上させる。この場合、浮上刃の深さは、ダイコンの大きさや種類により異なるが、その調整は上方アームと下方アームとの間で伸縮させて決める。
B.浮上がったダイコンは、根菜類引抜き搬送部3の先端に取付けたデバイダーにより葉を持上げ、葉部を引抜き挟持ベルト3B2により挟持して、吊下げた状態で後方へ移送して行くが、途中で根菜類引抜き搬送部の下に設置されたダイコンの端部支え方向修正用ベルト部6によりダイコンの下部が支えられ、吊下がったダイコンは徐々に横向きに形態を変え、茎葉処理部5へ移動する。
C.ダイコン引抜き時にビニールシートを切って行くための丸刃3Dが設けられているので、ダイコンが根菜類引抜き搬送部に挟持される時に、根菜類引抜き搬送部3の左側面に取付けられた丸刃3Dによりダイコンを覆っているビニールシートを同時に切断して行くことができる。
D.茎葉処理部5に移動したダイコンは、波状コンベヤー5Bの上で人手により不良品の選別がなされ、整列されたら移動し、波状コンベヤーの最端部に取付けられた茎葉切断用丸刃5Cにより一定の長さに葉が切断されて、次の横搬送コンベヤー部7を経て、縦搬送コンベヤー部8に移動する。
E.縦搬送コンベヤー部8上のダイコンは、本発明装置11前方へ移動中に人手により当該縦搬送コンベヤー部上から収納コンテナ9、9、9...内に収納される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。1は第1発明の根菜類の収穫装置における根菜類浮上用ソイラーである。
A.クローラーを具備する走行機体部2の左側面に植立するダイコン、ニンジンなどの根菜類を、根菜類引抜き搬送部の先端に取付けたデバイダーにより葉を持上げ、葉部を引抜き挟持ベルトにより挟持して、当該根菜類を吊下げ状態で後方へ移送して行くように構成された根菜類の収穫装置1Aにおいて、根菜類引抜き搬送部の進行方向側に配設された根菜類浮上用ソイラー部4は、ソイラー用支持フレーム4Aと、ソイラー本体4Bから構成されている。
a.ソイラー用支持フレーム4Aは、先端が機体2Aに取付けられ、後端が走行クローラ装置2Bに取付けられた水平枠で構成されている。
b.ソイラー本体4Bは、浮上刃取付アーム4B1、浮上刃4B2、浮上刃作動用シリンダー4B3から構成されている。
イ.浮上刃取付アーム4B1は、ソイラー用支持フレーム4Aの先端に走行機体部2の進行方向と直交方向のピン4B11で連結された上方アーム4B12と、この上方アームに対して昇降自在に連結された下方アーム4B13と、上方アーム4B12の上端に所定角度で連結されたてこ4B14から構成されている。なお、上方アームに対する下方アームの昇降自在の構成は、互いに調節穴Hを開設しておき、所望する高さに調整した後、ボルト4B15で固定するよう構成されている。
ロ.浮上刃4B2は、浮上刃取付アームにおける下方アーム4B13の下端に左方に向け連結された浮上刃板4B21と、この浮上刃板における走行機体部2の進行方向側縁に形成された刃4B22から構成されている。なお、浮上刃板4B21の幅は、1畝幅の70%程度が好ましい。
ハ.浮上刃作動用シリンダー4B3は、走行機体部2の進行方向と平行に作用する状態で、一端はソイラー用支持フレーム4Aにピンで連結され、他端はてこ4B14の先端にピンで連結されている。このように根菜類浮上用ソイラー部4は、根菜類の引抜きを容易にするため、根菜類の下部より根菜類を浮上げるように土を持上げる装置である。
【0009】11は第2発明のダイコン収穫装置で、上記第1発明の根菜類浮上用ソイラーを採用したものである。そこで、その構成は下記の通りのものである。走行機体部2、根菜類引抜き搬送部3、根菜類浮上用ソイラー部4、茎葉処理部5、根菜類の端部支え方向修正用ベルト部6、横搬送コンベヤー部7、縦搬送コンベヤー部8から構成されている。なお、図中、9は収納コンテナである。
【0010】A.走行機体部2は、機体2Aと、走行クローラ装置2Bと、走行クローラ装置の上面に、当該機体2Aにおける左方前方に設けられた運転席部2Cを除いた平面方形に形成された床面2Dから構成されている。図中、2Eは燃料タンクを示す。
【0011】B.根菜類引抜き搬送部3は、走行機体部2の左側面に幅方向及び高さ、傾斜を調節できるように取付けられているが、搬送部支持フレーム3Aと引抜き搬送体3Bから構成されている。
