| 【発明の名称】 |
作業機の操作レバー装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】平綱 賢二郎
【氏名】中谷 友美
【氏名】児嶋 淳
【氏名】池田 貴志
|
| 【要約】 |
【課題】作業機のスロットルレバーのロック機構において、スロットルレバーの回動を規制する摩擦力を変更、調整したい。
【解決手段】原動機で駆動される作業器具と、原動機を制御する操作部を有する操作ハンドルを備えた作業機において、操作ハンドルの操作部には回動するスロットルレバー30と、スロットルレバー30の作動を押圧して摩擦力により規制する摩擦手段50とを備え、摩擦手段50には、スロットルレバーの回動位置を規制する摩擦力を、変更、調整する押圧力調整機構61を備える作業機の操作レバー装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 原動機で駆動される作業器具と、原動機を制御する操作部を有する操作ハンドルを備えた作業機において、前記操作ハンドルの操作部には回動するスロットルレバーと、該スロットルレバーの作動を押圧して摩擦力により規制する摩擦手段とを備え、前記摩擦手段には、スロットルレバーの回動位置を規制する摩擦力を、変更、調整する押圧力調整機構を備える、ことを特徴とする作業機の操作レバー装置。 【請求項2】 原動機で駆動される作業器具と、原動機を制御する操作部を有する操作ハンドルを備えた作業機において、前記操作ハンドルに設けた操作部は、回動するスロットルレバーと、該スロットルレバーの回動位置を、押圧力調整機構を介して摩擦力により規制するロックレバーとを備え、前記押圧力調整機構は、ロックレバーを回動自在に支持する支軸と、該支軸に支持され、前記スロットルレバーの回動を規制する摩擦手段とからなり、前記支軸を、軸方向に移動可能に操作部に対して支持し、該支軸の軸方向移動で押圧力調整機構の摩擦手段の摩擦力を変更、調整するようにした、ことを特徴とする作業機の操作レバー装置。 【請求項3】 前記支軸はボルト部材であり、該ボルト部材を前記操作部に調整可能にネジ結合し、該ボルト部材の回動で、該ボルト部材を軸方向に移動させ、該ボルトの頭部で、前記摩擦手段を押圧し、その摩擦力を変更、調整するようにしたことを特徴とする請求項2記載の作業機の操作レバー装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば刈り払い機、薬液散布機、集塵機等のように、作業器具を原動機で駆動する形式の作業機において、原動機の制御操作を行う操作レバー装置に関する。 【0002】 【従来の技術】原動機を背負ったりして携行し、作業器具を原動機で駆動する形式の作業機、例えば、刈り払い機は、従来実公昭63−14035号公報他で知られている。この種の刈り払い機は、原動機で回転、駆動される刈り刃を先端部に備える操作杆に設けたハンドルを手で把持し、操作杆を左右、上下に移動させて刈り払い作業を行うものである。操作ハンドルには原動機の制御を行う操作部を備え、操作部に設けたスロットルレバーの操作で、原動機の出力を制御し、刈り刃の回転数を制御する。ところで、操作ハンドルを手で把持しながらスロットルレバーを併せて操作し、スロットルレバーを手で握った状態で、作業、刈り払い機では雑草等の刈り払い作業を行うように構成されるのが一般的であり、作業中、作業者は指でスロットルレバーを握り続ける必要があり、作業者の負担が大きい。 【0003】このため、作業中におけるスロットルレバーを握り続ける負担を軽減するため、スロットルレバーを所定位置にセットした状態でロックし、この状態を継続するようにしたロック機構、及びこれの開放機構をハンドル、或いは操作部に付設することが試みられる。スロットルレバーとロックレバーを並設した操作レバー装置としては、実公昭55−21536号公報掲載の技術が知られている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】この従来技術は、スロットルレバーとロックレバーとを別個に操作ハンドル部に配置し、ロックレバーはバネで付勢して摩擦力を発生させ、ロックレバーに爪車を設け、一方、スロットルレバーには止め爪を設け、スロットルレバーの止め爪をロックレバーの爪車に係合し、スロットルレバーの操作位置を、ロックレバーのバネによる摩擦力で保持するものである。又爪車、止め爪に代えて摩擦シューを設け、ロックレバーのバネによる摩擦力でスロットルレバーの操作位置を保持するものである。以上、何れにしても、ロックレバーに付設したバネの押圧力でロックレバーを保持し、該ロックレバーにスロットルレバーを爪係合、或いは摩擦係合で係合させ、スロットルレバーの操作位置を保持するものである。 【0005】ところで、作業機を長年にわたり使用した場合には、作業機、特に操作レバー機構の耐久性に劣化を生じる場合があり、部品、例えば、スロットルレバー、ロックレバー支持部材の摩耗、変形、寸法変化等が生じる場合があり、この結果、各部品の寸法、厚みが変化し、スロットルレバーの摩擦力が弱くなる場合がある。