| 【発明の名称】 |
トラクタ用肥料まき機における肥料送り出し装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】飯島 康宏
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| 【要約】 |
【課題】粒状肥料に比べ効力が同一で安価な粉状肥料を正確に施肥できるトラクタ用施肥機が提供されていない。それは粉状肥料が施肥機における送出装置などに固着するのが原因である。
【解決手段】前後の傾斜壁2Aと左右の垂直壁2Bで構成された肥料タンク2の下面開口部2Cに回転自在に設けられた繰出ベルト4は、前方のベルト車部4A、後方のベルト車部4B、両ベルト車部間に張設された繰出ベルト体4Cから構成され、繰出ベルト体4Cは、ベルト本体の表面に形成された第1肥料収納室、第2肥料収納室、第1肥料収納室内に突設された第1イボ状突起群、第2肥料収納室4C5内に突設された第2イボ状突起群からなり、肥料タンク内に繰出ベルトの上方部分を覆うように肥料増減調整板3が肥料タンク内に対し進退するよう構成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前後の傾斜壁(2A)と左右の垂直壁(2B)とで角錐状に構成され、下端には下面開口部(2C)が形成されている肥料タンク(2)からなるものにおいて、蓋状の肥料増減調整板(3)は、肥料タンクの下面開口部(2C)に対して開閉自在に装着され、肥料タンク(2)の下面開口部(2C)に回転自在に設けられた肥料を繰出す繰出ベルト(4)は、下面開口部(2C)の前方に位置する前方のベルト車部(4A)と、下面開口部(2C)の後方に位置する後方のベルト車部(4B)と、これら両ベルト車部間に張設された繰出ベルト体(4C)とから構成され、繰出ベルト体(4C)は、ベルト本体(4C1)と、ベルト本体の表面における左右辺に起立連設された左右縁(4C2)と、ベルト本体の表面に当該ベルト本体の進行方向とは直交方向をもって所定間隔(D1)で起立連設された仕切枠(4C3、4C3..)により、進行方向に対して交互に連設形成された第1肥料収納室(4C4)、第2肥料収納室(4C5)と、第1肥料収納室(4C4)内に突設された第1イボ状突起群(4C6)と、第2肥料収納室(4C5)内に突設された第2イボ状突起群(4C7)から構成されていることを特徴とするトラクタ用肥料まき機における肥料送り出し装置。 【請求項2】 前後の傾斜壁(2A)と左右の垂直壁(2B)とで角錐状に構成され、下端には下面開口部(2C)が形成されている肥料タンク(2)からなるものにおいて、蓋状の肥料増減調整板(3)は、肥料タンクの下面開口部(2C)に対して開閉自在に装着され、肥料タンク(2)の下面開口部(2C)に回転自在に設けられた肥料を繰出す繰出ベルト(4)は、下面開口部(2C)の前方に位置する前方のベルト車部(4A)と、下面開口部(2C)の後方に位置する後方のベルト車部(4B)と、これら両ベルト車部間に張設された繰出ベルト体(4C)とから構成され、前方のベルト車部(4A)における前方のベルト車(4A2)には左右のVプーリ溝(4A3)が刻設され、後方のベルト車部(4B)における後方のベルト車(4B2)には左右のVプーリ溝(4A3)が刻設され、繰出ベルト体(4C)は、ベルト本体(4C1)と、ベルト本体の表面における左右辺に起立連設された左右縁(4C2)と、ベルト本体の表面に当該ベルト本体の進行方向とは直交方向をもって所定間隔(D1)で起立連設された仕切枠(4C3、4C3..)により、進行方向に対して交互に連設形成された第1肥料収納室(4C4)、第2肥料収納室(4C5)と、第1肥料収納室(4C4)内に突設された第1イボ状突起群(4C6)と、第2肥料収納室(4C5)内に突設された第2イボ状突起群(4C7)と、ベルト本体の裏面に無端状に添着された左右のVプーリ溝(4A3)と左右のVプーリ溝(4B3)に嵌合するVベルト状の突条(4C8)から構成され、この突条(4C8)には下向き逆V字状の切欠き(4C81)が刻設されていることを特徴とするトラクタ用肥料まき機における肥料送り出し装置。 