| 【発明の名称】 |
移植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】伊藤 尚勝
【氏名】竹山 智洋
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| 【要約】 |
【課題】畝に多条分の苗を同時に移植するための移植機構の構造を簡単なものとすることができ、移植機構の組立作業性やメンテナンス性を向上させることができる移植機を提供すること。
【解決手段】本発明では、開孔器(30,31) を昇降させながら開閉作動させて畝(9) に苗(10)を植え付けるための植付駆動装置(29)を具備してなる移植機において、一個の植付駆動装置(29)に複数の開孔器(30,31) を連動連結することとした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 開孔器(30,31) を昇降させながら開閉作動させて畝(9) に苗(10)を植え付けるための植付駆動装置(29)を具備してなる移植機において、一個の植付駆動装置(29)に複数の開孔器(30,31) を連動連結したことを特徴とする移植機。 【請求項2】 複数の開孔器(30,31) を一体的に連設して開孔器集合体(40)を形成し、同開孔器集合体(40)の略中央部を植付駆動装置(29)で支持したことを特徴とする請求項1記載の移植機。 【請求項3】 左右一対の開孔器(30,31) を一体的に連設して開孔器集合体(40)を形成し、同開孔器集合体(40)の略中央部を植付駆動装置(29)で支持し、しかも、開孔器集合体(40)の左右外側方に、開孔器(30,31) に付着した泥土を掻き落とすためのスクレーパー(86,87) をそれぞれ配設したことを特徴とする請求項1記載の移植機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、移植機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の移植機は、機体フレームの下部に走行部を配設する一方、機体フレームの上部に車体本体を配設し、同車体本体の前部に原動機部を配設し、同原動機部の後方位置に植付部を配設し、同植付部の後方位置に操作部を配設していた。 【0003】植付部は、機体フレームに、開孔器を昇降させながら開閉作動させて畝に苗を植え付けるための植付駆動装置を取付け、同植付駆動装置に一個の開孔器を連動連結しており、この植付駆動装置と開孔器とで植付機構を構成していた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の移植機にあっては、植付駆動装置に一個の開孔器を連動連結していたため、圃場を一回走行する間に、圃場の畝に一条分の苗しか移植することができず、畝に複数条分の苗を移植するためには、圃場を複数回走行する必要があり、移植作業に多大な労力と時間とを要していた。 【0005】また、畝に複数条分の苗を移植できるように、移植機に複数の植付機構を配設した場合には、隣接する植付機構同士の干渉を避けるために、隣接する植付機構の間に間隔を設けなければならず、従って、畝に植え付けられた苗にも余分な間隔があいてしまい、収穫効率の低減を招くおそれがあった。 【0006】 【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載の本発明では、開孔器を昇降させながら開閉作動させて畝に苗を植え付けるための植付駆動装置を具備してなる移植機において、一個の植付駆動装置に複数の開孔器を連動連結することとした。 【0007】また、請求項2に記載の本発明では、複数の開孔器を一体的に連設して開孔器集合体を形成し、同開孔器集合体の略中央部を植付駆動装置で支持することとした。 【0008】また、請求項3に記載の本発明では、左右一対の開孔器を一体的に連設して開孔器集合体を形成し、同開孔器集合体の略中央部を植付駆動装置で支持し、しかも、開孔器集合体の左右外側方に、開孔器に付着した泥土を掻き落とすためのスクレーパーをそれぞれ配設することとした。