これにより、スロットルレバーの復帰バネや、作業機運転中の振動等に起因してスロットルレバーが動いてしまう虞があり、作業機の操作性、作業性の低下を招く虞がある。一方、初期のおいては、スロットルレバーやロックレバーの摩擦力が強く、従って大きな(強い)操作力が必要な場合があり、作業者の力に適合するようにスロットルレバーの操作力、ロックレバーの操作力を調整したい場合もある。そこで、上記した従来の構造において、摩擦力を調整することを試みたとしても、バネ、ロックレバーの構成部品が全体としてハンドル等に組み付けられているので、調整が難しく、特に微調整は極めて困難である。又バネ力を弱めて操作力を調整しようとした場合、構成部品が緩んでしまい、構成部品の固定ができなくなり、ロックレバーの機能が成立しなくなる。以上の他、スロットルレバーとロックレバーとが、ハンドル部分に個別に配置されているので、構造が複雑化し、部品点数も多い。 【0006】本発明は、以上の従来技術の課題を解決すべくなされたものである。本発明の目的とする処は、スロットルレバーの操作回動位置の規制を摩擦力で行なうに際し、摩擦力を変化させて調整可能とし、操作力を必要に応じて作業者に適合するように調整することを可能とし、又経年劣化等で、部品や組み付けが緩んだ場合に、他の部品に影響すること無く、摩擦力のみを強める等の調整を行ない得るようにした作業機の操作レバー装置を提供することにある。又本発明の目的とする処は、スロットルレバー、ロックレバーを並設し、ロックレバーの回動操作でスロットルレバーの回動操作位置を規制するに際し、摩擦力を調整可能とし、摩擦力の調整を、支軸を回動し、これを軸方向に移動させることで行なわせ、調整作業の容易化、構造の簡素化、他の構成部品への影響無く摩擦力の調整、微調整を行ない得るようにした作業機の操作レバー装置を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために請求項1は、原動機で駆動される作業器具と、原動機を制御する操作部を有する操作ハンドルを備えた作業機において、操作ハンドルの操作部には回動するスロットルレバーと、該スロットルレバーの作動を押圧して摩擦力により規制する摩擦手段とを備え、摩擦手段には、スロットルレバーの回動位置を規制する摩擦力を、変更、調整する押圧力調整機構を備える。 【0008】請求項1では、スロットルレバーの摩擦手段を備え、摩擦力を調整する押圧力調整機構を備えるので、操作レバー装置の他の構成部品と干渉することなく、スロットルレバーの回動位置を規制する摩擦力を調整し、スロットルレバーの回動を規制する摩擦力が弱くなった場合に、摩擦力を強めてスロットルレバーのロック作動を確実化し、作業機の操作性の向上、延いては作業機による作業性の向上を図ることができる。 【0009】請求項2は、原動機で駆動される作業器具と、原動機を制御する操作部を有する操作ハンドルを備えた作業機において、操作ハンドルに設けた操作部は、回動するスロットルレバーと、該スロットルレバーの回動位置を、押圧力調整機構を介して摩擦力により規制するロックレバーとを備え、押圧力調整機構は、ロックレバーを回動自在に支持する支軸と、該支軸に支持され、スロットルレバーの回動を規制する摩擦手段とからなり、支軸を、軸方向に移動可能に操作部に対して支持し、該支軸の軸方向移動で押圧力調整機構の摩擦手段の摩擦力を変更、調整するようにした。 【0010】請求項2では、スロットルレバーに並設したロックレバーの支軸に摩擦手段を設け、摩擦力の調整を、支軸を軸方向に移動させて押圧機構を強弱調整することで行なうことができ、調整機構が簡素であり、又操作レバー装置の他の構成部品や機構に影響することなく調整が行なえ、調整作業も支軸を軸方向に移動させることで行なうので、容易、確実である。又支軸の軸方向移動で摩擦力を調整するので、微調整が容易に可能である。 【0011】請求項3は、請求項2において、支軸はボルト部材であり、該ボルト部材を操作部に調整可能にネジ結合し、該ボルト部材の回動で、該ボルト部材を軸方向に移動させ、該ボルトの頭部で、摩擦手段を押圧し、その摩擦力を変更、調整するようにした。請求項3では、支軸を構成するボルト部材を回動させることで、これの頭部と操作部との間で摩擦手段を押圧することで調整するので、構造が簡素で、又ロックレバーの支軸を兼ねるので、構成部品が少なくて済み、且つボルト部材の締め、弛め作業なので調整作業が容易であり、ボルト部材の回動操作なので微調整を確実に行なえる。 【0012】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。図1は作業機1による作業の一例を示す説明図で、実施例では背負い式の刈り払い機による雑草の刈り払い作業を示す。作業機1は、フレーム2に搭載されたガソリンエンジンの如き原動機3、原動機3の出力部に連結されたフレキシブルチューブ4、該フレキシブルチューブ4を通る図示しないフレキシブル伝動シャフト、剛体で構成された長尺の操作杆5、操作杆5の先端部に設けられた刈り刃6を備え、原動機3の出力で操作杆5内を通した伝動シャフトを介して刈り刃6を回転、駆動する。 