| 【発明の名称】 |
粒体貯留タンク及び散布装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】松嵜 一公
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| 【要約】 |
【課題】粒体の排出量の調節と粒体の回収を容易にし、粒体散布の作業効率を向上することの可能な粒体貯留タンク及び散布装置を提供する。
【解決手段】小タンク15は膨出部13Bをまたぐように大タンクに取りつけ、シャッタ17は小タンクの底部に内装する。このシャッタは大タンクへの着脱に連動して開閉し、シャッタが上昇したとき凹部19と切欠部とで隙間が形成され、粒体が落下する構成とした。大タンクの底部に複数の分岐通路11を更に備えた。シャッタ上部は隙間が配設された方向に傾斜を有し、頂部を鋭角とした。また隙間は膨出部13を挟んで対配設され、その形状は膨出部の頂部中心より対称であることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 第1の粒体を貯留可能で底部に少なくとも一つの膨出部(13)を有する大タンク(3)と、該大タンク(3)内に着脱自在に装着され、第2の粒体を貯留可能な小タンク(15A)と、該小タンク(15A)の底部に配設されたシャッタ収容部(15B)と、該シャッタ収容部(15B)内に収められ、前記小タンク(15)の前記大タンク(3)への装着時にのみ前記少なくとも一つの膨出部(13)の押圧により所定の隙間(19、21)が形成され、該隙間(19、21)より前記第2の粒体の排出が可能となるシャッタ(17)とを備えたことを特徴とする粒体貯留タンク。 【請求項2】 前記大タンク(3)の底部に、前記第1の粒体又は前記第2の粒体を複数に分離して排出するため複数の分岐通路(11)を更に備え、前記膨出部(13)は、隣接する前記各分岐通路(11)の間の少なくとも一か所に形成されたことを特徴とする請求項1記載の粒体貯留タンク。 【請求項3】 前記シャッタ(17)は、前記シャッタ収容部(15B)内を昇降自在であり、前記隙間は、前記シャッタ(17)上昇時に前記シャッタ収容部(15B)及び/又は前記小タンク(15A)に配設された凹部(19)及び/又は前記シャッタ側方に配設された切欠部(21)あるいは開口部により形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の粒体貯留タンク。 【請求項4】 前記シャッタ(17)上部は、前記隙間(19、21)が配設された方向に傾斜を有し頂部を鋭角としたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の粒体貯留タンク。 【請求項5】 前記隙間(19、21)は、前記膨出部(13)を挟んで対配設され、該隙間(19、21)の形状は前記膨出部(13)の頂部中心より対称であることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の粒体貯留タンク。 【請求項6】 第1の粒体を貯留可能で底部に少なくとも一つの膨出部(13)を有する大タンク(3)と、該大タンク(3)内に着脱自在に装着され、第2の粒体を貯留可能な小タンク(15A)と、該小タンク(15A)の底部に配設されたシャッタ収容部(15B)と、該シャッタ収容部(15B)内に収められ、前記小タンク(15)の前記大タンク(3)への装着時にのみ前記少なくとも一つの膨出部(13)の押圧により所定の隙間(19、21)が形成され、該隙間(19、21)より前記第2の粒体の排出が可能となるシャッタ(17)と、前記大タンク(3)の底部に、前記第1の粒体又は前記第2の粒体を複数に分離して排出するため配設した複数の分岐通路(11)と、該分岐通路(11)と連結され、前記第1の粒体又は前記第2の粒体の繰出量を調量する繰出装置(5)と、該繰出装置(5)と連結され、粒体を排出する少なくとも一つの噴口が形成された少なくとも一つの散布管(7)と、該散布管(7)中に投入された前記第1の粒体又は前記第2の粒体を前記噴口を介して外部へ排出するため風を供給する風供給手段とを備えたことを特徴とする散布装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は粒体貯留タンク及び散布装置に係わり、特に粒体の排出量の調節と粒体の回収を容易にし、粒体散布の作業効率を向上することの可能な粒体貯留タンク及び散布装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の散布装置は、水田の中を走行し、薬剤や粒状肥料や種子を散布する乗用型自走車両である。