| 【発明の名称】 |
施肥装置付き田植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】園田 義昭
【氏名】中川 善清
【氏名】松村 哲也
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| 【要約】 |
【課題】肥料繰出し機構を、そのコンパクト性を損なうことなくコストダウンしたり取扱い易くする等の合理化を図る。
【解決手段】ホッパ13から肥料を繰出しロールRに導く供給経路wが開通する開き姿勢と遮断する閉じ姿勢とに切換え自在なバネ板製のシャッタ26を3個並設し、開き姿勢ではシャッタ26が平板状となって供給経路wを遮断し、閉じ姿勢ではシャッタ26がホッパ内側壁に沿うように折り曲げられて供給経路wから退く。いずれの姿勢でもシャッタ26はロールケース18内に収容される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 肥料を貯留するホッパと、このホッパの肥料を所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えて施肥装置を構成し、前記ホッパを、ホッパ本体と、後部の支点周りで揺動自在に該ホッパ本体に枢支されたホッパ蓋とで構成し、そのホッパ蓋を、前記支点回りで下降揺動して前記ホッパ本体の上面に形成された開口を閉塞する閉じ姿勢と、前記支点回りで上昇揺動して前記開口を開放する開き姿勢とに姿勢変更自在に構成し、前記ホッパ蓋又は前記ホッパ本体のいずれかに、前記ホッパ蓋の上昇揺動に伴って乗り越え可能な突起を形成するとともに、その乗り越えられた突起が前記ホッパ蓋の重力による下降揺動を係止して該ホッパ蓋の開き姿勢を維持可能に構成してある施肥装置付き田植機。 【請求項2】 肥料を貯留するホッパの下方に、該ホッパから流下する肥料を所定量ずつ繰り出す繰出し機構を備えて肥料供給装置を構成し、前記繰出し機構を、外周に肥料入り込み用の凹部が形成された繰出しロールと、この繰り出しロールを回転自在に支承して収容するロールケースとで構成し、前記ホッパから流下する肥料を前記繰出しロールに導く供給経路が開通される開き姿勢と、前記供給経路が遮断される閉じ姿勢とに切換え自在なシャッタを複数設けるとともに、これらいずれの姿勢でも前記シャッタが前記ロールケース内に収容される状態に構成してある施肥装置付き田植機。 【請求項3】 前記シャッタを可撓性を有した板材で形成し、前記開き姿勢では前記シャッタが平板状となって前記供給経路を遮断し、かつ、前記閉じ姿勢では前記シャッタがホッパ内側壁に沿うように折り曲げられて前記供給経路から退く構成としてある請求項2に記載の施肥装置付き田植機。 【請求項4】 前記シャッタに連結されたロッドを前記ロールケースから外部に突設し、そのロッドの押し込み操作で前記シャッタの開き姿勢が現出され、かつ、前記ロッドの引き出し操作で前記シャッタの閉じ姿勢が現出されるように構成してある請求項2又は3に記載の施肥装置付き田植機。 【請求項5】 前記ロールケースにおける前記ロッドを貫通させる挿通孔を、前記シャッタが前記ロースケースに組付けられた状態における前記ロッドの正規の突設位置を一端とする左右方向に長い横長孔と、この横長孔の他端に引き続く上下方向に長い縦長孔とで成る略L字形状に形成してある請求項4に記載の施肥装置付き田植機。 【請求項6】 前記ロッドの正規の位置における該ロッドの押し引き移動のみを許容する操作孔を備えた蓋部材を、前記ロールケースに着脱自在に装備してある請求項5に記載の施肥装置付き田植機。 【請求項7】 複数の前記シャッタのうちのいずれかを、薬剤供給用のものに構成してある請求項2〜6のいずれか1項に記載の施肥装置付き田植機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、施肥装置付き田植機に係り、詳しくは、肥料貯留用ホッパの蓋の開け閉め構造をコンパクトに構成するとか、肥料繰出し機構をコンパクトでその繰出し量調節操作が容易に行える等の合理化を図る技術に関する。 【0002】 【従来の技術】田植機に搭載される施肥装置は、特開平5‐316846号公報で示された植付装置側に装備される構造のものや、特開平10‐304722号公報で示された機体後部側に装備される構造のもの等の種々のものが知られている。いずれの公報に示されたものでも、繰出し機構でホッパの肥料を所定量ずつ順次繰り出し、その繰り出された肥料を植付装置に備えた作溝器から圃場に供給する構造を採っていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】施肥装置では、複数の条における施肥量を均一化したり絶対量を変更したりするために、各条毎の繰出し機構に単位時間当たりの繰出し量を調節する機構を備えている。