【0013】操作杆5の後半部には、前後に把持ハンドル7、及び操作ハンドル10を設け、各ハンドル7,10は、操作杆5の上方に起立するように設ける。作業者Mは、背負い式ベルト8で背当てパッド9を介して原動機3を搭載したフレーム2を背負い、操作杆5を身体の右側に臨ませ、左右の手、例えば左手LHで把持ハンドル握り、右手RHで操作ハンドル10をガングリップのように握り、操作杆5を上下、左右に振り、雑草の刈り払い作業を行う。左手LHは把持ハンドル7の把持が主であり、操作杆5の上下、左右の操作機能を負担し、一方、操作ハンドル10を右手RHで把持し、右手RHでは、操作ハンドル10の把持と、原動機3の出力を制御するスロットル調整を行う。 【0014】図2は操作ハンドル10の外観を示す斜視図である。図の矢印Fが前方で、RRが後方である。操作ハンドル10は、ガングリップ状の外形で、手で握るグリップ状の把持部11と、この上に操作部を構成する操作ハンドルの本体12を設ける。本体12は左右の部材13,14の接合体からなる二つ割の最中構造である。本体12の前面には、スロットルレバー30を前方に、前下傾して突出するように配置し、又後面には、ロックレバー40が後方に後下傾して突出するように配置されている。又本体12の後部上半部の後下傾した部分には、原動機3の始動スイッチ80を配置し、更に本体12の左側面には、スロットルレバーをロックした状態で調節操作を行い2次調節レバー60を配置した。 【0015】図3は、操作ハンドル10の操作部本体12を分解して示した斜視図で、個々の構成部品を分解して示す。本体12を構成する左右の部材13,14は、基板部13a,14aの各周縁部に、対称的に内側に突出する周片部13b,14bを一体に備え、各周片部13b,14bの前部の下半部、上部後半部、後部の下半部には、欠部13c,13d,14d,13e,14eを対称的に備える(部材14の部材13の欠部13bに対応する欠部は、図2では隠れて表されていない)。これらの欠部は、部材13,14を組付、一体化した状態で、スロットルレバー30、ロックレバー40、始動スイッチ80が本体12の外に導出する開口部を構成する。 【0016】左右の部材13,14の各内側面で、前部には、同軸的に筒軸部15,16を対称的に対向するように突設し、一方、15は筒孔状で、他方16は端部を部材14の基板部で閉塞し、内周部をネジ穴とする。又同じ内側面の後部には、上下の面を面取りした筒軸部17,18を対称的に対向するように突設する。図2の右側の部材13の内側面の上部には、ネジ穴を備える軸部19を突設する。左右の部材13,14の下端部には、対称的に半円状の保持部13f,14f(14fは図2では隠れて表れていない。図7参照)を備える。左右の部材13,14を組付、一体化する際、該保持部13f,14fに金属製等のパイプ20の上端部を嵌合し、ビス止めして本体12をパイプ20の上端部に取り付け、支持し、パイプ20の周囲に、前記した把持部11を取り付ける。 【0017】左側の部材14の基板部14aの前半部の中間上部には、後述する支軸61のの頭部と遊合する通し孔21を設ける。通し孔21の外周部には、外側に突出する環状フランジ部21aを備える。又基板部14aの通し孔21の外側部には、筒軸部16を中心とする円弧状のガイド長孔22を備える。右側の部材13の基板部13aの内面には、左側の通し孔21と同軸上にある第1のカム23を設け、該第1のカム23は、本体と一体、従って、本体を構成する片側の部材である部材13の基板部13aの内面に、これと一体に、内側面方向に突出するように形成する。具底的なカム形状は、後述する。カム23の中心部には、前記通し孔21と同軸の支軸孔23aを幅方向に貫通するように備える。 【0018】以上の左右の部材13,14間に、スロットルレバー30、ロックレバー40、及び摩擦手段、及びこれの押圧機構を構成する部品を介装する。スロットルレバー30は、レバー部31、これの上端部に設けた筒軸部32、筒軸部32を支点とする扇状片33、扇状片33に設けられ、筒軸部32を中心とする円弧状のガイド長孔34を備える。又スロットルレバー30は、扇状片33の一側面で、上記筒軸部32の半体側の端部で、左側の部材14の方向にノブ35を突設し、ノブ35は、上下を面取りした。スロットルレバー30の扇状片33のノブ35とは反対側の面で、上部には、スロットルレバー30と、原動機3のスロットル弁の作動軸とを連結するコントロールケーブル37の駒38を回動可能に保持する保持部36を突設する(この部分の構造は図6参照)。 【0019】ロックレバー40は、長さのあるレバー部41、レバー部41の上部に一体に設けられ、レバー部41に対して直角方向に屈曲した基片部42、基片部42のレバー部41側の下端部に設けたフック部43を備える。基片部42の先端部には、内筒部45、外筒部46の内外二重の筒部を一体に備える筒部44を一体に設ける。