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明に係る植付機は、機体フレームの下部に走行部を配設する一方、機体フレームの上部に車体本体を配設し、同車体本体の前部に原動機部を配設し、同原動機部の後方位置に植付部を配設しており、植付部は、機体フレームに、開孔器を昇降させながら開閉作動させて畝に苗を植え付けるための植付駆動装置を取付けたものである。 【0010】しかも、一個の植付駆動装置に複数の開孔器を連動連結したものである。 【0011】そのため、畝に多条分の苗を同時に移植するための移植機構の構造を簡単なものとすることができ、移植機構の組立作業性やメンテナンス性を向上させることができるものである。 【0012】また、複数の開孔器を一体的に連設して開孔器集合体を形成し、同開孔器集合体の略中央部を植付駆動装置で支持することにより、左右の重量バランスが良好なものとなり、複数の開孔器を連設して一体的に形成した開孔器集合体を畝の上面に対して平行に保持することができ、これにより、畝に苗を適切な姿勢で植え付けることができるものである。 【0013】しかも、隣接する開孔器の間隔を小さくすることができ、これによって、畝に苗を適度に密接させて植え付けることができて、収穫効率を向上させることができるものである。 【0014】また、左右一対の開孔器を一体的に連設して開孔器集合体を形成し、一体的に形成し、同開孔器集合体の略中央部を植付駆動装置で支持し、しかも、開孔器集合体の左右外側方に、開孔器に付着した泥土を掻き落とすためのスクレーパーをそれぞれ配設することにより、スクレーパーを具備した構造でありながら、隣接する開孔器の間隔を小さくすることができ、これによっても、畝に苗を適度に密接させて植え付けることができて、収穫効率を向上させることができるものである。 【0015】 【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。 【0016】図1は、本発明に係る移植機1を示した図であり、移植機1は、機体フレーム2の下部に走行部3を配設する一方、機体フレーム2の上部に車体本体4を配設し、同車体本体4の前部に原動機部5を配設し、同原動機部5の直後方位置に移植部6を配設し、同移植部6の後方位置に操作部7を配設している。 【0017】そして、移植機1は、走行部3によって圃場8を走行しながら、移植部6によって圃場8の畝9に苗10を移植するものである。 【0018】以下に、移植機1の各部の構成について説明する。 【0019】走行部3は、図1に示すように、平面視で矩形枠状の機体フレーム2の前部に左右一対の前車輪支持アーム11,11 の基端部を上下回動自在に取付け、同前車輪支持アーム11,11 の先端部に左右一対の前車輪12,12 を回動自在に軸支する一方、機体フレーム2の後部に左右一対の車軸ケース13,13 の基端部を上下回動自在に取付け、同車軸ケース13,13 の先端部に左右一対の後車輪14,14 を回動自在に取付けている。図中、15は前後車輪12,12,14,14 の上下位置を調節して移植機1の車高を調節するための上下位置調節機構である。 【0020】原動機部5は、図1に示すように、車体本体4の内部に設けた車体フレーム(図示省略) の前側上部にエンジン16を載設し、同エンジン16に走行部3と移植部6とを連動連結して、エンジン16の動力を走行部3や移植部6に伝動するようにしている。図中、17は給油タンク、18は伝動ベルトである。 【0021】操作部7は、図1に示すように、車体本体4の後端部に、側面視で中途部を下方に向けて膨出させた左右一対の操作ハンドル19,19 の基端部を連設し、同操作ハンドル19,19 の先端部に各種操作部材20を配設している。図中、21はハンドル支持フレームである。 【0022】移植部6は、図1〜図3に示すように、車体本体4の後端部に苗供給機構22を配設し、同苗供給機構22の下方位置に植付機構23を配設している。これら苗供給機構22と植付機構23とにより移植機構24を構成している。 【0023】苗供給機構22は、車体本体4の後端部に側面視で前低後高状に傾斜させた苗搬送台25を取付け、同苗搬送台25の上部に載置された苗トレイ26を搬送装置27によって後方上部から前方下部へ向けて搬送し、苗取出爪28によって苗トレイ26から苗10を取り出して、植付機構23に供給するようにしている。 