【請求項3】 前後の傾斜壁(2A)と左右の垂直壁(2B)とで角錐状に構成され、下端には下面開口部(2C)が形成されている肥料タンク(2)において、肥料タンクの下面開口部(2C)に対して開閉自在に装着された蓋状の肥料増減調整板(3)は、下面開口部(2C)に対応する基盤(3A)と、基盤の前辺に起立連設された断面逆L字状の前方突縁(3B)と、基盤の後辺に起立連設された断面逆L字状の後方突縁(3C)から構成され、これら前方突縁(3B)と後方突縁(3C)は、前後の傾斜壁(2A)の下辺近傍に水平方向をもって添着された前後のレール(3B1、3C1)に摺動自在に嵌合され、肥料タンク(2)の下面開口部(2C)に回転自在に設けられた肥料を繰出す繰出ベルト(4)は、下面開口部(2C)の前方に位置する前方のベルト車部(4A)と、下面開口部(2C)の後方に位置する後方のベルト車部(4B)と、これら両ベルト車部間に張設された繰出ベルト体(4C)とから構成され、前方のベルト車部(4A)は、前方の軸(4A1)に取付けられた前方のベルト車(4A2)と、この前方のベルト車の表面に左右位置をもって刻設された左右のVプーリ溝(4A3)から構成され、後方のベルト車部(4B)は、後方の軸(4B1)に取付けられた後方のベルト車(4B2)と、この後方のベルト車の表面に左右位置をもって刻設された左右のVプーリ溝(4B3)から構成され、繰出ベルト体(4C)は、ベルト本体(4C1)と、ベルト本体の表面における左右辺に起立連設された左右縁(4C2)と、ベルト本体の表面に当該ベルト本体の進行方向とは直交方向をもって所定間隔(D1)で起立連設された仕切枠(4C3、4C3..)により、進行方向に対して交互に連設形成された第1肥料収納室(4C4)、第2肥料収納室(4C5)と、第1肥料収納室(4C4)内に突設された第1イボ状突起群(4C6)と、第2肥料収納室(4C5)内に突設された第2イボ状突起群(4C7)と、ベルト本体の裏面に無端状に添着された左右のVプーリ溝(4A3)と左右のVプーリ溝(4B3)に嵌合するVベルト状の突条(4C8)から構成され、この突条(4C8)には下向き逆V字状の切欠き(4C81)が刻設され、第1イボ状突起群(4C6)は、適数個の第1イボ状突起単体(4C61)で構成され、第1イボ状突起単体(4C61)は、平面進行方向に長い楕円形の短い丸棒状に構成され、第1肥料収納室(4C4)内に進行方向側から見て前列と後列に所定間隔を存して並列状態で設けられ、一方、第2イボ状突起群(4C7)は、適数個の第2イボ状突起単体(4C71)で構成され、第2イボ状突起単体(4C71)は、平面進行方向に長い楕円形の短い丸棒状に構成され、第2肥料収納室(4C5)内に進行方向側から見て前列と後列に所定間隔を存して並列状態で設けられていると共に、当該第2イボ状突起単体(4C71)の配設状態は、第1イボ状突起単体(4C61)に対して千鳥状になるよう構成されていることを特徴とするトラクタ用肥料まき機における肥料送り出し装置。 【請求項4】 繰出ベルト(4)に代えた繰出ベルト(8)は、下面開口部(2C)の前方に位置する前方のベルト車部(8A)と、下面開口部(2C)の後方に位置する後方のベルト車部(8B)と、これら両ベルト車部間に張設された繰出ベルト体(8C)とから構成され、前方のベルト車部(8A)は、前方の軸(8A1)に取付けられた前方のベルト車(8A2)と、この前方のベルト車の表面に左右位置をもって刻設された左右のVプーリ溝(8A3)から構成され、後方のベルト車部(8B)は、後方の軸(8B1)に取付けられた後方のベルト車(8B2)と、この後方のベルト車の表面に左右位置をもって刻設された左右のVプーリ溝(8B3)から構成され、繰出ベルト体(8C)は、ベルト本体(8C1)と、ベルト本体の表面における左右辺に起立連設された左右縁(8C2)と、ベルト本体の表面に当該ベルト本体の進行方向とは直交方向をもって所定間隔(D1)で起立連設された仕切枠(8C3、8C3..)