筒部44の内筒部45は、軸方向の略々1/2程度の長さにわたり設け、筒部の内筒部45を備えない内端面には、図4で後述する第2のカム45を備える。これ等のスロットルレバー30、ロックレバー40のを軸支する際に、ロックレバー40の筒部44とスロットルレバー30の扇状片33との間、及び扇状片33の部材14の基板14a側との間に、摩擦手段50である一対の皿バネ52,52、3枚のワッシャ53,53、一対のディスク状ゴム板54,54を介装する。 【0020】尚、図3中において、60は曲玉状の2次調節レバー60を、61はボルトで構成した支軸を、62はナットを、63,63は首下が長いビスを、64はパイプ20の結合用ビスを、65はナットを、66は2次調節レバー60の止め用ビスを、67は捩りバネで構成したスロットルレバー30の復帰バネを、68はコイルバネで構成したロックレバー40の復帰バネを、69は復帰バネ68の一端部を支持するビスを示す。支軸61と後述するナット70とで、詳細には後述するが、前記した摩擦手段50の押圧力調整機構を構成する。 【0021】図4は本体12の右の部材13に一体設けた第1のカムと、ロックレバー40に設けた第2のカムを説明するカム部分の説明的な拡大斜視図である。第1のカム23は、部材13と一体に、これの基板部13aの内側面に突設されており、円筒状をなし、中心部に支持孔23aを貫通して備える。外周部23bは真円で、軸方向の突出端面に放射状に設けた複数の谷部24a…(…は複数を表す。以下同じ)、複数の山部24b…からなるカム部24を備える。各谷部24a…と各山部24b…は、回転方向に設けた斜面24c…で連続し、反対側は直角の壁で連続する。 【0022】ロックレバー40の筒部44の内筒部45、外筒部46は同軸状に形成されており、内筒部45は、外筒部46の軸方向の長さの略々1/2程度の長さに設けられている。外筒部46の内筒部45から反対側の軸方向への延長筒部46aの内径は、第1のカム23の外周部23bと嵌合する径に設定する。延長筒部46aの軸方向内端部で、内筒部45の軸方向内端部との間に隔壁44aを設け、この隔壁44aに第1のカム23と係合する第2のカム47を設ける。第2のカム47は、そのカム部48が第1のカム部24の山、谷部と対称的な山部、谷部を有し、相互に係合し、回転することで、カム作用により筒部44を軸方向に移動させる。 【0023】図5は操作ハンドルの縦断側面図である。把持部11上の操作ハンドル本体12は、前記した左右の部材13,14を接合、一体化して構成する。図のように左右の部材13,14の接合により、前部には前下傾した開口部12aを前記した欠部13cで形成し、又頂部の後下傾した後半部の開口部12bを前記した欠部13d,14dで形成し、更に後部の下半部に設けた開口部12cを前記した欠部13e,14eで形成する。前記したパイプ20は操作杆5の上に起立、保持され、周りにグリップ状把持部11で囲み、パイプ20は把持部11内を縦通する。把持部11の後部の上半部には前方に潜っ縦長の凹部11aを設け、ロックレバー40を把持した際、レバー部41が凹部40内に収納する。 【0024】パイプ20の下部には通し孔20aを設け、該通し孔20aからコントロールケーブル37の最外側の部材37cを導出し、コントルールケーブル37は把持部11の底部の開口11bから前記した原動機3の気化器に連結する。パイプ20の下部も、開口部11bから下方に導出され、前記した操作杆5上に支持される。コントルールケーブル37のアウター37bの上端部には口金37dを備え、口金37dは部材13の保持部13fの上部に設けた係止部13hで保持され、コントロールケーブル37のインナー37aは、スロトルレバー30の保持部36に先端部の駒38が係合して保持されている。パイプ20の上端部は、左右の部材13,14の下部間に設けた保持部13f,14f間で保持し(図7参照)、ビス64を部材13,14の下部に設けた通し孔13g,14gに通し(図7参照)、ナット65で部材13,14の下部を結合しつつ、パイプ20と操作ハンドル本体12とを結合する。 【0025】本体12の後部上半部の開口部12bには、原動機3の始動スイッチ80を嵌装し、本体12内の前部の上部の部材13,14の筒軸部15,16には、ビス63を通して結合し、筒軸部15,16にスロットルレバー30の筒軸部32を外側から嵌合し、レバー部31を本体12の前部に設けた開口部12aから前下傾するように突出する。復帰バネ67のコイル部67aを筒軸部32周に巻き付け、一端部67bを本体12の天井部の一部に係止し、他端部67cをレバー部31の基部に係止し、スロットルレバー30を筒軸部32を支点として図5中時計方向に回動付勢する。この状態で、レバー部31は図5のようの持上がり、前下傾するように前方に突出している。この状態が、中立位置である。 【0026】本体12内の中間部で、前記ビス63の後下方には、前記した支軸61が幅方向に配設され、該支軸61はスロットルレバー30の扇状片33に設けた弧状のガイド長孔34を貫通する。