【0024】植付機構23は、車体本体4の後方下部に植付駆動装置29を取付け、同植付駆動装置29に左右一対の開孔器30,31 を開閉自在に連動連結しており、植付駆動装置29によって開孔器30,31 を上下方向に伸延させた略楕円軌道32で昇降させることにより、供給機構22によって供給された苗10を圃場8の畝9に植え付けるようにしている。図中、33は鎮圧ローラ、34は鎮圧ローラ支持フレームである。 【0025】植付駆動装置29は、車体本体4の後方下部に伝動ケース35の基端部を前低後高の傾斜状に取付け、同伝動ケース35の先端部にロータリーケース36の基端部を上下回動自在に取付け、同ロータリーケース36の先端部にクランクアーム37の基端部を上下回動自在に取付け、同クランクアーム37の先端部に植付アーム38の下端部を上下回動自在に取付け、更には、同植付アーム38の右側部に後方へ向けて伸延させた開孔器支持板39の基端部を取付け、同開孔器支持板39の先端部に、左右一対の開孔器30,31 を連設して一体的に形成した開孔器集合体40の略中央部を取付けている。 【0026】伝動ケース35は、基端部に左右幅方向に伸延させた駆動軸41を回動自在に取付け、同駆動軸41の左端部に駆動側スプロケット42を取付ける一方、先端部に左右幅方向に伸延させた回動軸43を回動自在に取付け、同回動軸43の左端部に従動側スプロケット44を取付け、両スプロケット42,44 に伝動チェーン45を懸架しており、エンジン16に駆動軸41を連動連結する一方、回動軸43に左右幅方向に伸延させたロータリー軸46をクラッチ機構47を介して連動連結している。 【0027】そして、伝動ケース35は、エンジン16を駆動することによりロータリー軸46を回転駆動するようにしている。 【0028】ロータリーケース36は、基端部にロータリー軸46を回動自在に取付ける一方、先端部に、クランクアーム37の基端部に左右幅方向に伸延させて形成したクランク軸48を回動自在に取付け、ロータリー軸46にクランク軸48を歯車群49を介して連動連結している。 【0029】そして、ロータリーケース36は、ロータリー軸46の回動に伴って、歯車群49の作用によりクランク軸48をロータリー軸46を中心に変速回転運動させるとともに、クランクアーム37をクランク軸48を中心に回転運動させるようにしている。 【0030】植付アーム38は、下端部に、クランクアーム37の先端部に左右幅方向に伸延させて形成した回動軸50を回動自在に取付け、同回動軸50の中途部に開孔器開閉用カム体51を取付けるとともに、植付アーム38の下端部に開孔器開閉用ロッド52を前後方向に進退自在に取付け、同開孔器開閉用ロッド52の基端部を開孔器開閉用カム体51に連動連結している。 【0031】そして、植付アーム38は、クランク軸48の回動に伴って、開孔器開閉用ロッド52を開孔器開閉用カム体51の外周部のカム面に沿って前後方向に進退移動させるようにしている。 【0032】また、植付アーム38は、上端右側部にガイドローラー53を回動自在に取付けている。 【0033】そして、車体本体4の後方下部に上方へ向けて伸延させた昇降ガイドレール54を取付け、同昇降ガイドレール54に上下方向に伸延させたガイド溝55を形成し、同ガイド溝55の内部にガイドローラー53をガイド溝55に沿って摺動自在に収容して、クランクアーム37の回動に伴って、植付アーム38を昇降移動させるようにしている。 【0034】開孔器集合体40は、開孔器支持板39に左右幅方向に伸延させた前後一対の左側開孔片支持体56,57 の基端部を前後回動自在に取付け、同左側開孔片支持体56,57 の先端部に前後方向に膨出させた湾曲部58,59 を形成し、同湾曲部58,59 に前後一対の左側開孔片60,61 の上部をそれぞれ取付け、更に、左側開孔片支持体56,57 の右側端部に左右幅方向に伸延させた右側開孔片支持体62,63 を連設し、同右側開孔片支持体62,63 の先端部に前後方向に膨出させた湾曲部64,65 を形成し、同湾曲部64,65 に前後一対の右側開孔片66,67 の上部をそれぞれ取付けている。図中、68,69 は開孔器支持板39の先端部に形成した前後一対のボス、70,71 は右側開孔片支持体62,63 の基端部に連設した前後一対のボス、72,73 は連結用のボルト・ナットである。尚、前後一対の左右側開孔片60,61,66,67 によって先鋭部を下方に向けた略円錐形状の開孔器30,31 を形成している。 