により、進行方向に対して交互に連設形成された第1肥料収納室(8C4)、第2肥料収納室(8C5)と、第1肥料収納室(8C4)内に突設された第1イボ状突起群(8C6)と、第2肥料収納室(8C5)内に突設された第2イボ状突起群(8C7)と、ベルト本体の裏面に無端状に添着された左右のVプーリ溝(8A3)と左右のVプーリ溝(8B3)に嵌合するVベルト状の突条(8C8)から構成され、この突条(8C8)には下向き逆V字状の切欠きが刻設され、第1イボ状突起群(8C6)は、適数個の第1イボ状突起単体(8C61)で構成され、第1イボ状突起単体(8C61)は、平面進行方向に長い楕円形の短い丸棒状に構成され、第1肥料収納室(8C4)内に進行方向側から見て、中央列として所定間隔を存して並列状態で設けられ、一方、第2イボ状突起群(8C7)は、適数個の第2イボ状突起単体(8C71)で構成され、第2イボ状突起単体(8C71)は、平面進行方向に長い楕円形の短い丸棒状に構成され、第2肥料収納室(8C5)内に進行方向側から見て前列と後列に所定間隔を存して並列状態で設けられていると共に、当該第2イボ状突起単体(8C71)の配設状態は、第1イボ状突起単体(8C61)に対して千鳥状になるよう構成されている請求項3記載のトラクタ用肥料まき機における肥料送り出し装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、粉状肥料と粒状肥料に好適なトラクタ用肥料まき機における肥料送り出し装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、北海道農業においては、その殆どがトラクター使用による作業である。畑作用のトラクター用肥料まき機は色々使用されているが、いずれも平坦地での施肥作業に於ては概ね良好であるが、上がり下がり、あるいは左右の傾斜地での施肥作業にあっては、その施肥量のバラツキが大であるため、作物の発育が不良になる。ちなみに作物に対する施肥量のバラツキ許容量は5/100以内である。(道立試験場調) 【0003】 【発明が解決しようとする課題】トラクタ用肥料まき機の最も重要部分は、肥料送出部の機構であることは云うを待たない。肥料送出部の必要条件は、肥料の粉が送出装置の器具に固着しにくい構造であること、及び材料であることである。傾斜地の畑に於ても平坦地のそれに比して施肥量のバラツキが許容量以内になるような肥料送出機構であること。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は下記のようになるものである。すなわち、第1発明は、前後の傾斜壁2Aと左右の垂直壁2Bとで角錐状に構成され、下端には下面開口部2Cが形成されている肥料タンク2からなるものにおいて、A.蓋状の肥料増減調整板3は、肥料タンクの下面開口部2Cに対して開閉自在に装着され、B.肥料タンク2の下面開口部2Cに回転自在に設けられた肥料を繰出す繰出ベルト4は、下面開口部2Cの前方に位置する前方のベルト車部4Aと、下面開口部2Cの後方に位置する後方のベルト車部4Bと、これら両ベルト車部間に張設された繰出ベルト体4Cとから構成され、繰出ベルト体4Cは、ベルト本体4C1と、ベルト本体の表面における左右辺に起立連設された左右縁4C2と、ベルト本体の表面に当該ベルト本体の進行方向とは直交方向をもって所定間隔D1で起立連設された仕切枠4C3、4C3..により、進行方向に対して交互に連設形成された第1肥料収納室4C4、第2肥料収納室4C5と、第1肥料収納室4C4内に突設された第1イボ状突起群4C6と、第2肥料収納室4C5内に突設された第2イボ状突起群4C7から構成されているトラクタ用肥料まき機における肥料送り出し装置である。 【0005】第2発明は、前後の傾斜壁2Aと左右の垂直壁2Bとで角錐状に構成され、下端には下面開口部2Cが形成されている肥料タンク2からなるものにおいて、A.蓋状の肥料増減調整板3は、肥料タンクの下面開口部2Cに対して開閉自在に装着され、B.肥料タンク2の下面開口部2Cに回転自在に設けられた肥料を繰出す繰出ベルト4は、下面開口部2Cの前方に位置する前方のベルト車部4Aと、下面開口部2Cの後方に位置する後方のベルト車部4Bと、これら両ベルト車部間に張設された繰出ベルト体4Cとから構成され、C.前方のベルト車部4Aにおける前方のベルト車4A2には左右のVプーリ溝4A3が刻設され、後方のベルト車部4Bにおける後方のベルト車4B2には左右のVプーリ溝4A3が刻設され、D.