支軸61周に、筒部44の内筒部45を介して回動可能に嵌合、支持されたロックレバー40のレバー部41は、本体12の後部下半部の開口部12cから後下傾するように後方に延出される。復帰バネ68は、一端部68aをフック部43に係止し、部材13の頂部内面に突設した軸部19に止着したビス69に他端部68bを係止し、ロックレバー40を支軸61を支点として図5中反時計方向に回動付勢する。ロックレバー40のレバー部41の上面の一部が、半体13,14をビス63で接合することで形成される筒軸部17,18の面とり部下面に当接し、ストッパーを構成する。図5のように後方の斜め下方にレバー部41が突出した状態を中立位置とする。 【0027】図6は図5の6−6線断面図である。左右の部材13,14の周片部13b,14bを突合せ、ビス63を部材13,14の内側面上部の前部に設けた筒軸部15,16に通し、螺合し、双方の前部上部を結合し、又筒軸部15,16外周にスロットルレバー30の筒軸部32が嵌合し、その外側に復帰バネ67のコイル部67aが巻き付けられている構造が理解できる。又部材13,14の後部下部の筒軸部17,18にビス63を通し、双方の後部中間部を結合している構造が理解できる。又レバー部41が、筒軸部17,18の面とりした下面で構成されたストッパー部に当接して中立位置を保持するのは前述の通りである。又コントルールケーブル37のインナー37aの端部の保持する駒が、スロットルレバー30の保持部36に嵌合され、保持されている状態を理解することができる。 【0028】図7は図5の7−7線断面図である。前記したパイプ20の上端部を部材13,14の下部の保持部13f,14fで抱持し、通し孔13f,14fにビス64を通し、ナット65で締め付け、部材13,14の下端部相互と、パイプ20とを共締めして結合している。前記したスロットルレバー30の扇状片33で、部材14側の面の先端部に突設したノブ35を、左側の部材14の基板部14aに設けた弧状のガイド長孔22に嵌合し、その端部を結合状態にある本体12の当該外側面から突出する。ノブ35の先端部の小径部35aを2次調節レバー60の裏面に設けた凹部60aに嵌合し、端面からビス66を挿入して該レバー60とを結合する。2次調節レバー60は、本体12の左側の側面外に配置されることとなる。 【0029】図8はスロットルレバーの回動を規制する摩擦手段、及び押圧機構を構成する支軸部周辺部の拡大図である。支軸61とナット62とで摩擦手段50の押圧機構を構成する。支軸61は、実施例では大径の円形の頭部61aと、これより小径の長い軸部61bと、軸部の先部に設けた雄ネジ部61cを備え、ボルト状である。頭部61aは、部材14の基板部14aに設けた前記の通し孔21に回動可能に遊合する。支軸61を六角穴付きボルトとした場合には、頭部61aの外端面61dに軸方向に潜る六角穴61eを形成し、レンチを挿入して回動することができるように構成する。六角穴61eに代え、六角の外形を有する頭部でも良く、この場合にも、通し孔21に対して遊合し、回動可能とする。 【0030】支軸61の軸部61bをスロットルレバー30の扇状片33に設けた弧状のガイド長孔34に通し、更に軸部61bをロックレバー40の筒部44の内筒部45の筒孔45a内を通す。一方、本体12の右の部材13の前記した第1のカム23の支持孔23aの軸方向外側部を大径部23cとし、この部分にインサートナット70を一体に埋設し、インサートナット70は軸方向の外端部にフランジ部70aを備える。支軸61の先部に設けた雄ネジ部61cは、右側の部材13の基板部13aの内側面に一体に設けた前記第1のカム23の支持孔23aを通し、且つインサートナット70を通し、その先端部を部材13の基板部13aの外側面に突出させる。雄ネジ部61cのインサートナット70端部から突出した部分にロックナット62を螺合した。これにより、支軸61を本体12の一方の部材13の基板部13aに、インサートナット70を介して軸方向移動可能にネジ結合し、当該位置をロックナット62で保持する。この際、基板部13aの第1のカム23を有する部分の外側面には環状凹部13iを設け、ロックナット62の半部を収容した。 【0031】ロックレバー40の筒部44の外筒部46に設けた延長筒部46aの内周部46b内に、前記した第1のカム23が回転可能に嵌合し、第1のカム23の軸方向端面に設けたカム部24と、延長筒部46aの軸方向の底に設けた第2のカム47のカム部48とを係合させる。カム23,47の係合に際し、延長筒部46aの内周部46b内に第1のカム23を嵌合したので、カム部24,48間へのゴミや塵埃の侵入を防止し、カム部24,48のゴミ等をゴミ等から保護し、押圧機構の作動の安定と確実を保障することができる。 【0032】支軸61の軸部61b周で、スロットルレバー30の扇状片33の部材14側の面と、支軸61の頭部61aの内端面61fとの間に、外側から摩擦手段を構成する皿バネ52、この内側にワッシャ53、更に扇状片33の側面と接するようにゴム板54を介装する。