【0035】また、開孔器集合体40は、左側開孔片支持体56,57 に略L字状の前後一対の開閉作動体74,75 の中途部を上下回動自在に取付け、両開閉作動体74,75 の下端部間にスプリング76を介設して、左右側開孔片60,61,66,67 を閉塞側に付勢しており、一方、前側の開閉作動体74の基端部に後側の開閉作動体75の基端部を枢支するとともに、前側の開閉作動体74の基端部に前側上方に向けて伸延させた連結片77を連設し、同連結片77の先端部に開孔器開閉用ロッド52の先端部を上下回動自在に連動連結している。図中、78は枢軸、79は連結ピンである。 【0036】そして、開孔器開閉用ロッド52を後方に向けて進出させると、前側の開閉作動体74が後方へ向けて( 図2において、時計回りに) 回動し、それに伴って、後側の開閉作動体75が前方へ向けて( 図2において、反時計回りに) 回動し、従って、左右側開孔片60,61,66,67 が前後に開くようにしている。 【0037】一方、開孔器開閉用ロッド52を前方に向けて退去させると、前側の開閉作動体74が前方へ向けて( 図2において、反時計回りに) 回動し、それに伴って、後側の開閉作動体75が後方へ向けて( 図2において、時計回りに) 回動し、従って、左右側開孔片60,61,66,67 が閉じるようにしている。 【0038】このようにして、植付駆動装置29は、左右一対の開孔器30,31 の先端が上下方向に伸延させた略楕円軌道32を描くように昇降させながら開閉作動させて畝9に苗10を植え付けるようにしている。 【0039】以上に説明してきたように、本実施例では、一個の植付駆動装置29に複数の開孔器30,31 を連動連結しているため、畝9に多条分の苗10を同時に移植するための移植機構24の構造を簡単なものとすることができ、移植機構24の組立作業性やメンテナンス性を向上させることができる。 【0040】しかも、複数の開孔器30,31 を一定的に連設して開孔器集合体40を形成し、同開孔器集合体40の略中央部を植付駆動装置29で支持しているため、左右の重量バランスが良好なものとなり、複数の開孔器30,31 を連設して一体的に形成した開孔器集合体40を畝9の上面に対して平行に保持することができ、これにより、畝9に苗10を適切な姿勢で植え付けることができる。 【0041】また、複数の開孔器30,31 を連設して一体的に形成しているため、隣接する開孔器30,31 の間隔を小さくすることができ、これによって、畝9に苗10を適度に密接させて植え付けることができて、収穫効率を向上させることができる。 【0042】伝動ケース35の左側壁80には、平面視で矩形枠状の保護フレーム81を取付けている。 【0043】保護フレーム81は、中途部を下方へ向けて膨出させて湾曲状に形成した左右一対の左右側部フレーム構成体82,83 と、同左右側部フレーム構成体82,83 の前後端部間に架設した前後部フレーム構成体84,85 とから構成している。 【0044】左右側部フレーム構成体82,83 の中途部には、開孔器30,31 に付着した泥土を掻き落とすための左右一対のスクレーパー86,87 をそれぞれ取付けている。 【0045】左側のスクレーパー86は、左側部フレーム構成体82の中途部に前後に間隔を開けて取付けた左側前方スクレーパー構成体88と左側後方スクレーパー構成体89とから構成している。 【0046】左側前方スクレーパー構成体88は、左側部フレーム構成体82の中途部に右側方へ向けて伸延させた支持ロッド90の基端部を取付け、同支持ロッド90の先端部に後方へ向けて伸延させた弾性体よりなる前側掻き落とし用舌片91の基端部を取付けている。図中、92はブラケット、93は支持体である。 【0047】左側後方スクレーパー構成体89は、左側部フレーム構成体82の中途部に先端部を右側方へ向けて伸延させた支持ロッド94の基端部を上下回動自在に取付け、同支持ロッド94の先端部に前後方向へ向けて伸延させた弾性体よりなる後側掻き落とし用舌片95の中途部を取付けている。図中、96はブラケット、97はブラケット96に右側方へ向けて突設した枢軸、98は支持ロッド94の基端部に形成したボス、99は支持ロッド94を上方へ向けて付勢するスプリングである。 