その構造は前記前者の公報に示されたように、繰出しロールの凹部の幅をネジ込み操作で調節するものであり、調節幅が無段に選べる利点がある。しかしながら、実際にはあまり精度の高い微調節は行わなくても済むことが判ってきたので、構造が複雑であり、部品点数も多くなる前記前者の公報に示された施肥量調節機構には割高感があった。 【0004】又、肥料貯留用ホッパには上面に開閉自在なホッパ蓋が装備されており、肥料補給時にはホッパ蓋を開くのであるが、その開き角度が必要以上に大きいものであった。すなわち、開けたときのホッパ蓋の重心がその支点位置を通り越す、所謂デッドポイント越えによって開き姿勢を維持させるからであり、ホッパ蓋の開閉操作を迅速に行い難いとか、開き姿勢の蓋が遠く離れて閉じ操作するときにホッパ蓋に手が届き難いといった傾向があり、改善の余地が残されていた。 【0005】上記実情に鑑みて本発明は、肥料繰出し機構やホッパ構造を、コストダウンしたり取扱い易くする等の合理化を図ることを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】〔構成〕第1発明は、施肥装置付き田植機において、肥料を貯留するホッパと、このホッパの肥料を所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えて施肥装置を構成し、ホッパを、ホッパ本体と、後部の支点周りで揺動自在にホッパ本体に枢支されたホッパ蓋とで構成し、そのホッパ蓋を、支点回りで下降揺動してホッパ本体の上面に形成された開口を閉塞する閉じ姿勢と、支点回りで上昇揺動して開口を開放する開き姿勢とに姿勢変更自在に構成し、ホッパ蓋又はホッパ本体のいずれかに、ホッパ蓋の上昇揺動に伴って乗り越え可能な突起を形成するとともに、その乗り越えられた突起がホッパ蓋の重力による下降揺動を係止してホッパ蓋の開き姿勢を維持可能に構成してあることを特徴とする。 【0007】第2発明は、施肥装置付き田植機において、肥料を貯留するホッパの下方に、ホッパから流下する肥料を所定量ずつ繰り出す繰出し機構を備えて肥料供給装置を構成し、繰出し機構を、外周に肥料入り込み用の凹部が形成された繰出しロールと、この繰り出しロールを回転自在に支承して収容するロールケースとで構成し、ホッパから流下する肥料を繰出しロールに導く供給経路が開通される開き姿勢と、供給経路が遮断される閉じ姿勢とに切換え自在なシャッタを設けるとともに、これらいずれの姿勢でもシャッタがロールケース内に収容される状態に構成してあることを特徴とする。 【0008】第3発明は、第2発明において、シャッタを可撓性を有した板材で形成し、開き姿勢ではシャッタが平板状となって供給経路を遮断し、かつ、閉じ姿勢ではシャッタがホッパ内側壁に沿うように折り曲げられて供給経路から退く構成としてあることを特徴とする。 【0009】第4発明は、第2又は第3発明において、シャッタに連結されたロッドをロールケースから外部に突設し、そのロッドの押し込み操作でシャッタの開き姿勢が現出され、かつ、ロッドの引き出し操作でシャッタの閉じ姿勢が現出されるように構成してあることを特徴とする。 【0010】第5発明は、第4発明において、ロールケースにおけるロッドを貫通させる挿通孔を、シャッタがロースケースに組付けられた状態におけるロッドの正規の突設位置を一端とする左右方向に長い横長孔と、この横長孔の他端に引き続く上下方向に長い縦長孔とで成る略L字形状に形成してあることを特徴とする。 【0011】第6発明は、第5発明において、ロッドの正規の位置におけるロッドの押し引き移動のみを許容する操作孔を備えた蓋部材を、ロールケースに着脱自在に装備してあることを特徴とする。 【0012】第7発明は、第2〜6発明において、複数のシャッタのうちのいずれかを、薬剤供給用のものに構成してあることを特徴とする。 【0013】〔作用〕請求項1の構成によれば、ホッパ蓋又はホッパ本体のいずれかに、ホッパ蓋の上昇揺動に伴って乗り越え可能な突起を形成して、その乗り越えられた突起がホッパ蓋の重力による下降揺動を係止して開き姿勢に維持するようになるので、肥料供給に必要なだけの開き角度(例:水平から75度)でホッパ蓋を止めるデテント機能が発揮されるようになり、従来のような開き過ぎ(例:水平から100度)が解消することができる。 【0014】故に、開閉操作角度が小さくなって開閉操作が迅速に行えるとともに、開き姿勢のホッパ蓋に手が届き易くもなって開閉操作性が改善されるようになる。又、そのための係止手段を、デテント機能が生じるべくホッパ蓋又はホッパ本体に突起を形成するだけの簡単なもので済むようになる。 【0015】請求項2の構成によれば、ホッパから流下する肥料を繰出しロールに導く供給経路が開通される開き姿勢と、供給経路が遮断される閉じ姿勢とに切換え自在なシャッタを複数設けたので、開き姿勢の数と閉じ姿勢の数との組み合わせによって単位時間当たりの繰り出し量を複数段に調節することがきる。