| 【発明の名称】 |
乗用型移植機の補助苗台 |
| 【発明者】 |
【氏名】石飛 芳夫
【氏名】芝田 哲男
【氏名】坂田 伸子
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| 【要約】 |
【課題】補助苗台を運転席側に切換回動したとき、苗載置板をハンドルに接当させることなく、運転席のステップ中央部上まで入り込み移動させて良好に格納することができる乗用型移植機の補助苗台を提供する。
【解決手段】植付装置5を装着する走行機体1cの運転席の前側両側に、支柱62を介して補助苗台6を設け、該補助苗台6を苗補給可能な作業姿勢と、運転席4側へ回動させた格納姿勢とに切換回動可能に設けるに、前記補助苗台6を運転席4側に切換回動したとき、該補助苗台6の苗載置板6aを平面視において運転席4のハンドル4aと重合させた格納姿勢にする乗用型移植機の補助苗台にしている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 植付装置を装着する走行機体の運転席の前側両側に、支柱を介して補助苗台を設け、該補助苗台を苗補給可能な作業姿勢と、運転席側へ回動させた格納姿勢とに切換回動可能に設けるに、前記補助苗台を運転席側に切換回動したとき、該補助苗台の苗載置板を平面視において運転席のハンドルと重合させた格納姿勢にする乗用型移植機の補助苗台。 【請求項2】 上記補助苗台の苗載置板を上下複数段に設け、該上下の苗載置板間で形成される空間部内に、運転席のハンドルを入り込ませて補助苗載台を格納姿勢にする請求項1の乗用型移植機の補助苗台。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、乗用型移植機に、作業姿勢と格納姿勢に切換回動可能に装着される補助苗台に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、乗用型移植機に設置される補助苗台は、特公平6ー97894号公報に示されるように、運転席の前方に配置されたエンジンを覆うボンネットの両側方で、補助苗台を支柱を介して回動可能に設けて、補助苗台に載置する予備苗の出し入れを容易にしたものがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】然し、上記公報に示されるような補助苗台は、運転席側に切換回動した姿勢においても、補助苗台の苗載置板が走行機体の機体巾から大きく突出したままなので、乗用型移植機を納屋等へ格納保管をするとき、広い格納スペースを要すること、及びトラックに載せた状態で荷積み運搬をする際に、苗載置板がトラックの荷台から側方にはみ出す欠点があり、そのため補助苗台を走行機体から取り外して別途に保管したり、取り外した補助苗台を機体とは別に荷積み運搬をしなければならない等の不都合がある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記従来の問題点を解決するために、本発明の移植機の補助苗台は、第1に、植付装置を装着する走行機体の運転席の前側両側に、支柱を介して補助苗台を設け、該補助苗台を苗補給可能な作業姿勢と、運転席側へ回動させた格納姿勢とに切換回動可能に設けるに、前記補助苗台を運転席側に切換回動したとき、該補助苗台の苗載置板を平面視において運転席のハンドルと重合させた格納姿勢にすることを特徴としている。 【0005】第2に、上記補助苗台の苗載置板を上下複数段に設け、該上下の苗載置板間で形成される空間部内に、運転席のハンドルを入り込ませて補助苗載台を格納姿勢にすることを特徴としている。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図示例の乗用型の移植機1は、前輪1a,後輪1bを有する走行機体1c上に、前方からエンジン2をボンネット3で覆った状態で搭載すると共に、ハンドル4a及び運転席シート4b等からなる運転席4を設置し、走行機体1cの後部に昇降機構5dを介し、苗載台5aから苗を掻取って地面に植付ける植付爪5b及び滑走フロート5c等からなる植付装置5を昇降可能に装着している。 【0007】また、走行機体1cの前側で複数のマット状苗を予備的に載置する補助苗台6は、後述する取付構造を以て、ボンネット3の両側方においてステップ部1dを隔てて立設支持される苗補給可能な作業姿勢と、運転席4の内側に収納されるように切換回動される格納姿勢とに自由に切換支持することができるようにしている。尚、この実施形態において前記ハンドル4aは、前後方向に傾動調節可能なチルト型ハンドルを採用しており、これにより操縦性の向上を図ると共に、補助苗台6を格納姿勢に切換回動する際に、ハンドル4aの位置調節を適宜行って、苗載置板6aとの接当防止を簡単に行うこともできるようにしている。 【0008】図1〜図4に示すように前記補助苗台6は、その主枠を側面視において下向きコ字状のパイプ枠で形成し、上方の横杆60の前後から垂設した一対の支柱61,62に複数の苗載置板6aを、苗載間隔を有して上下段に取付固定することにより一体的な剛体枠に構成している。