又扇状片33の半体側の面には、内側からゴム板54、ワッシャ53、皿バネ52を、支軸61の軸部61b周に嵌合するように介装し、皿バネ52とロックレバー40の筒部44の端面との間には、更にワッシャ53を介装し、ワッシャ53で皿バネ52と筒部44の内筒部45の内端面45bとが接触するのを防止し、内筒部45の内端面45bを保護した。 【0033】以上により、スロットルレバー30の摩擦手段50を構成する。スロットルレバー30は、扇状片33の部分が、両側から皿バネ52,52による弾圧付勢力で軸方向に適度の押圧力で挟圧されている。尚、スロットルレバー30への摩擦力は、支軸61がボルトなので、頭部61aを介して回動させることにより、右側の部材13を基準として、図8の軸方向左右に移動し、スロットルレバー30への押圧力を調整することが可能である。これについては後述する。 【0034】図9はスロットルレバーレバー操作、及びロックレバー操作状態を示す外観側面図である。次に操作ハンドル10のスロットルレバーの操作、及びロックレバー操作を説明すると、操作ハンドル10を、例えば右手RHで把持する。掌で把持部11の上半部、及び本体12の下半部を握り、人差し指F2で本体12の前方に突出したスロットルレバー30のレバー部31を手前に引いて押圧する。これによりスロットルレバー30は後方に回動し、スロットルレバー30の所定の角度で、親指F1下方の掌の部分によりロックレバー40のレバー部41を前方に押圧し、親指F1は2次調節レバー60の後面に押し当てる。 【0035】図10は、図9の状態における内部機構の関係位置を示す縦断側面図である。スロットルレバー30のレバー部31を後方に人差し指F2で引くことで、スロットルレバー30は、筒軸部15,16を支点として復帰バネ67に抗して反時計方向に回動する。この結果、コントロールケーブル37のインナー37aは上方に引張され、原動機3の気化器のスロットル弁を開く方向に作用し、原動機3の出力を上げる方向に調整する。図10は原動機3の出力調整の上限状態(フルスロットル状態)を示す。爾後、或いはスロットルレバーレバー30の調整操作と併せてロックレバー40のレバー部41を掌で前方に押圧する。ロックレバー40は復帰バネ68に抗して支軸61を支点として図10の時計方向に回動する。これにより、筒部44内に設けた前記の第2のカム47は回転し、第2のカム47は固定の第1のカム23とカム部48,24相互が係合していることから、カム作用で第2のカム47、従って、筒部44を含むロックレバー40は、軸方向においてスロットルレバー30の方向に移動する。 【0036】これにより、スロットルレバー30の扇状片33を挟む一対の皿バネ52,52は閉じる方向に押圧され、扇状片33への押圧力が高くなる。従って、スロットルレバー30への押圧機構50のスロットルレバー30への押圧力が強くなり、スロットルレバー30を当該位置で押圧保持することとなる。この状態が図10である。スロットルレバー30のガイド長孔34は、支軸である筒上部15,16を中心とする円弧なので、支軸61とガイド長孔34とが係合関係にあっても、その回動は支承無くなされる。 【0037】2次調節レバーについて述べる。2次調節レバー60は、ガイド長孔22から突出したスロットルレバー30のノブ35に前述のように固着されている。図9のように、親指F1を2次調節レバー60の後面に当てがい、図9のように、スロットルレバー31のレバー部31を人差し指F2で引いた状態で親指F1を介して2次調節レバー60を前方に押圧する。これにより、ロックレバー40でロック状態にあるスロットルレバー30は、ノブ35を介して筒軸部32を支点として、前記した押圧機構50による押圧力に抗し、図10中の時計方向にスリップして回動する。この回動は、部材14の基板部14aに設けた弧状のガイド長孔22で許容される。 【0038】従って、スロットルレバー30をフルスロットル位置まで押圧し、爾後、原動機3の出力(回転数)を下げる(低回転数)に変更したい場合には、ロックレバー40によるロック状態を維持したまま、2次調節レバー60を前方に押圧することでスロットルレバー30は出力を下げる方向に回動し、スロットルレバー30のロック状態を維持したまま、原動機3の出力(回転数)を調節することができる。この際、2次調節レバー60は、親指F1による押し勝手方向の操作なので、指に力が入り易く、操作性良好に2次調節レバー60によるスロットルレバー30の2次調整を、スロットルレバー30を、ロックレバー40によるロック操作状態下において容易に行うことができる。 【0039】図11は摩擦力を変更し、調整する場合の作用図で、(a)は中立状態を、(b)は摩擦力を大とする状態を、(c)は摩擦力を小とする状態を示す。前記した図8の状態を初期設定の中立状態としよう。摩擦力を調整するに際し、以下の手順で調整作業を行なう。先ず、ロックナット62を弛める。この状態を図11の(a)で示した。これにより、支軸61の頭部61aの六角穴61e内に六角レンチ90の頭部91を差し込むことで、矢印のように支軸61はインサートナット70に対して何れの方向にも回動が可能となる。