繰出ベルト体4Cは、ベルト本体4C1と、ベルト本体の表面における左右辺に起立連設された左右縁4C2と、ベルト本体の表面に当該ベルト本体の進行方向とは直交方向をもって所定間隔D1で起立連設された仕切枠4C3、4C3..により、進行方向に対して交互に連設形成された第1肥料収納室4C4、第2肥料収納室4C5と、第1肥料収納室4C4内に突設された第1イボ状突起群4C6と、第2肥料収納室4C5内に突設された第2イボ状突起群4C7と、ベルト本体の裏面に無端状に添着された左右のVプーリ溝4A3と左右のVプーリ溝4B3に嵌合するVベルト状の突条4C8から構成され、この突条4C8には下向き逆V字状の切欠き4C81が刻設されているトラクタ用肥料まき機における肥料送り出し装置である。 【0006】第3発明は、前後の傾斜壁2Aと左右の垂直壁2Bとで角錐状に構成され、下端には下面開口部2Cが形成されている肥料タンク2において、A.肥料タンクの下面開口部2Cに対して開閉自在に装着された蓋状の肥料増減調整板3は、下面開口部2Cに対応する基盤3Aと、基盤の前辺に起立連設された断面逆L字状の前方突縁3Bと、基盤の後辺に起立連設された断面逆L字状の後方突縁3Cから構成され、これら前方突縁3Bと後方突縁3Cは、前後の傾斜壁2Aの下辺近傍に水平方向をもって添着された前後のレール3B1、3C1に摺動自在に嵌合され、B.肥料タンク2の下面開口部2Cに回転自在に設けられた肥料を繰出す繰出ベルト4は、下面開口部2Cの前方に位置する前方のベルト車部4Aと、下面開口部2Cの後方に位置する後方のベルト車部4Bと、これら両ベルト車部間に張設された繰出ベルト体4Cとから構成され、前方のベルト車部4Aは、前方の軸4A1に取付けられた前方のベルト車4A2と、この前方のベルト車の表面に左右位置をもって刻設された左右のVプーリ溝4A3から構成され、後方のベルト車部4Bは、後方の軸4B1に取付けられた後方のベルト車4B2と、この後方のベルト車の表面に左右位置をもって刻設された左右のVプーリ溝4B3から構成され、C.繰出ベルト体4Cは、ベルト本体4C1と、ベルト本体の表面における左右辺に起立連設された左右縁4C2と、ベルト本体の表面に当該ベルト本体の進行方向とは直交方向をもって所定間隔D1で起立連設された仕切枠4C3、4C3..により、進行方向に対して交互に連設形成された第1肥料収納室4C4、第2肥料収納室4C5と、第1肥料収納室4C4内に突設された第1イボ状突起群4C6と、第2肥料収納室4C5内に突設された第2イボ状突起群4C7と、ベルト本体の裏面に無端状に添着された左右のVプーリ溝4A3と左右のVプーリ溝4B3に嵌合するVベルト状の突条4C8から構成され、この突条4C8には下向き逆V字状の切欠き4C81が刻設され、第1イボ状突起群4C6は、適数個の第1イボ状突起単体4C61で構成され、第1イボ状突起単体4C61は、平面進行方向に長い楕円形の短い丸棒状に構成され、第1肥料収納室4C4内に進行方向側から見て前列と後列に所定間隔を存して並列状態で設けられ、一方、第2イボ状突起群4C7は、適数個の第2イボ状突起単体4C71で構成され、第2イボ状突起単体4C71は、平面進行方向に長い楕円形の短い丸棒状に構成され、第2肥料収納室4C5内に進行方向側から見て前列と後列に所定間隔を存して並列状態で設けられていると共に、当該第2イボ状突起単体4C71の配設状態は、第1イボ状突起単体4C61に対して千鳥状になるよう構成されているトラクタ用肥料まき機における肥料送り出し装置である。 【0007】第3発明は、下記のように構成することができる。繰出ベルト4に代えた繰出ベルト8は、下面開口部2Cの前方に位置する前方のベルト車部8Aと、下面開口部2Cの後方に位置する後方のベルト車部8Bと、これら両ベルト車部間に張設された繰出ベルト体8Cとから構成され、A.前方のベルト車部8Aは、前方の軸8A1に取付けられた前方のベルト車8A2と、この前方のベルト車の表面に左右位置をもって刻設された左右のVプーリ溝8A3から構成され、B.後方のベルト車部8Bは、後方の軸8B1に取付けられた後方のベルト車8B2と、この後方のベルト車の表面に左右位置をもって刻設された左右のVプーリ溝8B3から構成され、C.