| 【発明の名称】 |
田植機の分割式苗載台の縦送りクラッチ |
| 【発明者】 |
【氏名】加藤 祐一
【氏名】松岡 秀樹
【氏名】西 陽一朗
【氏名】土井 邦夫
【氏名】前川 智史
|
| 【要約】 |
【課題】苗載台を着脱可能な分割苗載台と残りの主苗載台とに分割し、該主苗載台と分割苗載台の分割部分に縦送り駆動の伝達を断接する縦送りクラッチ機構を設けた田植機において、縦送りクラッチ機構の操作力は従来重かった。
【解決手段】断接を行うクラッチ機構の回転軸心より下方に、該クラッチ機構の摺動体160を摺動するホーク162の回動支点164を設け、該クラッチ機構の回転軸心より上方にホークへ回動力を伝えるアーム163を配置し、また、前記クラッチ機構を爪クラッチとし、分割苗載台側に爪クラッチを摺動するホークを設け、該ホークと前記アームを連結し、該アームの先端を主苗載台に設けたユニットクラッチレバー156に連結される操作アーム158を当接させて回動するようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 苗載台を着脱可能な分割苗載台と残りの主苗載台とに分割し、該主苗載台と分割苗載台の分割部分に縦送り駆動の伝達を断接する縦送りクラッチ機構を設けた田植機において、断接を行うクラッチ機構の回転軸心より下方に、該クラッチ機構の摺動体を摺動するホークの回動支点を設け、該クラッチ機構の回転軸心より上方にホークへ回動力を伝えるアームを配置したことを特徴とする田植機の分割式苗載台の縦送りクラッチ。 【請求項2】 前記クラッチ機構を爪クラッチとし、分割苗載台側に爪クラッチを摺動するホークを設け、該ホークと前記アームを連結し、該アームの先端を主苗載台に設けたユニットクラッチレバーに連結される操作アームを当接させて回動するようにしたことを特徴とする請求項1記載の田植機の分割式苗載台の縦送りクラッチ。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機機の苗載台の左右一側または両側を取り外して収納可能とした分割側の苗載台へ、縦送り駆動力を伝達するクラッチの構成に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、多条植え型田植機においては、搬送や移動や格納する場合には、苗載台が左右横方向にはみ出し、苗載台が邪魔になることがあるので、苗載台やガイドレールを折り畳んで収納させたり、左右端部の数条分を分割苗載台として取り外し、残りの複数条の主苗載台の後方や側方に収納させたり、苗載台を左右に分割可能に構成した技術が公知となっている。この苗載台を分割する構成における縦送り駆動の断接は、分割苗載台と主苗載台との合わせ面位置において、縦送り伝動軸に各々爪クラッチを対向して配置し、分割苗載台側の爪クラッチに操作用のホークを嵌合し、このホークにクラッチアームの先端を当接するように配置して、該アームを主苗載台に配置したユニット(条止め)クラッチレバーにワイヤーを介して連結していた。そして、前記ユニットクラッチレバーの回動操作でクラッチアームを回動させ、該クラッチアームを介して分割苗載台側のホークを回動して爪クラッチ「切」操作できるようにしていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記主苗載台側に配したクラッチアームの先端が当接するホークの位置は、ホークの回動支点に近い位置であったために、爪クラッチを切るためには大きな力が必要であった。つまり、ユニットクラッチレバーを回動操作するための操作力は大きくなるので、クラッチアームに連結されるワイヤーのアウターを支持する受けや、ホークやクラッチアーム等の各部品の剛性を高める必要があり、各部品の重量が増し、コストも高くなっていた。また、この爪クラッチを操作させるユニットクレッチレバーの操作力が、他のユニットクラッチレバーの操作力より大きくなり、操作に違和感があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。即ち、苗載台を着脱可能な分割苗載台と残りの主苗載台とに分割し、該主苗載台と分割苗載台の分割部分に縦送り駆動の伝達を断接する縦送りクラッチ機構を設けた田植機において、断接を行うクラッチ機構の回転軸心より下方に、該クラッチ機構の摺動体を摺動するホークの回動支点を設け、該クラッチ機構の回転軸心より上方にホークへ回動力を伝えるアームを配置したものである。