a.搬送部支持フレーム3Aは、側面から見て方形に構成され、走行機体部2の床面2Dにおける左方辺に起立されている。
b.引抜き搬送体3Bは、搬送体フレーム3B1と、引抜き挟持ベルト3B2とから構成されている。
イ.搬送体フレーム3B1は、前後方向に平行な左右杆3B11、3B11と、これらを連結する上方枠3B12から構成され、搬送部支持フレーム3Aとは当該搬送部支持フレーム3の前方に位置する油圧シリンダー3B13と後方に位置する連杆3B14で前方が低い状態で吊下げ支持されている。したがって、油圧シリンダー3B13を伸縮させることで、当該引抜き搬送体、すなわち、後述引抜き挟持ベルト3B2の支持状態を調整することができる。なお、この連杆3B14については、図4で示すように設けても、また、図6で示すように設けてもよい。また、左右杆3B11、3B11の先端には、挟み巾を調節することができるデバイダー3B15、3B15が進行方向に向け突設されている。
ロ.引抜き挟持ベルト3B2は、搬送体フレーム3B1における左右杆3B11、3B11の下面先端に配設された左右の従動ベルト車3B21、3B21と、左右杆3B11、3B11の下面後端に配設され、互いに外方に向け回動する左右の駆動ベルト車3B22、3B22と、左の従動ベルト車3B21と左の駆動ベルト車3B22に掛架された左のベルト3B23と、右の従動ベルト車3B21と右の駆動ベルト車3B22に掛架された右のベルト3B23から構成され、これら左のベルト3B23と右のベルト3B23とでダイコン10の茎葉部分10Aを挟持し、引抜きと搬送をするよう構成されている。Mは駆動ベルト車用の駆動装置である。3Dはダイコン引抜き時にビニールシートを切って行くための丸刃で、搬送体フレーム3B1の先端下方に配設されている。
【0012】C.根菜類浮上用ソイラー部4は、ソイラー用支持フレーム4Aと、ソイラー本体4Bから構成されている。
a.ソイラー用支持フレーム4Aは、先端が機体2Aに取付けられ、後端が走行クローラ装置2Bに取付けられた水平枠で構成されている。
b.ソイラー本体4Bは、浮上刃取付アーム4B1、浮上刃4B2、浮上刃作動用シリンダー4B3から構成されている。
イ.浮上刃取付アーム4B1は、ソイラー用支持フレーム4Aの先端に走行機体部2の進行方向と直交方向のピン4B11で連結された上方アーム4B12と、この上方アームに対して昇降自在に連結された下方アーム4B13と、上方アーム4B12の上端に所定角度で連結されたてこ4B14から構成されている。なお、上方アームに対する下方アームの昇降自在の構成は、互いに調節穴Hを開設しておき、所望する高さに調整した後、ボルト4B15で固定するよう構成されている。
ロ.浮上刃4B2は、浮上刃取付アームにおける下方アーム4B13の下端に左方に向け連結された浮上刃板4B21と、この浮上刃板における走行機体部2の進行方向側縁に形成された刃4B22から構成されている。なお、浮上刃板4B21の幅は、1畝幅の70%程度が好ましい。
ハ.浮上刃作動用シリンダー4B3は、走行機体部2の進行方向と平行に作用する状態で、一端はソイラー用支持フレーム4Aにピンで連結され、他端はてこ4B14の先端にピンで連結されている。
【0013】D.茎葉処理部5は、床面2Dにおける左方辺に配置された所定高さのフレーム5Aと、フレーム上に取付けられたダイコン10を後方へ送る波状コンベヤー5Bと、根菜類の茎葉部分10Aを一定の長さに切断するための茎葉切断用丸刃5Cから構成されている。波状コンベヤー5Bは、床面の内方側波状コンベヤー5B1と、床面の外方側波状コンベヤー5B2が小間隙Dを存して分離した状態に構成されている。この場合、波状コンベヤー5Bの始端側は、根菜類引抜き搬送部3の終端の下面に位置するよう構成されている。そこで、床面の内方側波状コンベヤー5B1は、根菜類の根部分10Bを搬送するよう構成され、床面の外方側波状コンベヤー5B2は、ダイコンの茎葉部分10Aを搬送するよう構成され、そして、茎葉切断用丸刃5Cは小間隙Dにおける後方部分に配設されている。この結果、茎葉処理部は引抜かれた根菜類の不良品選別や位置を揃えたり、ダイコンの茎葉部分10Aを茎葉切断用丸刃5Cで切断除去することができる。