【0048】支持ロッド94は、ボス98の外周面から後方上部へ向けて伸延させた基端部支持ロッド構成体100 と、同基端部支持ロッド構成体100 の先端から右側方へ向けて伸延させた先端部支持ロッド構成体101 とから形成している。 【0049】先端部支持ロッド構成体101 の基端部には、上側ストッパー102 を取付け、一方、左側部フレーム構成体82の中途部に受板103 を取付けており、同受板103 に上側ストッパー102 の先端部が当接することにより、支持ロッド94が上方へ向けて( 図2において、反時計回りに) 回動した際に、支持ロッド94の回動が停止するようにしている。 【0050】一方、ブラケット96の下部に支持板104 を右側方へ向けて突設し、同支持板104 の先端部に下側ストッパー105 を取付けており、同下側ストッパー105 が基端部支持ロッド構成体100 に当接することにより、支持ロッド94が下方へ向けて(図2において、時計回りに) 回動した際に、支持ロッド94の回動が停止するようにしている。 【0051】右側のスクレーパー87は、右側部フレーム構成体83の中途部に前後に間隔を開けて取付けた右側前方スクレーパー構成体106 と右側後方スクレーパー構成体107 とから構成している。 【0052】右側前方スクレーパー構成体106 は、右側部フレーム構成体83の中途部に左側方へ向けて伸延させた支持ロッド108 の基端部を取付け、同支持ロッド108 の先端部に後方へ向けて伸延させた弾性体よりなる前側掻き落とし用舌片109 の基端部を取付けている。図中、110 はブラケット、111 は支持体である。 【0053】右側後方スクレーパー構成体107 は、右側部フレーム構成体83の中途部に先端部を左側方へ向けて伸延させた支持ロッド112 の基端部を上下回動自在に取付け、同支持ロッド112 の先端部に前後方向へ向けて伸延させた弾性体よりなる後側掻き落とし用舌片113 の中途部を取付けている。図中、114 はブラケット、115はブラケット114 に左側方へ向けて突設した枢軸、116 は支持ロッド112 の基端部に形成したボス、117 は支持ロッド112 を上方へ向けて付勢するスプリングである。 【0054】支持ロッド112 は、ボス116 の外周面から後方上部へ向けて伸延させた基端部支持ロッド構成体118 と、同基端部支持ロッド構成体118 の先端から左側方へ向けて伸延させた先端部支持ロッド構成体119 とから形成している。 【0055】先端部支持ロッド構成体119 の基端部には、上側ストッパー120 を取付け、一方、右側部フレーム構成体83の中途部に受板121 を取付けており、同受板121 に上側ストッパー120 の先端部が当接することにより、支持ロッド112 が上方へ向けて( 図2において、反時計回りに) 回動した際に、支持ロッド112 の回動が停止するようにしている。 【0056】一方、ブラケット114 の下部に支持板122 を左側方へ向けて突設し、同支持板122 の先端部に下側ストッパー123 を取付けており、同下側ストッパー123 が基端部支持ロッド構成体118 に当接することにより、支持ロッド112 が下方へ向けて( 図2において、時計回りに) 回動した際に、支持ロッド112 の回動が停止するようにしている。 【0057】そして、スクレーパー86,87 は、開孔器30,31 が昇降作動する間に、左右の前後側掻き落とし用舌片91,95,109,113 が左右側開孔片60,61,66,67 の内外側面に接触することによって、左右側開孔片60,61,66,67 の内外側面に付着した泥土を掻き落とすようにしている。 【0058】すなわち、開孔器30,31 が降下する際には、まず、後側の左右側開孔片61,67の外側面が後側掻き落とし用舌片95,113の前端部に接触し、次に、前側の左右側開孔片60,66 の外側面が前側掻き落とし用舌片91,109の先端部に接触して、左右側開孔片60,61,66,67 の外側面に付着した泥土を掻き落としている。 【0059】一方、開孔器30,31 が上昇する際には、略楕円軌道32の下端部分で前後方向に開いた左右側開孔片60,61,66,67 が閉じながら上昇し、前側の左右側開孔片60,66 の内側面が後側掻き落とし用舌片95,113の前端部に接触するとともに、後側の左右側開孔片61,67 の内側面が後側掻き落とし用舌片95,113の後端部に接触して、左右側開孔片60,61,66,67 の内側面に付着した泥土を掻き落としている。 