また、前記クラッチ機構を爪クラッチとし、分割苗載台側に爪クラッチを摺動するホークを設け、該ホークと前記アームを連結し、該アームの先端を主苗載台に設けたユニットクラッチレバーに連結される操作アームを当接させて回動するようにしたものである。 【0005】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明する。図1は左右方向の長さを縮小可能とした苗載台を備えた田植機の全体側面図、図2は分割苗載台を主苗載台上に載せて収納した状態を示す後面図、図3は苗載台の後面図、図4は分割苗載台を主苗載台より取り外した状態を示す背面図、図5は苗載台の側面図、図6は分割苗載台の背面図、図7は苗載台の縦送り伝達構成を示す正面図、図8は苗載台の分割位置のクラッチ機構を示す正面図、図9は苗載台を分割した状態のクラッチ機構を示す正面図、図10は分割苗載台側のクラッチ機構を示す側面図部分断面図である。 【0006】まず、8条の乗用田植機について図1より全体構成から説明する。乗用田植機Aは走行部1の後部に昇降リンク機構27を介して植付部4が配置され、該走行部1は車体フレーム3前部上方にエンジン2を搭載し、前下部にフロントアクスルケースを介して前輪6を支持させると共に、後部にリヤアクスルケース7を介して後輪8を支持している。そして、前記エンジン2はボンネット9に覆われ、該ボンネット9の両側に予備苗載台10・10を配設し、該ボンネット9後部のダッシュボード5上に操向ハンドル14を配置し、該ボンネット9両側とその後部の車体フレーム3上を車体カバー12で覆い、操向ハンドル14後方位置に座席13を配置し、ボンネット9の両側と座席13前部と、座席13左右両側及び座席13後方をステップとしている。 【0007】そして、前記運転席13の側部には走行変速レバー30や植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー31や植付感度調節レバーが配置され、ダッシュボード下部のステップ上には主クラッチペダル32や左右ブレーキペダルが配設され、前記座席13後方には8条用の施肥機33が配設されている。 【0008】また、前記植付部4は苗載台16や植付爪17やセンターフロート34やサイドフロート35等から構成されており、前記苗載台16は前高後低に配設して、苗載台16の下部は下ガイドレール18、前面の上部は上ガイドレール19によって左右往復摺動自在に支持し、該下ガイドレール18及び上ガイドレール19は植付センターケース20よりフレーム等を介して支持されている。そして、植付センターケース20より連結パイプを介してチェーンケース21を平行に後方へ突出して、該チェーンケース21の後部に一方向に回転させるロータリーケース22を配置し、該ロータリーケース22の両側に一対の植付爪17・17を配置している。こうして、前進走行とともに苗載台16を左右に往復摺動して、この往復動に同期させて植付爪17を駆動して一株分の苗を切り出し、連続的に植え付け作業を行うように構成している。 【0009】また、前記植付センターケース20の前部にローリング支点軸を介して前記昇降リンク機構27と連結され、該昇降リンク機構27はトップリンク25やロワーリンク26等より構成され、座席13下方に配置した昇降シリンダ28によって植付部4を昇降できるようにしている。 【0010】次に、本発明の苗載台16の構成を説明する。前記苗載台16は、図2〜図6に示すように、進行方向右外側の二条分の苗載台を分割して分割苗載台16Dとし、機体中央側の固定された六条分の苗載台を主苗載台16Mとしており、前記分割苗載台16Dを着脱可能に構成して、該分割苗載台16Dを取り外して主苗載台16Mの後部上に載置係合して収納可能に構成している。なお、外側へ延長した下ガイドレールは前方へ回動して収納できるようにしており、サイドバンパーは内方向へ摺動して収納できるようにしている。 【0011】前記苗載台16は上面に各条毎に左右両側に前後方向にリブ16a・16a・・・を設けて、苗マットをリブ16a・16a・・・でガイドできるようにしており、前記分割苗載台16Dの左右両側のリブ16a・16a上の上下中途部には図3に示すように、把持部であるハンドル40L・40Rが設けられ、ハンドル40Lは後上方へ突出され、ハンドル40Rは側方へ突出して配置されている。