【0014】E.根菜類の端部支え方向修正用ベルト部6は、根菜類引抜き搬送部3の後方下面に、当該根菜類引抜き搬送部を斜めに横断する方向をもって内方に位置するベルト車6Aと、外方に位置するベルト車6Bと、これらベルト車に掛架されたベルト6Cから構成されている。内方に位置するベルト車6Aは、当該ベルト車6Aの軸6A1が水平な状態で支持され、外方に位置するベルト車6Bは、当該ベルト車6Bの軸6B1が垂直な状態で、しかも、内方に位置するベルト車6Aの位置より少し前方位置をもって支持されている。ベルト6Cは、平ベルトの下面に当該平ベルトの幅方向に平行な向き変え突起6C1が等間隔をもって突設されていると共に、内方に位置するベルト車6Aと外方に位置するベルト車6Bに掛け回され、当該ベルト6Cにおける中途部が交差する捻じれ部6A2が形成されている。このため、ベルト6Cの突起6C1は、捻じれ部6A2から外方に行くほど垂直状態となり、内方へ行くほど水平状態となる。根菜類引抜き搬送部3で挟持されながら垂直状態で上昇するダイコン10の根部分10Bは、移動するベルト6Cによって内側に向きを変えられることになる。
【0015】このように、根菜類引抜き搬送部3で挟持されながら垂直状態で上昇するダイコン10の根部分10Bは、移動するベルト6Cによって内側に向きを変えられたのち、茎葉処理部5に移行することになる。そこで、根菜類引抜き搬送部3と茎葉処理部5との関係を説明する。根菜類引抜き搬送部3の引抜き挟持ベルト3B2における左右の駆動ベルト車3B22、3B22は、当該左右の駆動ベルト車における径方向の中心線イが、左の駆動ベルト車側が右の駆動ベルト車側より低い状態で傾斜した状態に構成され、かつ左の駆動ベルト車と茎葉処理部5の始端部の水平な上辺ロとの間にはダイコン10の根部分10Bの直径より少し大きな空間ハを有するよう構成されている。
F.横搬送コンベヤー部7は、床面2Dにおける後方部分において茎葉処理部5の後端に接続すると共に、走行機体部2の進行方向とは直交方向をもって当該床面2Dの左方辺から中央部分の間に配設されている。
G.縦搬送コンベヤー部8は、床面2Dにおける中央部分において、横搬送コンベヤー部7の右端に接続すると共に、走行機体部2の進行方向とは平行方向をもって当該床面2Dの後方から先端近傍の間に配設されている。床面2D上には、茎葉処理部5と横搬送コンベヤー部7と縦搬送コンベヤー部8で囲まれた作業用スペース12が形成されている。床面2D上には、縦搬送コンベヤー部8の右方側部分に適数個の収納コンテナ9、9...を載置するコンテナ載置用スペース13が形成されている。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。
1.第1発明、第2発明に共通の効果根部を浮上げる刃の挿入は、根菜類の収穫装置とダイコン収穫装置を止めたままでできるので、狭い所での作業も容易にでき、根部を傷めることもない。すなわち、根菜類の根部を浮上げる刃を土中に挿入する時に刃を回転させるため、根菜類の収穫装置とダイコン収穫装置が止まったまま挿入できるので、根菜類を傷めることがなく、また、畑の端の狭い所でも作業が容易で能率を向上させることができる。
2.第2発明の効果ダイコンを根菜類引抜き搬送部3で引抜き、葉部切断した後、横搬送コンベヤー部7、縦搬送コンベヤー部8を介して搬送され、縦搬送コンベヤー部8と並行して配置されている適数個の収納コンテナにダイコンを収納することができるので、長い畦の畑でも往復することができ、作業能率を向上させることができる。
3.このほか、安価に製造できる、部品点数が少ないので組立が容易である、経済的であるなどの効果をも有するものである。
【出願人】 【識別番号】596180858
【氏名又は名称】火山 博義
【識別番号】598122142
【氏名又は名称】吉田 豊
【出願日】 平成10年8月21日(1998.8.21)
【代理人】 【識別番号】100069176
【弁理士】
【氏名又は名称】川成 靖夫
【公開番号】 特開2000−60250(P2000−60250A)
【公開日】 平成12年2月29日(2000.2.29)
【出願番号】 特願平10−251993