回動することで、支軸61は図の左右方向(軸方向)に移動可能となる。即ち、摩擦力の変更、調整可能な状態となる。(a)において皿バネ52の幅は支軸61の頭部61aの内端面61fとワッシャ53との幅Aである。 【0040】図11の(b)におて、レンチ90を介して支軸61を矢印のように右方向に回動させる。これにより、支軸61は雄ネジ部61cとインサートナット70との螺合により、図の矢印で示すようにインサートナット60、従って右側の部材13の基板部13aを基準として右方向に移動し、皿バネ53を幅Bのように圧縮方向に撓ませ、Xの量だけ軸方向に押し込む。これにより、スロットルレバー30の扇状片33への挟持弾圧力が強くなり、スロットルレバー30の摩擦力が大となる。又ロックレバー40の第2のカム47と部材13の基板部13aのカム23との係合摩擦力も大となる。従って、スロットルレバー30の回動を規制する摩擦手段50の初期設定摩擦力を、作業者の好みに応じた操作力に適合するように変更、調節することができ、作業者個々に適合した操作力を有する作業機の操作レバー装置を得ることができる。又経年劣化等でスロットルレバー30に対する摩擦手段50の摩擦力が低下した場合に、摩擦力を強める方向に調整することができる。このような調節をする場合、押圧機構を構成する支軸61が軸方向に移動するだけで、操作部の他の機構には影響無く摩擦力の調整を行うことができる。 【0041】図11の(c)において、レンチ90を介して支軸61を破線矢印のように左方向に回動させる。これにより、支軸61は、図の破線矢印で示すようにインサートナット60、従って右側の部材13の基板部13aを基準として左方向に移動し、皿バネ53を幅Cのように伸張方向に撓ませ、Yの量だけ軸方向に引き抜く。これにより、スロットルレバー30の扇状片33への挟持弾圧力が弱くなり、スロットルレバー30の摩擦力が小となる。又ロックレバー40の第2のカム47と部材13の基板部13aのカム23との係合摩擦力も小となる。従って、スロットルレバー30に対する摩擦手段50の初期設定の摩擦力が作業者にとって大である場合に、摩擦力を弱める方向に調整することができる。この場合、押圧機構を構成する支軸61が軸方向に移動するだけで、操作部の他の機構には影響無く摩擦力の調整を行うことができる。 【0042】以上の支軸61の軸方向への移動による摩擦力の変更、調整後、ロックナット62を再度締め込み、図8の状態に戻す。これにより、支軸61は調整後の変更された位置に保持され、調整された摩擦力でスロットルレバー30を挟持し、又ロックレバー40の操作力も調整された操作力に維持される。このように、押圧機構を構成する支軸61を回動させることで操作ハンドル本体12に対して軸方向に移動させ、摩擦力を変更、調整することができるので、摩擦力の変更、調整作業は、作業機に使用者において、極めて容易に行うことができる。 【0043】以上、実施例では、押圧機構50摩擦機構の押圧付勢手段として皿バネを用いたが、軸方向の幅の小さなコイルバネ等を用いてもよい。又実施例では、刈り払い機の操作レバー装置の実施例として説明したが、操作レバー装置の実施の対象は、これに限られない。実施の対象としては、下記の作業機がある。 【0044】図12は原動機203で駆動される剪定用の鋸機201を示す。鋸機201は原動機203を後部に備え、本体203aの側方に把持ハンドル207を備え、作業者Mは左手LHで把持ハンドル207を把持し、操作ハンドル210を右手RHで把持し、操作ハンドル210は上記した操作レバー装置を備え、原動機203を操作する。本体203aから前方に突出した鋸部206で樹木の剪定作業を行う。このような剪定用の鋸201にも、本発明にかかる操作レバー装置を実施することができる。 【0045】図13は薬液散布機301に実施した例を示し、原動機303をフレーム302で作業者Mが背負い、フレーム302には、原動機303の下方にポンプ付き薬液タンク390を搭載する。剛性のあるパイプ305の先端部に散布ノズル306を備え、パイプ305の基部には把持用のハンドル307を備え、これを手RHで把持し、この部分に前記した操作レバー装置を設ける。パイプ305とポンプ付き薬液タンク390とをホース304で接続し、原動機303の駆動でポンプを駆動し、タンク内に貯溜した薬液を散布ノズル306から散布し、樹木等に薬液を散布する。このような薬液散布機301にも、本発明にかかる操作レバー装置を実施することができる。 【0046】図14は噴出機401に実施した例を示し、原動機403を作業者Mはフレーム402を介して背負い、操作杆に相当する噴出筒405の基部に操作ハンドル410を設け、これに前記した操作レバー装置を備え、右手RHで操作する。噴出筒405はホース404で原動機403で駆動されるコンプレッサー490に接続され、圧気をパイプ405に供給し、先端部のノズル部405aから圧気を噴出し、路上等の塵埃や落葉等のゴミを寄せる。