繰出ベルト体8Cは、ベルト本体8C1と、ベルト本体の表面における左右辺に起立連設された左右縁8C2と、ベルト本体の表面に当該ベルト本体の進行方向とは直交方向をもって所定間隔D1で起立連設された仕切枠8C3、8C3..により、進行方向に対して交互に連設形成された第1肥料収納室8C4、第2肥料収納室8C5と、第1肥料収納室8C4内に突設された第1イボ状突起群8C6と、第2肥料収納室8C5内に突設された第2イボ状突起群8C7と、a.ベルト本体の裏面に無端状に添着された左右のVプーリ溝8A3と左右のVプーリ溝8B3に嵌合するVベルト状の突条8C8から構成され、この突条8C8には下向き逆V字状の切欠きが刻設され、b.第1イボ状突起群8C6は、適数個の第1イボ状突起単体8C61で構成され、第1イボ状突起単体8C61は、平面進行方向に長い楕円形の短い丸棒状に構成され、第1肥料収納室8C4内に進行方向側から見て、中央列として所定間隔を存して並列状態で設けられ、一方、第2イボ状突起群8C7は、適数個の第2イボ状突起単体8C71で構成され、c.第2イボ状突起単体8C71は、平面進行方向に長い楕円形の短い丸棒状に構成され、第2肥料収納室8C5内に進行方向側から見て前列と後列に所定間隔を存して並列状態で設けられていると共に、当該第2イボ状突起単体8C71の配設状態は、第1イボ状突起単体8C61に対して千鳥状になるよう構成されている。 【0008】 【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を参照して説明する。1は本発明のトラクタ用肥料まき機における肥料送り出し装置である。2は肥料タンクで、前後の傾斜壁2Aと左右の垂直壁2Bとで角錐状に構成され、下端には下面開口部2Cが形成されている。2Dは後の傾斜壁2Aに設けられた開閉自在の蓋2D1を有する掃除口である。 【0009】3は肥料タンクの下面開口部2Cに対して開閉自在に装着された蓋状の肥料増減調整板である。すなわち、この肥料増減調整板3は、下面開口部2Cに対応する基盤3Aと、基盤の前辺に起立連設された断面逆L字状の前方突縁3Bと、基盤の後辺に起立連設された断面逆L字状の後方突縁3Cから構成されている。これら前方突縁3Bと後方突縁3Cは、前後の傾斜壁2Aの下辺近傍に水平方向をもって添着された前後のレール3B1、3C1に摺動自在に嵌合されている。この結果、肥料増減調整板より側方に突設したアーム6Aを支持して内外方向に進退することができる。 【0010】4はこの肥料タンク2の下面開口部2Cに回転自在に設けられた肥料を繰出す繰出ベルトで、下面開口部2Cの前方に位置する前方のベルト車部4Aと、下面開口部2Cの後方に位置する後方のベルト車部4Bと、これら両ベルト車部間に張設された繰出ベルト体4Cとから構成されている。前方のベルト車部4Aは、前方の軸4A1に取付けられた前方のベルト車4A2と、この前方のベルト車の表面に左右位置をもって刻設された左右のVプーリ溝4A3から構成されている。後方のベルト車部4Bは、後方の軸4B1に取付けられた後方のベルト車4B2と、この後方のベルト車の表面に左右位置をもって刻設された左右のVプーリ溝4B3から構成されている。この場合、図20のごとく、前方のベルト車4A2の直径を後方のベルト車4B2の直径より長く構成することができる。 【0011】繰出ベルト体4Cは、ベルト本体4C1と、ベルト本体の表面における左右辺に起立連設された左右縁4C2と、ベルト本体の表面に当該ベルト本体の進行方向とは直交方向をもって所定間隔D1で起立連設された仕切枠4C3、4C3..により、進行方向に対して交互に連設形成された第1肥料収納室4C4、第2肥料収納室4C5と、第1肥料収納室4C4内に突設された第1イボ状突起群4C6と、第2肥料収納室4C5内に突設された第2イボ状突起群4C7と、ベルト本体の裏面に無端状に添着された左右のVプーリ溝4A3と左右のVプーリ溝4B3に嵌合するVベルト状の突条4C8から構成されている。この突条4C8には下向き逆V字状の切欠き4C81が刻設されている。 