そして、シャッタは常にロールケールに収容されているので、例えばロールケースを貫通してシャッタを外部に出すことで開き姿勢を現出させる構造に比べて、ロールケースに貫通部分が減る又は無くなるので、肥料漏れやゴミ等が外部から入ることが減少又は解消され、シール性が向上するようになる。 【0016】圃場への肥料供給量は、厳密に調節しなければならないというものではなく、ほぼ同じであれば十分であってあまり厳しい精度を要求しなくても良いことが判ってきたので、従来のようなネジ式の無段階調節構造に変えて、比較的構造が簡単になる複数段切換え式の採用が可能になったのである。 【0017】請求項3の構成によれば、次のような作用が得られる。シャッタを可撓性を有した板材で形成し、開き姿勢ではシャッタが平板状となって供給経路を遮断し、かつ、閉じ姿勢ではシャッタがホッパ内側壁に沿うように折り曲げられて供給経路から退くので、ロールケースにおけるシャッタ収容部が外方に大きく突出しないようにすることができる。つまり、ロールケースを大型化することなくシャッタのケース内装構造を実現させることができる。 【0018】請求項4の構成によれば、シャッタに連結されたロッドをロールケースから外部に突設し、そのロッドの押し込み操作でシャッタの開き姿勢が現出され、かつ、ロッドの引き出し操作でシャッタの閉じ姿勢が現出されるように構成したので、ケース内装のシャッタを外部から操作できて便利であるとともに、そのためにロールケースに形成されるロッド貫通用の孔は小さなもので済み、シール性を良好にすることができる。又、ロッドが押し込まれた状態で施肥可能となるので、施肥作業中にロッドが突出して邪魔になるということが生じ難い。 【0019】請求項5の構成によれば、ロールケースにおけるロッドを貫通させる挿通孔を、シャッタがロールケースに組付けられた状態におけるロッドの正規の突設位置を一端とする左右方向に長い横長孔と、この横長孔の他端に引き続く上下方向に長い縦長孔とで成る略L字形状に形成することにより、ロッド付きシャッタのロールケースへの組付け及び取外しを行うに必要なロールケースへの孔の大きさを最小限度にすることが可能になる。 【0020】すなわち、詳しくは実施形態の項で説明するが、ロッド付きシャッタの全長はロールケース上面の開口の寸法よりも長くなるので、組付け手順としては、先ずシャッタを上下方向に傾けた状態としてロッドを縦長孔からケース外部に取出し、シャッタの上下方向姿勢を水平等の正規の姿勢に操作し、それから、ロッドを横長孔を通して左右方向位置を正規の位置にセットする、というものになる。取外すときは、上記の逆の手順になる。 【0021】請求項6の構成によれば、ロッドの正規の位置におけるロッドの押し引き移動のみを許容する操作孔を備えた蓋部材を装備したので、ロールケースに形成された略L字形の挿通孔におけるロッド挿通部分以外を閉塞することができ、挿通孔からの肥料漏れだしやゴミの侵入等の防止してシール性を向上させることができる。蓋部材はロールケースに対して着脱自在であり、外した状態ではシャッタのロールケースに対する着脱の邪魔になることがない。 【0022】請求項7の構成によれば、複数のシャッタのうちのいずれかを薬剤供給用のものとしたので、施薬装置を装備する場合には、施肥装置用の繰り出し機構の一部を施肥用のものに兼用でき、施薬用専用の繰出し機構を省略することができるようになる。 【0023】〔効果〕請求項1に記載の施肥装置付き田植機では、デテント機能を発揮する乗り越え可能な突起を形成する簡単な改造により、ホッパ蓋を肥料補給するに必要十分な小さな開き角度での開き姿勢に維持できて、迅速な開閉操作や手が届き易く閉じ操作し易いようになり、経済的にホッパ蓋の開閉操作性を向上し得た。 【0024】請求項2〜7のいずれに記載の施肥装置付き田植機でも、施肥作業の実情を熟知してのケース内装シャッタによる有段階施肥量調節構造の採用により、肥料漏れや異物混入の無い良好なシール性能を得ながら、構造の簡素化によるコストダウンを図ることができた。 【0025】請求項3に記載の施肥装置付き田植機では、シャッタを可撓性材料で構成して折り曲げ姿勢と伸展姿勢とで肥料供給経路の断続を行わせる工夫により、経済的で、かつ、ロールケースの大型化なくシャッタを内装できる利点がある。 【0026】請求項4に記載の施肥装置付き田植機では、シャッタに連結したロッドをケース外に出して押し引き操作させる工夫により、ロールケースのロッド貫通孔を小さくできてシール性を阻害することなく、ケース内装シャッタを手指で操作できる便利なものにできた。 【0027】請求項5に記載の施肥装置付き田植機では、ロッド付きシャッタのロールケースへの組付け及び取外し用孔を必要最小限度のものにでき、シール性を損なうことなくシャッタのロールケースへの着脱操作性を良好にできた。