図6において、車1に搭載された大タンク3には、粒体が入れられている。粒体は、例えば粒状肥料や粒状除草剤や粒状コーティング種子である。この粒体は、繰出装置5A、5B、5C、5Dにより繰出量が調節される。繰出装置5A、5B、5C、5Dは、4台併設されており、図示しない噴口が配設された散布管7Aと連結されている。 【0003】従来の散布装置で、粒状肥料等を多量に散布する場合には、繰出装置を多く設ける必要がある。一方、粒状除草剤を散布するときは、粒状肥料等を散布する場合に比べ、約1/20〜1/40の量を散布すれば足りる。そのため、繰出装置5A、5B、5C、5Dのすべてを使用したのでは、繰出量が多すぎた。 【0004】たとえば、少量を散布する場合には、繰出ロータ9A、9B、9C、9Dの回転数を遅くするか、繰出装置5A、5B、5C、5Dの容量を小さくする必要がある。一方、繰出ロータ9A、9B、9C、9Dの回転数を遅くし過ぎると毎分の吐出量のバラツキが大きくなり、容量の小さな繰出装置5A、5B、5C、5Dでは、多量に散布するとき回転数を上げるのに限界があり、吐出量が追いつかない。 【0005】また、仮に、すべての繰出装置5A、5B、5C、5Dを使用すると、複数個の繰出装置5A、5B、5C、5Dに内装された繰出ロータ9A、9B、9C、9Dのすべてをバランス良く微調節しなければならない。このため、粒状肥料等を多量に散布する場合に比べ、手間がかかり作業効率が悪かった。 【0006】かかる弊害を防止するため、大タンク3内に、仕切り板等を配設していた(図示略)。そして、この仕切り板を用いることにより、例えば繰出装置5B、5Cのみに粒体を供給していた。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、仕切り板を設けた場合には、各仕切り内の粒体が均等に減らずに、散布ムラを起こす恐れがあった。また、粒体を大タンク3内に投入するときに、仕切られている部分毎に、粒体を均等に投入する必要があり、作業効率が悪かった。 【0008】大タンク3内に残った粒体は、繰出装置5A、5B、5C、5Dを経て回収し、次回散布するときに、再度大タンク3内に投入する必要があり、作業効率が悪かった。また、繰出装置5A、5B、5C、5Dを通過するときに、粒体の一部が破砕することがあり、粒体の有効性が劣ってしまうことがあった。また、大タンク3が大きいと、粒体との接触面積がその分広くなるため、粒体を付着等で無駄にする恐れがあった。 【0009】本発明はこのような従来の課題に鑑みてなされたもので、粒体の排出量の調節と粒体の回収を容易にし、粒体散布の作業効率を向上することの可能な粒体貯留タンク及び散布装置を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】このため本発明(請求項1)は、第1の粒体を貯留可能で底部に少なくとも一つの膨出部(13)を有する大タンク(3)と、該大タンク(3)内に着脱自在に装着され、第2の粒体を貯留可能な小タンク(15A)と、該小タンク(15A)の底部に配設されたシャッタ収容部(15B)と、該シャッタ収容部(15B)内に収められ、前記小タンク(15)の前記大タンク(3)への装着時にのみ前記少なくとも一つの膨出部(13)の押圧により所定の隙間(19、21)が形成され、該隙間(19、21)より前記第2の粒体の排出が可能となるシャッタ(17)とを備えて構成した。 【0011】大タンク(3)には、第1の粒体を貯留可能である。第1の粒体は、例えば粒状肥料等である。そして、底部には少なくとも一つの膨出部(13)を有している。膨出部(13)は突設されていればよく、その形状を問わない。例えば、富士山形に膨出させてもよいし、稜線より左右に緩傾斜するように配設してもよい。小タンク(15A)は、大タンク(3)内に着脱自在に装着され、第2の粒体を貯留可能である。第2の粒体は、例えば粒状除草剤等である。 【0012】小タンク(15A)の底部には、シャッタ収容部(15B)が配設されている。シャッタ収容部(15B)内には、シャッタ(17)が収められている。このシャッタ(17)は、小タンク(15)の大タンク(3)への装着時にのみ膨出部(13)の押圧により所定の隙間(19、21)が形成され、この隙間(19、21)より第2の粒体の排出が可能となる。