【0012】そこで、第1イボ状突起群4C6は、適数個の第1イボ状突起単体4C61で構成され、第1イボ状突起単体4C61は、平面進行方向に長い楕円形の短い丸棒状に構成され、第1肥料収納室4C4内に進行方向側から見て前列と後列に所定間隔を存して並列状態で設けられている。一方、第2イボ状突起群4C7は、適数個の第2イボ状突起単体4C71で構成され、第2イボ状突起単体4C71は、平面進行方向に長い楕円形の短い丸棒状に構成され、第2肥料収納室4C5内に進行方向側から見て前列と後列に所定間隔を存して並列状態で設けられていると共に、当該第2イボ状突起単体4C71の配設状態は、第1イボ状突起単体4C61に対して千鳥状になるよう構成されている。 【0013】繰出ベルト体4Cの詳細は、下記の通りである。 A.ベルト本体4C1についてa.ベルト本体の巾イ〜約150mm。 b.ベルト本体の厚さロ〜約3mm。 c.ベルト本体の円周長さ〜約420mm。 B.左右縁4C2の高さハ〜約12mm。 C.仕切枠4C3の高さニ〜約12mm。 D.仕切枠4C3の幅ホ〜約3mm。 E.第1イボ状突起単体あるいは第2イボ状突起単体についてa.第1イボ状突起単体あるいは第2イボ状突起単体の高さヘ〜約6mm。 b.第1イボ状突起単体あるいは第2イボ状突起単体の長手方向の直径ト〜約6mm。 c.第1イボ状突起単体あるいは第2イボ状突起単体の短手方向の直径チ〜約3mm。 d.繰出ベルト体4Cの進行方向と直交方向における第1イボ状突起単体あるいは第2イボ状突起単体同士の隣接する間隔リ〜約10mm。 e.繰出ベルト体4Cの進行方向における第1イボ状突起単体同士あるいは第2イボ状突起単体同士の隣接する間隔ヌ〜約0.5mm。 f.仕切枠4C3と第1イボ状突起単体あるいは第2イボ状突起単体の間隔ル〜約0.5mm。 F.繰出ベルト体4Cは中硬質のゴムで構成されている。 G.左右縁4C2には当該ベルト本体の長手方向とは直交方向をもって側面V字状の込み4C21が刻設され、また、Vベルト状の突条4C8にも逆V字状の切欠き4C81が刻設されている。 H.この繰出ベルト4の上方部分は、肥料増減調整板3に下方から近接する状態で配設されている。 I.粒状肥料9の1粒の大きさは約1mm〜6mmである。 【0014】したがって、この繰出ベルトを回転させると、群設されているイボ状突起群上に載っている肥料は、これらイボ状突起群が下方を向いた状態になった時、落下散布されることになる。同時に繰出ベルト4の表面に付着している粉肥料は、当該繰出ベルトの表面が伸縮するので剥離され落下する。 【0015】5は動輪で、繰出ベルト4と連動するよう構成されている。動輪が回転すれば連動している繰出ベルトが、図5の矢印方向に回る。図1は肥料送り出し装置1をフレーム10に適数個配設した場合を示している。この場合、各肥料増減調整板3は連杆6で連結しておき、同時に操作するように構成されている。繰出される肥料の量の増減は、肥料増減調整板3の操作により行われている。7は肥料タンク2内に回転自在に横架された公知のアジテータである。7Aはこのアジテータ側のギヤで、繰出ベルト4側のギヤ4Eとはチェン7Bで連結されている。 【0016】他の実施例の繰出ベルトについて説明する。図16〜図19を参照する。すなわち、8はこの肥料タンク2の下面開口部2Cに回転自在に設けられた肥料を繰出す他の実施例の繰出ベルトで、下面開口部2Cの前方に位置する前方のベルト車部8Aと、下面開口部2Cの後方に位置する後方のベルト車部8Bと、これら両ベルト車部間に張設された繰出ベルト体8Cとから構成されている。前方のベルト車部8Aは、前方の軸8A1に取付けられた前方のベルト車8A2と、この前方のベルト車の表面に左右位置をもって刻設された左右のVプーリ溝8A3から構成されている。後方のベルト車部8Bは、後方の軸8B1に取付けられた後方のベルト車8B2と、この後方のベルト車の表面に左右位置をもって刻設された左右のVプーリ溝8B3から構成されている。 【0017】この繰出ベルト体8Cは、ベルト本体8C1と、ベルト本体の表面における左右辺に起立連設された左右縁8C2と、ベルト本体の表面に当該ベルト本体の進行方向とは直交方向をもって所定間隔D1で起立連設された仕切枠8C3、8C3..