例えば、ロッド挿通孔を最小とするべく、ロッドとシャッタとをロールケースに装着してから連結する手段が考えられるが、これでは手指の入れ難い比較的狭いロールケース内での連結操作が非常に行い難くなり、却って着脱し難いとともに、ボルト等の連結機構を落として紛失し易い等の不利もあるから、本請求項の構造による方が好ましい。 【0028】請求項6に記載の施肥装置付き田植機では、ロッドの押し引き移動のみを許容する操作孔を備えた蓋部材をロールケースに後付けさせることにより、ロッド挿通用孔の開放部分を実質的に無くすことが可能になり、よりシール性を向上させることができた。 【0029】請求項7に記載の施肥装置付き田植機では、複数のシャッタで繰り出し量調節を行わせる構造を施薬用の繰出し機構に兼用化でき、経済的、合理的に施肥装置を施肥及び施薬兼用型に仕様変更可能となって汎用性に優れる利点がある。 【0030】 【発明の実施の形態】図1,図2に示すように、操向操作自在な左右一対の前輪1及び左右一対の後輪2を備えた機体の前部に、エンジン3及びミッションケース4を備えて、機体の中央部に運転部5を形成し、機体の後部にリンク機構6を介して苗植付装置7を昇降操作自在に連結して乗用型田植機を構成してある。苗植付装置7は6条植えに構成されており、3個の植付伝動ケース8、植付伝動ケース8の左右両側に回転駆動自在に支持される回転ケース9、回転ケース9の両端に配備される一対の植付爪10、3個の接地フロート11、及び苗載台12等で構成してある。 【0031】次に施肥装置Aについて説明する。図1〜図6に示すように、施肥装置Aは、粉粒体である肥料を貯留するホッパ13、このホッパ13から流下して送られてくる肥料を肥料移送経路である施肥ホース14の始端部である漏斗部20に所定量ずつ繰り出す繰出し機構15、施肥ホース14で送られてくる肥料を圃場に供給する作溝器52、漏斗部20に繰り出された肥料を風力で施肥ホース14に送り込むブロワ16、ブロワ16で生起された風を計6箇所の施肥ホース14に分配供給する送風ダクト17等から構成されている。 【0032】図6,図8に示すように、繰出し機構15は、外周に肥料入込み用の凹部24aが周方向に沿って多数形成された繰出しロールRを、ホッパ13の肥料排出口の下方で、漏斗部20の上方の位置で回転可能にロールケース18内に配置して構成してある。繰出しロールRを、これに一体形成された従動ギヤ19Gと、動力が入力される駆動軸21の駆動ギヤ21Gとの咬合によって駆動回転するように構成してある。 【0033】図8,図9に示すように、繰出しロールRは、一端に従動ギヤ19Gが形成された中空状の回転軸19に、2種類の幅と2種類の深さを備えた計6個の部分ロールr1〜r3を一体回転状に外嵌して構成されている。左右方向で中央の第1部分ロールr1,r1と、中央から2番目の第2部分ロールr2,r2とは幅及び深さの小なる凹部24aを備えた同一のものであり、左右端の第3部分ロールr3,r3は幅及び深さの大なる凹部24aを備えたものに設定してある。 【0034】各部分ロールr1〜r3の夫々には、左右片側にのみ仕切り壁24bが形成されており、各仕切り壁24bが全て同じ向きになるように並設されるとともに、一方の第1部分ロールr1の仕切り壁24bが繰出し機構としての左右中心に一致するように配置されている。そして、一方の最も端の第3部分ロールr3とロールケース18との間に1個の仕切りリング23を配備することによって各凹部24aを軸方向に仕切ってある。尚、22は、各部分ロールr1〜r3にすり切り作用するブラシである。 【0035】図8〜図11に示すように、繰出しロールRの上側には、押込み移動及び復帰自在な第1〜第3部分シャッターs1〜s3を備えて成るシャッター機構Sが配置されている。このシャッター機構Sは、第1〜第3部分ロールr1〜r3のいずれか一つ又は複数に肥料供給するかを選択設定することにより、単位時間当たりの施肥量を複数段階に調節できるようにするものである。 【0036】各部分シャッターs1〜s3はいずれも同じ構造であり、図12に示すように、第2部分シャッターs2のもので説明すると、ホッパ13からの肥料が繰出しロールRに流下するのを阻止する遮断板26と、手指で摘むことで押し引き操作される棒状の操作部25とで構成されている。遮断板26はバネ板製であって上下方向に弾性変形自在であるとともに、操作部25はロールケース18に形成された前後方向視でL字状の挿通孔79を貫通して前方に延設されている。遮断板26は、プラスチック薄板でも良く、要は可撓性を有したものであれば良い。 【0037】シャッタ操作としては、ロッド25を摘んで(前方に)引き出せば遮断板26が繰出しロールR上に位置して肥料供給が遮断される閉じ姿勢(図11の左側参照)になり、ロッド25を摘んで(後方に)押込めば、遮断板26が上方に屈曲してロールケース18内壁面に沿って収納されて、繰出しロールR上に細いロッド25のみが位置して肥料供給される開通姿勢(図11の右側参照)になる。 