膨出部(13)は、その一つだけがシャッタ(17)を押圧するようにしてもよいが、複数個によりシャッタ(17)を押圧するようにしてもよい。このときの個数は、小タンク(15)の大きさ等に応じて決めてもよい。また、小タンク(15)を装着する膨出部(13)は、適宜選択可能としてもよい。 【0013】このことにより、小タンク(15)の大タンク(3)への装着により、簡単に第2の粒体の排出が可能となる。また、小タンク(15)は大タンク(3)より簡単に取り外し可能で、取り外すと膨出部(13)によるシャッタ(17)の押圧が解除され、隙間(19、21)は形成されなくなるので、粒体の回収が容易である。 【0014】また、本発明(請求項2)は、前記大タンク(3)の底部に、前記第1の粒体又は前記第2の粒体を複数に分離して排出するため複数の分岐通路(11)を更に備え、前記膨出部(13)は、隣接する前記各分岐通路(11)の間の少なくとも一か所に形成されたことを特徴とする。 【0015】大タンク(3)の底部には、第1の粒体又は第2の粒体を複数に分離して排出するため複数の分岐通路(11)を更に備える。そして、膨出部(13)は、隣接する各分岐通路(11)の間の少なくとも一か所に形成する。少なくとも一か所としたのは、各分岐通路(11)の間に膨出部(13)を設けない箇所が存在する場合を想定したからである。第2の粒体は所定の隙間(19、21)を通り、この膨出部(13)に導かれ、複数に分離されて各分岐通路(11)を通過する。以上により、選択された分岐通路(11)にのみ粒体が投入可能である。 【0016】更に、本発明(請求項3)は、前記シャッタ(17)は、前記シャッタ収容部(15B)内を昇降自在であり、前記隙間は、前記シャッタ(17)上昇時に前記シャッタ収容部(15B)及び/又は前記小タンク(15A)に配設された凹部(19)及び/又は前記シャッタ側方に配設された切欠部(21)あるいは開口部により形成されたことを特徴とする。 【0017】シャッタ(17)は、シャッタ収容部(15B)内を昇降自在である。このシャッタ(17)上昇時に隙間を形成する。隙間は、シャッタ収容部(15B)及び/又は小タンク(15A)に配設された凹部(19)及び/又はシャッタ側方に配設された切欠部(21)あるいは開口部により形成する。 【0018】即ち、凹部(19)は、シャッタ収容部(15B)と小タンク(15A)の双方に形成してもよいし、一方のみに形成してもよい。また、シャッタ側方には、切欠部(21)あるいは開口部を形成する。そして、凹部(19)と切欠部(21)等の双方で隙間を形成する。あるいは、凹部(19)と切欠部(21)等の一方のみで隙間を形成してもよい。以上により、簡単な構造で隙間を開閉するシャッタ(17)が構成可能である。 【0019】更に、本発明(請求項4)は、前記シャッタ(17)上部は、前記隙間(19、21)が配設された方向に傾斜を有し頂部を鋭角としたことを特徴とする。 【0020】シャッタ(17)上部は、隙間(19、21)が配設された方向に傾斜し、頂部を鋭角とする。このため、シャッタ(17)上部に粒体が残留せず、また、隙間(19、21)へ粒体が投入され易くなる。 【0021】更に、本発明(請求項5)は、前記隙間(19、21)は、前記膨出部(13)を挟んで対配設され、該隙間(19、21)の形状は前記膨出部(13)の頂部中心より対称であることを特徴とする。 【0022】隙間(19、21)は、膨出部(13)を挟んで対配設する。この隙間(19、21)の形状は、膨出部(13)の頂部中心より対称である。従って、各分岐通路(11)へ均等に粒体が投入される。 【0023】更に、本発明(請求項6)は、第1の粒体を貯留可能で底部に少なくとも一つの膨出部(13)を有する大タンク(3)と、該大タンク(3)内に着脱自在に装着され、第2の粒体を貯留可能な小タンク(15A)と、該小タンク(15A)の底部に配設されたシャッタ収容部(15B)と、該シャッタ収容部(15B)内に収められ、前記小タンク(15)の前記大タンク(3)への装着時にのみ前記少なくとも一つの膨出部(13)の押圧により所定の隙間(19、21)が形成され、該隙間(19、21)より前記第2の粒体の排出が可能となるシャッタ(17)と、前記大タンク(3)の底部に、前記第1の粒体又は前記第2の粒体を複数に分離して排出するため配設した複数の分岐通路(11)と、該分岐通路(11)と連結され、前記第1の粒体又は前記第2の粒体の繰出量を調量する繰出装置(5)と、該繰出装置(5)と連結され、粒体を排出する少なくとも一つの噴口が形成された少なくとも一つの散布管(7)と、該散布管(7)中に投入された前記第1の粒体又は前記第2の粒体を前記噴口を介して外部へ排出するため風を供給する風供給手段とを備えて構成した。 