により、進行方向に対して交互に連設形成された第1肥料収納室8C4、第2肥料収納室8C5と、第1肥料収納室8C4内に突設された第1イボ状突起群8C6と、第2肥料収納室8C5内に突設された第2イボ状突起群8C7と、ベルト本体の裏面に無端状に添着された左右のVプーリ溝8A3と左右のVプーリ溝8B3に嵌合するVベルト状の突条8C8から構成されている。この突条8C8には下向き逆V字状の切欠きが刻設されている。 【0018】そこで、第1イボ状突起群8C6は、適数個の第1イボ状突起単体8C61で構成され、第1イボ状突起単体8C61は、平面進行方向に長い楕円形の短い丸棒状に構成され、第1肥料収納室8C4内に進行方向側から見て、中央列として所定間隔を存して並列状態で設けられている。一方、第2イボ状突起群8C7は、適数個の第2イボ状突起単体8C71で構成され、第2イボ状突起単体8C71は、平面進行方向に長い楕円形の短い丸棒状に構成され、第2肥料収納室8C5内に進行方向側から見て前列と後列に所定間隔を存して並列状態で設けられていると共に、当該第2イボ状突起単体8C71の配設状態は、第1イボ状突起単体8C61に対して千鳥状になるよう構成されている。 【0019】 【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。 1.肥料タンクの下面開口部に設けた繰出ベルトの表面にイボ状突起群が形成され、その上面外周に添った蓋状の肥料増減調整板を設置してあるから、肥料増減調整板を肥料タンクの内外へ移動させると、肥料送り出し量を加減することができる。 2.同時に群設されたイボ状突起群の上に載っている肥料は、そのまま肥料タンクの外に出て落下する。すなわち、肥料増減調整板3を肥料タンクの内方(図9における矢印左)に動かすと、肥料タンク内に位置する肥料運搬用のイボ状突起群に蓋をすることになり、肥料の送り出し量が小となり、肥料増減調整板を外方(図6における矢印右)に動かすと肥料の送り出し量が大となる。この結果、圃場が平地は勿論、上がり下がり、左右の傾斜地においても、粉状肥料及び粒状肥料を正確に施肥する作業が可能である。 【0020】3.繰出ベルトの表面にイボ状突起群があるので、肥料を繰出す時、肥料と繰出ベルトの接触面にスリップがない。 4.イボ状突起単体の高さが約6mmであるので、肥料増減調整板の働きが正確である。すなわち、粒状肥料9の1粒の大きさは主として約1mm〜6mmである。 5.イボ状突起単体の高さが約6mm、直径は約6mm、隣接する間隔は約0.5mmの大きさに構成したので、粉状肥料を比較的固着しにくくすることができるから、粉状肥料を正確に施肥することができる。 6.繰出ベルトの裏面中心部にはVベルト状の突条が設けられているので、繰出ベルトの横滑りを防止することができると共に、繰出ベルトの回転時のスリップを防止することができる。 7.Vベルト状の突条には側面V字状の切込みが刻設されているので、繰出ベルト体はベルト車が小径のものであっても確実に回転させることができる。本繰出ベルトにて室内に於ける色々の傾斜時の実演テストの結果、希望通りの成績が得られた。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000235428 【氏名又は名称】飯島 康宏
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| 【出願日】 |
平成11年4月12日(1999.4.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100069176 【弁理士】 【氏名又は名称】川成 靖夫
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| 【公開番号】 |
特開2000−287515(P2000−287515A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月17日(2000.10.17) |
| 【出願番号】 |
特願平11−103555 |
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