尚、この補助苗台6は各段における苗載置板6aを、図3,図4で示すように、マット苗用の育苗箱(苗箱)がその長手方向を前後向きにした縦向き状態において、左右に2個分並べて載置することができる大きさと構成にしているが、これに限ることなく2個分の苗箱は、苗載置板6a上に横向きで前後に並置してもよいものである。 【0009】そして、この補助苗台6は、機体フレーム10の左右から側方に張り出して立設される下向きコ字状の支柱受(補助苗台支持フレーム)7に、前記後方の支柱62側を回動可能に嵌挿支持させると共に、図5に示すような切換支持構造9を介して支持する構成にすることにより、補助苗台6を図1の実線並びに図3の点線で示す苗補給可能な植付作業時における作業姿勢と、図2の実線並びに図3の実線で示す格納姿勢とに、簡単な操作で切換回動可能に支持することができるようにしている。 【0010】即ち、図示例の切換支持構造9は、両端を上方に屈曲形成した把持部90と、下向きの係合片91を中途部に一体的に有する操作杆92とからなる操作レバー93を、支柱61,62に各設けた支持ブラケット61a,62aに前後方向にスライド可能に設け、また前記操作レバー93の係合片91を同図の実線で示す作業姿勢位置と点線で示す格納姿勢位置とに切換係止すると共に、係合片91が嵌入係止可能な複数の係合溝95を周方向に刻設して補助苗台6を所望角度に位置決め係止するストッパ96を設けて構成している。 【0011】尚、前記切換支持構造9の支持ブラケット61a側は、従来例の特公平6ー97894号公報で示すものと同様な構造を以て構成することにより、補助苗台6の前側の支柱61側を簡単に切換支持できるようにしている。また補助苗台6の支柱62の下部にはストッパ杆97を垂設しており、これにより補助苗台6を格納姿勢に切換回動したとき、ストッパ杆97を支柱受7に点線で示すように接当させることにより、補助苗台6の格納姿勢における回り過ぎを防止して、苗載置板6aを運転席4のステップ中央部上まで入り込み移動させる適正位置に、簡単に位置決めすることができるようにしている。 【0012】また、2個分の苗箱を並置可能な苗載置板6aを複数段に取着した補助苗台6は、格納姿勢に切換回動された状態において、上下段の苗載置板6aで形成される苗載空間部内に、ハンドル4aを入り込ませて位置させることができるように設けている。これにより、補助苗台6を格納姿勢に切換回動したとき、苗載置板6aとハンドル4aは平面視で重合することになり、左右の補助苗台6は機体の両側から大きく突出することなく、走行機体1cの巾内にコンパクトに格納させることができるようにしている。 【0013】以上のように構成した補助苗台6は作業姿勢において、その支柱61,62が切換支持構造9を介して、機体フレーム10側から上方に向けて立設した支柱受7に安定よく立設支持されるので、補助苗台6から植付装置5の苗載台5aに対する苗の補給を良好に行うことができて、植付作業を能率よく円滑に行うことができるものである。またこのとき、苗載置板6aを運転席4側に近づけて苗補給をしたい場合には、切換支持構造9の操作レバー93を操作しながら支柱62を中心に少し回動させたのち、係合片91をストッパ96の所望の係合溝95に係止させると、補助苗台6は苗載置板6aを運転席4側に指向して近接させた作業姿勢に安定よく支持することができるので、運転席4からの苗補給作業を更に速やかに行うこともできる。 【0014】そして、植付作業を完了し移植機1を納屋等に格納する場合には、前記操作レバー93を既述したように操作し、補助苗台6を作業姿勢から格納姿勢に切換回動すると、補助苗台6は切換回動状態で、複数段に設置された苗載置板6aはハンドル4aに接当することなく、平面視においてハンドル4aの上方又は下方で重合させた格納姿勢にすることができるので、補助苗台6を運転席4のステップ中央部上まで入り込み移動させることができ、補助苗台6を簡単な操作で機体の側方から大きくはみ出させることがない。従って、乗用型移植機1を納屋等に少スペースで良好に格納することができると共に、トラックの荷台から補助苗台6を突出させることなく簡単に運搬することができる。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように本発明による乗用型移植機の補助苗台は、運転席側に切換回動したとき、平面視において苗載置板をハンドルと重合させた格納姿勢にすることができるから、苗載置板をハンドルに接当させることなく運転席のステップ中央部上まで入り込み移動させて、補助苗台を機体の側方から大きくはみ出させることなく良好に格納することができる。 【0016】また、補助苗台の格納姿勢において、上下の苗載置板間で形成される空間部内にハンドルを入り込ませることにより、複数段に設置された苗載置板を備えた補助苗台の格納も良好に行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年1月27日(1999.1.27) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−217407(P2000−217407A) |
| 【公開日】 |
平成12年8月8日(2000.8.8) |
| 【出願番号】 |
特願平11−19059 |
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