【0024】すなわち、請求項2から請求項5に述べた粒体貯留タンクを散布装置に適用する。繰出装置(5)は、分岐通路(11)と連結される。この繰出装置(5)は、第1の粒体又は第2の粒体の繰出量を調量する。散布管(7)は、繰出装置(5)と連結される。この散布管(7)には、粒体を排出する少なくとも一つの噴口が形成される。また、散布管(7)は、折り畳み自在に複数連結してもよい。 【0025】風供給手段は、散布管(7)中に投入された第1の粒体又は第2の粒体を噴口を介して外部へ排出するために風を供給する。小タンク(15)の装着により、軽い粒体や少量の粒体等を用いた場合でも、粒体の減り方が均等で調量ムラがなくなる。従って、粒体の種類や大きさ等によらずに同一の散布装置を用い、風にのせて噴口より均一に粒体を散布できる。 【0026】また、小タンク(15)を大タンク(3)より外す際に、小タンク(15)に残った粒体は、小タンク(15)ごと回収できる。従来のように、繰出装置(5)を介して粒体を回収することはないため、粒体を傷めることはない。小タンク(15)の着脱が容易なので、散布の作業効率の向上が可能である。 【0027】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明の実施形態の背面斜視図を図1に示し、本発明の実施形態の部分縦断面図を図2に示す。図1及び図2において、大タンク3は、例えば粒状肥料等(反当60kg相当)を貯留するようになっている。この大タンク3は、下部に4個の分岐通路11A、11B、11C、11Dが配設されている。 【0028】この分岐通路11A、11B、11C、11Dの下側には、繰出装置5A、5B、5C、5Dが配設されている。この繰出装置5A、5B、5C、5Dに内装された繰出ロータ9A、9B、9C、9Dを回動させることにより粒体の繰出量が調節されるようになっている。また、大タンク3底部には、膨出部13A、13B、13Cが山形に形成されている。 【0029】図3には、小タンク15内部の様子を示す。小タンク15は、例えば粒状除草剤等(反当1kg相当)を貯留する貯留部15Aと、この貯留部15Aの下部にシャッタ17を内装可能なシャッタ収納部15Bとを備えている。小タンク15は、大タンク3内底部に着脱自在になっている。そして、小タンク15が装着されたときに、膨出部13Bがシャッタ17を押しあげるようになっている。また、貯留部15Aとシャッタ収納部15Bの境界部分には、凹部19A、19B、19C、19Dが配設されている。 【0030】この小タンク15は、4個配設された分岐通路11A、11B、11C、11Dのうち例えば中央の分岐通路11B、11Cに、嵌脱自在になっている。図4には、シャッタ17の外観を示す。シャッタ17は、シャッタ収納部15B内を昇降可能になっている。このシャッタ17は、側方4面下部に切欠部21A、21B、21C、21Dが配設され、凹部19A、19B、19C、19Dと対面するようになっている。 【0031】シャッタ17の上部は、凹部19A、19B、19C、19D及び切欠部21A、21B、21C、21Dの対面により形成された4方向の隙間に向かう傾斜を有していて、頂部は粒体が残留しないよう、また粒体が流れ易いように鋭角となっている。 【0032】シャッタ収納部15Bの上部には、ストッパー23A、23Bが対角線上に一対配設されている。このストッパー23A、23Bは、例えばネジの頭で構成されている。ストッパー25A、25Bは、シャッタ収納部15Bの側面下端を一部内側に折曲して形成されている。また、シャッタ収納部15Bの前面及び背面の下部には、膨出部13Bと嵌合するように、所定の形状の切欠14が形成されている。 【0033】凹部19A、19B、19C、19D、切欠部21A、21B、21C、21Dは、膨出部13Bの頂部中心より前後または左右に対称に配設され、粒体が分岐通路11B、11Cに均等に投入されるようになっている。繰出装置5A、5B、5C、5Dの下側には、散布管7Aが配設されている。繰出装置5B、5Cで調量された粒体は、散布管7A内に投入されるようになっている。 【0034】散布管7Aの左側には、散布管7B、7Cが折り畳み自在に連結され、散布管7Aの右側には、散布管7D、7Eが折り畳み自在に連結されるようになっている。この散布管7A、7B、7C、7D、7Eには、図示しない複数の噴口が配設されている。