【0038】開き姿勢では遮断板26(シャッタの一例)が水平な平板状となって供給経路wを遮断し、かつ、閉じ姿勢では遮断板26がガイド部78によって後側のホッパ内側壁に沿うように折り曲げられて供給経路wから退く構成としてあり、開き姿勢でも遮断板26をロールケース18に収容するようにしながら、そのためにロールケース18を後方に突出させないコンパクトな形状としてある。 【0039】図23に示すように、ロールケース18におけるロッド25を前後に貫通させる挿通孔79を、部分シャッタs1〜s3がロールケース18に組付けられた状態におけるロッド25の正規の突設位置を一端とする左右方向に長い横長孔79bと、この横長孔79bの他端に引き続く上下方向に長い縦長孔79aとで成る略L字形状に形成してある。これは、部分シャッタs1をロールケース18に不具合なく組付け及び取外しできながら必要最小限度の孔とするものである。 【0040】すなわち、部分シャッタs1を組付けるには、図24に示すように、ロールケース18上面開口からロッド25を下にした斜め姿勢でロッド25を縦長孔79aを通してケース外部に出して遮断板26をロールケース18内に入れ込み、水平な姿勢にする。それから、ロッド25を横長孔79bを横にスライドさせ、ロッド25が横長孔79bの一端に位置し、かつ、遮断板26が前後スライド箇所に位置した正規の位置に部分シャッタs1をセットするのである。取外すときには、上記の逆に操作することになる。 【0041】そして、ロッド25の正規の位置におけるロッド25の押し引き移動のみを許容する円形の操作孔80を備えたゴム製のキャップ(蓋部材の一例)81をロールケース18に着脱自在に装備し、L字形状の挿通孔79からの肥料の漏れだしや外部からゴミの侵入を阻止してシール性を向上させてある。 【0042】例えば、第1及び第2部分ロールr1,r2に対するシャッターs1,s2を引っ張り出して閉じ姿勢にし、かつ、第3シャッターs3を押し込んで開通姿勢にすると、第3部分ロールr3の凹部24aにのみ肥料が入り込む状態で施肥が行われる。又、全ての部分シャッターs1〜s3を押し込めば、全ての部分ロールr1〜r3の凹部24aに肥料が入り込むので、単位時間当たりに繰り出される肥料が多い状態となる。このように3個の部分シャッターs1〜s3を単独で、或いは組み合わせて押し込み又は引っ張り出しすることにより、単位時間当たりに繰り出される肥料の量を5段階(r1又はr2,r3,r1+r2,r1又はr2+r3,r1+r2+r3)に調節することができる。 【0043】上記構造の繰出し機構15を2条一体型に構成して成る繰出し部kの4組を左右に並設してあるとともに、その4組の繰り出し部kのうちの内側2組の繰出し部k,kは、2組あるシャッター機構S,Sの一方を全閉状態として1組の繰出し機構15のみ作動する1条用のものに設定してある。つまり、図10に示すように、左右端の2条用の繰出し部k,kの間に、2組の1条用の繰出し部k,kを配置して6条用の施肥装置Aを構成してある。 【0044】ホッパ13は、左右端の2条用大容量ホッパ部13a,13aと、内側の1条用小容量ホッパ部13b,13bとを一体形成して成る樹脂製のものに構成されている。小容量ホッパ部13b,13bの前後幅は、運転座席27の後方に位置する短いものに、かつ、大容量ホッパ部13a,13aの前後幅は、運転座席27の左右側方に回り込む長いものに構成してあり、2条用と1条用夫々の肥料量に見合った容量が設定されている。又、ホッパ13の開閉蓋28は、4箇所のホッパ部13a,13b,13b,13aに亘る一体品であり、図7に示すように、後部に設けた支点Zで揺動開閉自在に取付けてある。 【0045】開閉蓋28の支持構造について説明する。図7,図20に示すように、支点Z回りに下降揺動してホッパ本体13a,13bの上面に形成された開口13Sを閉塞する水平な閉じ姿勢〔図20(イ)参照〕と、支点Z回りに上昇揺動して開口13Sを開放するやや前倒れ起立(75度)した開き姿勢〔図20(ロ)参照〕とに姿勢変更自在に構成してある。肥料補給時には開閉蓋28を開き姿勢にして行う。 【0046】つまり、開閉蓋28の裏面における支点Z近くの部分に、及び、ホッパ本体13aの支点Zを有したステー13cの先端部分の夫々に、対向して突出する突起76,77を形成し、開閉蓋28の上昇揺動によって蓋突起76が基突起77を乗り越えると、蓋突起76の上側面と基突起77の下側面との接当によるデテント機能により、開閉蓋28の重力による下降揺動を係止して開閉蓋28の開き姿勢を維持するように構成してある。 【0047】又、開き姿勢の開閉蓋28をさらに上昇側(後方側)に揺動すると、開閉蓋28がホッパ本体13に接当して止まる姿勢〔図20(ハ)参照〕、すなわち、開閉蓋28の重心位置が支点Zの後側に位置する最大開き姿勢(重力によるデッドポイントを越えた姿勢)まで開くことも可能である。 