そして、分割苗載台16Dを着脱する時にはハンドル40L・40Rを持って持ち上げて移動させるのである。 【0012】また、分割苗載台16Dの背面(前面)側の左右両側の上下中途部には、図6に示すように、嵌合ピン41L・41Rが下方に向かって突出され、後述する主苗載台16M上に設けた支持パイプ43L・43Rに挿入して載置固定できるようにしている。また、分割苗載台16Dの前上部、即ち、中央のリブの裏側(背面側)の上部に設けた前記上ガイドレール19の左右中央部の上面には係合孔42が開口されて、主苗載台16M上に設けた係合ピン44を係合して固定できるようにしている。このようにして3点で支持するようにしている。前記係合孔42はグリスを注入するための孔も兼用して、部品点数を削減している。 【0013】前記支持パイプ43L・43Rは図3に示すように、左から4条目の左側のリブ16aと5条目の右側のリブ16a上にそれぞれ固定されており、左側の支持パイプ43Lの取付部は後述するストッパーステー50に溶着し、ストッパーステー50をリブに固定することによって左右の支持パイプ43L・43Rの取付工数を減少できるようにしている。また、支持パイプ43L・43Rは連結杆49によって連結されて補強され、また、左側の支持パイプ43Lの上端は右側の支持パイプ43Rの上端よりも高く配置し、分割苗載台16Dの嵌合ピン41Lから差し込んでガイドとし、もう一方の嵌合ピン41Rを容易に挿入できるようにしている。また、4条目の右側のリブ16aの上部に前記係合ピン44が回動可能に配置されている。 【0014】また、分割苗載台16Dと主苗載台16Mを連結した作業状態では、ロック装置45によって固定されており、該ロック装置45は下ガイドレール18と上ガイドレール19と平行にパイプを横設して、該パイプ内にロックロッドを挿入し、該ロックロッドの一端にハンドルを設け、他端にロックカムを設けて、連結時にハンドルを回動してロックカムがパイプより抜けないロック装置45を構成している。 【0015】このようにして、分割苗載台16Dを外す場合には、ロック装置45を解除して、ハンドル40L・40Rを持って持ち上げて、そのままの状態で分割苗載台16Dを主苗載台16Mの上方位置まで移動して、嵌合ピン41L・41Rを支持パイプ43L・43Rに挿入し、係合ピン44を係合孔42に係合して固定するのである。 【0016】また、前記主苗載台16M背面の上部に左右に複数個(8条植えにおいて4個)のユニットクラッチレバー156・156・・・が配置され、任意の条の縦送りの停止操作(条止め操作)や施肥機33のクラッチ操作や植付爪の停止が行われる。 【0017】次に、苗載台16の縦送り構成について説明する。図7に示すように、苗載台16の各条下部には縦送りベルト140・140が巻装されている。該縦送りベルト140・140下部は縦送りローラ141に巻回され、該縦送りローラ141は縦送り伝達軸142a・142bに固定軸支される。該縦送り伝達軸142a・142bは断面を多角形状に形成して回転駆動を縦送りローラ141へ伝えられるようにしている。 【0018】前記縦送り伝達軸142は、主苗載台16Mの6条間において軸支される主伝達軸142bと、分割苗載台16Dの二条間に軸支される分割側伝達軸142aよりなり、該分割側伝達軸142aと主伝動軸142b端部との間に条止め分割クラッチ機構150が配置されている。前記主伝達軸142bは2条間隔毎にさらに三つに分割され、その分割した間が条止めクラッチ機構146によって動力が接続もしくは離脱可能に連結される。更に、前記主伝達軸142bの進行方向の右側から3条目と4条目との間位置の主伝達軸142b上にはフォロワーカム143が図示せぬワンウエイクラッチを介して連動連結されている。 【0019】前記フォロワーカム143には苗載台16の左右往復動の終端位置で、植付センターケース20より縦送り駆動が伝達され、フォロワーカム143を介して縦送り伝達軸142を設定角度で間欠的に駆動し、縦送りベルト140・140を駆動して苗マットを所定量で下方へ縦送りするのである。 【0020】次に、前記条止めクラッチ機構について説明する。