【0060】このように、左右一対の開孔器30,31 を一体的に連設して開孔器集合体40を形成し、同開孔器集合体40の略中央部を植付駆動装置29で支持し、しかも、開孔器集合体40の左右外側方に、開孔器30,31 に付着した泥土を掻き落とすためのスクレーパー86,87 をそれぞれ配設しているため、スクレーパー86,87 を具備した構造でありながら、隣接する開孔器30,31 の間隔を小さくすることができ、これによって、畝9に苗10を適度に密接させて植え付けることができて、収穫効率を向上させることができる。 【0061】車体本体4の左右側部には、図4に示すように、左右一対の予備苗供給機構124,124 を設けている。 【0062】予備苗供給機構124 は、車体本体4の左右側部にガイドパイプ125 を前低後高の傾斜状に取付ける一方、苗トレイ26を載置しておく予備苗台126 の脚体127,128 の先端部にガイドローラー129,130 を回動自在に取付け、同ガイドローラー129,130 をガイドパイプ125 の内部に移動自在に収容している。 【0063】ガイドパイプ125 の上端部及び中途部には、ガイドパイプ125 の底壁131 を下方へ向けて膨出させて形成したストッパー凹部132,133 を形成しており、同ストッパー凹部132,133 にガイドローラ129,130 がはまり込むことにより、予備苗台126 が前後に移動しないようにしている。 【0064】そして、予備苗台126 は、通常状態においては自重によってガイドパイプ125の前端部に位置しており、作業者が予備苗台126 を後方へ向けて引っ張り上げることにより、ガイドパイプ125 の後端部に移動するようにしている。 【0065】このようにして、作業者は操作部7の近傍位置にいながら苗トレイ26を容易に取り出すことができ、苗トレイ26の交換作業を円滑に行うことができる。 【0066】 【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。 【0067】(1)請求項1に記載の本発明では、一個の植付駆動装置に複数の開孔器を連動連結しているため、畝に多条分の苗を同時に移植するための移植機構の構造を簡単なものとすることができ、移植機構の組立作業性やメンテナンス性を向上させることができる。 【0068】(2)請求項2に記載の本発明では、複数の開孔器を一体的に連設して開孔器集合体を形成し、同開孔器集合体の略中央部を植付駆動装置で支持しているため、左右の重量バランスが良好なものとなり、複数の開孔器を連設して一体的に形成した開孔器集合体を畝の上面に対して平行に保持することができ、これにより、畝に苗を適切な姿勢で植え付けることができる。 【0069】また、複数の開孔器を連設して一体的に形成しているため、隣接する開孔器の間隔を小さくすることができ、これによって、畝に苗を適度に密接させて植え付けることができて、収穫効率を向上させることができる。 【0070】(3)請求項3に記載の本発明では、左右一対の開孔器を一体的に連設して開孔器集合体を形成し、同開孔器集合体の略中央部を植付駆動装置で支持し、しかも、開孔器集合体の左右外側方に、開孔器に付着した泥土を掻き落とすためのスクレーパーをそれぞれ配設しているため、スクレーパーを具備した構造でありながら、隣接する開孔器の間隔を小さくすることができ、これによっても、畝に苗を適度に密接させて植え付けることができて、収穫効率を向上させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年3月5日(1999.3.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080160 【弁理士】 【氏名又は名称】松尾 憲一郎
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| 【公開番号】 |
特開2000−245206(P2000−245206A) |
| 【公開日】 |
平成12年9月12日(2000.9.12) |
| 【出願番号】 |
特願平11−58954 |
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