散布管7Aのほぼ中央内部には、図示しない送風機から風が送られるようになっている。送風機は、風供給手段に相当する。この風によって粒体が各散布管内を運ばれ、この各散布管に複数個配設された噴口から均一に散布されるようになっている。 【0035】次に、本発明の実施形態の動作を図2及び図5を用いて説明する。図5に、シャッタ収納部15B内にシャッタ17を内装した様子を示す。このとき、シャッタ17は、ストッパー25A、25Bにより支持されている。また、図2には、小タンク15が大タンク3に装着されているときの様子を示す。 【0036】小タンク15は、例えば、膨出部13Bをまたぐように、大タンク3に装着される。このとき、シャッタ17は、膨出部13Bの頂部に押されて、シャッタ収納部15B内を上昇し、ストッパー23A、23Bにより止められる。 【0037】この状態で、シャッタ17の側方4面下部に配設されている切欠部21A、21B、21C、21Dは、凹部19A、19B、19C、19Dと対面する。なお、このとき、膨出部13Bは切欠14と嵌合されているので、小タンク15は、振動等によりぐらつくことはない。 【0038】この対面により形成された4方向の隙間を通して、小タンク15内に入れられた粒状除草剤等は、分岐通路11B、11Cを経て、繰出装置5B、5Cに投入される。このとき、粒状除草剤等は、膨出部13Bの頂部を中心として左右に均等に投入される。このため、粒状除草剤等は、小タンク15内で均一に減り、調量ムラは起こらない。また、膨出部13Bの頂部中心の位置を左右いずれかに移動することにより、粒状除草剤等の排出の比率を変えるようにしてもよい。 【0039】粒状除草剤等散布後、小タンク15を大タンク3から外すと、残った粒状除草剤等の重みによって、シャッタ17が、シャッタ収納部15B内を下降する。そして、シャッタ17は、ストッパー25A、25Bにより停止されたのち支持される。 【0040】なお、小タンク15は、膨出部13Bをまたいで取り付けたが、他の膨出部13A、13C、13Dをまたぐように取り付けてもよい。また、複数個の膨出部にまたがって取り付ける事も可能である。その場合は、小タンク15に配設される凹部およびシャッタ17に配設される切欠部の形状や配設場所等を粒状除草剤がバランスよく各分岐通路より排出されるように、考慮する必要がある。 【0041】以上のように、小タンク15は、大タンク3内に、容易に着脱可能である。残った粒体は小タンク15ごと回収可能である。このため、繰出装置5B、5Cを通して粒体の回収をする必要がなくなる。従って、粒体を傷めることなく粒体の回収が容易である。 【0042】また、粒体の大きさ、種類や量に応じ、分岐通路を選択可能としたので、同一の繰出装置を用いて粒体の吐出量の調節が最適に行える。また、小タンク15は、大タンク3より、粒体との接触面積が小さくなるため、粒体を付着等で無駄にすることが少なくなる。さらに、小タンク15の投入口は、所定の広さがあるので、粒状除草剤等の投入が容易である。 【0043】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、小タンク(15)は、膨出部(13)の中から一個または複数個を選択して取り付けられるので、第2の粒体の種類等に応じて排出量を制限し、かつ選択した分岐通路にのみ粒体を流すことができる。また、シャッタ(17)は、大タンク(3)への着脱に連動して開閉するように構成したので、粒体の回収は容易で、散布の作業効率は向上する。粒体の回収の際に、粒体を傷めることはない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000141174 【氏名又は名称】株式会社丸山製作所
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| 【出願日】 |
平成11年2月5日(1999.2.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100105201 【弁理士】 【氏名又は名称】椎名 正利
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| 【公開番号】 |
特開2000−224908(P2000−224908A) |
| 【公開日】 |
平成12年8月15日(2000.8.15) |
| 【出願番号】 |
特願平11−28170 |
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