【0048】図22に示すように、開閉支点Zを有した支点ピン83は、開閉蓋28とホッパ本体13を貫いて相対回動自在に支承しており、そのピン先端83aは開閉蓋28内部での行き止まり状態によって位置決めされている。開閉蓋28から少し突出しているピン基端83bは、開閉蓋28から突設した薄い板状の舌片84で抜け止め状態に位置決めされている。支点ピン83の抜き差しは、図22(イ)に示すように、舌片84を少し曲げ変形させて支点Zから退けることで容易に行える。この舌片84の反復曲げ変形及び復帰の性質は、ホッパ蓋28をPP樹脂で形成したことで得ている。 【0049】繰出し機構15の駆動構造について説明する。図7〜図10に示すように、4個の各ロールケース18のボス部18bに亘って、断面六角状の1本の駆動軸21が回転自在に支持されており、この駆動軸21に前述した駆動ギヤ21Gを相対回転自在に外嵌してある。そして、シフト回転体29が駆動軸21に一体回転及びスライド自在に外嵌されて、シフト回転体29を駆動ギヤ21Gへの咬合側に付勢するバネ30を備えるとともに、バネ30に抗してシフト回転体29を駆動ギヤ21Gから離脱させるべく、揺動自在なシフト部材31を備えてある。つまり、ワイヤー(符記せず)を引張ることでシフト部材31を強制揺動させて、駆動軸21の回転動力が繰出し機構15に伝わるのを遮断可能な施肥クラッチ33を構成してある。 【0050】図1,図4に示すように、車体下部には、ミッションケース4から機体後部の後車軸ケース34に動力伝達する走行伝動軸35が前後配置されており、この走行伝動軸35から施肥装置Aに動力分配するための伝動ケース36を、後車軸ケース34の直前位置に設けてある。走行伝動軸35を囲繞する状態の伝動ケース36にはベベルギヤ機構(図示せず)が装備され、その出力軸に取付けた駆動アーム37を左右一方の横側方に装備してある。 【0051】一方、図7,図13,図14に示すように、駆動軸21には、第1ワンウェイクラッチ38を介して従動アーム39が装備されており、この従動アーム39と駆動アーム37とをロッド40で連動連結してあるとともに、従動アーム39の上方揺動と下降揺動のいずれの動きも、駆動軸21の一定方向の回転に変換させる変換機構41を備えてある。つまり回転する駆動アーム37で往復駆動揺動される従動アーム39を1個備える構造としながら、駆動軸21を連続的に一定方向に回転させるようにしてある。 【0052】変換機構41は、第1ワンウェイクラッチ38と同方向の回転力のみ伝達する第2ワンウェイクラッチ42を介して駆動軸21に外嵌される副従動アーム43と、支点Yで揺動自在なベルクランク44と、従動アーム39の前端部とベルクランク44とを連動するロッド45と、ベルクランク44と副従動アーム43とを連動するロッド46とから構成されている。 【0053】つまり、従動アーム39が上昇揺動するときは、図13(イ)に示すように、第1ワンウェイクラッチ38が一体で回動して駆動軸21を矢印イ方向に回転させ、矢印ロ方向に回動することになる副従動アーム43の回転は、第2ワンウェイクラッチ42が空回りすることになる。又、従動アーム39が下降揺動するときは、図13(ロ)に示すように、矢印ロ方向に回動することになる第1ワンウェイクラッチ38は空回りし、矢印イ方向に回転することになる副従動アーム43の回転は、第2ワンウェイクラッチ42が一体で回動して駆動軸21を同じく矢印イ方向に回転させるのである。 【0054】図4,図5,図19に示すように、送風ダクト17は、漏斗部20に接続される状態で4組の繰出し部k毎に配備されるゴム等の軟質材製の部分ダクトD1と、これら部分ダクトD1とブロワ16とを順次接続連結するPE樹脂やPP樹脂等の硬質材製の連結ダクトD2とを繋ぎ合わせた単一の送風経路に構成してある。連結ダクトD2は、互いに隣合う部分ダクトD1どうしを接続連結する3個の中間連結ダクト49と、最も送風上手側の部分ダクト48とブロワ16とを接続連結する始端側連結ダクト50と、の計4部品で構成されている。 【0055】部分ダクトD1は、送風上手側2個の部分ダクト48,48と、蓋51bが一体形成された送風下手側の部分ダクト51と、送風下手側から2番目の部分ダクト47との3種類から構成されている。そして、各繰出し部kにおける漏斗部20の各々に供給される風力を均一化するべく、これら部分ダクト51,47,48,48内の送風経路に突出する突起部51a,47a,48a,48aを一体形成してある。送風下手側2個の突起部51a,47aは同じ突起であるが、これらよりも送風上手側2個の突起部48aの方が大きいものとしてある。 【0056】すなわち、送風ダクト17での風の取込み口面積を同一とした場合には、風下側程風圧が高くなって単位時間当たりの風方が大となる傾向にあり、それを是正するにはダクト内部に絞りを設けて、送風下手側の取込み口程、その風上側でのダクト断面積を小さくすることが有効であることが判ってきた。 