まず、主苗載台16Mに設けられる条止めクラッチ機構について右端に設けられるクラッチ機構にて説明する。図7〜図10に示すように、主苗載台16Mの右端下部に軸収納部149が形成され、該軸収納部149内にクラッチ機構150を構成するボス状の爪クラッチボス部152が軸芯を左右方向に向け収納される。該爪クラッチボス部152の直右側方位置(図8、図9の紙面上で)には主伝達軸142bが位置される。該主伝達軸142bは多角形の筒軸であり伝達シャフト148に遊嵌している。該伝達シャフト148の端部は爪クラッチボス部152の軸心部内に嵌入して固定されている。 【0021】また、前記爪クラッチボス部152の左右両面には噛合爪152a・152aが刻設され、さらに該爪クラッチボス部152の軸心位置より外方向に軸部152bが突出され、該軸部152bにパイプ状に構成された前記分割側伝達軸142a端部が遊嵌され、該分割側伝達軸142aと主伝達軸142bの軸芯が一致するように構成している。 【0022】この爪クラッチボス部152の両側の主伝達軸142b上に筒状の爪クラッチ軸153が外嵌され、該爪クラッチ軸153内周の形状は主伝達軸142bの外形に合わせた多角形状とし、本実施例では断面視六角形として、爪クラッチ軸153が主伝達軸152bに対して相対回動不能で摺動可能に外嵌している。そして、該爪クラッチ軸153の端面に前記噛合爪152aと噛合可能な噛合爪153aを対向して形成し、該爪クラッチ軸153の反対側の主伝達軸142b上にはコイルバネ155を外嵌して、爪クラッチ軸153が右側(分割苗載台16D側)に付勢して、噛合爪152aと噛合爪153aが噛合するように付勢して、爪クラッチボス部152へ縦送り駆動力を伝達可能としている。 【0023】また、前記爪クラッチ軸153外周面にはホーク溝153bを形成し、該ホーク溝153b上方の主苗載台16M背面にクラッチ用ホーク154を枢支し、該クラッチ用ホーク154の先端部がホーク溝153bに挿入され係止している。該クラッチ用ホーク154他端は操作ワイヤー157と連結され、該操作ワイヤー157の他端は主苗載台16Mの背面上部に配置した前記ユニットクラッチレバー156と連結されて操作可能としている。こうして、該ユニットクラッチレバー156を操作して、コイルバネ155の付勢力に抗して爪クラッチ軸153を摺動させると、噛合爪152aと噛合爪153aの噛合が外れて主伝達軸142bへの動力伝達が断たれるようにしている。 【0024】また、図9に示すように、前記ホークアーム154の上方位置に取付プレート170が外方に突出して固設され、該取付プレート170に操作アーム158の途中部が枢支されている。該操作アーム158は正面視「く」字状に形成されて、操作アーム158の下部にピン等より成る当接部158aが形成されている。該操作アーム158の上部は操作ワイヤ159の一端が締結され、該操作ワイヤ159の他端は最も外側に設けた前記ユニットクラッチレバー156’に連結されている。 【0025】次に分割苗載台16Dに設けられる本発明のクラッチ機構について説明する。前記分割伝達軸142aも多角形(六角形)状の中空軸としており、該分割伝達軸142aの右端部(図8紙面において)を軸部152bに挿入して、その外周に摺動体として爪クラッチ軸160が相対回動不能で左右に摺動可能に外嵌されている。該爪クラッチ軸160の端面にはクラッチ爪160aが形成され、該クラッチ爪160aは前記爪クラッチボス部152の噛合爪152aと対向して配置され、該クラッチ爪160aと反対側の分割側伝達軸142a上にはコイルバネ161が外嵌されて、クラッチ爪160aと噛合爪152aが噛合するように付勢されている。 【0026】そして、前記爪クラッチ軸160の外周面にはホーク溝160bが形成されホーク162の一端が係合される。該ホーク162は図10に示すように、上方を開放した側面視「コ」字状に形成され、該ホーク162の開放した上部が前記ホーク溝160bに係合され、該ホーク162の底面に板体または丸棒を側面視略L字状に屈曲させた従動アーム163の下部が固設されている。該アーム163とホーク162下部は分割苗載台16Dから前後方向に突出された枢軸164に枢支され、該アーム163上部は爪クラッチ軸160の上方に延出されて、図8に示すように、前記当接部158aの側方に位置するように構成されている。 