このような噴出機401にも、本発明にかかる操作レバー装置を実施することができる。 【0047】図15は集塵機501に実施他例を示し、フレーム502で背負う原動機503、これで駆動される吸引機590を備え、ホース504で吸引機590と操作杆に相当するパイプ505とを接続し、パイプ505の基部には操作ハンドル510を備え、これを手RHで把持し、操作ハンドル510には前記した操作レバー装置を備える。パイプ505の先端部には集塵部506を備え、塵埃や落葉等を集塵する。このような集塵機501にも、本発明にかかる操作レバー装置を実施することができる。以上図12〜図15で作業機の一例を示したが、本発明にかかる操作レバー装置の実施の対象は、上記に限られず任意であり、各種の原動機付作業機の操作レバー装置として実施することができる。 【0048】 【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮する。請求項1は、原動機で駆動される作業器具と、原動機を制御する操作部を有する操作ハンドルを備えた作業機において、操作ハンドルの操作部には回動するスロットルレバーと、該スロットルレバーの作動を押圧して摩擦力により規制する摩擦手段とを備え、摩擦手段には、スロットルレバーの回動位置を規制する摩擦力を、変更、調整する押圧力調整機構を備えので、操作レバー装置の他の構成部品と干渉することなく、スロットルレバーの回動位置を規制する摩擦力を変更、調整することができる。 【0049】従って、経年変化で、スロットルレバーの回動を規制する摩擦手段の摩擦力が弱くなった場合には、操作レバーの他の部品や機構に影響を及ぼすこと無く、摩擦力を強めてスロットルレバーのロック作動を確実化し、作業機の操作性の向上、延いては作業機による作業性の向上を図ることができる。又スロットルレバーの回動を規制する摩擦手段の初期設定摩擦力が大きい場合には、作業者の操作力に適合するように弱い方向に変更、調節することができ、作業者個々に適合した操作力を有する作業機の操作レバー装置を得ることができる。 【0050】請求項2は、原動機で駆動される作業器具と、原動機を制御する操作部を有する操作ハンドルを備えた作業機において、操作ハンドルに設けた操作部は、回動するスロットルレバーと、該スロットルレバーの回動位置を、押圧力調整機構を介して摩擦力により規制するロックレバーとを備え、押圧力調整機構は、ロックレバーを回動自在に支持する支軸と、該支軸に支持され、スロットルレバーの回動を規制する摩擦手段とからなり、支軸を、軸方向に移動可能に操作部に対して支持し、該支軸の軸方向移動で押圧力調整機構の摩擦手段の摩擦力を変更、調整するようにしたので、摩擦力の変更、調整を、支軸を軸方向に移動させて押圧機構を強弱調整することで行なうことができる。 【0051】従って、摩擦力の変更、調整する押圧力調整機構がボルト、ナット機構で構成することができ、構造が簡素であり、又機構を最少の部品で構成することができる。又ロックレバーを回動可能に支持する支軸をボルト部材とし、これを操作ハンドル本体に対して軸方向に移動させる構造なので、操作レバー装置の他の構成部品や機構に影響することなく調整が行なえる。更に、摩擦力の変更、調整作業も支軸を軸方向に移動させることで行なうので、変更、調整作業も容易、確実であり、特別の熟練を必要とすることなく、作業者自身で容易、確実に行える。又支軸の軸方向移動で摩擦力を調整するので、微調整が行える。 【0052】請求項3は、請求項2において、支軸をボルト部材とし、ボルト部材を操作部に調整可能にネジ結合し、ボルト部材の回動で、ボルト部材を軸方向に移動させ、ボルトの頭部で、摩擦手段を押圧し、その摩擦力を変更、調整するようにしたので、支軸を構成するボルト部材を回動により、ボルト部材の頭部と操作部との間で摩擦手段を押圧することで調整がなされ、ボルト頭部とスロットルレバー間にバネ等を介装することで押圧機構、摩擦手段を構成することができる。従って、構造が簡素であり、又支軸は、ロックレバーの支軸を兼ねるので、構成部品が少なくて済み、且つボルト部材の締め、弛め作業なので調整作業が極めて容易であり、変更、調整も確実に行え、更にボルト部材の回動操作なので微調整を確実に行なえる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000005326 【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
|
| 【出願日】 |
平成10年6月26日(1998.6.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067356 【弁理士】 【氏名又は名称】下田 容一郎
|
| 【公開番号】 |
特開2000−4637(P2000−4637A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月11日(2000.1.11) |
| 【出願番号】 |
特願平10−181235 |
|