【0057】従って、4個の部分ダクトD1夫々に形成される突起を、風上側から順に大きくすれば良いのであるが、そうすると4個の部分ダクトD1が全て異なる部品となり、型費が高くなるとか部品管理上や組付け間違いが生じ易い等の不利がある。そこで、大きい突起48aと小さい突起47a,51aとを備えた2種の部分ダクト48,47(51)を2個ずつ配置する手段により、各漏斗部20への風量の均一化と上記不利の解消との中用を図ってある。 【0058】繰出し部kにおいては、施肥ホース14の始端である風取込み口14a,14aが極めて接近して並んでいるので、風下側の風取込み口14aが送風ダクト17のより奥まで挿入されるように位置差を設けてあり、これによって相隣る風取込み口14a,14aでの風量の均一化も図ってある。又、部分ダクトD1はゴム製であって、各取込み口14aを隙間無く直接嵌合連結することができるので、従来では必要であったゴムパッキン等のシール材の省略に成功している。 【0059】図15〜図17に示すように、機体の左側に装備されるブロワ16は、電動モータ53で回転駆動される羽根車54を二つ割り構造のケーシング55内に収容して成る遠心型に構成されており、ケーシング55には、下向きの吸込み口55aと下側で右向きの排風口55bとが形成されている。排風口55bは、始端側連結ダクト50の始端側に挿入される構造である。 【0060】図5,図6,図18に示すように、ケーシング55に取付けられた側面視略コ字状のブラケット56を、始端側連結ダクト50の前側(電動モータ53側)に設けた縦軸芯X、すなわち機体フレーム側の支承パイプ57の縦向き部分に、上下方向に位置決めされた状態で相対回動自在に外嵌してある。これによりブロワ16は、排風口55bが始端側連結ダクト50に挿入して接続連結される閉じ作用姿勢と、その作用姿勢から前方に回動して排風口55bと始端側連結ダクト50との連結が解除されてその接続連結部が露呈される開き退避姿勢(図18の仮想線参照)とに姿勢変更自在である。 【0061】次に、施肥装置Aの支持フレームについて説明する。図4〜図6に示すように、施肥装置用支持フレームfは、4個の繰出し部kを一体的に支持する主支持フレーム58と、この主支持フレーム58を機体に固定する主及び副の取付けフレーム59,60と、前述した支承パイプ57とから構成されている。 【0062】主支持フレーム58は、上辺が下辺よりも後方に突出した断面略後向きコ字状で左右に延びるチャンネル材で構成され、各ロールケース18を2本の取付けボルト61で固定している。大小のホッパ部13a,13bの夫々には、肥料が残り少なくなったことを検出する肥料残量センサ62を計4個装備してあり、それらの配線である左右のワイヤーハーネス63,63を機体に導くべく、主支持フレーム58内側の空間部を利用して配策してある(図8参照)。 【0063】主支持フレーム58は、これに溶着された左右中央の主取付けフレーム59と、それの左右夫々にボルト止めされた計2個の副取付けフレーム60,60とで機体フレームFに支持してある。主取付けフレーム59は、左右一対のステー部59a,59aと、これらに亘って跨がる下向きU字状のパイプ部59bとを一体化して構成され、運転座席27等を支持する板金製の縦フレーム64にボルト止めされている。副取付けフレーム60は、後方に90度曲がる状態で立ち上げられた板材で構成され、後方フレーム66に溶着されたサポート部材(フェンダ65支持用)67にボルト止めされている。 【0064】支承パイプ57は、その下部が後方フレーム66から垂下されたブラケット66aにボルト止めされるとともに、主支持フレーム58の左端に前方突出状態に溶着されたアーム部材58aに上端部を嵌合してピン止めしてある。ブロワ16を支持するブラケット56は、上下のグロメット68,68を介して支承パイプ57に嵌装されるとともに、支承パイプ57に溶着されたワッシャ69で位置決めされている。 【0065】植付爪10によって植え付けられた苗の横側部に、溝を形成しながら肥料を田面に送り込んでいく作溝器52を備えてあり、6個の作溝器52が接地フロート11に各々2個ずつ取付けられている。左右外側2組の繰出し部k,kでは、各繰出し機構15と2個の作溝器52とが2本の施肥ホース14によって接続され、左右内側2組の繰出し部k,kでは、一方の繰出し機構15と1個の作溝器52とが1本の施肥ホース14で接続されている。 【0066】以上の構造により、PTO軸70の動力によって苗植付装置7の回転ケース9が回転駆動され、一対の植付爪10により苗載台12から交互に苗が取り出され田面に植え付けられて、苗の植付作業が行われる。これと同時に、走行伝動軸35の動力で駆動アーム37の回転運動によるロッド40の往復運動が、変換機構41によって駆動軸21の一定方向の回転運動に変換されて繰出し機構15が駆動される。 