【0027】よって、前記ユニットクラッチレバー156’を操作しない状態において、分割苗載台16Dを取り外しても、直接連結した部材はないので、着脱の操作なしに分離可能となる。また、分割苗載台16Dを作業状態に連結した状態において、ユニットクラッチレバー156’を操作すると、操作アーム158が回動し、ホーク162を介して爪クラッチ軸160を切側(外側)へ移動させ、分割側伝達軸142aと主伝達軸142bとの動力伝達が断たれる。この時、前記ホーク162の回動支点は爪クラッチ軸160下方、つまり、クラッチ機構の回転軸心の下方に位置し、ホーク162を回動する前記当接部158aの当接位置、つまり、アーム163上部が力点となり、作用点となるホーク溝160bが支点となる枢軸164と力点の間にあるため、切り操作する力を軽くできるのである。言い換えれば、支点となる枢軸164が最下部に位置し、その上に作用点となるホーク溝160bが位置し、さらにその上に力点となるアーム163上部が位置し、支点と作用点の間の距離よりも支点と力点の間の距離のほうが長いので、操作力を軽減できるのである。 【0028】このように、前記爪クラッチ軸160の切り操作力が軽くなることで、操作ワイヤ159を支持する受けにかかる負担も減り、ユニットクラッチレバー156やアウタ受け等の各部品の変形や破損等によりクラッチ機構が切れなくなるといった不具合がなくなり、また、各部品に特別な剛性を持たせる必要がなくなり、軽量下とコストの低減が図られる。 【0029】また、分割苗載台16Dを主苗載台16Mに側方に取付けた状態で、ユニットクラッチレバー156を操作して分割苗載台16Dへの条止めクラッチ機構150を構成する爪クラッチ軸153を左側へ動力伝達の離脱操作ができ、分割苗載台16Dの縦送りの条止めを行うことができる。 【0030】 【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、苗載台を着脱可能な分割苗載台と残りの主苗載台とに分割し、該主苗載台と分割苗載台の分割部分に縦送り駆動の伝達を断接する縦送りクラッチ機構を設けた田植機において、断接を行うクラッチ機構の回転軸心より下方に、該クラッチ機構の摺動体を摺動するホークの回動支点を設け、該クラッチ機構の回転軸心より上方にホークへ回動力を伝えるアームを配置したので、クラッチ機構を断接するアームの力点が、ホークの回動支点に対して作用点より長くなり、クラッチ操作力を軽くすることができ、クラッチ機構及びその操作構成となる部品に過剰な負荷がかかることがなく、変形等によりクラッチ機構が切れなくなるといった不具合をなくすことができる。また、クラッチ機構やそれを操作するアームやホークの剛性を特別に高める必要がなく、安価で軽量な部品を使用でき、コストを削減することができるのである。また、クラッチ操作力を軽くすることで、このクラッチ操作を行うレバーと他の条止めを行う操作レバーとの操作力とに差がなくなり、レバー操作に違和感がなくなるのである。 【0031】また、請求項2記載の如く、前記クラッチ機構を爪クラッチとし、分割苗載台側に爪クラッチを摺動するホークを設け、該ホークと前記アームを連結し、該アームの先端を主苗載台に設けたユニットクラッチレバーに連結される操作アームを当接させて回動するようにしたので、特別なリンク機構を設けることなくホークにアームを連結したといった簡単な構成となり、クラッチ操作機構のコストを抑えた構成とすることができ、また、アームと操作アームを当接させた構成であるので、分割した苗載台を容易に着脱でき、クラッチ機構の分解・組立等の作業を不要とすることができるのである。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
|
| 【出願日】 |
平成11年4月27日(1999.4.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080621 【弁理士】 【氏名又は名称】矢野 寿一郎
|
| 【公開番号】 |
特開2000−308404(P2000−308404A) |
| 【公開日】 |
平成12年11月7日(2000.11.7) |
| 【出願番号】 |
特願平11−119063 |
|