【0067】すると、繰出しロールRの凹部24aにホッパ13からの肥料が入り込み、回転軸19の回転により肥料が漏斗部20に繰出されるとともに、ブロア16の風が送風ダクト17を介して漏斗部20に供給され、高圧の風により肥料が施肥ホース14を通って作溝器52に迅速に供給されて、作溝器18で形成された圃場の溝に肥料が供給される、という一連の施肥作業が行われるのである。 【0068】図13に示すように、従動アーム39におけるロッド40との連結位置が変更自在に構成されており、その連結位置変更により、ロッド40の往復運動に対する従動アーム39の揺動角度を変更し、駆動軸21及び繰出しロールRの回転速度を変更して、繰り出される肥料の量を調節することができる。 【0069】一つの植付伝動ケース8(一対の回転ケース9)に対して動力を伝動及び伝動遮断操作自在な各条クラッチ(図示せず)、各条クラッチを伝動及び伝動遮断操作する各条クラッチレバー(図示せず)が備えられている。図9に示すように、繰出し部kの固定部の軸芯周りで揺動自在な操作アーム31は、その端部がシフト回転体29に係合しており、各条クラッチレバー(符記せず)と操作アーム31とがワイヤ(符記せず)により接続されている。 【0070】これにより、例えば右側の植付伝動ケース8の各条クラッチレバーを伝動遮断側に操作して、右側の植付伝動ケース8の各条クラッチを伝動遮断操作すると、右側の植付伝動ケース8の一対の回転ケース9が停止して、右側の2つの植付条の植え付けが行われず、右側の2つの植付条に対応する肥料繰出し部kの駆動軸15が停止して、右側の2つの植付条への肥料の供給が停止する。 【0071】図8に示すように、シャッター機構Sの直下におけるブラシ22の前側には、肥料排出口71が形成してあり、横軸芯W周りで揺動自在な切換板72によって排出口71を開閉自在に構成してある。排出口71は、合流経路73を介して排出ホース74を接続してあり、通常の苗植付作業時には、切換板72を閉姿勢に操作され、ホッパ13からの肥料は全て繰出し機構15に供給される。そして、苗植付作業を終了した場合等において、ブロワ16及び施肥装置A停止させた状態で、切換板72を開姿勢に操作すると、ホッパ13に残った肥料が排出ホース74を通して排出することができる。 【0072】ところで、繰出し部kは2箇所の漏斗部20,20とその幅に見合う2組分のロールケース18を備えた2条一体型が基本であるが、左右中央の2個の繰出し部kは、6条用に合わせるために、一方の漏斗部20が機能しないようにしてある。すなわち、図10に示すように、3個1組の部分ロールr1〜r3のワンセットを省き、かつ、左右中央の2個の肥料ホッパ13b,13bでは、部分ロールr1〜r3のワンセット分の供給口幅となるように傾斜底面75を追加形成してある。 【0073】尚、前述した6条用のホッパ13を5条用とする場合、ホッパ13をインジェクション成形する構造では、図21の二点鎖線に示すように、繰出し機構15が不要な部分に別部品の中蓋85を後付け装着する。ホッパ13をブロー成形する構造では、前述した中蓋85の形状として形成されるように、繰出し機構15が不要な部分を型成型自体で一体形成すれば良い。 【0074】〔別実施形態〕図25に示すように、複数の部分シャッタs1〜s3のうちのいずれか(例えばs1のみ、或いはs1とs2)を、薬剤供給用のものに構成しても良い。この場合には、図27や図28に示すように、肥料ホッパ13の中に薬剤ホッパ82を配備して各部分シャッタに対応させるのであり、肥料用の繰出し機構15としながら、肥料と薬剤の双方の繰り出しが行えるものにすることができる。尚、繰出しロールRに作用する施薬用ブラシ(図示せず)は、肥料用のブラシ22よりも目の細かいものになる。 【0075】図26は1条用の施薬装置Bを、図25は2条用の施薬装置Bを示し、内装される薬剤ホッパ82は肥料ホッパ13にボルト止めされており、3個の部分ロールr1〜r3のうちの幅の狭い内側2個r1,r2を施薬用に用いている。又、その施薬部分ロールr1,r2の薬剤入込み用の凹部24aは、肥料用の凹部24aよりも小さいものに形成されている。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成11年3月23日(1999.3.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2000−270635(P2000−270635A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月3日(2000.10.3) |
| 【出願番号】 |
特願平11−78020 |
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